JPH0710123U - 鉄骨丸柱の耐火被覆構造 - Google Patents

鉄骨丸柱の耐火被覆構造

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JPH0710123U
JPH0710123U JP3982693U JP3982693U JPH0710123U JP H0710123 U JPH0710123 U JP H0710123U JP 3982693 U JP3982693 U JP 3982693U JP 3982693 U JP3982693 U JP 3982693U JP H0710123 U JPH0710123 U JP H0710123U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】溶接作業を必要とすることなしに、従って経験
や熟練性を必要とすることなしに容易に施工できる鉄骨
丸柱の耐火被覆構造を提供する。 【構成並びに効果】鉄骨丸柱5の周囲を周隙を存して覆
う一段又は複数段構成の円筒状耐火被覆部1Aを具備
し、各段の耐火被覆部は、円筒を形成するように継目を
介し接続された複数個の円弧状耐火被覆材2と、円筒形
成の耐火被覆材の裏面側に各継目ごとに継目を横切るよ
うに配された板状金物3と、該板状金物を耐火被覆材の
それぞれに取付け固定するタッピンねじ4とから、一体
に組立てられており、鉄骨丸柱と円筒状耐火被覆部との
間には、片面が鉄骨丸柱に接着固定され、他の片面が板
状金物に接する間隙保持ブロック6が、各板状金物ごと
に設置されていることを特徴とする鉄骨丸柱の耐火被覆
構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は鉄骨丸柱の耐火被覆構造に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
従来、鉄骨丸柱の耐火被覆構造として、図6に示すように鉄骨丸柱aの周囲を 、円弧状の耐火被覆材b1 から組立てられた円筒状の耐火被覆部bにより間隙保 持ブロックfにもとづく周隙cを存して同心状に取り囲むような構造のものが提 案されている。
【0003】 従来のこの種の耐火被覆構造に於ては、耐火被覆部bを構成している耐火被覆 材b1 はそれぞれ、鉄骨丸柱aに溶接手段の適用で固着された軽鉄下地dとして のリップ溝型鋼に対しタッピンねじeの適用のもとに取付け固定されているが、 軽鉄下地dの溶接には専門職が必要となり、人材確保が困難であるばかりでなく 、溶接作業時に発生する火花の養生が必要となり面倒であった。
【0004】 本考案は、このような従来の問題点を一掃することを目的としてなされたもの である。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、鉄骨丸柱の周囲を周隙を存して覆う一段又は複数段構成の円筒状耐 火被覆部を具備し、各段の耐火被覆部は、円筒を形成するように継目を介し接続 された複数個の円弧状耐火被覆材と、円筒形成の耐火被覆材の裏面側に各継目ご とに継目を横切るように配された板状金物と、該板状金物を耐火被覆材のそれぞ れに取付け固定するタッピンねじとから、一体に組立てられており、鉄骨丸柱と 円筒状耐火被覆部との間には、片面が鉄骨丸柱に接着固定され、他の片面が板状 金物に接する間隙保持ブロックが、各板状金物ごとに設置されていることを特徴 とする鉄骨丸柱の耐火被覆構造に係る。
【0006】
【実施例】
以下に本考案の1実施例を添付図面にもとづき説明すると、次の通りである。
【0007】 図1は本考案耐火被覆構造の全体を概略的に示し、耐火被覆部1として3段構 成のものが示されているが、その段数は特に制限されない。
【0008】 図2に最下段の耐火被覆部1Aの組立て作業時の状況が概略的に示されている 。
【0009】 円筒状の耐火被覆部1Aを組立てるために左右1対の半円筒状耐火被覆材2, 2が用いられ、片側(図で右側)の耐火被覆材2の両側部の裏面側には、上端部 と下端部とに板状金物3,3′がタッピンねじ4の適用で取付け固定されている 。
【0010】 板状金物3,3′は鋼板好ましくは亜鉛メッキ鋼板製であり、半円筒状耐火被 覆材2の裏面に沿う曲率に湾曲されている。下側板状金物3′は上下巾が比較的 小さく、右半分3a′に於て右側の耐火被覆材2の裏面に添接固定され、左半分 3b′は外側方へ突出している。上側板状金物3は下側のものより上下巾が2倍 程度大きく、下半部の右半分3aに於て右側の耐火被覆材2の裏面に添接固定さ れ、それ以外の部分は外側方へ突出している。
【0011】 一方鉄骨丸柱5の表面には、上下の板状金物3,3′に充当する位置に、予め 間隔保持ブロック6が接着剤の適用のもとに接着固定されている。間隔保持ブロ ック6として図には上下,左右に振り分けて4ケ所に設けた場合が示されている が、上下にのみ振り分けて2ケ所に設けても或は全体が一つ物であってもよい。
【0012】 図2に示す状態で、左右の半円筒状耐火被覆材2,2を円筒を形成するように 継ぎ合せると、左側の半円筒状耐火被覆材2の裏面には、上,下板状金物3,3 ′のうち、下端側では左半分3b′,上端側では下半部の左半分3bがそれぞれ 添接する。而してこの状態で左耐火被覆材2の表面側から螺入されるタッピンね じ4を用いて上,下板状金具3,3′を左耐火被覆材2に取付け固定することに より、図3に示すように下段耐火被覆部1Aを一体に組立てることができる。間 隔保持ブロック6は、タッピンねじ4の螺入操作時には、板状金物3,3′への タッピンねじ4の螺入がスムーズに行われるよう、該板状金物3,3′を図4に 示すように後方側から支えると共に、組立て後に於ては、下段耐火被覆部1Aと 鉄骨丸柱5との間に間隙7を形成する。
【0013】 以下同様にして、中段耐火被覆部1B次いで上段耐火被覆部1Cを組立てるこ とにより、鉄骨丸柱5の全長、即ち床面8から天井面9を少し超える高さの範囲 まで耐火被覆を施すことができる。この場合、図2に示す上側板状金物3は、下 段と中段の耐火被覆部1A、1Bを結合一体化する金物として利用される。同様 にして、中段と上段の耐火被覆部1B、1Cを結合一体化してもよい。
【0014】 耐火被覆部1の上端に於ては、図1及び図5に示すように、周隙7の上端を閉 じるように蓋部材10を取付けると共に、蓋部材10より上方の鉄骨丸柱5の裸 部5aに岩綿等の吹付け層11を形成することができる。
【0015】 本考案に於て、耐火被覆材2としては、耐火製材料例えばけい酸カルシウムか らなる成形板を用い得る。間隙保持ブロック6及び蓋部材10は、耐火被覆材2 と同材質のものでよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案耐火被覆構造によれば、耐火被覆部を溶接作業を必要とすることなしに 、従って経験や熟練性を必要とすることなしに構築することが可能になると共に 、溶接火花の養生などの煩雑な作業を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を概略的に示す全体図であ
る。
【図2】円筒状耐火被覆部の組立途中の状況を示す斜視
図である。
【図3】同組立状況を示す斜視図である。
【図4】図1の4〜4線に沿う部分拡大図である。
【図5】耐火被覆部の上端部分の部分拡大断面図であ
る。
【図6】従来の耐火被覆構造の説明図である。
【符号の説明】
1 耐火被覆部 2 耐火被覆材 3 板状金具 4 タッピンねじ 5 鉄骨丸柱 6 間隔保持ブロック 7 周隙 8 床面 9 天井面 10 蓋部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨丸柱の周囲を周隙を存して覆う一段
    又は複数段構成の円筒状耐火被覆部を具備し、各段の耐
    火被覆部は、円筒を形成するように継目を介し接続され
    た複数個の円弧状耐火被覆材と、円筒形成の耐火被覆材
    の裏面側に各継目ごとに継目を横切るように配された板
    状金物と、該板状金物を耐火被覆材のそれぞれに取付け
    固定するタッピンねじとから、一体に組立てられてお
    り、鉄骨丸柱と円筒状耐火被覆部との間には、片面が鉄
    骨丸柱に接着固定され、他の片面が板状金物に接する間
    隙保持ブロックが、各板状金物ごとに設置されているこ
    とを特徴とする鉄骨丸柱の耐火被覆構造。
JP1993039826U 1993-07-21 1993-07-21 鉄骨丸柱の耐火被覆構造 Expired - Lifetime JP2533238Y2 (ja)

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JPH0710123U true JPH0710123U (ja) 1995-02-14
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002180569A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 Takenaka Komuten Co Ltd 鉄骨耐火被覆工法
JP2021011816A (ja) * 2020-10-29 2021-02-04 Jfeスチール株式会社 鉄骨柱の乾式耐火構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02120438A (ja) * 1988-10-27 1990-05-08 Takenaka Komuten Co Ltd コンクリート充填鋼管柱の乾式耐火構造

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