JPH07119941B2 - ハロゲン化銀感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀感光材料の処理方法

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JPH07119941B2
JPH07119941B2 JP63256807A JP25680788A JPH07119941B2 JP H07119941 B2 JPH07119941 B2 JP H07119941B2 JP 63256807 A JP63256807 A JP 63256807A JP 25680788 A JP25680788 A JP 25680788A JP H07119941 B2 JPH07119941 B2 JP H07119941B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化銀感光材料の処理方法に関するもの
であり、特に特定の増感色素を用いたハロゲン化銀感光
材料を迅速処理する際に、増感色素による残色が少なく
なるように改良されたハロゲン化銀感光材料の処理方法
に関するものである。
(従来の技術) エレクトロニクス分野の進歩発展に伴い、すべての分野
に迅速性が要求されるようになつており、ハロゲン化銀
写真処理の分野もその例外ではない。
特に、例えばグラフイツク・アーツ感光材料、Xレイ用
感光材料、スキヤナー用感光材料、CRT画像記録用感光
材料のようなシート状感光材料の現像処理において、迅
速処理の必要性は益々高くなつてきている。
また、迅速現像処理にすればする程、単位時間に単位量
の感光材料を現像処理するに必要なタンク容量は小さく
てもすむ、すなわち自動現像機が小さくてすむという利
点もあるので、迅速現像処理の意義は大きい。
(発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、処理の迅速化に伴い、ハロゲン化銀感光
材料に含まれている増感色素が処理中に溶出し終わらな
いで、感光材料中に着色を残す、いわゆる残色という問
題が大きくなる。
ところで、特開昭63-267739号には、迅速処理性を高め
るためにゼラチン塗布量を少なくしたハロゲン化銀感光
材料にカルボシアニン系の増感色素を添加して感度を上
昇させることが記載されているが、上記のようにこのよ
うなカルボシアニン系増感色素も残色を残すという問題
がある。
従って、本発明の目的はハロゲン化銀感光材料を残色を
残さず迅速に処理することができるハロゲン化銀感光材
料の処理方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は、下記一般式〔I〕で表される増感色素
で分光増感されたハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1層
有するハロゲン化銀感光材料を露光、現像後、定着、水
洗(または安定化)する処理方法において、該定着液お
よび/または水洗液(または安定化液)に下記一般式
〔III〕〜〔V〕で表わされる化合物の少くとも1種を
含有させ、全処理時間(Dry to Dry)が90秒以下である
ことを特徴とするハロゲン化銀感光材料の処理方法によ
って達成された。
一般式[I] (式中、R1、R2、R3は各々アルキル基、アルケニル基ま
たはアリール基を表し、少なくともR1とR3の内1つはス
ルホアルキル基またはカルボキシアルキル基である。
Z1、Z2は炭素環を形成するのに必要な非金属原子群、X1
はアニオン、nは1または2を表す。但し、分子内塩を
形成するときはnは1である。) 一般式〔III〕 XR″−SR″−S−R″−Y 式中、R″、R″およびR″アルキレン基を表わ
す。これらのアルキレン基は、エーテル結合を有してい
てもよい。R″とR″またはR″とR″とで環
を形成してもよい。XおよびYは同一でも異なつていて
もよく、水素原子、アルキル基、アミノ基、アンモニオ
基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホ基、アミ
ノカルボニル基またはアミノスルホニル基を表わし、X
とYとで環を形成してもよい。nは0〜10の整数を表わ
す。
一般式〔IV〕 式中、Aは飽和もしくは不飽和の3〜8員のヘテロ環を
形成するのに必要な原子群を表わし、置換基として、ア
ミノ基もしくはアンモニオ基が置換したアルキル基また
はアミノ基もしくはアンモニオ基が置換したアルキルチ
オ基を少なくとも1つ有する。
但し、チオキソ基が互変異性によりエノール化を得る構
造を除く。
一般式〔V〕 式中、A′はピロール環、テトラゾール環、チアゾール
環、チアゾリン環、ベンツチアゾール環、ベンツイミダ
ゾール環、ベンツセレナゾール環、ベンツオキサゾール
環、ピリジン環、ピリミジン環、テトラヒドロピリミジ
ン環、トリアジン環、キノキサリン環、テトラアザイン
デン環、ピラゾロトリアゾール環を表し、置換基として
アミノ基もしくはアンモニオ基が置換したアルキル基を
少なくとも1つ有する。
M′は水素原子または対カチオンを表わす。
以下に本発明を詳細に説明する。
一般式[I]において、R1、R2、R3のアルキル基は置換
基を有するものを含む。例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチルなどの低級アルキル基およびこれらにヒド
ロキシ基、アセトキシ基、スルホ基、カルボキシ基等の
置換基が置換したもの(具体的には2−ヒドロキシエチ
ル、4−ヒドロキシブチル、2−アセトキシエチル、3
−アセトキシブチル、2−カルボキシエチル、3−カル
ボキシプロピル、2−(2−カルボキシエトキシ)エチ
ル、2−スルホエチル、3−スルホプロピル、3−スル
ホブチル、4−スルホブチル、2−ヒドロキシ−3−ス
ルホプロピルなど)を挙げることが R1、R2、R3のアセトキシ基は置換基を有するものを含
み、具体的にはアリル、ビニルメチル、ブテニル、オク
テニルなどがある。
R1、R2、R3のアリール基は置換基を有するものを含み、
具体的にはフェニル、カルボキシフェニルなどが挙げら
れる。
R1、R2、R3の内少なくとも1つはスルホアルキル基また
はカルボキシアルキル基である。
Z1、Z2の非金属原子群が作る炭素環としてはベンゼン環
が好ましく、このベンゼン環上には置換基が置換されて
いてもよい。この置換基の例としては、アルキル基(メ
チル、エチル、ヒドロキシエチル、トリクロロメチルな
ど)、アルコキシ基(メトキシ、エトキシなど)、アリ
ール基(フェニルなど)、アルコキシカルボニル基(メ
トキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカ
ルボニルなど)、ハロゲン原子(弗素、塩素、臭素な
ど)、カルバモイル基(-CONH2、N−エチルカルバモイ
ル、N,N−ジエチルカルバモイル、モルフォリノカルボ
ニルなど)、スルファモイル基(N−エチルスルファモ
イル、モルフォリノスルホニル、スルフォニル基(メチ
ルスルフォニルなど)、カルボキシ基、スルホ基、ヒド
ロキシ基、シアノ基などが挙げられる。
X1のアニオンとしては、ハロゲンイオン、p-トルエンス
ルホン酸イオンなどが挙げられる。
以下に一般式[I]の増感色素の具体例を掲げるが、本
発明はこれに限定されるものではない。
(化合物例) これらの増感色素は単独に用いてもよいが、それらの組
合わせを用いてもよく、増感色素の組合わせは特に、強
色増感の目的でしばしば用いられる。増感色素ととも
に、それ自身分光増感作用を持たない色素あるいは可視
光を実質的に吸収しない物質であつて、強色増感を示す
物質を乳剤中に含んでもよい。例えば、含窒素異節環核
基であつて置換されたアミノスチルベンゼン化合物(例
えば米国特許第2,933,390号、同3,635,721号に記載のも
の)、芳香族有機酸ホルムアルデヒド縮合物(例えば米
国特許第3,743,510号に記載のもの)、カドミウム塩、
アザインデン化合物などを含んでもよい。米国特許第3,
615,613号、同3,615,641号、同3,617,295号、同3,635,7
21号に記載の組合わせは特に有用である。
上記の増感色素はハロゲン化銀1モル当り5×10-7モル
〜5×10-2モル、好ましくは1×10-6モル〜1×10-3
ル、特に好ましくは2×10-6モル〜5×10-4モルの割合
でハロゲン化銀写真乳剤中に含有される。
前記の増感色素は、直接乳剤層へ分散することができ
る。また、これらはまず適当な溶媒、例えばメチルアル
コール、エチルアルコール、メチルセロソルブ、アセト
ン、水、ピリジンあるいはこれらの混合溶媒などの中に
溶解され、溶液の形で乳剤へ添加することもできる。ま
た、溶解に超音波を使用することもできる。また、前記
の増感色素の添加方法としては米国特許第3,469,987号
明細書などに記載のごとき、色素を揮発性の有機溶媒に
溶解し、該溶液を親水性コロイド中に分散し、この分散
物を乳剤中に添加する方法、特公昭46-24185号などに記
載のごとき、水不溶性色素を溶解することなしに水溶性
溶剤中に分散させ、この分散物を乳剤へ添加する方法;
特公昭61-45217号に記載のごとき、水不溶性色素を水系
溶媒中にて機械的に粉砕、分散させ、この分散物を乳剤
へ添加する方法;米国特許第3,822,135号明細書に記載
のごとき、界面活性剤に色素を溶解し、該溶液を乳剤中
へ添加する方法;特開昭51-74624号に記載のごとき、レ
ツドシフトさせる化合物を用いて溶解し、該溶液を乳剤
中へ添加する方法;特開昭50-80826号に記載のごとき色
素を実質的に水を含まない酸に溶解し、該溶液を乳剤中
に添加する方法などが用いられる。その他、乳剤への添
加には米国特許第2,912,343号、同第3,342,605号、同第
2,996,287号、同第3,429,835号などに記載の方法も用い
られる。また上記の増感色素は適当な支持体上に塗布さ
れる前にハロゲン化銀乳剤中に一様に分散してよいが、
勿論ハロゲン化銀乳剤の調製のどの工程で添加してもよ
い。
以下に一般式〔III〕〜〔V〕で表される化合物につい
て説明する。
一般式〔III〕 XR″−SR″−S−R″−Y 式中、R″、R″およびR″はアルキレン基を表
わす。これらのアルキレン基はエーテル結合を有してい
てもよい。R″とR″またはR″とR″とで環
を形成してもよい。XおよびYは同一でも異なつていて
もよく、水素原子、アルキル基、アミノ基、アンモニオ
基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホ基、アミ
ノカルボニル基またはアミノスルホンニル基を表わし、
XとYとで環を形成してもよい。nは0〜10の整数を表
わす。
R″、R″およびR″の表わすアルキレン基は炭
素数1〜10、特に1〜6が好ましい。例えば−CH2CH
2−、−(CH2 、CH2 CH2 OCH2 がある。XおよびYの表わす置換基は水素原子の他に炭
素数1〜10のアルキル基(ここでアルキル基は置換基を
有するものを含む。例えばメチル基、エチル基)、アミ
ノ基(ここでアミノ基は置換基を有するものを含む。例
えばジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、−N(CH2CH2
CN)2NH2、モルフオリノ基)、アンモニオ基(ここでアンモ
ニオ基は置換基を有するものを含む。例えばトリメチル
アンモニオ基)、アミノカルボニル基(ここでアミノカ
ルボニル基は置換基を有するものを含む。例えばジメチ
ルアミノカルボニル基)、アミノスルホニル基(ここで
アミノスルホニル基は置換基を有するものを含む。例え
ばジメチルアミノスルホニル基)が好ましい。中でも水
素原子、アミノ基、アンモニオ基が好ましい。
nは1〜4の整数が好ましい。
また、一般式〔III〕で表わされる化合物は無機または
有機の酸の塩の形をとつてもよい。無機または有機の酸
の好ましい例としては塩酸、硫酸、硝酸、臭化水素酸、
ヨウ化水素酸、過塩素酸、シユウ酸、p−トルエンスル
ホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホ
ン酸などが挙げられる。
以下に一般式〔III〕で表わされる化合物の具体例を示
すが、本発明はこれらの化合物のみに限定されるもので
はない。
一般式〔III〕で表わされる化合物はごく一般的な方法
により合成することが可能で、例えば仏国特許第1,108,
788号、米国特許第2,503,776号、同2,912,329号、同3,0
21,215号、英国特許950,089号、ザ・ジヤーナル・オブ
・ジ・オーガニツク・ケミストリー,第26巻,1991〜199
5頁(1961年)、日本化学会編,“新実験化学講座第14
巻 有機化合物の合成と反応(III),1713〜1726頁,丸
善(1978年刊)などに記載されている方法を参考にして
合成できる。
一般式〔IV〕 式中、Aは酸素原子、窒素原子、硫黄原子、セレン原子
のうちのいずれか1つを必ず含む飽和もしくは不飽和の
3〜8員環を形成するのに必要な原子群を表す。但しチ
オキソ基が互変異性によりエノール化し得る構造を除
く。
一般式〔IV〕の=SはAの炭素原子上に結合しているこ
とが望ましい。
Aは置換基として、アミノ基もしくはアンモニオ基が置
換したアルキル基またはアミノ基もしくはアンモニオ基
が置換したアルキルチオ基を少くとも1つ有する。
Aが作る3〜8員環の例としては含窒素環が好ましく、
飽和または不飽和のピロール環、イミダゾール環、トリ
アゾール環、チアジアゾール環、テトラゾール環、チア
ゾール環、セレナゾール環、ベンツチアゾール環、ベン
ツイミダゾール環、ベンツセレナゾール環、ベンツオキ
サゾール環、ピリジン環、ピリミジン環、トリアジン
環、キノキサリン環、テトラアザインデン環、ピラゾロ
トリアゾール環などを挙げることができる。
Aの環員数としては飽和、不飽和に関係なく5または6
員が好ましい。
また、一般式〔IV〕の化合物としては、総炭素数が30以
下のものが好ましく、特に20以下であるものが好まし
い。
本発明における一般式〔IV〕の化合物の具体例を以下に
示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。但
し、化合物IV-(8)、IV-(9)及びIV-(12)は参考
例である。
本発明に用いられる一般式〔IV〕で表わされる化合物
は、ドイツ公開特許(OLS)2043944号等に記載された方
法に基づいて合成することができる。
一般式〔V〕 式中、A′はピロール環、テトラゾール環、チアゾール
環、チアゾリン環、ベンツチアゾール環、ベンツイミダ
ゾール環、ベンツセレナゾール環、ベンツオキサゾール
環、ピリジン環、ピリミジン環、テトラヒドロピリミジ
ン環、トリアジン環、キノキサリン環、テトラアザイン
デン環、ピラゾロトリアゾール環を表し、置換基として
アミノ基もしくはアンモニオ基が置換したアルキル基を
少なくとも1つ有する。
M′は水素原子または対カチオンを表わす。
一般式〔V〕の−SM′はA′の炭素原子上に結合してい
ることが望ましい。
また、一般式[V]の化合物としては、総炭素数が30以
下のものが好ましく、特に20以下であるものが好まし
い。
M′としては、アルカリ金属(例えばナトリウム、カリ
ウムなど)または有機塩基(例えばトリエチルアミン、
ピリジン、DBU(1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−
ウンデセン)など)の共役酸などの対カチオンがあげら
れ、また水素原子を表わしてもよい。
本発明における一般式[V]の化合物の具体例を以下に
挙げるが、本発明がこれらに限定されるものではない。
一般式〔V〕で表される化合物は公知であり、その多く
が市販品として入手可能である。また、「新実験化学講
座」、第14巻、III、1699〜1713頁(丸善(株))、特
開昭60-61749号の記載に準じて容易に合成することがで
きる。
上記一般式(III)〜(V)で表される化合物の定着液
および/または水洗液(または安定化液)への添加量は
5×10-5モル/l〜10-1モル//l、好ましくは10-4モル/l
〜5×10-2モル/l、特に10-3モル/l〜10-2モル/lであ
る。
本発明の現像処理方法は基本的には、露光したハロゲン
化銀感光材料を現像、定着、水洗、乾燥する工程からな
る。
本発明の現像処理に使用する現像液に用いる現像主薬に
は良好な性能を得やすい点で、ジヒドロキシベンゼン類
と1−フエニル−3−ピラゾリドン類の組合せが最も好
ましい。勿論この他にp−アミノフエノール系現像主薬
を含んでもよい。
本発明に用いるジヒドロキシベンゼン現像主薬としては
ハイドロキノン、クロロハイドロキノン、ブロムハイド
ロキノン、イソプロピルハイドロキノン、メチルハイド
ロキノン、2,3−ジクロロハイドロキノン、2,5−ジクロ
ロハイドロキノン、2,3−ジブロムハイドロキノン、2,5
−ジメチルハイドロキノンなどがあるが特にハイドロキ
ノンが好ましい。
本発明に用いるp−アミノフエノール系現像主薬として
はN−メチル−p−アミノフエノール、p−アミノフエ
ノール、N−(β−ヒドロキシエチル)−p−アミノフ
エノール、N−(4−ヒドロキシフエニル)グリシン、
2−メチル−p−アミノフエノール、p−ベンジルアミ
ノフエノール等があるが、なかでもN−メチル−p−ア
ミノフエノールが好ましい。
本発明に用いる3−ピラゾリドン系現像主薬としては1
−フエニル−3−ピラゾリドン、1−フエニル−4,4−
ジメチル−3−ピラゾリドン、1−フエニル−4−メチ
ル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、1−フ
エニル−4,4−ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリド
ン、1−フエニル−5−メチル−3−ピラゾリドン、1
−p−アミノフエニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリ
ドン、1−p−トリル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリ
ドン、1−p−トリル−4−メチル−4−ヒドロキシメ
チル−3−ピラゾリドン、などがある。
現像主薬は通常0.01モル/l〜1.2モル/lの量で用いられ
るのが好ましい。
本発明の現像処理に用いる亜硫酸塩の保恒剤としては亜
硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、亜
硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸
カリウム、などがある。亜硫酸塩は0.2モル/l以上特に
0.4、モル/l以上が好ましい。また、上限は2.5モル/lま
でとするのが好ましい。
本発明の現像処理に用いる現像液のpHは9から13までの
範囲のものが好ましい。更に好ましくはpH10から12まで
の範囲である。
pHの設定のために用いるアルカリ剤には水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウムの如きpH調
節剤を含む。
特願昭61-28708号(ホウ酸塩)、特開昭60-93433号(例
えば、サツカロース、アセトオキシム、5−スルホサル
チル酸)、リン酸塩、炭酸塩などの緩衝剤を用いてもよ
い。
また上記現像液には硬膜剤を用いてもよい。硬膜剤とし
てはジアルデヒド系硬膜剤またはその重亜硫酸塩付加物
が好ましく用いられるが、その具体例を挙げればグルタ
ルアルデヒド、又はこの重亜硫酸塩付加物などがある。
上記成分以外に用いられる添加剤としては、臭化ナトリ
ウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如き現像抑制剤:
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ジメチルホルムアミド、メチルセロソ
ルブ、ヘキシレングリコール、エタノール、メタノール
の如き有機溶剤:1−フエニル−5−メルカプトテトラゾ
ール、2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホ
ン酸ナトリウム塩等のメルカプト系化合物、5−ニトロ
インダゾール等のインダゾール系化合物、5−メチルベ
ンツトリアゾール等のベンツトリアゾール系化合物など
のカブリ防止剤を含んでもよく,Research Disclosure第
176巻、No.17643、第XXI項(12月号、1978年)に記載さ
れた現像促進剤や更に必要に応じて色調剤、界面活性
剤、消泡剤、硬水軟化剤、特開昭56-106244号記載のア
ミノ化合物などを含んでもよい。
本発明の現像処理においては現像液に銀汚れ防止剤、例
えば特開昭56-24347号に記載の化合物を用いることがで
きる。
本発明の現像液には、特開昭56-106244号に記載のアル
カノールアミンなどのアミノ化合物を用いることができ
る。
この他L.F.Aメイソン著「フオトグラフイツク・プロセ
シング・ケミストリー」、フオーカル・プレス刊(1966
年)の226〜229頁、米国特許第2,193,015号、同2,592,3
62号、特開昭48-64933号などに記載のものを用いてもよ
い。
定着液は定着剤としてチオ硫酸塩を含む水溶液であり、
pH3.8以上、好ましくは4.2〜7.0を有する。更に好まし
くはpH4.5〜5.5である。
定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニ
ウムなどがあるが、定着速度の点からチオ硫酸アンモニ
ウムが特に好ましい。定着剤の使用量は適宜変えること
ができ、一般には約0.1〜約6モル/lである。
定着液には硬膜剤として作用する水溶性アルミニウム塩
を含んでもよく、それらには、例えば塩化アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、カリ明ばんなどがある。
定着液には、酒石酸、クエン酸、グルコン酸あるいはそ
れらの誘導体を単独で、あるいは2種以上、併用するこ
とができる。これらの化合物は定着液1につき0.005
モル以上含むものが有効で、特に0.01モル/l〜0.03モル
/lが特に有効である。
定着液には所望により保恒剤(例えば、亜硫酸、重亜硫
酸塩)、pH緩衝剤(例えば、酢酸、硼酸)、pH調整剤
(例えば、硫酸)、硬水軟化能のあるキレート剤や特願
昭60-218562号記載の化合物を含むことができる。
本発明の迅速処理には、感光材料の膨潤百分率を後述の
ように小さく(好ましくは150%〜50%)して、処理硬
膜は弱くした方がよい。すなわち現像中における硬膜は
ない方がより好ましく、定着中の硬膜もない方がより好
ましいが、定着液のpHを4.6以上にして、硬膜反応を弱
くしてもよい。こうすることによつて、現像液、定着液
とも各々1液からなる補充剤を構成することができ、補
充液の調製には単なる水で希釈するだけですむという利
点も生ずる 上記本発明のハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法
では、現像、定着工程の後、該感光材料1m 2当り、3l以
下の補充量(Oも含む、すなわちため水水洗)の水洗水
又は安定化液で処理することもできる。
すなわち、本発明の方法で、節水処理が可能となるのみ
ならず、自現機設置の配管が不要とすることができる。
補充量を少なくする方法として、古くより多段向流方式
(例えば2段、3段など)が知られている。この多段向
流方式を本発明に適用すれば定着後の感光材料はだんだ
んと清浄な方向、つまり定着液で汚れていない処理液の
方に順次接触して処理されて行くので、更に効率の良い
水洗がなされる。
上記の節水処理又は無配管処理には、水洗水又は安定化
液に防黴手段を施すことが好ましい。
防黴手段としては、特開昭60-263939号に記された紫外
線照射法、同60-263940号に記された磁場を用いる方
法、同61-131632号に記されたイオン交換樹脂を用いて
純水にする方法、特願昭60-253807号、同60-295894号、
同61-63030号、同61-51396号に記載の防菌剤を用いる方
法を用いることができる。
更には、L.E.West,“Water Quality Criteria"Photo.Sc
i,& Eng.Vol.9 No.6(1965)、M.W.Beach,“Microbiol
ogical Growths in Motion-Picture Processing"SMPTE
Journal Vol.85,(1976)、R.O.Deegan,“Photo Proces
sing Wash Water Biocides"J.Imaging Tech 10,No.6(1
984)及び特開昭57-8542号、同57-58143号、同58-10514
5号、同57-132146号、同58-18631号、同57-97530号、同
57-157244号などに記載されている防菌剤、防黴剤、界
面活性剤などを併用することもできる。
更に、水洗浴又は安定化浴には、R.T.Kreiman著、J.Ima
ge.Tech 10,(6)242頁(1984)に記載されたイソチア
ゾリン系化合物、Research Disclosure第205巻、No.205
26(1981年5月号)に記載されたイソチアゾリン系化合
物、同第228巻、No.22845(1983年4月号)に記載され
たイソチアゾリン系化合物、特願昭61-51396号に記載さ
れた化合物などを防菌剤(Microbiocide)として併用す
ることもできる。
その他、「防菌防黴の化学」堀口博著、三共出版(昭5
7)、「防菌防黴技術ハンドブツク」日本防菌防黴学会
・博報堂(昭和61)に記載されているような化学物を含
んでもよい。
本発明の方法において少量の水洗水で水洗するときには
特願昭61-163217号に記載のスクイズローラー洗浄槽を
設けることがより好ましい。また、特願昭61-290619号
のような水洗工程の構成をとることも好ましい。
更に、本発明の方法で水洗又は安定化浴に防黴手段を施
した水を処理に応じて補充することによつて生ずる水洗
又は安定化浴からのオーバーフロー液の一部又は全部は
特開昭60-235133号に記載されているようにその前の処
理工程である定着能を有する処理液に利用することもで
きる。
本発明のハロゲン化銀感光材料は、上記の少なくとも現
像、定着、水洗(又は安定化)及び乾燥の工程を含む自
動現像機で処理されるとき、現像から乾燥までの工程を
90秒以内で完了させること、即ち、感光材料の先端が現
像液に浸漬され始める時点から、定着、水洗(又は安定
化)工程を経て乾燥されて、同先端が乾燥ゾーンを出て
くるまでの時間(いわゆるDry to Dryの時間)が90秒以
内であること、特に70秒以内であることが好ましい。よ
り好ましくは、このDry to Dryの時間が60秒以内であ
る。
本発明において「現像工程時間」又は「現像時間」と
は、前述のように処理する感光材料の先端が自現機の現
像タンク液に浸漬してから次の定着液に浸漬するまでの
時間、「定着時間」とは定着タンク液に浸漬してから次
の水洗タンク液(安定液)に浸漬するまでの時間「水洗
時間」とは、水洗タンク液に浸漬している時間をいう。
また「乾燥時間」とは、通常35℃〜100℃、好ましくは4
0℃〜80℃の熱風が吹きつけられる乾燥ゾーンが、自現
機には設置されており、その乾燥ゾーンに入つている時
間をいう。
上記のDry to Dry 70秒以内の迅速処理を達成すること
ができるのも、現像時間が15秒以内で可能だからである
が、その現像温度は25℃〜50℃が好ましく、30℃〜40℃
がより好ましい。
本発明によれば定着温度及び時間は約20℃〜約50℃で6
秒〜20秒が好ましく、30℃〜40℃で6秒〜15秒がより好
ましい。この範囲内で十分な定着ができ、残色を生じな
い程度に増感色素を溶出させることができる。
水洗または安定浴温度及び時間は0〜50℃で6秒〜20秒
が好ましく、15℃〜40℃で6秒から15秒がより好まし
い。
本発明の方法によれば、現像、定着及び水洗(又は安定
化)された写真材料は水洗水をしぼり切る、すなわちス
クイズローラーを経て乾燥される。乾燥は約40℃〜約10
0℃で行なわれ、乾燥時間は周囲の状態によつて適宜変
えられるが、通常は約5秒〜30秒でよく、特により好ま
しくは40℃〜80℃で約5秒〜20秒である。
本発明の感材/処理システムでDry to Dryで70秒以下の
現像処理をするときには、迅速処理特有の現像ムラを防
止するために特願昭61-297672号明細書に記載されてい
るようなゴム材質のローラーを現像タンク出口のローラ
ーに適用することや、特願昭61-297673号明細書に記載
されているように現像液タンク内の現像液攪拌のための
吐出流速を10m/分以上にすることや更には、特願昭61-3
15537明細書に記載されいるように、少なくとも現像処
理中は待機中より強い攪拌をすることがより好ましい。
更に本発明のような迅速処理のためには、特に定着液タ
ンクのローラーの構成は、定着速度を速めることや、増
感色素を含んでいる感材では色素の溶出を速めることの
ために、対向ローラーであることがより好ましい。対向
コーラーで構成することによつて、ローラーの本数を少
なくでき、処理タンクを小さくできる。すなわち自現機
をよりコンパクトにすることが可能となる。
本発明の感光材料の現像処理方法には、写真感光材とし
て、特に限定はなく、一般の黒白感光材料が主として用
いられる他にカラー感光材料にも用いることができる。
特に医療画像のレーザープリンター用写真材料や印刷用
スキヤナー感材並びに、医療用直接撮影X−レイ感材、
医療用間接撮影X−レイ感材、CRT画像記録用感材など
に用いることができる。本発明は特に銀画像を観察する
白黒感光材料の処理に適している。
本発明に従う迅速現像に適する感光材料を製造するに
は、例えば以下の如き方法がある。
沃素含量の少ない乃至は含有しないハロゲン化銀を
用いる。即ち、沃化銀の含量が0〜5モル%の、塩化
銀、臭化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等を用い
る。
ハロゲン化銀乳剤に水溶性イリジウム塩を含有させ
る。
ハロゲン化銀乳剤槽における塗布銀量を少なくす
る。例えば片面で1〜3.5g/m2、好ましくは1〜3g/m2
する。
乳剤中のハロゲン化銀の平均粒子サイズを小さくす
る。例えば1.0μ以下、好ましくは0.7μ以下とする。
乳剤中のハロゲン化銀粒子として平板状粒子、例え
ばアスペクト比4以上のもの、好ましくは5以上のもの
を用いる。
ハロゲン化銀感光材料の膨潤百分率を200%以下に
する。
本発明の感光材料のハロゲン化銀乳剤層は2層以上設け
ることもできるが、塗布銀量は本発明の迅速処理には、
片面で1g/m2〜3.5g/m2の範囲が望ましい。更に好ましく
は片面で1g/m2〜3g/m2である。
黒白感光材料の場合、ハロゲン化銀の平均粒子サイズは
前述の如く、1.0μm以下であることが好ましく、特に
0.7μm以下が好ましい。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十
四面体のような規則的な結晶体を有するいわゆるレギュ
ラー粒子でもよく、また球状などのような変則的な結晶
形を持つもの、双晶面などの結晶欠陥を持つもの、平板
状粒子あるいはそれらの複合形でもよい。
平板状粒子アスペクト比は、平板状粒子個々の粒子の投
影面積と等しい面積を有する円の直径の平均値と、平板
状粒子個々の粒子厚みの平均値との比で与えられる。本
発明において平板状粒子である場合の好ましい粒子形態
としてはアスペクト比4以上20未満、より好ましくは5
以上10未満である。さらに粒子の厚みは0.3μ以下が好
ましく、特に0.2μ以下が好ましい。
平板状粒子は全粒子の好ましくは80重量%、より好まし
くは90重量%以上存在することが好ましい。
ハロゲン化銀の粒径は、狭い分布を有する単分散乳剤で
もよく、あるいは広い分布を有する多分散乳剤でもよ
い。
本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤は、公知の方
法で製造でき、例えばResearch Disclosure.No.17643
(1978年12月)、22〜23頁、“I.乳剤製造(Emulsion p
reparation and types)”および同、No.18716(1979年
11月)、648頁に記載の方法に従うことができる。
本発明に用いられる写真乳剤は、グラフキデ著「写真の
化学と物理」、ポールモンテル社刊(P.Glafkides,Chim
ie et Physique Photographique Paul Montel,1967)、
ダフイン著「写真乳剤化学」、フオーカルプレス社刊
(G.F.Duffin.Photographic Emulsion Chemistry(Foca
l Press,1966)、ゼリクマンら著「写真乳剤の製造と塗
布」、フオーカルプレス社刊(V.L.Zelikman et al,Mak
ing and Coating Photographic Emulsion,Focal Press,
1964)などに記載された方法を用いて調製することがで
きる。
本発明に用いられるハロゲン化銀粒子の形成時には粒子
の成長をコントロールするためにハロゲン化銀溶剤とし
て例えばアンモニア、ロダンカリ、ロダンアンモン、チ
オエーテル化合物(例えば米国特許第3,271,157号、同
第3,574,628号、同第3,704,130号、同第4,297,439号、
同第4,276,374号など)、チオン化合物(例えば特開昭5
3-144,319号、同第53-82,408号、同第55-77,737号な
ど)、アミン化合物(例えば特開昭54-100,717号など)
などを用いることができる。
本発明においては、水溶性ロジウム塩や前述の如き水溶
性イリジウム塩を用いることができる。
本発明における可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応さ
せる形式としては片側混合法、同時混合法、それらの組
合せなどのいずれを用いてもよい。
粒子を銀イオン過剰の下において形成させる方法(いわ
ゆる逆混合法)を用いることもできる。同時混合法の一
つの形式としてハロゲン化銀の生成される液相中のpAg
を一定に保つ方法、すなわちいわゆるコントロールド・
ダブルジエツト法を用いることができ、この方法による
と、結晶形が規則的で粒子サイズが均一に近いハロゲン
化銀乳剤が与えられる。
本発明の方法で用いるハロゲン化銀乳剤は化学増感して
いることが好ましい。
化学増感する場合は、通常のイオウ増感、還元増感、貴
金属増感及びそれらの組合せが用いられる。
さらに具体的な化学増感剤としては、アリルチオカルバ
ミド(Allyl thiocarbamide)、チオ尿素、チオサルフ
エート、チオエーテルやシスチンなどの硫黄増感剤;ポ
タシウムクロロオーレイト、オーラス、チオサルフエー
トやポタシウムクロロパラデート(Potassium chloro P
alladate)などの貴金属増感剤:塩化スズ、フエニルヒ
ドラジンやレダクトンなどの還元増感剤などを挙げるこ
とができる。
本発明に従い本発明のハロゲン化銀感光材料を迅速処理
するためには、ハロゲン化銀感光材料の膨潤百分率を20
0%以下にすることが好ましい。
一方、膨潤百分率を低くしすぎると、現像、定着、水洗
などの速度が低下するため必要以上に下げることは好ま
しくない。
好ましい膨潤百分率としては200%以下30%以上、特に1
50%以下50%以上が好ましい。
膨潤百分率を200%以下とするためには例えば、感光材
料に用いる硬膜剤の使用量を増加させることなどによつ
て当業者であれば容易にコントロールすることができ
る。
膨潤百分率は、(a)写真材料を38℃50%相対湿度で3
日間インキユベーシヨン処理し、(b)親水性コロイド
層の厚みを測定し、(c)該写真材料は21℃蒸留水に3
分間浸漬し、そして(d)工程(b)で測定した親水性
コロイド層の厚みと比較して、層の厚みの変化の百分率
を測定することによつて求めることができる。
本発明に用いうる硬膜剤としては例えばアルデヒド化合
物、米国特許第3,288,775号等に記載されている活性ハ
ロゲンを有する化合物、米国特許第3,635,718号等に記
載されている反応性のエチレン性不飽和基を持つ化合
物、米国特許第3,091,537号等に記載されているエポキ
シ化合物、ムコクロル酸のようなハロゲノカルボキシア
ルデヒド等の有機化合物が知られている。中でもビニル
スルホン系硬膜剤が好ましい。更には高分子硬膜剤も好
ましく用いることができる。
高分子硬膜剤としては活性ビニル基、あるいはその前駆
体となる基を有するポリマーが好ましく、中でも特開昭
56-142524号に記載されている様な、長いスペーサーに
よつて活性ビニル基、あるいはその前駆体となる基がポ
リマー主鎖に結合されているようなポリマーが特に好ま
しい。上記の膨潤百分率を達成するためのこれらの硬膜
剤の添加量は、使用する硬膜剤の種類やゼラチン種によ
つて異なる。
本発明の迅速処理においては、乳剤層中及び/又はその
他の親水性コロイド層中に現像処理工程に於て流出する
ような有機物質を含有せしめることが好ましい。流出す
る物質がゼラチンの場合は硬膜剤によるゼラチンの架橋
反応にかかわらないゼラチン種が好ましく、たとえばア
セチル化ゼラチンやフタル化ゼラチンなどがこれに該当
し、分子量は小さいものが好ましい。一方、ゼラチン以
外の高分子物質としては米国特許第3,271,158号に記載
されているようなポリアクリルアミド、あるいはまたポ
リビニールアルコール、ポリビニルピロリドンなどの親
水性ポリマーを有効に用いることができ、デキストラン
やサツカローズ、プルラン、などの糖類も有効である。
中でもポリアクリルアミドやデキストランが好ましく、
ポリアクリルアミドは特に好ましい物質である。これら
の物質の平均分子量は好ましくは2万以下、より好まし
くは1万以下が良い。この他に、Research Disclosure
第176巻、No.17643、第VI項(12月号、1978年)に記載
されたカブリ防止剤や安定化剤を用いることができる。
本発明の現像処理方法は、米国特許第4,224,401号、同
第4,168,977号、同第4,166,742号、同第4,311,781号、
同第4,272,606号、同第4,221,857号、同第4,243,739号
等に記載されているヒドラジン誘導体を用いて超硬調で
感度の高い写真特性を得ることができるハロゲン化銀感
光材料の画像形成処理に応用できる。
ヒドラジン誘導体としては、RESEARCH DISCLOSURE No.2
3516(1983年11月号、P.346)およびそこに引用された
文献の他、米国特許第4,080,207号、同第4,269,929号、
同第4,276,364号、同第4,278,748号、同第4,385,108
号、同第4,459,347号、同第4,560,638号、同第4,478,92
8号、英国特許第2,011,391B号、特開昭60-179734号に記
載されたものを用いことができる。ヒドラジン誘導体
は、ハロゲン化銀1モルあたり1×10-6モルないし5×
10-2モル含有されるのが好ましく、特に1×10-5モルな
いし2×10-2モルの範囲が好ましい添加量である。
また、この場合において用いる現像液には、硬調化促進
剤として米国特許4,269,929号に記載のアミノ化合物を
含有させるのが好ましい。
次に、本発明の具体的な実施例を示すが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
実施例1 乳剤の調製 水1中にゼラチン30g、臭化カリ6gを加え60℃に保つ
た容器中に攪拌しながら硝酸銀水溶液(硝酸銀として5
g)と沃化カリ0.15gを含む臭化カリ水溶液を1分間かけ
てダブルジエツト法で添加した。さらに硝酸銀水溶液
(硝酸銀として145g)と沃化カリ4.2gを含む臭化カリ水
溶液をダブルジエツト法で添加した。この時の添加流速
は、添加終了時の流速が、添加開始時の5倍となるよう
に流量加速をおこなつた。添加終了後、沈降法により35
℃にて可溶性塩類を除去したのち40℃に昇温してゼラチ
ン75gを追添し、pHを6.7に調製した。得られた乳剤は投
影面積直径が0.98μm、平均厚み0.138μmの平板状粒
子で、沃化銀含量は3モル%であつた。この乳剤に、
金、イオウ増感を併用して化学増感をほどこした。
写真材料101の調製 表面保護層として、ゼラチンの他に平均分子量8000のポ
リアクリルアミド、ポリスチレンスルホン酸ソーゾ、ポ
リメチルメタクリレート微粒子(平均粒子サイズ3.0μ
m)、ポリエチレンオキサイド、および硬膜剤などを含
有したゼラチン水溶液を用いた。
上記乳剤に第1表に記載した増感色素を500mg/1モルAg
(但し増感色素Cは400mg/1モルAg)の割合で、沃化カ
リを200mg/1モルAgの割合で添加した。さらに安定剤と
して4−ヒドロキシ−6−メチル1,3,3a,7−テトラザイ
ンデンと2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチ
ルアミノ−1,3,5−トリアジンおよびニトロン、乾燥か
ぶり防止剤としてトリメチロール、プロパン、塗布助
剤、硬膜剤を添加して塗布液とし、ポリエチレンテレフ
タレート支持体の両側に各々表面保護層と同時に塗布乾
燥することにより、写真材料を作成した。この写真材料
の塗布銀量は片面あたり2g/m2である。また前記定義に
従がう膨潤率は120%であつた。
この感材をX線露光し、以下に示す現像液及び定着液処
方で現像処理した。
〈現像液濃縮液〉 水酸化カリウム 60g 亜硫酸ナトリウム 100g 亜硫酸カリウム 125g ジエチレントリアミン五酢酸 6g ホウ酸 25g ヒドロキノン 87.5g ジエチレングリコール 28g 4−ヒドロキシメチル−4−メチル− 1−フエニル−3−ピラゾリドン 6.25g 5−メチルベンゾトリアゾール 0.15g 水で1とする(pH11.00に調整する)。
補充液サツトサイズ 5l 〈定着液濃縮液〉 チオ硫酸アンモニウム 560g 亜硫酸ナトリウム 60g エチレンジアミン四酢酸・二ナト リウム・二水塩 0.10g 水酸化ナトリウム 24g 本発明の化合物 表1参照 水で1とする(酢酸でpH5.10に調整する。) 補充液キツトサイズ 5l 〈水ストツクタンク液〉 エチレンジアミン四酢酸二ナトリ ウム塩・二水塩(防黴剤) 0.5g/l 自動現像機(第1図参照)Dry to Dryで60秒処理。
現像タンク(1)7.5l 35℃×11.5秒(対向ローラー) 定着タンク(2)7.5l 35℃×12.5秒(対向ローラー) 水洗タンク(3) 6l 20℃× 7.5秒(対向ローラー) スクイズローラー洗浄槽(7) 200ml 水ストツクタンク(4) 25l 乾 燥 但し、現像・定着タンク共温度を推持するためにヒータ
ーは使つたが、冷却水は使わなかつた。
現像処理をスタートするときには各タンクに以下の如き
処理液を満たした。
現像タンク(1):上記現像液濃縮液400ml、水600ml及
び臭化カリウム2gと酢酸1.8gとを含む水溶液10mlを加え
てpHを10.50とした。
定着タンク(2):上記定着液濃縮液250ml及び水750ml 水洗タンク(3)及び洗浄槽(7):上記ストツクタン
ク液と同組成のもの 第1図の自現機の模式図に示す如く、上記感光材料四切
サイズ(10インチ×12インチ)1枚処理される毎に、 現像タンクに現像液濃縮液20mlと ストツクタンク水 30ml 定着タンクに定着液濃縮液10mlと 水洗タンクのオーバーフロー液の 一部 30ml スクイズローラー洗浄槽から水洗タ ンクに(フイルム方向とは逆方向 に)ストツクタンク水 60ml を補充し、一日に四切サイズ50枚(1枚のフイルムの現
像率40%)のランニング処理を継続した。この間現像
液、定着液、水共なくなれば同様に新たなる補充液を追
加した。
感光が、現像処理されるときは、現像液の循環攪拌液量
を20l/分に、現像処理されていない待機時は6l/分に設
定した。
一日の現像作業が終了した時には、現像一定着間、及び
定着−水洗間のクロスオーバーのローラーに、上記水洗
水ストツクタンクの水各々80mlずつを10ケ所の***から
間欠的に自動的に吹きかけ洗浄した(特開昭61-131338
号に記載の方法で)。
Dry to Dry処理時間を上記の如く60秒処理とした。第2
表に処理後の残色(緑色光で非画像部の透過光学濃度を
測定し、〔本発明の化合物を定着液に用いなかったとき
の残色〕から〔本発明の化合物を定着液に用いたときの
残色〕を差し引いた値で表した)を示す。
本発明の増感色素と残色改良剤との組合せにより、一層
優れた残色改良効果が達成できることがわかる。
増感色素をI−(2)、I−(4)、I−(22)に変更
しても同様の効果が得られた。
実施例2 実施例1と同様にして、但し定着液に添加する化合物を
第3表に示した通り変更して、下記の結果を得た。
本発明の増感色素と残色改良剤との組合せにより、一層
優れた残色改良効果が達成できることがわかる。
実施例3 実施例1と同様にして、但し定着液に添加する化合物を
第4表に示した通り変更して、下記の結果を得た。
本発明の増感色素と残色改良剤との組合せにより、一層
優れた残色改良効果が達成できることがわかる。
実施例4 実施例1と同様にして、但し本発明の化合物を定着液で
はなく水ストックタンクに添加して、下記の結果を得
た。
本発明の増感色素と残色改良剤の組合せの効果は残色改
良剤を水洗液に添加しても得られることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法を行なうための自動現像機シス
テムの一つの態様を示す。 1:現像タンク、2:定着タンク 3:水洗タンク、4:水ストツクタンク 5:現像液濃縮液ストツクタンク 6:定着液濃縮液ストツクタンク 7:スクイズローラー洗浄槽 P:ポンプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−8644(JP,A) 特開 昭61−20945(JP,A) 特開 昭60−95540(JP,A) 特開 昭53−94927(JP,A) 特開 昭61−112146(JP,A) 特公 平5−55051(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式〔I〕で表される増感色素で分
    光増感されたハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1層有す
    るハロゲン化銀感光材料を露光、現像後、定着、水洗
    (または安定化)する処理方法において、該定着液およ
    び/または水洗液(または安定化液)に下記一般式〔II
    I〕〜〔V〕で表される化合物の少なくとも1種を含有
    させ、全処理時間が90秒以下であることを特徴とするハ
    ロゲン化銀感光材料の処理方法。 一般式〔I〕 (式中、R1、R2、R3は各々アルキル基、アルケニル基ま
    たはアリール基を表し、少なくともR1とR3の内1つはス
    ルホアルキル基またはカルボキシアルキル基である。
    Z1、Z2は炭素環を形成するのに必要な非金属原子群、X1
    はアニオン、nは1または2を表す。但し、分子内塩を
    形成するときはnは1である。) 一般式〔III〕 XR″1−SnR″2−S−R″3−Y 式中、R″1、R″2およびR″3アルキレン基を表わ
    す。これらのアルキレン基は、エーテル結合を有してい
    てもよい。R″1とR″3またはR″2とR″3とで環を形
    成してもよい。XおよびYは同一でも異なつていてもよ
    く、水素原子、アルキル基、アミノ基、アンモニオ基、
    ヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホ基、アミノカ
    ルボニル基またはアミノスルホニル基を表わし、XとY
    とで環を形成してもよい。nは0〜10の整数を表わす。 一般式〔IV〕 式中、Aは飽和もしくは不飽和の3〜8員のヘテロ環を
    形成するのに必要な原子群を表わし、置換基として、ア
    ミノ基もしくはアンモニオ基が置換したアルキル基また
    はアミノ基もしくはアンモニオ基が置換したアルキルチ
    オ基を少なくも1つ有する。 但し、チオキソ基が互変異性によりエノール化を得る構
    造を除く。 一般式〔V〕 式中、A′はピロール環、テトラゾール環、チアゾール
    環、チアゾリン環、ベンツチアゾール環、ベンツイミダ
    ゾール環、ベンツセレナゾール環、ベンツオキサゾール
    環、ピリジン環、ピリミジン環、テトラヒドロピリミジ
    ン環、トリアジン環、キノキサリン環、テトラアザイン
    デン環、ピラゾロトリアゾール環を表し、置換基として
    アミノ基もしくはアンモニオ基が置換したアルキル基を
    少なくとも1つ有する。 M′は水素原子または対カチオンを表わす。
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