JPH07100352A - 分散装置 - Google Patents
分散装置Info
- Publication number
- JPH07100352A JPH07100352A JP3130322A JP13032291A JPH07100352A JP H07100352 A JPH07100352 A JP H07100352A JP 3130322 A JP3130322 A JP 3130322A JP 13032291 A JP13032291 A JP 13032291A JP H07100352 A JPH07100352 A JP H07100352A
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- JP
- Japan
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- rotor
- dispersed
- stator
- solid particles
- fluid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高精度で混合・分散ができ、しかも、生産性
の高い、シンプルな構造の分散装置を提供する。 【構成】 ロ−タ−(3)とステ−タ−(2)との間
に、入口(2A)から出口(3A)に向けての長い扁平
経路を構成し、上記ロ−タ−(3)の回転操作で、上記
扁平経路を通る被分散流動体に、所望の固体粒子を混合
・分散することを特徴とする。
の高い、シンプルな構造の分散装置を提供する。 【構成】 ロ−タ−(3)とステ−タ−(2)との間
に、入口(2A)から出口(3A)に向けての長い扁平
経路を構成し、上記ロ−タ−(3)の回転操作で、上記
扁平経路を通る被分散流動体に、所望の固体粒子を混合
・分散することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗料、インク、セラミ
ックなどの固体粒子懸濁液、スラリ−などの、被分散流
動体に所望の固体粒子を混合・分散するようにした分散
装置に関するものである。
ックなどの固体粒子懸濁液、スラリ−などの、被分散流
動体に所望の固体粒子を混合・分散するようにした分散
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような塗料、インクなどの製
造装置には、「ボ−ルミル」、「サンドミル」、「セン
トリ−ミル」、「アトライタ−」などの媒体使用式の分
散装置が知られている。該装置は、媒体として鋼球、セ
ラミックボ−ル、ガラスビ−ズなどが使用され、これが
被分散流動体、固体粒子と撹拌羽根の回転で、あるい
は、容器自体の回転で、衝突、摩擦を繰返し、混合・分
散を達成している。
造装置には、「ボ−ルミル」、「サンドミル」、「セン
トリ−ミル」、「アトライタ−」などの媒体使用式の分
散装置が知られている。該装置は、媒体として鋼球、セ
ラミックボ−ル、ガラスビ−ズなどが使用され、これが
被分散流動体、固体粒子と撹拌羽根の回転で、あるい
は、容器自体の回転で、衝突、摩擦を繰返し、混合・分
散を達成している。
【0003】ここで、問題になるのは、「ボ−ルミル」
以外の分散装置では、通常、プレミックス(固体粒子と
液体すなわち被分散流動体とを予め撹拌混合しておく)
が必要で、そのための別の装置を用意しなければならな
い。また、上記媒体の撹拌のとき、それ自体、あるいは
容器内面、撹拌羽根表面の摩耗によって、被分散流動体
内に摩耗物が混入する不都合が避けられない。また、摩
耗損傷による媒体および部品交換などの手間、コストが
かかる。
以外の分散装置では、通常、プレミックス(固体粒子と
液体すなわち被分散流動体とを予め撹拌混合しておく)
が必要で、そのための別の装置を用意しなければならな
い。また、上記媒体の撹拌のとき、それ自体、あるいは
容器内面、撹拌羽根表面の摩耗によって、被分散流動体
内に摩耗物が混入する不都合が避けられない。また、摩
耗損傷による媒体および部品交換などの手間、コストが
かかる。
【0004】また、「高速ディゾルバ−」や、「ホモジ
ナイザ−」などの、上述のような媒体を使用しない分散
装置も知られているが、この場合、前者は、高速回転の
撹拌羽根で剪断・混合するものであるから、高い分散度
は望めない。また、後者は、超高速撹拌羽根を高精度な
クリアランス間隙に通し、剪断・キャビテ−ションなど
の作用で混合・分散させるので、発熱が激しく、温度劣
化性のものなどには向かないし、大量処理、長時間処
理、高い分散度を要求されるものには向かない。
ナイザ−」などの、上述のような媒体を使用しない分散
装置も知られているが、この場合、前者は、高速回転の
撹拌羽根で剪断・混合するものであるから、高い分散度
は望めない。また、後者は、超高速撹拌羽根を高精度な
クリアランス間隙に通し、剪断・キャビテ−ションなど
の作用で混合・分散させるので、発熱が激しく、温度劣
化性のものなどには向かないし、大量処理、長時間処
理、高い分散度を要求されるものには向かない。
【0005】このほかには、「コロイドミル」や、「3
本ロ−ルミル」が知られているが、前者は、プレミック
スされた被処理物(被分散流動体および固体粒子)を装
置上部のステ−タ−と下部のロ−タ−との間に構成され
た分散領域に落下させて、分散処理するものであり、上
述のように、プレミックスのための装置が別に必要なだ
けでなく、上記被処理物が上記分散領域を通過する時間
が短いため、これを数回繰返したとしても、分散度は余
り上らず、高度な分散には向かない。また、後者は、3
本のロ−ルを、異なる回転数で異なる方向に回転させ、
ロ−ル間の谷間に、プレミックスされた被処理物を垂ら
し込み、上記ロ−ル間の剪断力、摺り合せのときに生じ
る応力などで、混合・分散するものであり、装置の制御
に熟練を要し、作業に危険性があり、無人化、自動化に
は向かない。また、装置自体がオ−プンタイプであるか
ら、作業環境や収率の点から、揮発成分を含む被処理物
には向かない。
本ロ−ルミル」が知られているが、前者は、プレミック
スされた被処理物(被分散流動体および固体粒子)を装
置上部のステ−タ−と下部のロ−タ−との間に構成され
た分散領域に落下させて、分散処理するものであり、上
述のように、プレミックスのための装置が別に必要なだ
けでなく、上記被処理物が上記分散領域を通過する時間
が短いため、これを数回繰返したとしても、分散度は余
り上らず、高度な分散には向かない。また、後者は、3
本のロ−ルを、異なる回転数で異なる方向に回転させ、
ロ−ル間の谷間に、プレミックスされた被処理物を垂ら
し込み、上記ロ−ル間の剪断力、摺り合せのときに生じ
る応力などで、混合・分散するものであり、装置の制御
に熟練を要し、作業に危険性があり、無人化、自動化に
は向かない。また、装置自体がオ−プンタイプであるか
ら、作業環境や収率の点から、揮発成分を含む被処理物
には向かない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来から、
プレミックスを行うことなく、しかも、鋼球などの媒体
を用いないでも、十分に高い精度で混合・分散の出来る
効率の良い分散装置の開発が待たれていた。
プレミックスを行うことなく、しかも、鋼球などの媒体
を用いないでも、十分に高い精度で混合・分散の出来る
効率の良い分散装置の開発が待たれていた。
【0007】
【発明の目的】本発明は上記事情に基いてなされたもの
で、高精度で混合・分散ができ、しかも、生産性の高
い、シンプルな構造の分散装置を提供することを目的と
するものである。
で、高精度で混合・分散ができ、しかも、生産性の高
い、シンプルな構造の分散装置を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
ロ−タ−とステ−タ−との間に、あるいは、第1のロ−
タ−と上記ロ−タ−とは反対向きに回転する第2のロ−
タ−との間に、入口から出口に向けての長い扁平経路を
構成し、上記ロ−タ−の回転操作で、上記扁平経路を通
る被分散流動体に、所望の固体粒子を混合・分散する構
成にしてある。
ロ−タ−とステ−タ−との間に、あるいは、第1のロ−
タ−と上記ロ−タ−とは反対向きに回転する第2のロ−
タ−との間に、入口から出口に向けての長い扁平経路を
構成し、上記ロ−タ−の回転操作で、上記扁平経路を通
る被分散流動体に、所望の固体粒子を混合・分散する構
成にしてある。
【0009】
【作用】このように、扁平経路の間を被処理物(被分散
流動体および固体粒子)が通過する間に、ロ−タ−とス
テ−タ−との間、あるいはロ−タ−間での摺り合わせ動
作で、すなわち剪断力、ずり応力などの作用により二次
凝集した固体粒子を、一次粒子もしくはそれに近い状態
に分解し、効率的に被処理物の混合・分散が達成でき、
これには必ずしもプレミックスが必要ではなく、また、
鋼球などの媒体を使用しないメリットも得られる。
流動体および固体粒子)が通過する間に、ロ−タ−とス
テ−タ−との間、あるいはロ−タ−間での摺り合わせ動
作で、すなわち剪断力、ずり応力などの作用により二次
凝集した固体粒子を、一次粒子もしくはそれに近い状態
に分解し、効率的に被処理物の混合・分散が達成でき、
これには必ずしもプレミックスが必要ではなく、また、
鋼球などの媒体を使用しないメリットも得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例にもとずいて具
体的に説明する。図1において、符号1は被分散流動体
に所望の固体粒子、例えば、顔料などを投入した被処理
物を収納する容器であり、この中には、本発明に係るロ
−タ−3およびステ−タ−2が被処理物中に浸漬する任
意の位置に配置される。特に、この実施例では、上記容
器1にはジャケット4が設けてあり、内容物の発熱によ
り昇温を防止している。
体的に説明する。図1において、符号1は被分散流動体
に所望の固体粒子、例えば、顔料などを投入した被処理
物を収納する容器であり、この中には、本発明に係るロ
−タ−3およびステ−タ−2が被処理物中に浸漬する任
意の位置に配置される。特に、この実施例では、上記容
器1にはジャケット4が設けてあり、内容物の発熱によ
り昇温を防止している。
【0011】上記ロ−タ−3は円盤状で、上記容器1内
に垂直に降りた回転軸9の下端に取付けられている。そ
して、これとは同心的に配置された状態で、上記ステ−
タ−2は、上面がすり鉢型の傾斜面をなし、中央に円形
の入口2Aを開口するとともに、上記入口2Aから下側
面に迂回する一部が逆すり鉢型をなしているド−ナツ円
盤で構成されており、その下面の他の部分は円盤状の上
記ロ−タ−3の上面に面接触あるいは極接近した面対向
をなしている。上記ステ−タ−2を支持する支柱8は、
上部で吊持ちされている。
に垂直に降りた回転軸9の下端に取付けられている。そ
して、これとは同心的に配置された状態で、上記ステ−
タ−2は、上面がすり鉢型の傾斜面をなし、中央に円形
の入口2Aを開口するとともに、上記入口2Aから下側
面に迂回する一部が逆すり鉢型をなしているド−ナツ円
盤で構成されており、その下面の他の部分は円盤状の上
記ロ−タ−3の上面に面接触あるいは極接近した面対向
をなしている。上記ステ−タ−2を支持する支柱8は、
上部で吊持ちされている。
【0012】なお、要すれば、上記ロ−タ−3の上面に
上記ステ−タ−2の下面を、そのステ−タの自重で押し
付けるようになっていてもよい。
上記ステ−タ−2の下面を、そのステ−タの自重で押し
付けるようになっていてもよい。
【0013】しかして、容器1内で上記ロ−タ−3を被
処理液中で回転し、そこに固体粒子を少量ずつ供給す
る。これによって、上記ステ−タ−2とロ−タ−3との
間に構成された、両者の半径方向に延びる扁平経路を介
して、上記入口2Aから上記ロ−タ−3の外周部に相当
する出口3Aまでの間で、被処理物の擦り合わせを行
う。しかも、この実施例では、上記ロ−タ−3の回転に
よって生じる遠心力で、被処理物は、上記ロ−タ−3の
上面を介して、半径方向の強制的な送り作用を受ける。
このようにして、図示矢印のように容器内で被処理物を
流動(対流)させながら、上記扁平経路内で混合・分散
を行うのである。
処理液中で回転し、そこに固体粒子を少量ずつ供給す
る。これによって、上記ステ−タ−2とロ−タ−3との
間に構成された、両者の半径方向に延びる扁平経路を介
して、上記入口2Aから上記ロ−タ−3の外周部に相当
する出口3Aまでの間で、被処理物の擦り合わせを行
う。しかも、この実施例では、上記ロ−タ−3の回転に
よって生じる遠心力で、被処理物は、上記ロ−タ−3の
上面を介して、半径方向の強制的な送り作用を受ける。
このようにして、図示矢印のように容器内で被処理物を
流動(対流)させながら、上記扁平経路内で混合・分散
を行うのである。
【0014】なお、上記実施例の容器1には、底部から
混合・分散処理された内容物を流出させるための開閉弁
5が設けられている。また、転倒によって前記内容物を
排出するための枢支軸6を備えてもよい。
混合・分散処理された内容物を流出させるための開閉弁
5が設けられている。また、転倒によって前記内容物を
排出するための枢支軸6を備えてもよい。
【0015】図2に示す実施例では、上記容器1はキャ
スタ−付きの構成であり、また、上記回転軸9を軸支す
る装置フレ−ム7は、油圧手段(例えば、ピストン・シ
リンダ機構)10を介して上下できるようになってお
り、それにより、ロ−タ−とステ−タ−を容器内の任意
の位置に停止出来るようになっている。また、上記装置
フレ−ム7には電動モ−タMが搭載してあり、ベルト伝
導系7Aを介して上記回転軸に動力が伝達されるように
なっている。また、上記支柱8は装置フレ−ム7に固定
ナット21などで固定されている。また、要すれば、上
記容器1には、ロ−タ−やステ−タ−などを挿入する部
分を除いて蓋22を設けてもよい。この場合は、処理液
に含まれる揮発分の蒸発、発散を防止でき、作業環境を
保護する。
スタ−付きの構成であり、また、上記回転軸9を軸支す
る装置フレ−ム7は、油圧手段(例えば、ピストン・シ
リンダ機構)10を介して上下できるようになってお
り、それにより、ロ−タ−とステ−タ−を容器内の任意
の位置に停止出来るようになっている。また、上記装置
フレ−ム7には電動モ−タMが搭載してあり、ベルト伝
導系7Aを介して上記回転軸に動力が伝達されるように
なっている。また、上記支柱8は装置フレ−ム7に固定
ナット21などで固定されている。また、要すれば、上
記容器1には、ロ−タ−やステ−タ−などを挿入する部
分を除いて蓋22を設けてもよい。この場合は、処理液
に含まれる揮発分の蒸発、発散を防止でき、作業環境を
保護する。
【0016】また、図3に示す実施例では、上記回転軸
9の下端に対して、上下摺動可能に上記ロ−タ−3を支
持させ(回転方向にはキ−などを用いて係止してい
る)、これをコイルスプリングなどの弾持機構12で弾
持するように構成している。なお、ここでナット13
は、上記スプリングのためのバネ座の働きをしており、
上記回転軸9の段差部と上記ロ−タ−3との間には、上
記扁平経路の厚さを規制するスペ−サ11が設けてあ
る。また、上記ロ−タ−3およびステ−タ−2の擦り合
わせ面には、図3ないし図5に示すように、耐摩耗鋼、
燒結金属、セラミックなどの耐摩耗性の材料14を装備
するとよい。あるいは、上記扁平経路の厚さ調節は、上
述の固定ナット21の締め付け調整による支柱8の高さ
調節で実現しても良い。
9の下端に対して、上下摺動可能に上記ロ−タ−3を支
持させ(回転方向にはキ−などを用いて係止してい
る)、これをコイルスプリングなどの弾持機構12で弾
持するように構成している。なお、ここでナット13
は、上記スプリングのためのバネ座の働きをしており、
上記回転軸9の段差部と上記ロ−タ−3との間には、上
記扁平経路の厚さを規制するスペ−サ11が設けてあ
る。また、上記ロ−タ−3およびステ−タ−2の擦り合
わせ面には、図3ないし図5に示すように、耐摩耗鋼、
燒結金属、セラミックなどの耐摩耗性の材料14を装備
するとよい。あるいは、上記扁平経路の厚さ調節は、上
述の固定ナット21の締め付け調整による支柱8の高さ
調節で実現しても良い。
【0017】図6に示す実施例では、上記ロ−タ−3の
擦り合わせ面に位置して、半径方向に延びる溝条15が
形成してある。この溝条の形・方向は、図7の(イ)な
いし(チ)(但し(ロ)は溝なしの状態を示している)
に部分的(各4分割の2つの平面)に示してある。ま
た、この実施例では、上記溝条15はロ−タ−3側にの
み設けているが、ステ−タ−2側、あるいは両方に設け
ても良いことは勿論である。このような溝条の形成によ
り、被処理物の通過量が増加でき、処理時間を短縮化可
能となる。
擦り合わせ面に位置して、半径方向に延びる溝条15が
形成してある。この溝条の形・方向は、図7の(イ)な
いし(チ)(但し(ロ)は溝なしの状態を示している)
に部分的(各4分割の2つの平面)に示してある。ま
た、この実施例では、上記溝条15はロ−タ−3側にの
み設けているが、ステ−タ−2側、あるいは両方に設け
ても良いことは勿論である。このような溝条の形成によ
り、被処理物の通過量が増加でき、処理時間を短縮化可
能となる。
【0018】図8に示す実施例では、ロ−タ−3の上下
両面に対応してステ−タ−2、2’を配設した変形例を
示している。また、図9に示す実施例は、上記ロ−タ−
3とステ−タ−2との組合わせを、回転軸9の長手方向
に多段に設けた変形例を示している。
両面に対応してステ−タ−2、2’を配設した変形例を
示している。また、図9に示す実施例は、上記ロ−タ−
3とステ−タ−2との組合わせを、回転軸9の長手方向
に多段に設けた変形例を示している。
【0019】更に、図10に示す実施例では、上記実施
例のステ−タ−2の代りに、同形の第2のロ−タ−2”
を、第1のロ−タ−3と同軸にかつ反対方向に回転でき
るように装備している。このために、支柱8は回転フレ
−ム7Bに取付けてあり、この回転フレ−ム7Bは、装
置フレ−ム7に設けた別の電動モ−タM’で歯車列1
6、17を介して回転駆動されるようになっている。な
お、第2のロ−タ−2を第1のロ−タ−3と回転速度を
変えた状態で同一方向に回転させてもよい。
例のステ−タ−2の代りに、同形の第2のロ−タ−2”
を、第1のロ−タ−3と同軸にかつ反対方向に回転でき
るように装備している。このために、支柱8は回転フレ
−ム7Bに取付けてあり、この回転フレ−ム7Bは、装
置フレ−ム7に設けた別の電動モ−タM’で歯車列1
6、17を介して回転駆動されるようになっている。な
お、第2のロ−タ−2を第1のロ−タ−3と回転速度を
変えた状態で同一方向に回転させてもよい。
【0020】また、図11に示す実施例では、上記ロ−
タ−3の下面に羽根20を設けて、容器1内の被処理物
の流動対流を確保する撹拌の役目を果すようにしてい
る。
タ−3の下面に羽根20を設けて、容器1内の被処理物
の流動対流を確保する撹拌の役目を果すようにしてい
る。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上詳述したようになり、ロ−
タ−とステ−タ−との間に、あるいは、第1のロ−タ−
と第2のロ−タ−との間に、入口から出口に向けての長
い扁平経路を構成し、上記ロ−タ−の回転操作で、上記
扁平経路を通る被分散流動体に、所望の固体粒子を混合
・分散するので、扁平経路の間を被処理物(被分散流動
体および固体粒子)が通過する間に、ロ−タ−とステ−
タ−との間、あるいはロ−タ−間での摺り合わせ動作
で、効率的に高度の分散度まで被処理物の混合・分散が
達成でき、これにはプレミックスが必要ではなく、ま
た、鋼球などの媒体を使用しないメリットも得られる。
また、高速回転を必要としないので、局部的な発熱が無
く、温度劣化性の被処理物にこの装置を採用する上で有
利である。更に、簡単な機構でありから、装置の制御に
熟練を要せず、無人化、自動化を容易に行うことができ
る。
タ−とステ−タ−との間に、あるいは、第1のロ−タ−
と第2のロ−タ−との間に、入口から出口に向けての長
い扁平経路を構成し、上記ロ−タ−の回転操作で、上記
扁平経路を通る被分散流動体に、所望の固体粒子を混合
・分散するので、扁平経路の間を被処理物(被分散流動
体および固体粒子)が通過する間に、ロ−タ−とステ−
タ−との間、あるいはロ−タ−間での摺り合わせ動作
で、効率的に高度の分散度まで被処理物の混合・分散が
達成でき、これにはプレミックスが必要ではなく、ま
た、鋼球などの媒体を使用しないメリットも得られる。
また、高速回転を必要としないので、局部的な発熱が無
く、温度劣化性の被処理物にこの装置を採用する上で有
利である。更に、簡単な機構でありから、装置の制御に
熟練を要せず、無人化、自動化を容易に行うことができ
る。
【図1】本発明の一実施例を説明するための概略縦断正
面図である。
面図である。
【図2】全体の構成を示す縦断正面図である。
【図3】実施例中のロ−タ−の構成を例示した縦断側面
図である。
図である。
【図4】同ロ−タ−の平面図である。
【図5】同ロ−タ−に対応するステ−タ−の底面図であ
る。
る。
【図6】別の実施例のロ−タ−の構成を例示した縦断側
面図である。
面図である。
【図7】上記実施例中の溝条の形状・方向を例示した平
面図である。
面図である。
【図8】更に別の実施例の構成を例示した縦断側面図で
ある。
ある。
【図9】同じく別の実施例の構成を例示した縦断側面図
である。
である。
【図10】本発明の別の実施例の縦断正面図である。
【図11】(1)および(2)は別の実施例のロ−タ−
の縦断側面図および同底面図である。
の縦断側面図および同底面図である。
1 容器 2 ステ−タ− 2A 入口 3 ロ−タ− 3A 出口 4 ジャケット 5 開閉弁 6 枢支軸 7 装置フレ−ム 8 支柱 9 回転軸 10 油圧手段 11 スペ−サ
Claims (5)
- 【請求項1】 ロ−タ−とステ−タ−との間に、入口か
ら出口に向けての長い扁平経路を構成し、上記ロ−タ−
の回転操作で、上記扁平経路を通る被分散流動体に、所
望の固体粒子を混合・分散することを特徴とする分散装
置。 - 【請求項2】 上記ロ−タ−とステ−タ−との間は、ほ
ぼ面接触あるいは極接近した面対向状態にあり、上記ロ
−タ−の回転で上記扁平経路に上記被分散流動体および
固体粒子を強制送りするように構成されている請求項1
に記載の分散装置。 - 【請求項3】 上記ロ−タ−およびステ−タ−の少なく
とも一方の接触面あるいは対向面には、上記扁平経路に
向けての溝条が形成されていることを特徴とする請求項
2に記載の分散装置。 - 【請求項4】 上記扁平経路における上記被分散流動体
および固体粒子が、上記ロ−タ−およびステ−タ−間で
圧縮作用を受けるように、面圧をかける構成になってい
ることを特徴とする請求項1に記載の分散装置。 - 【請求項5】 第1のロ−タ−と、上記ロ−タ−とは反
対向きに回転する第2のロ−タ−との間に、入口から出
口に向けての長い扁平経路を構成し、上記両ロ−タ−の
回転操作で、上記扁平経路を通る被分散流動体に、所望
の固体粒子を混合・分散することを特徴とする分散装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3130322A JP2539110B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 分散装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3130322A JP2539110B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 分散装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07100352A true JPH07100352A (ja) | 1995-04-18 |
JP2539110B2 JP2539110B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=15031570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3130322A Expired - Lifetime JP2539110B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 分散装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539110B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101126518B1 (ko) * | 2004-07-05 | 2012-06-12 | 조용래 | 배합물의 분산장치 및 분산방법 |
JP2012240010A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Eddy Plus Co Ltd | 攪拌装置 |
US8431070B2 (en) | 2006-08-30 | 2013-04-30 | Kyocera Corporation | Mold forming and molding method |
WO2015037377A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-03-19 | 新東工業株式会社 | 分散装置、分散処理システム及び分散方法 |
CN106999883A (zh) * | 2014-11-25 | 2017-08-01 | 新东工业株式会社 | 分散装置以及分散方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5143512U (ja) * | 1974-09-27 | 1976-03-31 |
-
1991
- 1991-05-07 JP JP3130322A patent/JP2539110B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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