JPH07105595B2 - 絶縁層の形成方法 - Google Patents

絶縁層の形成方法

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JPH07105595B2
JPH07105595B2 JP16202090A JP16202090A JPH07105595B2 JP H07105595 B2 JPH07105595 B2 JP H07105595B2 JP 16202090 A JP16202090 A JP 16202090A JP 16202090 A JP16202090 A JP 16202090A JP H07105595 B2 JPH07105595 B2 JP H07105595B2
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drying
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 感光性ポリイミドを塗布,乾燥および露光,現像を繰り
返すことで所定の膜厚の絶縁層を形成する絶縁層の形成
方法に関し、 多層基板の製造に際して、熱によるダメージを極力軽減
させることを目的とし、 基板の積層面に感光性ポリイミドを塗布する塗布工程
と、塗布された塗布面を乾燥する乾燥工程と、該乾燥工
程によって乾燥された該塗布面に露光マスクを重ねるこ
とで露光し,露光後現像行う露光,現像工程と、該露
光,現像後、該感光性ポリイミドを硬化させるベーク工
程より低い温度によって該塗布面を加熱する中間加熱工
程とを複数回繰り返すことで複数の膜を積層し、積層さ
れた該膜を該ベーク工程によって加熱することで該積層
面に所定厚の絶縁層を形成するようにしたものである。
〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性ポリイミドを塗布,乾燥および露光,現
像を繰り返すことで所定の膜厚の絶縁層を形成する絶縁
層の形成方法に関する。
最近、電子機器に用いられるプリント基板は多層化さ
れ、半導体素子などの電子部品の高密度実装化が図られ
るようになった。
このようなプリント基板の多層化では、基板の積層面に
導電層と、絶縁層とを交互に積層することで形成され
る。
また、このような絶縁層は、導電層に於けるインピーダ
ンスなどの電気特性を所定の値に維持させるため、所定
の厚みに形成する必要が生じる。
したがって、このような多層化に於いては、絶縁層の厚
みが所定の値になるように製造されることが要求され
る。
〔従来の技術〕
従来は、第4図の(a)〜(g)の従来の製造工程図に
示すように製造されていた。
第4図の(a)に示すように、セラミック材などから成
る基板1の導電層3が形成された積層面1Aにエステル化
結合形またはイオン結合形の感光性ポリイミド4を滴下
し、例えば、スピンコートによって(b)に示すよう
に、積層面1Aに感光性ポリイミド4を所定の厚みになる
ように塗布する。
このように塗布した基板1を約80℃の温度で、1.5H加熱
する(この場合の加熱時間は基板1の熱容量によって増
減される)乾燥後は、(c)に示すように、露光マスク
5を重ね、光Lを照射させることで露光を行い、この露
光により光Lの照射された個所は溶解し難くなる。
従って、露光後、NMP溶媒によって現像することで光の
照射されなかった個所がNMP溶媒によって溶解され、
(d)に示すように、導電層3を覆う膜2Aに貫通穴2Cが
形成される。
次に、ベーク工程によって加熱することで、膜2Aを硬化
させる。
このようなベーク工程による加熱は、通常、第5図のベ
ーク工程の加熱温度グラフに示すように、始めに約200
℃の加熱を約1.5H行うの低温加熱と、最後に、約350
〜400℃を約1.5H行うの高温加熱とが行われ、膜2Aを
硬化させ、厚みt1に形成することが行われる。
このように形成された膜2Aには、更に、(e)に示すよ
うに、感光性ポリイミド4を滴下し、(f)にし召すよ
うに膜2Aが形成された積層面1Aに、前述と同様に感光性
ポリイミド4を塗布し、乾燥後、露光,現像し、更に、
ベーク工程により、(g)に示すように、膜2Aの上層に
厚みt1の膜2Bを積層することで厚みtの絶縁層2の形成
を行う。
このような塗布された感光性ポリイミド4を露光,現像
により所定個所を除去することは、塗膜が厚くなると露
光,現像による除去が困難となり、従って、露光,現像
による除去が可能な塗膜の厚みには限界がある。
そこで、通常では、露光,現像を確実に行うよう塗膜の
厚みとしては約20μmにすることが行われている。
しかし、実際には、ベーク工程による硬化によって、塗
膜の厚みが収縮され、膜2Aに形成された時の厚みt1は半
減することになる。
そこで、第6図の従来の製造フローチャート図に示すよ
うに、基板1の積層面1Aに感光性ポリイミド4を塗布す
る塗布工程A、塗布された感光性ポリイミド4を乾燥す
る乾燥工程B、乾燥した塗膜に露光マスク5を重ねるこ
とで露光し、NMP溶媒によって現像する露光,現像工程
Cおよび所定の温度によって加熱を行うベーク工程Eを
n回繰り返すことで、t1×nにより所定の厚みtとなる
絶縁層2を形成することが行われていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような塗布工程A、乾燥工程B、露光,現像工程C
およびベーク工程Eを繰り返し行うことで所定の厚みt
となる絶縁層2を形成することでは、導電層3と絶縁層
2とを複数積層する多層基板の製造を行う場合は、基板
1および下層に対して、ベーク工程Eによる高温加熱が
繰り返し加えられることになる。
したがって、基板1および下層の導電層3と絶縁層2と
が熱によるストレスを受けることになり、熱によるスト
レスにより剥離,断線,劣化などの障害が発生する問題
を有していた。
そこで、本発明では、多層基板の製造に際して、熱によ
るダメージを極力軽減させることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明図である。
第1図に示すように、基板1の積層面1Aに感光性ポリイ
ミド4を塗布する塗布工程Aと、塗布された塗布面を乾
燥する乾燥工程Bと、該乾燥工程Bによって乾燥された
該塗布面に露光マスク5を重ねることで露光し,露光後
現像行う露光,現像工程Cと、該露光,現像後、該感光
性ポリイミド4を硬化させるベーク工程Eより低い温度
によって該塗布面を加熱する中間加熱工程Dとを複数
(n)回繰り返すことで複数の膜を積層し、積層された
該膜を該ベーク工程Eによって加熱することで該積層面
1Aに所定厚tの絶縁層2を形成するようにしたものであ
る。
このように形成することによって前述の課題は解決され
る。
〔作用〕
即ち、塗布工程Aと、該乾燥工程Bと、露光,現像工程
Cと、中間加熱工程Dとを複数回繰り返すことで複数の
膜を積層し、最後に高い温度によって加熱を行うベーク
工程Eにより、所定の厚みtの絶縁層2を形成するよう
にしたものである。
この場合、繰り返して加熱される温度は、ベーク工程E
より低い温度によって加熱されるため、熱によるストレ
スを減少させることができる。
したがって、多層基板の製造に際して、従来のような熱
によるストレスにより既に積層された絶縁層2を剥離さ
せたり、または、導電層3を断線させるようなことがな
くなり、品質の向上が図れる。
〔実施例〕
以下本発明を第2図および第3図を参考に詳細に説明す
る。第2図は本発明による一実施例の製造フローチャー
ト図,第3図は本発明の中間加熱工程の加熱温度グラフ
である。全図を通じて、同一符号は同一対象物を示す。
第2図に示すように、基板1の積層面1Aに感光性ポリイ
ミド4を塗布する塗布工程A後、塗布した塗布面を約80
℃の温度で1.5H乾燥する乾燥工程Bを行い、乾燥後は、
露光マスク5を重ねることで露光を行い、NMP溶媒によ
って現像することで光の照射されなかった個所をNMP溶
媒によって溶解する露光,現像工程Cにより導電層3を
覆う膜2Aを形成し、更に、膜2Aを半硬化させるよう中間
加熱工程Dによる加熱を行う。
このような塗布工程Aと、乾燥工程Bと、露光,現像工
程Cと、中間加熱工程Dとをn回繰り返し、複数の膜2A
を積層したものをベーク工程Eによる加熱によって、そ
れぞれの積層された膜2Aを硬化させ、所定の厚みtの絶
縁層2を形成するようにしたものである。
また、この場合の中間加熱工程Dによる加熱は第3図に
示したように、約200℃を1.5H加えるようにしたもので
あり、感光性ポリイミド4に含まれるNMP溶媒の沸点は1
80℃であるため、このように約200℃の加熱によりNMP溶
媒を蒸発させることでポリイミド基を半閉環状態にする
ことが行え、感光性ポリイミド4を半硬化させることが
できる。
このような半硬化させると露光,現像工程Cによって溶
解されることがないので、更に、上層に膜2Aを積層させ
ることを容易に行える。
したがって、従来のような膜2Aを完全に硬化させるよう
ベーク工程Eによる350〜400℃の高温の加熱を行うこと
なく、低い200℃の温度の加熱により複数の膜2Aの積層
することができ、基板1および下層の絶縁層2と導電層
3と於ける熱ストレスを減少させることが行える。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、感光性ポリイミ
ドの塗布、乾燥、露光,現像および加熱を繰り返すこと
で複数の膜を積層することが低い温度の加熱によって行
える。
したがって、従来のような多層基板の製造に際して、熱
ストレスによって生じる剥離、断線などの障害を防ぐこ
とができ、品質の向上が図れ、実用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図, 第2図は本発明による一実施例の製造フローチャート
図, 第3図は本発明の中間加熱工程の加熱温度グラフ, 第4図の(a)〜(g)は従来の製造工程図, 第5図はベーク工程の加熱温度グラフ, 第6図は従来の製造フローチャート図を示す。 図において、 Aは塗布工程,Bは乾燥工程,Cは露光,現像工程,Dは中間
加熱工程,Eはベーク工程,1は基板,2は絶縁層,1Aは積層
面を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板(1)の積層面(1A)に感光性ポリイ
    ミドを塗布する塗布工程(A)と、塗布された塗布面を
    乾燥する乾燥工程(B)と、該乾燥工程(B)によって
    乾燥された該塗布面に露光マスクを重ねることで露光
    し,露光後現像行う露光,現像工程(C)と、該露光,
    現像後、該感光性ポリイミド(4)を硬化させるベーク
    工程(E)より低い温度によって該塗布面を加熱する中
    間加熱工程(D)とを複数(n)回繰り返すことで複数
    の膜を積層し、積層された該膜を該ベーク工程(E)に
    よって加熱することで該積層面(1A)に所定厚(t)の
    絶縁層(2)を形成することを特徴とする絶縁層の形成
    方法。
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