JP3201798B2 - 弾球遊技機の可変入賞球装置 - Google Patents

弾球遊技機の可変入賞球装置

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JP3201798B2
JP3201798B2 JP31326991A JP31326991A JP3201798B2 JP 3201798 B2 JP3201798 B2 JP 3201798B2 JP 31326991 A JP31326991 A JP 31326991A JP 31326991 A JP31326991 A JP 31326991A JP 3201798 B2 JP3201798 B2 JP 3201798B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技者にとって有利な
第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化
可能な玉受部材と、該玉受部材によって受け入れられた
入賞玉が落下する入賞空間と、始動入賞時に前記入賞空
間を落下する入賞玉が入ったときに大当り遊技状態を発
生せしめると共にその大当り遊技状態時に該入賞空間を
落下する入賞玉が入ったときに所定のインターバル時間
を置いて前記第1の状態を繰り返すことが可能な特定入
賞領域と、を備えた可変入賞球装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、始動入賞によって玉受部材が開
した状態のときに受け入れられた入賞玉が入賞空間内を
落下して、たまたま特定入賞領域に誘導されたときに、
大当り遊技状態となって玉受部材が複数回(例えば、1
8回)開閉動作を繰り返し、その開閉動作中に受け入れ
られた入賞玉が再度特定入賞領域に誘導されると、玉受
部材の複数回の開閉動作を繰り返して、短時間に多量の
入賞玉を獲得できるチャンスを付与できるようにした可
変入賞球装置が数多く提案されている。このような可変
入賞球装置においては、特定入賞領域への入賞玉の誘導
を複雑化するために入賞空間内に入賞玉の流下状況に変
化を与える振分部材や、入賞玉を一時的に貯留する貯留
部材等の可動部材を設けたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようする課題】しかして、上記した振分
部材や貯留部材等の可動部材は、玉受部材の18回の開
閉動作(以下、開閉サイクルという)において入賞玉の
振分機能や貯留機能等の本来の機能を発揮させるだけの
ために駆動され、他の機能、例えば、遊技の進行状況を
報知するための機能や装飾効果を向上させる機能を発揮
させるために駆動されるものではなかった。本発明は、
上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とすると
ころは、入賞空間に設けられる可動部材を本来の機能と
異なる機能を発揮させるように駆動することができる
球遊技機の可変入賞球装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、遊技者にとって有利な第1
の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能
な玉受部材と、該玉受部材によって受け入れられた入賞
玉が落下する入賞空間と、始動入賞時に前記入賞空間を
落下する入賞玉が入ったときに大当り遊技状態を発生せ
しめると共にその大当り遊技状態時に該入賞空間を落下
する入賞玉が入ったときに所定のインターバル時間を置
いて前記第1の状態を繰り返すことが可能な特定入賞領
域と、を備えた可変入賞球装置において、前記入賞空間
に電気的駆動源によって前記始動入賞時及び大当り遊技
状態時にのみ作動される貯留部材を設け、該貯留部材を
前記インターバル時間の間に前記第1の状態におけるい
かなる開閉周期とも異なる開閉周期で複数回可動させる
ようにしたことを特徴とするものである。また、貯留部
材を振分部材に代えても良い。
【0005】
【作用】電気的駆動源によって始動入賞時及び大当り遊
技状態時にのみ作動される貯留部材又は振分部材を、開
閉サイクルのインターバル時間の間に第1の状態におけ
るいかなる開閉周期とも異なる開閉周期で複数回可動さ
せるので、可動部材に開閉サイクルが終了した旨を報知
する機能を発揮させることができる。
【0006】
【実施例】まず、図4を参照して、実施例に係る弾球遊
技機全体の構成について説明する。図4は、弾球遊技機
の一例であるパチンコ遊技機の正面図である。図におい
て、弾球遊技機1の額縁状の前面枠2には、扉保持枠3
が周設され、該扉保持枠3には、ガラス板4a,4b
(図3参照)を有するガラス扉枠4と打球供給皿6を有
する前面扉板5とが一側を軸支されて開閉自在に取り付
けられている。ガラス扉枠4の後方であって、前記前面
枠2の裏面には、遊技盤11が着脱自在に設けられてい
る。また、前面扉板5の表面に固着される打球供給皿6
は、排出された景品玉を貯留し、その貯留した景品玉を
打玉として発射位置(図示しない)に一個宛供給するも
のであり、その上流側の下方内部空間には、遊技に関連
する効果音を発生するスピーカ7が内蔵されている。ま
た、前記前面枠2の下方部には、打玉を遊技盤11に向
けて発射する際に操作する操作ハンドル8や、前記打球
供給皿6に貯留しきれなかった景品玉を貯留するための
余剰玉受皿9が設けられている。また、前面枠2の上部
には、後述する大当り遊技状態中である旨を報知する遊
技効果ランプ10が設けられている。
【0007】次に、上記した遊技盤11の構成につい
て、図5及び図6を参照して説明する。図5は、遊技盤
11の正面の構成を示す正面図であり、図6は、遊技盤
11の背面の構成を示す背面図である。図において、遊
技盤11の前面には、ほぼ円状に区画レール12が植立
され、該区画レール12の内側が遊技領域13とされて
いる。遊技領域13には、その中央に本実施例の要部を
構成する可変入賞球装置40が配置されている。可変入
賞球装置40は、遊技者にとって有利なように打玉を受
け入れる水平状態と遊技者にとって不利なように打玉を
受け入れない起立状態とに変化可能な一対の玉受部材4
7a,47bと、該玉受部材47a,47bに受け入れ
られた入賞玉を流下させる入賞空間44と、該入賞空間
44の最下方の一部に特定入賞玉検出器52を内蔵する
特定入賞領域としての特定入賞口51と、が形成されて
いる。なお、可変入賞球装置40の詳細な構成について
は、後に詳述する。
【0008】また、遊技領域13の下方には、複数(3
つ)の始動入賞口15、16a,16bが形成される始
動入賞口装置14が配置されている。各始動入賞口1
5、16a,16bには、入賞した打玉を検出する始動
入賞玉検出器17、18a,18bが内蔵されている。
また、始動入賞口装置14の両サイド及び各入賞口間に
は、後述する始動入賞時や大当り遊技状態時に表示制御
されるチャッカーランプ19が設けられている。
【0009】上記した始動入賞口15、16a,16b
に打玉が入賞したときの遊技状態について説明すると、
まず、打玉が中央の始動入賞口15に入賞すると前記可
変入賞球装置40の玉受部材47a,47bが2回開閉
動作を行う。また、打玉が左右の始動入賞口16a,1
6bに入賞すると玉受部材47a,47bが1回開閉動
作を行う。この開閉動作が行われている状態を始動入賞
時と表現する。しかして、始動入賞時の開閉動作によっ
て可変入賞球装置40に受け入れられた入賞玉が特定入
賞口51に入賞して特定入賞玉検出器52をONさせる
と、特定遊技状態(一般的に大当り遊技状態といわれ
る)になる。
【0010】大当り遊技状態になると、玉受部材47
a,47bが所定回数(例えば、18回)開閉動作を行
うか、又はその所定回数の開閉動作中に所定個数(例え
ば、9個)の入賞玉が発生するまでの開閉動作(以下、
開閉サイクルという)を行うようになっている。そし
て、その開閉サイクル中に受け入れられた入賞玉が再度
特定入賞口51に導かれると、継続権が発生して当該回
の開閉サイクルを直ちに停止して次回の開閉サイクルに
移行する。このような開閉サイクルの繰り返しは、継続
権が成立していることを条件として所定回数(例えば、
15回)行われるようになっている。このため、大当り
遊技状態になると、短時間に多量の入賞玉を獲得するこ
とができる。なお、1回の開閉サイクル中に受け入れ可
能な入賞玉を検出するために、図6に示すように入賞玉
検出器29が遊技盤11の裏面に設けられている。
【0011】遊技領域13には、上記した可変入賞球装
置40や始動入賞口装置14の他に、入賞口20a,2
0b、21a,21b、風車ランプ24a,24b、サ
イドランプ25a,25b、アウト口26、風車及び障
害釘(共に符号なし)等が設けられている。入賞口20
a,20bは、可変入賞球装置40の左右側方に配置さ
れ、その内部に肩ランプ22a,22bを内蔵してい
る。また、入賞口21a,21bは、始動入賞口装置1
4の左右上部に配置され、その内部に袖ランプ23a,
23bを内蔵している。この肩ランプ22a,22b及
び袖ランプ23a,23bは、遊技領域13の中央側端
部に配置されるサイドランプ25a,25bや可変入賞
球装置40の左右上部に配置される風車ランプ24a,
24bと共に、始動入賞時や大当り遊技状態時に所定の
態様で表示制御されるものである。また、このように表
示制御されるランプ類として、遊技領域13の外周を囲
むレール飾りランプ27(図4参照)がある。上記した
ランプ類や前記スピーカ7の動作については、後に詳述
する。なお、前記アウト口26は、遊技領域13の最下
方に設けられ、入賞しなかったアウト玉を回収するよう
になっている。
【0012】一方、遊技盤11の裏面には、図6に示す
ように、入賞玉集合カバー体28が止着されている。こ
の入賞玉集合カバー体28は、可変入賞球装置40に入
賞した入賞玉や入賞口20a,20b、21a,21b
に入賞した入賞玉を下方に誘導する誘導径路が形成され
るものである。また、前記始動入賞口装置14の後面に
は、誘導板30が止着されている。この誘導板30に
は、その左右に後方に向けて開口する誘導口30a,3
0bが形成され、始動入賞口15、16a,16bに入
賞した入賞玉を誘導口30a,30bから第2入賞玉集
合空間(図示しない)に放出するようになっている。第
2入賞玉集合空間に放出された入賞玉によって排出され
る景品玉数は、第1入賞玉集合空間(可変入賞球装置4
0や入賞口20a,20b、21a,21bに入賞した
入賞玉が落下する空間)に放出された入賞玉によって排
出される景品玉数(例えば、15個)よりも少ない数
(例えば、7個)に設定されている。
【0013】以上、遊技盤11の構成について説明して
きたが、次に図1乃至図3を参照して、本実施例の要部
を構成する可変入賞球装置40の構成について説明す
る。可変入賞球装置40は、図2に示すように、前記遊
技盤11の表面に取り付けられる取付基板41を有して
いる。取付基板41は、縦長な平板状の中央両側が側方
に膨出された板状に形成されていると共に、その上部の
前面には、通常の入賞口42が形成されている。また、
取付基板41の中央には、長方形状の入賞開口が開設さ
れ、該入賞開口の後方に周枠43が突設されている。そ
して、その周枠43に囲まれる領域が入賞空間44を構
成している。
【0014】また、取付基板41の前面には、前記入賞
開口の上部開口縁に沿って上部障害枠45が突設され、
該上部障害枠45の前面に上部装飾板46が固着されて
前記入賞口42の前方を装飾している。また、上部障害
枠45の両端下方に一対の玉受部材47a,47bが開
閉自在に設けられている。この玉受部材47a,47b
は、周知のリンク機構によって玉受部材ソレノイド48
a,48b(図示しない、ただし図7のブロック図に表
示)に連結され、該玉受部材ソレノイド48a,48b
のON・OFFに従動して開閉動作を行うようになって
いる。
【0015】上記した玉受部材47a,47bの下方に
は、入賞開口の開口縁の下部左右縁及び下縁に沿って突
設される入賞玉受枠49が設けられる。入賞玉受枠49
の側方の取付基板41部分は、透明板50a,50bで
構成され、入賞空間44の内部が透視できるようになっ
ている。なお、透明板50a,50bは、取付基板41
の中央左右に膨出された部分に対応して設けられるもの
である。
【0016】更に、前記入賞玉受枠49の下部中央に
は、図1に示すように特定入賞口51が形成され、該特
定入賞口51に玉の通過を検出する特定入賞玉検出器5
2が内蔵されている。また、特定入賞口51の左右は、
通常入賞口53a,53bとされる。なお、入賞玉受枠
49の前面には、下部装飾板54が固着され、特定入賞
口51及び通常入賞口53a,53bの前方を覆ってい
る。
【0017】上記したように入賞開口は、取付基板41
の前面に突設される上部障害枠45、玉受部材47a,
47b、及び入賞玉受枠49によって囲まれているた
め、遊技領域13を落下する打玉が通常の状態では入賞
しないようになっている。しかし、玉受部材47a,4
7bが開成したときには、遊技領域13を落下する打玉
が玉受部材47a,47bに受け止められて入賞開口の
内側に誘導され、入賞空間44に到達し、最終的に入賞
玉となる。なお、玉受部材47a,47bが起立したと
きに打玉が全く入賞しない状態ではなく、玉受部材47
a,47bと上部障害枠45との間に打玉が通過する間
隔を形成して入賞し難い状態としておいても良い。
【0018】入賞空間44には、その上部に後方に向か
って下り傾斜する上部玉転動板55が横臥されている。
上部玉転動板55の中央には、一対の誘導突起56a,
56bが突設され、該誘導突起56a,56bによって
形成される通路の終端部には、貯留凹部57が形成され
ている。また、貯留凹部57の左右には、図1に示すよ
うに落下切欠部58a,58b(ただし、58bは、図
示しない)が形成されている。しかして、前記玉受部材
47a,47bによって受け入れられた入賞玉は、通常
の場合、誘導突起56a,56bに遮られて左右の通路
を流下して落下切欠部48a,48bから後述する下部
玉転動板73上に落下するが、玉受部材47a,47b
から受け入れられた際の勢いが良い場合には、誘導突起
56a,56bを飛び越えてその間の通路を流下して貯
留凹部57に到達する。貯留凹部57に到達した入賞玉
は、次に説明する振分部材59a,59bの当接部材6
0a,60bの状態に応じて下方へ落下したり、あるい
は一旦貯留凹部57で停留する。そして、貯留凹部57
に入賞玉P1が停留しているときに、誘導突起56a,
56bの間を流下してくる後続の入賞玉は、停留してい
る入賞玉に衝突して左右の落下切欠部48a,48bか
ら下方に落下する。つまり、2個目の入賞玉から左右に
振り分けられることになる。
【0019】ところで、前記振分部材59a,59b
は、入賞空間44の後面壁から前方に向かって突設さ
れ、その前端部に前記貯留凹部57に入った入賞玉と当
接する当接部材60a,60bが固着されている。振分
部材59a,59bには、ピエロの腕の意匠が付与さ
れ、当接部材60a,60bには、楽器のシンバルの意
匠が付与されている。しかして、振分部材59a,59
bは、図3に示すように可変入賞球装置40の後方に取
り付けられる振分部材ソレノイド61に複数のリンク部
材62〜65を介して連結され、振分部材ソレノイド6
1がONしたときに左右に開放するようになっている。
【0020】なお、複数のリンク部材62〜65のう
ち、リンク部材62は、振分部材ソレノイド61のプラ
ンジャに固定されて上下動するものであるが、該リンク
部材62には、入賞空間44内に設けられる可動装飾部
材66(ピエロの顔の意匠が付与されている)から延び
る係合片66aが係合されており、振分部材ソレノイド
61のON・OFFにより、可動装飾部材66が回動す
るようになっている。また、他のリンク部材において
は、L字状に形成されたリンク部材63が軸64を中心
にしてリンク部材62の上動に従動して回動し、該リン
ク部材63の回動によってリンク部材65が前後方向に
摺動し、該リンク部材65の摺動によって振分部材59
a,59bが左右方向に開閉するものである。
【0021】上記した振分部材59a,59bの下方に
は、一対の貯留部材67a,67bが設けられている。
この貯留部材67a,67bも入賞空間44の後面壁か
ら前方に向かって突設されるものであり、その前端部が
上方向に向かって突出した停留立片68a,68bとな
っている。また、貯留部材67a,67bは、図1に示
すように、ピエロの足の意匠が付与されると共に、閉じ
た状態で前記貯留凹部57から落下する入賞玉を受け止
めて所定個数(本実施例においては、2個)貯留するも
のであり、開放した状態でその貯留した入賞玉を下方に
落下させるものである。ただし、その貯留状態は、図3
に示すように、前方に向かって緩やかに下り傾斜してい
るので、貯留される入賞玉が停留立片68a,68bに
当接した状態で貯留されることになる。
【0022】ところで、貯留部材67a,67bは、図
3に示すように可変入賞球装置40の後方に取り付けら
れる貯留部材ソレノイド69に複数のリンク部材70〜
72を介して連結され、貯留部材ソレノイド69がON
したときに左右に開放するようになっている。複数のリ
ンク部材70〜72のうち、リンク部材70は、貯留部
材ソレノイド69のプランジャに固着されて上下動し、
これに連結されるL字状のリンク部材71は、軸を中心
に回動し、更にリンク部材71に連結されるリンク部材
72は、前後方向に摺動して貯留部材67a,67bを
左右方向に開閉する。
【0023】上記した貯留部材67a,67bの下方に
は、入賞空間44の底面を構成する下部玉転動板73が
前方に向かって下り傾斜しており、該下部玉転動板73
の傾斜下端に前記特定入賞口51及び通常入賞口53
a,53bが臨んでいる。また、下部玉転動板73の中
央には、馬蹄形状の特定誘導路形成突起74が突設され
ている。この特定誘導路形成突起74は、特定入賞口5
1に向かって開放しているので、特定誘導路形成突起7
4の内側に落下した入賞玉は、ほぼ確実に特定入賞口5
1に導かれる。また、特定誘導路形成突起74の上端
は、前記貯留部材67a,67bの前方端位置の下方に
まで延設されているので、図1に示すように、貯留部材
67a,67bに貯留されている2個の入賞玉のうち、
前方に位置する入賞玉P2が開放されたときに特定誘導
路形成突起74の内側に落下する可能性が高く、後方に
位置する入賞玉P3は、特定誘導路形成突起74の外側
に落下して通常入賞口53a,53bに誘導される可能
性が高い。
【0024】上記した振分部材59a,59bと貯留部
材67a,67bと特定入賞口51との関係について簡
単に説明する。上部玉転動板55の誘導突起56a,5
6bの間の流路を流下する入賞玉は、振分部材59a,
59bが閉じているときに先頭の入賞玉を除いて左右に
振り分けられ、振分部材59a,59bが開放している
ときに下方の貯留部材67a,67bに向かって落下す
る。そして、その落下した入賞玉は、貯留部材67a,
67bが閉じているときには、2個まで貯留され、それ
以上の入賞玉は、貯留されている入賞玉に衝突して下部
玉転動板73の左右に落下する。したがって、上部玉転
動板55の誘導突起56a,56bの間の流路を流下す
る入賞玉が貯留部材67a,67bの上方に位置する振
分部材59a,59bによって振り分けられるので、貯
留部材67a,67bに貯留されたり、あるいは貯留さ
れなかったりする。また、貯留部材67a,67bに貯
留された入賞玉が開放されたときに、該入賞玉が特定誘
導路形成突起74の内側に落下すれば、特定入賞口51
に導かれる確率が高くなる。つまり、貯留部材67a,
67bに向かって流下する入賞玉がすべて貯留される分
けではないので、まず入賞玉の貯留に対するスリルを味
わうことができ、その後、貯留された入賞玉が特定誘導
路形成突起74の内側に落下するか否かに対するスリル
を味わうことができて遊技に対する興趣を高めることが
できる。
【0025】なお、上記した実施例においては、振分部
材59a,59bが閉じることにより貯留凹部57に1
個の入賞玉を貯留してその入賞玉により2個目以降の入
賞玉が左右に振り分けるようにしたが、貯留凹部57を
なくして最初の玉を含めてすべて振り分けられるように
しても良い。また、上記した実施例では、貯留部材67
a,67bを前方に緩やかに傾斜させているので、貯留
部材67a,67bに少なくとも1個の入賞玉が貯留さ
れれば特定誘導路形成部材74の内側に落下させること
が可能であるが、貯留部材を後方に向かって緩やかに傾
斜させ、所定個数以上の入賞玉が貯留されなければ、特
定誘導路形成突起74の内側に落下しないようにしても
良い。
【0026】また、可変入賞球装置40の後方下面に
は、図3に示すように、係止片75、76によって挟持
される端子基板77が設けられている。一方の係止片7
5は、前記周枠43の下部に一体的に形成されるもので
あり、他方の係止片76は、入賞空間44の後面壁裏面
に突設される取付ボスにビスで螺着されるものである
が、端子基板77の一端辺を係止片75に差し込んだ
後、端子基板77の他端辺を差し込んだ係止片76を取
付ボスに螺着するだけで、端子基板77を取り付けるこ
とができるので、従来のように端子基板の四隅をビスで
螺着する作業に比べて簡単に取り付けることができる。
また、端子基板77が下面に取り付けられるので、可変
入賞球装置40の後方への突出量を抑えることができ
る。
【0027】可変入賞球装置40の概の構成は、以上の
とおりであるが、これ以外にも可変入賞球装置40に
は、情報表示用の表示器、及び装飾用のランプやLED
が多数設けられている。これらについて図2を参照しな
がら簡単に説明すると、前記上部装飾板46の前面に
は、開閉サイクルの継続回数を表示する回数表示LED
78と、1回の開閉サイクル中に玉受部材47a,47
bに受け入れられた入賞個数を表示する個数表示LED
79が設けられている。また、入賞空間44の中央左右
を照明するために役物ランプ80が設けられ、前記可動
装飾部材66の左右の入賞空間44の後面壁を装飾する
ために飾りLED81(以下、飾りLED−Aという)
が設けられ、前記貯留部材67a,67bの後面左右を
装飾する飾りLED82(以下、飾りLED−Bとい
う)が設けられ、前記下部玉転動板73の後方を装飾す
る飾りLED83(以下、飾りLED−Cという)が設
けられている。なお、上記したランプやLEDを含め可
変入賞球装置40に設けられるすべての電気的部品は、
前記端子基板77に集約して接続されている。
【0028】以上、可変入賞球装置40を含むパチンコ
遊技機1の構成について説明してきたが、遊技盤11に
設けられる遊技装置は、図7に示す遊技制御回路によっ
て制御される。図7は、遊技制御回路をブロック構成で
示す回路図であり、MPU、ROM、RAM、入出力回
路を含む基本回路90によって制御される。しかして、
基本回路90は、スイッチ回路91を介して始動入賞玉
検出器17、18a,18b、特定入賞玉検出器52、
及び入賞玉検出器29からの検出信号が入力され、アド
レスデコード回路92から基本回路90及びスイッチ回
路91にチップセレクト信号が与えられる。また、電源
投入時に初期リセット回路93から基本回路90にリセ
ット信号が与えられ、所定時間毎に定期リセット回路9
4から基本回路90に定期リセット信号が与えられる。
【0029】一方、基本回路90からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、音回路95を介
してスピーカ7に音声信号が与えられ、大当り信号を導
出する大当り情報出力回路96に駆動信号を出力してい
る。また、LED回路97を介して個数表示LED7
9、回数表示LED78、及び飾りLED−Aに表示制
御信号が与えられ、ソレノイド回路98を介して玉受部
材ソレノイド48a,48b、振分部材ソレノイド6
1、及び貯留部材ソレノイド69に駆動信号が与えられ
ている。なお、ソレノイド回路98からは、飾りLED
−B,Cにも表示駆動信号が与えられている。更に、ラ
ンプ制御回路99を介して遊技効果ランプ10、チャッ
カーランプ19、肩ランプ22a,22b、袖ランプ2
3a,23b、風車ランプ24a,24b、サイドラン
プ25a,25b、レール飾りランプ27、及び役物ラ
ンプ80に表示制御信号が送られる。なお、上記した装
置や回路には、電源回路100から各種の電圧を有する
電力が供給されている。
【0030】次に、以上説明した可変入賞球装置40の
動作について図8乃至図13を参照して説明する。ま
ず、図8及び図9を参照して、始動入賞時の可変入賞球
装置40の動作について説明する。図8は、1回開き時
の動作を示すタイムチャートであり、図9は、2回開き
時の動作を示すタイムチャートである。
【0031】図8において、始動入賞口16a,16b
のいずれかに打玉が入賞して始動入賞玉検出器18a,
18bから始動信号S1を導出すると、その導出時から
所定時間(1.000秒)遅れて玉受部材47a,47
b(大入賞口と表示)が短い時間(0.400秒)開放
する。また、大入賞口47a,47bの開閉動作の終了
と同時に貯留部材67a,67b(足と表示)が異なる
時間の開放(0.704秒と0.600秒)を所定時間
(0.600秒)のインターバルを置いて2回行う。そ
して、足67a,67bの上記動作から僅かに遅れて、
振分部材59a,59b(腕と表示)も異なる時間の開
放(0.752秒と0.800秒)を所定時間(0.4
00秒)のインターバルを置いて2回行う。上記した動
作において、大入賞口47a,47bに受け入れられた
入賞玉が腕59a,59bの1回目の開放によって足6
7a,67bに向かって落下したときに、足67a,6
7bがインターバル中であれば、貯留され、足67a,
67bの2回目の開放によって特定誘導路形成突起74
の内側に落下して特定入賞口51に導かれ、大当り遊技
状態となる可能性がある。
【0032】また、始動信号S1があった後から玉受部
材47a,47bが閉じるまでの期間(図8中のアスタ
リスクが付されている期間)は、始動受付禁止期間とさ
れる。この始動受付禁止期間は、その期間内にいずれの
始動入賞口15、16a,16bに入賞した打玉も始動
入賞としての機能を無効とされるものである。なお、図
示のタイムチャートでは、玉受部材47a,47bが閉
じた後でも、入賞空間44を流下する入賞玉が特定入賞
口51に到達するまで時間がかかるので、玉受部材47
a,47bの閉成後一定時間(2.800秒)の役物連
続作動装置作動有効時間を認めている。役物連続作動装
置有効時間は、玉受部材47a,47bの閉じる間際に
入賞した入賞玉が特定入賞口51に入賞することもある
ので、その入賞を有効と認定するために設定される猶予
時間である。
【0033】次に、図9において、始動入賞口15に打
玉が入賞して始動入賞玉検出器17から始動信号S2を
導出すると、所定時間(1.000秒)遅れて大入賞口
47a,47bが微小時間(0.896秒)の間隔をお
いて短い時間(0.496秒)の開放を2回行う。そし
て、始動信号S2があった後から2回の大入賞口47
a,47bの開放が終了するまでの時間は、始動受付禁
止期間とされる。また、この2回開き始動において大入
賞口47a,47bの開放時間と開放回数とが1回開き
始動に比較して多いので、入賞玉が可変入賞球装置40
に受け入れられ易い。また、図9においても、大入賞口
47a,47bの閉成後一定時間(2.800秒)の役
物連続作動装置作動有効時間が認められている。
【0034】また、2回開き時において、2回目の大入
賞口47a,47bの開放後の足67a,67bと腕5
9a,59bの動作は、前記した1回開き時の動作と全
く同じであり、これに加えて1回目の大入賞口47a,
47bの開放に対応するように足67a,67bと腕5
9a,59b51とがそれぞれ所定時間(0.896
秒)の1回の開放を同時に行う。しかして、この1回の
開放によっても上記した手順を経て入賞玉が特定入賞口
51に誘導される可能性があるため、1回開き時よりも
大当り遊技状態となる確率が高くなる。
【0035】次に、図10及び図11を参照して開閉サ
イクル時の動作について説明する。図10は、開閉サイ
クルの基本的なタイミング動作を示し、図11は、最終
回の開閉サイクルのタイミング動作を示す。なお、図中
役物連続作動装置は、特定入賞口51への入賞、即ち、
特定入賞玉検出器52の動作を示す。
【0036】まず、開閉サイクルにおける基本的な動作
を図10に基づいて説明する。役物連続作動装置52が
作動して継続信号Rn(1≦n≦14)が導出される
と、その継続信号Rnから一定時間(3.000秒)遅
れて大入賞口47a,47bが開閉サイクルを開始す
る。この開閉サイクルにおいては、開放時間と閉成時間
とが0.800秒間隔で行われる。また、開閉サイクル
の終了条件に達したときには、前記と同様に役物連続作
動装置作動有効時間(2.800秒)が設定されてい
る。もちろん、最終回の開閉サイクルにおいては、この
役物連続作動装置作動有効時間の設定は、行われない。
また、継続信号Rnの導出後、大入賞口47a,47b
の開閉動作の開始前には、腕59a,59bと足67
a,67bとが0.504秒のONと0.496秒のO
FFとを複数回(3回)を繰り返して、開閉サイクルが
開始される旨を報知する。
【0037】一方、開閉サイクルが開始されると同時
に、足67a,67bがOFFとされたままの状態、即
ち貯留状態とされ、腕59a,59bが0.500秒の
ONと1.100秒のOFFとによる開閉動作を繰り返
す。つまり、貯留凹部57での入賞玉の停留時間が長く
なるように開閉制御される。したがって、上部玉転動板
55の誘導突起56a,56bの間の通路を入賞玉が連
続して流下しても後続の入賞玉は、左右に振り分けられ
て足67a,67bに貯留されない。ただし、先頭の入
賞玉P1(図1参照)は、腕59a,59bがONした
ときに下方に向かって落下して足67a,67bに貯留
される。
【0038】ところで、開閉サイクルが進んで大入賞口
47a,47bの開閉動作が13回目に達したとき又は
13回目以前に6個の入賞玉が入賞したときには、足6
7a,67bが0.600秒のONと1.000秒のO
FFとによる開閉動作を開始する。このため、貯留され
た入賞玉があるときには、該入賞玉は、開放されて特定
誘導路形成突起74の内側に落下して特定入賞口51に
導かれて継続権が成立する可能性が高い。また、足部材
67a,67bの開閉動作が開始されると同時に腕59
a,59bも0.400秒のONと1.200秒のOF
Fとによる開閉動作を開始する。上記した足67a,6
7bと腕59a,59bの開閉動作は、開閉サイクルの
終了条件(大入賞口47a,47bの18回の開閉動作
又は9個の入賞玉の発生)に到達するまで継続される。
なお、開閉サイクルの終了条件に達したときには、腕5
9a,59bと足67a,67bとが0.472秒のO
Nと0.456秒のOFFとを複数回(3回)を繰り返
して、開閉サイクルが終了した旨を報知する。
【0039】次に、最終回の開閉サイクルの動作につい
て図11を参照して説明する。図において、14回目の
開閉サイクルの途中(11回目の開閉動作の終了時)に
入賞玉が特定入賞口51に入賞して継続信号R15を導
出すると、ただちに大入賞口47a,47bの開閉動作
が終了すると共に、前記継続信号Rnが導出されたとき
と同様に開閉サイクルが開始される前に、腕59a,5
9bと足67a,67bの開閉動作が行われる。また、
最終回の開閉サイクルが開始したときには、腕59a,
59bと足67a,67bとが0.896秒のONと
0.896秒のOFFとによる開閉動作を開閉サイクル
が終了するまで行う。これは、次の開閉サイクルに継続
する必要がないため、足67a,67bによる貯留動作
を行う必要がないからである。
【0040】次に、図12及び図13参照して、各遊技
状態に応じて表示されるランプやLED、スピーカ7の
動作について説明する。図中丸印は、点灯状態を示し、
丸印の中にバツがある表示は、点滅表示することを示
す。
【0041】まず、電源を投入した通常の遊技状態で
は、可変入賞球装置40に設けられる飾りLED−C,
Bが2576msのOFFと1000msのONとによ
る点滅動作を位相をずらして行い、飾りLED−Aが
3.576s周期でそれぞれ点灯移動する。また、回数
表示LED78と個数表示LED79は、共に0を点灯
表示している。また、効果音は、発生されていない。
【0042】次に、打玉がいずれかの始動入賞口15、
16a,16bに入賞したときには、大入賞口47a,
47bの開放前後と開放中とによってランプ類の表示態
様が多少異なり、且つ開放中においては、1回開き時と
2回開き時と多少異なる。しかして、大入賞口47a,
47bの開放前後には、チャッカーランプ19とサイド
ランプ25a,25bの組と、風車ランプ24a,24
bと肩ランプ22a,22bの組とが96msで交互に
点滅し、大入賞口47a,47bの開放中には、チャッ
カーランプ19とサイドランプ25a,25bと役物ラ
ンプ80の組と、風車ランプ24a,24bと肩ランプ
22a,22bの組とが交互に点滅し(1回開き時にO
N96ms・OFF96ms、2回開き時にON96m
s・OFF104ms)、且つ袖ランプ23a,23b
が点灯する。また、飾りLED−A〜C及び回数表示L
ED78及び個数表示LED79は、大入賞口47a,
47bの開放に拘らず、飾りLED−A〜Cが48ms
で点滅し、回数表示LED78と個数表示LED79
は、共に「0」と「−」とを交互に400msの周期で
表示している。更に、スピーカ7からは、大入賞口47
a,47bの開放前に効果音Aが発生され、大入賞口4
7a,47bの開放中及び開放後に1回開き始動入賞の
ときに効果音Bが発生され、2回開き始動入賞のときに
効果音Cが発生される。
【0043】次に、大当り遊技状態時においては、役物
連続作動装置作動時から玉受部材47a,47bの開放
するまでの第1段階と、玉受部材47a,47bの開放
中の前半である6個入賞又は13回開閉時までの第2段
階と、玉受部材47a,47bの開放中の後半である6
個入賞又は13回開放時以降までの第3段階と、とに分
けてランプ、LED、効果音が駆動される。
【0044】まず、第1段階においては、遊技効果ラン
プ10とレール飾りランプ27とが交互に384msに
点滅し、サイドランプ25a,25bと肩ランプ22
a,22bと袖ランプ23a,23bの組と風車ランプ
24a,24bと役物ランプ80とチャッカーランプ1
9の組とが交互に96ms間隔で点滅し、飾りLED−
C,Bが交互に48ms間隔で点滅する。また、飾りL
ED−Aは、96msの周期で点灯移動し、回数表示L
ED78と個数表示LED79とは、7セグメントの各
セグメントが288msの周期で順次点灯移動する。ま
た、スピーカ7からは、効果音Dが発生される。
【0045】第2段階においては、遊技効果ランプ10
とレール飾りランプ27とが交互に400msに点滅
し、サイドランプ25a,25b、風車ランプ24a,
24b、肩ランプ22a,22b、役物ランプ80、袖
ランプ23a,23b及びチャッカーランプ19がON
200ms・OFF600ms間隔での点滅動作を位相
をずらして行い、飾りLED−A〜CがON96ms・
OFF192ms間隔での点滅動作を位相をずらして行
う。また、回数表示LED78及び個数表示LED79
は、それぞれ継続回数及び入賞個数を表示する。この場
合、開閉サイクルの継続回数が1〜9回目までは、一の
位を点灯表示し、10回目以降は、十の位及び一の位を
共に点灯表示する。また、第2段階においては、最終回
を除いて効果音Eが発生され、最終回には、効果音Gが
発生される。
【0046】次に、第3段階においては、第2段階と似
たような表示動作で駆動制御されるようになっている。
即ち、遊技効果ランプ10とレール飾りランプ27とが
交互に408msに点滅し、サイドランプ25a,25
b、風車ランプ24a,24b、肩ランプ22a,22
b、役物ランプ80、袖ランプ23a,23b及びチャ
ッカーランプ19がON136ms・OFF680ms
間隔での点滅動作を位相をずらして行い、飾りLED−
A〜CがON48ms・OFF96ms間隔での点滅動
作を位相をずらして行う。なお、回数表示LED78及
び個数表示LED79は、第2段階と全く同じように表
示制御される。また、第3段階においては、効果音Fが
発生される。
【0047】次に、大当り遊技状態の終了時において
は、一定時間(2.8s)の間、サイドランプ25a,
25bと肩ランプ22a,22bと袖ランプ23a,2
3bの組と風車ランプ24a,24bと役物ランプ80
とチャッカーランプ19の組とが交互に100ms間隔
で点滅し、飾りLED−C,Bが交互に48ms間隔で
点滅する。また、飾りLED−Aは、96msの周期で
点灯移動する。なお、回数表示LED78及び個数表示
LED79は、第2段階及び第3段階と全く同じように
表示制御される。また、効果音Hも発生される。
【0048】また、可変入賞球装置40を含む遊技装置
に異常が発生したときには、サイドランプ25a,25
bが点灯状態となり、飾りLED−A〜C、回数表示L
ED78、及び個数表示LED79が100ms間隔で
点滅し、効果音Iが発生される。これにより、例えば、
回数表示LED78や個数表示LED79を見ることに
より異常発生時の遊技状態を知ることができる。
【0049】以上、実施例に係る可変入賞球装置40を
含むパチンコ遊技機の構成について説明してきたが、本
実施例の可変入賞球装置40によれば、上部玉転動板5
5の誘導突起56a,56bの間の流路を流下する入賞
玉は、振分部材59a,59bが閉じているときに先頭
の入賞玉を除いて左右に振り分けられ、振分部材59
a,59bが開放しているときに下方の貯留部材67
a,67bに向かって落下する。そして、その落下した
入賞玉は、貯留部材67a,67bが閉じているときに
は、2個まで貯留され、それ以上の入賞玉は、貯留され
ている入賞玉に衝突して下部玉転動板73の左右に落下
する。したがって、上部玉転動板55の誘導突起56
a,56bの間の流路を流下する入賞玉が貯留部材67
a,67bの上方に位置する振分部材59a,59bに
よって振り分けられるので、貯留部材67a,67bに
貯留されたり、あるいは貯留されなかったりする。ま
た、貯留部材67a,67bに貯留された入賞玉が開放
されたときに、該入賞玉が特定誘導路形成突起74の内
側に落下すれば、特定入賞口51に導かれる確率が高く
なる。つまり、貯留部材67a,67bに向かって流下
する入賞玉がすべて貯留される分けではないので、まず
入賞玉の貯留に対するスリルを味わうことができ、その
後、貯留された入賞玉が特定誘導路形成突起74の内側
に落下するか否かに対するスリルを味わうことができて
遊技に対する興趣を高めることができる。
【0050】なお、上記した実施例では、振分部材59
a,59b及び貯留部材67a,67bが一対の棒状部
材で形成されたものを示したが、振分機能又は貯留機能
があれば、そのような構造のものでも良く、また、その
配置関係も入賞玉の流下上方に振分部材があり、入賞玉
の流下下方に貯留部材が配置されていれば良い。また、
特定誘導路を形成するものも、連続した突起ではなく、
凹部や溝であっても良い。また、多くの場合、キャラク
タ意匠が付与されていない部材が振分又は貯留しても臨
場感に欠ける不都合があるが、本実施例においては、振
分部材59a,59b及び貯留部材67a,67bを1
つのキャラクタ意匠で統一したものであるので、キャラ
クタの動き自体に面白みがあり且つ振分・貯留の機能を
果たす。また、複数のキャラクタ意匠で振分部材や貯留
部材を装飾しても良いが、本実施例のように、1つの関
連したキャラク意匠で振分部材や貯留部材を装飾したと
きには、限られたスペースの中でよりキャラク部材を大
きくできて、各部材の動きが大きくとれ臨場感を増すこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、電気的駆動源によって始動入賞
時及び大当り遊技状態時にのみ作動される貯留部材又は
振分部材を、開閉サイクルのインターバル時間の間に第
1の状態におけるいかなる開閉周期とも異なる開閉周期
で複数回可動させるので、可動部材に開閉サイクルが終
了した旨を報知する機能を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る可変入賞球装置の内部構造を示す
斜視図である。
【図2】可変入賞球装置の正面図である。
【図3】可変入賞球装置の縦方向に切断した縦断面図で
ある。
【図4】可変入賞球装置が応用される弾球遊技機の一例
のパチンコ遊技機の正面図である。
【図5】パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。
【図6】遊技盤の背面図である。
【図7】遊技動作を制御する遊技制御回路を示すブロッ
ク図である。
【図8】1回開き始動入賞時における可変入賞球装置の
動作を示すタイムチャートである。
【図9】2回開き始動入賞時における可変入賞球装置の
動作を示すタイムチャートである。
【図10】大当り遊技状態時における開閉サイクルの基
本的な動作を示すタイムチャートである。
【図11】大当り遊技状態時における最終回の開閉サイ
クルの動作を示すタイムチャートである。
【図12】各遊技状態におけるランプ、LED、スピー
カの動作を示す一覧表図である。
【図13】各遊技状態におけるランプ、LED、スピー
カの動作を示す一覧表図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 40 可変入賞球装置 44 入賞空間 47a,47b 玉受部材 51 特定入賞口(特定入賞領域) 59a,59b 振分部材(可動部材) 60a,60b 当接部材 67a,67b 貯留部材(可動部材) 68a,68b 停留立片 74 定誘導路形成突起

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者にとって有利な第1の状態と遊技
    者にとって不利な第2の状態とに変化可能な玉受部材
    と、該玉受部材によって受け入れられた入賞玉が落下す
    る入賞空間と、始動入賞時に前記入賞空間を落下する入
    賞玉が入ったときに大当り遊技状態を発生せしめると共
    にその大当り遊技状態時に該入賞空間を落下する入賞玉
    が入ったときに所定のインターバル時間を置いて前記第
    1の状態を繰り返すことが可能な特定入賞領域と、を備
    えた可変入賞球装置において、 前記入賞空間に電気的駆動源によって前記始動入賞時及
    び大当り遊技状態時にのみ作動される貯留部材を設け、
    貯留部材を前記インターバル時間の間に前記第1の状
    態におけるいかなる開閉周期とも異なる開閉周期で複数
    回可動させるようにしたことを特徴とする弾球遊技機の
    可変入賞球装置。
  2. 【請求項2】 遊技者にとって有利な第1の状態と遊技
    者にとって不利な第2の状態とに変化可能な玉受部材
    と、該玉受部材によって受け入れられた入賞玉が落下す
    る入賞空間と、始動入賞時に前記入賞空間を落下する入
    賞玉が入ったときに大当り遊技状態を発生せしめると共
    にその大当り遊技状態時に該入賞空間を落下する入賞玉
    が入ったときに所定のインターバル時間を置いて前記第
    1の状態を繰り返すことが可能な特定入賞領域と、を備
    えた可変入賞球装置において、 前記入賞空間に電気的駆動源によって前記始動入賞時及
    び大当り遊技状態時にのみ作動される振分部材を設け、
    振分部材を前記インターバル時間の間に前記第1の状
    態におけるいかなる開閉周期とも異なる開閉周期で複数
    回可動させるようにしたことを特徴とする弾球遊技機の
    可変入賞球装置。
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