JPH07116303A - 電動入賞装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つの基板上に異る動作が可能な電動役物を
形成し、コンパクトで入賞効率のよい電動入賞装置を提
供する。 【構成】 遊技盤２に取り付けるための基板３に、一対
のガイド壁４と、一対の可動部材５ａ，５ｂと、該可動
部材５ａ，５ｂと前記ガイド壁４との間に形成した一対
の入賞空間６ａ，６ｂと、前記可動部材５ａ，５ｂに対
応する一対の電気的駆動源を備え、常態では、打球は前
記一対の可動部材５ａ，５ｂの間を流下して前記入賞空
間６ａ，６ｂに飛入しない第１の状態となり、所定の条
件が成立すると駆動源が駆動されて、前記一対の可動部
材５ａ，５ｂの何れか一方が前記ガイド壁４と可動部材
５ａ，５ｂとの間を所定時間開放し、上記一方の可動部
材５ａ，５ｂに対応する入賞空間６ａ，６ｂに飛入可能
とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ機に用いる
電動入賞装置に関し、特に、コンパクトに形成すると共
に遊技盤上への配置を考慮し、打球の入賞効率の良いパ
チンコ機を提供可能な電動入賞装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】一般に、パチンコ機には種々の規制があ
り、一般遊技機においても、電動役物とか電動チューリ
ップと呼ばれる電動入賞装置の数は現状では４個までに
制限されている。そこで、従来のパチンコ機にあって
は、最大限に電動役物を設けて、最大限の入賞を得よう
としている。しかし、遊技盤には、当該電動役物の他
に、表示装置や始動口、風車、入賞口等の他の部品が多
数配設されており、その配置に苦慮しているのが現状で
ある。例えば、盤面の右側に電動役物を３個配置すると
共に、左側に１個配設したものがある。このような配置
によると、所定の条件が成立して上記電動役物が開放し
た場合には、右打ちをしなければならないので、無駄打
ちが多くなると共に、左側の電動役物は無意味なものと
なってしまう。また、盤面の配置を左右対称に構成でき
ないので設計等に時間が掛かる。一方、特開平４−３１
４４７５号公報にみられるように、電動役物を左右に配
置したものにあっては、打球の方向を定め難い。そし
て、左右２つの電動入賞装置が必要であり、そのための
釘配列も必要になる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】即ち、従来の電動入賞
装置にあっては、遊技部の場所を占有してしまうし、出
玉を多くするためには、電動入賞装置の数を増す必要が
あり、このため、遊技部の片側に電動入賞装置を複数配
置している。従って、電動入賞装置が開放した場合に
は、電動入賞装置が偏在する側へ打球を集中する必要が
あるので、例えば右打ちをしなければならず、無駄打ち
が多くなる。しかも、左側に配置した電動入賞装置は、
意味のないものとなってしまう。また、遊技盤面の設計
が左右対称にならないので、設計に時間が掛かってしま
う。しかも、特開平４−３１４４７５号公報にみられる
ような場合には、電動入賞装置が左右に分れて配置して
あるので、打球の方向を定め難い。しかも、左右の電動
入賞装置のための釘配列も必要である。本発明は上記に
鑑み提案されたもので、一つの基板上に異る動作が可能
な複数の電動役物を形成し、コンパクトで入賞効率のよ
い電動入賞装置を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、遊技盤に取り付けるための基板に、一対のガ
イド壁と、一対の可動部材と、該可動部材と前記ガイド
壁との間に形成した一対の入賞空間と、前記可動部材に
対応する一対の電気的駆動源を備え、常態では、打球は
前記一対の可動部材間を流下して前記入賞空間に飛入し
ない第１の状態となり、所定の条件が成立すると駆動源
が駆動されて、前記一対の可動部材の何れか一方が前記
ガイド壁と可動部材との間を所定時間開放し、上記一方
の可動部材に対応する入賞空間に飛入可能とした。

【０００５】

【作用】一つの基板に設けた一対の可動部材の何れか一
方を駆動して、該可動部材に対応する入賞空間を開放す
ることにより、異る動作が可能な電動役物を構成するこ
とができ、コンパクトで入賞効率の良い電動入賞装置を
提供する。

【０００６】

【実施例】以下、本発明を図示の一実施例について説明
すると、図１は本発明に係る電動入賞装置を配設した遊
技盤の正面図である。

【０００７】本発明に係る電動入賞装置１は、図１ない
し図３に示すように、遊技盤２に取り付けるための基板
３に、左右一対のガイド壁４，４と、一対の可動部材
５，５と、該可動部材５と前記ガイド壁４との間に形成
した一対の入賞空間６，６と、前記可動部材５に各々対
応する電気的駆動源７、例えばソレノイドを備えてい
る。尚、図２では、一方のソレノイドの図示を省略して
いる。また、可動部材５とソレノイドとはリンク機構８
を介して連絡してある。更に、各図において、ガイド壁
４等の前面を覆う前飾り板を省略している。

【０００８】上記電動入賞装置１の基板３の前面側に
は、左右一対のガイド壁４，４を突設する。このガイド
壁４は、後述する入賞空間６の上方及び側方並びに下方
を覆うように形成されている。そして、左右のガイド壁
４は、適宜な間隔をおいて開放側が対向している。

【０００９】上記ガイド壁４の開口側には、リンク機構
８を介して電気的駆動源７としてのソレノイドと連絡し
た可動部材５を臨ませる。この可動部材５は、図示の実
施例によれば、下端側を支軸９により回動自在に軸着さ
れている。また、この可動部材５の上端面１０は、対向
間隔内に向く下り傾斜が設けてある。そして、起立状態
にある可動部材５の上端は、ガイド壁４の上縁に臨んで
いる。従って、可動部材５が起立状態にあるとき、入賞
空間６は可動部材５及びガイド壁４によって囲繞される
ことになるので、遊技部１１を流下する打球が入賞空間
６へ飛入することはできない。

【００１０】一方、何れか一方のソレノイドを駆動する
と、可動部材５が傾動してガイド壁４の対向側を開放す
る。この開放状態では、可動部材５の案内面１２によっ
て、遊技部１１を流下する球が入賞空間６に取り込まれ
る。

【００１１】尚、図示の実施例では、可動部材５の長さ
を、傾動状態のときに中心線を若干越える程度に設定す
ると共に、駆動源７を同時に駆動しないように設定して
あるので、両可動部材５が同時に傾動することができな
い。また、可動部材５の長さを、一方が傾動し、他方が
起立している状態で、傾動した可動部材５の先端と、起
立した可動部材５の側面との間隔を、球が通過できない
間隔とすれば、両ガイド壁４の間をフルに入賞領域とす
ることができるし、反対に、上記両可動部材５の間隔を
球が落下する間隔に設定すれば、可動部材５が届く範囲
が入賞領域となる。図３においては、可動部材５ｂの案
内面１２の延長ｌは可動部材５ａの上端面１０の下端よ
り下方に位置し、可動部材５ａ，５ｂの間隔はほゞ球１
個分の長さを有しているので、勢いよく流れ込む球は前
記間隔を通り越して入賞空間６ｂに入賞する可能性が大
きくなる。よって、出玉の調整が可能である。

【００１２】更に、図示の実施例では、基板３の左右に
表示装置が設けてある。この表示装置は、３桁のデジタ
ル表示器からなる普通図柄表示装置１３，１４及び４ヶ
のＬＥＤ表示器からなる始動記憶表示灯１５，１６を構
成している。これらの普通図柄表示装置１３，１４及び
始動記憶表示灯１５，１６の機能は後述する。

【００１３】次に、上記のような構成の電動入賞装置１
を配置したパチンコ機及びそのゲームについて簡単に説
明する。

【００１４】パチンコ機に設ける遊技盤２の表面には、
ほゞ円形にガイドレール１７を配設して遊技部１１を形
成する。そして、この遊技部１１の中央部に上から、普
通図柄表示装置として機能する可変表示装置１８、普通
図柄表示装置作動ゲート１９、電動チューリップ２０、
電動入賞装置１を配置する。また、上記中央配列の左右
には風車２１、入賞ゲート２２、入賞具２３を配置し、
更に外側には表示ランプ２４を配置する。そして、遊技
部１１の最下位置にはアウト口２５を配設して左右対称
な遊技部１１を形成する。

【００１５】可変表示装置１８は、どのような構成でも
よいが、この実施例では、ＬＥＤからなるドッドマトリ
クス表示器で構成し、横方向に並べて３桁の図柄が表示
可能である。例えば、「０〜９」及び「Ａ〜Ｄ」の１４
種類の数字及び英字図柄が変動表示されるようになって
いる。そして、全ての図柄の停止時の組合せが、ゾロ目
の組合せであるときに、「当り」と判定されて電動チュ
ーリップ２０が６秒間開放される。また、この可変表示
装置１８は、ＬＥＤからなる始動記憶表示灯２６を備え
ている。更に、この可変表示装置１８は後述するレベル
メータ２７を備えており、該レベルメータ２７は列設し
たＬＥＤにより構成してある。一方、普通図柄表示装置
１３，１４は、各々横方向に３個の図柄が表示可能であ
り、例えば「０〜９」の数字が変動表示されるようにな
っている。そして、全ての図柄の停止時の組合せが、
「０００」を除く組合せであるときに、「当り」と判定
されて可動部材５を６秒間開放する。

【００１６】普通図柄表示装置作動ゲート１９は球の通
過を検知する図柄始動スイッチ（図示せず）を備え、該
図柄始動スイッチがオンすると、上記普通図柄表示装置
としての可変表示装置１８が変動表示を開始する。そし
て、図柄が変動表示を開始してから約６秒以上経過する
と、左図柄、中図柄、右図柄の順で変動が停止する。

【００１７】レベルメータ２７は、図柄始動スイッチが
オンすると当該レベルメータ２７が上方に移動点灯し、
可変表示装置１８における当り確率の目安を遊技者に報
知して、遊技者に期待感を与え、ゲ−ム性を高めるため
のものである。即ち、レベルメータ２７が上段で停止し
たときは、当りの確率が極めて高く、中段で停止したと
きは、当り確率が中位で、下段で停止したときは、当り
確率が低い状態を示して、遊技者の期待感を高める。
尚、上記レベルメータ２７は、３色ＬＥＤにより構成さ
れ、下部は緑色、中央部は黄色、上部は赤色等に点灯す
るようになっている。

【００１８】一方、レベルメータ２７は、図柄始動スイ
ッチがオンして、可変表示装置１８の左図柄が停止した
ときに、レベルメータ２７を所定の位置で停止表示し、
上段で停止したときは、図柄停止までの時間を延長する
所謂ロングリーチに設定して期待感を更に高揚させ、中
段で停止したときは図柄の停止を滑りリーチとし、下段
で停止したときは直ぐに停止させることもでき、変化に
富んだ設定が可能である。

【００１９】そして、停止した図柄の組合せにより、電
動チューリップ２０が約６秒間開放する。即ち、停止し
た図柄の組合せが当りの場合には、インターバル時間
（例えば１０秒）が経過した後、電動チューリップ２０
を例えば６秒間開放するのである。

【００２０】上記普通図柄表示装置における当りと外れ
は、打球が普通図柄表示装置作動ゲート１９を通過した
際に決定される。例えば、「０」ないし「１３」に変化
する当り決定用乱数を用意し、この乱数を電源の投
入から約４ｍ秒毎及びプログラムの残り時間に「１」づ
つ加算して更新する。また、「０」ないし「２」に変化
する当り数値選択乱数を用意し、当り決定用乱数が一
巡する毎に「１」づつ加算する。更に、「０」ないし
「１３」に変化する当り決定用乱数を用意し、当り決
定用乱数が一巡する毎に「１」づつ加算する。

【００２１】一方、左図柄用乱数は、プログラムの残り
時間に「１」づつ加算する。中図柄用乱数は、電源投入
時より約４ｍ秒毎及びプログラムの残り時間に「１」づ
つ加算する。

【００２２】打球が普通図柄表示装置作動ゲート１９を
通過すると、普通図柄表示装置の図柄が変動表示を開始
し、一定時間後に停止する。当りの決定は、打球が普通
図柄表示装置作動ゲート１９を通過した時点での、当り
決定用乱数の数値を記憶し、図柄が変動表示を開始
してから約５秒とランダム時間（図柄が変動表示を開
始した時点での左図柄用乱数「０〜１３」と、同時点で
の普通図柄表示装置当り決定用乱数「０〜９９」を合計
した数値「０〜１１２」に対応した時間０〜約４６０ミ
リ秒を合計した時間が経過したときに、当り数値と比較
して、当りまたは外れの決定をする。

【００２３】上記普通図柄表示装置が変動中に、普通図
柄表示装置作動ゲート１９への入賞があった場合、この
入賞を記憶して始動記憶表示灯２６により遊技者に可視
表示すると共に、記憶となる通過があった時点の決定用
乱数の数値を夫々最高４個迄、順次記憶する。

【００２４】上記のようにして開放した電動チューリッ
プ２０に球が入賞すると、電動入賞装置１の基板３に並
設した第２の普通図柄表示装置１３の図柄が変動を開始
し、約５秒後に図柄の変動が停止する。このとき表示す
る図柄が「０００」以外の場合には、電動入賞装置１の
第１の可動部材５ａが約６秒間開放する。尚、この開放
は、後述する第２の可動部材５ｂの開放動作を含めて５
回行われる。

【００２５】電動チューリップ２０への入賞記憶は最高
４個迄で、電動入賞装置１の基板３に設けた始動記憶表
示灯１５に記憶される。そして、この始動記憶に基づい
て図柄の変動停止後または第１の可動部材５ａの動作終
了後、再び第２の普通図柄表示装置１３における図柄の
変動表示を開始する。

【００２６】第１の可動部材５が開放中に、球が第１の
入賞空間６ａに入賞し、始動検出スイッチ２８が作動す
ると、第３の普通図柄表示装置１４が図柄の変動表示を
開始し、約５秒後に停止する。このときの図柄が「００
０」以外の図柄のときは、第２の可動部材５ｂを約６秒
間可動させて、第２の入賞空間６ｂを開放する。上記第
１の入賞空間６ａに対する入賞記憶は最高４個迄で、電
動入賞装置１の基板３に設けた始動記憶表示灯１６に記
憶される。そして、この始動記憶に基づいて図柄の変動
停止後または第１の可動部材５ａの動作終了後、再び第
２の普通図柄表示装置１４における図柄の変動表示を開
始する。第２の入賞空間６ｂへ入球した球は、球検出ス
イッチ２９に作用して所定数の賞球を排出する。

【００２７】図４は、上記の関係を示すタイムチャート
であって、第３の普通図柄表示装置１４の図柄始動記憶
がある場合には、図柄の変動及びその結果による可動部
材５ｂの開放を繰り返すと共に、第２の普通図柄表示装
置１３の図柄始動記憶がある場合には、第１の可動部材
５ａ及びその結果による、第２の可動部材５ｂの開放を
繰り返す。

【００２８】上記のような電動入賞装置１を配設したパ
チンコ機によれば、遊技盤２の盤面を左右対称に構成で
きるので、打球を遊技部１１のほゞ中央に集めれば、縦
方向に配設した普通図柄表示装置始動ゲート１９、電動
チューリップ２０、一対の普通電動役物として機能する
電動入賞装置１等に入賞可能であるので、遊技者は打球
の狙いを定め易い。一方、遊技盤２の盤面が左右対称で
あるので、釘の配置設計や穴明け工程等の簡略化が可能
であって、製造上のメリットも大きい。

【００２９】図５は、本発明に係る電動入賞装置１の他
の実施例を示す正面図であって、この実施例では、一対
の可動部材５ａ，５ｂを設けた基板３の中央、即ちガイ
ド壁４，４の間に、普通図柄表示装置３０及び始動記憶
表示灯３１を設けたものである。

【００３０】そして、例えば、前記実施例と同様にして
第１の入賞空間６ａへ入球した入賞球の記憶数に基づい
た数だけ他方の入賞空間６ｂを繰り返し所定時間開放す
るように設定する。

【００３１】この実施例によれば、より一層コンパクト
な電動入賞装置１の提供が可能になるばかりではなく、
遊技者の注意をより集中させて、興趣の高い遊技が可能
になる。

【００３２】以上本発明を図面の実施例について説明し
たが、本発明は上記した各実施例に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り
適宜に実施できる。例えば、ガイド壁や可動部材の形状
はどのような構造であってもよい。また、図示の実施例
では、左右の可動部材を関連させて駆動しているが、独
立して駆動するようにしてもよい。

【００３３】

【発明の効果】以上要するに本発明は、遊技盤に取り付
けるための基板に、一対のガイド壁と、一対の可動部材
と、該可動部材と前記ガイド壁との間に形成した一対の
入賞空間と、前記可動部材に対応する一対の電気的駆動
源を備え、常態では、打球は前記一対の可動部材間を流
下して前記入賞空間に飛入しない第１の状態となり、所
定の条件が成立すると駆動源が駆動されて、前記一対の
可動部材の何れか一方が前記ガイド壁と可動部材との間
を所定時間開放し、上記一方の可動部材に対応する入賞
空間に飛入可能としたので、一つの基板上に作動の異る
複数の電動役物を構成することができ、コンパクト且つ
左右対称に形成することができる。また、打球の方向を
一ヶ所に絞り込むことができ、無駄球が無くなり、入賞
効率の良いパチンコ機を提供する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る電動入賞装置を配設した遊技盤の
正面図である。

【図２】第１の可動部材が傾動すると共に第２の可動部
材が起立した状態を示す電動入賞装置の要部正面図であ
る。

【図３】第１の可動部材が起立すると共に第２の可動部
材が傾動した状態を示す電動入賞装置の要部正面図であ
る。

【図４】タイムチャートである。

【図５】本発明に係る電動入賞装置の他の実施例の正面
図である。

【符号の説明】

１ 電動入賞装置 ２ 遊技盤 ３ 基板 ４ ガイド壁 ５ 可動部材 ６ 入賞空間 ７ 電気的駆動源

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技盤に取り付けるための基板に、一対
   のガイド壁と、一対の可動部材と、該可動部材と前記ガ
   イド壁との間に形成した一対の入賞空間と、前記可動部
   材に対応する一対の電気的駆動源を備え、 常態では、打球は前記一対の可動部材間を流下して前記
   入賞空間に飛入しない第１の状態となり、 所定の条件が成立すると駆動源が駆動されて、前記一対
   の可動部材の何れか一方が前記ガイド壁と可動部材との
   間を所定時間開放し、上記一方の可動部材に対応する入
   賞空間に飛入可能とした電動入賞装置。
2. 【請求項２】 前記何れか一方の入賞空間への入賞球の
   記憶数に基づいた数だけ他方の入賞空間を繰り返し所定
   時間開放するようにした請求項１記載の電動入賞装置。