JPH07100644B2 - 化粧料用粉体の製造方法 - Google Patents

化粧料用粉体の製造方法

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JPH07100644B2
JPH07100644B2 JP62057602A JP5760287A JPH07100644B2 JP H07100644 B2 JPH07100644 B2 JP H07100644B2 JP 62057602 A JP62057602 A JP 62057602A JP 5760287 A JP5760287 A JP 5760287A JP H07100644 B2 JPH07100644 B2 JP H07100644B2
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    • A61K2800/41Particular ingredients further characterized by their size
    • A61K2800/412Microsized, i.e. having sizes between 0.1 and 100 microns

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クリーム、ボディーパウダー、ローション、
ファウンデーション等の皮膚化粧料に配合できる化粧料
用粉体の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
各種化粧料には、保湿剤、油分、殺菌剤等の薬用成分や
紫外線吸収剤などが配合されているが、これらの化粧料
を人体に施した場合、配合成分の効果の持続性が十分で
ないという問題がある。そこで、特定の成分の配合量を
多くして効果の持続性をもたせることが考えられるが、
配合量を多くするとべたついたり(保湿剤、油分)、皮
膚刺激性(殺菌剤、紫外線吸収剤)が顕著になるという
問題点が生じてしまう。
そこで、配合量を多くする代わりにシリカ、タルク、酸
化チタン、炭酸カルシウム等無機粉体に配合成分を吸着
させて、効果の持続性を高める方法が種々提案されてい
る。例えば、スクアレン等の油状液を超微粉シリカ系粉
体に添加混合して該粉体に吸着させる方法(特開昭53−
38635号)、無水ケイ酸化合物などからつくられた中空
の多孔性粉体を配合する方法(特開昭60−100509号)及
び酸化アルミニウムの含量が0.35%である微粉状水和ケ
イ酸よりなるシリカ系担体を化粧料の担体として用いる
方法(特開昭60−226826号)などがあげられる。しかし
ながら、これらの方法は、いずれも化粧料成分を吸着す
る力が弱く、また担体として用いる無機粉体に化粧料成
分を吸着させているために粉体表面の化粧料成分濃度が
高く、十分な持続性が発揮されていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明は、人体に施したときにべとつきや刺激
がなく、かつ化粧料成分を長期間継続して放出すること
ができる化粧料粉体の製造方法を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、特定のアルキルシリケートを加水分解、重縮
合反応させてゲルを形成させる際に少なくとも1種の化
粧料成分を存在させるか又はゲル形成後に化粧料成分を
添加してゲルに含浸させた後に、ゲルを乾燥すると、化
粧料成分が粉体の内部にまで十分含まれる形態のものが
得られ、これによれば化粧料成分を粉体内部から徐放す
るので上記問題点が極めて有効に解決できるとの知見に
基づいてなされたのである。
すなわち、本発明は、 一般式〔I〕: (式中、R1〜R4は、水素又はCxH2x+(OC2H4)y−
(但し、xは1〜5、yは0〜10の整数を示す。)で示
される基であるが、R1〜R4のすべてが水素であることは
ない。nは0〜20の整数である。) で表わされる少なくとも1種のアルキルシリケートの加
水分解、重縮合反応を化粧料成分の存在で行ってゲルを
形成させた後、又は該反応によりゲルを形成した後に化
粧料成分を該ゲルに含浸させた後、乾燥することを特徴
とする化粧料用粉体の製造方法を提供する。
本発明では、上記一般式〔I〕で表わされるアルキルシ
リケートを原料として用いる。このうち、式中、R1〜R4
としてはCH3、C2H5、n−C3H7、iso−C3H7、n−C4H9
−C2H4OCH3が好ましく、特に好ましくはR1〜R4が同一の
基である。又、xとしては1〜3が、yとしては0〜2
が好ましく、nは0〜10が好ましい。このうち、本発明
ではn=0のものが特に好ましいが、nが1〜10の縮合
体も好ましい。一般式〔I〕で表わされるケイ酸エステ
ルを具体的に示すと、ケイ酸メチル、ケイ酸エチル、ケ
イ酸−プロピル、ケイ酸イソプロピル、ケイ酸n−ブチ
ル、ケイ酸2−メトキシエチル、これらの2〜10量体等
があげられる。これらのうち、ケイ酸エチルSi(OC
2H5はエチルシリケート28、ケイ酸エチル平均5モ
ル縮合物: は、エチルシリケート40としてコルコート社より容易に
入手し得る。
上記ケイ酸エステル又はその縮合物は、水又は水/アル
コール溶媒、酸又はアルカリ触媒下で加水分解し、この
均一溶液を放置、又はpH調製後に放置してゲル化させ
る。この際強いゲルを得るには酸触媒下で加水分解する
のがよい。尚、上記反応において、加水分解と同時にケ
イ酸エステル間に重縮合反応が生じ、Si−O−Si結合が
3次元で生じ安定なゲルが生成する。
本発明では上記ゲルを形成させるための加水分解、重縮
合反応を化粧料成分の存在下に行わせるか、又はゲル形
成後に化粧料成分をゲルに含浸させることを特徴とす
る。ここで使用できる化粧料成分としては、化粧料に配
合される成分であって、水又はアルコールに可溶若しく
は、界面活性剤により水中に乳化又は分散可能なもので
あればいかなる成分であってもよい。具体的には、グリ
セリン、ソルビトール、ピロリドンカルボン酸ソーダ、
グルコサミン、ペプタイドなどの保湿剤、スクアラン、
スワアレン、流動パラフィン、脂肪酸、高級アルコール
などの油分、塩化ベンザルコニウム、クロルヘキシジ
ン、トリクロサンなどの殺菌剤、P−アミノ安息香酸、
サリチル酸フェニル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン、サリチル酸ホモメンチルなどの紫外線吸
収剤などの1種又は2種以上の混合物が例示される。
これらの化粧料成分は任意の量で用いることができる
が、通常ケイ酸エステルに対して0.1〜30重量%(以
下、%と略称する)、好ましくは0.2〜20%添加するの
がよく、化粧料成分が水又はアルコール可溶の場合には
そのまま又は1〜50%濃度となるように水やアルコール
に溶解して加えるのがよく、溶解しない場合には、界面
活性剤等で水に乳化又は分散して添加するのがよい。
尚、化粧料成分は酸性下で変質するものが多いので中性
付近にpH調整後添加するのが好ましい。
本発明においてアルキルシリケートの重縮合時に化粧料
成分を存在させると、3次元化したSi−O−Si結合に化
粧料成分がからみあった状態でゲル化する。また、ゲル
化直はSi−O−Si結合がゆるく、この状態のゲルに化粧
料成分を含浸させても、ゲル奥深くため化粧料成分が浸
透し、反応中に化粧料成分を添加した場合と同様の状態
となるのである。
上記ゲルの調整において、加水分解は低pHの方がはや
く、加水分解した液をゲル化させるのには、pHが高い方
がはやい。従って、効率的なゲル化は、低pH、例えばpH
0.5〜3.0で加水分解後、中性付近、つまりpH4.0〜8.0に
pH調整するのがよい。この際、液のpHを酸性にするに
は、塩酸、硝酸、硫酸等の鉱酸及び酢酸、クエン酸、乳
酸等の有機酸を用いるがよく、その後pHを中性付近に上
昇させるには、アンミニア水、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、などを用いるのがよい。
又、反応系の水の量は、加水分解に必要な最低量あれば
よく、希釈されてゲル化しなくなるまで添加可能である
が、通常反応溶液中に0.5〜95%、好ましくは1〜70%
含有されるように用いるのがよい。尚、化粧料成分が親
水性ならば水の量を多くするのが好ましい。
本発明では、上記ケイ酸エステルの加水分解によりアル
コールが生成するので、別にアルコールを添加する必要
はないが、アルコールはゲル中の化粧料成分の分布を均
一にし、かつ化粧料成分を可溶化するので、反応溶液中
に0.1〜95%含まれるようにするのがよい。尚、化粧料
成分がアルコール可溶の場合は、アルコール量が多い方
が好ましい。この際、別に添加するアルコールとして
は、ケイ酸エステルの加水分解により生じるアルコール
と同種のものが好ましいが、別の種類のものでもよい。
本発明では上記ゲル化反応を0〜80℃で行った後、化粧
料成分を含有したゲルを常法により乾燥して乾燥ゲルを
製造し、これを粉砕して化粧料を含有する粉体を得る
が、乾燥前にゲルを球状に成形し、これを乾燥して球状
物を得るのが好ましい。
この際ゲルの乾燥方法としては、ゲルを常圧又は減圧
下、0〜100℃、好ましくは15〜60℃でゲル重量が変化
しなくなるまで乾燥する。この乾燥工程で重縮合反応は
さらにすすみ、化粧料成分をとじこめたままゲルはしだ
いに堅くなる。次に、乾燥ゲルを粉砕するが、ゲルを粉
砕したのち乾燥してもよい。
尚、一般に化粧料用粉体は、肌ざわりの良さから滑りの
よい球状(0.01〜50μ)であることが好ましい。そこ
で、特開昭60−180923号などの方法により球状のゲルを
形成し、これを乾燥して球状粉体とするのがよい。
本発明においては、上記製造工程において、所望により
種々の成分を添加することができる。例えば得られる化
粧料粉体の表面特性を変えるためにアルキルシリケート
溶液にAl、Ti、Zr等の金属アルコキシド、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコ
ール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリアク
リル酸エステル、ポリ酢酸ビニル、グァーガム、カラギ
ーナン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロースなどの高分子や化粧料用無機粉体を添加
することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば人体に施したときにべとつきや刺激性が
なく、かつ化粧料成分を長期間継続して放出できる化粧
料粉体が提供される。
従って本発明により製造した化粧料用粉体は、スキンク
リーム、粉白粉、パウダーファンデーション、ボディパ
ウダー、乳化ファンデーション(クレジングクリーム、
バニシングクリーム)、制汗剤、日やけ止め、日やけ用
化粧品等に広く配合できる。
次に実施例により本発明を説明するが本発明はこれらに
限定されるものではない。
〔実施例〕
実施例1 Si(OC2H5452.1g(0.25モル)に28mmol/の塩酸水54
gを加え、室温で攪拌して1時間後に均一溶液を得た。
この溶液を1/2規定のアンモニア水でpH5.0に調整した
後、これにトリクロサン(殺菌剤)の20%エタノール溶
液27gを添加した。攪拌して均一溶液としたのち45℃で
1夜静置したところゲル化した。このゲルを45℃で1週
間乾燥させたところ、乾燥重量24.8gの乾燥ゲルを得
た。この乾燥ゲルを粉砕してトリクロサンを21.8%含む
化粧料用粉体Aを得た。
この粉体Aを用いてボディパウダーを調製し、その防臭
効果及び効果の持続性について下記の評価方法により評
価した。その結果を表−1に示す。
評価方法 (1) 防臭効果試験 腋臭が強いと判定されたパネラー男15名、女15名の計30
名で下記の試験を行った。
入浴後、パネラーの一方の腋下に試料を塗布し、他方を
コントロールとした。塗布24時間を経過した後、腋下に
綿パッドを当て、10分後に採取し、パッドの臭気を専門
判定員によりコントロールと比較した。コントロールよ
りも明らかに臭気強度が強い場合を体臭防止効果が良好
であるとした。数値はパネラー30名中の効果を認めた人
数で表わした。
(2) 防臭効果持続試験 上記パネラー10名(男5名、女5名)で下記の試験を行
った。上記と同様にパネラーの腋下に試料を塗布し、他
方をコントロールとして、試料塗布後、2日間入浴せず
に3日目に臭気を上記と同様に判定した。コントロール
よりも明らかに臭気強度が弱い場合を防臭効果の持続性
が良好であるとした。数値はパネラー10名中の持続効果
を認めた人数で表わした。
〔ボディパウダー組成〕
本発明品 粉体A: 2.3% (本発明品中にトリクロサンとして0.5%を含有) タルク: 87.9 炭酸マグネシウム: 5.0 ステアリン酸マグネシウム: 3.0 香 料 適 量 比較例 タルク: 91.5% トリクロサン: 0.5 炭酸マグネシウム: 5.0 ステアリン酸マグネシウム: 3.0 香 料 適 量 表−1により本発明品は防臭効果が良好であり、比較例
に比べ防臭持続効果が特に優れていることがわかる。
実施例2 トリクロサンの2%のエタノール溶液6.75gを用いた以
外には実施例1と同様にしてトリクロサンを0.5%含有
する化粧料用粉体Bを得た。
このB粉体を用いて下記のエアゾールを調製し、その防
臭効果及びその効果の持続性について実施例1と同様に
評価した。結果を表−2に示す。
〔エアゾール組成〕
本発明品 粉体B: 3.0% (本発明品中にトリクロサンとして0.015%含有) イソプロピルミリステート 0.5 香 料 適量 フロン12/フロン11(30/70) バランス 比較例 タルク: 3.0% トリクロサン 0.015% イソプロピルミリステート 0.5% 香 料 適量 フロン12/フロン11(30/70) バランス 表−2より、明らかに本発明品は防臭効果が良好であ
り、比較例に比べ防臭持続性に特に優れていることがわ
かる。
実施例3 Si(OCH3445.6g(0.3モル)に28mmol/の塩酸水54g
を加え、室温で1時間攪拌した後、1/2規定のアンモニ
ア水でpH5.0に調整した。油分として流動パラフィン3.7
5gとパルミチ酸イソプロピル3.75gを用い、これを水21.
6gに乳化した液を加えて前記アルキルシリケート溶液に
攪拌して乳濁液を得た。45℃で1夜静置したところゲル
化した。このゲルを粉砕したのち室温で減圧乾燥させ乾
燥重量30gの化粧料用粉体Cを得た。この粉体を用いて
油性ファンデーションを調製し、皮膚への付着性、付着
の持続性、べたつきのなさについて評価した。
評価方法 20℃、50%RHの条件の部屋において、調製した試料を乾
いた肌に塗布して皮膚への付着性、べたつきのなさ及び
8時間後の皮膚への付着の持続性について次の基準で官
能評価した。結果を表−3に示す。
皮膚への付着性及びその持続性 ◎非常にある ○ある △ややある ×ほとんどない べたつきのなさ ◎べたつきが全くない ○ない △ややある ×べたつく 本発明品 粉体C 40% (本発明品中に流動パラフィンとして5%、パルミチン
酸イソプロピル5%含有) 流動パラフィン 15 パルミチン酸イソプロピル 10 ラノリン 5 マイクロクリスタリンワックス 7 オゾケライト 8 酸化チタン 10 カオリン 5 香 料 適量 比較例 流動パラフィン 20% パルミチン酸イソプロピル 15 ラノリン 5 マイクロクリスタリンワックス 7 オゾケライト 8 酸化チタン 20 カオリン 20 タルク 5 香 料 適量 実施例4 エチルシリケート40を45g、エタノール54gに100mmol/
の塩酸水54gを加え、室温で1時間攪拌した。この溶液
を1/2規定のアンモニア水でpH5.0に調製したのち、P−
アミノ安息香酸(紫外線吸収剤)の20%エタノール溶液
10gを添加した。これを攪拌して均一溶液を得たのち45
℃で1夜静置してゲル化させた。生成したゲルを45℃で
1週間乾燥させて乾燥重量25gの乾燥ゲルを得た。この
乾燥ゲルを粉砕してP−アミノ安息香酸8%を含有する
化粧料用粉体Dを得た。
この粉体を用いてサンタンローションを調製したとこ
ろ、このローションは日やけ止め効果に優れ、かつ皮膚
に対する刺激性が認められないというすぐれた効果を有
することがわかった。
サンタンローション 粉体 20 % PEG#600 5 % ポリアクリル酸ソーダ(カーボポール#940) 1.5% ジイソプロパノールアミン 適量 香 料 適量 精製水 バランス 実施例5 Si(OC2H5462.5g(0.3モル)に28mmol/の塩酸水27g
を加え、室温で1時間攪拌して均一溶液を得た。この液
を45℃で1夜静置してゲル化させた。このゲルを10%グ
リセリン水溶液54gに浸漬し、24時間静置後そのまま、4
5℃の乾燥器で1週間乾燥させた。乾燥重量は31gであり
粉砕して、グリセリン(保湿剤)を17.4%、水分を22%
含む化粧料用粉体を得た。
この粉体を30%RH湿度下に25℃で24時間保存をしても17
%の水分を乾しており、優れた保温性能を示した。
実施例6 Si(OC2H5462.5g(0.3モル)に28mmol/の塩酸水54g
を加え、室温で1時間攪拌後20%塩化ベンジルコニウム
水溶液を27g加えた。この溶液を1/2規定のアンモニア水
でpH5に調整後、すぐにシクロヘキサン1000ml、ソルビ
タンモノステアレート10gのはいった液中へ室温で攪拌
しながらゆっくりと滴下した。滴下終了後液温を50℃に
あげ2時間攪拌した。その後攪拌を停止すると滴下した
液は微小球状にゲル化して沈降した。このゲルをろ過で
取り出し、減圧乾燥させた。この乾燥ゲルは殺菌剤とし
て塩化ベンザルコニウムを含有し、平均粒径10μの球状
粉体であり、市販の気相法シリカ、湿式法シリカ、実施
例1〜5の粉砕した粉体よりも滑性に優れていた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式〔I〕: (式中、R1〜R4は、水素又はCxH2x+(OC2H4)y−
    (但し、xは1〜5、yは0〜10の整数を示す。)で示
    される基であるが、R1〜R4のすべてが水素であることは
    ない。nは0〜20の整数である。) で表わされる少なくとも1種のアルキルシリケートの加
    水分解、重縮合反応を化粧料成分の存在で行ってゲルを
    形成させた後、又は該反応によりゲルを形成した後に化
    粧料成分を該ゲルに含浸させた後、乾燥することを特徴
    とする化粧料用粉体の製造方法。
  2. 【請求項2】ゲルを球状に成形した後に乾燥する特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
JP62057602A 1987-03-12 1987-03-12 化粧料用粉体の製造方法 Expired - Lifetime JPH07100644B2 (ja)

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