JPH07112091A - 多頭立て刺繍ミシン - Google Patents

多頭立て刺繍ミシン

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JPH07112091A
JPH07112091A JP25999893A JP25999893A JPH07112091A JP H07112091 A JPH07112091 A JP H07112091A JP 25999893 A JP25999893 A JP 25999893A JP 25999893 A JP25999893 A JP 25999893A JP H07112091 A JPH07112091 A JP H07112091A
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JP
Japan
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head
sewing
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sewing machine
embroidery
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Application number
JP25999893A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Asano
史明 浅野
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オペレータの指示や多頭立て刺繍ミシンの状
態によって一時的に縫製動作を停止し、再スタートさせ
る際、各頭部により再スタートする位置を独立して設定
することができ、品質の良い縫製物を効率よく作成でき
る多頭立て刺繍ミシンを提供すること。 【構成】 糸切れやストップキーが押下されることによ
り、ミシンの縫製動作が一時的に停止し、縫製動作を再
スタートさせる際、所望の再スタート位置になるように
ステッチバック又はステッチフォワード処理を行い(S
118)、各頭部に設けられた再スタート位置セットス
イッチを押下すると(120)、該当する頭部の再縫製
針数が所望の再スタート位置にセットされる(12
1)。そして、各頭部毎に再縫製針数を設定して、縫製
を再スタートさせると、それぞれ設定された位置に来た
ところで頭部が縫製動作を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多頭立て刺繍ミシンに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多頭立ての刺繍ミシンで、糸切れ
などにより一時的に縫製を停止した場合、ステッチバッ
ク機能により適当なデータの位置まで刺繍枠を戻し、縫
製を再スタートさせている。その際、糸切れした頭部
は、ステッチバックした位置から縫製を再開し、糸切れ
しなかった頭部は、糸切れした頭部の縫製が糸切れした
ところまで進んだ時に、縫製が再開されるようになって
いる。
【0003】また、この縫製の再開時に、糸切れしなか
った頭部については、ステッチバックしたことにより下
糸が出すぎており、この下糸が表に現われないようにす
るために、糸切れした位置より数針前から縫製を再開さ
せることを提案したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような方法では、糸が切れないまでも擦り切れて細くな
った場合についての考慮がなされていない。糸切れが起
き易いデータ部分、例えば、一目一目が細かく、針の落
ちる位置が非常に接近している部分には、糸が切れやす
い動きがあると考えられ、当然糸が切れないまでも糸が
擦れて細くなる可能性が高いと考えられる。一旦糸が擦
れて細くなると、細くなった状態のまま縫製が続行され
ることになり、刺繍の見た目が悪くなるばかりでなく、
糸切れにつながるという問題がある。従って、糸が擦れ
て細くなった部分についても、ある程度前から重ね縫い
をするなど、糸切れの場合と同様の処置をすることが望
まれる。
【0005】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、オペレータの指示や多頭立て刺繍
ミシンの状態によって一時的に縫製動作を停止し、再ス
タートさせる際、各頭部により再スタートする位置を独
立して設定することができ、品質の良い縫製物を効率よ
く作成できる多頭立て刺繍ミシンを提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の多頭立て刺繍ミシンは、上下動する縫針を備
えた複数の頭部と、前記縫針の上下動に同期して、一定
の面内で相対的に移動し、縫製される生地等を固定する
ための刺繍枠とを有する多頭立て刺繍ミシンであって、
オペレータの指示やミシンの状態によって、前記ミシン
の縫製動作を一時的に停止させる停止手段と、前記停止
手段による停止後に縫製動作を再スタートさせる際、各
頭部により再スタートする位置を各頭部毎に設定可能な
再スタート位置設定手段と、前記再スタート位置設定手
段によって設定された位置から各頭部の縫製動作を再開
するように制御する制御手段とを備えている。
【0007】また、前記再スタート位置設定手段により
設定された前記各頭部の再スタート地点を表示する再ス
タート位置表示手段を備えることが望ましい。
【0008】
【作用】本発明の多頭立て刺繍ミシンにおいては、停止
手段によってミシンの縫製動作が一時的に停止され、縫
製動作を再スタートさせる際、オペレータが、再スター
ト位置設定手段により各頭部ごとの再スタート位置を設
定すると、制御手段が、前記再スタート位置設定手段に
よって設定された位置から各頭部の縫製動作を再開する
ように制御する。
【0009】また、再スタート位置表示手段が、前記再
スタート位置表示手段により設定された各頭部の再スタ
ート地点を表示する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の多頭立て刺繍ミシンを具体化
した一実施例を図面を参照しながら説明する。
【0011】図1に示すように、本実施例の多頭立て刺
繍ミシンは、ミシンテーブル2上に、奥方から前面側に
延びるアーム部14を一体的に有して構成されている。
アーム部14の先端部分には、ミシン頭部3が取り付け
られ、このミシン頭部3には、複数本(この場合4本)
の針棒4を備えた支持ケース5が設けられている。前記
針棒4は、支持ケース5内に横方向に並んでおり、それ
ぞれ上下動可能に支持されている。さらに、支持ケース
5から突出する針棒4の下端部には、それぞれ縫針6が
取り付けられている。そして、各縫針6には、糸供給源
(図示せず)から、例えば色の互いに異なる刺繍糸が、
糸調子器及び天秤を介して供給されるようになってい
る。また、支持ケース5には、本発明の再スタート位置
表示手段を構成する位置表示装置37が設けられてい
る。
【0012】前記支持ケース5は、図1中のX軸方向に
移動可能にミシン頭部3に取付けられ、針棒選択モータ
7によりその移動が制御されている。そして、ミシン頭
部3内には、ミシンモータ8の駆動力を針棒4に伝達し
て上下駆動させるための駆動機構が設けられている。こ
の駆動力は、所定の使用位置に位置された1本の針棒4
にのみ伝達されるようになっており、従って、針棒選択
モータ7により支持ケース5が移動されることによっ
て、駆動される針棒4、言換えれば刺繍糸の色の種類が
変更されるようになっている。
【0013】一方、ミシンテーブル2には、針棒4の下
方に位置してベッド部が設けられ、このベッド部内に、
前記ミシンモータ8により駆動される糸輪捕捉機等が設
けられている。この糸輪捕捉機は、前記針棒4と同期し
て駆動され、前記縫針6との協働により、加工布に刺繍
縫い目を形成するようになっている。
【0014】また、加工布は、前記ベッド部上に、刺繍
枠10により支持されることによってセットされる。刺
繍枠10は、外枠とその外枠内に着脱可能に嵌り込む内
枠とから構成されており、外枠と内枠との間に前記加工
布を挟み込むことにより、加工布を内枠内にぴんと張渡
した状態に支持するようになっている。
【0015】そして、この刺繍枠10は、水平移動機構
により、X軸及びY軸方向に自在に移動されるようにな
っている。この水平移動機構は、Y軸方向移動枠12
を、Y軸送りモータ19(図3参照)によりミシンテー
ブル2上をY軸方向に移動させると共に、前記刺繍枠1
0(外枠)に連結されたX軸方向移動枠11を、X軸送
りモータ18(図3参照)によりY軸方向移動枠12に
沿ってX軸方向に移動させるように構成されている。
【0016】尚、刺繍枠10に直接加工布を当てはめて
使用する他、図2に示すように、内刺繍枠13を取り付
けて用いることもできる。その場合の内刺繍枠13に
は、図示のものだけでなく、その他にも円形等の形や大
きさの異なる複数種類が用意されており、刺繍枠10上
に交換可能にセットされるようになっている。
【0017】以上のように構成された各機構は、ミシン
テーブル2に内蔵されたマイクロコンピュータ等からな
る制御装置20により制御されている。この制御装置2
0は、図3に示すように、CPU21、ROM22、R
AM23及びFDD24をバス25により相互に接続し
て構成されており、さらに、前記バス25には入出力イ
ンターフェイス26が接続されている。そして、この制
御装置20が、本発明の制御手段を構成している。
【0018】この入出力インターフェイス26には、ミ
シンモータ8、X軸送りモータ18、Y軸送りモータ1
9及び針棒選択モータ7をそれぞれ駆動するためのモー
タ駆動回路27、28、29及び30が接続されてい
る。そして、制御装置20は、RAM23またはFDD
24に記憶された刺繍データや、ROM22に記憶され
た制御プログラム等に基づいて、ミシンモータ8、X軸
送りモータ18、Y軸送りモータ19及び針棒選択モー
タ7を制御し、加工布に対する刺繍形成動作を自動的に
実行している。
【0019】また、入出力インターフェイス26には、
各頭部の糸切れセンサー36からの信号と、各頭部に設
けられ、再縫製する場合の個別スタート位置をセットす
るための位置スイッチ35(本発明の再スタート位置設
定手段を構成する)からの信号とが入るようになってお
り、この位置スイッチ35によりセットされた個別のス
タート位置が、駆動回路33を通して位置表示装置37
により相対的に表示されるようになっている。尚、本実
施例においては、位置表示装置37としてバーLEDを
用い、縫製を停止した位置を基準として、再スタートす
る針数がどれだけ前かをバーの長さで表示するようにな
っている。
【0020】さらに、入出力インターフェイス26に
は、駆動回路32を通して各頭部3に対する駆動力のO
N/OFFを制御する伝達機構14が接続されている。
これによって、全頭部または各頭部における縫製動作の
停止、再開が制御され、この伝達機構14が本発明の停
止手段を構成している。
【0021】また、ミシンテーブル2の側部には、コン
トロールパネル(図示せず)が設けられている。このコ
ントロールパネル上には、操作ボード34及び表示装置
9が設けられており、操作ボード34は直接入出力イン
ターフェイス26に接続され、表示装置9は駆動回路3
1を介して入出力インターフェイス26に接続されてい
る。そして、操作ボード34には、縫製作業を実行させ
るためのスタートスイッチ、ステッチバック及びステッ
チフォワード処理の際に用いる「←」キー(前進キ
ー),「→」キー(後退キー)、刺繍データの読込みや
刺繍個数の設定等のための各種の入力キーが設けられて
いる。
【0022】そして、RAM23は、図4に示すよう
に、縫製データを記憶するステッチデータエリア23
b、糸切れした頭部を記憶する糸切れ頭部情報エリア2
3c、糸切れした時の針数を記憶する糸切れ針数情報エ
リア23d及び各頭部の再縫製針数を記憶する再縫製針
数情報エリア23eがカウンタ23aや作業領域と共に
ある。
【0023】次に、本発明の多頭立て刺繍ミシンの処理
手順について、頭部A、頭部B、頭部Cの3つの頭部を
有した多頭立て刺繍ミシンを例として、図5,図6に示
すフローチャートに基づいて説明する。
【0024】まず、刺繍のステッチデータをFDよりR
AM23内のステッチデータエリア23bに読み込み
(S101、Sはステップを示す。以下同様)、その刺
繍の総ステッチ数をカウントして変数Nに記憶する(S
102)。仮に、縫製しようとする刺繍の総ステッチ数
を200とすると、N=200がRAM23内に記憶さ
れる。そして、RAM23内の再縫製針数情報エリア2
3eに記憶されている各頭部毎の再縫製針数SA,S
B,SCをそれぞれ「1」にする(S103)。尚、最
初に全ての頭部A〜Cは縫製可能な状態になっているも
のとする。
【0025】次に、縫製時の針数をカウントするカウン
タCを1(C=1)にセットし(S104)、オペレー
タによって縫製をスタートさせるスタートスイッチが押
されるのを待つ(S105)。この間に、オペレータは
縫製する位置の決定等の調整を行うものとする。
【0026】ここで、オペレータによって操作ボード3
4上のスタートキーが押下されると(S105:Y)、
次に、カウンタC(=1)と再縫製針数とが一致する頭
部があるか否かを判断し、一致する頭部があれば、その
頭部を縫製できるようにする(S106)。具体的に
は、該当する頭部に駆動力が伝わるようにソレノイドに
通電する等の操作を自動的に行う。現在、カウンタCは
「1」であり、各頭部A〜Cの再縫製針数SA,SB,
SCはそれぞれ「1」になっているので、全ての頭部に
対して駆動力が伝えられ、縫製できるようになる。そし
て、S107において、C番のデータ、即ち1番のデー
タが縫製される。次に、縫製を行った頭部の再縫製針数
を一つインクリメントする(S108)。従って、再縫
製針数SA,SB,SCがそれぞれ「2」となる。
【0027】さらに、S109において、糸切れセンサ
ーからの電気信号に基づいて、糸切れを生じているか否
かが判断され、S110において、ストップキーが押下
されたか否かが判断される。糸切れもなく、ストップキ
ーも押下されていない場合(S109,S110:
N)、カウンタCを一つインクリメントし、カウンタC
=2とする(S111)。ここで、カウンタCがNより
大きいか否かが判断され(S112)、現在、カウンタ
C(=2)は、N(=200)より小さいので(S11
2:N)、S106に戻る。
【0028】同様にして、カウンタC(=2)と再縫製
針数とが一致する頭部があるか否かが判断され、各頭部
の再縫製針数SA,SB,SCは全て「2」なので、2
番のデータが縫製され、糸切れ、又はストップキーの押
下がない限り、次々にデータが縫製される。そして、2
00番のデータを縫製し(S107)、S111におい
て、カウンタCがインクリメントされ、カウンタC=2
01となり、カウンタC(=201)が、N(=20
0)より大きいと判断されるまで、即ち全てのデータの
縫製を完了するまでデータの縫製を繰り返す(S11
2:Y)。
【0029】次に、縫製途中に糸切れを生じた場合、及
びオペレータにより縫製動作が停止された場合の処理に
ついて説明する。
【0030】例えば、カウンタC=20の時、頭部Aで
糸切れを生じたとすると(S109:Y)、糸切れ頭部
情報エリア23cに頭部Aを記憶し(S113)、全頭
部の縫製動作を停止する(S114)。尚、頭部を停止
させる場合は、一旦頭部への駆動力の伝達を中止するよ
うに伝達機構14を制御する。次に、糸切れ針数情報エ
リア23dに停止針数「20」を記憶し(S115)、
全頭部の再縫製針数SA,SB,SCを停止針数「2
0」にする(116)。さらに、ステッチバック又はス
テッチフォワード処理のための「←」キー(前進キー)
又は「→」キー(後退キー)が押下されたか否かが判断
され(S117)、押下されている場合は(S117:
Y)、押下されたキーに応じたステッチバック又はステ
ッチフォワード処理を行い(S118)、カウンタCの
ディクリメント又はインクリメントを行う(S11
9)。
【0031】次に、再縫製時の各頭部毎のスタート位置
を設定するための再スタート位置セットスイッチ35が
押下されたか否かを判断し(S120)、押下されてい
れば(S120:Y)、頭部A〜Cの内でどの頭部の再
スタート位置セットスイッチ35が押下されたかを見
て、該当する頭部の再縫製針数をカウンタCの値にセッ
トし(S121)、S117に戻る。
【0032】仮に、オペレータによりステッチバックす
るための「→」キー(後退キー)が操作され(S11
7:Y,S118)、2目ステッチバックしたとする
と、カウンタC(=20)が「2」ディクリメントされ
てカウンタC(=18)となる(S119)。ここで、
頭部Bに設けられている再スタート位置セットスイッチ
35が押下されると(S120)、頭部Bの再縫製針数
SB(=20)が現在のカウンタC(=18)にセット
され、SB=18となり(S121)、S117に戻
る。
【0033】さらに、オペレータにより「→」キー(後
退キー)が操作され(S117:Y,S118)、2目
ステッチバックしたとすると、カウンタC(=18)が
「2」ディクリメントされてカウンタC(=16)とな
る(S119)。ここで、頭部Cに設けられている再ス
タート位置セットスイッチ35が押下されると(S12
0)、頭部Cの再縫製針数SC(=20)が現在のカウ
ンタC(=16)にセットされ、SB=16となり(S
121)、S117に戻る。
【0034】S117において、「←」キー(前進キ
ー)又は「→」キー(後退キー)が押下されない場合は
(S117:N)、S120に進み、再スタート位置セ
ットスイッチ35が押下されたか否かが判断され、再ス
タート位置セットスイッチ35が押下されていなければ
(S120:N)、操作ボード34上のスタートスイッ
チが押下されたか否かが判断され(S122)、スター
トスイッチも押下されていない場合は(S122:
N)、再びS117に戻り、スタートスイッチが押下さ
れるまで上記判断を繰り返す。
【0035】スタートスイッチが押下されると(S12
2:Y)、糸切れを生じた頭部Aの再縫製針数SAをカ
ウンタC(=16)にセットし(S123)、各頭部の
再スタート位置が停止位置に対して何針前かを演算し、
位置表示装置37に表示する(S124)。本実施例に
おいては、バーLEDを用いているので、点灯させる長
さによって何針前かがわかるようにする。そして、各頭
部の再縫製針数SA(=16),SB(=18),SC
(=16)の内、最小の値である「16」をカウンタC
にセットし(S125)、S106に戻る。これによっ
て、頭部B,頭部Cが16番のデータ及び17番のデー
タを縫製し、18番のデータから全ての頭部の縫製が行
われる。
【0036】また、オペレータによりストップキーが押
下された場合は(S109:Y)、S113に進み、糸
切れの場合と同様の処理がなされる。
【0037】このように本実施例の多頭立て刺繍ミシン
においては、オペレータの指示や多頭立て刺繍ミシンの
状態によって一時的に縫製動作を停止し、再スタートさ
せる際、各頭部により再スタートする位置を独立して設
定することができるので、糸切れや糸擦れなどの異常に
的確に対処することができ、品質の良い縫製物を効率よ
く作成することができる。
【0038】また、位置表示装置によって再スタートす
る位置を表示させているので、各頭部毎の再スタート状
況を把握することができる。
【0039】尚、本実施例においては、頭部の数を3つ
としているが、頭部の数は増減可能であり、また、各頭
部毎に再スタート位置セットスイッチを設けているが、
これに限定されるものではなく、例えば、操作ボード上
にまとめて設けても良く、また、各頭部毎にスイッチを
設けずに、セットしようとする番号を数字キー等で入力
するようにしても良い。
【0040】また、本実施例では個別の再スタート位置
の表示を各頭部毎に設けたバーLEDで行っているが、
これに限定されるものではなく、例えば、コントロール
パネルに設けられた表示装置に一括して表示する方法、
あるいは針数を数字で表示す方法等を用いても良い。
【0041】その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲
で、種々の態様が適用できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の多頭立て刺繍ミシンにおいては、オペレータの
指示や多頭立て刺繍ミシンの状態によって一時的に縫製
動作を停止し、再スタートさせる際、各頭部により再ス
タートする位置を独立して設定することができるので、
糸切れや糸擦れなどの異常に的確に対処することがで
き、品質の良い縫製物を効率よく作成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の多頭立て刺繍ミシンの外観図であ
る。
【図2】内刺繍枠の説明図である。
【図3】本実施例の多頭立て刺繍ミシンの電気的構成を
示すブロック図である。
【図4】RAM内部の模式図である。
【図5】本実施例の多頭立て刺繍ミシンの動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】本実施例の多頭立て刺繍ミシンの動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
3 頭部 6 縫針 10 刺繍枠 14 伝達機構 20 制御装置 35 再スタート位置セットスイッチ 37 位置表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動する縫針を備えた複数の頭部と、
    前記縫針の上下動に同期して、一定の面内で相対的に移
    動し、縫製される生地等を固定するための刺繍枠とを有
    する多頭立て刺繍ミシンであって、 オペレータの指示やミシンの状態によって、前記ミシン
    の縫製動作を一時的に停止させる停止手段と、 前記停止手段による停止後に縫製動作を再スタートさせ
    る際、各頭部により再スタートする位置を各頭部毎に設
    定可能な再スタート位置設定手段と、 前記再スタート位置設定手段によって設定された位置か
    ら各頭部の縫製動作を再開するように制御する制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする多頭立て刺繍ミシン。
  2. 【請求項2】 前記再スタート位置設定手段により設定
    された前記各頭部の再スタート地点を表示する再スター
    ト位置表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の多頭立て刺繍ミシン。
JP25999893A 1993-10-18 1993-10-18 多頭立て刺繍ミシン Pending JPH07112091A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10328455A (ja) * 1997-06-02 1998-12-15 Nihon Denpa Co Ltd 刺繍機用表示制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10328455A (ja) * 1997-06-02 1998-12-15 Nihon Denpa Co Ltd 刺繍機用表示制御装置

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