JPH07115545A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

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JPH07115545A
JPH07115545A JP5262327A JP26232793A JPH07115545A JP H07115545 A JPH07115545 A JP H07115545A JP 5262327 A JP5262327 A JP 5262327A JP 26232793 A JP26232793 A JP 26232793A JP H07115545 A JPH07115545 A JP H07115545A
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JP
Japan
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parameter
image
unit
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data
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Application number
JP5262327A
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English (en)
Inventor
Taro Yokose
太郎 横瀬
Kazuhiro Suzuki
一弘 鈴木
Toshiaki Yoshinari
敏明 吉成
Takeshi Umezawa
健 梅澤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理時間の増加や装置の複雑化を抑えた上
で、最適な量子化パラメータに準じたパラメータを用い
て符号化を行う画像符号化装置を提供すること。 【構成】 画像を入力する画像入力部10と、画像入力
部10からの画像データを符号化する符号化部50と、
符号化部50における符号化処理のパラメータを最適化
するパラメータ最適化部30と、パラメータ最適化部3
0で最適化されたパラメータを保持し符号化部50に送
出するパラメータ保持部40と、パラメータ最適化を行
うか或いは符号化処理を行うかによって画像入力部10
からの画像データをパラメータ最適化部30或いは符号
化部50へ選択的に供給する切り換えスイッチ20とを
備えており、符号化処理と独立してパラメータ最適化を
行うことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、画像デ
ータベース等に装備される画像符号化装置に関するもの
であり、特に符号化処理に関するパラメータを最適化す
る画像符号化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】符号化処理における各パラメータに対し
て、実際に符号化を行う画像の特性に応じた最適化処理
を行い、符号化効率の向上および画質劣化の低減を図る
手法は公知の技術である。
【0003】たとえば、伊東晋,「画像情報処理の基
礎」,東京理科大学出版会発行には、変換符号化に関す
る最適化の記載がある。具体的には、各変換係数の分散
に応じて量子化に用いるビット数を配分し、最適な量子
化パラメータを作成する。この結果として、圧縮率の向
上および画像劣化の改善を図ることができる。
【0004】以下、二つの従来例について説明する。
【0005】〔従来例1〕図18は、従来の一般的な画
像符号化装置の概略構成図である。図中、10は画像入
力部、40はパラメータ保持部、50は符号化部、60
は入力画像データ、310はDCT(離散コサイン変
換)変換部、370は量子化部、380は可変長符号化
部、410は変換係数データ、460は量子化変換係数
データ、810は量子化パラメータデータである。
【0006】次に、図18の各部について説明する。画
像入力部10は画像の入力を行い、入力画像データ60
をDCT変換部310に送出する。DCT変換部310
は入力画像データ60に対してDCT変換処理を行い、
変換係数データ410を量子化部370へ送出する。パ
ラメータ保持部40は量子化パラメータを保持し、量子
化パラメータデータ810として符号化部50中の量子
化部370へ送出する。
【0007】符号化部50は、以下の構成よりなる。量
子化部370は、量子化パラメータデータ810に従っ
て変換係数データ410に量子化処理を行い、量子化変
換係数データ460として可変長符号化部380へ送出
する。可変長符号化部380は量子化変換係数データ4
60に対して可変長符号化処理を行う。
【0008】以上の構成に基づいた動作について説明す
る。図19は、図18の画像符号化装置の動作を説明す
るフローチャートである。これに基づいて以下に動作の
説明を行う。まず、S210では、画像入力部10にお
いて処理対象となる画像の入力を行い、入力画像データ
60としてDCT変換部310に送出する。S510で
は、DCT変換部310において入力画像データ60に
対してDCT変換処理を行い、変換係数データ410と
して量子化部370へ送出する。S520では、量子化
部370においてパラメータ保持部40が提示する量子
化パラメータ810に従って変換係数データ410に量
子化処理を行い、量子化変換係数データ460として可
変長符号化部380へ送出する。S530では可変長符
号化部380において量子化変換係数データ460に可
変長符号化を行う。
【0009】これ以降、上述のような画像符号化装置を
従来例1と呼ぶ。一般的に、従来例1における量子化パ
ラメータの設定は、符号化処理に前もって次のような手
順で行われる。
【0010】手順1):一般によく使用されると想定さ
れる画像を1枚以上選択する。
【0011】手順2):手順1)で選択された画像の各
々に対して、量子化パラメータの最適化を行う。
【0012】手順3):手順2)で求められた各パラメ
ータに対して、重み付きの平均化を行う。
【0013】手順4):手順3)で得られた値に量子化
パラメータを固定する。
【0014】上述した量子化パラメータの設定におい
て、手順2)では上記のような量子化パラメータの最適
化手法が用いられる。
【0015】また、手順3)の重み付き平均化処理は、
手順1)で選択した画像毎に出現確率を想定し、高出現
率の画像の重みを多くする、或いは、画質劣化を考慮
し、重要度の高い画像の重みを多くする等の方法で行わ
れる。
【0016】上記した従来例1では、パラメータ保持部
40で保持する量子化パラメータは固定となっており変
更ができない。したがって、手順1)で想定された画像
とは異なる特性を持つ画像、すなわち変換係数の分散が
異なるような画像を符号化する際も、同一の量子化パラ
メータで処理を行うことになる。このため符号化する画
像によっては、符号化効率が落ちる、量子化誤差等のた
めに画質の劣化が激しくなる等の問題が生じる。これは
言いかえれば、使用する符号化手法の効果を十分に引き
出せていないことになる。
【0017】この符号化処理の効果低下を改善するため
に、実際に符号化する個々の画像に前記の最適化手法を
用いて、個別に最適な量子化パラメータを設計する手法
が提案されている。
【0018】(従来例2)図20は、個々の画像に最適
な量子化パラメータを設計する画像符号化装置の概略構
成図である。図中、図18と同様の部分には同じ符号を
付して説明を省略する。30はパラメータ最適化部、2
10は変換係数バッファ部、220は制御信号、230
は変換係数データ、320は平均電力測定部、330は
ビット割り当て部、340はパラメータ作成部、420
は平均電力データ、430はビット割り当てデータ、8
20は量子化パラメータデータである。
【0019】次に、図20の各部について説明する。画
像入力部10は画像の入力を行い、入力画像データ60
をDCT変換部310に送出する。DCT変換部310
は入力画像データ60にDCT変換を施し、変換係数デ
ータ410としてパラメータ最適化部30中の平均電力
測定部320と、変換係数バッファ部210へ送出す
る。
【0020】パラメータ最適化部30は以下の構成より
なる。平均電力測定部320は変換係数データ410の
平均電力を計算し、平均電力データ420をビット割り
当て部330へ送出する。ビット割り当て部330は平
均電力データ420に基づいて量子化ビットの割り当て
を行い、ビット割り当てデータ430としてパラメータ
作成部340へ送出する。パラメータ作成部340はビ
ット割り当てデータ430に基づいて量子化パラメータ
を作成し、量子化パラメータデータ820としてパラメ
ータ保持部40へ送出する。
【0021】パラメータ保持部40は量子化パラメータ
データ810を量子化部370へ送出し、また制御信号
220を変換係数バッファ部210へ送出する。変換係
数バッファ部210は制御信号220を受け取るまで、
DCT変換部310から送出される変換係数データ41
0を保持する。そして制御信号220を受け取ると、符
号化部50中の量子化部370へ変換係数データ230
を送出する。
【0022】符号化部50は以下の構成よりなる。量子
化部370は量子化パラメータ810に従って変換係数
データ230に量子化を行い、量子化変換係数データ4
60として可変長符号化部380へ送出する。可変長符
号化部380は量子化変換係数データ460に対して可
変長符号化を行う。
【0023】以上の構成に基づいた動作について説明す
る。図21、図4は図20の画像符号化装置の動作を説
明するフローチャートである。これに基づいて以下に動
作の説明を行う。
【0024】まず、S210では、画像入力部10にお
いて処理対象となる画像の入力を行い、入力画像データ
60としてDCT変換部310へ送出する。S310で
は、DCT変換部310において入力画像データ60に
DCT変換処理を行い、変換係数データ410として平
均電力測定部320および変換係数バッファ部210へ
送出する。S320では、変換係数バッファ部210に
おいて変換係数データ410を一時的に蓄積する。S3
30では、平均電力測定部320において、変換係数デ
ータ410の各変換係数について平均電力を測定し、平
均電力データ420としてビット割り当て部330へ送
出する。S340では、ビット割り当て部330におい
て平均電力データ420に応じたビット割り当てを行
い、ビット割り当てデータ430をパラメータ作成部3
40へ送出する。S350では、パラメータ作成部34
0においてビット割り当てデータ430に応じて量子化
ステップを決定し、量子化パラメータを作成する。S3
60では、パラメータ保持部40に量子化パラメータデ
ータ820の登録を行う。S370では、パラメータ保
持部40において符号化開始指示として、制御信号22
0を変換係数バッファ部210へ送出する。これにより
変換係数バッファ部210は量子化部370に対して変
換係数データ230の送出を開始する。S380では、
量子化部370において変換係数データ230に対し、
量子化パラメータデータ810に従った量子化処理を行
い、量子化変換係数データ460として可変長符号化部
380へ送出する。S390では、可変長符号化部38
0において量子化変換係数データ460に対して可変長
符号化を行う。
【0025】これ以降、上述のような画像符号化装置を
従来例2と呼ぶ。従来例2によれば、各画像に対して最
適な量子化パラメータを使用することができるため、ど
の画像に対しても使用する符号化手法が持つ最大の効果
をもたらすことが可能となる。
【0026】しかし、上記した従来例2には、以下に示
すように二つの問題点がある。
【0027】問題点a):最適化にかかる処理時間の
分、符号化処理全体の処理時間が増加する。
【0028】問題点b):最適化処理用の装置を画像符
号化装置に付加せねばならず、装置全体が複雑化および
高コスト化する。
【0029】上記問題点a)は、最適化処理が終了しな
いと量子化パラメータが決定されないため、それまで符
号化処理が開始できないことに起因する。問題点b)
は、最適化処理を行うこと自体に起因し、具体的には図
20におけるパラメータ最適化部30、変換係数バッフ
ァ部210等の付加を指す。
【0030】以上述べたように、従来例1のように量子
化パラメータの最適化を行わない画像符号化装置では、
それぞれの画像の持つ変換係数の分散の違いによる圧縮
率、画像劣化等、符号化処理の効果の違いが顕著である
という問題がある。
【0031】また、従来例2のように画像ごとに量子化
パラメータの最適化を行う画像符号化装置では、最適化
を行わない場合に較べ、処理時間が増加し、装置構成が
複雑になるという問題がある。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に鑑みてなされたもので、処理時間の増加や装置の複雑
化を抑えた上で、最適な量子化パラメータに準じたパラ
メータを用いて符号化を行う画像符号化装置を提供する
ことを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明の画像符号化装置
は、画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力手段
からの画像データを符号化する符号化手段と、前記符号
化手段における符号化処理のパラメータを最適化するパ
ラメータ最適化手段と、前記パラメータ最適化手段で最
適化されたパラメータを保持し前記符号化手段に送出す
るパラメータ保持手段と、パラメータ最適化を行うか或
いは符号化処理を行うかによって前記画像入力手段から
の画像データを前記パラメータ最適化手段或いは前記符
号化手段へ選択的に供給する切り換え手段とを備えてい
ることを特徴とする。
【0034】
【作用】本発明の作用を、図1を参照しながら具体的に
例を挙げて説明する。
【0035】本発明は、画像を入力する画像入力部10
と、量子化パラメータ最適化処理と符号化処理の切り換
えに応じて入力画像を平均電力測定部320と量子化部
370に送出する切り換えスイッチ20と、入力画像の
平均電力を測定する平均電力測定部320と、平均電力
に応じて量子化ビットを割り当てるビット割り当て部3
30と、ビット割り当てに従って量子化パラメータを作
成するパラメータ作成部340と、量子化パラメータを
一時的に保持するパラメータバッファ部350と、複数
の量子化パラメータに対して重み付き平均化処理を施す
平均化処理部360と、最適量子化パラメータを保持す
るパラメータ保持部40と、パラメータ保持部40から
提示される量子化パラメータに従って入力画像に量子化
を行う量子化部370と、可変長符号化を行う可変長符
号化部380とを有し、一連の符号化処理の前に量子化
パラメータの最適化処理を行うことを特徴としている。
【0036】図1は、本発明のブロック図である。図
中、図20と同様の部分には同じ符号を付して説明を省
略する。20は切り換えスイッチ、350はパラメータ
バッファ部、360は平均化処理部、440、450は
量子化パラメータデータである。
【0037】次に、図1の各部について説明する。画像
入力部10は画像の入力を行い、入力画像データ60を
DCT変換部310に送出する。DCT変換部310は
入力画像データ60にDCT変換を施し、変換係数デー
タ410として切り換えスイッチ20へ送出する。切り
換えスイッチ20は量子化パラメータ最適化処理時と符
号化処理時に応じて、変換係数データ410をパラメー
タ最適化部30中の平均電力測定部320と、符号化部
50中の量子化部370へ送出する。
【0038】パラメータ最適化部30は以下の構成より
なる。平均電力測定部320は変換係数データ410の
平均電力を計算し、平均電力データ420をビット割り
当て部330へ送出する。ビット割り当て部330は平
均電力データ420に基づいて量子化ビットの割り当て
を行い、ビット割り当てデータ430としてパラメータ
作成部340へ送出する。パラメータ作成部340はビ
ット割り当てデータ430に基づいて量子化パラメータ
を作成し、量子化パラメータデータ440をパラメータ
バッファ部350へ送出する。パラメータバッファ部3
50は量子化パラメータデータ440を一時的に記憶す
る。平均化処理部360はパラメータバッファ部に蓄積
された量子化パラメータデータ450に対し、あらかじ
め設定された重み付き平均化処理を行い、量子化パラメ
ータを決定する。そして、量子化パラメータデータ82
0としてパラメータ保持部40へ送出する。
【0039】パラメータ保持部40は量子化パラメータ
最適化処理時には量子化パラメータデータ820を受け
取り保持する。そして符号化時には、量子化パラメータ
データ810として符号化部50中の量子化部370へ
送出する。
【0040】符号化部50は以下の構成よりなる。量子
化部370は量子化パラメータデータ810に従って変
換係数データ410に量子化処理を行い、量子化変換係
数データ460として可変長符号化部380へ送出す
る。可変長符号化部380は量子化変換係数データ46
0に可変長符号化処理を行う。
【0041】図2、図3、図4は本発明の動作を説明す
るフローチャートである。これらに基づいて以下に動作
の説明を行う。
【0042】図2は、本発明における全体の大まかな処
理の流れを示している。本発明における動作は、量子化
パラメータ最適化処理と符号化処理の2つの処理に分け
られる。S10ではその両処理のいずれを行うかを判断
する。量子化パラメータの最適化を行う際は、S20で
図1の切り換えスイッチをA側に設定する。そして、S
60で量子化パラメータ最適化処理を実行する。S10
で符号化処理を行う際には、S40で切り換えスイッチ
をB側に設定する。続いて、S50で符号化処理を行
う。上記切り換えスイッチの切り換えは、使用者または
管理者によって行われる。
【0043】図3(a)および図4(a)は、図2の量
子化パラメータ最適化処理S60における動作を、図3
(b)および図4(b)は図2の符号化処理S50にお
ける動作をそれぞれ説明するフローチャートである。図
中、使用者または管理者によって行われる作業を点線で
示す。以下の各フローチャートでも同様に表記する。以
下に、量子化パラメータ最適化処理と符号化処理に分け
て動作の説明を行う。
【0044】まず、図3(a)、図4(a)に基づい
て、量子化パラメータ最適化処理の動作について説明す
る。量子化パラメータ最適化処理を行う際は、図1の切
り換えスイッチはA側に設定される。
【0045】S110では使用者または管理者が、この
画像符号化装置において使用される画像で代表的と推定
されるものを1枚以上選定する。以下、ここで選定され
た画像を代表画像群と呼ぶ。
【0046】S120では、画像入力部10において代
表画像群中から選択した画像の入力を行い、DCT変換
部310へ入力画像データ60を送出する。
【0047】S130では量子化パラメータ最適化処理
として、パラメータ最適化部30の一部およびDCT変
換部310において、S410からS440という処理
が行われる。S410では、DCT変換部310におい
て、入力画像データ60に対しDCT変換を施し変換係
数データ410として、A側に設定された切り換えスイ
ッチ20を経て、パラメータ最適化部30中の平均電力
測定部320へ送出する。S420では、平均電力測定
部320において、変換係数データ410の各変換係数
に対して平均電力を測定する。S430では、ビット割
り当て部330において、各変換係数に平均電力に応じ
てデータ表現に使用するビット数を割り当てる。S44
0では、パラメータ作成部340において、ビット割り
当てデータに基づいて量子化ステップを決定し、量子化
パラメータデータ440としてパラメータバッファ部3
50へ送出する。
【0048】S140では、パラメータバッファ部35
0において、S130で得られた量子化パラメータを一
時的に記憶する。
【0049】S150では、代表画像群の全画像を処理
し終わったかどうかを判断する。全画像を処理したので
あればS160へ進み、そうでなければS120へ進
む。
【0050】S160では平均化処理部360におい
て、S140で一時的に記憶された全ての量子化パラメ
ータに重み付き平均化処理を行って、量子化パラメータ
を作成する。重み付き平均化処理の際には、各画像の推
定出現確率や重要度等に応じてあらかじめ設定された重
み付けを行う。
【0051】S170では、量子化パラメータデータ8
20を平均化処理部360からパラメータ保持部40へ
送出し、パラメータ保持部40において量子化パラメー
タの登録を行う。この量子化パラメータは次回の量子化
パラメータ最適化処理まで保持される。
【0052】次に図3(b)、図4(b)に基づいて、
符号化処理の動作について説明する。符号化処理を行う
際は、図1の切り換えスイッチはB側に設定される。
【0053】S210では、画像入力部10において符
号化対象の画像の入力を行い、入力画像データ60とし
てDCT変換部310へ送出する。
【0054】S220では、符号化部50を構成する各
部およびDCT変換部310において、S510からS
530の手順で符号化処理を行う。S510では、DC
T変換部310において、入力画像データ60に対しD
CT変換を施す。そしてその結果を変換係数データ41
0として切り換えスイッチ20を経て、符号化部50中
の量子化部370へ送出する。S520では量子化部3
70において、変換係数データ410に対し量子化パラ
メータデータ810に従った量子化を行い、量子化変換
係数データ460として可変長符号化部380へ送出す
る。S530では、可変長符号化部380において、量
子化変換係数データ460に対して可変長符号化を行
う。
【0055】以上説明した動作の中の量子化パラメータ
最適化処理において、S430でビット割り当て部33
0によって行われるビット割り当ては、以下のように行
われる。ここで、各変換係数に番号をふり、記号yと番
号を示す添字iでyi と表すことにする。また、変換係
数yi の個数をn、変換係数yi の平均電力をσyi 2
割り当てるビットの総数をMとする。このとき、変換係
数yi に割り当てるべきビット数mi は、
【数1】 なる式で求められる。従って総ビット数Mさえ設定して
おけば、あとは各変換係数の電力σyi 2 から最適なビッ
ト割り当てを算出することができる。なお、符号化パラ
メータの最適化処理に関する詳しいアルゴリズムの導出
については、前出の文献「画像情報処理の基礎」に説明
されているので省略する。
【0056】以上のようにビット割り当て処理の際に
は、量子化に用いる総ビット数が設定されている必要が
ある。この総ビット数は、要求される画質や符号化効率
によって決定する。
【0057】このとき、総ビット数を何通りか用意して
最適化を行っておき、使用者が量子化パラメータを適宜
切り換えるようにしてもよい。すなわち、通常は、図5
(a)に示されるように一組の量子化パラメータしか使
用しないが、同図(b)に示されるように予め用意され
た複数組の量子化パラメータを適宜切り換えるようにし
てもよい。同様の効果は、総ビット数を変数Xで定義し
ておき、変数入りの量子化パラメータを作成しても実現
できる。同図(c)はこのような例である。このように
変数Xを導入しておけば、符号化処理時に、使用者の意
図に応じてこの変数へ代入を行い、高画質対応にも高圧
縮率対応にも自由にパラメータの変更を行うことができ
る。
【0058】ところで、上記した量子化パラメータ最適
化処理において、S110における代表画像群の選定
は、その変換係数の平均電力が、特定の画像符号化装置
において使用頻度の高い画像が持つ変換係数の平均電力
と、類似するように選ばれる。例えば、文書をよく使用
するような画像符号化装置であれば、文字を主体とした
画像を代表画像群に選定すれば良い。
【0059】このように、当該画像符号化装置で使用さ
れる可能性の高い画像の種類に合わせて量子化パラメー
タ最適化処理を行っておくことにより、効率が高い符号
化を行うことができる。
【0060】次に、量子化パラメータ最適化処理S30
について、以上の例では代表画像群の全ての画像に対し
て最適化を行ってから平均を求めるのであるが、各画像
の最適化終了後に逐次平均を計算していくようなアルゴ
リズムでも良い。こうすればパラメータ用のメモリを節
約することができる。
【0061】また、各画像の変換係数の平均電力を平均
した、いわば平均画像に対して1度だけ最適化を行うア
ルゴリズムでもよい。これを数式的に表すと、以下の様
になる。いま、代表画像群をA、代表画像群中の各画像
とその変換係数の平均電力をSA およびCA 、最適量子
化パラメータをPA とし、DCT変換後の各変換係数に
対する平均電力測定処理をg( )、(1)式を用いた
量子化パラメータ最適化処理をf( )、Aにおける重
み付き平均化処理を〈 〉A とする。これより、 CA =g(SA ) ・・・ (2) である。上記の動作説明では、最適化処理結果を平均化
する PA =〈f(CA )〉A ・・・ (3) なるアルゴリズムを提示したが、平均化した変換係数の
平均電力に最適化処理をする PA =f(〈CA A ) ・・・ (4) というアルゴリズムでも良い。f( )が非線形関数の
場合、(3)式と(4)式で得られる結果は一致しない
が、f( )による量子化パラメータの改善効果はどち
らの式からも得ることができる。また、厳密にいえば、 E=〈ρ(f(CA ),PA )〉A ・・・ (5) なる式で表されるパラメータ最適化誤差Eを、最小にす
るようにPA を選ぶというアルゴリズムでも良い。ここ
で、ρ(x,y)はxとyの距離を表す。ここでいう距
離とは、両パラメータの各要素について適当に重み付け
をして測った距離でもよい。
【0062】図6は、従来例1、2と本発明の比較であ
る。これに沿って、以下に本発明による効果を述べる。
【0063】本発明によれば、量子化パラメータ最適化
処理を行うため、従来例1に比して符号化効率、画質等
の符号化処理の性能を向上することができる。このこと
は以下のように説明できる。
【0064】従来例1では、装置を構成する際に一般的
と推定される画像全体の集団Bを仮定し、量子化パラメ
ータを各画像毎に最適化する。そして得られた各パラメ
ータに重み付き平均化処理を行い、量子化パラメータP
B を決定する。画像集団B中の各画像をSB 、その変換
係数の平均電力をCB とし、上述の記号を用いて表せ
ば、この場合使用される量子化パラメータPB は、 CB =g(SB ) ・・・ (6) PB =〈f(CB )〉B ・・・ (7) で求められる。
【0065】一方、本発明で使用される量子化パラメー
タPA は、(3)式で求められる。実際に符号化対象と
なる画像をxとすると、xの最適量子化パラメータPx
は、 CX =g(x) ・・・ (8) Px =f(CX ) ・・・ (9) と表せる。ここで、代表画像集団Aおよび全体画像集団
Bの定義を考慮すれば、 Prob{ρ(〈CA A ,CX )<ρ(〈CB B ,CX )}> Prob{ρ(〈CA A ,CX )>ρ(〈CB B ,CX )} ・・・(10) となる。ここで、Prob{ }は{ }内の事象の生
起確率を表す。関数f()は単調という仮定をすれば、
A およびPB の定義を考慮して、 Prob{ρ(PA ,Px )<ρ(PB ,Px )}> Prob{ρ(PA ,Px )>ρ(PB ,Px )} ・・・(11) とかける。この(11)式は一般にはPB よりもPA
ほうがPx に近いことを示す。ここで、式(1)に従っ
て画素値の発生確率に応じた符号語を割り当てるという
関数f( )の内容からいって、関数f( )が単調と
いう仮定は成立するといえる。従って、PA による符号
化の方がPB によるものよりも優れていると結論でき
る。
【0066】また、本発明によれば、量子化パラメータ
最適化処理と符号化処理が独立しているため、図4に示
すように符号化処理時にこれと並行して最適化を行う必
要がない。従って、従来例2に比して符号化の処理時間
が少なくてすむ。同時に、符号化処理時にはパラメータ
最適化部30は必要ないので、パラメータ最適化部30
を画像符号化装置の本体100から取り外しが可能な構
成にできる。すなわち、平均電力測定部320と切り換
えスイッチ20との間の配線と、平均化処理部360と
パラメータ保持部40との間の配線にそれぞれ接続コネ
クタ110,120を設け、符号化処理時にはパラメー
タ最適化部30を取り外しておくことができる。
【0067】このように、パラメータ最適化部30を画
像符号化装置の本体100に対して着脱自在としておく
ことにより、本発明の画像符号化装置は、高速にしかも
高い効率で符号の圧縮を実現するにもかかわらず、符号
化処理時には接続用のコネクタ110,120等の僅か
な部品が付加されるだけであり、従来例1とほぼ同じ構
成で実現することができる。これにより装置の簡単化、
低コスト化が図れる。
【0068】本発明の効果を整理すると次のようにな
る。
【0069】(1)量子化パラメータの最適化を行わな
い場合に比較して、画質の劣化が少なく高圧縮率の符号
化が行える。
【0070】(2)量子化パラメータの最適化を行うに
も拘わらず、符号化に要する処理時間は、量子化パラメ
ータの最適化を行わない画像符号化装置に比べて長くな
ることがない。
【0071】(3)符号化処理時は、量子化パラメータ
の最適化を行わない画像符号化装置と同じ簡単な構成で
実現できる。
【0072】
【実施例】以下、本発明において、 〔1〕 適応的符号化に適用した場合 〔2〕 代表画像群の選定を自動化により簡略化した場
合 〔3〕 本発明を一般化した場合 〔4〕 〔1〕の実施例を一般化した場合 〔5〕 〔2〕の実施例を一般化した場合 の5つの実施例について述べる。
【0073】〔第1の実施例〕ここでは、第1の実施例
として適応的符号化に本発明を適用した場合について示
す。ここでいう適応的符号化とは、画像を小領域に分
け、各領域をその画像特性によってカテゴリに分類し、
各カテゴリに適した量子化パラメータを用いて符号化を
行う公知の技術である。カテゴリの例としては文字部と
イメージ部の2つのカテゴリを使用するもの等があり、
例えば、特開平4−87460号公報に記載されている
技術がこれに該当する。DCTにおいては周波数空間で
量子化を行うため、周波数特性の違うカテゴリでそれぞ
れ固有の量子化パラメータを使用することは、符号化効
率の向上に大きく寄与する。
【0074】以下、カテゴリという言葉はこの意味で使
用する。また、複数のカテゴリが存在する場合には量子
化パラメータも複数必要となるが、この量子化パラメー
タ群をパラメータセットと呼ぶことにする。
【0075】図7は、本発明の第1の実施例を示す構成
図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付し
て説明を省略する。510は領域分割部、520はカテ
ゴリ判別部、610、630は領域画像データ、620
はカテゴリ判別データ、640は領域変換係数データ、
650が領域量子化変換係数データである。
【0076】次に、図7の各部について説明する。画像
入力部10は画像の入力を行い、入力画像データ60を
領域分割部510へ送出する。領域分割部510は入力
画像データ60をあらかじめ設定された方法で小領域に
切り分け、領域画像データ610、630としてそれぞ
れカテゴリ判別部520、DCT変換部310へ送出す
る。カテゴリ判別部520は領域画像データ610をあ
らかじめ定められたカテゴリのいずれかへ分類する。そ
して、分類した結果はカテゴリ判別データ620として
切り換えスイッチ20へ送出する。DCT変換部310
は領域画像データ630にDCT変換を施し、領域変換
係数データ640として切り換えスイッチ20へ送出す
る。
【0077】切り換えスイッチ20は量子化パラメータ
最適化処理時と符号化処理時に応じて、領域変換係数デ
ータ640をパラメータ最適化部30中の平均電力測定
部320と符号化部50中の量子化部370へ送出す
る。それと同時に、やはり最適化処理と符号化処理の切
り換えに応じて、カテゴリ判別データ620をパラメー
タ最適化部30とパラメータ保持部40へ送出する。切
り換えスイッチ20中には2つのスイッチが含まれてい
るが、この両者は連動している。従ってどちらかがAで
もう一方がBに接続されるといったことは起こらない。
【0078】パラメータ最適化部30は以下の構成より
なる。平均電力測定部320は領域変換係数データ62
0の平均電力を計算し、平均電力データ420をビット
割り当て部330へ送出する。ビット割り当て部330
は平均電力データ420に基づいて量子化ビットの割り
当てを行い、ビット割り当てデータ430としてパラメ
ータ作成部340へ送出する。パラメータ作成部340
はビット割り当てデータ430に基づいて量子化パラメ
ータを作成し、量子化パラメータデータ440をパラメ
ータバッファ部350へ送出する。パラメータバッファ
部350は量子化パラメータデータ440を一時的に記
憶し、量子化パラメータデータ450として平均化処理
部360へ送出する。平均化処理部360は量子化パラ
メータデータ450に対して、カテゴリ別に重み付き平
均化処理を行う。そして量子化パラメータデータ820
としてパラメータ保持部40へ送出する。
【0079】パラメータ保持部40は量子化パラメータ
最適化処理時にはカテゴリ毎の量子化パラメータデータ
820を受け取り、パラメータセットとして全てを保持
する。符号化処理時には保持しているパラメータセット
から、カテゴリ判別データ620の結果に該当するパラ
メータを選択し、量子化パラメータデータ810として
符号化部50へ送出する。
【0080】符号化部50は以下の構成よりなる。量子
化部370は量子化パラメータデータ810に従って領
域変換係数データ640に量子化処理を行い、領域量子
化変換係数データ650として可変長符号化部380へ
送出する。可変長符号化部380は領域量子化変換係数
データ650に可変長符号化を行う。
【0081】図2、図4(a)、図4(b)、図8、図
9は、本実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。これらに基づいて以下に動作の説明を行う。
【0082】図2に示す動作については、作用の項の図
2の説明と同様なので省略する。
【0083】図4(a)と図8、図4(b)と図9は、
それぞれ、図2の量子化パラメータ最適化処理S60、
符号化処理S50における動作を説明するフローチャー
トである。以下、量子化パラメータ最適化処理と符号化
処理に分けて動作の説明を行う。
【0084】まず図4(a)と図8に基づき、量子化パ
ラメータ最適化処理の際の動作について説明する。S1
10では、作用の項で述べたのと同様な手順で、代表画
像群を選定する。S120では、画像入力部10におい
て代表画像群中から選択した画像の入力を行い、領域分
割部510へ入力画像データ60を送出する。S605
では、領域分割部510において入力画像データ60を
あらかじめ設定された方法で領域に分割する。S610
では、領域分割部510においてまだ最適化処理に用い
ていない領域を1つ選択し、領域画像データ610、6
30としてそれぞれカテゴリ判別部520、DCT変換
部310へ送出する。S620ではカテゴリ判別部52
0において、領域画像データ610に対してカテゴリ判
別処理を行う。そして判別結果をカテゴリ判別データ6
20として切り換えスイッチ20を経て、パラメータ最
適化部30中の平均電力測定部320へ送出する。
【0085】S130では、量子化パラメータ最適化処
理として、パラメータ最適化部30およびDCT変換部
310において、図4(a)のS410からS440と
いう処理が行われる。これらについての説明は作用の項
と同じため省略する。ただし作用の項の説明との差異と
して、この中で受け渡される各データには必ずカテゴリ
判別データが含まれているものとする。
【0086】S630では、入力画像データ60の全領
域を処理し終わったかどうかを判断する。全領域を処理
したのであればS140へ進み、そうでなければS61
0へ戻る。S140では、パラメータバッファ部350
において、S130で得られた量子化パラメータデータ
440をカテゴリ別に分け、一時的に記憶する。S15
0では、代表画像群の全画像を処理し終わったかどうか
を判断する。全画像を処理したのであればS640へ進
み、そうでなければS120へ戻る。S640では平均
化処理部360において、S140で一時的に記憶され
た全ての量子化パラメータについて、カテゴリ毎に重み
付き平均処理を行う。そして作成された量子化パラメー
タを量子化パラメータデータ820として、パラメータ
保持部40へ送出する。S170では作用の項で述べた
ように、パラメータ保持部40において量子化パラメー
タの登録を行う。
【0087】次に、図4(b)と図9に基づき、符号化
処理の動作について説明する。S210では、画像入力
部10において符号化対象の画像の入力を行い、入力画
像データ60として領域分割部510へ送出する。S6
05では、領域分割部510において入力画像データ6
0をあらかじめ設定された方法で領域に分割する。S6
10では、領域分割部510においてまだ最適化処理に
用いていない領域を1つ選択し、領域画像データ61
0、630としてそれぞれカテゴリ判別部520、DC
T変換部310へ送出する。S620ではカテゴリ判別
部520において、領域画像データ610に対してカテ
ゴリ判別処理を行い、判別結果をカテゴリ判別データ6
20としてパラメータ保持部40へ送出する。
【0088】S220では、符号化処理として、符号化
部50およびDCT変換部において、図4(b)のS5
10からS530という処理が行われる。これらについ
ての説明は作用の項と同じため省略する。ただし作用の
項の説明との差異として、量子化パラメータデータ81
0は、パラメータ保持部40においてカテゴリ判別デー
タ620の示すカテゴリ用のパラメータに決定されるこ
ととする。
【0089】S630では、入力画像データ60の全領
域を処理し終わったかどうかを判断する。全領域を処理
したのであれば処理を終了し、そうでなければS610
へ戻る。
【0090】このように、符号化処理時の処理の流れ
は、通常の一般的な適応的符号化と全く同一である。従
って、本発明における量子化パラメータ最適化処理によ
る符号化処理時の処理時間増加は皆無である。
【0091】以上の動作の中で、量子化パラメータ最適
化処理におけるS130の最適量子化パラメータ作成時
に、カテゴリ判別データ620が必要なのは、量子化パ
ラメータの最適化をカテゴリ別に行うためである。この
カテゴリ別の最適化によって、各カテゴリに最適な量子
化パラメータを作成することが可能になる。
【0092】このとき、平均電力データ420、ビット
割り当てデータ430、量子化パラメータデータ44
0、450および820に、どのカテゴリに含まれる画
像に対して得られたパラメータであるかを示す情報を付
加する必要がある。このため、ヘッダ情報を付加する等
の方法をとる。例えば図10(a)のようなデータ形式
が考えられる。量子化パラメータ440にカテゴリ情報
を付加することにより、パラメータバッファ部350の
記憶部を図10(b)のように整理することができる。
また、量子化パラメータ450にカテゴリ情報を付加す
れば、平均化処理部360においてカテゴリ別の重み付
き平均化処理を実現することができる。そして、量子化
パラメータ820にカテゴリ情報を付加すれば、パラメ
ータ保持部40において図10(c)のように、カテゴ
リ別の最適量子化パラメータを保持することが可能とな
る。
【0093】これらのカテゴリデータを用いずにカテゴ
リ別の処理を実現する方法として、カテゴリ判別データ
620を直接平均化処理部360へ入力してしまっても
よい。このような構成の際はカテゴリデータ受渡しのタ
イミングに注意する必要がある。
【0094】なお、S620におけるカテゴリ判別の手
法は、例えば前出の特開平4−87460号公報に記載
されているような公知の技術で実現することができる。
【0095】この第1の実施例によれば、次のような効
果を得ることができる。
【0096】(1)適応的符号化処理において量子化パ
ラメータの最適化を行わない場合に比較して、圧縮率を
高くでき、また同一符号量では画質の劣化が少ない。
【0097】(2)符号化に要する処理時間は、適応的
符号化処理において量子化パラメータの最適化を行わな
い符号化の処理時間と変わらない。
【0098】(3)符号化処理時は、量子化パラメータ
の最適化を行わない画像符号化装置と同じ構成で実現で
きる。
【0099】〔第2の実施例〕ここでは、第2の実施例
として、本発明の量子化パラメータ最適化処理における
代表画像群の選択を簡略化する場合について示す。
【0100】本発明の作用で述べた方法および第1の実
施例においては、代表画像群の選択は使用者または管理
者によって行われる。本実施例ではこの作業の負荷を軽
減するために自動化を図る。代表画像群を選択する際の
基準は、使用頻度と重要度が一般的である。つまり、 基準a) 良く使われる画像から代表画像群を選択する 基準b) 重要度の高い画像から代表画像群を選択する の2通りの基準がある。本実施例では基準a)の場合に
ついて自動化を行う。
【0101】基準a)を実現するためには、特定の画像
符号化装置において使用される原稿の統計をとればよ
い。つまり、量子化パラメータ最適化処理の際、それま
でにその画像符号化装置で使用された原稿を代表画像群
とみなすのである。この実行方法の詳細については後述
する。この方針により、以下のアルゴリズムを用いる。
【0102】1):符号化処理の際、符号化とは独立し
て量子化パラメータの最適化を行う 2):その結果、得られた量子化パラメータを保存する 3):1),2)を繰りかえす 4):最適量子化パラメータとして2)の平均を求める 以上の処理によって代表画像群と推定されている画像群
は基準b)を考慮しない等の理由で適切でない可能性が
ある。これを修正するためには上記処理により推定され
た代表画像群と、望ましい代表画像群との差分の画像群
を、画像符号化装置に入力する必要がある。以下、推定
による代表画像群を推定代表画像群、修正用の画像群を
追加画像群と呼ぶ。
【0103】図11は、本発明の第2の実施例を示す構
成図である。図中、図1と同様の部分に同じ符号を付し
て説明を省略する。
【0104】次に、図11の各部について説明する。画
像入力部10は画像の入力を行い、入力画像データ60
をDCT変換部310に送出する。DCT変換部310
は入力画像データにDCT変換処理を行い、変換係数デ
ータ410として切り換えスイッチ20およびパラメー
タ最適化部30へ送出する。切り換えスイッチ20は符
号化処理時のみ、入力画像データ60を符号化部50中
の量子化部370へ送出する。
【0105】パラメータ最適化部30、パラメータ保持
部40、符号化部50については課題を解決する手段の
項に同じため、省略する。
【0106】図2、図12、図13は、本実施例の動作
を説明するフローチャートである。これらに基づいて以
下に動作の説明を行う。
【0107】図2に示す動作については、作用の項の図
2の説明と同様なので省略する。
【0108】図12、図13はそれぞれ、図2の量子化
パラメータ最適化処理S60、符号化処理S50におけ
る動作を説明するフローチャートである。以下、量子化
パラメータ最適化処理と符号化処理に分けて動作の説明
を行う。
【0109】先に、図13に基づいて、符号化処理の動
作について説明する。S210では、画像入力部10に
おいて符号化対象の画像の入力を行い、入力画像データ
60としてDCT変換部310へ送出する。これ以下の
S220とS130は並行して処理される。
【0110】S220では、符号化部50およびDCT
変換部310において図4(a)に示すS410からS
440の処理が行われる。また、S130では、パラメ
ータ最適化部30およびDCT変換部310において、
図4(b)に示すS510からS530の処理が行われ
る。これらの説明については作用の項に同様のため、省
略する。なお、S410とS510はどちらもDCT変
換処理であるが、本実施例の場合この処理は共通で一度
だけの実行でも構わない。
【0111】S140では、S130で作成された量子
化パラメータデータ440を、パラメータバッファ部3
50において一時的に記憶する。
【0112】次に、図12に基づき、量子化パラメータ
最適化処理の動作について説明する。S710では追加
画像群の必要性を判断する。必要なければS160へ進
み、必要であれば、S720へ進む。S720では、追
加画像群の選定を行う。例えば、できるだけ劣化を避け
たい画像の選定等により、推定代表画像群の修正を図
る。S730では追加画像群中の画像から1つを選択
し、画像入力部10において入力する。
【0113】S130では、パラメータ最適化部30お
よびDCT変換部310において、図4(b)に示すS
510からS530の処理が行われる。この説明につい
ては作用の項に同様のため、省略する。
【0114】S140では、S130で作成された量子
化パラメータデータ440を、パラメータバッファ部3
50において一時的に記憶する。S150では、追加画
像群中の未処理画像の有無を判断し、未処理画像があれ
ばS730へ、無ければS160へ進む。S160で
は、平均化処理部360において、パラメータバッファ
部350に蓄積された量子化パラメータデータ450に
平均化処理を行う。符号化処理の際に得られた量子化パ
ラメータに対しては通常の平均化を、追加画像群に対し
ては指定があれば重み付き平均化を行う。S170で
は、パラメータ保持部40において量子化パラメータデ
ータ820を登録する。このデータは次の最適化処理が
行われるまで保持する。
【0115】以上の動作の中で、入力画像に対する符号
化処理と量子化パラメータ最適化処理は独立に行われる
ため、符号化処理にかかる時間が増大することはない。
【0116】以上で用いられる推定代表画像群の妥当性
は以下のように説明される。
【0117】上記の基準a)によって作成されるべき代
表画像群は、理想的にはその画像符号装置でこれから次
の最適化処理までに符号化される画像全ての集団Ax
ある。Ax を求めることは理論的に不可能であるから、
推定代表画像群でこのAx を近似することになる。そこ
で、前回の最適化処理から現在までにその画像符号化装
置で使用された原稿の集団Ay をAx の近似として使用
する。つまり、このAy が推定代表画像群となる。画像
集団から画像の平均的特性を求める関数をg()とおい
たとき、 g(Ax )=g(Ay ) ・・・ (12) であれば、この近似が正当であるといえる。つまり、前
回の最適化処理から現在までと、現在から次回の最適化
処理までを比較したとき、この画像符号化装置で使用さ
れる画像群の持つ平均的特性にあまり変動がなければ、
この近似が良好に働くことになる。
【0118】このとき、最適化処理を行う間隔は自由で
ある。もちろん等間隔または連続である必要はない。こ
の間隔が短いと量子化パラメータが敏感に変化し、間隔
が長いと変化が安定的になる。また、Ay は過去に符号
化した画像全てを含んでもよい。あるいは前回使用した
推定代表画像群をAy1、今回求められた推定代表画像群
をAy2としたとき、 Ay =α・Ay1+β・Ay2(α,β>0) ・・・ (13) というようにAy を決定してもよい。こうすると、量子
化パラメータの変化が安定的になる。以上のような条件
はAy がAx の良い近似となるように設定されることが
望ましい。
【0119】また、パラメータ最適化部30は第1の実
施例同様取り外せるようにしても構わない。ただし、こ
の場合パラメータ最適化部30を外している間は符号化
される画像の特性を記録することはできなくなる。
【0120】この第2の実施例によれば、次のような効
果を得ることができる。
【0121】(1) 量子化パラメータの最適化を行わ
ない場合に比較して、画質の劣化が少なく高圧縮率の符
号化が行える。
【0122】(2) 符号化に要する処理時間は、量子
化パラメータの最適化を行わない画像符号化装置と変わ
らない。
【0123】(3) 本発明における代表画像群の選択
処理にかかる負荷を、自動化によって削減することがで
きる。
【0124】(4) 符号化処理時は、推定代表画像群
作成用の最適化処理を行わなければ、最適化を行わない
画像符号化装置と同じ構成で実現できる。
【0125】〔第3の実施例〕本発明は、DCTを用い
た変換符号化以外にも適用することができる。例えば、
吹抜敬彦,『FAX、OAのための画像の信号処理』,
日刊工業新聞社発行には、ハフマン符号化などのエント
ロピー符号化における符号語の割り当てについての記載
がある。これによれば符号語の割り当ては圧縮率に影響
するが、最適な割り当ては符号化の対象の特性に依存す
る。具体的には、発生確率がPなる事象に対して、長さ
log2 (1/P)の符号語を与えたとき、全体の平均
符号語長が最短となる。これを画像についていえば、画
素値の発生確率に応じて、符号語長を決定することにな
る。
【0126】このように符号化処理においては、符号化
の性能に影響するパラメータが存在する。これらのうち
で画像の特性に応じた最適化処理が可能なものを、符号
化パラメータと呼ぶことにする。上記で述べたDCT符
号化の例では、変換係数の平均電力という画像の特性に
対して、量子化パラメータという符号化パラメータの最
適化を行ったことに相当する。また、上記のエントロピ
ー符号化の符号語割り当ての場合は、各画素値の発生確
率が画像の特性であり、符号語長が符号化パラメータに
相当する。
【0127】これらの符号化パラメータのうちで、画像
特性と最適化処理の関係が単調な関数となる場合に、本
発明を適用することができる。作用の項で述べた関数f
()が単調でない場合、以上の議論は必ずしも成立しな
い。
【0128】図14は、本発明を一般化した概略構成図
である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付して
説明を省略する。70、80は符号化パラメータデータ
である。また、図15は、本発明を一般化した場合の動
作を説明するフローチャートである。それぞれの詳細に
ついては、図1の本発明についての説明に類似するの
で、省略する。このように本発明を一般化した場合に
は、次のような効果がある。
【0129】(1) 固定的な符号化パラメータを使用
する画像符号化装置に比較して、符号化効率の高い符号
化が行える。
【0130】(2) 非可逆符号化手法を用いた場合、
固定的な符号化パラメータを使用する画像符号化装置に
比較して、同一符号量なら画質の良い符号化が行える。
【0131】(3) 符号化パラメータの最適化処理に
より符号化時の処理時間を増大することがない。
【0132】(4) 符号化処理時には符号化パラメー
タ最適化処理のための構成が必要なく、構成が簡単化で
きる。
【0133】〔第4の実施例〕第3の実施例にならっ
て、第1の実施例を一般化することを考える。図16は
その概略構成図である。動作、効果については第1の実
施例に類似するため、省略する。
【0134】〔第5の実施例〕第3の実施例にならっ
て、第2の実施例を一般化することを考える。図17は
その概略構成図である。動作、効果については第1の実
施例に類似するため、省略する。
【0135】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば画像符号化装置においてDCT変換符号化にお
ける量子化パラメータの最適化を行うため、従来の最適
化を行わない装置に比して高圧縮率/高画質の符号化処
理を行うことができる。また、従来の量子化パラメータ
最適化処理を行う画像符号化装置に比して、処理時間や
装置構成等、符号化処理時の負荷が少なくてすむ。さら
に、他の符号化手法に本発明を応用して同様の効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の概念を示す構成図である。
【図2】 本発明の画像符号化装置における全体の大ま
かな処理の流れ動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図3】 図2のフローチャートにおける量子化パラメ
ータ最適化処理と符号化処理をそれぞれ説明するフロー
チャートである。
【図4】 図3のフローチャートにおける量子化パラメ
ータの最適化と符号化をそれぞれ説明するフローチャー
トである。
【図5】 本発明における量子化パラメータ表現の応用
例を示す説明図である。
【図6】 本発明と従来例との比較を示す説明図であ
る。
【図7】 本発明の第1の実施例を示す構成図である。
【図8】 第1の実施例における動作を説明するための
フローチャートである。
【図9】 第1の実施例における動作を説明するための
フローチャートである。
【図10】 第1の実施例における符号化パラメータの
データ形式例を示す説明図である。
【図11】 本発明の第2の実施例を示す構成図であ
る。
【図12】 第2の実施例における量子化パラメータ最
適化処理の動作について説明するためのフローチャート
である。
【図13】 第2の実施例における量子化パラメータ最
適化と符号化の動作について説明するためのフローチャ
ートである。
【図14】 本発明の第3の実施例を示す構成図であ
る。
【図15】 第3の実施例における動作を説明するため
のフローチャートである。
【図16】 本発明の第4の実施例を示す構成図であ
る。
【図17】 本発明の第5の実施例を示す構成図であ
る。
【図18】 第1の従来例の概略構成図である。
【図19】 第1の従来例における動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図20】 第2の従来例の概略構成図である。
【図21】 第2の従来例における動作を説明するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10…画像入力部、20…切り換えスイッチ、30…パ
ラメータ最適化部、40…パラメータ保持部、50…符
号化部、60…入力画像データ、70、80…符号化パ
ラメータデータ、100…画像符号化装置本体、11
0,120…接続コネクタ、210…変換係数バッファ
部、220…制御信号、230…変換係数データ、31
0…DCT変換部、320…平均電力測定部、330…
ビット割り当て部、340…パラメータ作成部、350
…パラメータバッファ部、360…平均化処理部、37
0…量子化部、380…可変長符号化部、410…変換
係数データ、420…平均電力データ、430…ビット
割り当てデータ、440,450,810,820…量
子化パラメータデータ、460…量子化変換係数デー
タ、510…領域分割部、520…カテゴリ判別部、6
10…領域画像データ、620…カテゴリ判別データ、
630…領域画像データ、640…領域変換係数デー
タ、650…領域量子化変換係数データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅澤 健 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段からの画像データを符号化する符号化
    手段と、 前記符号化手段における符号化処理のパラメータを最適
    化するパラメータ最適化手段と、 前記パラメータ最適化手段で最適化されたパラメータを
    保持し前記符号化手段に送出するパラメータ保持手段
    と、 パラメータ最適化を行うか或いは符号化処理を行うかに
    よって前記画像入力手段からの画像データを前記パラメ
    ータ最適化手段或いは前記符号化手段へ選択的に供給す
    る切り換え手段とを備えていることを特徴とする画像符
    号化装置。
  2. 【請求項2】 前記符号化手段は、符号化する画像や用
    途に応じて符号化に用いるパラメータを切り換えること
    ができるものであり、前記パラメータ最適化手段は、前
    記符号化手段で切り換えられるパラメータの全てについ
    て最適化を行うものであることを特徴とする請求項1記
    載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記符号化手段は、符号化に用いるパラ
    メータを変数で表現したものであり、前記パラメータ最
    適化手段は、変数を含んだパラメータについて最適化を
    行うものであることを特徴とする請求項1記載の画像符
    号化装置。
  4. 【請求項4】 前記符号化手段は、同一画像中で符号化
    に用いるパラメータを適応的に切り換えることができる
    ものであり、前記パラメータ最適化手段は、前記符号化
    手段で同一画像中において適応的に切り換えられるパラ
    メータの全てについて最適化を行うものであることを特
    徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記パラメータ最適化手段は、最適化処
    理で用いられる代表的画像を当該画像符号化装置でその
    時点までに符号化された画像群で近似するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記パラメータ最適化手段は、画像符号
    化装置の本体に対して着脱可能であることを特徴とする
    請求項1記載の画像符号化装置。
JP5262327A 1993-10-20 1993-10-20 画像符号化装置 Pending JPH07115545A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7505630B2 (en) 2002-11-11 2009-03-17 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, image processing method, program, and recording medium that allow setting of most appropriate post-quantization condition

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