JPH07115240A - 光ファイバ増幅器 - Google Patents

光ファイバ増幅器

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Publication number
JPH07115240A
JPH07115240A JP25841993A JP25841993A JPH07115240A JP H07115240 A JPH07115240 A JP H07115240A JP 25841993 A JP25841993 A JP 25841993A JP 25841993 A JP25841993 A JP 25841993A JP H07115240 A JPH07115240 A JP H07115240A
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JP
Japan
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terminal
demultiplexer
optical multiplexer
pumping light
optical
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Application number
JP25841993A
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English (en)
Inventor
Taichi Kogure
太一 小暮
Takeshi Nakamura
猛 中村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 励起光のエネルギーを無駄なく利用でき、高
出力、かつ低雑音な光ファイバ増幅器を得ることを目的
とする。 【構成】 励起光源3aからの励起光は第1の光合分波
器2aを経て、第1の希土類添加光ファイバ5aに入力
され、第2の光合分波器2b、第3の光合分波器2cを
経て、第2の希土類添加光ファイバ5bに入力される。
そして、励起光源3bからの励起光は第2の光合分波器
2bを経て、第2の希土類添加光ファイバ5bに入力さ
れ、第3の光合分波器2c、第2の光合分波器2bを経
て、第1の希土類添加光ファイバ5aに入力される構成
にすることによって、励起光を有効に利用することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、励起光により光励起
された希土類元素添加光ファイバ中の希土類元素の誘導
放出原理を利用して信号光を増幅する光ファイバ増幅器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず従来の光ファイバ増幅器について説
明する。図15は、例えば1992年電子情報通信学会
春季大会講演論文集〔分冊 4〕通信・エレクトロニク
ス、B−935に示された従来の光ファイバ増幅器を示
す構成図である。図において、1は信号光入力端子、2
aは第1の光合分波器、21aは第1の光合分波器の第
1の端子、22aは第1の光合分波器の第2の端子、2
3aは第1の光合分波器の第3の端子、2bは第2の光
合分波器、21bは第2の光合分波器の第1の端子、2
2bは第2の光合分波器の第2の端子、23bは第2の
光合分波器の第3の端子、3aは第1の励起光源、3b
は第2の励起光源、5aは第1の希土類添加光ファイ
バ、5bは第2の希土類添加光ファイバ、6は信号光出
力端子、9aは信号光を一方向にのみ透過する第1の光
アイソレータ、9bは第2の光アイソレータ、9cは第
3の光アイソレータ、10は信号光を透過し、信号光を
増幅する際に希土類添加光ファイバで発生する増幅され
た自然放出光(ASE光)を減衰し、信号光のみを透過
するためのバンドパスフィルタである。
【0003】次に従来の光ファイバ増幅器の動作につい
て説明する。第1の光合分波器2aは、第1の端子21
aと第2の端子22aとの間で信号光を透過する。ま
た、第2の端子22aと第3の端子23aとの間で励起
光を透過する。また、第2の光合分波器2bの動作も、
上記第1の光合分波器2aの動作と同じである。第1の
励起光源3aから出力された励起光は上記第1の光合分
波器2aの第3の端子23aに入力され、第2の端子2
2aを透過し、第1の光アイソレータ9aを介して第1
の希土類添加光ファイバ5aに入力される。第1の希土
類添加光ファイバ5aで吸収されなかった残留励起光は
第2の光アイソレータ9bを透過し、第2の希土類添加
光ファイバ5bに入力され、吸収される。また、第2の
励起光源3bから出力された励起光は上記第2の光合分
波器2bの第3の端子23bに入力され、第2の端子2
2bを透過し、第2の希土類添加光ファイバ5bに入力
されるが、励起光のうち第2の希土類添加光ファイバ5
bで吸収されなかった残留励起光は第2の光アイソレー
タ9bの透過方向に対して逆方向に入力されるため、減
衰されることになる。また、信号光入力端子1に入力し
た信号光は、第1の光合分波器2aの第1の端子21a
に入力され、第2の端子22aを透過し、第1の光アイ
ソレータ9aを介して上記のように光励起された第1の
希土類添加光ファイバ5aに入力され、増幅される。増
幅された信号光は、さらに第2の光アイソレータ9bを
透過して、上記のように光励起された第2の希土類添加
光ファイバ5bに入力され、増幅されるため、高出力な
信号光を得ることができる。最終的に、増幅された信号
光は第2の光合分波器2bの第1の端子21bに入力さ
れ、第2の端子22bを透過した後、バンドパスフィル
タ10および光アイソレータ9bを透過して、信号光出
力端子6から出力される。
【0004】一般に、励起光源から出力された励起光の
大部分は希土類添加光ファイバで吸収されることになる
が、希土類添加光ファイバ中に含まれる希土類元素の濃
度によって単位長さ当りに吸収できる励起光のエネルギ
ーの量は決まってしまうため、希土類添加光ファイバに
入力した励起光のエネルギーが全て吸収されるわけでは
ない。そのため、希土類添加光ファイバで吸収されなか
った励起光は残留励起光として希土類添加光ファイバか
ら出力されることになる。また、希土類添加光ファイバ
による増幅は、希土類元素の持つ固有エネルギー準位の
準位差と等価な波長の光における誘導放出によって起こ
るため、光励起が不十分になると、誘導放出による増幅
を可能とする波長の光は吸収されてしまうことになる。
したがって、希土類添加光ファイバの長さを励起光のエ
ネルギーを十分に吸収できる長さにしてしまうと、希土
類添加光ファイバの励起光入力端付近では十分な励起が
行なわれていても、入力端から遠ざかるにつれて希土類
添加光ファイバ中に十分な光励起ができなくなる領域が
でき、増幅されるべき信号光が逆に吸収されることにな
り、同一励起条件、同一信号光入力条件においては、最
大光出力を劣化させることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の光
ファイバ増幅器においては、高出力で、かつ低雑音な光
ファイバ増幅器を得るために、励起光源からの光出力を
大きくし、希土類添加光ファイバの長さを光出力が最大
になるように最適化している。このため、希土類添加光
ファイバで吸収されなかった残留励起光は、信号光出力
端子から信号光と共に出力されるか、あるいは光ファイ
バ増幅器を構成している光部品内で熱エネルギー等に変
換されて焼失することになり、励起光源から出力された
励起光のエネルギーを無駄にしているという課題点があ
った。
【0006】この発明は、上記のような課題点を解消す
るためになされたものであり、光増幅器としての特性を
劣化させることなく、励起光のエネルギーを有効に用い
ることを特徴とする希土類添加光ファイバ増幅器を得る
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の希
土類添加光ファイバ増幅器は、第1の端子と第2の端子
との間および第3の端子と第4の端子との間で信号光を
透過し、第1の端子と第4の端子との間および第2の端
子と第3の端子との間で励起光を透過する4端子の光合
分波器を少なくとも3台用い、第1の励起光源からの励
起光が第1の光合分波器の第3の端子と第2の端子を透
過し、第1の希土類添加光ファイバに入力された後に、
残留励起光を第2の光合分波器の第1の端子と第4の端
子を透過させ、第3の光合分波器の第4の端子と第1の
端子を透過させて、第2の希土類添加光ファィバに入力
させると同時に、第2の励起光源からの励起光が第2の
光合分波器の第3の端子と第2の端子を透過し、第2の
希土類添加光ファイバに入力された後に、残留励起光を
第3の光合分波器の第1の端子と第4の端子を透過さ
せ、第2の光合分波器の第4の端子と第1の端子を透過
させて、第1の希土類添加光ファイバに入力させること
により、励起光のエネルギーを有効に用いる構成にした
ものである。
【0008】この発明に係る第2の希土類添加光ファイ
バ増幅器は、第1の端子と第2の端子との間および第3
の端子と第4の端子との間で信号光を透過し、第1の端
子と第4の端子との間および第2の端子と第3の端子と
の間で励起光を透過する4端子の光合分波器を少なくと
も3台用い、第1の励起光源からの励起光が第2の光合
分波器の第4の端子と第1の端子を透過し、第1の希土
類添加光ファイバに入力された後に、残留励起光を第1
の光合分波器の第2の端子と第3の端子を透過させ、第
2の光合分波器の第3の端子と第2の端子を透過させ
て、第2の希土類添加光ファィバに入力させると同時
に、第2の励起光源からの励起光が第3の光合分波器の
第4の端子と第1の端子を透過し、第2の希土類添加光
ファイバに入力された後に、残留励起光を第2の光合分
波器の第2の端子と第3の端子を透過させ、第1の光合
分波器の第3の端子と第2の端子を透過させて、第1の
希土類添加光ファイバに入力させることにより、励起光
のエネルギーを有効に用いる構成にしたものである。
【0009】この発明に係る第3の希土類添加光ファイ
バ増幅器は、第1の端子と第2の端子との間および第3
の端子と第4の端子との間で信号光を透過し、第1の端
子と第4の端子との間および第2の端子と第3の端子と
の間で励起光を透過する4端子の光合分波器を少なくと
も3台用い、第1の励起光源からの励起光が第2の光合
分波器の第4の端子と第1の端子を透過し、第1の希土
類添加光ファイバに入力された後に、残留励起光を第1
の光合分波器の第2の端子と第3の端子を透過させ、第
3の光合分波器の第4の端子と第1の端子を透過させ
て、第2の希土類添加光ファィバに入力させると同時
に、第2の励起光源からの励起光が第2の光合分波器の
第3の端子と第2の端子を透過し、第2の希土類添加光
ファイバに入力された後に、残留励起光を第3の光合分
波器の第1の端子と第4の端子を透過させ、第1の光合
分波器の第3の端子と第2の端子を透過させて、第1の
希土類添加光ファイバに入力させることにより、励起光
のエネルギーを有効に用いる構成にしたものである。
【0010】この発明に係る第4の希土類添加光ファイ
バ増幅器は、励起光を透過し、信号光を減衰させるロー
パスフィルタと、第1の端子と第2の端子との間および
第3の端子と第4の端子との間で信号光を透過し、第1
の端子と第4の端子との間および第2の端子と第3の端
子との間で励起光を透過する4端子の光合分波器を少な
くとも3台用い、第1の励起光源からの励起光が第1の
光合分波器の第3の端子と第2の端子を透過し、第1の
希土類添加光ファイバに入力された後に、残留励起光を
第2の光合分波器の第1の端子と第4の端子を透過さ
せ、ローパスフィルタを透過させ、第3の光合分波器の
第4の端子と第1の端子を透過させて、第2の希土類添
加光ファィバに入力させると同時に、第2の励起光源か
らの励起光が第2の光合分波器の第3の端子と第2の端
子を透過し、第2の希土類添加光ファイバに入力された
後に、残留励起光を第3の光合分波器の第1の端子と第
4の端子を透過させ、ローパスフィルタを透過させ、第
2の光合分波器の第4の端子と第1の端子を透過させ
て、第1の希土類添加光ファイバに入力させることによ
り、励起光のエネルギーを有効に用い、ローパスフィル
タによる励起光のバイパス経路上の信号光およびASE
光を減衰させることにより光ファイバ増幅器としての特
性を向上させたものである。
【0011】この発明に係る第5の希土類添加光ファイ
バ増幅器は、励起光を透過し、信号光を減衰させるロー
パスフィルタと、第1の端子と第2の端子との間および
第3の端子と第4の端子との間で信号光を透過し、第1
の端子と第4の端子との間および第2の端子と第3の端
子との間で励起光を透過する4端子の光合分波器を少な
くとも3台用い、第1の励起光源からの励起光が第2の
光合分波器の第4の端子と第1の端子を透過し、第1の
希土類添加光ファイバに入力された後に、残留励起光を
第1の光合分波器の第2の端子と第3の端子を透過さ
せ、ローパスフィルタを透過させ、第2の光合分波器の
第3の端子と第2の端子を透過させて、第2の希土類添
加光ファィバに入力させると同時に、第2の励起光源か
らの励起光が第3の光合分波器の第4の端子と第1の端
子を透過し、第2の希土類添加光ファイバに入力された
後に、残留励起光を第2の光合分波器の第2の端子と第
3の端子を透過させ、ローパスフィルタを透過させ、第
1の光合分波器の第3の端子と第2の端子を透過させ
て、第1の希土類添加光ファイバに入力させることによ
り、励起光のエネルギーを有効に用い、ローパスフィル
タによる励起光のバイパス経路上の信号光およびASE
光を減衰させることにより光ファイバ増幅器としての特
性を向上させたものである。
【0012】この発明に係る第6の希土類添加光ファイ
バ増幅器は、励起光を透過し、信号光を減衰させるロー
パスフィルタと、第1の端子と第2の端子との間および
第3の端子と第4の端子との間で信号光を透過し、第1
の端子と第4の端子との間および第2の端子と第3の端
子との間で励起光を透過する4端子の光合分波器を少な
くとも3台用い、第1の励起光源からの励起光が第2の
光合分波器の第4の端子と第1の端子を透過し、第1の
希土類添加光ファイバに入力された後に、残留励起光を
第1の光合分波器の第2の端子と第3の端子を透過さ
せ、ローパスフィルタを透過させ、第3の光合分波器の
第4の端子と第1の端子を透過させて、第2の希土類添
加光ファィバに入力させると同時に、第2の励起光源か
らの励起光が第2の光合分波器の第3の端子と第2の端
子を透過し、第2の希土類添加光ファイバに入力された
後に、残留励起光を第3の光合分波器の第1の端子と第
4の端子を透過させ、ローパスフィルタを透過させ、第
1の光合分波器の第3の端子と第2の端子を透過させ
て、第1の希土類添加光ファイバに入力させることによ
り、励起光のエネルギーを有効に用い、ローパスフィル
タによる励起光のバイパス経路上の信号光およびASE
光を減衰させることにより光ファイバ増幅器としての特
性を向上させたものである。
【0013】また、この発明に係る第7の希土類添加光
ファイバ増幅器は、励起光を反射し、信号光を減衰させ
る励起光反射器と、第1の端子と第2の端子との間およ
び第3の端子と第4の端子との間で信号光を透過し、第
1の端子と第4の端子との間および第2の端子と第3の
端子との間で励起光を透過する4端子の光合分波器を用
い、励起光源からの励起光が第1の光合分波器の第3の
端子と第2の端子を透過し、希土類添加光ファイバに入
力された後に、残留励起光を第2の光合分波器の第1の
端子と第4の端子を透過させ、励起光反射器で反射さ
せ、第2の光合分波器の第4の端子と第1の端子を透過
させて、希土類添加光ファィバに入力させることによ
り、励起光のエネルギーを有効に用いる構成にしたもの
である。
【0014】また、この発明に係る第8の希土類添加光
ファイバ増幅器は、励起光を反射し、信号光を減衰させ
る励起光反射器と、第1の端子と第2の端子との間およ
び第3の端子と第4の端子との間で信号光を透過し、第
1の端子と第4の端子との間および第2の端子と第3の
端子との間で励起光を透過する4端子の光合分波器を用
い、励起光源からの励起光が第2の光合分波器の第4の
端子と第1の端子を透過し、希土類添加光ファイバに入
力された後に、残留励起光を第1の光合分波器の第2の
端子と第3の端子を透過させ、励起光反射器で反射さ
せ、第1の光合分波器の第3の端子と第2の端子を透過
させて、希土類添加光ファィバに入力させることによ
り、励起光のエネルギーを有効に用いる構成にしたもの
である。
【0015】また、この発明に係る第9の希土類添加光
ファイバ増幅器は、励起光を反射し、信号光を減衰させ
る励起光反射器2台と、第1の端子と第2の端子との間
および第3の端子と第4の端子との間で信号光を透過
し、第1の端子と第4の端子との間および第2の端子と
第3の端子との間で励起光を透過する4端子の光合分波
器を少なくとも3台用い、第1の励起光源からの励起光
が第1の光合分波器の第3の端子と第2の端子を透過
し、第1の希土類添加光ファイバに入力された後に、残
留励起光を第2の光合分波器の第1の端子と第4の端子
を透過させ、第1の励起光反射器で反射させ、第2の光
合分波器の第4の端子と第1の端子を透過させ、第2の
励起光源からの励起光が第2の光合分波器の第3の端子
と第2の端子を透過し、第2の希土類添加光ファイバに
入力された後に、残留励起光を第3の光合分波器の第1
の端子と第4の端子を透過させ、第2の励起光反射器で
反射させ、第3の光合分波器の第4の端子と第1の端子
を透過させ、第2の希土類添加光ファイバに入力させる
ことにより、励起光のエネルギーを有効に用いる構成に
したものである。
【0016】また、この発明に係る第10の希土類添加
光ファイバ増幅器は、励起光を反射し、信号光を減衰さ
せる励起光反射器2台と、第1の端子と第2の端子との
間および第3の端子と第4の端子との間で信号光を透過
し、第1の端子と第4の端子との間および第2の端子と
第3の端子との間で励起光を透過する4端子の光合分波
器を少なくとも3台用い、第1の励起光源からの励起光
が第2の光合分波器の第4の端子と第1の端子を透過
し、第1の希土類添加光ファイバに入力された後に、残
留励起光を第1の光合分波器の第2の端子と第3の端子
を透過させ、第1の励起光反射器で反射させ、第1の光
合分波器の第3の端子と第2の端子を透過させ、第2の
励起光源からの励起光が第3の光合分波器の第4の端子
と第1の端子を透過し、第2の希土類添加光ファイバに
入力された後に、残留励起光を第2の光合分波器の第2
の端子と第3の端子を透過させ、第2の励起光反射器で
反射させ、第2の光合分波器の第3の端子と第2の端子
を透過させ、第2の希土類添加光ファイバに入力させる
ことにより、励起光のエネルギーを有効に用いる構成に
したものである。
【0017】また、この発明に係る第11の希土類添加
光ファイバ増幅器は、励起光を反射し、信号光を減衰さ
せる励起光反射器2台と、第1の端子と第2の端子との
間および第3の端子と第4の端子との間で信号光を透過
し、第1の端子と第4の端子との間および第2の端子と
第3の端子との間で励起光を透過する4端子の光合分波
器を少なくとも3台用い、第1の励起光源からの励起光
が第2の光合分波器の第4の端子と第1の端子を透過
し、第1の希土類添加光ファイバに入力された後に、残
留励起光を第1の光合分波器の第2の端子と第3の端子
を透過させ、第1の励起光反射器で反射させ、第1の光
合分波器の第3の端子と第2の端子を透過させ、第2の
励起光源からの励起光が第2の光合分波器の第3の端子
と第2の端子を透過し、第2の希土類添加光ファイバに
入力された後に、残留励起光を第3の光合分波器の第1
の端子と第4の端子を透過させ、第2の励起光反射器で
反射させ、第3の光合分波器の第4の端子と第1の端子
を透過させ、第2の希土類添加光ファイバに入力させる
ことにより、励起光のエネルギーを有効に用いる構成に
したものである。
【0018】
【作用】この発明における第1の希土類添加光ファイバ
増幅器は、第1の励起光源からの励起光のうち、第1の
光合分波器を透過し、第1の希土類添加光ファイバにお
いて吸収されきらない残留励起光を第2の光合分波器お
よび第3の光合分波器を用いることにより、第2の希土
類添加光ファイバに入力させると同時に、第2の励起光
源からの励起光のうち、第2の光合分波器を透過し、第
2の希土類添加光ファイバにおいて吸収されきらない残
留励起光を第3の光合分波器および第2の光合分波器を
用いることにより、第1の希土類添加光ファイバに入力
させることにより、励起光のエネルギーを有効に用いる
ことができる。
【0019】この発明における第2の希土類添加光ファ
イバ増幅器は、第1の励起光源からの励起光のうち、第
2の光合分波器を透過し、第1の希土類添加光ファイバ
において吸収されきらない残留励起光を第1の光合分波
器および第2の光合分波器を用いることにより、第2の
希土類添加光ファイバに入力させると同時に、第2の励
起光源からの励起光のうち、第3の光合分波器を透過
し、第2の希土類添加光ファイバにおいて吸収されきら
ない残留励起光を第1の光合分波器および第2の光合分
波器を用いることにより、第1の希土類添加光ファイバ
に入力させることにより、励起光のエネルギーを有効に
用いることができる。
【0020】この発明における第3の希土類添加光ファ
イバ増幅器は、第1の励起光源からの励起光のうち、第
2の光合分波器を透過し、第1の希土類添加光ファイバ
において吸収されきらない残留励起光を第1の光合分波
器および第3の光合分波器を用いることにより、第2の
希土類添加光ファイバに入力させると同時に、第2の励
起光源からの励起光のうち、第2の光合分波器を透過
し、第2の希土類添加光ファイバにおいて吸収されきら
ない残留励起光を第1の光合分波器および第3の光合分
波器を用いることにより、第1の希土類添加光ファイバ
に入力させることにより、励起光のエネルギーを有効に
用いることができる。
【0021】この発明における第4の希土類添加光ファ
イバ増幅器は、第1の励起光源からの励起光のうち、第
1の光合分波器を透過し、第1の希土類添加光ファイバ
において吸収されきらない残留励起光を第2の光合分波
器および第3の光合分波器を用いることにより、第2の
希土類添加光ファイバに入力させると同時に、第2の励
起光源からの励起光のうち、第2の光合分波器を透過
し、第2の希土類添加光ファイバにおいて吸収されきら
ない残留励起光を第3の光合分波器および第2の光合分
波器を用いることにより、第1の希土類添加光ファイバ
に入力させることにより、励起光のエネルギーを有効に
用いることができ、励起光のバイパス経路に入力された
信号光およびASE光をローパスフィルタを用いて減衰
させることにより、増幅特性を向上することができる。
【0022】この発明における第5の希土類添加光ファ
イバ増幅器は、第1の励起光源からの励起光のうち、第
2の光合分波器を透過し、第1の希土類添加光ファイバ
において吸収されきらない残留励起光を第1の光合分波
器および第2の光合分波器を用いることにより、第2の
希土類添加光ファイバに入力させると同時に、第2の励
起光源からの励起光のうち、第3の光合分波器を透過
し、第2の希土類添加光ファイバにおいて吸収されきら
ない残留励起光を第1の光合分波器および第2の光合分
波器を用いることにより、第1の希土類添加光ファイバ
に入力させることにより、励起光のエネルギーを有効に
用いることができ、励起光のバイパス経路に入力された
信号光およびASE光をローパスフィルタを用いて減衰
させることにより、増幅特性を向上することができる。
【0023】この発明における第6の希土類添加光ファ
イバ増幅器は、第1の励起光源からの励起光のうち、第
2の光合分波器を透過し、第1の希土類添加光ファイバ
において吸収されきらない残留励起光を第1の光合分波
器および第3の光合分波器を用いることにより、第2の
希土類添加光ファイバに入力させると同時に、第2の励
起光源からの励起光のうち、第2の光合分波器を透過
し、第2の希土類添加光ファイバにおいて吸収されきら
ない残留励起光を第1の光合分波器および第3の光合分
波器を用いることにより、第1の希土類添加光ファイバ
に入力させることにより、励起光のエネルギーを有効に
用いることができ、励起光のバイパス経路に入力された
信号光およびASE光をローパスフィルタを用いて減衰
させることにより、増幅特性を向上することができる。
【0024】この発明における第7の希土類添加光ファ
イバ増幅器は、励起光源からの励起光のうち、第1の光
合分波器を透過し、希土類添加光ファイバにおいて吸収
されきらない残留励起光を第2の光合分波器および励起
光反射器を用いることにより、希土類添加光ファイバに
再入力させることにより、励起光のエネルギーを有効に
用いることができる。
【0025】この発明における第8の希土類添加光ファ
イバ増幅器は、励起光源からの励起光のうち、第2の光
合分波器を透過し、希土類添加光ファイバにおいて吸収
されきらない残留励起光を第1の光合分波器および励起
光反射器を用いることにより、希土類添加光ファイバに
再入力させることにより、励起光のエネルギーを有効に
用いることができる。
【0026】この発明における第9の希土類添加光ファ
イバ増幅器は、第1の励起光源からの励起光のうち、第
1の光合分波器を透過し、第1の希土類添加光ファイバ
において吸収されきらない残留励起光を第2の光合分波
器および第1の励起光反射器を用いて第1の希土類添加
光ファイバに再入力させると同時に、第2の励起光源か
らの励起光のうち、第2の光合分波器を透過し、第2の
希土類添加光ファイバにおいて吸収されきらない残留励
起光を第3の光合分波器および第2の励起光反射器を用
いて第2の希土類添加光ファイバに再入力させることに
より、励起光のエネルギーを有効に用いることができ
る。
【0027】この発明における第10の希土類添加光フ
ァイバ増幅器は、第1の励起光源からの励起光のうち、
第2の光合分波器を透過し、第1の希土類添加光ファイ
バにおいて吸収されきらない残留励起光を第1の光合分
波器および第1の励起光反射器を用いて第1の希土類添
加光ファイバに再入力させると同時に、第2の励起光源
からの励起光のうち、第3の光合分波器を透過し、第2
の希土類添加光ファイバにおいて吸収されきらない残留
励起光を第2の光合分波器および第2の励起光反射器を
用いて第2の希土類添加光ファイバに再入力させること
により、励起光のエネルギーを有効に用いることができ
る。
【0028】この発明における第11の希土類添加光フ
ァイバ増幅器は、第1の励起光源からの励起光のうち、
第2の光合分波器を透過し、第1の希土類添加光ファイ
バにおいて吸収されきらない残留励起光を第1の光合分
波器および第1の励起光反射器を用いて第1の希土類添
加光ファイバに再入力させると同時に、第2の励起光源
からの励起光のうち、第2の光合分波器を透過し、第2
の希土類添加光ファイバにおいて吸収されきらない残留
励起光を第3の光合分波器および第2の励起光反射器を
用いて第2の希土類添加光ファイバに再入力させること
により、励起光のエネルギーを有効に用いることができ
る。
【0029】
【実施例】
実施例1 図1にこの発明の第1の実施例を示す。図において、1
は信号光入力端子、2aは第1の光合分波器、21aは
第1の光合分波器の第1の端子、22aは第1の光合分
波器の第2の端子、23aは第1の光合分波器の第3の
端子、24aは第1の光合分波器の第4の端子、2bは
第2の光合分波器、21bは第2の光合分波器の第1の
端子、22bは第2の光合分波器の第2の端子、23b
は第2の光合分波器の第3の端子、24bは第2の光合
分波器の第4の端子、2cは第3の光合分波器、21c
は第3の光合分波器の第1の端子、22cは第3の光合
分波器の第2の端子、23cは第3の光合分波器の第3
の端子、24cは第3の光合分波器の第4の端子、3a
は第1の励起光源、3bは第2の励起光源、4aは第1
の無反射終端、4bは第2の無反射終端、5aは第1の
希土類添加光ファイバ、5bは第2の希土類添加光ファ
イバ、6は信号光出力端子である。
【0030】次に、動作について説明する。図2は、例
えば融着伸延型光合分波器の構成を表す図である。図に
おいて、21、22、23および24はそれぞれWDM
カプラの第1のポート、第2のポート、第3のポートお
よび第4のポートである。図3は、例えば融着伸延型光
合分波器である日鉱共石製シングルモードPUMPWD
Mの信号光波長を1.55μm、励起光波長を1.48
μmにしたときの代表特性を示す図である。図における
特性曲線Aは第1のポート21に1.55μm、1.4
8μmの光を同時に入力したときの第2のポート22の
透過特性、および第3のポート23に1.55μm、
1.48μmの光を同時に入力したときの第4のポート
24の透過特性を示している。また、特性曲線Bは第1
のポート21に1.55μm、1.48μmの光を同時
に入力したときの第4のポート24の透過特性、および
第3のポート23に1.55μm、1.48μmの光を
同時に入力したときの第2のポート22の透過特性を示
している。この図より、ポート21に入力した信号光は
ポート22からは透過されるが、ポート24からはほと
んど透過されず、ポート21に入力した励起光はポート
24から透過されるが、ポート22からはほとんど透過
されないことがわかる。一方、ポート23に入力した信
号光はポート24からは透過されるが、ポート22から
はほとんど透過されず、ポート23に入力した励起光は
ポート22からは透過されるが、ポート24からはほと
んど透過されないことがわかる。
【0031】したがって、上記のように構成された光合
分波器を用いて、第1の励起光源3aの出力端子を第1
の光合分波器2aの第3の端子23aに接続することに
より、第1の光合分波器2aの第2の端子22aから出
力された励起光は第1の希土類添加光ファイバ5aの信
号光入力端に入力され、吸収される。第1の希土類添加
光ファイバ5aの信号光入力端に入力された励起光のう
ち希土類元素に吸収されない励起光は残留励起光として
第1の希土類添加光ファイバ5aの信号光出力端から出
力され、第2の光合分波器2bの第1の端子21bと第
4の端子24bを透過し、第3の光合分波器2cの第4
の端子24cと第1の端子21cを透過して、第2の希
土類添加光ファイバ5bの信号光出力端から第2の希土
類添加光ファイバ5bに入力され、吸収される。
【0032】一方、第2の励起光源3bの出力端子を第
2の光合分波器2bの第3の端子23bに接続すること
により、第2の光合分波器2bの第2の端子22bから
出力される励起光は第2の希土類添加光ファイバ5bの
信号光入力端に入力され、吸収される。第2の希土類添
加光ファイバ5bの信号光入力端に入力された励起光の
うち希土類元素に吸収されない励起光は残留励起光とし
て第2の希土類添加光ファイバ5bの信号光出力端から
出力され、第3の光合分波器2cの第1の端子21cと
第4の端子24cを透過し、第2の光合分波器2bの第
4の端子24bと第1の端子21bを透過して、第1の
希土類添加光ファイバ5aの信号光出力端から第1の希
土類添加光ファイバ5aに入力され、吸収される。信号
光入力端子1から入力された信号光は第1の光合分波器
2aの第1の端子21aと第2の端子22aを透過し、
第1および第2の励起光源3a、3bから出力された励
起光によって光励起された第1の希土類添加光ファイバ
5aに入力され、増幅される。
【0033】また、第1の希土類添加光ファイバ5aで
増幅された信号光は第2の光合分波器2bの第1の端子
21bと第2の端子22bを透過し、第1および第2の
励起光源3a、3bから出力された励起光によって光励
起された第2の希土類添加光ファイバ5bに入力され、
再び増幅される。そして、第2の希土類添加光ファイバ
5bで増幅された信号光は第3の光合分波器2cの第1
の端子21cと第2の端子22cを透過し、信号光出力
端子6から出力される。なお、無反射終端4a、4bは
それぞれ光合分波器2a、2cにおける洩れ光などを完
全に遮断するために用いる。
【0034】上記のように、この発明によれば、第1の
励起光源3aから出力された励起光のうち、第1の希土
類添加光ファイバ5aで吸収されきらなかった残留励起
光は、第2および第3の光合分波器2b、2cを用いる
ことにより第2の希土類添加光ファイバ5bに入力でき
るとともに、第2の励起光源3bから出力された励起光
のうち、第2の希土類添加光ファイバ5bで吸収されき
らなかった残留励起光は、第2および第3の光合分波器
2b、2cを用いることにより第1の希土類添加光ファ
イバ5aに入力できるため、励起光源からの励起光を無
駄なく利用することのできる光ファイバ増幅器を得るこ
とができる。
【0035】なお、図2に示されたような融着伸延型光
分波器の代わりにフィルタ型光合分波器や導波路型光合
分波器を用いた場合でも、合波および分波特性の波長依
存性に差異はあるものの、本発明の効果は変わらない。
【0036】また、上記実施例には記述されていない
が、信号光入力端子1と第1の光合分波器2aの第1の
端子21aの間、もしくは信号光出力端子6と第3の光
合分波器2cの第2の端子22cの間、もしくは第2の
光合分波器2bの第2の端子22bと第2の希土類添加
光ファイバ5bとの間に、信号光およびASE光の反射
によるレーザ発振を防止するための光アイソレータを追
加した場合にも、この発明の効果は変わらない。
【0037】実施例2 図4にこの発明の第2の実施例を示す。図において、1
は信号光入力端子、2aは第1の光合分波器、21aは
第1の光合分波器の第1の端子、22aは第1の光合分
波器の第2の端子、23aは第1の光合分波器の第3の
端子、24aは第1の光合分波器の第4の端子、2bは
第2の光合分波器、21bは第2の光合分波器の第1の
端子、22bは第2の光合分波器の第2の端子、23b
は第2の光合分波器の第3の端子、24bは第2の光合
分波器の第4の端子、2cは第3の光合分波器、21c
は第3の光合分波器の第1の端子、22cは第3の光合
分波器の第2の端子、23cは第3の光合分波器の第3
の端子、24cは第3の光合分波器の第4の端子、3a
は第1の励起光源、3bは第2の励起光源、4aは第1
の無反射終端、4bは第2の無反射終端、5aは第1の
希土類添加光ファイバ、5bは第2の希土類添加光ファ
イバ、6は信号光出力端子である。
【0038】次に、動作について説明する。第1の光合
分波器2aは、第1の端子21aと第2の端子22aと
の間、および、第3の端子23aと第4の端子24aと
の間で、信号光を透過させる。また、第1の端子21a
と第4の端子24aとの間、および、第2の端子22a
と第3の端子23aとの間で、励起光を透過させる。ま
た、第2の光合分波器2bおよび第3の光合分波器2c
についても、上記第1の光合分波器2aと同様の動作を
する。第1の励起光源3aの出力端子を第2の光合分波
器2bの第4の端子24bに接続することにより、第2
の光合分波器2bの第1の端子21bから出力された励
起光は第1の希土類添加光ファイバ5aの信号光出力端
に入力され、吸収される。第1の希土類添加光ファイバ
5aの信号光出力端に入力された励起光のうち希土類元
素に吸収されない励起光は残留励起光として第1の希土
類添加光ファイバ5aの信号光入力端から出力され、第
1の光合分波器2aの第2の端子22aと第3の端子2
3aを透過し、第2の光合分波器2bの第3の端子23
bと第2の端子22bを透過して、第2の希土類添加光
ファイバ5bの信号光入力端から第2の希土類添加光フ
ァイバ5bに入力され、吸収される。
【0039】一方、第2の励起光源3bの出力端子を第
3の光合分波器2cの第4の端子24cに接続すること
により、第2の光合分波器2cの第1の端子21cから
出力される励起光は第2の希土類添加光ファイバ5bの
信号光出力端に入力され、吸収される。第2の希土類添
加光ファイバ5bの信号光出力端に入力された励起光の
うち希土類元素に吸収されない励起光は残留励起光とし
て第2の希土類添加光ファイバ5bの信号光入力端から
出力され、第2の光合分波器2bの第2の端子22bと
第3の端子23bを透過し、第1の光合分波器2aの第
3の端子23aと第2の端子22aを透過して、第1の
希土類添加光ファイバ5aの信号光入力端から第1の希
土類添加光ファイバ5aに入力され、吸収される。
【0040】信号光入力端子1から入力された信号光は
第1の光合分波器2aの第1の端子21aと第2の端子
22aを透過し、第1および第2の励起光源3a、3b
から出力された励起光によって光励起された第1の希土
類添加光ファイバ5aに入力され、増幅される。また、
第1の希土類添加光ファイバ5aで増幅された信号光は
第2の光合分波器2bの第1の端子21bと第2の端子
22bを透過し、第1および第2の励起光源3a、3b
から出力された励起光によって光励起された第2の希土
類添加光ファイバ5bに入力され、再び増幅される。そ
して、第2の希土類添加光ファイバ5bで増幅された信
号光は第3の光合分波器2cの第1の端子21cと第2
の端子22cを透過し、信号光出力端子6から出力され
る。なお、無反射終端4a、4bはそれぞれ光合分波器
2a、2cにおける洩れ光などを完全に遮断するために
用いる。
【0041】上記のように、この発明によれば、第1の
励起光源から出力された励起光のうち、第1の希土類添
加光ファイバで吸収されきらなかった残留励起光は、第
1および第2の光合分波器を用いることにより第2の希
土類添加光ファイバに入力できるとともに、第2の励起
光源から出力された励起光のうち、第2の希土類添加光
ファイバで吸収されきらなかった残留励起光は、第1お
よび第2の光合分波器を用いることにより第1の希土類
添加光ファイバに入力できるため、励起光源からの励起
光を無駄なく利用することのできる光ファイバ増幅器を
得ることができる。
【0042】なお、上記実施例には記述されていない
が、信号光入力端子1と第1の光合分波器2aの第1の
端子21aの間、もしくは信号光出力端子6と第3の光
合分波器2cの第2の端子22cの間、もしくは第2の
光合分波器2bの第2の端子22bと第2の希土類添加
光ファイバ5bとの間に、信号光およびASE光の反射
によるレーザ発振を防止するための光アイソレータを追
加した場合にも、この発明の効果は変わらない。
【0043】実施例3 図5にこの発明の第3の実施例を示す。図において、1
は信号光入力端子、2aは第1の光合分波器、21aは
第1の光合分波器の第1の端子、22aは第1の光合分
波器の第2の端子、23aは第1の光合分波器の第3の
端子、24aは第1の光合分波器の第4の端子、2bは
第2の光合分波器、21bは第2の光合分波器の第1の
端子、22bは第2の光合分波器の第2の端子、23b
は第2の光合分波器の第3の端子、24bは第2の光合
分波器の第4の端子、2cは第3の光合分波器、21c
は第3の光合分波器の第1の端子、22cは第3の光合
分波器の第2の端子、23cは第3の光合分波器の第3
の端子、24cは第3の光合分波器の第4の端子、3a
は第1の励起光源、3bは第2の励起光源、4aは第1
の無反射終端、4bは第2の無反射終端、5aは第1の
希土類添加光ファイバ、5bは第2の希土類添加光ファ
イバ、6は信号光出力端子である。
【0044】次に、動作について説明する。第1の光合
分波器2aは、第1の端子21aと第2の端子22aと
の間、および、第3の端子23aと第4の端子24aと
の間で、信号光を透過させる。また、第1の端子21a
と第4の端子24aとの間、および、第2の端子22a
と第3の端子23aとの間で、励起光を透過させる。ま
た、第2の光合分波器2bおよび第3の光合分波器2c
についても、上記第1の光合分波器2aと同様の動作を
する。第1の励起光源3aの出力端子を第2の光合分波
器2bの第4の端子24bに接続することにより、第2
の光合分波器2bの第1の端子21bから出力された励
起光は第1の希土類添加光ファイバ5aの信号光出力端
に入力され、吸収される。第1の希土類添加光ファイバ
5aの信号光出力端に入力された励起光のうち希土類元
素に吸収されない励起光は残留励起光として第1の希土
類添加光ファイバ5aの信号光入力端から出力され、第
1の光合分波器2aの第2の端子22aと第3の端子2
3aを透過し、第3の光合分波器2cの第4の端子24
cと第1の端子21cを透過して、第2の希土類添加光
ファイバ5bの信号光出力端から第2の希土類添加光フ
ァイバ5bに入力され、吸収される。
【0045】一方、第2の励起光源3bの出力端子を第
2の光合分波器2bの第3の端子23bに接続すること
により、第2の光合分波器2bの第2の端子22bから
出力される励起光は第2の希土類添加光ファイバ5bの
信号光入力端に入力され、吸収される。第2の希土類添
加光ファイバ5bの信号光入力端に入力された励起光の
うち希土類元素に吸収されない励起光は残留励起光とし
て第2の希土類添加光ファイバ5bの信号光出力端から
出力され、第3の光合分波器2cの第1の端子21cと
第4の端子24cを透過し、第1の光合分波器2aの第
3の端子23aと第2の端子22aを透過して、第1の
希土類添加光ファイバ5aの信号光入力端から第1の希
土類添加光ファイバ5aに入力され、吸収される。
【0046】信号光入力端子1から入力された信号光は
第1の光合分波器2aの第1の端子21aと第2の端子
22aを透過し、第1および第2の励起光源3a、3b
から出力された励起光によって光励起された第1の希土
類添加光ファイバ5aに入力され、増幅される。また、
第1の希土類添加光ファイバ5aで増幅された信号光は
第2の光合分波器2bの第1の端子21bと第2の端子
22bを透過し、第1および第2の励起光源3a、3b
から出力された励起光によって光励起された第2の希土
類添加光ファイバ5bに入力され、再び増幅される。そ
して、第2の希土類添加光ファイバ5bで増幅された信
号光は第3の光合分波器2cの第1の端子21cと第2
の端子22cを透過し、信号光出力端子6から出力され
る。なお、無反射終端4a、4bはそれぞれ光合分波器
2a、2cにおける洩れ光などを完全に遮断するために
用いる。
【0047】上記のように、この発明によれば、第1の
励起光源3aから出力された励起光のうち、第1の希土
類添加光ファイバ5aで吸収されきらなかった残留励起
光は、第1および第3の光合分波器2a、2cを用いる
ことにより第2の希土類添加光ファイバ5bに入力でき
るとともに、第2の励起光源3bから出力された励起光
のうち、第2の希土類添加光ファイバ5bで吸収されき
らなかった残留励起光は、第1および第3の光合分波器
2a、2cを用いることにより第1の希土類添加光ファ
イバ5aに入力できるため、励起光源からの励起光を無
駄なく利用することを特徴とする光ファイバ増幅器を得
ることができる。
【0048】なお、上記実施例には記述されていない
が、信号光入力端子1と第1の光合分波器2aの第1の
端子21aの間、もしくは信号光出力端子6と第3の光
合分波器2cの第2の端子22cの間、もしくは第2の
光合分波器2bの第2の端子22bと第2の希土類添加
光ファイバ5bとの間に、信号光およびASE光の反射
によるレーザ発振を防止するための光アイソレータを追
加した場合にも、この発明の効果は変わらない。
【0049】実施例4 図6にこの発明の第4の実施例を示す。図において、1
は信号光入力端子、2aは第1の光合分波器、21aは
第1の光合分波器の第1の端子、22aは第1の光合分
波器の第2の端子、23aは第1の光合分波器の第3の
端子、24aは第1の光合分波器の第4の端子、2bは
第2の光合分波器、21bは第2の光合分波器の第1の
端子、22bは第2の光合分波器の第2の端子、23b
は第2の光合分波器の第3の端子、24bは第2の光合
分波器の第4の端子、2cは第3の光合分波器、21c
は第3の光合分波器の第1の端子、22cは第3の光合
分波器の第2の端子、23cは第3の光合分波器の第3
の端子、24cは第3の光合分波器の第4の端子、3a
は第1の励起光源、3bは第2の励起光源、4aは第1
の無反射終端、4bは第2の無反射終端、5aは第1の
希土類添加光ファイバ、5bは第2の希土類添加光ファ
イバ、6は信号光出力端子、7はローパスフィルタであ
る。
【0050】次に、動作について説明する。第1の光合
分波器2aは、第1の端子21aと第2の端子22aと
の間、および、第3の端子23aと第4の端子24aと
の間で、信号光を透過させる。また、第1の端子21a
と第4の端子24aとの間、および、第2の端子22a
と第3の端子23aとの間で、励起光を透過させる。ま
た、第2の光合分波器2bおよび第3の光合分波器2c
についても、上記第1の光合分波器2aと同様の動作を
する。第1の励起光源3aの出力端子を第1の光合分波
器2aの第3の端子23aに接続することにより、第1
の光合分波器2aの第2の端子22aから出力された励
起光は第1の希土類添加光ファイバ5aの信号光入力端
に入力され、吸収される。第1の希土類添加光ファイバ
5aの信号光入力端に入力された励起光のうち希土類元
素に吸収されない励起光は残留励起光として第1の希土
類添加光ファイバ5aの信号光出力端から出力され、第
2の光合分波器2bの第1の端子21bと第4の端子2
4bを透過し、ローパスフィルタ7を透過し、第3の光
合分波器2cの第4の端子24cと第1の端子21cを
透過して、第2の希土類添加光ファイバ5bの信号光出
力端から第2の希土類添加光ファイバ5bに入力され、
吸収される。
【0051】図7は、例えば希土類添加光ファイバをエ
ルビウム添加光ファイバとし、信号光波長を1.55μ
mとし、そして励起光波長を1.48μmとしたときに
用いられるローパスフィルタの特性を示す図である。こ
のような特性を示すローパスフィルタに信号光を入力し
た場合、信号光はフィルタ内で遮断され、透過されな
い。また、励起光を入力した場合には、励起光はフィル
タをほぼ透過することになる。
【0052】一方、第2の励起光源3bの出力端子を第
2の光合分波器2bの第3の端子23bに接続すること
により、第2の光合分波器2bの第2の端子22bから
出力される励起光は第2の希土類添加光ファイバ5bの
信号光入力端に入力され、吸収される。第2の希土類添
加光ファイバ5bの信号光入力端に入力された励起光の
うち希土類元素に吸収されない励起光は残留励起光とし
て第2の希土類添加光ファイバ5bの信号光出力端から
出力され、第3の光合分波器2cの第1の端子21cと
第4の端子24cを透過し、ローパスフィルタ7を透過
し、第2の光合分波器2bの第4の端子24bと第1の
端子21bを透過して、第1の希土類添加光ファイバ5
aの信号光出力端から第1の希土類添加光ファイバ5a
に入力され、吸収される。信号光入力端子1から入力さ
れた信号光は第1の光合分波器2aの第1の端子21a
と第2の端子22aを透過し、第1および第2の励起光
源3a、3bから出力された励起光によって光励起され
た第1の希土類添加光ファイバ5aに入力され、増幅さ
れる。
【0053】また、第1の希土類添加光ファイバ5aで
増幅された信号光は第2の光合分波器2bの第1の端子
21bと第2の端子22bを透過し、第1および第2の
励起光源3a、3bから出力された励起光によって光励
起された第2の希土類添加光ファイバ5bに入力され、
再び増幅される。そして、第2の希土類添加光ファイバ
5bで増幅された信号光は第3の光合分波器2cの第1
の端子21cと第2の端子22cを透過し、信号光出力
端子6から出力される。なお、無反射終端4a、4bは
それぞれ光合分波器2a、2cにおける洩れ光などを完
全に遮断するために用いる。
【0054】上記のように、この発明によれば、第1の
励起光源3aから出力された励起光のうち、第1の希土
類添加光ファイバ5aで吸収されきらなかった残留励起
光は、第2および第3の光合分波器2b、2cを用いる
ことにより第2の希土類添加光ファイバ5bに入力でき
るとともに、第2の励起光源3bから出力された励起光
のうち、第2の希土類添加光ファイバ5bで吸収されき
らなかった残留励起光は、第2および第3の光合分波器
2b、2cを用いることにより第1の希土類添加光ファ
イバ5aに入力できるため、励起光源からの励起光を無
駄なく利用することのできる光ファイバ増幅器を得るこ
とができる。
【0055】ローパスフィルタ7がない場合、第1の希
土類添加光ファイバ5aで増幅された信号光およびAS
E光は、第2の光合分波器2bの第1の端子21bに入
力されると、信号光およびASE光の大部分は第2の端
子方向に透過することになる。ところが、光合分波器に
おいて信号光と励起光を完全に分離できないため、第2
の光合分波器2bの第4の端子24bから少量の信号光
およびASE光が洩れることになり、第3の光合分波器
2cの第4の端子24cと第1の端子21cを透過し、
第2の希土類添加光ファイバ5bに信号光と逆方向から
洩れ光が流入することになる。微弱な洩れ光が第2の希
土類添加光ファイバ5bに入力されると、信号光の増幅
のために用いられるべき励起光のエネルギーが洩れ光の
増幅に寄与することになり、信号光の増幅特性を劣化さ
せることになる。
【0056】しかし、上記のようなローパスフィルタ7
を用いることにより、第2の光合分波器2bの第1の端
子21bに入力された信号光およびASE光のうちの第
4の端子24bからの洩れ光を減衰させることができ、
増幅特性の劣化を抑え、低雑音または信号光の最大出力
の大きい光ファイバ増幅器を得ることができる。
【0057】なお、上記実施例には記述されていない
が、信号光入力端子1と第1の光合分波器2aの第1の
端子21aの間、もしくは信号光出力端子6と第3の光
合分波器2cの第2の端子22cの間、もしくは第2の
光合分波器2bの第2の端子22bと第2の希土類添加
光ファイバ5bとの間に、信号光およびASE光の反射
によるレーザ発振を防止するための光アイソレータを追
加した場合にも、この発明の効果は変わらない。
【0058】実施例5 図8にこの発明の第5の実施例を示す。図において、1
は信号光入力端子、2aは第1の光合分波器、21aは
第1の光合分波器の第1の端子、22aは第1の光合分
波器の第2の端子、23aは第1の光合分波器の第3の
端子、24aは第1の光合分波器の第4の端子、2bは
第2の光合分波器、21bは第2の光合分波器の第1の
端子、22bは第2の光合分波器の第2の端子、23b
は第2の光合分波器の第3の端子、24bは第2の光合
分波器の第4の端子、2cは第3の光合分波器、21c
は第3の光合分波器の第1の端子、22cは第3の光合
分波器の第2の端子、23cは第3の光合分波器の第3
の端子、24cは第3の光合分波器の第4の端子、3a
は第1の励起光源、3bは第2の励起光源、4aは第1
の無反射終端、4bは第2の無反射終端、5aは第1の
希土類添加光ファイバ、5bは第2の希土類添加光ファ
イバ、6は信号光出力端子、7はローパスフィルタであ
る。
【0059】次に、動作について説明する。第1の光合
分波器2aは、第1の端子21aと第2の端子22aと
の間、および、第3の端子23aと第4の端子24aと
の間で、信号光を透過させる。また、第1の端子21a
と第4の端子24aとの間、および、第2の端子22a
と第3の端子23aとの間で、励起光を透過させる。ま
た、第2の光合分波器2bおよび第3の光合分波器2c
についても、上記第1の光合分波器2aと同様の動作を
する。第1の励起光源3aの出力端子を第2の光合分波
器2bの第4の端子24bに接続することにより、第2
の光合分波器2bの第1の端子21bから出力された励
起光は第1の希土類添加光ファイバ5aの信号光出力端
に入力され、吸収される。第1の希土類添加光ファイバ
5aの信号光出力端に入力された励起光のうち希土類元
素に吸収されない励起光は残留励起光として第1の希土
類添加光ファイバ5aの信号光入力端から出力され、第
1の光合分波器2aの第2の端子22aと第3の端子2
3aを透過し、ローパスフィルタ7を透過し、第2の光
合分波器2bの第3の端子23bと第2の端子22bを
透過して、第2の希土類添加光ファイバ5bの信号光入
力端から第2の希土類添加光ファイバ5bに入力され、
吸収される。
【0060】一方、第2の励起光源3bの出力端子を第
3の光合分波器2cの第4の端子24cに接続すること
により、第3の光合分波器2cの第1の端子21cから
出力される励起光は第2の希土類添加光ファイバ5bの
信号光出力端に入力され、吸収される。第2の希土類添
加光ファイバ5bの信号光出力端に入力された励起光の
うち希土類元素に吸収されない励起光は残留励起光とし
て第2の希土類添加光ファイバ5bの信号光入力端から
出力され、第2の光合分波器2bの第2の端子22bと
第3の端子23bを透過し、ローパスフィルタ7を透過
し、第1の光合分波器2aの第3の端子23aと第2の
端子22aを透過して、第1の希土類添加光ファイバ5
aの信号光入力端から第1の希土類添加光ファイバ5a
に入力され、吸収される。信号光入力端子1から入力さ
れた信号光は第1の光合分波器2aの第1の端子21a
と第2の端子22aを透過し、第1および第2の励起光
源3a、3bから出力された励起光によって光励起され
た第1の希土類添加光ファイバ5aに入力され、増幅さ
れる。
【0061】また、第1の希土類添加光ファイバ5aで
増幅された信号光は第2の光合分波器2bの第1の端子
21bと第2の端子22bを透過し、第1および第2の
励起光源3a、3bから出力された励起光によって光励
起された第2の希土類添加光ファイバ5bに入力され、
再び増幅される。そして、第2の希土類添加光ファイバ
5bで増幅された信号光は第3の光合分波器2cの第1
の端子21cと第2の端子22cを透過し、信号光出力
端子6から出力される。なお、無反射終端4a、4bは
それぞれ光合分波器2a、2cにおける洩れ光などを完
全に遮断するために用いる。
【0062】上記のように、この発明によれば、第1の
励起光源3aから出力された励起光のうち、第1の希土
類添加光ファイバ5aで吸収されきらなかった残留励起
光は、第1および第2の光合分波器2a、2bを用いる
ことにより第2の希土類添加光ファイバ5bに入力でき
るとともに、第2の励起光源3bから出力された励起光
のうち、第2の希土類添加光ファイバ5bで吸収されき
らなかった残留励起光は、第1および第2の光合分波器
2a、2bを用いることにより第1の希土類添加光ファ
イバ5aに入力できるため、励起光源からの励起光を無
駄なく利用することのできる光ファイバ増幅器を得るこ
とができる。
【0063】また、ローパスフィルタ7がない場合、第
2の希土類添加光ファイバ5bで発生したASE光のう
ち、信号光と逆方向に進行するASE光が第2の光合分
波器2bの第2の端子22bに入力されると、ASE光
の大部分は第1の端子方向に透過することになる。とこ
ろが、光合分波器において信号光と励起光を完全に分離
できないため、第2の光合分波器2bの第3の端子23
bから少量のASE光が洩れることになり、第1の光合
分波器2aの第3の端子23aと第2の端子22aを透
過し、第1の希土類添加光ファイバ5aに信号光と同方
向から洩れ光が流入することになる。微弱な洩れ光が第
1の希土類添加光ファイバ5aに入力されると、信号光
の増幅のために用いられるべき励起光のエネルギーが洩
れ光の増幅に寄与することになり、信号光の増幅特性を
劣化させることになる。
【0064】しかし、上記のようにローパスフィルタ7
を用いることにより、第2の光合分波器2bの第2の端
子22bに入力された信号光に対して逆方向のASE光
の第3の端子23bからの洩れ光を減衰させることがで
き、低雑音または信号光の最大出力の大きい光ファイバ
増幅器を得ることができる。
【0065】なお、上記実施例には記述されていない
が、信号光入力端子1と第1の光合分波器2aの第1の
端子21aの間、もしくは信号光出力端子6と第3の光
合分波器2cの第2の端子22cの間、もしくは第2の
光合分波器2bの第2の端子22bと第2の希土類添加
光ファイバ5bとの間に、信号光およびASE光の反射
によるレーザ発振を防止するための光アイソレータを追
加した場合にも、この発明の効果は変わらない。
【0066】実施例6 図9にこの発明の第6の実施例を示す。図において、1
は信号光入力端子、2aは第1の光合分波器、21aは
第1の光合分波器の第1の端子、22aは第1の光合分
波器の第2の端子、23aは第1の光合分波器の第3の
端子、24aは第1の光合分波器の第4の端子、2bは
第2の光合分波器、21bは第2の光合分波器の第1の
端子、22bは第2の光合分波器の第2の端子、23b
は第2の光合分波器の第3の端子、24bは第2の光合
分波器の第4の端子、2cは第3の光合分波器、21c
は第3の光合分波器の第1の端子、22cは第3の光合
分波器の第2の端子、23cは第3の光合分波器の第3
の端子、24cは第3の光合分波器の第4の端子、3a
は第1の励起光源、3bは第2の励起光源、4aは第1
の無反射終端、4bは第2の無反射終端、5aは第1の
希土類添加光ファイバ、5bは第2の希土類添加光ファ
イバ、6は信号光出力端子、7はローパスフィルタであ
る。
【0067】次に、動作について説明する。第1の光合
分波器2aは、第1の端子21aと第2の端子22aと
の間、および、第3の端子23aと第4の端子24aと
の間で、信号光を透過させる。また、第1の端子21a
と第4の端子24aとの間、および、第2の端子22a
と第3の端子23aとの間で、励起光を透過させる。ま
た、第2の光合分波器2bおよび第3の光合分波器2c
についても、上記第1の光合分波器2aと同様の動作を
する。第1の励起光源3aの出力端子を第2の光合分波
器2bの第4の端子24bに接続することにより、第2
の光合分波器2bの第1の端子21bから出力された励
起光は第1の希土類添加光ファイバ5aの信号光出力端
に入力され、吸収される。第1の希土類添加光ファイバ
5aの信号光出力端に入力された励起光のうち希土類元
素に吸収されない励起光は残留励起光として第1の希土
類添加光ファイバ5aの信号光入力端から出力され、第
1の光合分波器2aの第2の端子22aと第3の端子2
3aを透過し、ローパスフィルタ7を透過し、第3の光
合分波器2cの第4の端子24cと第1の端子21cを
透過して、第2の希土類添加光ファイバ5bの信号光出
力端から第2の希土類添加光ファイバ5bに入力され、
吸収される。
【0068】一方、第2の励起光源3bの出力端子を第
2の光合分波器2bの第3の端子23bに接続すること
により、第2の光合分波器2bの第2の端子22bから
出力される励起光は第2の希土類添加光ファイバ5bの
信号光入力端に入力され、吸収される。第2の希土類添
加光ファイバ5bの信号光入力端に入力された励起光の
うち希土類元素に吸収されない励起光は残留励起光とし
て第2の希土類添加光ファイバ5bの信号光出力端から
出力され、第3の光合分波器2cの第1の端子21cと
第4の端子24cを透過し、ローパスフィルタ7を透過
し、第1の光合分波器2aの第3の端子23aと第2の
端子22aを透過して、第1の希土類添加光ファイバ5
aの信号光入力端から第1の希土類添加光ファイバ5a
に入力され、吸収される。信号光入力端子1から入力さ
れた信号光は第1の光合分波器2aの第1の端子21a
と第2の端子22aを透過し、第1および第2の励起光
源3a、3bから出力された励起光によって光励起され
た第1の希土類添加光ファイバ5aに入力され、増幅さ
れる。
【0069】また、第1の希土類添加光ファイバ5aで
増幅された信号光は第2の光合分波器2bの第1の端子
21bと第2の端子22bを透過し、第1および第2の
励起光源3a、3bから出力された励起光によって光励
起された第2の希土類添加光ファイバ5bに入力され、
再び増幅される。そして、第2の希土類添加光ファイバ
5bで増幅された信号光は第3の光合分波器2cの第1
の端子21cと第2の端子22cを透過し、信号光出力
端子6から出力される。なお、無反射終端4a、4bは
それぞれ光合分波器2a、2cにおける洩れ光などを完
全に遮断するために用いる。
【0070】上記のように、この発明によれば、第1の
励起光源3aから出力された励起光のうち、第1の希土
類添加光ファイバ5aで吸収されきらなかった残留励起
光は、第1および第3の光合分波器2a、2cを用いる
ことにより第2の希土類添加光ファイバ5bに入力でき
るとともに、第2の励起光源3bから出力された励起光
のうち、第2の希土類添加光ファイバ5bで吸収されき
らなかった残留励起光は、第1および第3の光合分波器
2a、2cを用いることにより第1の希土類添加光ファ
イバ5aに入力できるため、励起光源からの励起光を無
駄なく利用することのできる光ファイバ増幅器を得るこ
とができる。
【0071】また、ローパスフィルタ7がない場合、第
1の希土類添加光ファイバ5aで発生したASE光のう
ち、信号光と逆方向に進行するASE光が第1の光合分
波器2aの第2の端子22aに入力されると、ASE光
の大部分は第1の端子方向に透過することになる。とこ
ろが、光合分波器の分岐比を完全に10対0にすること
はできないため、第2の光合分波器2bの第3の端子2
3bから少量のASE光が洩れることになり、第1の光
合分波器2aの第3の端子23aと第2の端子22aを
透過し、第1の希土類添加光ファイバ5aに少量の洩れ
光が入力されることになり、第1の希土類添加光ファイ
バ5aにおいて信号光の増幅特性を劣化させることにな
る。
【0072】また、第2の希土類添加光ファイバ5bで
増幅された信号光およびASE光は、第3の光合分波器
2cの第1の端子21cに入力されると、信号光および
ASE光の大部分は第2の端子方向に透過することにな
る。ところが、光合分波器において信号光と励起光を完
全に分離できないため、第3の光合分波器2cの第4の
端子24cから少量の信号光およびASE光が洩れるこ
とになり、第1の光合分波器2aの第3の端子23aと
第2の端子22aを透過し、第1の希土類添加光ファイ
バ5aに信号光と同方向から洩れ光が流入することにな
る。微弱な洩れ光が第1の希土類添加光ファイバ5aに
入力されると、信号光の増幅のために用いられるべき励
起光のエネルギーが洩れ光の増幅に寄与することにな
り、信号光の増幅特性を劣化させることになる。
【0073】しかし、上記のようにローパスフィルタ7
を用いることにより、第3の光合分波器2cの第1の端
子21cに入力された信号光およびASE光の第4の端
子24cからの洩れ光を減衰させることができ、低雑音
または信号光の最大出力の大きい光ファイバ増幅器を得
ることができる。
【0074】なお、上記実施例には記述されていない
が、信号光入力端子1と第1の光合分波器2aの第1の
端子21aの間、もしくは信号光出力端子6と第3の光
合分波器2cの第2の端子22cの間、もしくは第2の
光合分波器2bの第2の端子22bと第2の希土類添加
光ファイバ5bとの間に、信号光およびASE光の反射
によるレーザ発振を防止するための光アイソレータを追
加した場合にも、この発明の効果は変わらない。
【0075】実施例7 図10にこの発明の第7の実施例を示す。図において、
1は信号光入力端子、2aは第1の光合分波器、21a
は第1の光合分波器の第1の端子、22aは第1の光合
分波器の第2の端子、23aは第1の光合分波器の第3
の端子、24aは第1の光合分波器の第4の端子、2b
は第2の光合分波器、21bは第2の光合分波器の第1
の端子、22bは第2の光合分波器の第2の端子、23
bは第2の光合分波器の第3の端子、24bは第2の光
合分波器の第4の端子、3は励起光源、4aは第1の無
反射終端、4bは第2の無反射終端、5は希土類添加光
ファイバ、6は信号光出力端子、8は励起光反射器であ
る。
【0076】次に、動作について説明する。第1の光合
分波器2aは、第1の端子21aと第2の端子22aと
の間、および、第3の端子23aと第4の端子24aと
の間で、信号光を透過させる。また、第1の端子21a
と第4の端子24aとの間、および、第2の端子22a
と第3の端子23aとの間で、励起光を透過させる。ま
た、第2の光合分波器2bについても、上記第1の光合
分波器2aと同様の動作をする。励起光源3の出力端子
を第1の光合分波器2aの第3の端子23aに接続する
ことにより、第1の光合分波器2aの第2の端子22a
から出力された励起光は希土類添加光ファイバ5の信号
光入力端に入力され、吸収される。希土類添加光ファイ
バ5の信号光入力端に入力された励起光のうち希土類元
素に吸収されない励起光は残留励起光として希土類添加
光ファイバ5の信号光出力端から出力され、第2の光合
分波器2bの第1の端子21bと第4の端子24bを透
過し、励起光反射器8に入力される。励起光反射器8に
入力した励起光は反射され、第2の光合分波器2bの第
4の端子24bと第1の端子21bを透過し、希土類添
加光ファイバ5の信号光出力端から入力し、希土類添加
光ファイバ5に入力され、吸収される。
【0077】信号光入力端子1から入力された信号光は
第1の光合分波器2aの第1の端子21aと第2の端子
22aを透過し、励起光源3から出力された励起光によ
って光励起された希土類添加光ファイバ5に入力され、
増幅され、第2の光合分波器2bの第1の端子21bと
第2の端子22bを透過し、信号光出力端子6から出力
される。なお、無反射終端4a、4bはそれぞれ光合分
波器2a、2bにおける洩れ光などを完全に遮断するた
めに用いる。
【0078】上記のように、この発明によれば、励起光
源3から出力された励起光のうち、希土類添加光ファイ
バ5で吸収されきらなかった残留励起光は、第2の光合
分波器2bおよび励起光反射器8を用いることにより希
土類添加光ファイバ5に再入力できるため、励起光源か
らの励起光を無駄なく利用することのできる光ファイバ
増幅器を得ることができる。
【0079】実施例8 図11にこの発明の第8の実施例を示す。図において、
1は信号光入力端子、2aは第1の光合分波器、21a
は第1の光合分波器の第1の端子、22aは第1の光合
分波器の第2の端子、23aは第1の光合分波器の第3
の端子、24aは第1の光合分波器の第4の端子、2b
は第2の光合分波器、21bは第2の光合分波器の第1
の端子、22bは第2の光合分波器の第2の端子、23
bは第2の光合分波器の第3の端子、24bは第2の光
合分波器の第4の端子、3は励起光源、4aは第1の無
反射終端、4bは第2の無反射終端、5は希土類添加光
ファイバ、6は信号光出力端子、8は励起光反射器であ
る。
【0080】次に、動作について説明する。第1の光合
分波器2aは、第1の端子21aと第2の端子22aと
の間、および、第3の端子23aと第4の端子24aと
の間で、信号光を透過させる。また、第1の端子21a
と第4の端子24aとの間、および、第2の端子22a
と第3の端子23aとの間で、励起光を透過させる。ま
た、第2の光合分波器2bについても上記第1の光合分
波器2aと同様の動作をする。励起光源3の出力端子を
第2の光合分波器2bの第4の端子24bに接続するこ
とにより、第2の光合分波器2bの第1の端子21bか
ら出力された励起光は希土類添加光ファイバ5の信号光
出力端に入力され、吸収される。希土類添加光ファイバ
5の信号光出力端に入力された励起光のうち希土類元素
に吸収されない励起光は残留励起光として希土類添加光
ファイバ5の信号光入力端から出力され、第1の光合分
波器2aの第2の端子22aと第3の端子23aを透過
し、励起光反射器8に入力される。励起光反射器8に入
力した励起光は反射され、第1の光合分波器2aの第3
の端子23aと第2の端子22aを透過し、希土類添加
光ファイバ5の信号光入力端から入力し、希土類添加光
ファイバ5に入力され、吸収される。
【0081】信号光入力端子1から入力された信号光は
第1の光合分波器2aの第1の端子21aと第2の端子
22aを透過し、励起光源3から出力された励起光によ
って光励起された希土類添加光ファイバ5に入力され、
増幅され、第2の光合分波器2bの第1の端子21bと
第2の端子22bを透過し、信号光出力端子6から出力
される。なお、無反射終端4a、4bはそれぞれ光合分
波器2a、2bにおける洩れ光などを完全に遮断するた
めに用いる。
【0082】上記のように、この発明によれば、励起光
源3から出力された励起光のうち、希土類添加光ファイ
バ5で吸収されきらなかった残留励起光は、第1の光合
分波器2aおよび励起光反射器8を用いることにより希
土類添加光ファイバ5に再入力できるため、励起光源か
らの励起光を無駄なく利用することのできる光ファイバ
増幅器を得ることができる。
【0083】実施例9 図12にこの発明の第9の実施例を示す。図において、
1は信号光入力端子、2aは第1の光合分波器、21a
は第1の光合分波器の第1の端子、22aは第1の光合
分波器の第2の端子、23aは第1の光合分波器の第3
の端子、24aは第1の光合分波器の第4の端子、2b
は第2の光合分波器、21bは第2の光合分波器の第1
の端子、22bは第2の光合分波器の第2の端子、23
bは第2の光合分波器の第3の端子、24bは第2の光
合分波器の第4の端子、2cは第3の光合分波器、21
cは第3の光合分波器の第1の端子、22cは第3の光
合分波器の第2の端子、23cは第3の光合分波器の第
3の端子、24cは第3の光合分波器の第4の端子、3
aは第1の励起光源、3bは第2の励起光源、4aは第
1の無反射終端、4bは第2の無反射終端、5aは第1
の希土類添加光ファイバ、5bは第2の希土類添加光フ
ァイバ、6は信号光出力端子、8aは第1の励起光反射
器、8bは第2の励起光反射器である。
【0084】次に、動作について説明する。第1の光合
分波器2aは、第1の端子21aと第2の端子22aと
の間、および、第3の端子23aと第4の端子24aと
の間で、信号光を透過させる。また、第1の端子21a
と第4の端子24aとの間、および、第2の端子22a
と第3の端子23aとの間で、励起光を透過させる。ま
た、第2の光合分波器2bおよび第3の光合分波器2c
についても、上記第1の光合分波器2aと同様の動作を
する。第1の励起光源3aの出力端子を第1の光合分波
器2aの第3の端子23aに接続することにより、第1
の光合分波器2aの第2の端子22aから出力された励
起光は第1の希土類添加光ファイバ5aの信号光入力端
に入力され、吸収される。第1の希土類添加光ファイバ
5aの信号光入力端に入力された励起光のうち希土類元
素に吸収されない励起光は残留励起光として第1の希土
類添加光ファイバ5aの信号光出力端から出力され、第
2の光合分波器2bの第1の端子21bと第4の端子2
4bを透過し、第1の励起光反射器8aに入力される。
第1の励起光反射器8aに入力した励起光は反射され、
第2の光合分波器2bの第4の端子24bと第1の端子
21bを透過し、第1の希土類添加光ファイバ5aの信
号光出力端から入力し、第1の希土類添加光ファイバ5
aに入力され、吸収される。
【0085】一方、第2の励起光源3bの出力端子を第
2の光合分波器2bの第3の端子23bに接続すること
により、第2の光合分波器2bの第2の端子22bから
出力される励起光は第2の希土類添加光ファイバ5bの
信号光入力端に入力され、吸収される。第2の希土類添
加光ファイバ5bの信号光入力端に入力された励起光の
うち希土類元素に吸収されない励起光は残留励起光とし
て第2の希土類添加光ファイバ5bの信号光出力端から
出力され、第3の光合分波器2cの第1の端子21cと
第4の端子24cを透過し、第2の励起光反射器8bに
入力される。第2の励起光反射器8bに入力した励起光
は反射され、第3の光合分波器2cの第4の端子24c
と第1の端子21cを透過し、第2の希土類添加光ファ
イバ5bの信号光出力端から入力し、第2の希土類添加
光ファイバ5bに入力され、吸収される。信号光入力端
子1から入力された信号光は第1の光合分波器2aの第
1の端子21aと第2の端子22aを透過し、第1およ
び第2の励起光源3a、3bから出力された励起光によ
って光励起された第1の希土類添加光ファイバ5aに入
力され、増幅される。
【0086】また、第1の希土類添加光ファイバ5aで
増幅された信号光は第2の光合分波器2bの第1の端子
21bと第2の端子22bを透過し、第1および第2の
励起光源3a、3bから出力された励起光によって光励
起された第2の希土類添加光ファイバ5bに入力され、
再び増幅される。そして、第2の希土類添加光ファイバ
5bで増幅された信号光は第3の光合分波器2cの第1
の端子21cと第2の端子22cを透過し、信号光出力
端子6から出力される。なお、無反射終端4a、4bは
それぞれ光合分波器2a、2cにおける洩れ光などを完
全に遮断するために用いる。
【0087】上記のように、この発明によれば、第1の
励起光源3aから出力された励起光のうち、第1の希土
類添加光ファイバ5aで吸収されきらなかった残留励起
光は、第1の励起光反射器8aと第2の光合分波器2b
を用いることにより第1の希土類添加光ファイバ5aに
入力できるとともに、第2の励起光源3bから出力され
た励起光のうち、第2の希土類添加光ファイバ5bで吸
収されきらなかった残留励起光は、第2の励起光反射器
8bと第3の光合分波器2cを用いることにより第2の
希土類添加光ファイバ5bに入力できるため、励起光源
からの励起光を無駄なく利用することのできる光ファイ
バ増幅器を得ることができる。
【0088】実施例10 図13にこの発明の第10の実施例を示す。図におい
て、1は信号光入力端子、2aは第1の光合分波器、2
1aは第1の光合分波器の第1の端子、22aは第1の
光合分波器の第2の端子、23aは第1の光合分波器の
第3の端子、24aは第1の光合分波器の第4の端子、
2bは第2の光合分波器、21bは第2の光合分波器の
第1の端子、22bは第2の光合分波器の第2の端子、
23bは第2の光合分波器の第3の端子、24bは第2
の光合分波器の第4の端子、2cは第3の光合分波器、
21cは第3の光合分波器の第1の端子、22cは第3
の光合分波器の第2の端子、23cは第3の光合分波器
の第3の端子、24cは第3の光合分波器の第4の端
子、3aは第1の励起光源、3bは第2の励起光源、4
aは第1の無反射終端、4bは第2の無反射終端、5a
は第1の希土類添加光ファイバ、5bは第2の希土類添
加光ファイバ、6は信号光出力端子、8aは第1の励起
光反射器、8bは第2の励起光反射器である。
【0089】次に、動作について説明する。第1の光合
分波器2aは、第1の端子21aと第2の端子22aと
の間、および、第3の端子23aと第4の端子24aと
の間で、信号光を透過させる。また、第1の端子21a
と第4の端子24aとの間、および、第2の端子22a
と第3の端子23aとの間で、励起光を透過させる。ま
た、第2の光合分波器2bおよび第3の光合分波器2c
についても、上記第1の光合分波器2aと同様の動作を
する。第1の励起光源3aの出力端子を第2の光合分波
器2bの第4の端子24bに接続することにより、第2
の光合分波器2bの第1の端子21bから出力された励
起光は第1の希土類添加光ファイバ5aの信号光出力端
に入力され、吸収される。第1の希土類添加光ファイバ
5aの信号光出力端に入力された励起光のうち希土類元
素に吸収されない励起光は残留励起光として第1の希土
類添加光ファイバ5aの信号光入力端から出力され、第
1の光合分波器2aの第2の端子22aと第3の端子2
3aを透過し、第1の励起光反射器8aに入力される。
第1の励起光反射器8aに入力した励起光は反射され、
第2の光合分波器2bの第4の端子24bと第1の端子
21bを透過し、第1の希土類添加光ファイバ5aの信
号光出力端から入力し、第1の希土類添加光ファイバ5
aに入力され、吸収される。
【0090】一方、第2の励起光源3bの出力端子を第
3の光合分波器2cの第4の端子24cに接続すること
により、第3の光合分波器2cの第1の端子21cから
出力される励起光は第2の希土類添加光ファイバ5bの
信号光出力端に入力され、吸収される。第2の希土類添
加光ファイバ5bの信号光出力端に入力された励起光の
うち希土類元素に吸収されない励起光は残留励起光とし
て第2の希土類添加光ファイバ5bの信号光入力端から
出力され、第2の光合分波器2bの第2の端子22bと
第3の端子23bを透過し、第2の励起光反射器8bに
入力される。第2の励起光反射器8bに入力した励起光
は反射され、第2の光合分波器2bの第3の端子23b
と第2の端子22bを透過し、第2の希土類添加光ファ
イバ5bの信号光出力端から入力し、第2の希土類添加
光ファイバ5bに入力され、吸収される。信号光入力端
子1から入力された信号光は第1の光合分波器2aの第
1の端子21aと第2の端子22aを透過し、第1およ
び第2の励起光源3a、3bから出力された励起光によ
って光励起された第1の希土類添加光ファイバ5aに入
力され、増幅される。
【0091】また、第1の希土類添加光ファイバ5aで
増幅された信号光は第2の光合分波器2bの第1の端子
21bと第2の端子22bを透過し、第1および第2の
励起光源3a、3bから出力された励起光によって光励
起された第2の希土類添加光ファイバ5bに入力され、
再び増幅される。そして、第2の希土類添加光ファイバ
5bで増幅された信号光は第3の光合分波器2cの第1
の端子21cと第2の端子22cを透過し、信号光出力
端子6から出力される。なお、無反射終端4a、4bは
それぞれ光合分波器2a、2cにおける洩れ光などを完
全に遮断するために用いる。
【0092】上記のように、この発明によれば、第1の
励起光源3aから出力された励起光のうち、第1の希土
類添加光ファイバ5aで吸収されきらなかった残留励起
光は、第1の励起光反射器8aと第2の光合分波器2b
を用いることにより第1の希土類添加光ファイバ5aに
入力できるとともに、第2の励起光源3bから出力され
た励起光のうち、第2の希土類添加光ファイバ5bで吸
収されきらなかった残留励起光は、第2の励起光反射器
8bと第3の光合分波器2cを用いることにより第2の
希土類添加光ファイバ5bに入力できるため、励起光源
からの励起光を無駄なく利用することのできる光ファイ
バ増幅器を得ることができる。
【0093】実施例11 図14にこの発明の第11の実施例を示す。図におい
て、1は信号光入力端子、2aは第1の光合分波器、2
1aは第1の光合分波器の第1の端子、22aは第1の
光合分波器の第2の端子、23aは第1の光合分波器の
第3の端子、24aは第1の光合分波器の第4の端子、
2bは第2の光合分波器、21bは第2の光合分波器の
第1の端子、22bは第2の光合分波器の第2の端子、
23bは第2の光合分波器の第3の端子、24bは第2
の光合分波器の第4の端子、2cは第3の光合分波器、
21cは第3の光合分波器の第1の端子、22cは第3
の光合分波器の第2の端子、23cは第3の光合分波器
の第3の端子、24cは第3の光合分波器の第4の端
子、3aは第1の励起光源、3bは第2の励起光源、4
aは第1の無反射終端、4bは第2の無反射終端、5a
は第1の希土類添加光ファイバ、5bは第2の希土類添
加光ファイバ、6は信号光出力端子、8aは第1の励起
光反射器、8bは第2の励起光反射器である。
【0094】次に、動作について説明する。第1の光合
分波器2aは、第1の端子21aと第2の端子22aと
の間、および、第3の端子23aと第4の端子24aと
の間で、信号光を透過させる。また、第1の端子21a
と第4の端子24aとの間、および、第2の端子22a
と第3の端子23aとの間で、励起光を透過させる。ま
た、第2の光合分波器2bおよび第3の光合分波器2c
についても、上記第1の光合分波器2aと同様の動作を
する。第1の励起光源3aの出力端子を第2の光合分波
器2bの第4の端子24bに接続することにより、第2
の光合分波器2bの第1の端子21bから出力された励
起光は第1の希土類添加光ファイバ5aの信号光出力端
に入力され、吸収される。第1の希土類添加光ファイバ
5aの信号光出力端に入力された励起光のうち希土類元
素に吸収されない励起光は残留励起光として第1の希土
類添加光ファイバ5aの信号光入力端から出力され、第
1の光合分波器2aの第2の端子22aと第3の端子2
3aを透過し、第1の励起光反射器8aに入力される。
第1の励起光反射器8aに入力した励起光は反射され、
第2の光合分波器2bの第4の端子24bと第1の端子
21bを透過し、第1の希土類添加光ファイバ5aの信
号光出力端から入力し、第1の希土類添加光ファイバ5
aに入力され、吸収される。
【0095】一方、第2の励起光源3bの出力端子を第
2の光合分波器2bの第3の端子23bに接続すること
により、第2の光合分波器2bの第2の端子22bから
出力される励起光は第2の希土類添加光ファイバ5bの
信号光入力端に入力され、吸収される。第2の希土類添
加光ファイバ5bの信号光出力端に入力された励起光の
うち希土類元素に吸収されない励起光は残留励起光とし
て第2の希土類添加光ファイバ5bの信号光出力端から
出力され、第3の光合分波器2cの第1の端子21cと
第4の端子24cを透過し、第2の励起光反射器8bに
入力される。第2の励起光反射器8bに入力した励起光
は反射され、第3の光合分波器2cの第4の端子24c
と第1の端子21cを透過し、第2の希土類添加光ファ
イバ5bの信号光出力端から入力し、第2の希土類添加
光ファイバ5bに入力され、吸収される。信号光入力端
子1から入力された信号光は第1の光合分波器2aの第
1の端子21aと第2の端子22aを透過し、第1およ
び第2の励起光源3a、3bから出力された励起光によ
って光励起された第1の希土類添加光ファイバ5aに入
力され、増幅される。
【0096】また、第1の希土類添加光ファイバ5aで
増幅された信号光は第2の光合分波器2bの第1の端子
21bと第2の端子22bを透過し、第1および第2の
励起光源3a、3bから出力された励起光によって光励
起された第2の希土類添加光ファイバ5bに入力され、
再び増幅される。そして、第2の希土類添加光ファイバ
5bで増幅された信号光は第3の光合分波器2cの第1
の端子21cと第2の端子22cを透過し、信号光出力
端子6から出力される。なお、無反射終端4a、4bは
それぞれ光合分波器2a、2cにおける洩れ光などを完
全に遮断するために用いる。
【0097】上記のように、この発明によれば、第1の
励起光源3aから出力された励起光のうち、第1の希土
類添加光ファイバ5aで吸収されきらなかった残留励起
光は、第1の励起光反射器8aと第1の光合分波器2a
を用いることにより第1の希土類添加光ファイバ5aに
入力できるとともに、第2の励起光源3bから出力され
た励起光のうち、第2の希土類添加光ファイバ5bで吸
収されきらなかった残留励起光は、第2の励起光反射器
8bと第3の光合分波器2cを用いることにより第2の
希土類添加光ファイバ5bに入力できるため、励起光源
からの励起光を無駄なく利用することのできる光ファイ
バ増幅器を得ることができる。
【0098】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0099】光合分波器を3台以上用いることにより、
第1の希土類添加光ファイバで吸収しきれない励起光の
エネルギーを第2の希土類添加光ファイバに入力でき、
かつ、第2の希土類添加光ファイバで吸収しきれない励
起光のエネルギーを第1の希土類添加光ファイバに入力
できるため、励起光を有効に用いることができると共
に、励起光源における励起光の光量の条件が同一の場合
に比べて、低雑音または信号光の最大出力の大きい光フ
ァイバ増幅器を得ることができる。
【0100】また、第1の希土類添加光ファイバからの
残留励起光と共に第2の希土類添加光ファイバに入力さ
れる信号光およびASE光を、あるいは第2の希土類添
加光ファイバからの残留励起光とともに第1の希土類添
加光ファイバに入力される信号光およびASE光を、励
起光のバイパス経路上にあるバンドパスフィルタで減衰
させることにより、増幅特性を向上することができる。
【0101】また、希土類添加光ファイバからの残留励
起光を、光合分波器で分波すると共に、励起光反射器で
励起光を反射し、信号光およびASE光を減衰させるこ
とにより、励起光を有効に用いることができ、増幅特性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による光ファイバ増幅器の
構成図である。
【図2】この発明に用いた光合分波器の構成図である。
【図3】この発明に用いた光合分波器の特性を示す図で
ある。
【図4】この発明の実施例2による光ファイバ増幅器の
構成図である。
【図5】この発明の実施例3による光ファイバ増幅器の
構成図である。
【図6】この発明の実施例4による光ファイバ増幅器の
構成図である。
【図7】この発明に用いたローパスフィルタの特性を示
す図である。
【図8】この発明の実施例5による光ファイバ増幅器の
構成図である。
【図9】この発明の実施例6による光ファイバ増幅器の
構成図である。
【図10】この発明の実施例7による光ファイバ増幅器
の構成図である。
【図11】この発明の実施例8による光ファイバ増幅器
の構成図である。
【図12】この発明の実施例9による光ファイバ増幅器
の構成図である。
【図13】この発明の実施例10による光ファイバ増幅
器の構成図である。
【図14】この発明の実施例11による光ファイバ増幅
器の構成図である。
【図15】従来の光ファイバ増幅器の構成図である。
【符号の説明】
1 信号光入力端子 2a 第1の光合分波器 21a 第1の光合分波器2aの第1の端子 22a 第1の光合分波器2aの第2の端子 23a 第1の光合分波器2aの第3の端子 24a 第1の光合分波器2aの第4の端子 2b 第2の光合分波器 21b 第2の光合分波器2bの第1の端子 22b 第2の光合分波器2bの第2の端子 23b 第2の光合分波器2bの第3の端子 24b 第2の光合分波器2bの第4の端子 2c 第3の光合分波器 21c 第3の光合分波器2cの第1の端子 22c 第3の光合分波器2cの第2の端子 23c 第3の光合分波器2cの第3の端子 24c 第3の光合分波器2cの第4の端子 3 励起光源 3a 第1の励起光源 3b 第2の励起光源 4a 第1の無反射終端 4b 第2の無反射終端 5 希土類添加光ファイバ 5a 第1の希土類添加光ファイバ 5b 第2の希土類添加光ファイバ 6 信号光出力端子 7 ローパスフィルタ 8 励起光反射器 8a 第1の励起光反射器 8b 第2の励起光反射器 9a 第1の光アイソレータ 9b 第2の光アイソレータ 9c 第3の光アイソレータ 10 バンドパスフィルタ 11a 光ファイバ 11b 光ファイバ 12 光合分波器筐体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2、第3および第4の端子を有
    し、上記第1の端子と第2の端子との間および第3の端
    子と第4の端子との間で信号光を透過し第1の端子と第
    4の端子との間および第2の端子と第3の端子との間で
    励起光を透過する第1、第2および第3の光合分波器
    と、上記第1の光合分波器の第3の端子に励起光を出力
    する第1の励起光源と、上記第2の光合分波器の第3の
    端子に励起光を出力する第2の励起光源と、上記第1の
    光合分波器の第2の端子と上記第2の光合分波器の第1
    の端子とを接続する第1の希土類添加光ファイバと、上
    記第2の光合分波器の第2の端子と上記第3の光合分波
    器の第1の端子とを接続する第2の希土類添加光ファイ
    バと、上記第2の光合分波器の第4の端子と第3の光合
    分波器の第4の端子とを接続する光伝送路と、上記第1
    の光合分波器の第1の端子に接続される信号光入力端子
    と、上記第3の光合分波器の第2の端子に接続される信
    号光出力端子とを具備したことを特徴とする光ファイバ
    増幅器。
  2. 【請求項2】 第1、第2、第3および第4の端子を有
    し、上記第1の端子と第2の端子との間および第3の端
    子と第4の端子との間で信号光を透過し第1の端子と第
    4の端子との間および第2の端子と第3の端子との間で
    励起光を透過する第1、第2および第3の光合分波器
    と、上記第2の光合分波器の第4の端子に励起光を出力
    する第1の励起光源と、上記第3の光合分波器の第4の
    端子に励起光を出力する第2の励起光源と、上記第1の
    光合分波器の第2の端子と上記第2の光合分波器の第1
    の端子とを接続する第1の希土類添加光ファイバと、上
    記第2の光合分波器の第2の端子と上記第3の光合分波
    器の第1の端子とを接続する第2の希土類添加光ファイ
    バと、上記第1の光合分波器の第3の端子と第2の光合
    分波器の第3の端子とを接続する光伝送路と、上記第1
    の光合分波器の第1の端子に接続される信号光入力端子
    と、上記第3の光合分波器の第2の端子に接続される信
    号光出力端子とを具備したことを特徴とする光ファイバ
    増幅器。
  3. 【請求項3】 第1、第2、第3および第4の端子を有
    し、上記第1の端子と第2の端子との間および第3の端
    子と第4の端子との間で信号光を透過し第1の端子と第
    4の端子との間および第2の端子と第3の端子との間で
    励起光を透過する第1、第2および第3の光合分波器
    と、上記第2の光合分波器の第4の端子に励起光を出力
    する第1の励起光源と、上記第2の光合分波器の第3の
    端子に励起光を出力する第2の励起光源と、上記第1の
    光合分波器の第2の端子と上記第2の光合分波器の第1
    の端子とを接続する第1の希土類添加光ファイバと、上
    記第2の光合分波器の第2の端子と上記第3の光合分波
    器の第1の端子とを接続する第2の希土類添加光ファイ
    バと、上記第1の光合分波器の第3の端子と第3の光合
    分波器の第4の端子とを接続する光伝送路と、上記第1
    の光合分波器の第1の端子に接続される信号光入力端子
    と、上記第3の光合分波器の第2の端子に接続される信
    号光出力端子とを具備したことを特徴とする光ファイバ
    増幅器。
  4. 【請求項4】 第2の光合分波器の第4の端子と第3の
    光合分波器の第4の端子との間の光伝送路にローパスフ
    ィルタを設けたことを特徴とする請求項1記載の光ファ
    イバ増幅器。
  5. 【請求項5】 第1の光合分波器の第3の端子と第2の
    光合分波器の第3の端子との間の光伝送路にローパスフ
    ィルタを設けたことを特徴とする請求項2記載の光ファ
    イバ増幅器。
  6. 【請求項6】 第1の光合分波器の第3の端子と第3の
    光合分波器の第4の端子間の光伝送路にローパスフィル
    タを設けたことを特徴とする請求項3記載の光ファイバ
    増幅器。
  7. 【請求項7】 第1、第2、第3および第4の端子を有
    し、上記第1の端子と第2の端子との間および第3の端
    子と第4の端子との間で信号光を透過し第1の端子と第
    4の端子との間および第2の端子と第3の端子との間で
    励起光を透過する第1および第2の光合分波器と、上記
    第1の光合分波器の第3の端子に励起光を出力する励起
    光源と、上記第1の光合分波器の第2の端子と上記第2
    の光合分波器の第1の端子とを接続する希土類添加光フ
    ァイバと、上記第2の光合分波器の第4の端子に接続さ
    れ、上記希土類添加光ファイバからの励起光を上記第2
    の光合分波器の第1の端子と第4の端子を介して受け前
    記第4の端子へその励起光を反射させるための励起光反
    射器と、上記第1の光合分波器の第1の端子に接続され
    る信号光入力端子と、上記第2の光合分波器の第2の端
    子に接続される信号光出力端子とを具備したことを特徴
    とする光ファイバ増幅器。
  8. 【請求項8】 第1、第2、第3および第4の端子を有
    し、上記第1の端子と第2の端子との間および第3の端
    子と第4の端子との間で信号光を透過し第1の端子と第
    4の端子との間および第2の端子と第3の端子との間で
    励起光を透過する第1および第2の光合分波器と、上記
    第2の光合分波器の第4の端子に励起光を出力する励起
    光源と、上記第1の光合分波器の第2の端子と上記第2
    の光合分波器の第1の端子とを接続する希土類添加光フ
    ァイバと、上記第1の光合分波器の第3の端子に接続さ
    れ、上記希土類添加光ファイバからの励起光を上記第1
    の光合分波器の第2の端子および第3の端子を介して受
    け前記第3の端子へその励起光を反射させるための励起
    光反射器と、上記第1の光合分波器の第1の端子に接続
    される信号光入力端子と、上記第2の光合分波器の第2
    の端子に接続される信号光出力端子とを具備したことを
    特徴とする光ファイバ増幅器。
  9. 【請求項9】 第1、第2、第3および第4の端子を有
    し、上記第1の端子と第2の端子との間および第3の端
    子と第4の端子との間で信号光を透過し第1の端子と第
    4の端子との間および第2の端子と第3の端子との間で
    励起光を透過する第1、第2および第3の光合分波器
    と、上記第1の光合分波器の第3の端子に励起光を出力
    する第1の励起光源と、上記第2の光合分波器の第3の
    端子に励起光を出力する第2の励起光源と、上記第1の
    光合分波器の第2の端子と上記第2の光合分波器の第1
    の端子とを接続する第1の希土類添加光ファイバと、上
    記第2の光合分波器の第2の端子と上記第3の光合分波
    器の第1の端子とを接続する第2の希土類添加光ファイ
    バと、上記第2の光合分波器の第4の端子に接続され、
    上記第1の希土類添加光ファイバからの励起光を上記第
    2の光合分波器の第1の端子および第4の端子を介して
    受け、その励起光を前記第4の端子へ反射させる第1の
    励起光反射器と、上記第3の光合分波器の第4の端子に
    接続され、上記第2の希土類添加光ファイバからの励起
    光を上記第3の光合分波器の第1の端子および第2の端
    子を介して受け、その励起光を前記第4の端子へ反射さ
    せる第2の励起光反射器と、上記第1の光合分波器の第
    1の端子に接続される信号光入力端子と、上記第3の光
    合分波器の第2の端子に接続される信号光出力端子とを
    具備したことを特徴とする光ファイバ増幅器。
  10. 【請求項10】 第1、第2、第3および第4の端子を
    有し、上記第1の端子と第2の端子との間および第3の
    端子と第4の端子との間で信号光を透過し第1の端子と
    第4の端子との間および第2の端子と第3の端子との間
    で励起光を透過する第1、第2および第3の光合分波器
    と、上記第2の光合分波器の第4の端子に励起光を出力
    する第1の励起光源と、上記第3の光合分波器の第4の
    端子に励起光を出力する第2の励起光源と、上記第1の
    光合分波器の第2の端子と上記第2の光合分波器の第1
    の端子とを接続する第1の希土類添加光ファイバと、上
    記第2の光合分波器の第2の端子と上記第3の光合分波
    器の第1の端子とを接続する第2の希土類添加光ファイ
    バと、上記第1の光合分波器の第3の端子に接続され、
    上記第1の希土類添加光ファイバからの励起光を上記第
    1の光合分波器の第2の端子および第3の端子を介して
    受け、その励起光を前記第3の端子へ反射させる第1の
    励起光反射器と、上記第2の光合分波器の第3の端子に
    接続され、上記第2の希土類添加光ファイバからの励起
    光を上記第2の光合分波器の第2の端子および第3の端
    子を介して受け、その励起光を前記第3の端子へ反射さ
    せる第2の励起光反射器と、上記第1の光合分波器の第
    1の端子に接続される信号光入力端子と、上記第3の光
    合分波器の第2の端子に接続される信号光出力端子とを
    具備したことを特徴とする光ファイバ増幅器。
  11. 【請求項11】 第1、第2、第3および第4の端子を
    有し、上記第1の端子と第2の端子との間および第3の
    端子と第4の端子との間で信号光を透過し第1の端子と
    第4の端子との間および第2の端子と第3の端子との間
    で励起光を透過する第1、第2および第3の光合分波器
    と、上記第2の光合分波器の第3の端子に励起光を出力
    する第1の励起光源と、上記第2の光合分波器の第4の
    端子に励起光を出力する第2の励起光源と、上記第1の
    光合分波器の第2の端子と上記第2の光合分波器の第1
    の端子とを接続する第1の希土類添加光ファイバと、上
    記第2の光合分波器の第2の端子と上記第3の光合分波
    器の第1の端子とを接続する第2の希土類添加光ファイ
    バと、上記第1の光合分波器の第3の端子に接続され、
    上記第1の希土類添加光ファイバからの励起光を上記第
    1の光合分波器の第2の端子および第3の端子を介して
    受け、その励起光を前記第3の端子へ反射させる第1の
    励起光反射器と、上記第3の光合分波器の第4の端子に
    接続され、上記第2の希土類添加光ファイバからの励起
    光を上記第3の光合分波器の第1の端子および第4の端
    子を介して受け、その励起光を前記第4の端子へ反射さ
    せる第2の励起光反射器と、上記第1の光合分波器の第
    1の端子に接続される信号光入力端子と、上記第3の光
    合分波器の第2の端子に接続される信号光出力端子とを
    具備したことを特徴とする光ファイバ増幅器。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009246369A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Furukawa Electric Co Ltd:The カスケードラマンレーザ
JP2011138933A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Fujitsu Ltd 光増幅器
JP2012059746A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Fujikura Ltd ファイバレーザ及びレーザ加工機
JP2016122745A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 富士通株式会社 スイッチャブル光アンプ及び光伝送装置
JP2017022278A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 富士通株式会社 単一光子発生装置
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DE112021000695T5 (de) 2020-01-24 2022-11-03 Fanuc Corporation Faserlaservorrichtung

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