JPH0710063A - 炭素繊維強化プラスチック製自転車用フロントフォーク及びその製造方法 - Google Patents

炭素繊維強化プラスチック製自転車用フロントフォーク及びその製造方法

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Publication number
JPH0710063A
JPH0710063A JP5157280A JP15728093A JPH0710063A JP H0710063 A JPH0710063 A JP H0710063A JP 5157280 A JP5157280 A JP 5157280A JP 15728093 A JP15728093 A JP 15728093A JP H0710063 A JPH0710063 A JP H0710063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon fiber
front fork
fiber
fiber reinforced
reinforced plastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5157280A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Iwatani
多加雄 岩谷
Tsutomu Kobayashi
勤 小林
Jiro Watanabe
次郎 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP5157280A priority Critical patent/JPH0710063A/ja
Publication of JPH0710063A publication Critical patent/JPH0710063A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリフォーム成形時に、引き揃えられた炭素
繊維トウをコアへ簡単に配置することが出来るRTM成
形法を用いた炭素繊維強化プラスチック製自転車用フロ
ントフォーク及びその製造方法を提供する。 【構成】 補強繊維10は、炭素繊維11の長手方向
を、所定の間隔を隔てて、ガラス繊維または有機繊維等
の繊維糸12で束ねて一方向引き揃えの炭素繊維トウ1
3を構成し、この炭素繊維トウ13を複数本一方向引き
揃えて前記繊維糸12により連結してすだれ織物とした
ものである。炭素繊維トウ13をフロントフォークのプ
リフォーム補強用炭素繊維として用いる場合には、予め
横方向を繊維糸12によりほつれ止め程度に拘束された
一方向引き揃えの炭素繊維トウ13を、フロントフォー
ク長さに裁断し、この炭素繊維トウ13をフロントフォ
ークのコア3の表面に巻付け、RTM成形を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、炭素繊維強化プラス
チック製自転車用フロントフォーク及びその製造方法に
かかわり、更に詳しくはRTM(Resin Transfer Moldi
ng) 成形法を用いて自転車用フロントフォークを製造す
る場合、横方向を繊維糸により拘束された一方向引き揃
えの炭素繊維トウを用いてフロントフォークを成形する
ことにより、作業性及び生産性を向上させることが出来
る炭素繊維強化プラスチック製自転車用フロントフォー
ク及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、RTM(Resin Transfer Moldin
g) 成形法を用いた自転車用フロントフォークには、平
織り,ブレード織り,一方向引き揃えの炭素繊維トウ
(炭素繊維を3000本程度一方向引き揃えたもの)等
が補強繊維として用いられていた。特に上記の一方向引
き揃えの炭素繊維トウ1は、図5及び図6に示すよう
に、ボビンより巻き出した炭素繊維トウ1をフロントフ
ォークの全長より大きめの平板に撚りを戻し、炭素繊維
トウ1にサイジング剤が約3wt%付着するようにサイ
ジング処理を施して熱風乾燥させ、これを自転車のフォ
ーク部2を構成するコア3の表面に対して1本ずつ固定
しながら並べて所定量を配置して構成する。このような
炭素繊維トウ1は、フォーク部2の強度/剛性を保持し
ながらクラウン部4へ応力を伝達する重要な役割があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら、市販の
炭素繊維トウ1は、ボビン形状に巻かれているため、炭
素繊維トウ1に回転やねじれ等の巻ぐせがついており、
なかなか引き揃え難く、作業性が悪いと言う問題があっ
た。また、炭素繊維トウ1を並べただけでは、横方向の
拘束が全くないため、平板以外の立体では形状に沿って
配置する場合にばらけてしまい、その都度所々でコア3
に固定する等の工程が必要となり、多くの手間と時間が
かかると言う問題があった。
【0004】この発明は、かかる従来の問題点に着目し
て案出されたもので、炭素繊維トウの引き揃えを簡単に
行うことが出来、また炭素繊維トウをコアに固定する等
の作業を省略でき、作業性,生産性の向上を図ることが
出来る炭素繊維強化プラスチック製自転車用フロントフ
ォーク及びその製造方法を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、クラウン部と、このクラウン部から二股
状に分かれたフォーク部とを有するフロントフォークの
コア表面に、補強繊維を一方向に引き揃えて一体的に成
形してなる炭素繊維強化プラスチック製自転車用フロン
トフォークにおいて、前記補強繊維を、所定の間隔で横
方向を繊維糸により拘束された一方向引き揃えの炭素繊
維トウを用いて構成したことを要旨とするものである。
また、前記補強繊維として、すだれ織物または基盤布に
一方向引き揃えの炭素繊維トウを固定した一方向配列繊
維強化シートを用いるものである。
【0006】
【作用】この発明は、上記ように構成され、予め横方向
を繊維糸により拘束された一方向引き揃えの炭素繊維ト
ウを、フロントフォーク長さに裁断し、この炭素繊維ト
ウをフロントフォークのコア表面に巻付けることによ
り、フロントフォークの長手方向に綺麗に、しかも作業
性良く配置出来、また炭素繊維トウをコアに固定する等
の作業を省略でき、作業性,生産性の向上を図ることが
出来るものである。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に基づきこの発明の実施例を
説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同一符号を
付して説明は省略する。図1は、この発明を実施したフ
ロントフォークとして用いる補強繊維10の平面図、図
2は図1のAーA矢視断面図、図3はすだれ織物とした
補強繊維10の斜視図を示し、前記補強繊維10は、1
束3000本程度の炭素繊維11の長手方向を、所定の
間隔を隔てて(1本/5mm)、ガラス繊維または有機繊
維等の繊維糸12で束ねて一方向引き揃えの炭素繊維ト
ウ13(繊維目付けが160g/ m2) を構成し、この炭素繊
維トウ13を複数本一方向引き揃えて前記繊維糸12に
より連結してすだれ織物としたものである。
【0008】そして、このような炭素繊維トウ13をフ
ロントフォークとして用いる場合には、予め横方向を繊
維糸12によりほつれ止め程度に拘束された一方向引き
揃えの炭素繊維トウ13を、フロントフォーク長さに裁
断し、この炭素繊維トウ13をフロントフォークのコア
3の表面に巻付けることにより、フロントフォークの長
手方向に綺麗に、しかも作業性良く配置出来るものであ
る。
【0009】このように構成することによって、炭素繊
維トウ13の引き揃えを簡単に行うことが出来、また炭
素繊維トウ13をコア3に固定する等の作業も省略で
き、作業性,生産性の向上を図ることが出来るものであ
る。図4は、補強繊維10の第2実施例を示し、この実
施例は、基盤布14の一側面に、樹脂等の粘着材15を
塗布し、この粘着材15の表面に一方向引き揃えの炭素
繊維トウ13を配列して、特開平5−31839号公報
に開示されているように一方向配列繊維強化シート16
を構成したものである。
【0010】このような一方向配列繊維強化シート16
をフロントフォーク用補強繊維として用いる場合には、
上記の第1実施例と同様に、一方向配列繊維強化シート
16をフロントフォーク長さに裁断し、この一方向配列
繊維強化シート16をフロントフォークのコア3の表面
に巻付けて、これをプリフォームとし、RTM成形によ
り一体的に成形するものである。
【0011】
【発明の効果】この発明は、上記のように予め横方向を
繊維糸によりほつれ止め程度に拘束された一方向引き揃
えの炭素繊維トウを使用した織物またはシートを使用し
てフロントフォークを成形するので、炭素繊維トウの引
き揃えを簡単に行うことが出来、また炭素繊維トウをコ
アに固定する等の作業を省略でき、作業性,生産性の向
上を図ることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したフロントフォークとして用
いる補強繊維の平面図である。
【図2】図1のAーA矢視断面図である。
【図3】すだれ織物とした補強繊維の斜視図である。
【図4】一方向配列繊維強化シートとした補強繊維の断
面図である。
【図5】従来の自転車の構成を示す説明図である。
【図6】従来のフロントフォークの一部斜視図である。
【符号の説明】
3 コア 10 補強繊維 11 炭素繊維 12 繊維糸 13 炭素繊維トウ 14 基盤布 15 粘着材 16 一方向配列繊維
強化シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラウン部と、このクラウン部から二股
    状に分かれたフォーク部とを有するフロントフォークの
    コア表面に、補強繊維を一方向に引き揃えて一体的に成
    形してなる炭素繊維強化プラスチック製自転車用フロン
    トフォークにおいて、前記補強繊維を、所定の間隔で横
    方向を繊維糸により拘束された一方向引き揃えの炭素繊
    維トウを用いて構成したことを特徴とする炭素繊維強化
    プラスチック製自転車用フロントフォーク。
  2. 【請求項2】 前記補強繊維として、すだれ織物または
    基盤布に一方向引き揃えの炭素繊維トウを固定した一方
    向配列繊維強化シートを用いた請求項1に記載の炭素繊
    維強化プラスチック製自転車用フロントフォーク。
  3. 【請求項3】 予め横方向を繊維糸により拘束された一
    方向引き揃えの炭素繊維トウを、フロントフォーク長さ
    に裁断し、この炭素繊維トウをフロントフォークのコア
    表面に巻付けて、一体的に成形する炭素繊維強化プラス
    チック製自転車用フロントフォークの製造方法。
JP5157280A 1993-06-28 1993-06-28 炭素繊維強化プラスチック製自転車用フロントフォーク及びその製造方法 Pending JPH0710063A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5157280A JPH0710063A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 炭素繊維強化プラスチック製自転車用フロントフォーク及びその製造方法

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Publication Number Publication Date
JPH0710063A true JPH0710063A (ja) 1995-01-13

Family

ID=15646213

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JP5157280A Pending JPH0710063A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 炭素繊維強化プラスチック製自転車用フロントフォーク及びその製造方法

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JP (1) JPH0710063A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7008514B2 (en) 2002-04-26 2006-03-07 Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co. Ltd. Door opening and closing mechanism

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7008514B2 (en) 2002-04-26 2006-03-07 Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co. Ltd. Door opening and closing mechanism

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