JPH07111331A - 薄膜半導体装置の製造方法 - Google Patents

薄膜半導体装置の製造方法

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JPH07111331A
JPH07111331A JP25605893A JP25605893A JPH07111331A JP H07111331 A JPH07111331 A JP H07111331A JP 25605893 A JP25605893 A JP 25605893A JP 25605893 A JP25605893 A JP 25605893A JP H07111331 A JPH07111331 A JP H07111331A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な工程でTFTのオフリーク電流を低減
して画素保持特性の優れた液晶ディスプレイを実現す
る。フリーク電流を低減させる。 【構成】 第1の層間絶縁膜を通してイオン注入する事
によって、Nch薄膜トランジスタのみを選択的にLD
D構造とする。 【効果】 画素スイッチングTFTのオフリーク電流お
よびオフリーク電流のはね上がりが低減する。その結
果、フリッカや表示ムラが少なく、さらに画素保持特性
の優れた液晶ディスプレイが実現される。フォト工程は
増加しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】画素スイッチングNch薄膜トラ
ンジスタと、該画素スイッチング薄膜トランジスタを駆
動するためにNch薄膜トランジスタおよびPch薄膜
トランジスタにより構成された駆動回路が同一基板上に
集積された薄膜半導体装置において、前記画素スイッチ
ングNch薄膜トランジスタのオフリーク電流を低減
し、画素の保持特性を向上させ、表示ムラやフリッカや
解像度が優れていると同時に、大きい駆動周波数を有す
るアクティブマトリックス型液晶表示装置を実現する為
の、薄膜半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタは、アクティブマトリ
ックス型液晶表示装置(以下では液晶ディスプレイと呼
ぶ)において画素のスイッチング素子やドライバー回
路、或いは密着型イメージセンサー、さらにはSRAM
(Static RandomAccess Memo
ries)等へ応用されている。
【0003】液晶ディスプレイについて説明する。駆動
回路を構成する薄膜トランジスタに関しては、十分に大
きなオン電流が要求される。一方、画素スイッチング薄
膜トランジスタに関しては、画素の保持特性を向上さ
せ、表示ムラやフリッカや解像度の優れたアクティブマ
トリックス型液晶表示装置を実現する為に十分に低いオ
フリーク電流が要求される。さらに、ゲート電極に逆バ
イアス電圧が印加した場合のオフリーク電流の増加(以
下ではオフリーク電流のはね上がりと呼ぶ。)を極力抑
えなければならない(フラットパネルディスプレイ9
1,pp80−87,日経BP社)。
【0004】十分なオン電流が得られるという点から多
結晶シリコン薄膜を用いた薄膜トランジスタ(以下では
poly−SiTFTと略記する)について説明する。
poly−Si薄膜には、結晶粒と結晶粒との境界領域
に、欠陥準位が高密度で分布する結晶粒界が存在する。
この欠陥準位の存在とドレイン端に印加される逆バイア
ス電界との相乗効果により、poly−SiTFTのオ
フリーク電流のはね上がりは非常に大きい(Jpn.
J.Appl.Phys.,Vol.31(1992)
pp.206−209)。前記ドレイン端の電界緩和の
ためにLDD(Lightly Doped Drai
n)構造を形成することが有効であることがしられてい
るが、異方性エッチング等の技術を用い、ゲート電極端
部に側壁を形成するという困難な工程が必要となるた
め、TFT工程ではこれまでに採用されていない。
【0005】従来の液晶ディスプレイに於いては、画素
スイッチング薄膜トランジスタは前記LDD構造ではな
いのでそのオフリーク電流のはね上がりは非常に大き
い。図6にその特性を示す。横軸はゲート電圧を示し、
縦軸はドレイン電流を示している。ゲート電圧0Vから
−20Vがオフ領域である。逆バイアス電圧が大きくな
るにしたがってオフリーク電流は急激に増大する。
【0006】このように従来の液晶ディスプレイに於い
ては、画素スイッチング薄膜トランジスタのオフリーク
電流のはね上がりが非常に大きかったので、画素保持特
性が不十分であった。そのためにフリッカが大きく、表
示ムラの大きい液晶ディスプレイであった。さらに、も
っと大きなサイズのパネルやハイビジョン用のパネルを
作製する場合に問題となる。また、コモン振り等の新し
い駆動方法を採用した場合には、さらに大きな逆バイア
ス電圧が印加されるため、オフリーク電流に対する要求
はさらにきびしくなる(セミナーテキスト、TFTカラ
ー液晶の開発技術と特性解析・応用設計、平成3年11
月21日・22日、日本工業技術センター、pp9−2
4)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の従来の技術の問題点を解決し、従来と同一のフォト工
程数あるいは従来よりもすくないフォト工程数により非
常に簡単な方法で、画素スイッチング薄膜トランジスタ
のみを選択的にLDD構造とすることにより、オフリー
ク電流のはね上がりを抑えることと、十分なオン電流を
確保することである。そして、画素保持特性を改善して
優れた表示特性を有する液晶ディスプレイを簡単に制作
する方法を提供することが大きな目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、マトリックス
状に配置された画素と、該画素を選択するために画素ご
とに設置された画素スイッチングNch薄膜トランジス
タと、Nch薄膜トランジスタおよびPch薄膜トラン
ジスタにより構成された画素駆動回路とが、同一の絶縁
性透明基板上に集積された薄膜半導体装置の製造方法に
おいて、(1) 第1層の薄膜半導体層、ゲート絶縁膜
およびゲート電極を形成した後、Pchレジストマスク
を形成して、ボロン等の不純物をイオン注入し、自己整
合的にPch薄膜トランジスタを形成する工程、(2)
前記Pchレジストマスクを剥離した後、1000Å
から3000Åの膜厚の第1の層間絶縁膜を積層する工
程、(3) Nchレジストマスクを形成して、リンあ
るいはヒ素等の不純物をイオン注入し、ソースおよびド
レイン部とLDD(Lightly Doped Dr
ain)領域を同時に形成する工程、(4) 前記Nc
hレジストマスクを剥離した後、第2の層間絶縁膜を積
層する工程、を少なくとも有する事を特徴とする。
【0009】マトリックス状に配置された画素と、該画
素を選択するために画素ごとに設置された画素スイッチ
ングNch薄膜トランジスタと、Nch薄膜トランジス
タおよびPch薄膜トランジスタにより構成された画素
駆動回路とが、同一の絶縁性透明基板上に集積された薄
膜半導体装置の製造方法において、(1) 第1層の薄
膜半導体層、ゲート絶縁膜およびゲート電極を形成した
後、Pchレジストマスクを形成して、ボロン等の不純
物をイオン注入し、自己整合的にPch薄膜トランジス
タを形成する工程、(2) 前記Pchレジストマスク
を剥離した後、1000Åから3000Åの膜厚の第1
の層間絶縁膜を積層する工程、(3) リンあるいはヒ
素等の不純物をイオン注入し、ソースおよびドレイン部
とLDD(Lightly Doped Drain)
領域を同時に形成する工程、(4) 第2の層間絶縁膜
を積層する工程、を少なくとも有する事を特徴とする。
【0010】さらに、前記ボロンのイオン注入量Np
は、リンあるいはヒ素のイオン注入量Nnよりも多い事
を特徴とする。
【0011】
【実施例】
(実施例1)まず、第1の発明について、図1(a)か
ら説明をはじめる。絶縁性非晶質材料1−1上に、非単
結晶半導体薄膜1−2を成膜する。前記絶縁性非晶質材
料としては、石英基板、ガラス基板、窒化膜あるいはS
iO2膜等が用いられる。石英基板を用いる場合はプロ
セス温度は1200℃程度まで許容されるが、ガラス基
板を用いる場合は、600℃以下の低温プロセスに制限
される。以下では、石英基板を用い、前記非単結晶半導
体薄膜として固相成長Si薄膜を用いた場合を実施例と
して説明する。もちろん、固相成長Si薄膜ばかりでな
く、減圧CVD法やプラズマCVD法あるいはスパッタ
法等で成膜された多結晶Si薄膜やSOI(Silic
on on Insulator)を用いても本発明を
実現することができる。
【0012】プラズマCVD装置を用い、図1(a)に
示すように石英基板1−1上に、SiH4とH2の混合ガ
スを、13.56MHzの高周波グロー放電により分解
させて非晶質Si膜1−2を堆積させる。前記混合ガス
のSiH4分圧は10〜20%、デポ中の内圧は0.5
〜1.5torr程度である。基板温度は250℃以
下、180℃程度が適している。赤外吸収測定より結合
水素量を求めたところ約8atomic%であった。前
記非晶質Si膜1−2の堆積前のチェンバーをフレオン
洗浄し、続いて堆積させられた非晶質Si膜は2×10
18cm-3の弗素を含んでいる。従って、本発明において
は、前記フレオン洗浄後、ダミーの堆積を行ってから、
実際の堆積を行う。あるいは、フレオン洗浄を廃止し、
ビーズ処理等の別の方法でチェンバーの洗浄を行う。
【0013】続いて、該非晶質Si膜を、400℃〜5
00℃で熱処理して水素を放出させる。この工程は、水
素の爆発的な脱離を防ぐことを目的としている。
【0014】次に、前記非晶質薄膜1−2を固相成長さ
せる。固相成長方法は、石英管による炉アニールが便利
である。アニール雰囲気としては、窒素ガス、水素ガ
ス、アルゴンガス、ヘリウムガスなどを用いる。1×1
-6から1×10-10Torrの高真空雰囲気でアニー
ルを行ってもよい。固相成長アニール温度は500℃〜
700℃とする。この様な低温アニールでは選択的に、
結晶成長の活性化エネルギーの小さな結晶方位を持つ結
晶粒のみが成長し、しかもゆっくりと大きく成長する。
発明者の実験において、アニール温度600℃、アニー
ル時間16時間で固相成長させることにより2μm以上
の大粒径シリコン薄膜が得られている。図1(b)にお
いて、1−3は固相成長シリコン薄膜を示している。
【0015】以上は、固相成長法によるシリコン薄膜の
作製方法について説明したが、そのほかに、LPCVD
法あるいはスパッタ法や蒸着法等の方法でシリコン薄膜
を作製してもよい。
【0016】次に、前記固相成長シリコン薄膜をフォト
リソグラフィ法によって図1(c)に示されているよう
に島状にパターニングする。
【0017】次に図1(d)に示されているように、ゲ
ート酸化膜1−4を形成する。該ゲート酸化膜の形成方
法としてはLPCVD法、あるいは光励起CVD法、あ
るいはプラズマCVD法、ECRプラズマCVD法、あ
るいは高真空蒸着法、あるいはプラズマ酸化法、あるい
は高圧酸化法などのような500℃以下の低温方法があ
る。該低温方法で成膜されたゲート酸化膜は、熱処理す
ることによってより緻密で界面準位の少ない優れた膜と
なる。非晶質絶縁基板1−1として石英基板を用いる場
合は、熱酸化法によることができる。該熱酸化法にはd
ry酸化法とwet酸化法とがある。約800℃以上で
酸化膜が生成される。石英基板を用いるにはたとえば1
000℃以上のなるべく高い温度でdry酸化させるの
が適している。ゲート酸化膜の膜厚は、500Åから1
500Å程度が適している。
【0018】ゲート酸化膜形成後、必要に応じてボロン
をチャネルイオン注入し、チャネルドープしてもよい。
これは、Nch薄膜トランジスタのスレッシュホルド電
圧がマイナス側にシフトすることを防ぐことを目的とし
ている。前記非晶質シリコン膜のデポ膜厚が500〜1
500Å程度の場合は、ボロンのドーズ量は1×1012
〜5×1012cm-2程度が適している。前記非晶質シリ
コン膜の膜厚が500Å以下の薄い場合にはボロンドー
ズ量を少なくし、目安としては1×1012cm-2以下に
する。また、前記膜厚が1500Å以上の厚い場合には
ボロンドーズ量を多くし、目安としては5×1012cm
-2以上にする。
【0019】チャネルイオン注入のかわりに、1−2の
シリコン膜の堆積時にボロンを添加してもよい。これ
は、シリコン膜堆積時にチャンバー中にシランガスと共
にジボランガス(B26)を流して反応させることによ
って得られる。
【0020】次に図1(e)に示されているように、ゲ
ート電極1−5の形成方法の説明に移る。ここでは低抵
抗の多結晶シリコン膜を用いた場合を例として説明す
る。まず、拡散法を用いた成膜方法について説明する。
LPCVD法等の方法で多結晶シリコン膜を堆積させ
て、その後900〜1000℃のPOCl3拡散法によ
りPを前記多結晶シリコン膜に添加する。この時、該多
結晶シリコン膜上には薄い酸化膜が皮膜されているの
で、フッ酸を含む水溶液で該酸化膜を除去する。イオン
注入法によりPを添加する方法もある。その他にドープ
ト多結晶シリコン膜を堆積させることによりゲート電極
1−5を形成する方法もある。これは、SiH4ガスと
PH3ガスの混合ガスを分解させることにより成膜する
方法である。LPCVD法では500〜700℃での熱
分解、PECVD法ではグロー放電分解によって不純物
添加多結晶シリコン膜が成膜される。PECVD法では
300℃程度でドープト非晶質シリコン膜を成膜する事
ができる。前述したような固相成長法により、このドー
プト非晶質シリコン膜を高品質な多結晶シリコン膜に成
長させることも有効な方法である。
【0021】上記のような方法で1×1019cm-3以上
のPが添加された多結晶シリコン膜を500〜2000
Å程度堆積させる。この場合、ゲート電極のシート抵抗
は20〜30Ω/□程度である。
【0022】ゲート電極のシート抵抗をさらに低減する
ために、不純物添加多結晶シリコン膜とシリサイド膜を
積層した2層ゲート電極を用いる方法もある。シリサイ
ド膜としては、コバルトシリサイド(CoSi2)、ま
たはニッケルシリサイド(NiSi)、またはチタンシ
リサイド(TiSi2)、またはモリブデンシリサイド
(MoSi2)、またはタングステンシリサイド(WS
2)等がある。シリサイド膜としてMoSi2膜を用い
た場合、1500Å堆積させると、シート抵抗は7〜8
Ω/□程度となる。約3分の1のゲート線低抵抗化とな
る。
【0023】次に、まずPch薄膜トランジスタの形成
について説明する。図2(a)に示されるようにNch
薄膜トランジスタ上にPchフォトレジストマスク1−
6を形成する。
【0024】続いて図2(b)に示したようにソース領
域及びドレイン領域を形成するためのイオン注入を行な
う。イオン注入法により、前記第1の半導体層にアクセ
プター型の不純物をイオン注入し、前記ゲート電極1−
5に対して自己整合的にソース領域およびドレイン領域
を形成する。図2(b)において、1−7は高濃度にイ
オン注入されたソース領域、および1−8はドレイン領
域を示している。
【0025】前記アクセプター型の不純物としては、ボ
ロン(B)等を用いる。不純物添加方法としては、イオ
ン注入法の他に、レーザードーピング法あるいはプラズ
マドーピング法などの方法がある。1−9で示される矢
印は不純物のイオンビームを表している。前記絶縁性非
晶質材料1−1として石英基板を用いた場合には熱拡散
法を使うことができる。不純物ドーズ量は、1×1014
から1×1017cm-2程度とする。不純物濃度に換算す
ると、ソース領域1−7およびドレイン領域1−8で約
1×1019から1×1022cm-3程度である。また、注
入された不純物の濃度分布の最高値が、前記多結晶シリ
コン薄膜1−3とゲート絶縁膜1−4との界面近傍に存
在するようにイオンの加速エネルギーを設定する。例え
ばゲート酸化膜の膜厚が1200Åの場合は、イオンの
加速エネルギーを30〜40keVが適している。
【0026】前記Pchフォトレジストマスク1−6を
剥離した後、図2(c)に示されるように第1層間絶縁
膜1−10を積層する。該第1層間絶縁膜としては、S
iO2膜が適している。膜厚は1000〜3000Å程
度堆積させる。
【0027】ゲート電極1−5の端部ではゲート電極の
厚さ分だけ第1層間絶縁膜の膜厚が厚くなる。例えばゲ
ート電極厚さを5000Å、ゲート絶縁膜1−4の厚さ
を1200Å、第1層間絶縁膜の厚さを2000Åとす
ると、第1層間絶縁膜の厚さの変動は、ゲート電極端部
では8200Åであるのに対して、ゲート電極端から1
μm程度離れると薄くなり、3200Åとなる。あとで
説明するが、このことを利用してNch薄膜トランジス
タをLDD構造とするのである。
【0028】続いて、画素スイッチング薄膜トランジス
タを構成するNch薄膜トランジスタの形成方法につい
て説明する。図2(d)に示されるように、Nchフォ
トレジストマスク2−11を形成する。該Nchフォト
レジストマスク1−11はPch薄膜トランジスタを覆
っている。
【0029】続いて、図2(e)に示すように、イオン
注入法によりドナー型の不純物イオンを注入する。前記
ドナー型の不純物としては、リン(P)あるいはひ素
(As)等を用いる。1−15は、イオンビームを示し
ている。
【0030】不純物添加方法としては、イオン注入法の
他に、レーザードーピング法あるいはプラズマドーピン
グ法などの方法がある。前記絶縁性非晶質材料1−1と
して石英基板を用いた場合には熱拡散法を使うことがで
きる。
【0031】イオン注入法を用いた場合、イオンの加速
エネルギーが重要なパラメーターとなる。さきに述べた
ように、ゲート電極の端部から約1μmの領域では、第
1の層間絶縁膜の膜厚は厚く8200Åから3200Å
の範囲で変化するが、ゲート電極の端部から約1μm以
上離れたところでは3200Åでほぼ一定となる。注入
された不純物の濃度分布の最高値が、第1の層間絶縁膜
の膜厚が3200Åでほぼ一定となる領域で多結晶シリ
コン薄膜1−3の表面に存在するようにイオンの加速エ
ネルギーを設定する。従って、リンをイオン注入するば
あいは、LSS理論(参考文献 電子通信学会’73/
3 Vol.56−C No.3 179ページ)によ
り、280keVから330keVのイオンの加速エネ
ルギーに設定することが適している。ゲート電極の端部
から約1μmの領域では、第1の層間絶縁膜の膜厚は厚
く8200Åから3200Åの範囲で変化すること、さ
らに、注入されたイオンは、深さに対して正規分布する
事からゲート電極端部から1μmの範囲の不純物濃度
は、1μm以上離れた領域の不純物濃度よりも2桁程度
小さくなる。従って、図2(e)に示されるように、自
動的に低濃度のLDD領域1−12と、高濃度のソース
領域1−13およびドレイン領域1−14が形成され
る。
【0032】続いて、Nchフォトレジストマスク1−
11を剥離した後、図3(a)に示すように第2の層間
絶縁膜1−16を成膜する。酸化膜の成膜方法として
は、LPCVD法、APCVD法 プラズマCVD法、
ECRプラズマCVD法、光励起CVD法等の方法があ
る。さらにソースガスとして有機シリコン化合物TEO
S(Tetra Ethyl Ortho−Silic
ate)やオゾンを用いる方法がある。TEOSを用い
ると優れた段差被覆性が実現される。また、PSG(P
hosphosilicate glass)やBSG
(Borosilicate glass)をリフロー
させるとさらに優れた段差被覆性を実現する事ができ
る。膜厚に関しては、数千Åから数μm程度が普通であ
る。窒化膜の形成方法としては、LPCVD法あるいは
プラズマCVD法などが簡単である。反応には、アンモ
ニアガス(NH3)とシランガスと窒素ガスとの混合ガ
ス、あるいはシランガスと窒素ガスとの混合ガスなどを
用いる。
【0033】続いて、前記層間絶縁膜の緻密化と前記ソ
ース領域及びドレイン領域の活性化と結晶性の回復を目
的として活性化アニールを行う。活性化アニールの条件
としては、N2ガス雰囲気中で800〜1000℃程度
に低温化し、アニール時間を20分〜1時間程度とす
る。900〜1000℃では20分程度のアニールで不
純物はかなり活性化される。800〜900℃では20
分から1時間のアニールをする。一方、はじめに500
〜800℃で1〜20時間程度のアニールにより結晶性
を充分に回復させた後、900〜1000℃の高温で活
性化させるという2段階活性化アニール法も効果があ
る。また、赤外線ランプやハロゲンランプを用いたRT
A(Rapid Thermal Annealin
g)法も効果がある。さらには、レーザービーム等を用
いたレーザー活性化法を利用することも効果がある。
【0034】次に、水素プラズマ法、あるいは水素イオ
ン注入法、あるいはプラズマ窒化膜からの水素の拡散法
などの方法で水素イオンを導入すると、結晶粒界に存在
するダングリングボンドや、ゲート酸化膜界面などに存
在する欠陥や、ソース、ドレイン部とチャネル部との接
合部に存在する欠陥が不活性化される。この様な水素化
工程は、第2の層間絶縁膜1−16を積層する前におこ
なってもよい。または、後に述べる、ソース電極とドレ
イン電極を形成してから前記水素化工程を行ってもよ
い。
【0035】次に図3(b)に示すように、第1の層間
絶縁膜1−10と第2の層間絶縁膜1−16とゲート酸
化膜1−4にコンタクトホールをフォトエッチングによ
り形成する。そして同図に示すようにソース電極1−1
7およびドレイン電極1−18を形成する。該ソース電
極及びドレイン電極は、アルミニュウムあるいはクロム
などの金属材料で形成する。この様にして薄膜トランジ
スタが形成される。
【0036】(実施例2)Pch薄膜トランジスタおよ
びNch薄膜トランジスタのソース、ドレイン領域の不
純物濃度を規定する事により、フォト工程をさらに1工
程減らす事ができるのでそれを第2の発明として以下に
説明する。
【0037】第1の層間絶縁膜の形成工程までは第1の
発明の工程と共通なのでここでの説明は省略する。そこ
で、図2(b)からの続きの図で説明する。
【0038】図4(a)に示したように第1の層間絶縁
膜1−10を成膜した後、図4(b)に示すように、リ
ンあるいはヒ素のイオン注入を行い、Nch薄膜トラン
ジスタを形成する。この時、リンあるいはヒ素のドーズ
量Nnは、ボロンのドーズ量Npよりも少なくする事が
重要である。この様にそれぞれのドーズ量を設定する事
により、Pch薄膜トランジスタのソース、ドレイン部
は、P型半導体の性質を保つ。従って、Nchフォト工
程を行う必要がなくなる。
【0039】図4(b)は図2(e)と同様である。前
にも説明したように、第1の層間絶縁膜を通してイオン
注入するので、Nch薄膜トランジスタは自動的にLD
D構造と成る。
【0040】この後の工程は、図3(a)で説明した工
程と同様の工程で薄膜トランジスタを作製する。
【0041】
【発明の効果】以上実施例で説明したように、きわめて
簡単な方法によって画素スイッチング薄膜トランジスタ
を構成する電導型の薄膜トランジスタのみをLDD構造
で形成することが可能になった。本発明によって画素ス
イッチング薄膜トランジスタのオフリーク電流が低減で
きる。その特性を図5に示す。先に説明した図6に対応
したものである。ゲート電圧−20Vでもオフリーク電
流は非常に小さく、はね上がりが著しく抑えられてい
る。その結果、液晶ディスプレイのフリッカや表示ムラ
等が著しく向上され、パネル特性向上に対して非常に大
きな効果が期待される。しかも、従来工程と同数のフォ
ト工程数により本発明は実現される。従って、製造コス
トは従来と変わらない。
【0042】画素スイッチング薄膜トランジスタのみを
選択的にLDD構造とするので駆動回路に対しては何等
悪影響は及ぼさない。また、ソース、ドレイン電極のコ
ンタクト抵抗の増加もまったくない。従って、オン電流
が十分得られるので、高速動作が可能となる。また、高
精細化やハイビジョンTV(HDTV)の要求特性も満
たす。
【0043】画素スイッチング薄膜トランジスタのオフ
リーク電流は低減され、さらにオフリーク電流のはね上
がりは著しく低下する。その結果、画素保持特性が向上
し、フリッカや表示ムラの極めて少ない良好な液晶ディ
スプレイを実現することが可能となる。一方、表示特性
を向上させるために、コモン振りという駆動方法があ
る。この駆動方法によると画素スイッチング薄膜トラン
ジスタには、さらに大きな逆バイアス電圧が印加される
こととなる。本発明によるとオフリーク電流のはね上が
りは著しく低下するので、コモン振り等の駆動方法にも
十分耐える。従って、さらなる表示特性の向上が期待さ
れる。
【0044】これまでは、ゲート酸化膜のみを通してイ
オン注入を行っていたので、注入されたイオンの横方向
拡散によって、ソース、ドレイン端とゲートとのオーバ
ーラップ領域が出来てしまったので、どうしてもオフリ
ーク電流を低減する事が出来なかった。しかし、本発明
では、比較的薄い第1の層間絶縁膜を成膜してから、イ
オン注入をするので、自動的にLDD構造が得られる。
このように、極めて簡単な方法によって、LDD構造を
形成できる。従来、異方性エッチングにより、ゲート電
極の端部に側壁を形成してLDD構造を形成していた。
しかし、本発明によれば、従来技術のような困難で制御
性の悪い工程を省くことができる。
【0045】また、Nchのソース、ドレイン部のイオ
ンドーズ量をPchのそれよりも少なくする事に依っ
て、フォト工程をさらに1工程少なくする事が出来る。
【0046】本発明にシリサイド膜を用いた2層走査線
を応用すると、走査線のシート抵抗を、従来の多結晶シ
リコンの場合の25Ω/□から3分の1の8Ω/□程度
に低減することが出来る。この場合にも簡単にLDD構
造を形成することができる。この結果、オフリーク電流
が極めて少なく、さらに走査線の抵抗値の低いアクティ
ブマトリックス基板を容易に作製することができる。
【0047】走査線には左右両側からゲート信号が送ら
れているので、走査線に断線が生じても、走査線抵抗が
十分に小さいので信号遅延が小さく、液晶ディスプレイ
の画面表示にはなんら影響ない。従って、ソース線と走
査線の短絡が生じていても、その短絡点の両側の走査線
を切断する事によって短絡欠陥を救済することが出来
る。このように、歩留まり向上に対して大きな効果があ
る。
【0048】走査線抵抗が小さくなるので、走査線の時
定数τが低減する。従って、画面の中央と端での画素ト
ランジスタの立ち上がり特性が均一になる。その結果、
フリッカ或いは表示ムラを低減する事が出来る。しか
も、走査線のライン容量を低減させなくてもよいので、
画素の保持特性が低下する事はない。このように、本発
明により、画素保持特性を低下させる事なく、フリッカ
或いは表示ムラの極めて少ない液晶ディスプレイを実現
する事が出来る。
【0049】ハイビジョン用TFTに関しては、投影型
のディスプレイとして構成するために、ライトバルブ等
が要求される事から4インチ程度の大きなTFTパネル
を作成しなければならない。この様に長い走査線を有す
るパネルを作製する場合に、本発明の効果は一段と大き
くなる。
【0050】走査線が低抵抗化されるので、付加的な画
素保持容量線を廃止する事が可能になる。従って、開口
率が向上し、その結果、非常に明るい液晶ディスプレイ
を実現する事が可能となる。
【0051】オフセットゲート構造を有しているので、
画素の保持特性が改善される。さらに、消費電流の低減
に対しても大きな効果が期待される。
【0052】固相成長法を用いることによって、非晶質
絶縁基板上に結晶性の優れたシリコン薄膜を作製するこ
とが可能になったのでSOI技術の発展に大きく寄与す
るものである。ゲート線の低抵抗化は、固相成長等の方
法で改善された薄膜トランジスタの特性を最大限に引き
出し、非常に優れた液晶ディスプレイを実現する上で大
きな効果がある。
【0053】本発明を、光電変換素子とその走査回路を
同一チップ内に集積した密着型イメージセンサーに応用
した場合には、読み取り速度の高速化、高解像度化、さ
らに階調をとる場合に非常に大きな効果をうみだす。高
解像度化が達成されるとカラー読み取り用密着型イメー
ジセンサーへの応用も容易となる。もちろん電源電圧の
低減、消費電流の低減、信頼性の向上に対してもその効
果は大きい。また低温プロセスによって作製することが
できるので、密着型イメージセンサーチップの長尺化が
可能となり、一本のチップでA4サイズあるいはA3サ
イズの様な大型ファクシミリ用の読み取り装置を実現で
きる。従って、センサーチップの二本継ぎのような手数
がかかり信頼性の悪い技術を回避することができ、実装
歩留りも向上される。
【0054】石英基板やガラス基板だけではなく、サフ
ァイア基板あるいはMgO・Al23,BP,CaF2
等の結晶性絶縁基板も用いることができる。
【0055】以上薄膜トランジスタを例として説明した
が、バイポーラトランジスタあるいはヘテロ接合バイポ
ーラトランジスタなど薄膜を利用した素子に対しても、
本発明を応用することができる。また、三次元デバイス
のようなSOI技術を利用した素子に対しても、本発明
を応用することができる。
【0056】固相成長法を例にとって本発明について説
明したが、本発明は固相成長法ばかりではなく、LPC
VD法やその他の方法、例えばEB蒸着法やスパッタ法
やMBE法で成膜したpoly−Si薄膜を利用して薄
膜半導体装置を作成する場合にも応用することができ
る。また、一般的なMOS型半導体装置にも応用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)から(e)は、本発明における第1の
発明の薄膜半導体装置の製造方法を示す工程断面図であ
る。
【図2】 (a)から(e)は、本発明における第1の
発明の薄膜半導体装置の製造方法を示す工程断面図であ
る。ただし、図2(a)は、図1(e)から続いてい
る。
【図3】 (a)から(b)は、本発明における第1の
発明の薄膜半導体装置の製造方法を示す工程断面図であ
る。ただし、図3(a)は、図2(d)から続いてい
る。
【図4】 (a)から(b)は、本発明における第2の
発明の薄膜半導体装置の製造方法を示す工程断面図であ
る。ただし、図4(a)は、図2(b)から続いてい
る。
【図5】 本発明による画素スイッチング薄膜トランジ
スタに用いられるNch薄膜トランジスタの特性を示す
図である。
【図6】 従来の画素スイッチング薄膜トランジスタに
用いられるNch薄膜トランジスタの特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1− 3 多結晶シリコン薄膜 1− 5 ゲート電極 1−10 第1の層間絶縁膜 1−12 LDD領域 1−13 ソース領域 1−14 ドレイン領域 1−16 第2の層間絶縁膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス状に配置された画素と、該
    画素を選択するために画素ごとに設置された画素スイッ
    チングNch薄膜トランジスタと、Nch薄膜トランジ
    スタおよびPch薄膜トランジスタにより構成された画
    素駆動回路とが、同一の絶縁性透明基板上に集積された
    薄膜半導体装置の製造方法において、(1) 第1層の
    薄膜半導体層、ゲート絶縁膜およびゲート電極を形成し
    た後、Pchレジストマスクを形成して、ボロン等の不
    純物をイオン注入し、自己整合的にPch薄膜トランジ
    スタを形成する工程、(2) 前記Pchレジストマス
    クを剥離した後、1000Åから3000Åの膜厚の第
    1の層間絶縁膜を積層する工程、(3) Nchレジス
    トマスクを形成して、リンあるいはヒ素等の不純物をイ
    オン注入し、ソースおよびドレイン部とLDD(Lig
    htly Doped Drain)領域を同時に形成
    する工程、(4) 前記Nchレジストマスクを剥離し
    た後、第2の層間絶縁膜を積層する工程、を少なくとも
    有する事を特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 マトリックス状に配置された画素と、該
    画素を選択するために画素ごとに設置された画素スイッ
    チングNch薄膜トランジスタと、Nch薄膜トランジ
    スタおよびPch薄膜トランジスタにより構成された画
    素駆動回路とが、同一の絶縁性透明基板上に集積された
    薄膜半導体装置の製造方法において、(1) 第1層の
    薄膜半導体層、ゲート絶縁膜およびゲート電極を形成し
    た後、Pchレジストマスクを形成して、ボロン等の不
    純物をイオン注入し、自己整合的にPch薄膜トランジ
    スタを形成する工程、(2) 前記Pchレジストマス
    クを剥離した後、1000Åから3000Åの膜厚の第
    1の層間絶縁膜を積層する工程、(3) リンあるいは
    ヒ素等の不純物をイオン注入し、ソースおよびドレイン
    部とLDD(Lightly Doped Drai
    n)領域を同時に形成する工程、(4) 第2の層間絶
    縁膜を積層する工程、を少なくとも有する事を特徴とす
    る薄膜半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のボロンのイオン注入量N
    pは、リンあるいはヒ素のイオン注入量Nnよりも多い
    事を特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
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