JPH07103282A - ダンパー - Google Patents

ダンパー

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Publication number
JPH07103282A
JPH07103282A JP24834093A JP24834093A JPH07103282A JP H07103282 A JPH07103282 A JP H07103282A JP 24834093 A JP24834093 A JP 24834093A JP 24834093 A JP24834093 A JP 24834093A JP H07103282 A JPH07103282 A JP H07103282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
vibration body
vibrationproof
damper
linear bodies
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24834093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Akama
洋 赤間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP24834093A priority Critical patent/JPH07103282A/ja
Publication of JPH07103282A publication Critical patent/JPH07103282A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、重量が大幅に増加すること
なく、特に曲げ共振に起因する振動の減衰を向上するよ
うにしたダンパーを提供することにある。 【構成】 細い金属線状体5を編組した布帛状物で形成
した防振部材3を振動体2の表面2aに密着保持してな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダンパーに関し、更に詳
しくは、特に曲げ共振に起因する振動を有効に減衰する
ようにしたダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の車外騒音において、排
気管からの放射音がしばしば問題となっている。排気管
は一般に薄肉の鋼管から構成され、それ自体にはほとん
ど振動減衰効果がないため、エンジンからの振動が排気
管に伝わると、該排気管から放射音が生じる原因となっ
ていた。
【0003】上記放射音を防止する手段として、従来、
内管とこの内管上に密着して積層した外管とからなる2
重管を使用する提案がある。管に生じる断面変化を伴う
振動(共振)に対して、内管と外管の摩擦により振動を
減衰するようにしている。しかし、この2重管は潰れ共
振や捩じれ共振等には効果があっても、特に放射音で問
題となる管の曲げ共振に対しては、有効に減衰効果を奏
するに至っていない。また、排気管が2重構造となるた
め、重量が大幅に増加するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は、重
量が大幅に増加することなく、特に曲げ共振に起因する
振動の減衰を向上するようにしたダンパーを提供するこ
とにある。
【0005】
【発明を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のダンパーは、細い金属線状体を編組し布帛状物で形
成した防振部材を振動体の表面に密着保持してなること
を特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は上記のように構成され、振動体の表面
に密着保持される防振部材を細い金属線状体を編組した
布帛状物で形成したので、振動体が所定の周波数で共振
しても、防振部材を形成する編組した金属線状体が振動
体の動きに追従して変位するため、金属線状体相互が接
触する接触部に摩擦が発生し、その摩擦により振動体の
振動を減衰することができる。特に、管等からなる振動
体の曲げ共振に対しては、極めて有効な減衰効果を得る
ことができる。また、細い金属線状体を編組して形成す
るので、2重管のように管全体が2重構造とならず、重
量の大幅な増加を招くことがない。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明に係るダンパーの斜視説明図を
示し、本発明のダンパー1は振動体2の表面2aに防振
部材3をスプリング等の弾性部材4で押圧するようにし
て密着保持した構成となっている。
【0008】防振部材3は、図2に示すように、金属性
のワイヤーや細いバンド等の細い金属線状体5を編組に
形成した布帛状物で形成されている。金属線状体5とし
ては、特に限定されず従来公知のものが使用可能で、例
えば鋼線等が好ましく使用できる。金属線状体5の編組
構造としては、例えば、金属線状体5を複数本平行に並
べたものを互いに直交するように編上げることができる
が、特にこれに限定されるものではない。防振部材3は
振動体2の表面全面に、あるいは部分的に設けてもよ
く、減衰効果の必要に応じてその密着面積を調節して配
設することができる。
【0009】上記防振部材3は、振動体2の振動伝達方
向Aに対して、金属線状体5が等しい角度で逆方向に交
差するように振動体2に装着されているが、これに限定
されるものではない。このように本発明は、振動体2の
表面2aに防振部材3を密着保持してなるダンパー1に
おいて、防振部材3を細い金属線状体5を編組に形成し
た布帛状物で形成したので、振動体2が所定の周波数で
共振した際に、防振部材3を形成する編組した布帛状物
の細い金属線状体5が振動体2の動きに追従して変位
し、図3に示すように、金属線状体5相互が接触する接
触部6に摩擦を発生し、その摩擦により振動体2の振動
を減衰することができる。特に、管等からなる振動体2
の曲げ共振に対しては、極めて有効な減衰を得ることが
可能である。
【0010】また、細い金属線状体5を編組してあり、
2重管のように管全体を2重構造とするものではないた
め、大幅な重量の増加を招くことがない。また、振動体
2自体の熱容量の増加も小さく、温度上昇による不具合
も生じ難い。そして、振動体2に対する防振部材3の接
触面積を調整することにより、必要とする減衰効果を容
易に得ることができる。
【0011】また、防振部材3を振動体2の表面2aに
弾性部材4で押圧するように密着保持することにより、
防振部材3が経年劣化しても常に振動体2の表面2aに
高い面圧で、かつ密着面積の多い状態を保つことができ
るため、減衰効果を長く保つことができる。図4に、上
記防振部材3を設けた本発明のダンパー1(点線)と防
振部材3を設けなかった場合(実線)の減衰特性の相違
を表すグラフ図を示す。本発明のダンパー1は、曲げ共
振及び潰れ共振においても振動レベルが低く、振動体2
の振動を効果的に減衰しているのが判る。
【0012】なお、上記振動体2としては、振動する軽
量な一般構造物であれば特に限定されるものではなく、
例えばエンジンに接続された排気管等を好ましく用いる
ことができる。
【0013】
【発明の効果】上述したように本発明は、振動体の表面
に防振部材を密着保持してなるダンパーにおいて、前記
防振部材を細い金属線状体を編組した布帛状物で形成し
たので、振動体が所定の周波数で共振しても、金属線状
体の追従変位により振動体の振動を減衰することができ
る。特に、管等からなる振動体の曲げ共振に対しては、
極めて有効である。また、細い金属線状体を編組して形
成するので、2重管のように管全体が2重構造となら
ず、重量の大幅な増加を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダンパーの斜視説明図である。
【図2】図1の防振部材の要部平面図である。
【図3】防振部材の要部拡大斜視説明図である。
【図4】防振部材を設けた本発明のダンパー(点線)と
防振部材を設けなかった場合(実線)の減衰特性を示す
グラフ図である。
【符号の説明】
1 ダンパー 2 振動体 2a 表面 3 防振体 4 弾性部材 5 金属線状体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細い金属線状体を編組し布帛状物で形成
    した防振部材を振動体の表面に密着保持してなるダンパ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記防振部材を弾性部材により前記振動
    体の表面に密着保持してなる請求項1に記載のダンパ
    ー。
JP24834093A 1993-10-04 1993-10-04 ダンパー Pending JPH07103282A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24834093A JPH07103282A (ja) 1993-10-04 1993-10-04 ダンパー

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24834093A JPH07103282A (ja) 1993-10-04 1993-10-04 ダンパー

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JPH07103282A true JPH07103282A (ja) 1995-04-18

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ID=17176634

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JP24834093A Pending JPH07103282A (ja) 1993-10-04 1993-10-04 ダンパー

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040302

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02