JPH07103100A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JPH07103100A
JPH07103100A JP24691493A JP24691493A JPH07103100A JP H07103100 A JPH07103100 A JP H07103100A JP 24691493 A JP24691493 A JP 24691493A JP 24691493 A JP24691493 A JP 24691493A JP H07103100 A JPH07103100 A JP H07103100A
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fuel
air
passage
injection valve
adapter
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JP24691493A
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English (en)
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Mamoru Sumita
守 住田
Takeshi Munezane
毅 宗実
Norihisa Fukutomi
範久 福冨
Osamu Matsumoto
修 松本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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    • F02M61/18Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for
    • F02M61/1806Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for characterised by the arrangement of discharge orifices, e.g. orientation or size
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エア燃料混合通路に対して燃料を所望の流量
任意に分配して燃料の燃焼を安定化する燃料噴射弁を
提供する。 【構成】 エア燃料混合通路19で燃料がエア通路20
から導入されたエアと混合し、微粒子化される燃料噴射
弁において、噴射弁本体とアダプタ2との間に、エア燃
料混合通路19の入口部に対面して形成された噴射口5
cからの燃料を各エア燃料混合通路19にそれぞれ分配
するためのオリフィスホール24aを有するプレート2
4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用エンジンの
吸気通路に設けられ、燃焼室内へ燃料をアシストエアと
共に供給するエアアシスト式の燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の燃料噴射弁として、例え
ば実開平3−106174号公報に記載されたものが知
られている。そこで、この公報に記載された燃料噴射弁
を図9、図10を参照しながら説明する。この燃料噴射
弁は、各図に示すように、燃料噴射弁本体1と、この燃
料噴射弁本体1の先端部1aに装着されたアダプタ2を
備えている。燃料噴射弁本体1は、弁作動部系統、電磁
作動部系統及び燃料通路部系統を有し、これら系統は円
筒状に形成されたハウジング3内に収容されている。
【0003】弁作動部系統は図10に示すように、ハウ
ジング3の下部に形成された弁ケーシング部3aの上部
から下部に向かってストッパー4及びバルブシート本体
5を有している。このバルブシート本体5にはその中心
軸線に沿って収容部5aが形成されているとともに、そ
の収容部5aにはニードルバルブ6がその軸線方向に移
動可能に収容されている。このバルブシート本体5の先
端面5bには収容部5aに通じる一つの燃料噴射口5c
が形成されている。
【0004】また、電磁作動部系統は、図9に示すよう
に、ニードルバルブ6の上端を把持したアーマチュア7
と、このアーマチュア7とバネ8を介して直列状に配設
されたコア9と、コア9の内側に配設されたスリーブ3
0と、これらを囲む、電磁コイルが巻回されたボビン1
1とを備えている。この電磁作動部系統を構成する各構
成部材7、8、9、30は、ハウジング3の上部に収容
されている。コア9の上下方向の中間部には鍔部9aが
形成され、この鍔部9aをハウジング3でかしめ込んで
コア9はハウジング3内に固定されている。また、図9
において、12は電磁コイル10に接続された端子、1
3はこの端子12を保護すると共に他の端子と嵌合、接
合するソケットである。
【0005】また、燃料通路部系統は、図9に示すよう
に、コア9の上端部に装着されたフィルタ14と、この
フィルタ14を介して供給された燃料が通るようにスリ
ーブ30内に形成された第1燃料通路15aと、この第
1燃料通路15aから連続してアーマチュア7内に軸線
に沿って形成された第2燃料通路15bと、この第2燃
料通路15bから連続してバルブシート本体5の収容部
5aとニードルバルブ6の外周部との間に形成された第
3燃料通路15cとを備えている。
【0006】一方、図10に示すようにアダプタ2に
は、燃料噴射口5cから供給された燃料を二方向へ分流
する燃料分岐部18と、この燃料分岐部18によって分
流された燃料の噴射通路となる2本のエア燃料混合通路
19と、各エア燃料混合通路19の側方を開口し且つこ
のエア燃料混合通路19にエアを導くエア通路20とが
それぞれ形成されている。
【0007】次に、上記燃料噴射弁の動作について説明
する。燃料を燃料噴射部系統に供給すると、この燃料は
フィルタ14でろ過されて第1、第2、第3燃料通路1
5a、15b、15cを経由してバルブシート本体5の
シート部5dに達する。その後、燃料はシート部5dを
経て燃料噴射口5cを通って燃料分岐部18に衝突し、
この燃料分岐部18により微粒子化した状態で二方向へ
分流されてエア燃料混合通路19、19に達する。これ
らのエア燃料混合通路19、19を通過する燃料はエア
通路20、20から供給されるアシストエアよって微粒
子化が更に促進されてインテークマニホルドへ噴射され
る。以上述べたように、燃料噴射弁はアダプタのない状
態では噴射口が単一なので燃料噴射方向は1方向のみと
なる。従って例えば吸気2弁の各弁に向って燃料噴射す
る場合等には上記従来例のように燃料噴射流を2方向に
分割するためのアダプタが必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
燃料噴射弁においては、エア燃料混合通路19同士は燃
料分岐部18を介して連通しており、噴射弁本体1の燃
料噴射口5cに対向する燃料分岐部18に燃料を衝突さ
せて各エア燃料混合通路19に燃料を分配するようにし
ているので、例えば燃料噴射口5cの中心軸線と燃料分
岐部18の中心軸線とが仲々一致せず、各エア燃料混合
通路19、19への燃料の流量の分配が等しくならない
という課題があった。
【0009】従って、燃料の流量分配比が不安定になっ
た場合には、それぞれのエア燃料混合通路19、19で
のエアと燃料との混合状態が均等にならないので、燃料
の微粒子化状態や噴霧指向性を均等にするために各エア
通路20、20の寸法やアシストエアの吹付方向を各エ
ア燃料混合通路19、19に適合させて設定する方法も
考えられるが、この方法では当然のごとく生産性が劣る
という問題があった。また、エア燃料混合通路19、1
9でのエアと燃料との混合状態が均等にならない状態を
そのまま放置すれば、エンジンの各気筒の燃焼室への噴
射状態に差が生じ、更には各気筒での燃焼にバラツキが
生じ、ドライバビリティ及び排気ガス対策上不都合であ
るという課題があった。
【0010】仮にエア燃料混合通路19、19への燃料
分配比をできるだけ均等にしようとすれば、アダプタを
アルミニウム合金のような金属材料で構成してこれに削
り加工を行ない、燃料分岐部18等の形状寸法を正確に
形成する必要があり、機械加工の手間がかかり、コスト
が高くなってしまうし、複雑な形状にするのが困難とも
なる。また、上記従来例の場合、燃料噴射口5cから噴
射された燃料がアダプタ2のエア燃料混合通路19、1
9に直接吹き付けられるため、アダプタ2に燃料の液滴
流が付着して所望の燃料量が速やかにインテークマニホ
ルドに供給されなくなったり、液滴流がアダプタ端部で
大きな液滴に成長してインテークマニホルド内に滴下し
て排気ガス悪化の原因となってしまうという問題もあっ
た。
【0011】この発明は上記の様な問題点を解消するた
めになされたもので、多方向噴射のエアアシスト燃料噴
射弁において燃料分岐部の形状寸法の正確さを厳しくし
なくても、各エア燃料混合通路に対して均等な流量の燃
料を安定して供給でき、またアダプタに液滴が付着する
ことに起因する排気ガス悪化を防止することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明では、基本的に
は燃料を噴射させる噴射口を有する燃料噴射弁本体と、
この燃料噴射弁本体の先端部に装着され前記噴射口から
の前記燃料を分配するための複数のエア燃料混合通路と
これら各エア燃料混合通路に通じておりエアを前記エア
燃料混合通路に導入するエア通路とを有するアダプタと
を備えた燃料噴射弁において、前記燃料噴射弁本体と前
記アダプタとの間に、前記エア燃料混合通路の入口部に
対面して形成され前記噴射口からの前記燃料を均圧化す
るとともに各前記エア燃料混合通路にそれぞれ分配する
ためのオリフィスホールを有する均圧化手段あるいは前
記噴射口からの前記燃料を各前記エア燃料混合通路に分
配するためのオリフィスホールを有するとともに前記噴
射口からの燃料が前記アダプタの内面に衝突するのを緩
和する遮蔽手段を設けたことを特徴とする燃料噴射弁に
よって上記課題を解決する。
【0013】
【作用】請求項1あるいは3の発明では、エア通路とエ
ア燃料混合通路を持ったアダプタを備えた燃料噴射弁に
おいて、エア燃料混合通路とアダプタの間にオリフィス
ホールが形成された均圧化手段を設けたので、この均圧
化手段によって燃料が均等に分流された状態でエア燃料
混合通路に供給される。請求項2あるいは4に係る発明
は、エア通路とエア燃料混合通路を持ったアダプタを備
えた燃料噴射弁において、エア燃料混合通路とアダプタ
の間にオリフィスホールが形成された遮蔽手段が設けら
れたので、燃料噴射弁本体から噴射された燃料がエア燃
料混合通路に直接衝突するのが抑制される。請求項5に
係る発明では一つのエア燃料混合通路に対して複数のオ
リフィスホールが対面しているので、所定の噴霧形状で
噴射される。
【0014】請求項6に係る発明ではオリフィスホール
をエア通路の開口部側に指向するようにしたので、オリ
フィスホールからの燃料がエア通路からのエアの前面に
対して衝突することになり燃料の微粒子化が促進され
る。請求項7に係る発明では、エア通路の軸線とエア燃
料混合通路の軸線との交点からエア燃料混合通路の出口
部までの長さをL、エア燃料混合通路の内径をD、エア
燃料混合通路の軸線とエア通路の軸線とが前記交点より
上流側同士で交差する角度をθした場合、θを70〜1
10゜に設定すると共にL/Dを3以上に設定すること
により、各エア燃料混合通路で微粒子化した燃料は指向
性のよい噴霧形状で外部に噴射される。請求項8に係る
燃料噴射弁では、一つのエア燃料混合通路に対して複数
個のエア通路を通じるようにしたので、燃料がエアに衝
突する機会が増え、燃料の微粒子化が促進される。
【0015】請求項9に係る発明では、アダプタを樹脂
性としたので、アダプタの加工が容易になる。請求項1
0に係る発明では、エア通路には、エア燃料混合通路の
均圧化手段または遮蔽手段の端面から離れた位置に開口
部が形成され、エア燃料混合通路のこの開口部より下流
が実質的なエア燃料混合通路とされているので、燃料が
アダプタ内面に付着することが抑制される。請求項11
に係る発明では、アダプタの、プレートとの当接面に凸
部を形成し、これと対向するプレート面には凹部あるい
は孔が形成され、前記アダプタの凸部と前記プレートの
凹部あるいは孔とが嵌合されるので、アダプタとプレー
トが回転方向において固定され、使用中に少々寸法変化
が生じてもこれらの部品の相対的な回転方向位置のズレ
が生じない。請求項12に係る発明では、アダプタを樹
脂性としたのでその加工が容易になる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1乃至図8に
ついて説明する。従来と同一または相当部分には同一符
号を付してこの発明の特徴を中心に説明する。 実施例1 実施例1に係る燃料噴射弁は、図1、図2に示すよう
に、燃料を噴射する噴射弁本体1及びこの噴射弁本体1
の先端に装着されたアダプタ2とを備えている。アダプ
タ2は噴射弁本体1の噴射口5cから噴射された燃料が
導入される二つのエア燃料混合通路19と各エア燃料混
合通路19にそれぞれ開口し且つエアを供給するエア通
路20を有しており、エア燃料混合通路19に噴射され
た燃料にエア通路20からのエアを衝突させて燃料を微
粒子化するようになっている。この燃料噴射弁は、図3
に示すように、気筒の燃焼室に連通する吸気通路と一体
的に形成されたホルダー21に装着されている。このホ
ルダー21にはエア導入ニップル22が装着されてい
る。アダプタ2の外周面とホルダー21の内周面との間
にはエア供給路23が形成されている。そして、このエ
ア供給路23内にエア導入ニップル22からのエアが導
入され、エア供給路23、各エア通路20を通じて各エ
ア燃料混合通路19にエアを供給するようになってい
る。
【0017】バルブシート本体5の先端面5bとアダプ
タ2との間には両者に密着した状態でプレート24が介
在している。均圧化手段であり、また遮蔽手段でもある
プレート24には、一つのエア燃料混合通路19に対し
て一つの円形状のオリフィスホール24aが対面して形
成されており、従ってオリフィスホール24aとエア燃
料混合通路19とは途中に燃料分岐部を介しない状態で
連続する。そして、エア燃料混合通路19中の、前記プ
レート端面から離れた位置に開口部28が形成され、こ
のエア燃料混合通路19のうちこの開口部28より下流
側が実質的なエア燃料混合通路19とされている。
【0018】全部で二つのオリフィスホール24aの全
開口合計面積は、図1、図2からも明らかなように、ニ
ードルバルブ6が上動して開口したときのシート部5d
の開口面積よりも小さく設定されている。そのため、燃
料噴射時には、プレート24の燃料上流側の空間では、
燃料が均圧とされる均圧室5eが形成され、各エア燃料
混合通路19に供給される燃料噴射量はそれぞれに対応
したオリフィスホール24aの面積により決定され、そ
れぞれ同径のオリフィスホール24aからは、同量の燃
料がそれぞれ均等にエア燃料混合通路19に供給され
る。また、オリフィスホール24aは、エア通路20の
開口部28側に指向して形成されている。
【0019】アダプタ2の下端とホルダー21の下端面
との間はOリング25が介在し、両者間の気密を保持し
ている。ここでアダプタ2は樹脂製とされており、形状
の加工が、金属製とした場合に比べて容易である。そし
て、均圧化手段であるプレート24のオリフィスホール
24aにて均等にされた燃料がエア燃料混合通路19を
流通することとなるため、アダプタ2に燃料分岐部を形
成する必要がないので、燃料を均等に分流するための精
密な加工は要求されず、よってアダプタ2を樹脂製にす
るのが可能になった。
【0020】次に、上記構成の燃料噴射弁の動作につい
て説明する。燃料噴射弁の電磁作動部系統が作動する
と、ニードルバルブ6が駆動して上昇し、バルブシート
本体5のシート部5dが開口し、燃料を噴射口5cから
噴射する。この際、均圧室5e内では燃料が充満して噴
射口5cに対向するプレート24には均等な圧力が作用
しているため、燃料は同径の円形形状のオリフィスホー
ル24aによって均等に分配されながら各エア燃料混合
通路19内に噴射される。つまり、各エア燃料混合通路
19内に噴射する燃料の流量はそのオリフィスホール2
4aの開口面積によって決定されるため、結果的には各
オリフィスホール24aによって燃料を正確に軽量しな
がら各エア燃料混合通路19に燃料を分流することにな
る。
【0021】ここで燃料はプレート24のオリフィスホ
ール24aで分流されることから均等に燃料が噴射でき
る。しかも、このように燃料は遮蔽手段でもあるプレー
ト24上の均圧室5eに一旦、保持され、この後でエア
燃料混合通路19へ噴射されるので、噴射燃料がエア燃
料混合通路19に衝突することが抑制され、従って噴射
燃料が液滴流になってエンジン気筒内に滴下するのが抑
制される。一方、エア導入ニップル22からアシストエ
アをエア供給部23内に導入し、このアシストエアを各
エア通路20を介して横方向から各エア燃料混合通路1
9内に供給し、このアシストエアをオリフィスホール2
4aから供給された燃料に衝突させて燃料をアシストエ
アによって微粒子化する。プレート24の燃料は、オリ
フィスホール24aで分配された量そのままの値で各燃
焼室に噴射される。
【0022】以上説明したように本実施例によれば、噴
射弁本体1から噴射された燃料は、各エア燃料混合通路
19に均等に分配、供給され、そこでアシストエアによ
って微粒子化され、安定した流量状態で燃料を燃焼室へ
供給することができる。しかも、噴射燃料がプレート2
4によってエア燃料混合通路19内面に直接当たりにく
いようにされる。従って、ドライバビリティに優れ、排
気ガス対策上も優れた状態で内燃機関を駆動することが
できる。また、オリフィスホール24aをエア通路20
の開口部に指向したことにより、オリフィスホール24
aからの燃料はエア燃料混合通路19からのエアと前面
衝突し、燃料の微粒子化が促進される。
【0023】この実施例の燃料噴射弁の場合、図4に示
すように、エア通路20の軸線とエア燃料混合通路19
の軸線とのエア燃料混合通路19内での交点からその出
口までの長さをL、エア燃料混合通路19の内径をD、
エア燃料混合通路19の軸線とエア通路20の軸線との
それぞれ上流側同士が交差する角度をθとした場合、θ
を70〜110゜に設定すると共にL/Dを3以上に設
定されている。このときには、L/Dが3以上に設定す
ることにより、図7に示すように燃料の噴霧角ωは20
°以下となり噴霧燃料を良好な指向性をもって外部に噴
射することができる。なお、図7はθを70〜110゜
に設定した場合において、L/Dと噴霧角ωとの関係を
示す図であり、多数の実験データの中心値をプロットし
たときの図である。
【0024】実施例2 本実施例の燃料噴射弁は図5に示すように、アダプタ2
の各エア燃料混合通路19の断面を長円形状に形成する
と共に、各エア燃料混合通路19に対応してプレート2
4のオリフィスホール24aをそれぞれ2個ずつ連通さ
せた以外は、実施例1と同様に構成されている。従っ
て、本実施例によれば、実施例1と同様の作用効果を得
ることができる他、エア燃料混合通路19から噴射され
る噴霧形状を円錐形状から別の噴霧形状に変更すること
ができることになる。特にアダプタ2を樹脂で構成した
場合には種々の噴霧形態やそれに応じた最適のエア燃料
混合通路等をかなりの範囲で任意に形成できる。なお、
この実施例の場合にも、θを70〜110゜に設定する
と共にL/Dを3以上に設定することにより、燃料の噴
霧各ωは20゜以下となり噴霧燃料を良好な指向性をも
って外部に噴射することができる。
【0025】実施例3 本実施例の燃料噴射弁は図6に示すように、エア通路2
0をエア燃料混合通路19に対して2箇所開口させた以
外は、実施例1と同様に構成されている。従って、本実
施例によれば、一つのエア燃料混合通路19に対して2
箇所からアシストエアが供給されるため、燃料はエア燃
料混合通路19内で2箇所でエアと前面衝突し、燃料の
微粒子化を更に促進することができ、燃料の燃焼効率を
更に高めることができる。
【0026】実施例4 なお、上記各実施例では、エア燃料混合通路19とオリ
フィスホール24aとの間には、エア燃料混合通路19
の数をn1とし、オリフィスホール24aの数をn2と
した場合に、n1=2で、n2=2のときについて説明
したが、例えばn1=2でn2=4など(n1/n2)
が1以下になる関係を有していればよい。一つのエア燃
料混合通路19の入口部に対して複数個のオリフィスホ
ール24aを対面すれば内燃機関側の要望する燃料の噴
射形状に容易に対処できる。
【0027】実施例5 図8に実施例5を示す。この実施例ではプレート24に
は孔26が形成されており、一方アダプタ2には凸部2
7が形成されており、両者が嵌合した状態でプレート2
4とアダプタ2が密着される。従って、エンジンに搭載
されて使用されている間も両者が熱履歴等の影響で寸法
変化したり更に振動によって相対的に回転方向の位置ズ
レを起こすことがない。尚、孔26と凸部27との嵌合
部のクリアランスは使用中の寸法変化を考慮した上で、
吸気弁に対する燃料噴霧方向の許容範囲内で設定すれば
よい。前記孔26や凸部27は、本実施例ではプレート
24やアダプタ2の成形時にほぼ同時に成形される。
【0028】以上述べた各実施例において、ホルダー2
1とエア導入ニップル22に相当する部品をインテーク
マニホールドあるいはエンジンヘッド自体で構成して、
インテークマニホールドあるいはエンジンヘッド内にア
シストエアの供給路を設けてもよい。また、エア燃料混
合通路19の断面は円形、長円形以外でもよく、また、
オリフィスホール24aの断面も円形に限定されないの
は勿論である。さらに、実施例3では、一つのエア燃料
混合通路19に対して2箇所からアシストエアが供給さ
れるようにしたが、一つのエア燃料混合通路に対して3
箇所以上からアシストエアを供給するようにしてもよ
い。さらにまた、上記実施例では、プレート24にオリ
フィスホール24aを形成したが、プレートをバルブシ
ート本体5と一体化し、このバルブシート本体にオリフ
ィスホールを形成してもよい。さらにアダプタを樹脂製
とすれば、均圧化手段、遮蔽手段のない単孔式の燃料噴
射弁をも容易に成形することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1また
は3によれば、エア通路とエア燃料混合通路とを有する
アダプタと燃料噴射弁本体との間に均圧化手段を設けた
ので、燃料が各エア燃料混合通路内に均等に分流され、
それぞれのエア燃料混合通路から均等に噴射され、これ
によって各気筒の燃焼室内での燃焼を安定化することが
でき、もってドライバビリティが向上し、排気ガス対策
上でも優れた効果を得ることができる。請求項2または
4によれば、エア通路とエア燃料混合通路とを有するア
ダプタと燃料噴射弁本体との間に遮蔽手段を設けたの
で、この遮蔽手段によって燃料噴射弁本体から噴射され
た燃料が直接エア燃料混合通路の内壁に当たるのが抑制
され、噴射燃料がエア燃料混合通路で液滴流になって気
筒内に滴下することが可及的に防止されるので、排ガス
悪化が防がれてドライバビリティの向上に寄与する。
【0030】請求項5に係る発明では、一つのエア燃料
混合通路の入口部に対応して複数個のオリフィスホール
が対面しているので、所定の噴霧形態が実現できる。請
求項6に係る発明では、オリフィスホールをエア通路の
開口部側に指向するようにしたので、オリフィスホール
から噴射された燃料はエア通路からのエアとエア燃料混
合通路内で前面衝突し、燃料の微粒子化が促進され、燃
料の燃焼効率が向上するという特有の効果がある。請求
項7に係る発明では、エア通路の軸線とエア燃料混合通
路の軸線との交点からエア燃料混合通路の出口部までの
長さをL、前記エア燃料混合通路の内径をD、前記エア
燃料混合通路の軸線と前記エア通路の軸線とが前記交点
より上流側同士で交差する角度をθとした場合、θを7
0〜110゜に設定すると共にL/Dを3以上に設定し
たので、エア燃料混合通路から噴射された燃料の噴霧角
が小さくなり、噴霧燃料の指向性が向上するという効果
が得られる。
【0031】請求項8に係る発明では、一つのエア通路
に対して複数個のエア通路を通じるようにしたので、オ
リフィスホールから噴射した燃料は複数個のエア通路を
通じて供給されるエアと複数箇所で衝突し、燃料の微粒
子化が促進され、燃料の燃焼効率が向上する。請求項9
に係る発明では、アダプタを樹脂製としたので、アダプ
タの成形が容易で、アダプタが安価になると共に複雑な
形状にも加工でき、またアダプタを樹脂製としても、噴
射燃料は均圧化手段または遮蔽手段によって分流される
のでアダプタ自体の加工に対しては厳しすぎる精度は要
求されないという簡便さが得られる。
【0032】請求項10に係る発明では、エア通路はエ
ア燃料混合通路のプレートの端面から所定長さ離れた位
置に開口部を有し、このエア通路の開口部付近から下流
が実質的なエア燃料混合通路とされ、これらエア通路お
よびエア燃料混合通路が1つの部品で構成されているの
で、燃料噴射流をアダプタにできるだけ衝突させずに分
配できる。請求項11に係る発明では、アダプタの、プ
レートとの当接面に凸部を形成し、これと対向するプレ
ート面には凹部あるいは孔が形成され、前記アダプタの
凸部と前記プレートの凹部あるいは孔とが嵌合されるの
で、アダプタとプレートに相対方向な回転方向の位置ズ
レが起こらず、多方向の燃料噴射の各々の所定の方向が
確実に維持されることになる。請求項12に係る発明で
は、アダプタを樹脂製にしたので、アダプタの成形が容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の燃料噴射弁の一実施例の全体を示
す断面図である。
【図2】 図1に示す燃料噴射弁の要部を拡大して示す
図で、同図(a)はその部分断面図、同図(b)は同図
(a)の底面図である。
【図3】 図1に示す燃料噴射弁を適用したエンジンの
要部を示す断面図である。
【図4】 図2の(a)に示すエア燃料混合通路とエア
通路との位置関係を示す説明図である。
【図5】 この発明の燃料噴射弁の実施例2の要部を拡
大して示す図で、同図(a)はその部分断面図、同図
(b)はその底面図である。
【図6】 この発明の燃料噴射弁の実施例3の要部を拡
大して示す部分断面図である。
【図7】 図1に示す燃料噴射弁における燃料の噴霧角
ωとL/Dとの相関関係を示す図である。
【図8】 この発明の実施例5に係る燃料噴射弁の要部
を拡大して示す図である。
【図9】 従来の燃料噴射弁の一例を示す断面図であ
る。
【図10】 図9に示す燃料噴射弁の下部を拡大して示
す断面図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射弁本体 2 アダプタ 5b 先端面 5c 噴射口 5e 均圧室 19 エア燃料混合通路 20 エア通路 24 プレート 24a オリフィスホール 26 孔 27 凸部 28 開口部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】次に、上記燃料噴射弁の動作について説明
する。燃料を燃料噴射部系統に供給すると、この燃料は
フィルタ14でろ過されて第1、第2、第3燃料通路1
5a、15b、15cを経由してバルブシート本体5の
シート部5dに達する。その後、燃料はシート部5dを
経て燃料噴射口5cを通って燃料分岐部18に衝突し、
この燃料分岐部18により微粒子化した状態で二方向へ
分流されてエア燃料混合通路19に達する。これらのエ
ア燃料混合通路19を通過する燃料はエア通路20か
供給されるアシストエアよって微粒子化が更に促進され
てインテークマニホルドへ噴射される。以上述べたよう
に、燃料噴射弁はアダプタのない状態では噴射口が単一
なので燃料噴射方向は1方向のみとなる。従って例えば
吸気2弁の各弁に向って燃料噴射する場合等には上記従
来例のように燃料噴射流を2方向に分割するためのアダ
プタが必要となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
燃料噴射弁においては、エア燃料混合通路19同士は燃
料分岐部18を介して連通しており、噴射弁本体1の燃
料噴射口5cに対向する燃料分岐部18に燃料を衝突さ
せて各エア燃料混合通路19に燃料を分配するようにし
ているので、例えば燃料噴射口5cの中心軸線と燃料分
岐部18の中心軸線とが仲々一致せず、各エア燃料混合
通路19への燃料の流量の分配が等しくならないという
課題があった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】従って、燃料の流量分配比が不安定になっ
た場合には、それぞれのエア燃料混合通路19でのエア
と燃料との混合状態が均等にならないので、燃料の微粒
子化状態や噴霧指向性を均等にするために各エア通路2
0の寸法やアシストエアの吹付方向を各エア燃料混合通
路19に適合させて設定する方法も考えられるが、この
方法では当然のごとく生産性が劣るという問題があっ
た。 また、エア燃料混合通路19でのエアと燃料との
混合状態が均等にならない状態をそのまま放置すれば、
エンジンの各気筒の燃焼室への噴射状態に差が生じ、更
には各気筒での燃焼にバラツキが生じ、ドライバビリテ
ィ及び排気ガス対策上不都合であるという課題があっ
た。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】仮にエア燃料混合通路19への燃料分配比
をできるだけ均等にしようとすれば、アダプタをアルミ
ニウム合金のような金属材料で構成してこれに削り加工
を行ない、燃料分岐部18等の形状寸法を正確に形成す
る必要があり、機械加工の手間がかかり、コストが高く
なってしまうし、複雑な形状にするのが困難ともなる。
また、上記従来例の場合、燃料噴射口5cから噴射され
た燃料がアダプタ2のエア燃料混合通路19に直接吹き
付けられるため、アダプタ2に燃料の液滴流が付着して
所望の燃料量が速やかにインテークマニホルドに供給さ
れなくなったり、液滴流がアダプタ端部で大きな液滴に
成長してインテークマニホルド内に滴下して排気ガス悪
化の原因となってしまうという問題もあった。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明では、基本的に
は燃料を噴射させる噴射口を有する燃料噴射弁本体と、
この燃料噴射弁本体の先端部に装着され前記噴射口から
の前記燃料を分配するための複数のエア燃料混合通路と
これら各エア燃料混合通路に通じておりエアを前記エア
燃料混合通路に導入するエア通路とを有するアダプタと
を備えた燃料噴射弁において、前記燃料噴射弁本体と前
記アダプタとの間に、前記エア燃料混合通路の入口部に
対面して形成され前記噴射口からの前記燃料を均圧化す
るとともに各前記エア燃料混合通路にそれぞれ分配する
ためのオリフィスホールを有する燃料分配手段あるいは
前記噴射口からの前記燃料を各前記エア燃料混合通路に
分配するためのオリフィスホールを有するとともに前記
噴射口からの燃料が前記アダプタの内面に衝突するのを
緩和する遮蔽手段を設けたことを特徴とする燃料噴射弁
によって上記課題を解決する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【作用】請求項1あるいは3の発明では、エア通路とエ
ア燃料混合通路を持ったアダプタを備えた燃料噴射弁に
おいて、エア燃料混合通路とアダプタの間にオリフィス
ホールが形成された燃料分配手段を設けたので、この
料分配手段によって燃料が均等に分流された状態でエア
燃料混合通路に供給される。請求項2あるいは4に係る
発明は、エア通路とエア燃料混合通路を持ったアダプタ
を備えた燃料噴射弁において、エア燃料混合通路とアダ
プタの間にオリフィスホールが形成された遮蔽手段が設
けられたので、燃料噴射弁本体から噴射された燃料がエ
ア燃料混合通路に直接衝突するのが抑制される。請求項
5に係る発明では一つのエア燃料混合通路に対して複数
のオリフィスホールが対面しているので、所定の噴霧形
状で噴射される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項6に係る発明ではオリフィスホール
をエア通路の開口部側に指向するようにしたので、オリ
フィスホールからの燃料がエア燃料混合通路の軸芯より
エア通路側を指向して噴射されたエアと衝突し、燃料の
微粒子化が促進される。請求項7に係る発明では、エア
通路の軸線とエア燃料混合通路の軸線との交点からエア
燃料混合通路の出口までの長さをL、エア燃料混合通路
の内径をD、エア燃料混合通路の軸線とエア通路の軸線
とが前記交点より上流側同士で交差する角度をθとした
場合、θを70〜110゜に設定すると共にL/Dを3
以上に設定することにより、各エア燃料混合通路で微粒
子化した燃料は指向性のよい噴霧形状で外部に噴射され
る。請求項8に係る燃料噴射弁では、一つのエア燃料混
合通路に対して複数個のエア通路を通じるようにしたの
で、燃料がエアに衝突する機会が増え、燃料の微粒子化
が促進される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項9に係る発明では、アダプタを樹脂
性としたので、アダプタの加工が容易になる。請求項1
0に係る発明では、エア通路には、エア燃料混合通路の
燃料分配手段または遮蔽手段の端面から離れた位置に開
口部が形成され、エア燃料混合通路のこの開口部より下
流が実質的なエア燃料混合通路とされているので、燃料
がアダプタ内面に付着することが抑制される。請求項1
1に係る発明では、アダプタの、プレートとの当接面に
凸部を形成し、これと対向するプレート面には凹部ある
いは孔が形成され、前記アダプタの凸部と前記プレート
の凹部あるいは孔とが嵌合されるので、アダプタとプレ
ートが回転方向において固定され、使用中に少々寸法変
化が生じてもこれらの部品の相対的な回転方向位置のズ
レが生じない。請求項12に係る発明では、アダプタを
樹脂性としたのでその加工が容易になる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】バルブシート本体5の先端面5bとアダプ
タ2との間には両者に密着した状態でプレート24が介
在している。燃料分配手段であり、また遮蔽手段でもあ
るプレート24には、一つのエア燃料混合通路19に対
して一つの円形状のオリフィスホール24aが対面して
形成されており、従ってオリフィスホール24aとエア
燃料混合通路19とは途中に燃料分岐部を介しない状態
で連続する。そして、エア燃料混合通路19中の、前記
プレート端面から離れた位置に開口部28が形成され、
このエア燃料混合通路19のうちこの開口部28より下
流側が実質的なエア燃料混合通路19とされている。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1また
は3によれば、エア通路とエア燃料混合通路とを有する
アダプタと燃料噴射弁本体との間に燃料分配手段を設け
たので、燃料が各エア燃料混合通路内に均等に分流さ
れ、それぞれのエア燃料混合通路から均等に噴射され、
これによって各気筒の燃焼室内での燃焼を安定化するこ
とができ、もってドライバビリティが向上し、排気ガス
対策上でも優れた効果を得ることができる。請求項2ま
たは4によれば、エア通路とエア燃料混合通路とを有す
るアダプタと燃料噴射弁本体との間に遮蔽手段を設けた
ので、この遮蔽手段によって燃料噴射弁本体から噴射さ
れた燃料が直接エア燃料混合通路の内壁に当たるのが抑
制され、噴射燃料がエア燃料混合通路で液滴流になって
気筒内に滴下することが可及的に防止されるので、排ガ
ス悪化が防がれてドライバビリティの向上に寄与する。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明では、基本的に
は燃料を噴射させる噴射口を有する燃料噴射弁本体と、
この燃料噴射弁本体の先端部に装着され前記噴射口から
の前記燃料とエアを混合するための複数のエア燃料混合
通路とこれら各エア燃料混合通路に通じておりエアを前
記エア燃料混合通路に導入するエア通路とを有するアダ
プタとを備えた燃料噴射弁において、前記燃料噴射弁本
体と前記アダプタとの間に、前記エア燃料混合通路の入
口部に対面して形成され前記噴射口からの前記燃料を各
前記エア燃料混合通路にそれぞれ分配するためのオリフ
ィスホールを有する燃料分配手段あるいは前記噴射口か
らの前記燃料を各前記エア燃料混合通路に分配するため
のオリフィスホールを有するとともに前記噴射口からの
燃料が前記アダプタの内面に衝突するのを緩和する遮蔽
手段を設けたことを特徴とする燃料噴射弁によって上記
課題を解決する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】求項に係る発明では、エア通路には、
エア燃料混合通路の燃料分配手段または遮蔽手段の端面
から離れた位置に開口部が形成され、エア燃料混合通路
のこの開口部より下流が実質的なエア燃料混合通路とさ
れているので、燃料がアダプタ内面に付着することが抑
制される。請求項1に係る発明では、アダプタの、プ
レートとの当接面に凸部を形成し、これと対向するプレ
ート面には凹部あるいは孔が形成され、前記アダプタの
凸部と前記プレートの凹部あるいは孔とが嵌合されるの
で、アダプタとプレートが回転方向において固定され、
使用中に少々寸法変化が生じてもこれらの部品の相対的
な回転方向位置のズレが生じない。請求項1に係る発
明では、アダプタを樹脂性としたのでその加工が容易に
なる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】全部で二つのオリフィスホール24aの全
開口合計面積は、図1、図2からも明らかなように、ニ
ードルバルブ6が上動して開口したときのシート部5d
の開口面積よりも小さく設定されている。そのため、燃
料噴射時には、プレート24の燃料上流側の空間では、
燃料が噴口室5eに満たされるので、各エア燃料混合通
路19に供給される燃料噴射量はそれぞれに対応したオ
リフィスホール24aの面積により決定され、それぞれ
同径のオリフィスホール24aからは、同量の燃料がそ
れぞれ均等にエア燃料混合通路19に供給される。ま
た、オリフィスホール24aは、エア通路20の開口部
28側に指向して形成されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】次に、上記構成の燃料噴射弁の動作につい
て説明する。燃料噴射弁の電磁作動部系統が作動する
と、ニードルバルブ6が駆動して上昇し、バルブシート
本体5のシート部5dが開口し、燃料を噴射口5cから
噴射する。この際、噴口室5e内では燃料が充満して噴
射口5cに対向するプレート24には均等な圧力が作用
しているため、燃料は同径の円形形状のオリフィスホー
ル24aによって均等に分配されながら各エア燃料混合
通路19内に噴射される。つまり、各エア燃料混合通路
19内に噴射する燃料の流量はそのオリフィスホール2
4aの開口面積によって決定されるため、結果的には各
オリフィスホール24aによって燃料を正確に量しな
がら各エア燃料混合通路19に燃料を分流することにな
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】ここで燃料はプレート24のオリフィスホ
ール24aで分流されることから均等に燃料が噴射でき
る。しかも、このように燃料は遮蔽手段でもあるプレー
ト24のオリフィスホール24aにより定まった任意の
方向へ噴射されるので、噴射燃料がエア燃料混合通路1
9に衝突することが抑制され、従って噴射燃料が液滴流
になってエンジン気筒内に滴下するのが抑制される。一
方、エア導入ニップル22からアシストエアをエア供給
部23内に導入し、このアシストエアを各エア通路20
を介して横方向から各エア燃料混合通路19内に供給
し、このアシストエアをオリフィスホール24aから供
給された燃料に衝突させて燃料をアシストエアによって
微粒子化する。プレート24の燃料は、オリフィスホー
ル24aで分配された量そのままの値で各燃焼室に噴射
される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】以上述べた各実施例において、ホルダー2
1とエア導入ニップル22に相当する部品をインテーク
マニホールドあるいはエンジンヘッド自体で構成して、
インテークマニホールドあるいはエンジンヘッド内にア
シストエアの供給路を設けてもよい。また、エア燃料混
合通路19の断面は円形、長円形以外でもよく、また、
オリフィスホール24aの断面も円形に限定されないの
は勿論である。さらに、実施例3では、一つのエア燃料
混合通路19に対して2箇所からアシストエアが供給さ
れるようにしたが、一つのエア燃料混合通路に対して3
箇所以上からアシストエアを供給するようにしてもよ
い。さらにまた、上記実施例では、プレート24にオリ
フィスホール24aを形成したが、プレートをバルブシ
ート本体5と一体化し、このバルブシート本体にオリフ
ィスホールを形成してもよい。さらにアダプタを樹脂製
とすれば、燃料分配手段、遮蔽手段のない単孔式の燃料
噴射弁をも容易に成形することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1また
は3によれば、エア通路とエア燃料混合通路とを有する
アダプタと燃料噴射弁本体との間に燃料分配手段を設け
たので、燃料が各エア燃料混合通路内に均等又は任意
分流され、それぞれのエア燃料混合通路から均等又は任
に噴射され、これによって各気筒の燃焼室内での燃焼
を安定化することができ、もってドライバビリティが向
上し、排気ガス対策上でも優れた効果を得ることができ
る。請求項2または4によれば、エア通路とエア燃料混
合通路とを有するアダプタと燃料噴射弁本体との間に遮
蔽手段を設けたので、この遮蔽手段によって燃料噴射弁
本体から噴射された燃料が直接エア燃料混合通路の内壁
に当たるのが抑制され、噴射燃料がエア燃料混合通路で
液滴流になって気筒内に滴下することが可及的に防止さ
れるので、排ガス悪化が防がれてドライバビリティの向
上に寄与する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】請求項8に係る発明では、一つのエア通路
に対して複数個のエア通路を通じるようにしたので、オ
リフィスホールから噴射した燃料は複数個のエア通路を
通じて供給されるエアと複数箇所で衝突し、燃料の微粒
子化が促進され、燃料の燃焼効率が向上する
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】請求項に係る発明では、エア通路はエア
燃料混合通路のプレートの端面から所定長さ離れた位置
に開口部を有し、このエア通路の開口部付近から下流が
実質的なエア燃料混合通路とされ、これらエア通路およ
びエア燃料混合通路が1つの部品で構成されているの
で、燃料噴射流をアダプタにできるだけ衝突させずに分
配できる。請求項1に係る発明では、アダプタの、プ
レートとの当接面に凸部を形成し、これと対向するプレ
ート面には凹部あるいは孔が形成され、前記アダプタの
凸部と前記プレートの凹部あるいは孔とが嵌合されるの
で、アダプタとプレートに相対方向な回転方向の位置ズ
レが起こらず、多方向の燃料噴射の各々の所定の方向が
確実に維持されることになる。請求項1に係る発明で
は、アダプタを樹脂製にしたので、アダプタの成形が容
易となる。特にアダプタが安価になると共に複雑な形状
にも加工でき、またアダプタを樹脂製としても、噴射燃
料は均圧化手段または遮蔽手段によって分流されるので
アダプタ自体の加工に対しては厳しすぎる精度は要求さ
れないという簡便さが得られる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 燃料噴射弁本体 2 アダプタ 5b 先端面 5c 噴射口 5e 噴口室 19 エア燃料混合通路 20 エア通路 24 プレート 24a オリフィスホール 26 孔 27 凸部 28 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 69/00 69/04 G (72)発明者 松本 修 姫路市千代田町840番地 三菱電機株式会 社姫路製作所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を噴射させる噴射口を有する燃料噴
    射弁本体と、この燃料噴射弁本体の先端部に装着され前
    記噴射口からの前記燃料を分配するための複数のエア燃
    料混合通路とこれら各エア燃料混合通路に通じておりエ
    アを前記エア燃料混合通路に導入するエア通路とを有す
    るアダプタとを備えた燃料噴射弁において、前記燃料噴
    射弁本体と前記アダプタとの間に、前記エア燃料混合通
    路の入口部に対面して形成され前記噴射口からの前記燃
    料を均圧化するとともに各前記エア燃料混合通路にそれ
    ぞれ分配するためのオリフィスホールを有する均圧化手
    段を設けたことを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 燃料を噴射させる噴射口を有する燃料噴
    射弁本体と、この燃料噴射弁本体の先端部に装着され前
    記噴射口からの前記燃料を分配するための複数のエア燃
    料混合通路とこれら各エア燃料混合通路に通じておりエ
    アを前記エア燃料混合通路に導入するエア通路とを有す
    るアダプタとを備えた燃料噴射弁において、前記燃料噴
    射弁本体と前記アダプタとの間に、前記エア燃料混合通
    路の入口部に対面して形成され前記噴射口からの前記燃
    料を各前記エア燃料混合通路に分配するためのオリフィ
    スホールを有するとともに前記噴射口からの燃料が前記
    アダプタの内面に衝突するのを緩和する遮蔽手段を設け
    たことを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】 均圧化手段は、オリフィスホールを有す
    るプレートであり、このプレートの燃料下流側では前記
    オリフィスホールに対応して各エア燃料混合通路をそれ
    ぞれ別個独立して構成した請求項1に記載の燃料噴射
    弁。
  4. 【請求項4】 遮蔽手段は、オリフィスホールを有する
    プレートであり、このプレートの燃料下流側では前記オ
    リフィスホールに対応して各エア燃料混合通路をそれぞ
    れ別個独立して構成した請求項2に記載の燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】 一つのエア燃料混合通路の入口部に対し
    て複数個のオリフィスホールが対面している請求項1ま
    たは2に記載の燃料噴射弁。
  6. 【請求項6】 オリフィスホールをエア通路の開口部側
    に指向するようにした請求項1または2に記載の燃料噴
    射弁。
  7. 【請求項7】 エア通路の軸線とエア燃料混合通路の軸
    線との交点からエア燃料混合通路の出口部までの長さを
    L、前記エア燃料混合通路の内径をD、前記エア燃料混
    合通路の軸線と前記エア通路の軸線とが前記交点より上
    流側同士で交差する角度をθとした場合、θを70〜1
    10゜に設定すると共にL/Dを3以上に設定した請求
    項1または2に記載の燃料噴射弁。
  8. 【請求項8】 一つのエア燃料混合通路に対して複数個
    のエア通路を通じるようにした請求項1または2に記載
    の燃料噴射弁。
  9. 【請求項9】 アダプタを樹脂製とした請求項1または
    2に記載の燃料噴射弁。
  10. 【請求項10】 エア通路はエア燃料混合通路のプレー
    トの端面から所定長さ離れた位置に開口部を有し、この
    エア通路の開口部付近から下流が実質的なエア燃料混合
    通路とされ、これらエア通路およびエア燃料混合通路が
    1つの部品で構成されている請求項4に記載の燃料噴射
    弁。
  11. 【請求項11】 アダプタの、プレートとの当接面に凸
    部を形成し、これと対向するプレート面には凹部あるい
    は孔が形成され、前記アダプタの凸部と前記プレートの
    凹部あるいは孔とが嵌合される請求項3または4に記載
    の燃料噴射弁。
  12. 【請求項12】 燃料を噴射させる噴射口を有する燃料
    噴射弁本体と、この燃料噴射弁本体の先端部に装着され
    前記噴射口からの前記燃料を流通させるためのエア燃料
    混合通路とこれら各エア燃料混合通路に通じておりエア
    を前記エア燃料混合通路に導入するエア通路とを有する
    アダプタとを備えた燃料噴射弁において、アダプタを樹
    脂製としたことを特徴とする燃料噴射弁。
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