JPH07101062A - インクジェット記録装置及びその記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びその記録方法

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JPH07101062A
JPH07101062A JP24563993A JP24563993A JPH07101062A JP H07101062 A JPH07101062 A JP H07101062A JP 24563993 A JP24563993 A JP 24563993A JP 24563993 A JP24563993 A JP 24563993A JP H07101062 A JPH07101062 A JP H07101062A
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JP
Japan
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head
printing
ink
recording
temperature
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Withdrawn
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JP24563993A
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English (en)
Inventor
Norifumi Koitabashi
規文 小板橋
Masaya Uetsuki
雅哉 植月
Hiromitsu Hirabayashi
弘光 平林
Hitoshi Nishigori
均 錦織
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録ヘッドが、記録媒体に対して相対的に往
復スキャンし、かつ同一画素領域を複数回に分けて印字
するインクジェット記録装置において、印字のスピード
が速く、かつ往復位置ずれのない良好な印字を得るよう
にする。 【構成】 少なくとも記録ヘッド5012の温度を検出
するセンサーか環境温度を検出するセンサーを設ける。
そして、画素領域を相互に補間する往復印字での局所的
なインクの着弾位置を、上記記録ヘッド5012の温度
及び/または環境温度によって制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の吐出口を配設し
た記録ヘッドを用いて、記録媒体にインク滴を吐出して
記録を行うインクジェット記録装置及びその記録方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューターやワープロ、複写
機などOA機器が広く普及しており、これらの記録装置
の記録方法が数多く開発されている。インクジェット記
録装置は、他の記録方式と比べて高精細化が容易でしか
も高速で静粛性に優れ、かつ安価であるという優れた特
徴を有している。また、カラー化のニーズも高まりつつ
あり、カラーインクジェット記録装置も数多く開発され
ている。このインクジェット記録装置は、ノズルからイ
ンクを噴射して記録紙にインクを付着させて画像を形成
するわけであるが、記録速度の向上のため、複数の記録
素子を集積配列してなる記録ヘッド(以下この項におい
てマルチヘッドという)として、インク吐出口及び液路
を複数集積したものを用い、さらにカラー対応として複
数個の上記マルチヘッドを備えたものが一般的である。
【0003】図32は上記マルチヘッドで紙面上を印字
していく際のプリンタ部の構成を示したものである。こ
の図において、701はインクカートリッジである。こ
れらは、4色のカラーインク、ブラック、シアン、マゼ
ンタ、イエローがそれぞれ詰め込まれたインクタンク
と、マルチヘッド702より構成されている。このマル
チヘッド上に配列するマルチノズルの様子をz方向から
示したものが図33であり、801はマルチヘッド70
2上に配列するマルチノズルである。再び図32に戻
る。703は紙送りローラで、補助ローラ704ととも
に印字紙Pを抑えながら図の矢印の方向に回転し、印字
紙Pをy方向に随時送っていく。また705は給紙ロー
ラであり、印字紙Pの給紙を行うとともに、ローラ70
3、704と同様、印字とともにこれらを移動させるキ
ャリッジである。これは印字を行っていないとき、ある
いはマルチヘッドの回復作業などを行うときには図の点
線で示した位置のホームポジション(h)に待機するよ
うになっている。
【0004】印字開始前、図の位置(ホームポジショ
ン)にあるキャリッジ706は、印字開始命令がくる
と、x方向に移動しながら、マルチヘッド702上のn
個のマルチノズル801により、紙面上に幅Lだけの印
字を行う。紙面端部までデータの印字が終了するとキャ
リッジは元のホームポジションに戻り、再びx方向への
印字を行う。この最初の印字が終了してから2回目の印
字が始まる前までに、紙送りローラ703が矢印方向へ
の回転することにより幅Lだけy方向への紙送りを行
う。この様にして、キャリッジ706の1スキャンごと
にマルチヘッド幅Lだけの印字と紙送りを行う繰り返し
により、一紙面上のデータ印字が完成する。
【0005】しかし、モノクロプリンタとして、キャラ
クタのみ印字するものと異なり、イメージ画像を印字す
るに当たっては、発色性、階調性、一様性など様々な要
素が必要となる。特に一様性に関しては、マルチヘッド
製造工程で生じるわずかなノズル単位のばらつきが、印
字したときに、各ノズルのインクの吐出量や吐出方向の
向きに影響を及ぼし、最終的には印字画像の濃度ムラと
して画像品位を劣化させる原因となる。
【0006】濃度ムラの具体例を簡単化のために単色の
記録ヘッドの例で図34、35を用いて説明する。図3
4−aにおいて、91はマルチヘッドであり、これは図
33のものと同様であるが、今は簡単のため8個のマル
チノズル92によって構成されているものとする。
【0007】93はマルチノズル92によって吐出され
たインクドロップレットであり、通常はこの図のように
揃った吐出量で、揃った方向にインクが吐出されるのが
理想である。もし、この様な吐出が行われれば、図34
−bに示したように紙面上に揃った大きさのドットが着
弾され、全体的にも濃度ムラの無い一様な画像が得られ
るのである(図34−c)。しかし、実際には先にも述
べたようにノズル1つ1つにはそれぞれバラツキがあ
り、そのまま上記と同じように印字を行ってしまうと、
図35−aに示したようにそれぞれのノズルより吐出さ
れるインクドロップの大きさ及び向きにバラツキが生
じ、紙面上においては図35−bに示すように着弾され
る。この図によれば、ヘッド主走査方向に対し、周期的
にエリアファクター100%を満たせない白紙の部分が
存在したり、また逆に必要以上にドットが重なり合った
り、あるいはこの図の中央に見られる様な白筋が発生し
たりしている。
【0008】この様な状態で着弾されたドットの集まり
は、ノズル並び方向に対し、図35−cに示した濃度分
布となり、結果的には、通常人間の目でみた限りで、こ
れらの現象が濃度ムラとして感知される。また、紙送り
量のバラツキに起因するスジも目立つ場合がある。
【0009】そこでこの濃度ムラ・つなぎスジ対策とし
て、公開昭60−107975号公報にモノクロのイン
クジェット記録装置における次のような方法が考案され
ている。図36及び図37によりその方法を簡単に説明
する。この方法によると図34及び図35で示した印字
領域を完成させるのにマルチヘッド91を3回スキャン
しているが、その半分4画素単位の領域は2パスで完成
している。この場合マルチヘッドの8ノズルは、上4ノ
ズルと、下4ノズルのグループに分けられ、1ノズルが
1回のスキャンで印字するドットは、規定の画像データ
を、ある所定の画像データ配列に従い、約半分に間引い
たものである。そして2回目のスキャン時に残りの半分
の画像データへドットを埋め込み、4画素単位領域の印
字を完成させる。以上の様な記録法を以下分割記録法と
称す。
【0010】この様な記録法を用いると、図35で示し
たマルチヘッドと等しいものを使用しても、各ノズル固
有の印字画像への影響が半減されるので、印字された画
像は図36−bの様になり、図35−bに見るような黒
筋や白筋が余り目立たなくなる。従って濃度ムラも図3
6−cに示す様に図35の場合と比べ、かなり緩和され
る。
【0011】この様な記録を行う際、1スキャン目と2
スキャン目では、画像データをある決まった配列に従い
互いに埋め合わせる形で分割するが、通常この画像デー
タ配列(間引きパターン)は図14に示すように、縦横
1画素毎に、丁度千鳥格子になるようなものを用いるの
が最も一般的である。従って単位印字領域(ここでは4
画素単位)においては千鳥格子を印字する1スキャン目
と、逆千鳥格子を印字する2スキャン目によって印字が
完成されるものである。図37の(a),(b),
(c)はそれぞれこの千鳥、逆千鳥パターンを用いたと
きに一定領域の記録がどのように完成されて行くかを図
34〜図36と同様、8ノズルを持ったマルチヘッドを
用いた場合について説明したものである。まず1スキャ
ン目では、下4ノズルを用いて千鳥パターンの記録を行
う(図37−a)。次に2スキャン目には紙送りを4画
素(ヘッド長の1/2)だけ行い、逆千鳥パターンの記
録を行う(図35−b)。更に3スキャン目には再び4
画素(ヘッド長の1/2)だけの紙送りを行い、再び千
鳥パターンの記録を行う(図37−c)。この様にし
て、順次4画素単位の紙送りと、千鳥、逆千鳥パターン
の記録を交互に行うことにより、4画素単位の記録領域
を1スキャン毎に完成させていく。以上説明したよう
に、同じ領域内に異なる2種類のノズルにより印字が完
成されていくことにより、濃度ムラの無い高画質な画像
を得ることが可能である。
【0012】また、インクジェット記録装置の別の技術
課題として、記録紙上でのインクの吸収特性及び蒸発特
性に関連して着弾したインクによって形成されるドット
の形状不良及び不如意なドットの連結、さらに異なる複
数色のインクを重複・隣接させて順次着弾させるカラー
インクジェット記録装置では、不如意なインクのにじみ
混色などによる画像品位の劣化抑制が挙げられている。
上述の従来の記録法は、1回の記録走査におけるインク
の量を少なくしていることから、そうした面での改善効
果もある。また、上述従来の記録方法のように特別な紙
送り制御を行わず、単純に同一の画像領域に対して複数
回の記録走査に分割して間引いたり色順次に記録するい
わゆるマルチパス記録法も、上述の対策として提案され
ている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なインクジェット記録装置において、高画質化と共に高
速化は重要であり、高速化を達成するために記録ヘッド
をスキャンするスピードを上げている。また、更に高速
化する場合、記録ヘッドのスキャン方向を両方向で印字
できるようにしたものもある。
【0014】しかしながら、このように記録ヘッドのス
キャンスピードを高速化すると吐出するインク滴の着弾
位置がずれやすくなり、上述したようなマルチパスによ
るファイン印字(分割記録方法)を行った場合に着弾位
置がずれると、インク滴の打たれない空白部分が目立
ち、印字品位が悪化するという問題点がある。
【0015】このようなインク滴の記録紙上での着弾位
置のずれは、ヘッド温度の変化によってインク滴の吐出
スピードが変化すると顕著となることが、本発明者の実
験によって明らかとなってきた。
【0016】すなわち、前述した様な千鳥、逆千鳥の印
字を行った場合について説明すると、例えばヘッドは8
ノズルを有するマルチノズルヘッドを用いて、往方向で
千鳥、復方向で逆千鳥の印字を行っているが、この場
合、図21−aの様に理想的に着弾位置ズレが生ずるこ
となく印字されれば良いが図21−bの様に何らかの原
因で着弾位置がずれると、インクが打ち込まれない空白
部分が目立つこととなる。なお、ここでは千鳥、逆千鳥
で印字を行った場合について述べているが、他の分割印
字を行った場合でも、同様に空白部分が目立ち、画像品
位が劣化する場合がある。
【0017】このような着弾位置ずれの問題に対して、
記録装置を使用する初期に問題とならない程度に着弾位
置ずれを補正することで、画像品位は向上する。
【0018】しかしながら、環境温度の変化や、記録ヘ
ッドの印字による自己昇温等が生ずると、記録ヘッドか
ら吐出するインク滴の吐出スピードが変化することによ
り、着弾位置がずれてくる。
【0019】図20は記録ヘッドの自己昇温により徐々
に着弾位置がずれていく様子を示したものである。
【0020】理想着弾位置として示した一点鎖線は、記
録紙上の往復印字の際の先頭の部分でずれが生ぜずに着
弾される位置を示した。一方、丸で示されたものは、実
際に着弾された位置である。
【0021】この図では、記録ヘッドが徐々に自己昇温
していくことで、吐出スピードが徐々に増大していっ
て、ライン先頭の着弾位置が理想印字範囲から少しず
つ、離れていく様子を示している。
【0022】逆に環境温度が低い場合には、着弾位置が
理想着弾位置の内側にずれる。
【0023】本発明では、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、ムラのない画像品位の良い印
字が可能なインクジェット記録装置及びその記録方法を
提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置及び記録方法は、記録ヘッドが、記録媒体に対
して相対的に往復スキャンし、かつ同一画素領域を複数
回に分けて印字するインクジェット記録装置及び記録方
法において、画素領域を相互に補間する往復印字での局
所的なインクの着弾位置を、記録ヘッドの温度及び/ま
たは環境温度によって制御するようにしたものである。
【0025】
【作用】本発明では、記録ヘッドが、記録媒体に対し
て、相対的に往復スキャンし、かつ同一画素領域を複数
回に分割して印字するものにおいて、相互に補間する往
復印字での局所的な着弾位置を記録ヘッドの温度及び/
または環境温度によって制御することにより、印字スピ
ードを速く、かつムラのない良好な印字品位を得ること
ができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0027】(実施例1)図1は、本発明が実施もしく
は適用される好適なインクジェット記録装置IJRAの
構成を示す斜視図である。同図において、5001はイ
ンクタンク(IT)であり、5012はそれに結合され
た記録ヘッド(IJH)である。このインクタンク50
01と記録ヘッド5012で、一体型の交換可能なカー
トリッジ(IJC)を形成するものである。5014は
そのカートリッジ(IJC)をプリンター本体に取り付
けるためのキャリッジ(HC)であり、5003はその
キャリッジを副走査方向に走査するためのガイドであ
る。また、記録ヘッド5012内の温度を検出するため
の温度センサーが設けられている。
【0028】5000はPで示す被印字物を主走査方向
に走査させるためのプラテンローラである。5024は
該装置内の環境温度を測定するための温度センサーであ
る。なお、キャリッジ5014には、記録ヘッド501
2に対して駆動のための信号パルス電流やヘッド温調用
電流を流すためのフレキシブルケーブル(図示せず)
が、プリンターをコントロールするための電気回路(上
記温度センサー5012等)を具備したプリント板(図
示せず)に接続されている。
【0029】図2は交換可能なカートリッジを示し、5
029はインク滴を吐出するためのノズル部である。さ
らに、上記構成のインクジェット記録装置IJRAを詳
細に説明する。この記録装置IJRAにおいては、駆動
モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギヤ5
011、5009を介して回転するリードスクリュー5
005の螺旋溝5004に対して係合するキャリッジH
Cはピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に往復移動
される。5002は紙押え板であり、キャリッジ移動方
向にわたって紙をプラテン5000に対して押圧する。
5007、5008はフォトカプラでキャリッジHCの
レバー5006のこの域での存在を確認してモータ50
13の回転方向切換等を行うためのホームポジション検
知手段である。5016は記録ヘッドの前面をキャップ
するキャップ部材5022を支持する部材で、5015
はこのキャップ内を吸引する吸引手段であり、キャップ
内開口5023を介して記録ヘッド5012の吸引回復
を行う。
【0030】5017はクリーニングブレードで、50
19はこのブレード5017を前後方向に移動可能にす
る部材であり、本体支持板5018にこれらは支持され
ている。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニン
グブレードが本例に適用できることはいうまでもない。
また、5021は吸引回復の吸引を開始するためのレバ
ーで、キャリッジHCと係合するカム5020の移動に
伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切換
等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0031】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジHCがホームポジション側領域に
きたときに、リードスクリュー5005の作用によって
それらの対応位置で所望の処理が行えるように構成され
ているが、周知のタイミングで所望の作動を行うように
すれば、本例にはいずれも適用できる。
【0032】図3は記録ヘッド5012の詳細を示すも
のであり、支持体5300の上面に半導体製造プロセス
により形成されたヒータボード5100が設けられてい
る。このヒータボード5100に同一の半導体製造プロ
セスで形成された、記録ヘッド5012を保温し、温調
するための温調用ヒータ(昇温用ヒータ)5110が設
けられている。5200は前記支持体5300上に配設
された配線基板であって、該配線基板5200と温調用
ヒータ5100及び吐出用(メイン)ヒータ5113と
がワイヤーボンディング等により配線されている(配線
は不図示)。また、温調用ヒータ5110は、支持体5
300等によりヒータボード5100とは別のプロセス
により形成されたヒータ部材を貼りつけたものでもよ
い。
【0033】5114は吐出用ヒータ5113によって
加熱されて発生したバブルである。5115は吐出され
たインク液滴を示す。5112は吐出用のインクが記録
ヘッド内に流入するための共通液室である。
【0034】次に、上述の記録装置に本発明を適用した
実施例1について、具体的に説明する。図15は実施例
1の動作を示すフローチャートである。
【0035】前述しているように、マルチパス記録方法
を行うのであるが、ここでは2パスで印字を行うものと
する。つまり図36、37で示した様な印字方法とな
る。更に高速印字のため、往復で印字を行う。この印字
のタイミングはキャリッジの位置を検知するためのエン
コーダーを用いて設定する。
【0036】インクの着弾位置について言えば、初期に
補正して正しく合わせていても何も制御しなければ、連
続して印字され、徐々にヘッド温度が上昇していくと、
図20の様に、記録ヘッドの昇温等により理想印字範囲
から着弾位置がずれていくため、図21−bに示すよう
に空白部分が目立ち、画像品位が劣化する。
【0037】そこで、本実施例においては、往復印字に
おける復走査時にライン印字する先頭で復走査時の吐出
タイミングの遅延時間を変化させる。
【0038】図15のフローチャートで説明すると、こ
の際ライン印字直前の記録ヘッドの温度により、その遅
延制御の時間パラメータ(遅延時間)を設定する。記録
ヘッドの温度が25℃以下のときはサブヒータにより温
調するため、基準温度は25℃としている(ヘッド温度
と時間パラメータのテーブル参照)。具体的には、遅延
時間テーブルで示したように、ヘッド温度が高い程復走
査時先頭の吐出タイミングを遅らせるのである。
【0039】その結果、印字されたものは、図22(あ
るいは図28−c)のようになり、空白部分は目立た
ず、画像上、ムラのない印字を得ることができた。実際
には、連続して印字されるときに、徐々にヘッド温度が
上昇していく場合、図22中のlだけ着弾位置が全体的
にずれることになるが、この図は説明用に強調されたも
のであり目視上、ほとんど目立たない。すなわち局所的
に見てみれば、図21−aの様な状態となっているので
ある。
【0040】これは必ずしも理想的着弾位置に印字され
るように制御しなくとも良いことを示しており詳しくは
局所的における理想的分割印字が行われていれば画像上
問題がないことを示している。
【0041】なお、上記実施例においては、ヘッド温度
としてヘッド上の温度センサーであるところのダイオー
ドの値を用いているが、一方、本体によるヘッド温度の
推定演算値を用いても良い。また、上記実施例において
は、復走査時のライン先頭時に遅延制御の変更を行って
いるが、往走査時に同様に行っても良い。また、往復両
方向で行っても良い。その一例を図16のフローチャー
トに示す。また、ヘッド温度の直接の値ではなく、その
値の変化値等から推定されるヘッドのベース温度を変数
として用いても良い。
【0042】ここで、印字方法として2パスとして説明
しているが、3パス,4パス等の他のマルチパスでも同
様な効果を得ることは言うまでもない。
【0043】なお、遅延時間テーブル中に、そのヘッド
温度での吐出速度υの平均値を併せて記述した。遅延時
間はヘッド温度が25℃の場合0として、吐出速度υ
と、ヘッドと紙との距離1.5mmより決定した。図1
6における遅延時間の方が小さくなり、半分となる。
【0044】(実施例2)次に、実施例2について説明
する。本実施例においては、比較的駆動スピードが遅
く、記録ヘッドの自己昇温が少ないもので、ほとんど記
録装置の置かれている環境温度に吐出速度が依存するた
め、本体内の温度によって遅延制御(時間の変更)を行
う。遅延時間テーブルは、遅延時間テーブルのヘッド
温度を環境温度としたもので良い。基本的には復走査時
の遅延量をページの頭で設定して、1枚印字する間は変
更しない。
【0045】しかしながら、ページプリンターでない場
合などのようにしばらく印字と印字の間で時間があく場
合は、ページの途中であっても、そのときの環境温度に
応じて遅延量を変更する。
【0046】また、ここでは復走査時の遅延量とした
が、往走査時でも良く、往復両方向で行っても良い。往
復両方向の場合は遅延時間テーブルと同じテーブルを
用いる。
【0047】また、ヘッドの駆動パルス幅等の駆動条件
も遅延量と同時に変更するようにして、吐出速度,吐出
量を制御することも可能であり、この場合環境温度に対
する吐出量変化を極力補正することができるため、好ま
しい。この際の駆動パルスは、次の実施例で説明するダ
ブルパルス波形であると、吐出量,吐出速度が制御しや
すいため、好ましい。以上の制御の結果15℃〜35℃
の環境条件で実施例1と同様に2パス往復印字を行って
も、ムラのない良好な画質を得ることができる。
【0048】(実施例3)図18のフローチャートに示
す実施例では、駆動パルス波形のPWM制御を行う。実
際にはPWM制御とは、記録ヘッドの吐出量及び速度の
制御手段として本出願人が、特願平3−4742号で先
に提案したダブルパルス駆動の第1パルスを変調(PW
M)する方式である。
【0049】本方式は、次のような場合に特に有効であ
る。記録速度を速くするためにヘッド駆動の記録周波数
(駆動周波数)を高くすると、先に説明した記録素子の
熱エネルギーを用いるインクジェット記録方式では、記
録時の自己発熱により吐出特性などの記録特性に関わる
ものが変化してしまう場合もある。そこで、図30に示
すようにPWM制御を行うことにより、ヘッドの温度変
化に応じた吐出量及び吐出速度の安定化を行う。即ち、
ヘッドの温度変化に応じてプレヒートパルスP1のパル
ス幅を変調することにより、メインヒートパルスP3に
よる吐出量,吐出速度の安定化が可能である。
【0050】このようなPWM制御は、実施例2の変形
例の中で用いたものと違い、吐出速度をほぼリアルタイ
ムで高応答に制御できるため、1走査毎の制御はもちろ
ん、1走査内での制御も可能である。この様な駆動をす
ることで周波数や印字dutyに依存しない安定した、
吐出量,吐出速度を得ることができる。
【0051】図中、VopはH・B(ヒーターボード)
上に熱エネルギーを発生させるために必要な電気的エネ
ルギーであり、H・Bの面積、抵抗値・膜構造やヘッド
のノズル構造によって決まる。P1はプレヒートパルス
幅、P2はインターバルタイム、P3はメインヒートパ
ルス幅を示している。T1,T2,T3はプレヒートパ
ルスの立ち上がりからの時間であり、それぞれP1,P
2,P3を決めるための時間を示している。分割パルス
幅変調駆動法は、P1,P2,P3の順にパルスを与え
る。P1はプレヒートパルスで主にノズル内のインク温
度を制御するためのパルス幅であり、ヘッドの温度セン
サーを利用した温度検知や演算によって推定した温度に
よってP1のパルス幅を制御する。この時H・B上に熱
エネルギーを加えすぎてプレ発泡現象が発生しないよう
にしている。P2はインターバルタイムでプレヒートパ
ルスP1とメインヒートパルスP2が相互干渉しないよ
うに一定時間の間隔を設けるためと、ノズル内インクの
温度分布を均一化する働きがある。P3はメインヒート
パルスで、H・B上に発泡現象を発生させノズル穴より
インク滴を吐出させる。これらのパルス幅は、H・Bの
面積、抵抗値、膜構造やヘッドのノズル構造、インク物
性によって決まる。
【0052】図31にヘッド温度に対応したパルス幅テ
ーブルを示す。図4に示すように、ヘッド温度が変化し
ても、一定の目標吐出速度10M/Sに、安定して制御
できる。この際、ヘッド温度が所定の温度に対して低い
場合はヘッド内のサブヒータにより温度制御することで
基準の吐出速度を確保するものである。
【0053】よって、図23−1で示した様に、1スキ
ャン中に高dutyの印字を行った場合に、PWM制御
しない場合、高dutyで印字される部分では図23−
2,2’で示すように、ヘッド温度がライン中で急激に
変化するため、吐出速度が変化し、その結果、図23−
3の様に往復印字における、着弾位置ずれが、高dut
y印字部分で発生するため、ムラとなって見える。
【0054】しかしながら、本実施例で説明したよう
に、PWM制御を行うことで図23−4の様に、局所的
な吐出速度変化による着弾位置ずれが発生しないため、
ムラのない高品位な画像を得ることができる。
【0055】(実施例4)図19のフローチャートに示
す実施例では、駆動パルス波形のPWM制御と共に、遅
延制御を行うものである。
【0056】実施例3で示したようなPWM制御は、吐
出量,吐出速度を一定に制御できることが可能なため、
往復印字した際に着弾位置がずれることがない。
【0057】ところで上記の吐出速度を一定に制御でき
るヘッドの温度範囲(以下、PWM制御範囲と呼ぶ)
は、ある程度限られている。例えば、実施例3では、ヘ
ッド温度が49℃までである。よって、これ以上のヘッ
ド温度で印字を行う場合はインクの吐出速度を一定に制
御できない。例えば、連続して印字dutyの高印字を
した場合、はじめは図24あるいは図28−4のように
OKだが、だんだんヘッドの温度と伴に図25あるいは
図28−2のように着弾位置ずれが生ずる。そこでこれ
以上の温度にならないように、印字動作を停止するとい
うのも一つの手段であるが、これでは実質的に印字のス
ループットを低下させてしまう。そこで、本実施例で
は、ヘッド温度に対する吐出速度を完全には一定に制御
せずに、図27の様に制御し、一方で、環境温度やヘッ
ドの温度等で実施例1,2の様な遅延制御を行うもので
ある。すなわち、ヘッドがスキャンして1ラインを印字
している際の急激な温度変化に伴う吐出速度をPWM制
御である程度一定に制御することで、局所的な着弾位置
ずれを発生させないようにし、かつ環境温度等のゆるや
かな温度変化の影響で変化する吐出速度の影響を遅延制
御により補正することで、印字dutyにも、環境温度
にも依らず、局所的な着弾位置ずれを発生させないよう
にするものである。
【0058】より具体的に説明すると、図18のフロー
チャートに示した様に、まず、ライン印字直前の記録ヘ
ッドの温度により、その遅延時間を設定する。次に図5
に示すヘッド温度に対応したパルス幅テーブルに基づい
て、図6の様にPWM制御する。こうすることで図26
(あるいは図29−e2)のように印字され、ヘッドが
かなり高温になっても着弾ずれが目立たないで、画像上
ムラのない印字を得ることができた。また図19のフロ
ーチャートに示した様に、環境温度によって遅延時間を
変えても同様な効果が得られた。
【0059】ところで、上述した記録ヘッドの温度は、
測定した値を用いても良いし、推定演算値であっても良
い。
【0060】また、複数の記録ヘッドが一体となったも
ので、それぞれのヘッドが別々に遅延制御を行っても良
いが、環境温度に応じて、全てのヘッドで同時に同一の
遅延制御を行っても良い。
【0061】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
文面からも分かるように、本発明を実施するためには初
期における記録装置の往復印字のレジスト補正が必要と
なる。本実施例では、そのレジスト補正を、インクの吐
出タイミングの遅延時間を変更することで行う。以下に
その具体例を説明する。
【0062】具体的に、図11、13を用いて簡単に説
明する。図11はスピードSで走査するキャリッジ70
6に固定されたヘッド901が吐出角度θ、吐出速度V
で、距離Pだけ離れた紙面上にインクドロップを吐出し
たときの様子を、往路の場合(図11−a)と復路の場
合(図11−b)で比較して示してある。キャリッジス
ピードは、往路でS、復路で−Sと逆方向に切り替えら
れるが、ヘッドの吐出角度は常に一定方向θに固定され
ている。この時、走査方向に対しヘッドが吐出した位置
と実際に紙面にインクが着弾される位置との距離は、往
路で△F、復路で△Bとすると、 △F=P×(Vsinθ+S)/Vcosθ △B=P×(Vsinθ−S)/Vcosθ となりそれぞれ、目的画素に対する吐出タイミングが距
離にして (△F−△B)=P×2S/Vcosθ だけ異なっている。
【0063】この値がどの記録装置、記録ヘッドにおい
ても常に一定であれば、ヘッドを適切な吐出タイミング
で一定駆動させることにより、両方向のドット位置を適
正化できる。しかし、実際には記録用紙の厚さはPを変
動させ、キャリッジのスピードムラはSを変動させ、記
録ヘッドのバラツキは吐出速度Vを変動させる。また、
同じヘッドでも吐出スピードが温度や走査方向によって
変化したり、更には吐出を重ねていくうちに徐々に変化
していったりもする。
【0064】図13は、図11における紙間P、キャリ
ッジスピードS、吐出速度V、吐出角度θをそれぞれ往
路走査時と、復路走査時で変化させた時の、△Fと△
B、(△F−△B)、及びドット位置ズレ量を示したも
のである。
【0065】図13の最上段では、紙間P=1.2m
m、キャリッジスピードS=4.318m/sec(往
復同速度)、吐出速度V=12.5/sec(往復同速
度)、吐出角度θ=10°(往復同角度)を条件とし、
この数値もとでの△F、△Bおよび最適補正量(△F−
△B)=84.18μmとなる様にヘッドが駆動された
として、両方向ドット位置ズレ量を「0」としている。
【0066】これに対し、第2段以下では種々のファク
ターの値が少しづつ変化している為、それぞれの場合の
適切な補正量(△F−△B)が異なっている。しかし、
この時も最上段と等しいタイミングでヘッドを駆動して
いるので、両方向のドット位置ズレ量が生じてしまい、
この時このズレ量の値は、最適補正量(△F−△B)の
最上段との差となっている。
【0067】この図13の表においては、通常変化しう
る値の範囲で個々のファクター値を振っているが、ここ
で判るように、最も両方向ドットズレに影響を与え得る
要因は紙間Pである。この表によれば紙間1.2mmで
適正化された補正量で紙間が±0.2mm変化するだけ
で42.29μm(360dpiの画素密度で半画素以
上)のズレが生じてしまうことになる。通常の紙の厚み
自体は100μm程に安定しているが、この程度の厚み
の変化は、記録装置本体の紙間バラツキや記録ヘッドの
バラツキによって容易に動き得る範囲であるので、記録
装置条件に応じて補正が必要となってくるのである。
【0068】この様な紙間の変化は記録装置自体のバラ
ツキのみでなく印字中にも起こり得る。記録紙上の印字
中部分は印字前と印字後の紙抑え機構によって平滑に保
たれているのが理想的である。しかし、印字デューティ
ーが高い場合、また同一記録走査を数回の記録走査に分
けて印字を完成させる分割記録法を用いた場合には、印
字後の紙面がインクを吸収することで紙の繊維に収縮を
生じさせ、印字中部分のみ浮き上がった状態となり易
い。この場合には記録走査毎に往路と復路で紙間Pが異
なってくることがあり、この紙浮き(以下コックリング
と称す)によって最適補正量が変化して両方向印字時の
ドット位置ズレが生じさせてしまう。
【0069】この様に、様々な要因により補正量は一定
には保たれ得ない。従って、両方向印字を行う場合或い
は複数色のヘッドで記録する場合には、これらのドット
位置を適正化することが好ましいこととして確認でき
た。
【0070】いずれにしても、以上説明してきたよう
に、両方向印字、或いは複数色のヘッドで記録する場合
には、これらのドット位置を特定パターンの縦罫線の直
線性より判断し、補正しているために、判定精度には限
界が生じ、画像を良好に保つことにも限界があった。つ
まり、これまで説明してきた縦罫線でドット位置を確認
する方法は、数μm単位のような1画素以下の微調整に
は判断が難しい。
【0071】しかも、近年の様に高画質化、高速化が進
んでくると、この様な少量単位での補正もできる新しい
ドット位置補正方法が必要となってくる。更に、従来で
は、プリンタにとって記録媒体の材質や厚みが変化する
と、異なる対処が必要となる上に、良好な画像状態を得
ることは難しく、記録媒体の材質や厚みに左右されずに
記録特性を良好に、且つ精度良く達成できることは重要
であり、本発明はこの要望にも対処できるテストプリン
ト方法及び装置を提供するものである。
【0072】またいずれにしても、操作者が容易に且つ
精度良く、テストプリント画像を判定できる方式は、従
来にはない。
【0073】また本発明は、直線性ではなく、画像の有
無や色合いの変化といった、テストプリント画像の一様
性を判定基準に採用することで、判定の精度を格段に向
上でき、数μm単位のような1画素以下の微調整をも達
成できるテストプリント方法及び装置を提供するもので
ある。
【0074】本発明にとってより好ましい条件を挙げる
と、テストパターンとして、所定の面積をなす面積パタ
ーン内に、往路走査で記録されたドットと復路走査で記
録されたドットの隣接箇所が2箇所以上含まれる条件下
で、往路走査で記録されたドットの右側に復路走査で記
録されたドットが存在する箇所及び左側に復路走査で記
録されたドットが存在する箇所が存在することである。
この好ましい条件は、往復走査のドットずれが生じた時
に、必要以上に2ドットが重なった部分と、必要以上に
2つのドットが離れた部分と、の両方が面積パターン内
に存在せしめることができるからで、これらの濃淡変化
が目視状態或いは自動濃度判定にとって、濃度むらの明
確化やテクスチャーとして認知される単位となるのであ
る。加えて、往路走査で記録されたドットと復路走査で
記録されたたドットとは夫々、複数ドット以上連続して
いる方が濃淡変化を一層判定しやすいので好ましい(実
施例参照)。
【0075】濃度むらやテクスチャーの判定のより容易
性を向上するものとしては、上記ドットの隣接箇所の繰
り返し回数を増加させることであり、間引きパターンを
複雑にするか走査方向のテストプリント領域を増加する
こと、又、走査方向に交差する方向の長さを記録ヘッド
の記録ドットすべてを用いる範囲まで増加することが挙
げられる。この面積パターンが占める面積を増加するこ
とは、濃度むらやテクスチャーの感知性を向上させるだ
けでなく、キャリッジの走査むらや記録媒体の搬送むら
(本発明のテストパターンの繰り返しの場合)、記録媒
体のコックリング等の各種の不安定要因を含めたドット
位置調整を可能にできるので好ましいものである。
【0076】本発明の、分割データを記録媒体に対して
確実なドット画像として形成するためには、特に、イン
クジェットの場合には、上記データの分割データは夫々
異なる4種類以上の分割データとして上記往路走査工程
と上記復路走査工程の夫々に複数種類与えられて複数往
復走査で上記ラインパターンを形成することが好まし
い。これは、インク滴の定着性を向上するとともに、精
度向上を達成できるからである。
【0077】上記分割データの往復走査レジストタイミ
ングを1.00pixelよりも小さい範囲で異ならせ
た上記テストパターンを複数形成することは、上述の判
定をより簡単におこなえ、所望のレジスト調整を実行し
やすくできる。この往復走査レジストタイミングを1.
00pixelよりも小さい範囲で変更できる修正工程
或いは修正手段を有することは、好ましい修正を確実に
達成できる。更に、上記往走査、復走査夫々の実行デー
タが上記走査方向に連続する少なくとも複数ドットであ
るように分割されていることは、本発明の特徴を一層明
確にするものである。
【0078】本発明にとって、上記テストパターンプリ
ントモードとして、異なる複数の上記同一領域テストパ
ターンを有し、該複数の同一領域テストパターンの夫々
を指定することでテストパターンプリントモードでのテ
ストパターンを指定することができることによって、装
置の精度要求に従った調整が可能となり、例えば、装置
出荷時に高精度判定を行い、その後の操作者の判定には
通常レベルの判定ができるようにするなどすれば良い。
この高精度判定としては、記録媒体の中央部領域と該中
央部領域の左右夫々の領域とをテストプリント領域とし
て含む第1テストパターンを挙げることができ、通常レ
ベルの判定としては、該第1テストパターンよりも少な
い領域をテストプリント領域として含む第2テストパタ
ーンとすれば良い。この高精度判定の例は、記録媒体の
幅方向の全体状態をも考慮に入れることができるので、
好ましい例である。
【0079】本発明のカラーテストプリントは、上記発
明でも可能であるが、より発展させた画像色の変化を判
定基準に採用したことによる特徴であり、具体的には、
同一領域に対する複数色マルチドットヘッドの往復走査
の両方でプリントを行う双方向モードを実行できるイン
クテストプリント方法において、同一領域に対しプリン
トすべき複数色の重ねテストパターンを構成するデータ
の色別分割データが夫々与えられた往走査工程と復走査
工程とのプリントにより、同一領域に複数色の重ねテス
トパターンを形成するテストパターンプリントモードを
有することを特徴とするインクテストプリント方法であ
る。
【0080】本発明の装置発明としては、マルチインク
ジェットヘッドを搭載して往復走査を行うキャリッジ
と、記録媒体を走査方向と交差する方向に搬送するため
の搬送手段と、同一領域に対するマルチドットヘッドの
往復走査の両方でプリントを行う双方向モードと、往復
レジストを表示するためのテストパターン記憶するメモ
リー手段と、を備えたインクジェット記録装置におい
て、上記メモリー手段は、上記テストパターンとして上
記記録媒体の停止状態における同一領域に対しプリント
すべきテストパターンを構成するデータの分割データで
ある往走査工程用データと復走査工程用データを記憶し
ていることを特徴とするインクジェット記録装置を代表
に挙げることができる。
【0081】本発明インクジェット記録装置によれば、
複数のインク吐出口を配列したマルチヘッドを用いて、
双方向記録走査を行うとともに相対的に順次紙送りする
ことにより記録を完成させていくインクジェット記録方
法において、同印字領域に対し往路走査と復路走査の分
割記録(或いは複数色のマルチヘッド)により一様なパ
ターンを記録完成させ、前記パターンの一様性の優良度
(或いは色味の差)により双方向記録タイミングの適正
値(或いは各色マルチヘッドの記録タイミングの適正
値)を判断、記憶することにより、これまでより更に高
精度なドット位置補正を可能とし、高画質な画像を得ら
れるようになった。
【0082】本発明は、以下の実施例の説明によってよ
り明確に理解されるものである。
【0083】図7はテストパターンとして完全な帯状面
積パターン(実質的な帯状ラインパターンの面積パター
ン化も実質的に同等に目視される)を形成するもので、
上部に往復走査の分割データの間引きパターンを示し、
±0.00pixelを中心に双方向印字で吐出駆動タ
イミングを1/4画素づつ振ったパターン(±0.25
pixel,±0.50pixel)を並記したもので
ある。
【0084】本実施例では縦ヘッドのノズル数×横4画
素のブロックを往路記録走査と復路記録走査でそれぞれ
補完の関係になるように50%づつ印字して100%ベ
タ画像を形成している。また本実施例では16画素のノ
ズルを縦方向にもつマルチヘッドを想定しているので図
7では縦方向16画素のパターンで示しているが、例え
ばこれ以上のノズルを持つヘッドに於いても、全ノズル
を用いず連続したノズルを部分的に用いれば、本実施例
の効果は得られるものである。
【0085】従来例では縦罫線の直線性から適正値を判
断したが、本実施例では画像全体の一様性から判断す
る。図7で判るように、ドット補正が十分でないときに
は往路印字と復路印字の補完が十分でなく、各ブロック
間に隙間が細い白筋となって現れる。実際に目視したと
きにこれは縦方向に細かいテクスチャーとなり、一様性
の損なわれた画像となる。
【0086】以下に、実際にユーザーが往復レジ調整を
行う場合の行程を図10を用いて説明する。
【0087】まずユーザーが両方向レジ調整モードを本
体のSWによって指定し、これによって本体はユーザー
レジ調整モードに入る。そして、このモードに入ったこ
とをLED等を用いてユーザーに知らせる。
【0088】ユーザーは調整モードに入ったことを確認
し、レジパターン印字をスタートさせる。これによって
記録されるパターンの配置例を図9に示す。この図は往
復ドット位置を10μmづつ変化させながら紙送り方向
に15段階に渡って記録したパターンを示し、ユーザー
はこのパターン群の中から最も一様性に優れたものを選
択する。各段階に対し紙面の3箇所にパターンを印字し
ているので、紙面の左右で起こる多少のキャリッジスピ
ードムラや紙浮きも、全体的に考慮した状態で判断する
ことができる。
【0089】左端と中央のパターンの間には4つLED
の点灯状態を示したモデル図が同時に印字され、これは
ユーザーが選択したレジ調整パターンを本体に入力する
時に用いる。ユーザーは入力用SWによって、最も一様
であるパターンの横に示してあるLEDの点灯状態に本
体のLEDをあわせる。例えば図9において●○○○の
横のパターンが最も一様性が良好であると判断したなら
ば、入力用SWによってLEDが●○○○の状態になる
まで数回押し続け、この状態のままで記憶用SWを押
す。これによって本体は、一様な100%画像を得られ
た時の両方向の吐出タイミングを記憶し、これ以降の印
字では上記タイミングで常にヘッドに吐出させるように
する。
【0090】新しい補正値がROM等に記憶完了後、ユ
ーザーレジ調整モードは終了し、本体は再び通常の印字
モードに戻る。
【0091】図9では、10μm毎15段階に渡って両
方向のインク吐出タイミングを変化させていっている
が、このピッチ及び段階数は印字画像の各画素の距離の
2倍以上が同一紙面で得られる様にすることが望まし
い。本実施例では、360dpiつまり各画素間が70
μm程度の状態を想定しているので、中心値より前後2
画素140μmに渡ったドットのずらし状態が得られる
ことになる。
【0092】また、ここでは−70μmから+70μm
まで常に10μmの等間隔で全パターンを印字している
が、次のように両端部でずらし量を多くすることで、一
様性が明らかに悪化した状態を必ず全パターンの両側に
形成させるのも良い。
【0093】図9において、中心の○●●●から両側3
パターンは±20μmづつずらす。その後2パターンは
±30μmづつずらし、最後の2パターンは±40μm
づつずらすとする。すると、この補正パターンは全15
パターンでありながらも、中心値に対し±200μmの
範囲を制御できることになる。この様にすると、全15
パターンの中には完全に両方向ドットがずれ、一様性が
明らかに悪化した状態を両側に必ず生じることになるの
で、適正値付近の一様性の判断が難しい場合にも、完全
に白筋がはっきり確認できる両側のパターンからの距離
(段階数)によって適正値を判断しやすくできるのであ
る。
【0094】なお、本実施例では印字パターンを横4の
ブロック単位で説明してきたが、このブロックの形及び
大きさはこれに限ったものではない。更に横方向に長い
ブロックを用いれば白筋の現れる周期が長くなり、荒い
目のテクスチャーが見られるようになる。また、縦方向
数何画素おきに往路と復路の印字パターンを逆転させれ
ば、短い白筋が所々に細かく現れる様になる。いずれに
しても一様性の良、不良の差がはっきり現れるようなテ
クスチャーにするブロック単位を適用するのがよい。
【0095】以上説明してきた様に本実施例によれば、
往路記録走査と復路記録走査で補完の関係になるように
ブロック単位を記録するパターンによって、その一様性
から印字タイミングの適正値を判断し、本体に入力する
ことによって、両方向印字の着弾位置ズレを高精度に補
正することが可能となる。
【0096】なお、以上はユーザー自身が補正する場合
として説明してきたが、本体出荷時にこれらの補正を行
い、ここでの補正値をユーザーレジ調整パターンの中心
値としておけば、その後の調整幅を予め絞っておくこと
ができる。実際にこれらのドットズレが起こる要因は、
先にも説明したように記録装置本体に固有なものが多い
のであるから、この様な絶対的な補正は着荷時前に行っ
ておく方が好ましい。
【0097】図12は本発明のプリント装置例のブロッ
ク図を示すもので、1はテストプリントモードを指定す
る手段で、通常記録モードに対してテストプリントモー
ドを実行するための操作機構として機能するものであれ
ば良いが、本実施例では、異なる複数の上記同一領域テ
ストパターンのいずれかを指定することでテストパター
ンプリントモードでのテストパターンを指定する機能
と、記録媒体の中央部領域と該中央部領域の左右夫々の
領域とをテストプリント領域として含む第1テストパタ
ーンと該第1テストパターンよりも少ない領域をテスト
プリント領域として含む第2テストパターンとの選択が
可能な機能と、を兼ね備えている。2はプリントの往復
走査における往復レジスト補正手段で、新たな補正指令
がない時は機能せずに、往復走査における往復レジスト
を含む所定の書き換え可能な印字タイミングを記憶する
メモリー手段3を機能させる。メモリー手段3は、記憶
されている往復走査における往復レジストを通常記録モ
ードにおける往復記録走査における往復レジストに兼用
させる。8は、往復レジストを補正すべく、記録媒体1
0上のテストパターンの状態を判別する手段(後述、自
動判定手段等)或いは操作者が操作する手段としての印
字判別手段で、往復レジスト補正手段2を作動させ、印
字判別手段8に入力された補正を実行させ、メモリー手
段3の往復レジストを書き換える。
【0098】一方、5は、テストプリントデータ及びプ
リント領域を決定する領域データを記憶するデータメモ
リー手段で、往走査データ51と復走査データ52及び
他のデータや領域データ格納手段6を有する。本実施例
では、装置の精度要求に従った調整が可能となり、例え
ば、装置出荷時に高精度判定を行い、その後の操作者の
判定には通常レベルの判定ができるように、高精度判定
としては、記録媒体の中央部領域と該中央部領域の左右
夫々の領域とをテストプリント領域として含む第1テス
トパターンを挙げることができ、通常レベルの判定とし
ては、該第1テストパターンよりも少ない領域をテスト
プリント領域として含む第2テストパターンとしてい
る。更に、データメモリー手段5に記憶されているデー
タは1つのみでも良いが、本実施例では、記憶データX
(=往走査データX1+復走査データX2),Y,Zが
図の数式で示すように往復走査夫々に分割されており
(先に示した実施例及び発明の概要で説明した内容がす
べて適用可能である)、それらの分割データの往走査用
データに「1」を、復走査用データに「2」を付記して
ある。特に、本実施例は、インクジェット記録方式を採
用しているので、記憶データZが通常、或は固定として
用いられることが良い。記憶データZは、夫々異なる4
種類以上の分割データ(A1,B1,A2,B2)とし
て上記往路走査工程(A1,B1)と上記復路走査工程
(A2,B2)の夫々に複数種類与えられて複数往復走
査で前記実施例のごとく上記テストパターンをプリント
せしめるものである。
【0099】4は、公知のキャリッジ用往復手段で、往
復駆動切替手段41としてのモータやエンコーダ等の位
置検出機構が備えられている。7は、公知のヘッド駆動
手段で、本実施例では、膜沸騰を用いた本出願人が提唱
するインクジェット方式のインクジェットヘッド駆動手
段で、上記往復レジストに応じたタイミングで往復印字
切替を行う手段71を具備している。又、ヘッド駆動手
段7は、テストプリントモードでは、図9の如く、上記
分割データの往復走査レジストタイミングを1.00p
ixelよりも小さい範囲で異ならせた上記テストパタ
ーンを気泡形成用の発熱体を多数備えたマルチノズルイ
ンクジェットヘッド9を用いて、複数形成する。
【0100】このような図12の装置構成によって、上
記各実施例を実行することができることはもちろんの
事、本発明の概要で説明した発明が実行可能となる。特
に、インクジェットヘッドが図32のごとく複数カラー
ヘッドで予め相互の位置調整を完了した上で一体化され
たヘッド構造である時は、各ヘッド部のレジ調整をその
内の1ヘッド部のインクテストによって決定することが
可能であり、本実施例でのブロック図を、単色、或は、
複数カラー一体ヘッドのいずれにも使用できることが理
解できよう
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
往復印字かつ分割記録を行うインクジェット記録装置に
おいて、記録ヘッドの温度及び/または環境温度に応じ
て着弾位置を制御することにより、印字のスピードを速
いまま、往復位置ずれのない良好な印字品位を得ること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインクジェット記録装置の構成
を示す斜視図
【図2】 図1のカートリッジを示す斜視図
【図3】 図1の記録ヘッドの詳細を示す構成図
【図4】 ヘッド温度とインクの吐出速度の関係を示す
特性図
【図5】 ヘッド温度に対応したパルス幅テーブルを示
す図
【図6】 PWM制御の一例を示す説明図
【図7】 実施例のテストパターンを示す図
【図8】 実施例のテストパターンを示す図
【図9】 調整モード時のパターンの配置例を示す図
【図10】 往復レジ調整を行う場合の行程図
【図11】 ヘッドがインクドロップしたときの様子を
示す図
【図12】 プリント装置の構成例を示すブロック図
【図13】 ドット位置ズレ量を示す図
【図14】 間引きパターンの一例を示す説明図
【図15】 実施例1の動作を示すフローチャート
【図16】 実施例1の他の動作を示すフローチャート
【図17】 実施例2の動作を示すフローチャート
【図18】 実施例3の動作を示すフローチャート
【図19】 実施例4の動作を示すフローチャート
【図20】 インクの着弾位置がずれる様子を示す説明
【図21】 インクの着弾位置がずれる様子を示す説明
【図22】 実施例1の動作を示す説明図
【図23】 実施例3の動作を示す説明図
【図24】 実施例4の動作を示す説明図
【図25】 実施例4の動作を示す説明図
【図26】 実施例4の動作を示す説明図
【図27】 実施例4の動作を示す説明図
【図28】 各実施例の動作を示す説明図
【図29】 各実施例の動作を示す説明図
【図30】 PWM制御の一例を示す説明図
【図31】 ヘッド温度に対応したパルス幅テーブルを
示す図
【図32】 マルチヘッドを有したプリンタ部の構成を
示すブロック図
【図33】 図32のマルチノズルのZ方向からの斜視
【図34】 濃度ムラの一例を示す説明図
【図35】 濃度ムラの一例を示す説明図
【図36】 モノクロのインクジェット記録方法の一例
を示す説明図
【図37】 モノクロのインクジェット記録方法の一例
を示す説明図
【符号の説明】
5012 記録ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/04 104 F (72)発明者 錦織 均 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドが、記録媒体に対して相対的
    に往復スキャンし、かつ同一画素領域を複数回に分けて
    印字するインクジェット記録装置において、画素領域を
    相互に補間する往復印字での局所的なインクの着弾位置
    を、記録ヘッドの温度及び/または環境温度によって制
    御することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 記録ヘッドの温度及び/または環境温度
    に応じてインクを吐出するタイミングを制御することを
    特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 記録ヘッドの温度及び/または環境温度
    に応じて記録ヘッドの駆動条件を変更することを特徴と
    する請求項1記載または2記載のインクジェット記録装
    置。
  4. 【請求項4】 インクを吐出するタイミングを変更する
    のは、記録ヘッドがスキャンする先頭であることを特徴
    とする請求項2記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 駆動条件の変更は、パルス幅の変更であ
    ることを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録
    装置。
  6. 【請求項6】 駆動条件の変更は、分割パルスの変更で
    あることを特徴とする請求項3記載のインクジェット記
    録装置。
  7. 【請求項7】 インクを吐出するタイミングを変更する
    のは、往方向印字時及び/または復方向印字時であるこ
    とを特徴とする請求項4記載のインクジェット記録装
    置。
  8. 【請求項8】 インクを吐出するタイミングを変更する
    のは、印字するページの頭のみであることを特徴とする
    請求項4記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 記録ヘッドが、記録媒体に対して相対的
    に往復スキャンし、かつ同一画素領域を複数回に分けて
    印字するインクジェット記録方法において、画素領域を
    相互に補間する往復印字での局所的なインクの着弾位置
    を、記録ヘッドの温度及び/または環境温度によって制
    御することを特徴とするインクジェット記録方法。
  10. 【請求項10】 記録ヘッドの温度及び/または環境温
    度に応じてインクを吐出するタイミングを制御すること
    を特徴とする請求項9記載のインクジェット記録方法。
  11. 【請求項11】 記録ヘッドの温度及び/または環境温
    度に応じて記録ヘッドの駆動条件を変更することを特徴
    とする請求項9記載または10記載のインクジェット記
    録方法。
  12. 【請求項12】 インクを吐出するタイミングを変更す
    るのは、記録ヘッドがスキャンする先頭であることを特
    徴とする請求項10記載のインクジェット記録方法。
  13. 【請求項13】 駆動条件の変更は、パルス幅の変更で
    あることを特徴とする請求項11記載のインクジェット
    記録方法。
  14. 【請求項14】 駆動条件の変更は、分割パルスの変更
    であることを特徴とする請求項11記載のインクジェッ
    ト記録方法。
  15. 【請求項15】 インクを吐出するタイミングを変更す
    るのは、往方向印字時及び/または復方向印字時である
    ことを特徴とする請求項12記載のインクジェット記録
    方法。
  16. 【請求項16】 インクを吐出するタイミングを変更す
    るのは、印字するページの頭のみであることを特徴とす
    る請求項12記載のインクジェット記録方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026959A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Olympus Corp 画像形成タイミング補正システム及びその補正方法
JP2009113040A (ja) * 2001-06-01 2009-05-28 Ulvac Japan Ltd マイクロデポジション装置
JP2013223973A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Toshiba Tec Corp カラー画像形成装置

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