JPH0711443A - 枚葉式スパッタ成膜装置 - Google Patents

枚葉式スパッタ成膜装置

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Publication number
JPH0711443A
JPH0711443A JP15701393A JP15701393A JPH0711443A JP H0711443 A JPH0711443 A JP H0711443A JP 15701393 A JP15701393 A JP 15701393A JP 15701393 A JP15701393 A JP 15701393A JP H0711443 A JPH0711443 A JP H0711443A
Authority
JP
Japan
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opening
film forming
apertures
substrate
vacuum chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP15701393A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Murakami
弘二 村上
Kinya Kisoda
欣弥 木曽田
Hachiro Touchi
八郎 戸内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Publication date
Application filed by Chugai Ro Co Ltd filed Critical Chugai Ro Co Ltd
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Publication of JPH0711443A publication Critical patent/JPH0711443A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不純物が成膜面およびターゲットに付着せ
ず、かつ、良好な成膜を得る枚葉式スパッタ成膜装置を
提供する。 【構成】 枚葉式スパッタ成膜装置を、正多角形筒をな
す真空室1と、この真空室の各垂直側壁2に設けた開口
部3と、この開口部の少なくとも一ケ所に設けた開閉仕
切弁12と、少なくともこの開口部を除く隣接する前記
開口部の外側に設けた独立したガス導入系と真空排気系
と当該開口部を開閉するシャッタ26とを備えた成膜室
20と、前記真空室内に配設され、前記開口部と同一ピ
ッチで回転する回転テーブル50と、この回転テーブル
上に、前記各開口部に対向し、かつ、進退可能に設けら
れ、先端部に基板Wを垂直に装着する装着部65を備
え、前進して開口部に圧着するとともに、基板装着部を
当該開口部内に位置させる複数の基板保持アーム60
と、から構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板に多層膜を成膜す
る枚葉式スパッタ成膜装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、前
記枚葉式スパッタ成膜装置として、特開平3−2112
74号公報に記載のものが公知である。この装置は、タ
ーゲットが基板の下方に位置し、成膜面が下向きなた
め、不純物が成膜面に付着しにくい反面、ターゲットに
付着しやすい。また、各成膜室は共通の真空排気系に接
続されているため、各成膜室内を独立,安定した真空度
に保持しにくく、安定した放電を持続することが困難で
ある。さらに、逆拡散による雰囲気汚染が生じ易く、膜
中への汚染混入による膜質の低下、ターゲット表面部で
の反応による処理の不安定等を招くという問題がある。
これは、特に、反応性スパッタと通常のスパッタが混在
する場合に著しい。したがって、本発明は、不純物が成
膜面およびターゲットに付着しにくく、かつ、各成膜室
を独立,安定した真空度および安定した雰囲気に保持
し、良好な成膜を得ることのできる枚葉式スパッタ成膜
装置を提供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、枚葉式スパッタ成膜装置を、正多角形筒
をなす真空室と、この真空室の各垂直側壁に設けた開口
部と、この開口部の少なくとも一ケ所に設けた開閉仕切
弁と、少なくともこの開口部を除く隣接する前記開口部
の外側に設けた独立したガス導入系と真空排気系と当該
開口部を開閉するシャッタとを備えた成膜室と、前記真
空室内に配設され、前記開口部と同一ピッチで回転する
回転テーブルと、この回転テーブル上に、前記各開口部
に対向し、かつ、進退可能に設けられ、先端部に基板を
垂直に装着する装着部を備え、前進して開口部に圧着す
るとともに、基板装着部を当該開口部内に位置させる複
数の基板保持アームと、から構成したものである。
【0004】
【実施例】つぎに、本発明の一実施例を図面にしたがっ
て説明する。本発明にかかる枚葉式スパッタ装置は、大
略、真空室1と、基板ロード部10、基板アンロード部
11と、成膜室20と、回転テーブル50と、基板保持
アーム60とから構成されている。前記真空室1は、図
示しない排気手段に接続され、その側壁は正多角形(図
では正八角形)の垂直側壁2をなし、内部には下記する
回転テーブル50、および8基の基板保持アーム60が
備えられている。また、前記各垂直側壁2には、開口部
3a〜3hが設けられ、開口部3g,3hには開閉仕切
弁12が設けられ、基板ロード部10と基板アンロード
部11となっている。
【0005】前記成膜室20は前記垂直側壁2の開口部
3の外側に設けられており、各成膜室20は同一構成で
あるため、その一つの成膜室について説明する。成膜室
20は、大略、前記開口部3を気密に被覆するケース2
1と、このケース20の前記開口部3と対向する位置に
設けたカソード22およびターゲット23と、ケース2
1内を排気する真空ポンプ24と、前記開口部3を開閉
するシャッタ開閉機構25とからなる。このシャッタ開
閉機構25は、シャッタ26と、回転装置29と、シャ
ッタ圧着装置35とからなり、前記シャッタ26は、前
記回転装置29により回転する回転軸30の先端にスプ
リング31,軸32を介して回動自在に軸支されたアー
ム28に取り付けられていて、前記開口部3の周囲に設
けたOリング27と気密状態で圧着できるように鏡面仕
上げ面26aを有する。したがって、前記シャッタ26
は常態において、スプリング31により開口部を開放す
るように付勢されている。なお、33は回転軸30とケ
ース21との間をシールするシール装置である。
【0006】前記シャッタ圧着装置35は、前記シャッ
タ26を開口部3の前記Oリング27に圧着するための
もので、シリンダ36のロッド37に圧着板38を設
け、シリンダ36の駆動により両圧着板38でシャッタ
26の両側を圧着する一方、図示しないスプリングによ
りシャッタ26から離間するようになっている。なお、
39はベローズシールである。その他、40は放電用ガ
ス供給管、41は反応用ガス供給管、42は圧力計、4
3は前記回転軸30の回転により前記シャッタ26が開
口部3を開放,閉鎖状態にあるかを検出するシャッタ位
置検出器である。
【0007】前記回転テーブル50は、図2に示すよう
に、支脚5上に取り付けられた真空室1内に位置し、真
空室を構成する底板4の中央を貫通し、スプロケット5
2、タイミングベルト53を介してモータ54により回
転する回転軸51の頂部に取り付けられたものである。
なお、55は軸受装置、56はベローズシールで、真空
室1が真空となり、仮に底板4が歪んでもベローズシー
ル56での吸収により回転テーブル50にその影響は及
ばないようになっている。
【0008】前記基板保持アーム60は、前記回転テー
ブル50上に、各開口部3に対応して、すなわち、8組
の基板保持アームが放射状に配設されている。この基板
保持アーム60は、回転テーブル50上に配設されたシ
リンダ61と、そのシリンダロッド62の先端に球体か
らなるユニバーサルジョイント63を介して取り付け
た、基板装着部65を有する基板ホルダ64とからな
り、基板ホルダ64の少なくとも基板装着部65の外周
縁は鏡面仕上げとされ、前記垂直側壁2の開口部3の外
周部に設けたOリング27と気密的に圧着するようにな
っている。また、前記シリンダ61は前記回転軸51に
設けた通路57から供給、排出される圧力エアにより駆
動する。
【0009】次に、前記構成からなる枚葉式スパッタ成
膜装置の操業について説明する。まず、前記モータ54
により回転テーブル50を回転し、各基板ホルダ64の
基板装着部65を垂直側壁2の各開口部3a〜3hに対
応させたのち、前記各シリンダ61により基板保持アー
ム60を前進させ、各基板ホルダ64の外周縁をOリン
グ27に圧着させる。この場合、前記シャッタ26はシ
ャッタ圧着装置35と前記圧着板38とにより開口部3
を密封的に閉鎖している。
【0010】ついで、仕切弁12を開けて基板ロード部
10から基板Wを、基板装着部65に装着し、装着が完
了すると仕切弁12を閉め、前記シリンダ61を作動し
て各基板ホルダ64を垂直側壁2から離間させるととも
に、モータ54を駆動して回転テーブル50を1ピッチ
(実施例では45°)回転し、前記基板Wを開口部3に
対向させ、再度シリンダ61を駆動して基板ホルダ4を
垂直側壁2に圧着し、基板Wを開口部3内に位置させ
る。この場合、各開口部3a〜3hはOリング27と基
板ホルダ64とでガスタイトシールを行なう。
【0011】前記回転テーブル50の1ピッチ回転中
に、成膜室20は真空ポンプ24による排気と放電用ガ
スの供給とにより所定圧力となっており、前記基板ホル
ダ64の開口部3a〜3hへの圧着と同時に、前記シリ
ンダ36が作動して圧着板38のシャッタ26への押圧
を解除する。押圧力が解除されると、シャッタ26はス
プリング31により垂直側壁2から離間し、回転装置2
9によって回転軸30を中心に回動し、開口部3a〜3
eを開口する。この間に、新しい基板Wは基板ロード部
10から基板装着部65に装着される。
【0012】なお、前記成膜室20の圧力は数ミリトー
ル〜数十ミリトールであり、一方、真空室1内すなわ
ち、開口部3a〜3e内は10-6〜10-7トールであっ
て、前記シャッタ26の回動により成膜室20内の圧力
は変動するが、成膜室20に比べて開口部3a〜3eで
形成される室Hの容積は極めて小さいため、微視的な圧
力変動が生じるだけで下記するスパッタリング放電には
何の影響も与えないものである。
【0013】前記シャッタ26の回動を検出器43が検
知すると、図示しない電源コントローラによりDCある
いはRF電源からの電力がカソード22に印加され、ス
パッタリング放電を行なう。
【0014】前記実施例においては、成膜プロセスのタ
イムロスを極力なくすために、成膜開始前においては、
前記のように、シャッタ26で開口部3a〜3eを閉鎖
し、電源コントローラにより成膜室20のスパッタリン
グ放電が消滅しない程度の最低電力をカソード22に印
加して、スパッタ量を抑制し、スパッタ材料の無駄な消
費を抑制するとともに、基板Wの成膜量を一定に規制す
る。
【0015】そして、成膜開始時期となると、シリンダ
36が駆動してシャッタ26の垂直側壁2への押圧力を
除去し、シャッタ26を垂直側壁2から離間させ、その
後、回転装置29が駆動してシャッタ26は開口部3a
〜3eを開状態となる。この開状態は、シャッタ検出器
43により検出され、電源コントローラにより電源電力
は所定の電力に復帰し、基板Wにスパッタ成膜を行な
う。このようにして、スパッタ成膜が終了すると、前記
のように、電力を減少させてスパッタ量を抑制するとと
もに、シャッタ26は開口部3a〜3eを閉鎖し、不要
な成膜を防止する。
【0016】前記のようにして、シャッタ26が開口部
3a〜3eを閉鎖すると、前記基板ホルダ64は、シリ
ンダ61により垂直側壁2から離間し、モータ54によ
って1ピッチ回動し、すでに、基板装着部65で基板ホ
ルダ64に装着された基板Wは次の開口部3に至る。そ
して、順次前記工程を経て、基板W上に複数の成膜が施
され、所定のスパッタ処理された基板Wは基板アンロー
ド部11から抽出される。
【0017】なお、反応性スパッタ処理をも行なう場合
にあたっては、反応用ガスをシャッタ26で開口部3a
〜3eを閉鎖したうえで成膜室20内に供給するように
すれば、基板Wの搬送時においても、シャッタ26の存
在によりターゲット23表面での異常反応を防止して反
応性スパッタ処理を行なうことができる。また、前記実
施例では、基板ロード部10と基板アンロード部11を
個別に設けたが、兼用するようにしても良く、さらに
は、基板ロード室あるいは基板アンロード室を仕切弁1
2を介して連設してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、基板およびターゲット(カソード)は垂直面で
対向しているため、成膜面およびこれと対向するターゲ
ットの面に、不純物が付着することが少なく、膜質の低
下、ターゲットの不安定化は減少する。また、各成膜室
はシャッタあるいは基板ホルダによって直接連通するこ
とがないため、成膜室の雰囲気が汚染されることがな
い。しかも、各成膜室圧力を連続して一定に維持でき、
成膜前のガス圧力調整時間が不要で、スパッタ処理を迅
速に行なえる。
【0019】さらに、基板は基板ホルダに装着された状
態で、基板ホルダの進退,回転により真空室内を移動
し、基板の成膜室と真空室間での受渡し動作といった基
板搬送動作がないので、装置全体の構成がシンプルであ
るとともに、基板保持アームは伸長して真空室の垂直側
壁に圧着するようになっているため、つまり、垂直側壁
自体が機械的エンドストッパとなるため、装置製作、組
立て調整において精度の高い作業が不要で、全体として
安価な枚葉式スパッタ成膜装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる枚葉式スパッタ成膜装置の実
施例の平面図。
【図2】 図1のII−II線断面図。
【図3】 図1のIII−III線拡大断面図。
【図4】 図2の部分拡大図。
【符号の説明】
1…真空室、2…垂直側壁、3(3a〜3h)…開口
部、10…基板ロード部、11…基板アンロード部、1
2…開閉仕切弁、20…成膜室、21…ケース、22…
カソード、23…ターゲット、24…真空ポンプ、25
…シャッタ開閉機構、26…シャッタ、28…アーム、
29…回転装置、31…スプリング、35…シャッタ圧
着装置、36…シリンダ、38…圧着板、50…回転テ
ーブル、60…基板保持アーム、61…シリンダ、64
…基板ホルダ、65…基板装着部、W…基板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正多角形筒をなす真空室と、この真空室
    の各垂直側壁に設けた開口部と、この開口部の少なくと
    も一ケ所に設けた開閉仕切弁と、少なくともこの開口部
    を除く隣接する前記開口部の外側に設けた独立したガス
    導入系と真空排気系と当該開口部を開閉するシャッタと
    を備えた成膜室と、前記真空室内に配設され、前記開口
    部と同一ピッチで回転する回転テーブルと、この回転テ
    ーブル上に、前記各開口部に対向し、かつ、進退可能に
    設けられ、先端部に基板を垂直に装着する装着部を備
    え、前進して開口部に圧着するとともに、基板装着部を
    当該開口部内に位置させる複数の基板保持アームと、か
    ら構成したことを特徴とする枚葉式スパッタ成膜装置。
JP15701393A 1993-06-28 1993-06-28 枚葉式スパッタ成膜装置 Pending JPH0711443A (ja)

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JP15701393A JPH0711443A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 枚葉式スパッタ成膜装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6337186A (ja) * 1986-08-01 1988-02-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶組成物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6337186A (ja) * 1986-08-01 1988-02-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶組成物

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