JPH07101458A - 蓋の開放機構、一体成形ケースの蓋の開放機構、ワンプッシュ開放式ケース、一体成形ケースの製造方法及びワンプッシュ開放式ケースの製造方法 - Google Patents

蓋の開放機構、一体成形ケースの蓋の開放機構、ワンプッシュ開放式ケース、一体成形ケースの製造方法及びワンプッシュ開放式ケースの製造方法

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JPH07101458A
JPH07101458A JP5267801A JP26780193A JPH07101458A JP H07101458 A JPH07101458 A JP H07101458A JP 5267801 A JP5267801 A JP 5267801A JP 26780193 A JP26780193 A JP 26780193A JP H07101458 A JPH07101458 A JP H07101458A
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pressing operation
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Hiroshi Yoshihara
宏 吉原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種ケース等の蓋を、片手で所望の角度に開
くことができるようにすること。 【構成】 本体部11と蓋部12がヒンジ部13で開閉
するように合成樹脂で一体成形したケースにおいて、ヒ
ンジ部13の任意部分に指で押圧可能な間隔を設けて2
本の切れ込み長孔18を蓋の開閉方向に形成して押圧操
作部5とし、前記切れ込み長孔18はヒンジ部13のヒ
ンジ溝4を横切るようにするとともに、その端部6の一
方は少なくとも本体部11又は蓋部12に達するように
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、蓋付きの各種ケース
の蓋体を、片手で所望の角度に開けることができるよう
にしたものである。
【0002】また、ヒンジの反対側に係合フックを有す
る蓋付きの各種ケースの蓋体を、片手でフックの係合を
解くとともに所望の角度に開けることができるようにし
たものである。
【0003】さらにこの発明は、眼鏡用ケース,化粧用
コンパクト等の他、フロッピーディスクケースやカセッ
トテープケース等を合成樹脂で一体成形するとともに、
片手で蓋部を所望の角度に開けることができるようにし
たものである。
【0004】
【従来の技術】従来から、ポリエチレン等の合成樹脂材
料により本体と蓋体を一体成形した機器類やケース類は
各種存在する。また、蓋体の閉止用に蓋体と本体に係合
可能な雌雄のフックを設けるものも存在する。
【0005】そして、この種の機器類やケース類を片手
に持って開けようとするには、容器の本体側のフック部
を親指等で外側から歪めるように強く押し、蓋側のフッ
クを外す方法が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の従来
のものでは指に強い力がないと開放できず、しかもこれ
らの開閉機構は、眼鏡ケースや筆記具ケースあるいは玩
具類、食品用容器類等に多く採用されており、消費者側
としての年配層や女性層、若年層、幼児層等にとっては
不合理なものといえる。
【0007】その上本体側のフック部を強く押すことに
より蓋側のフックとの係合は解かれるかもしれないが、
蓋を大きく開けるには、結局は両手で開けるか、ヒンジ
部等にバネ機構等を設け開ければならなかった(例えば
実開昭55−151210号公報、実公平4−3012
0号公報参照。)。
【0008】また、化粧品用コンパクトケース等には、
ケースを片手に持って指で軽く押して開閉するものもあ
るが(例えば実開昭61−113243号公用、実公平
4−3974号公報、実公平4−40566号公報参
照。)、この種のケースの開閉機構には、フック及びフ
ック開放用部品やヒンジ部のピン部品やバネ部品等とと
もに、そのための金型や加工設備や加工技術、加工工程
等が必要であり、必然的に製造コストも高いものとな
り、用途として高級品を対象とする等利用分野が限定さ
れていた。
【0009】さらに、デザイン面でも、フック部やフッ
ク開放機構部やヒンジ部には、そのためのスペースや、
凹凸、蓋体回動用の回動軸(ピン)やピン穴等が必要と
され、すっきりとフラットで、シャープなデザインや極
端に薄型ケース等はなかなか望めなかった。
【0010】また、入浴剤、洗髪剤等の容器のキャップ
に、本発明に類似した切れ込み長孔を用いたものもある
(例えば実開平2−45266号公報参照)。しかし、
これらは本発明とはその機能、構造、目的、操作方法、
効果は全く別のものである。切れ込み長孔によりヒンジ
と独立させた部分は、蓋開放時にバネ材として蓋開放動
作を補助するものであり、この部分は蓋開放時にキャッ
プの外側に突き出るようになる。すなわち、押圧操作部
を内側に押し込むようにする本発明とは全く異なること
がわかる。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、ケースを閉じ
た状態から蓋体を片手で開くためには、蓋体と本体との
係合を片手で解けるとともに、蓋体を片手で所望角度開
けるようにすることが必要である。
【0012】また、このような機能を有するケースを簡
単に製造するためには、合成樹脂によりこのような係止
構造と開放機構を有するケースを一体成形することが望
ましい。
【0013】そこで、この発明にかかる蓋の開放機構
は、本体と蓋体がヒンジで開閉可能に連結してある構造
において、ヒンジとは別に本体と蓋体にその端部が連結
してあり指で押圧可能な押圧操作部を設け、押圧操作部
は変形可能な断面くの字形や曲面形状とし、蓋体の閉止
時に押圧操作部の両端の距離が最小となるようにし、押
圧操作部を指で押すことにより両端の距離が大きくなり
蓋体が開かれるようにした(請求項1)ものである。
【0014】あるいは本体と蓋体がヒンジで開閉するよ
うにしたケースにおいて、ヒンジの任意部分に指で押圧
可能な間隔を設けて2本の切れ込み長孔を蓋の開閉方向
に形成して押圧操作部とし、前記切り込み溝はヒンジの
ヒンジ溝を横切るようにするとともに、その端部の一方
は少なくとも本体又は蓋体に達するように形成した(請
求項10)ものである。
【0015】またこの発明にかかる一体成形ケースの蓋
の開放機構(請求項15)は、本体部と蓋部がヒンジ部
で開閉するように合成樹脂で一体成形したケースにおい
て、ヒンジ部の任意部分に指で押圧可能な間隔を設けて
2本の切れ込み長孔を蓋の開閉方向に形成して押圧操作
部とし、前記切り込み溝はヒンジ部のヒンジ溝を横切る
ようにするとともに、その端部の一方は少なくとも本体
部又は蓋部に達するように形成したものである。
【0016】一方この発明にかかる一体成形ケースの製
造方法は、本体部と蓋部がヒンジ部で開閉するように合
成樹脂で一体成形するケースの製造方法において、本体
部と蓋部がヒンジ溝を有するヒンジ部で連結されるよう
に一体成形した後、ヒンジ部の任意部分に2本の切れ込
み長孔を蓋の開閉方向にヒンジ部のヒンジ溝を横切り、
その端部の一方は少なくとも本体部又は蓋部に達するよ
うに間隔を設けて穿設したもの(請求項25)である。
【0017】あるいは本体部と蓋部がヒンジ部で開閉す
るように合成樹脂で一体成形するケースの製造方法にお
いて、本体部と蓋部がヒンジ溝を有するヒンジ部で連結
されるように一体成形するに際し、ヒンジ部の任意部分
に2本の切れ込み長孔を蓋の開閉方向にヒンジ部のヒン
ジ溝を横切り、その端部の一方は少なくとも本体部又は
蓋部に達するように間隔を設けて形成しもの(請求項2
6)である。
【0018】さらにこの発明にかかるワンプッシュ開放
式ケースは、本体と蓋体がヒンジで開閉可能に連結して
あり、ヒンジと反対側の本体と蓋体に設けた雌雄のフッ
ク又は本体と蓋体の側面に設けた係合部が係合すること
により閉止状態が保持されるようにしたようにしたケー
スにおいて、ヒンジとは別に本体と蓋体にその端部が連
結してあり指で押圧可能な押圧操作部を設け、押圧操作
部は変形可能な断面くの字形や曲面形状とし、蓋体の閉
止時に押圧操作部の両端の距離が最小となるようにし、
本体のフック部分側を押し込むことにより本体部と蓋部
の雌雄のフックの係合が解かれるように本体部と蓋部に
雌雄のフックを形成(請求項27)し、又は本体と蓋体
が水平方向に若干ずれることにより本体と蓋体の係合が
解かれるように本体と蓋体の係合部を形成(請求項3
1)し、押圧操作部を指で押すことにより蓋体が開かれ
るようにしたものである。
【0019】あるいは本体部と蓋部がヒンジ部で開閉す
るとともに、ヒンジ部と反対側の本体部と蓋部に形成し
た雌雄のフック又は本体部と蓋部の側面に形成した係合
部が係合することにより閉止状態が保持されるようにし
たように合成樹脂で一体成形したケースにおいて、ヒン
ジ部の任意部分に指で押圧可能な間隔を設けて2本の切
れ込み長孔を蓋の開閉方向に形成して押圧操作部とし、
前記切り込み溝はヒンジ部のヒンジ溝を横切るように
し、その端部の一方は少なくとも本体部又は蓋部に達す
るように形成するとともに、本体部のフック部分側を押
し込むことにより本体部と蓋部の雌雄のフックの係合が
解かれるように本体部と蓋部に雌雄のフックを形成(請
求項32)し、又は蓋部を水平方向に若干押すことによ
り本体部と蓋部の係合が解かれるように本体部と蓋部に
係合部を形成(請求項33)したものである。
【0020】またこの発明にかかるワンプッシュ開放式
ケースの製造方法(請求項34)は、本体と蓋体がヒン
ジで本体部と蓋部をヒンジ部で連結した状態で展開状態
で成形するときに、ヒンジ部に2本の切れ込み長孔を形
成して押圧操作部を形成するとともに、本体部のフック
操作部となる部分を外周部の立ち上がり部分から切り離
し、本体部の底面部とはフック操作溝をもって連続する
ようにし、フック操作部の両端には外周部の側壁端部よ
りも出っ張っているストッパーリブを形成したものであ
る。
【0021】
【作用】ケースを手に持ち、押圧操作部を押し込むよう
にする。すると、本体と蓋体はヒンジにおいて回動可能
に結合されており、押圧操作部を押し込むことにより押
圧操作部の端部は相互の距離が遠くなろうとする。した
がって、押圧操作部の端部の移動につれて蓋体も本体か
ら強制的に開くようになる。
【0022】また、ケースをフック側とヒンジ側を挟む
ように手に持ち、本体側のフック部を押すと同時に押圧
操作部を押すと、蓋体と本体との係合が解かれると同時
に蓋が押圧操作部により開かれるようになる。
【0023】あるいは、ヒンジ部等が柔軟なケースの場
合には、ケースをフック側とヒンジ側を挟むようにして
手に持ち押圧操作部を押すようにすると、蓋体も同時に
押された方向に移動し、フック部の係合が自動的に解か
れる。そしてさらに押圧操作部を押し続けると、蓋体は
押圧操作部により広角度に開くようになる。
【0024】また、本体と蓋体の側面に係合部を設けた
場合には、ヒンジ側と反対側を挟むようにして手に持ち
押圧操作部を押すようにすると、蓋体も同時に押された
方向に若干水平移動し、係合部の係合が自動的に解かれ
る。そしてさらに押圧操作部を押し続けると、蓋体は押
圧操作部により広角度に開くようになる。
【0025】
【実施例】次に、この発明に係る蓋の開放機構、一体成
形ケースの蓋の開放機構、ワンプッシュ開放式ケース、
一体成形ケースの製造方法及びワンプッシュ開放式ケー
スの製造方法の実施例を図面に基づいて述べる。
【0026】<実施例1>まず、蓋の開放機構を図1乃
至図8に示す眼鏡ケースに基づいて説明する。1は眼鏡
ケースの本体であり、2は蓋体であり、ヒンジ3により
開閉可能に連結されている。4はヒンジ3の内側となる
側に設けたヒンジ溝であり、図示した例では2本のヒン
ジ溝4によりヒンジ3は回動するようになっている。
【0027】5はヒンジ3の中央部分にヒンジ3とは分
離して設けた押圧操作部であり、その端部6はそれぞれ
本体1及び蓋体2に連結してある。押圧操作部5は指で
押せる位の幅とし、断面はヒンジ3と同様な曲面形状と
してある。そして、押圧操作部5の内側にはヒンジ溝4
と同様の折曲溝7が形成してある。なお、端部6にも折
曲溝7を形成してある。
【0028】そして、押圧操作部5の端部6は蓋体2を
閉じている時に、その両端の距離が最小となる様になっ
ている。なお、押圧操作部5は必ずしもヒンジ3と同様
な形状とせず、例えばくの字形等にしてもよい。また、
折曲溝7も必ずしもヒンジ溝4と同位置に設けなくても
よく、その本数は1本でもよいが、複数本としてもよ
い。なお、押圧操作を容易にするためには、押圧操作部
5の角度はケース内側から見て90度より広角度(鈍
角)であることが望ましい。
【0029】8は本体1に形成した雄フックであり、9
は蓋体2に形成した雌フックであり、雄フック8と雌フ
ック9は蓋体2閉止時に係合するようになっている。
【0030】なお、本体1、蓋体2、ヒンジ3、押圧操
作部5、雄フック8、雌フック9等は合成樹脂により一
体成形とすることもできるが、必ずしも一体成形する必
要はなく、材料や製造工程に合わして、必要な部品を溶
着、融着、嵌め殺し、ビス止め、貼り加工等により行っ
てもよい。また、少なくとも押圧操作部5は変形可能な
材料により形成しておく。例えば、PP素材、ナイロン
素材等弾軟性樹脂や同種素材の板材及び長繊維紙類等、
折曲耐用性・弾力性の高い素材類が有効である。
【0031】次に、本実施例の蓋体2の開放動作につい
て説明する。まず、蓋体2が本体1と閉じている場合
(図6及び図7に示す状態)では、押圧操作部5はヒン
ジ3と同一形状となっている。
【0032】この状態の時、押圧操作部5をケースの内
側方向に押すと、押圧操作部5には折曲溝7が形成して
あるので、押圧操作部5はこの部分で折り曲がるように
して変形する。すると、この変形により押圧操作部5の
本体1側の端部6と蓋体2側の端部6の距離は広がるよ
うになる。そして、蓋体2側の端部6が図において上方
に移動するようになる。
【0033】蓋体2側の端部6が図面上上方に移動する
と、蓋体2自体もヒンジ3において回動し、蓋体2も図
8に示すように開かれることになる。なお、押圧操作部
5の押し込み量を調整することにより、蓋体2の開放角
度を調整することができることになる。
【0034】なお、折曲溝7を蓋体2上部と本体1底部
及びヒンジ3部部に二本の合計四本設けた場合には、一
旦90度開いた後、さらに深く押圧操作部5を内側に押
すようにすると、90度以上160度位まで片手に挟み
持ったまま大きく広げることができる。
【0035】<実施例2>次に、ワンプッシュ開放式ケ
ースを図9乃至図17に示す二個入りカセットテープケ
ースに基づいて説明する。なお、収納物としてカセット
テープの他、任意の仕様,サイズにし、CD,DCC,
MD等のカセットにも使用できるものである。
【0036】10は薄型ケース11,12の二個をヒン
ジ部13で回動可能に連結するように合成樹脂で一体成
形した二個用カセットテープケース本体である。14は
薄型ケース11,12の収納部であり、収納部14は外
周部15と底面部16により形成されている。収納部1
4はカセットテープとほぼ同一形状になっており、外周
部15はカセットテープの高さ(厚さ)とほぼ同一の高
さとなっている。17はカセットテープの側面の突起部
を係止するように外周部15に配設したカセットテープ
係止用の係止部である。なお、以後説明上薄型ケース1
1を本体部11と、薄型ケース12を蓋部12とする。
【0037】ヒンジ部13には、本体部11との連結部
と蓋部12との連結部にそれぞれヒンジ溝4がケース内
側に形成してある。そして、ヒンジ部13のヒンジ溝4
で本体部11と蓋部12をそれぞれ90度折り曲げるよ
うに回動すると、本体部11と蓋部12のそれぞれの底
面部16,外周部15及びヒンジ部13により囲繞され
て箱型形状となる。
【0038】5はヒンジ部13の中央部分に指で押圧可
能な間隔を設けて2本の切れ込み長孔18を蓋部12の
開閉方向に形成し、前記切り込み溝18はヒンジ部13
のヒンジ溝4を横切るようにし、その端部6の一方は蓋
部12に達するように形成した押圧操作部である。他方
の端部6は本体部11側のヒンジ溝4に達するまでとし
てある。そして、ヒンジ部3を切れ込み長孔18で分離
することにより押圧操作部5としたので、押圧操作部に
はヒンジ溝4と同じ位置に同様な折曲溝7が形成される
ことになる。
【0039】なお、切れ込み長孔18はケース成形後に
後加工により切れ込みを入れてもよく、あるいはケース
成形時に切れ込み長孔18も一体的に形成されるように
してもよい。また、折曲溝7は必ずしもヒンジ溝4と同
位置にある必要はなく、その本数も適当数設ければよ
い。
【0040】8は本体部11に形成した雄フックであ
り、9は蓋部12に形成した雌フックであり、雄フック
8と雌フック9は蓋部22閉止時に係合するようになっ
ている。これら雄フック8と雌フック9も一体成形とす
る。また、図示したように雄フック8と雌フックの双方
をケースの内側に向くように形成しておくと、ケースの
外側にはフックの出っ張りがなく外形をすっきり美しく
できる。
【0041】次に、本実施例のワンプッシュ開放動作に
ついて説明する。まず、蓋部12が本体部11と閉じて
いる場合(図14及び図16に示す状態)には、本体部
11の雄フック8と蓋部12の雌フックが係合してお
り、そして押圧操作部5はヒンジ3と同一形状となって
いる。
【0042】この状態の時、本体部11の下から親指で
本体部11の雄フック8側を、押圧操作部5を人差し指
及び中指で挟むように持つ。そして、両方からケースの
内側方向に押すと、雄フック8が内側に押されることに
より蓋部12の雌フック9の係合が解かれ蓋部12が自
由な状態となる。ここでさらに押圧操作部5を押し込む
と、押圧操作部5には折曲溝7が形成してあるので、押
圧操作部5はこの部分で折り曲がるようにしてケース内
側に変形する。すると、この変形により押圧操作部5の
本体部11側の端部6と蓋部12側の端部6の距離は広
がるようになる。そして、蓋部12側の端部6が図面上
上方に移動するようになる。なお、実際にはこれらの動
作は一動作(ワンプッシュ)で行われる。
【0043】蓋部12側の端部6が図面上上方に移動す
ると、蓋部12自体もヒンジ部13において回動し、蓋
部12も図17に示すように開かれることになる。な
お、押圧操作部5の押し込み量を調整することにより、
蓋部12の開放角度を調整することができることにな
る。
【0044】また、ケースを柔軟な合成樹脂で成形して
ある場合には、本体部11の雄フック8を意識して押し
込まなくても、押圧操作部5を押し込むことにより蓋部
12が図14において左方向に若干移動することにより
蓋部12の雌フック9の本体部11の雄フック8との係
合が自動的に解かれる。したがって、この場合には押圧
操作部5を押し込むことにより蓋部12を開くことがで
きる。いずれにしても、ケースを挟むように手に持ち、
押圧操作部5等を押し込むことによりワンプッシュ動作
によりケースの蓋を開放することができる。
【0045】なお、上記実施例は合成樹脂により一体成
形する場合について説明したが、必ずしも合成樹脂によ
り一体成形しなくても本発明の実施は可能であり、材料
や製造工程に合わして、必要な部品を溶着、融着、嵌め
殺し、ビス止め、貼り加工等により行ってもよい。
【0046】<実施例3>次に、上記実施例2のワンプ
ッシュ開放式ケースの変形例をを図18乃至図22に示
す。基本的には上記実施例2と同じであるが、2本の切
れ込み長孔18の端部6はそれぞれ蓋部12及び本体部
11に達するようにし、端部6にも折曲溝7を形成した
押圧操作部5となっている。
【0047】また、外周部15にはそれぞれ係合部19
が形成してあり、例えば一方が小さな凸状の突起として
あり他方を小さな凹状のへこみとしてある。あるいは係
合部19は、両者を凸状の突起とし、上下方向には係合
状態を保持し、水平方向にはフリーとなるようなものと
しておいてもよい。そして、係合部19が係合している
状態で、本体部11と蓋部12が水平方向に若干ずれる
ことによりこの係合部19の係合状態が容易に解かれる
ようになっている。
【0048】次に、本実施例のワンプッシュ開放動作に
ついて説明する。まず、蓋部12が本体部11と閉じて
いる場合に、本体部11又は蓋部12のどちらか任意の
側が上側となるように手で持つ。
【0049】そして、押圧操作部5をケースの内側方向
に押すと、上側となっている蓋部12又は本体部11が
若干水平に押されて移動し、係合部19の係合状態が解
かれる。ここでさらに押圧操作部5を押し込むと、押圧
操作部5には折曲溝7が形成してあるので、押圧操作部
5はこの部分で折り曲がるようにしてケース内側に変形
し、上側となっている蓋部12又は本体部11が開かれ
ることになる。
【0050】また、ケースを逆にして持った場合にも、
同様に上側となっている蓋部12又は本体部11がワン
プッシュ開放動作により同様に開かれることになる。本
実施例の場合には、ケースの上下を気にせずに開放動作
を行うことができる。
【0051】<実施例4>次に、本発明の一体成形ケー
スの製造方法について説明する。合成樹脂で一体成形す
る場合には、本体部11,蓋部12,ヒンジ部13,押
圧操作部5,雄フック8,雌フック9等を一体的に18
0度に展開状態で成形する。この場合には通常の金型及
び成形加工技術により行うことができる。また、PP素
材等弾軟性素材の採用により、ヒンジ部13や押圧操作
部5の耐久性も高められ、極端に薄い機器類・容器類に
おいても成形加工が可能となる。
【0052】また、製造方法としてはインジェクション
成形等の成形方法や、板材加工としての抜き貼り・プレ
ス加工により行うことができる。
【0053】なお、板材類や紙器用フックの形成方法と
しては、溶着、融着を含め嵌め殺しやビス止めや合紙方
法等により行うことができる。
【0054】<実施例5>図23及び図24は眼鏡ケー
スの例を示したものであり基本的には実施例1の図1乃
至図8に示すものと同じであるが、本体1と蓋体2とヒ
ンジ3をそれぞれ別に製作し、ヒンジの一部に押圧操作
部5を設けたものにより組み立てた例を示したものであ
る。
【0055】<実施例6>図25乃至図27は二枚入り
フロッピーディスクケースの例を示したものであり、基
本的には実施例2の図9乃至図17に示すものと同じで
あるが、ヒンジ部3がほぼ直角に曲がっており、押圧操
作部5も折曲溝7でほぼ直角に曲がって入る例を示した
ものである。
【0056】<実施例7>図28は上記実施例6のヒン
ジ部3を実施例3の図18乃至図22に示すものと同様
にし、本体部11及び蓋部12の双方が開放可能とした
ものである。
【0057】<実施例8>図29乃至図35はコンパク
トケースの例を示したものであり、フック形状や配設位
置の例を各種示したものである。押圧操作部5と支持部
20を手で挟むようにすることにより簡単に蓋部12を
開くことができる。
【0058】<実施例9>図36は独立した容器用の蓋
(キャップ、カバー)として使用するキャップの例を示
したものであり、本体1をビンの口等に嵌め込むように
して使用するものである。蓋体2を開ける場合には、容
器本体を握り人差し指等で押圧操作部5を押すようにす
るか、あるいはグリップ付容器等においては親指で押圧
操作部5を押すようにする。
【0059】<実施例10>図37乃至図40は本体
1,蓋体2及びヒンジ3が円形又は球形に連続している
例を示したものであり、このような場合も押圧操作部5
と支持部20を挟むことによりワンプッシュで蓋体2の
開放ができる。
【0060】<実施例11>図43乃至図48は実施例
3の切り込み長孔18の形成例を示したものであり、2
本の切込長孔18が平行でない例を各種示したものであ
る。切り込み長孔18の形状は押圧操作部5の操作性
や、端部6等の強度の他デザイン的な要請により適当な
形状を選択することもできる。
【0061】<実施例12>図49乃至図54は二枚入
りフロッピーディスクのワンプッシュ開放式ケースの製
造方法を示したものである。本体部11と蓋部12をヒ
ンジ部13で連結した状態で展開状態で成形する。な
お、製造方法としては合成樹脂による一体成形でもよ
く、あるいは紙材の加工や適当な合紙やプレス方法によ
る製造法でもよい。なお、図示した例では本体部11と
蓋部12を180度開いた状態で成形する例を示した
が、必ずしもこのような角度でなくてもよい。
【0062】また、成形時には押圧操作部5を形成する
ように2本の切れ込み長孔18も形成し、折曲溝7も適
当に形成するようにする。なお、切れ込み長孔18や折
曲溝7は、展開状態での成形後に形成するようにしても
よい。
【0063】そして、成形時に本体部11のフック操作
部21となる部分を外周部15の立ち上がり部分から切
り離し、本体部11の底面部16とはフック操作溝24
をもって連続するように成形する。また、フック操作部
21の両端にはストッパーリブ22を形成するようにす
る。なお、フック操作部21には雄フック8を、蓋部1
2には雌フック9を形成しておく。
【0064】そして、このように展開状態で成形したも
のを、図51に示すようにフック操作部21を折曲げて
立ち上げ、ストッパーリブ22を外周部15の側壁端部
23の内側に押し込むようにする。なお、フック操作溝
24の角度は、110度前後にしておくと、フック操作
部21をほどよく操作し易いようになる。すなわち、フ
ック操作部21を内側へ倒し易く、また倒れ過ぎないよ
うにできる。なお、このフック操作溝24の角度や、ス
トッパーリブ22の大きさ等は、形成材料等により適当
に調節する。
【0065】フック操作部21は一旦ストッパーリブ2
2を側壁端部23の内側に押し込めば、以後はストッパ
ーリブ22が側壁端部23に阻まれてその動きが規制さ
れることになり、通常のフックと同様に取り扱うことが
できる。そして、蓋部12の雌フック9をフック操作部
21の雄フック8と係合することにより、容器の体裁を
呈することとなる。このような製造方法とすることによ
り、弾性を有するフックを簡単に製造することができ
る。
【0066】本ケースを開放する場合には、押圧操作部
5とフック操作部21を手で挟むように持ち、押圧操作
部5を押せば、フック操作部21も押されることとなり
フックの係合が解かれ、蓋部12が開放されることにな
る。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、この発明に係る蓋の
開放機構によれば、本体と蓋体がヒンジで開閉可能に連
結してある構造において、ヒンジとは別に本体と蓋体に
その端部が連結してあり指で押圧可能な押圧操作部を設
け、押圧操作部は変形可能な断面くの字形,コの字形,
曲面形状等とし、蓋体の閉止時に押圧操作部の両端の距
離が最小となるようにし、押圧操作部を指で押すことに
より蓋体が開かれるようにし、あるいはヒンジの任意部
分に指で押圧可能な間隔を設けて2本の切れ込み長孔を
蓋の開閉方向に形成して押圧操作部とし、前記切り込み
溝はヒンジのヒンジ溝を横切るようにするとともに、そ
の端部の一方は少なくとも本体又は蓋体に達するように
形成したたので、小さな力で持って、蓋体を所望の角度
まで開けることができ、しかも蓋体を開くに当り格別の
注意も要らないので、老若男女誰でも簡単に操作するこ
とができる。
【0068】また、この発明に係る一体成形ケースの蓋
の開放機構によれば、本体部と蓋部がヒンジ部で開閉す
るように合成樹脂で一体成形したケースにおいて、ヒン
ジ部の任意部分に指で押圧可能な間隔を設けて2本の切
れ込み長孔を蓋の開閉方向に形成して押圧操作部とし、
前記切り込み溝はヒンジ部のヒンジ溝を横切るようにす
るとともに、その端部の一方は少なくとも本体部又は蓋
部に達するように形成したので、上記開放機構を有する
ケースを簡単に製造することができ、各種形状のものに
適用できその用途はきわめて広いものとなる。
【0069】さらに、この発明に係る一体成形ケースの
製造方法によれば本体部と蓋部がヒンジ部で開閉するよ
うに合成樹脂で一体成形するケースの製造方法におい
て、本体部と蓋部がヒンジ溝を有するヒンジ部で連結さ
れるように一体成形した後、ヒンジ部の任意部分に2本
の切れ込み長孔を蓋の開閉方向にヒンジ部のヒンジ溝を
横切り、その端部の一方は少なくとも本体部又は蓋部に
達するように間隔を設けて穿設したり、あるいは本体部
と蓋部がヒンジ溝を有するヒンジ部で連結されるように
一体成形するに際し、ヒンジ部の任意部分に2本の切れ
込み長孔を蓋の開閉方向にヒンジ部のヒンジ溝を横切
り、その端部の一方は少なくとも本体部又は蓋部に達す
るように間隔を設けて形成したので、一体成形により押
圧操作部となる部分を成形でき、製造工程を増やすこと
がなく、また新たな部品を必要とせず製造コストもきわ
めて安くすることができ、各種ケースに使用できる。
【0070】一方、この発明に係るワンプッシュ開放式
ケースによれば本体と蓋体がヒンジで開閉可能に連結し
てあり、ヒンジと反対側の本体と蓋体に設けた雌雄のフ
ック又は本体と蓋体の側面に設けた係合部が係合するこ
とにより閉止状態が保持されるようにしたようにしたケ
ースにおいて、ヒンジとは別に本体と蓋体にその端部が
連結してあり指で押圧可能な押圧操作部を設け、押圧操
作部は変形可能な断面くの字形,コの字形,曲面形状等
とし、蓋体の閉止時に押圧操作部の両端の距離が最小と
なるようにし、本体のフック部分側を押し込むことによ
り本体部と蓋部の雌雄のフックの係合が解かれるように
本体部と蓋部に雌雄のフックを形成し、又は本体と蓋体
が水平方向に若干ずれることにより本体と蓋体の係合が
解かれるように本体と蓋体の係合部を形成し、押圧操作
部を指で押すことにより蓋体が開かれるようにしたの
で、従来であればフックを外し次いで蓋を開くという最
低二動作を必要とし、さらに片手で行うことは困難であ
ったケースの閉止状態からの開放を、片手でワンプッシ
ュ動作により行うことができる。
【0071】さらに、本体部と蓋部がヒンジ部で開閉す
るとともに、ヒンジ部と反対側の本体部と蓋部に形成し
た雌雄のフック又は本体部と蓋部の側面に形成した係合
部が係合することにより閉止状態が保持されるようにし
たように合成樹脂で一体成形したケースにおいて、ヒン
ジ部の任意部分に指で押圧可能な間隔を設けて2本の切
れ込み長孔を蓋の開閉方向に形成して押圧操作部とし、
前記切り込み溝はヒンジ部のヒンジ溝を横切るように
し、その端部の一方は少なくとも本体部又は蓋部に達す
るように形成するとともに、本体部のフック部分側を押
し込むことにより本体部と蓋部の雌雄のフックの係合が
解かれるように本体部と蓋部に雌雄のフックを形成(請
求項32)し、又は蓋部を水平方向に若干押すことによ
り本体部と蓋部の係合が解かれるように本体部と蓋部に
係合部を形成したので、上記動作が可能なケースを一体
成形により製造することができ、各種形状のものが簡単
に製造することができ、各種用途のケースに使用するこ
とができる。
【0072】また、この発明に係るワンプッシュ開放式
ケースの製造方法によれば、本体部と蓋部をヒンジ部で
連結した状態で展開状態で成形するときに、ヒンジ部に
2本の切れ込み長孔を形成して押圧操作部を形成すると
ともに、本体部のフック操作部となる部分を外周部の立
ち上がり部分から切り離し、本体部の底面部とはフック
操作溝をもって連続するようにし、フック操作部の両端
には外周部の側壁端部よりも出っ張っているストッパー
リブを形成したので、押圧操作による開閉可能なフック
部を簡単に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一体成形ケースの蓋の開放機構を
眼鏡ケースに使用した例を示す正面図である。
【図2】図1に示す眼鏡ケースの背面図である。
【図3】図1に示す眼鏡ケースを180度開いた状態の
底面図である。
【図4】図1に示す眼鏡ケースを180度開いた状態の
平面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図1に示す眼鏡ケースの側面図である。
【図7】図1に示す眼鏡ケースのヒンジ部分の拡大断面
図である。
【図8】図7に示す眼鏡ケースのヒンジ部分の開放機構
を示す拡大断面図である。
【図9】本発明に係るワンプッシュ開放式ケースを二個
入りカセットケースとした例を示す正面図である。
【図10】図9に示す二個入りカセットケースを180
度開いた状態の底面図である。
【図11】図9に示す二個入りカセットケースの側面図
である。
【図12】図9に示す二個入りカセットケースを180
度開いた状態の平面図である。
【図13】図9のC−C線断面図である。
【図14】図9に示す二個入りカセットケースの開放機
構部分の拡大断面図である。
【図15】図12のB−B線断面図である。
【図16】図9に示す二個入りカセットケースのヒンジ
部分の拡大断面図である。
【図17】図16に示す二個入りカセットケースのヒン
ジ部分の開放機構を示す拡大断面図である。
【図18】本発明に係るワンプッシュ開放式ケースを二
個入りカセットケースとし、本体及び蓋体の双方をワン
プッシュ開放式とした例を示す正面図である。
【図19】図18に示す二個入りカセットケースを18
0度開いた状態の底面図である。
【図20】図22のD−D線断面図である。
【図21】図18に示す二個入りカセットケースの開放
機構部分の拡大断面図である。
【図22】図18に示す二個入りカセットケースを18
0度開いた状態の平面図である。
【図23】本発明に係る一体成形ケースの蓋の開放機構
を眼鏡ケースに使用した他例を示す斜視図である。
【図24】図19に示す眼鏡ケースのヒンジ部の斜視図
である。
【図25】本発明に係る一体成形ケースの蓋の開放機構
を二枚入りフロッピーディスクケースに使用した例を示
す斜視図である。
【図26】図25に示す二枚入りフロッピーディスクケ
ースのヒンジ及び押圧操作部の斜視図である。
【図27】図25に示す二枚入りフロッピーディスクケ
ースのヒンジ及び押圧操作部を平にした状態の斜視図で
ある。
【図28】図25に示す二枚入りフロッピーディスクケ
ースのヒンジ及び押圧操作部の他例を示した斜視図であ
る。
【図29】本発明に係る蓋の開放機構をコンパクトケー
スに使用した例を示す斜視図である。
【図30】図29のコンパクトケースを反対方向から見
た斜視図である。
【図31】本発明に係る蓋の開放機構をコンパクトケー
スに使用した他例を示す斜視図である。
【図32】図31のコンパクトケースを反対方向から見
た斜視図である。
【図33】本発明に係る蓋の開放機構をコンパクトケー
スに使用した他例を示す斜視図である。
【図34】図33のコンパクトケースを反対方向から見
た斜視図である。
【図35】図33に示したコンパクトケースの開いた状
態を示す斜視図である。
【図36】本発明に係る蓋の開放機構をキャップに使用
した例を示す斜視図である。
【図37】本発明に係るワンプッシュ開放式ケースをフ
ィルムケースとした例を示す斜視図である。
【図38】図37に示すフィルムケースに使用するフィ
ルムの斜視図である。
【図39】本発明に係る蓋の開放機構を宝石ケースに使
用した例を示す正面図である。
【図40】図39の宝石ケースのE−E線断面図であ
る。
【図41】図39の宝石ケースの蓋を開いた状態のE−
E線断面図である。
【図42】図39の宝石ケースの蓋を開いた状態の斜視
図である。
【図43】本発明に係るワンプッシュ開放式ケースを二
個入りカセットケースとし、本体及び蓋体の双方をワン
プッシュ開放式とし、切り込み長孔を平行としない例を
示す正面図である。
【図44】図43に示す二個入りカセットケースを18
0度開いた状態の底面図である。
【図45】図43に示すワンプッシュ開放式ケースを二
個入りカセットケースとし、本体及び蓋体の双方をワン
プッシュ開放式とし、切り込み長孔を平行としない他例
を示す正面図である。
【図46】図45に示す二個入りカセットケースを18
0度開いた状態の底面図である。
【図47】図43に示すワンプッシュ開放式ケースを二
個入りカセットケースとし、本体及び蓋体の双方をワン
プッシュ開放式とし、切り込み長孔を平行としない他例
を示す正面図である。
【図48】図47に示す二個入りカセットケースを18
0度開いた状態の底面図である。
【図49】本発明に係るワンプッシュ開放式ケースの製
造方法により二枚入りフロッピーディスクケースを製造
する方法を示す平面図である。。
【図50】図49のワンプッシュ開放式ケースの製造方
法により二枚入りフロッピーディスクケースを製造する
方法を示す底面図である。。
【図51】図49のワンプッシュ開放式ケースの製造方
法により二枚入りフロッピーディスクケースを製造する
方法のフック操作部の組み立て方法を示す拡大側面図で
ある。
【図52】図49のワンプッシュ開放式ケースの製造方
法による二枚入りフロッピーディスクケースの組み立て
状態を示す斜視図である。
【図53】図49のワンプッシュ開放式ケースの製造方
法による二枚入りフロッピーディスクケースの組み立て
た時の、フック操作部の拡大側面図である。
【図54】図49のワンプッシュ開放式ケースの製造方
法による二枚入りフロッピーディスクケースの組み立て
た時の、フック操作部を押した状態の拡大側面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋体 3 ヒンジ 4 ヒンジ溝 5 押圧操作部 6 端部 7 折曲溝 8 雄フック 9 雌フック 10 二個用カセットテープケース本体 11 本体部 12 蓋部 13 ヒンジ部 14 収納部 15 外周部 16 底面部 17 係止部 18 切れ込み長孔 19 係合部 20 支持部 21 フック操作部 22 ストッパーリブ 23 側壁端部 24 フック操作溝

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と蓋体がヒンジで開閉可能に連結し
    てある構造において、ヒンジとは別に本体と蓋体にその
    端部が連結してあり指で押圧可能な押圧操作部を設け、
    押圧操作部は変形可能な形状とし、蓋体の閉止時に押圧
    操作部の両端の距離が最小となるようにし、押圧操作部
    を指で押すことにより蓋体が開かれるようにしたことを
    特徴とする蓋の開放機構。
  2. 【請求項2】 押圧操作部を断面くの字形にした請求項
    1記載の蓋の開放機構。
  3. 【請求項3】 押圧操作部を断面コの字形にした請求項
    1記載の蓋の開放機構。
  4. 【請求項4】 押圧操作部を断面曲面形状にした請求項
    1記載の蓋の開放機構。
  5. 【請求項5】 押圧操作部を弾性を有する材料により形
    成した請求項1記載の蓋の開放機構。
  6. 【請求項6】 押圧操作部を紙材の加工で形成した請求
    項1記載の蓋の開放機構。
  7. 【請求項7】 押圧操作部、ヒンジ、本体及び蓋体を一
    体的に形成した請求項1記載の蓋の開放機構。
  8. 【請求項8】 本体及び蓋体をヒンジにより連結した後
    に、ヒンジの一部を切断することにより押圧操作部を形
    成するようにしてある請求項1記載の蓋の開放機構。
  9. 【請求項9】 本体及び蓋体をヒンジにより連結した後
    に、押圧操作部を配設するようにしてある請求項1記載
    の蓋の開放機構。
  10. 【請求項10】 本体と蓋体がヒンジで開閉するように
    したケースにおいて、ヒンジの任意部分に指で押圧可能
    な間隔を設けて2本の切れ込み長孔を蓋の開閉方向に形
    成して押圧操作部とし、前記切り込み溝はヒンジのヒン
    ジ溝を横切るようにするとともに、その端部の一方は少
    なくとも本体又は蓋体に達するように形成したことを特
    徴とするの蓋の開放機構。
  11. 【請求項11】 押圧操作部には、ヒンジ溝と同じ位置
    に折曲溝が形成してある請求項10記載の蓋の開放機
    構。
  12. 【請求項12】 押圧操作部には、ヒンジ溝と異なる位
    置に折曲溝が形成してある請求項10記載の蓋の開放機
    構。
  13. 【請求項13】 押圧操作部の折曲溝は成形法により形
    成した請求項11又は請求項12記載の蓋の開放機構。
  14. 【請求項14】 押圧操作部の折曲溝はプレス加工法に
    より形成した請求項11又は請求項12記載の蓋の開放
    機構。
  15. 【請求項15】 本体部と蓋部がヒンジ部で開閉するよ
    うに合成樹脂で一体成形したケースにおいて、ヒンジ部
    の任意部分に指で押圧可能な間隔を設けて2本の切れ込
    み長孔を蓋の開閉方向に形成して押圧操作部とし、前記
    切り込み溝はヒンジ部のヒンジ溝を横切るようにすると
    ともに、その端部の一方は少なくとも本体部又は蓋部に
    達するように形成したことを特徴とする一体成形ケース
    の蓋の開放機構。
  16. 【請求項16】 2本の切れ込み長孔を平行に形成した
    請求項15記載の一体成形ケースの蓋の開放機構。
  17. 【請求項17】 2本の切れ込み長孔が平行とならない
    ように形成した請求項15記載の一体成形ケースの蓋の
    開放機構。
  18. 【請求項18】 押圧操作部には、ヒンジ溝と同じ位置
    に折曲溝が形成してある請求項15記載の一体成形ケー
    スの蓋の開放機構。
  19. 【請求項19】 押圧操作部には、ヒンジ溝と異なる位
    置に折曲溝が形成してある請求項15記載の一体成形ケ
    ースの蓋の開放機構。
  20. 【請求項20】 ヒンジ溝はケースの内側となる位置に
    形成してある請求項15記載の一体成形ケースの蓋の開
    放機構。
  21. 【請求項21】 ヒンジ溝を複数本形成してある請求項
    15記載の一体成形ケースの蓋の開放機構。
  22. 【請求項22】 折曲溝はケースの内側となる位置に形
    成してある請求項19記載の一体成形ケースの蓋の開放
    機構。
  23. 【請求項23】 折曲溝はケースの外側となる位置に形
    成してある請求項19記載の一体成形ケースの蓋の開放
    機構。
  24. 【請求項24】 折曲溝を複数本形成してある請求項1
    9、請求項22又は請求項23記載の一体成形ケースの
    蓋の開放機構。
  25. 【請求項25】 本体部と蓋部がヒンジ部で開閉するよ
    うに合成樹脂で一体成形するケースの製造方法におい
    て、本体部と蓋部がヒンジ溝を有するヒンジ部で連結さ
    れるように一体成形した後、ヒンジ部の任意部分に2本
    の切れ込み長孔を蓋の開閉方向にヒンジ部のヒンジ溝を
    横切り、その端部の一方は少なくとも本体部又は蓋部に
    達するように間隔を設けて穿設したことを特徴とする一
    体成形ケースの製造方法。
  26. 【請求項26】 本体部と蓋部がヒンジ部で開閉するよ
    うに合成樹脂で一体成形するケースの製造方法におい
    て、本体部と蓋部がヒンジ溝を有するヒンジ部で連結さ
    れるように一体成形するに際し、ヒンジ部の任意部分に
    2本の切れ込み長孔を蓋の開閉方向にヒンジ部のヒンジ
    溝を横切り、その端部の一方は少なくとも本体部又は蓋
    部に達するように間隔を設けて形成したことを特徴とす
    る一体成形ケースの製造方法。
  27. 【請求項27】 本体と蓋体がヒンジで開閉可能に連結
    してあり、ヒンジと反対側の本体と蓋体に設けた雌雄の
    フックが係合することにより閉止状態が保持されるよう
    にしたようにしたケースにおいて、ヒンジとは別に本体
    と蓋体にその端部が連結してあり指で押圧可能な押圧操
    作部を設け、押圧操作部は変形可能な形状とし、蓋体の
    閉止時に押圧操作部の両端の距離が最小となるように
    し、本体のフック部分側を押すことにより本体と蓋体の
    雌雄のフックの係合が解かれるように本体と蓋体に雌雄
    のフックを形成するとともに、押圧操作部を指で押すこ
    とにより蓋体が開かれるようにしたことを特徴とするワ
    ンプッシュ開放式ケース。
  28. 【請求項28】 押圧操作部を断面くの字形にした請求
    項27記載の蓋の開放機構。
  29. 【請求項29】 押圧操作部を断面コの字形にした請求
    項27記載の蓋の開放機構。
  30. 【請求項30】 押圧操作部を断面曲面形状にした請求
    項27記載の蓋の開放機構。
  31. 【請求項31】 本体と蓋体がヒンジで開閉可能に連結
    してあり、本体と蓋体の側面に設けた係合部が係合する
    ことにより閉止状態が保持されるようにしたようにした
    ケースにおいて、ヒンジとは別に本体と蓋体にその端部
    が連結してあり指で押圧可能な押圧操作部を設け、押圧
    操作部は変形可能な形状とし、蓋体の閉止時に押圧操作
    部の両端の距離が最小となるようにし、本体と蓋体が水
    平方向に若干ずれることにより本体と蓋体の係合が解か
    れるように本体と蓋体の係合部を形成するとともに、押
    圧操作部を指で押すことにより蓋体が開かれるようにし
    たことを特徴とするワンプッシュ開放式ケース。
  32. 【請求項32】 本体部と蓋部がヒンジ部で開閉すると
    ともに、ヒンジ部と反対側の本体部と蓋部に形成した雌
    雄のフックが係合することにより閉止状態が保持される
    ようにしたように合成樹脂で一体成形したケースにおい
    て、ヒンジ部の任意部分に指で押圧可能な間隔を設けて
    2本の切れ込み長孔を蓋の開閉方向に形成して押圧操作
    部とし、前記切り込み溝はヒンジ部のヒンジ溝を横切る
    ようにし、その端部の一方は少なくとも本体部又は蓋部
    に達するように形成するとともに、本体部のフック部分
    側を押すことにより本体部と蓋部の雌雄のフックの係合
    が解かれるように本体部と蓋部に雌雄のフックを形成し
    たことを特徴とするワンプッシュ開放式ケース。
  33. 【請求項33】 本体部と蓋部がヒンジ部で開閉すると
    ともに、本体部と蓋部の側面に形成した係合部が係合す
    ることにより閉止状態が保持されるようにしたように合
    成樹脂で一体成形したケースにおいて、ヒンジ部の任意
    部分に指で押圧可能な間隔を設けて2本の切れ込み長孔
    を蓋の開閉方向に形成して押圧操作部とし、前記切り込
    み溝はヒンジ部のヒンジ溝を横切るようにし、その端部
    の一方は少なくとも本体部又は蓋部に達するように形成
    するとともに、蓋部を水平方向に若干押すことにより本
    体部と蓋部の係合が解かれるように本体部と蓋部に係合
    部を形成したことを特徴とするワンプッシュ開放式ケー
    ス。
  34. 【請求項34】 本体部と蓋部をヒンジ部で連結した状
    態で展開状態で成形するときに、ヒンジ部に2本の切れ
    込み長孔を形成して押圧操作部を形成するとともに、本
    体部のフック操作部となる部分を外周部の立ち上がり部
    分から切り離し、本体部の底面部とはフック操作溝をも
    って連続するようにし、フック操作部の両端には外周部
    の側壁端部よりも出っ張っているストッパーリブを形成
    したことを特徴とするワンプッシュ開放式ケースの製造
    方法。
  35. 【請求項35】 主な成形材料を合成樹脂とした請求項
    34記載のワンプッシュ開放式ケースの製造方法。
  36. 【請求項36】 主な成形材料を紙とした請求項34記
    載のワンプッシュ開放式ケースの製造方法。
JP5267801A 1993-10-01 1993-10-01 蓋の開放機構、一体成形ケースの蓋の開放機構、ワンプッシュ開放式ケース、一体成形ケースの製造方法及びワンプッシュ開放式ケースの製造方法 Pending JPH07101458A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11348959A (ja) * 1998-05-27 1999-12-21 Vg Emballage 射出され結合した入れ物と蓋を持つ容器
US7183276B2 (en) 2002-02-28 2007-02-27 Takeda Pharmaceutical Company Limited Azole compounds
JP5717304B1 (ja) * 2014-01-14 2015-05-13 株式会社バンダイ 容器

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