JPH0699961A - ラベル取出し装置を備えたラベラ - Google Patents

ラベル取出し装置を備えたラベラ

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JPH0699961A
JPH0699961A JP27366492A JP27366492A JPH0699961A JP H0699961 A JPH0699961 A JP H0699961A JP 27366492 A JP27366492 A JP 27366492A JP 27366492 A JP27366492 A JP 27366492A JP H0699961 A JPH0699961 A JP H0699961A
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JP
Japan
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label
vacuum
pad
container
drum
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JP27366492A
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Inventor
Mitsuo Hashimoto
三夫 橋本
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラベラにおけるラベルのサンプリング検査や
不良ラベルの除去を自動的に、しかもラベルを破損する
ことなく行う。 【構成】 ラベル供給手段と、ラベル吸着パッド16が
設けられたバキュームドラム18と、ラベル2aに糊付
けを行う糊付け手段20とを備えている。ラベル吸着パ
ッドは、ラベル供給手段からラベルを受取り、容器Bに
貼付けるまでの間バキュームが作用してラベルを吸着す
る。容器への貼付けポジションPにおいて、バキューム
を遮断して圧力エアを吹き出し、ラベルを吸着パッドか
ら離すようになっている。本発明では、この貼付けポジ
ションにおいて、吸着パッドを、電磁弁78を介してエ
ア圧力源Aとバキューム源Vとに切換え可能に接続し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はラベラ(ラベル貼付機)
に係り、特に、ラベルへの捺印状態、糊付け状態あるい
はロールラベラの場合のラベル切断状態等を確認するた
めのサンプリング検査や、ラベリング作業中に不良ラベ
ルがあった場合の取出しを行うラベル取出し装置を備え
たラベラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラベラは一般に、ラベルを一枚づつ供給
するラベル供給手段と、このラベルをバキュームによっ
て吸着保持して移送するバキュームドラムと、バキュー
ムドラムによって保持されているラベルの裏面に糊(接
着剤)を塗布するガミングユニット等を備えており、コ
ンベアまたはロータリテーブル等の搬送手段によって搬
送されたてきた容器に、上記バキュームドラムが保持し
ているラベルを押し付けて貼付けるようになっている。
また、ラベラには、通常、ラベルの表面・裏面あるいは
両面に日付・製造ナンバー等を印字する捺印装置が設け
られている。さらに、上記ラベル供給手段として、多数
枚のラベルをラベルマガジン内に収容し、ピッカによっ
て一枚づつ取出すタイプの他に、連続的にラベルが印刷
された帯状のラベル素材をロール状に巻きつけて成るロ
ールラベルを、カッタによって一枚づつ切断して供給す
るタイプのものも用いられている。
【0003】上記構成のラベラでは、ラベルへの糊の塗
布状態・捺印装置による印字状態、あるいは、ロールラ
ベルの切断状態等についてチェックするためにサンプリ
ング検査を行う必要があり、従来は、バキュームドラム
から搬送手段上の容器に貼付けを行う貼付ポジションに
おいて、手作業によってラベルを取出して検査をしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら手作業に
よるサンプリング検査は、作業性が悪く、しかも作業者
に危険が伴うという問題があった。
【0005】また、通常のラベリング運転中に、捺印不
良や切断位置のずれ等の不良ラベルが出現した場合に、
この不良ラベルを自動的に取出すことができる不良ラベ
ルの除去装置は既に知られている(特公平3−4981
0号)。この公報に記載のラベリングマシンは、ラベル
を負圧によって吸着して移送し、コンベア上の容器に貼
着する貼着ドラムを備えており、このドラムの周面に環
状溝が設けられるとともに、ドラムの周囲に除去櫛が設
けられている。この装置では、センサによって不良ラベ
ルを検出した時には、環状溝内に除去櫛を挿入して不良
ラベルを強制的に除去するようになっている。このよう
に、負圧により吸着されているラベルを無理に剥がす場
合には、ラベルの破損等が生ずるため好ましくなく、特
に、サンプリング検査に適用することは不可能であっ
た。
【0006】本発明は上記問題点を除くためになされた
もので、サンプリング時に、自動的にしかも損傷等を加
えることなくラベルを取出して検査を行うことができ、
また、不良ラベルの除去の際にもラベルを損傷すること
がないラベル取出し装置を備えたラベラを提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るラベル取出
し装置を備えたラベラは、ラベルを供給するラベル供給
手段と、ラベルを吸着保持し容器に貼付けるバキューム
ドラムと、容器を搬送する容器搬送手段とを備えてい
る。バキュームドラムには、ラベルを吸着保持するラベ
ル吸着パッドが設けられている。ラベル吸着パッドに
は、ラベル供給手段によってラベルが供給される受渡し
ポジションから、容器へラベルの貼付けを行う貼付けポ
ジションに至る間、バキューム源に接続されてバキュー
ムを作用させるようになっている。また、貼付けポジシ
ョンではそのバキュームが遮断される状態とバキューム
が作用する状態とに切換え可能になっている。
【0008】
【作用】上記ラベル取出し手段を備えたラベラでは、通
常のラベリング時には、ラベル吸着パッドにバキューム
を作用させてラベルを吸着移送し、ラベル貼付けポジシ
ョンでこのバキュームを遮断してラベルを容器側に引渡
して貼着する。サンプリング時あるいは不良ラベルの除
去時には、貼付けポジションにおいても、ラベル吸着パ
ッドにバキュームを作用させて、ラベルを吸着したまま
下流側まで移送して取出す。
【0009】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本発明を説明
する。図1は本発明の一実施例に係るラベル取出し装置
を備えたロータリ式ロールラベラの平面図である。帯状
のラベル素材2が巻かれたロールラベル(図示せず)
は、多数のガイドローラ4間に掛け回されてフィードロ
ーラ6に送られる。この帯状のラベル2は、フィードロ
ーラ6とプレッシャローラ8との間に挾持されてロータ
リカッタ10に送り込まれる。フィードローラ6の側部
にはマークセンサ9が設けられており、ラベルが正確な
位置でカットされるように、ラベル素材2上のマークの
位置を検知してフィードローラ6によるラベル素材2の
送り量をコントロールする。ロータリカッタ10によっ
て一枚づつ切断されたラベル2aは、バキュームによる
吸引機構を備えたデリバリローラ12の外周面に吸着保
持されて回転移送される。このデリバリローラ12によ
る移送中に捺印装置14によって日付・製造ナンバー等
が印字される。上記フィードローラ6、ロータリカッタ
10およびデリバリローラ12等によってラベル供給手
段が構成される。なお、この実施例では、ロータリカッ
タ10で切断したラベル2aをデリバリローラ12を介
してバキュームドラム18に供給しているが、これに限
らず、カッタから直接あるいはその他の手段を介してバ
キュームドラムにラベルを供給するようにしてもよい。
【0010】さらに各ラベル2aは、受渡しポジション
Uにおいて、後に説明するバキューム吸引機構に接続さ
れたラベル吸着パッド16(図2参照)が円周方向等間
隔に設けられているバキュームドラム(貼着ドラム)1
8に引渡される。ラベル2aは、バキュームドラム18
のラベル吸着パッド16に吸着保持されて移送される間
に、バキュームドラム18に隣接して設けられているガ
ミングローラ20によってその裏面に糊(接着剤)が塗
布される。一方容器Bはロータリテーブル22の容器台
上に載せられて回転搬送され、貼付ポジションPにおい
て、上記バキュームドラム18によってラベル2aが貼
付けられる。なお、ラベル2aの裏面に糊付けを行う構
成は、上記ガミングローラ20を用いたものに限らず、
例えば、ピッカ(ラベル取出し手段)の表面に糊付けを
行い、このピッカによってラベルを接着して取出すこと
により糊付けをしてもよく、また、熱の作用によって接
着力を発揮する接着剤を、予めラベルの裏面に塗布して
おく感熱式のラベラ等であってもよい。
【0011】上記デリバリローラ12の捺印装置14よ
りも下流側の外方には、印字が明瞭に、かつ正確な位置
に行われているか等を確認する捺印チェッカ26が設け
られている。さらに、バキュームドラム18の外方に
は、デリバリローラ12からバキュームドラム18に受
渡しが行われる受渡しポジションUよりも下流側にラベ
ルセンサ28が設けられており、ラベルの切断位置が正
確か否かを検知するとともに、帯状ラベル2の継ぎ目に
かかったラベルを検出するようになっている。また、バ
キュームドラム18の、上記貼付けポジションPよりも
下流側のラベル取出しポジションTには、フォーク24
が固定配置されている。
【0012】次に、バキュームドラム18の構成につい
て図2により説明する。ベース30に形成された孔30
a内に筒体34が挿通され、ベース30上の支持プレー
ト32を介して垂直に固定されている。筒体34内に
は、上下に配置されたベアリング36,38を介して回
転軸40が回転自在に支持されている。筒体34の下方
に突出している回転軸40の下端部には、取付部材42
を介してギア44が固定されており、このギア44が図
示しない駆動ギアに噛合って上記回転軸40を回転させ
る。
【0013】筒体34の上端部外周には、後に詳細に説
明する固定バルブ部材46と、隔壁部材48の二枚のプ
レートが上下に重ね合せて固定されている。この隔壁部
材48と上記ベース30上の支持プレート32との間
に、筒体34を囲んで円筒部材50が配置されており、
上方の隔壁部材48、下方の支持プレート32、内側の
筒体34および外側の円筒部材50とによってバキュー
ム室52が構成されている。このバキューム室52内に
は、バキューム源Vに接続されたバキュームパイプ55
が開口している。
【0014】上記筒体34から上方に突出している回転
軸40の上端部外周には、回転体56が固定されてお
り、上記ギア44の回転によって一体的に回転する。こ
の回転体56は、回転軸40の上端部外周に嵌合固定さ
れた内周筒部56aと、内周筒部56aの下部外周に設
けられた水平円板部56bと、水平円板部56bの外周
縁に、上方に向けて形成された外周筒部56cとを備え
ている。外周筒部56cの外側には、ラベル2aを吸着
保持するラベル吸着パッド16が円周方向等間隔で複数
個(本実施例では6個)配置されている。これらラベル
吸着パッド16は水平円板部56b上に固定された支柱
60に支持されて放射方向に進退動できるようになって
いる。
【0015】ラベル吸着パッド16を進退動させる構成
について、図2および図3により説明する。支柱60上
には支持ブロック62が固定されている。ラベル吸着パ
ッド16は、支持ブロック62の内部に摺動自在に支持
された2本のガイドピン64によって、支柱60より内
周側に位置する移動体66に連結されている。移動体6
6は、支持ブロック62に形成された孔62aと、移動
体66の前面(外周側の面)との間に配置されたスプリ
ング68によって回転体56の中心方向に向けて付勢さ
れており、通常は、ラベル吸着パッド16の背面側の取
付部材58が支持ブロック62の前面に当って停止して
いる。移動体66の内周側にはカムフォロア70が取付
けられており、上記回転体56の内周筒部56aの周囲
に配置されたカムプレート72に係合している。このカ
ムプレート72は図3に示す形状をしている。すなわ
ち、ラベル吸着パッド16が上記デリバリローラ12か
らラベル2aを受取る受渡しポジションUの付近72a
が所定の角度に亘って大径になるとともに、容器Bに対
しこのラベル2aの貼付けを行う貼付ポジションPの付
近72bが、図1に示すα度に亘って大径になってお
り、これら各大径の範囲72a,72bでは、ラベル吸
着パッド16がカムフォロア70を介して回転体56の
外周側に向けて押出されるようになっている。
【0016】ラベル吸着パッド16には、その前面に開
口する複数の細孔16a,16bが設けられている。こ
の実施例では、ラベル吸着パッド16の回転方向前方側
に3個(図2の右側に示す)、回転方向後方側に3個
(同図の左側に示す)、それぞれ縦に並んで配置されて
いる。各ラベル吸着パッド16の内部には、その回転方
向前方側と後方側にそれぞれ縦方向の通路16c,16
dが形成され、各組の細孔16a,16bが連通してい
る。回転方向前方側の縦方向の通路16cは、チューブ
73を介して、回転体56の水平円板部56b内に形成
された縦穴56dに接続されている。また、回転方向後
方側の縦方向通路16dは、水平円板部56b内に形成
された放射方向通路56eに連通している。さらに、ラ
ベル吸着パッド16の表面には、細孔16a,16bと
上下の位置をずらして、平行な2本の水平溝16eが設
けられている。これらの水平溝16eは、上記フォーク
24の2本の爪の高さに一致しており、ラベル吸着パッ
ド16がカムプレート72によって押出されたときに、
フォーク24の爪が水平溝16e内に挿入されるように
なっている。
【0017】回転体56の水平円板部56bの下面に
は、上記固定バルブ部材46とほぼ同径の回転バルブ部
材74が固定されて一体的に回転する。この回転バルブ
部材74と固定バルブ部材46とによってロータリバル
ブ76が構成されており、このロータリバルブ76の切
換えによってラベル吸着パッド16にバキュームを作用
させ、あるいはバキュームを遮断して圧力エアを作用さ
せるようになっている。上方の回転バルブ部材74は、
図4に示すように、内周寄りの小径の円周上と、外周寄
りの大径の円周上にそれぞれ等間隔で、このバルブ部材
74を上下に貫通する円孔74a,74bが形成されて
いる。この外周寄りの円周上の円孔74bは、上記水平
円板部56bの縦穴56dの位置に一致しており、チュ
ーブ73および縦方向通路16cを介してラベル吸着パ
ッド16の回転方向前方側の細孔16aに連通してい
る。一方内周寄りの円周上の円孔74aは、水平円板部
56bの放射方向通路56eを介してラベル吸着パッド
16の回転方向後方側の細孔16bに連通している。な
お、図3の最も内側に示す孔74cは、この回転バルブ
部材74を回転体56の水平円板部56bに固定するボ
ルト穴である。
【0018】下方の固定バルブ部材46は、図5に示す
ように、内外2つの円周上に各種の通路が形成されてい
る。これら2つの円周は、上記回転バルブ部材74の円
孔74a,74bが形成されている内外2つの円周に一
致している。固定バルブ部材46の2つの円周上には、
約4分の3周に渡って、多数の小径孔46a,46bが
短かい間隔で上下に貫通形成されている。この小径孔4
6a,46bの始端(図の上部やや右側)は、バキュー
ムドラム18のラベル吸着パッド16が上記デリバリド
ラム12からラベル2aを受取る受渡しポジションUに
対応しており、小径孔46a,46bの終端(図の左
側)は、上記ロータリテーブル22上の容器Bにラベル
2aを貼付ける貼付けポジションPにほぼ一致してい
る。また、この終端部では、外周側の小径孔46bが内
周側よりも多く設けられているが、この終端位置の差
は、ラベル吸着パッド16の回転方向前方側の細孔16
aと後方側の細孔16bとの間隔にほぼ一致させたもの
である。これら小径孔46a,46bは、固定バルブ部
材46の下面に固定されている隔壁部材48の貫通穴4
8aおよび上面の凹部48bを介して上記バキューム室
52に連通している。
【0019】固定バルブ部材46の貼付ポジションP付
近には、内外の円周上に、上記小径孔46a,46bの
終端部に続いてそれぞれ大径穴46c,46dが形成さ
れている。これら内外の大径穴46c,46dは、上記
ラベル吸着パッド16の前方側の細孔16aと後方側の
細孔16bとの距離に一致するように所定の角度ずらし
て設けられており、その内部端が、固定バルブ部材46
の中心を通る線に対して斜めに穿設された導入孔46e
に連通している。また、これら2つの大径穴46c,4
6dは、回転バルブ部材74に接する面上の開口部が円
周方向に拡大されている。この導入孔46eは、図2に
示すように、電磁弁78を介して圧力エア供給源Aとバ
キューム源Vに接続され、バキュームまたは圧力エアを
切換えて導入できるようになっている。
【0020】固定バルブ部材46の外周寄りの円周上に
は、上記大径穴46c,46dの下流側に、円弧状の溝
46fが形成されている。この円弧状の溝46fの下流
端は、縦穴46gおよび半径方向の導入孔46hによっ
て固定バルブ部材46の外周面に開口しており(図6参
照)、この導入孔46hを介して、円弧状溝46f内に
常時バキュームが導入されている。なお、この実施例で
は、円弧状溝46fと上記貼付けポジションP付近の大
径穴46dとの間は遮断されている。
【0021】さらに、固定バルブ部材46の外周寄りの
円周上の、上記円弧状溝46fよりも下流側には、大径
穴46iが形成され、半径方向の導入孔46jによって
固定バルブ部材46の外周面に連通している(図7参
照)。この大径穴46iの開口部は、上記貼付けポジシ
ョンP付近の大径穴46c,46dと同様に円周方向に
拡大されている。
【0022】次に、上記構成に係るラベラの動作につい
て説明する。通常のラベリング運転時には、ガイドロー
ラ4を介してフィードローラ6に送られた帯状のラベル
2は、ロータリカッタ10によって1枚づつのラベル2
aに切断される。各ラベル2aが正確な位置で切断され
るように、マークセンサ9によってフィードローラ6に
よるラベル2の送り量をコントロールしている。ロータ
リカッタ10によって1枚づつに切断されたラベル2a
は、デリバリローラ12に吸着されて回転移送される。
このデリバリローラ12による移送中に、捺印装置14
によって日付・製造ナンバー等が印字される。その後捺
印チェッカ26によって捺印状態がチェックされる。
【0023】続いて、ラベル2aが受渡しポジションU
に達すると、この受渡しポジションUのやや上流側から
カムプレート72によって半径方向外方へ押出されて回
転移動してくるバキュームドラム18のラベル吸着パッ
ド16に受渡される。ラベル吸着パッド16の前後の細
孔16a,16bは、それぞれ、縦方向通路16c、チ
ューブ73、水平円板部56bの縦穴56dを介して、
また、縦方向通路16d、放射方向通路56eを介し
て、回転バルブ部材74の外周側の円孔74bおよび内
周側の円孔74aに連通しており、これら円孔74a,
74bが固定バルブ部材46の小径孔46a,46bに
重なりあうと、ラベル吸着パッド16にバキュームが作
用してラベル2aを吸着する。
【0024】バキュームドラム18が回転し、ラベル吸
着パッド16に吸着されたラベル2aがラベルセンサ2
8の正面に達すると、このセンサ28によって切断位置
が正確かどうかあるいは継ぎ目ラベルではないか等がチ
ェックされる。その後、ラベル2aは、ガミングローラ
20によって裏面に糊が塗布され、貼付けポジションP
において、ロータリテーブル22によって搬送されてき
た容器Bに貼付けられる。ラベル吸着パッド16は、貼
付けポジションPのやや上流側から、カムプレート72
によって外方へ向けて前進されており、ラベル2aは容
器Bの外面に圧接される。また、固定バルブ部材46の
貼付けポジションP付近の大径穴46c,46d内は、
電磁弁78によってエア圧力供給源Aに接続されてお
り、この位置に達したラベル2aは、エアを吹き付けら
れてラベル吸着パッド16から解放されて容器B側に渡
される。
【0025】捺印チェッカ26およびラベルセンサ28
によってラベル2aのチェックを行っており、そのラベ
ル2aが良品の場合には、上記工程によってラベリング
が行われ、容器Bはロータリテーブル22から図示しな
いコンベア上に排出され、次の工程に送られる。また、
捺印チェッカ26により捺印不良が検知され、あるい
は、ラベルセンサ28によって継ぎ目ラベルやマークず
れラベルが検出されたときには、捺印チェッカ26また
はラベルセンサ28からの信号により、その不良ラベル
が到達する時点で、ガミングローラ20を後退させ、そ
のラベル2aに糊付けを行わないようにする。さらに、
そのラベル2aが貼付けポジションPに到達する時点
で、電磁弁78を切換えて、固定バルブ部材46の貼付
ポジションP付近に位置する大径穴46c,46dにバ
キュームを作用させる。するとラベル2aは、そのまま
ラベル吸着パッド16に吸着されて貼付けポジションP
を通過し、下流側へと回転移送される。固定バルブ部材
46の大径穴46c,46dよりも下流側の円弧状溝4
6fには常時バキュームが作用しており、ラベル2aは
ラベル吸着パッド16に吸着されたままフォーク24の
位置に達する。固定バルブ部材46のこの位置には、大
径穴46iが形成され、常時大気に開放されているた
め、ラベル2aは、ラベル吸着パッド16から離れ、ラ
ベル吸着パッド16の表面に形成された水平溝16e内
に先端の爪が挿入されたフォーク24により剥がされて
集積される。
【0026】上記構成のラベラでは、ラベル2aの切断
状態、捺印の状態あるいは、糊付け状態等について定期
的にまたは、不定期で、サンプリング検査を行う。この
場合にはセレクトスイッチの操作により電磁弁78を作
動させて、固定バルブ部材46の貼付けポジションP付
近に形成された大径穴46c,46dをバキューム源V
に接続する。この状態で容器は流さずに、帯状のラベル
素材2だけを送る。ラベル素材2は、フィードローラ6
を介してロータリカッタ10に送り込まれ、一枚づつの
ラベル2aとして切断され、デリバリローラ12に吸着
保持される。続いて、受渡しポジションUにおいて、バ
キュームドラム18のラベル吸着パッド16に受渡さ
れ、ガミングローラ20によって糊付けされる。貼付け
ポジションPでは、固定バルブ部材46の大径穴46
c,46dにバキュームが作用しているため、ラベル2
aはそのままラベル吸着パッド16に吸着され、さらに
バキュームが常に作用している円弧状溝46fによって
取出しポジションTに送られる。取出しポジションTで
は、ラベル吸着パッド16の細孔16a,16bが大気
に開放されるとともに、フォーク24が、放射方向に前
進したラベル吸着パッド16の水平溝16e内に挿入さ
れることにより、ラベル2aは取出され集積される。こ
のように本実施例装置では、サンプリングが自動的にし
かも安定して行われる。また、不良ラベルを除去する場
合にも、ラベル吸着パッド16に作用していたバキュー
ムを開放してラベル2aを剥がすので、ラベル2aを容
易にしかも破損することなく取り除くことができる。
【0027】なお、上記実施例では、固定バルブ部材4
6の貼付けポジションP付近に形成された内外の大径穴
46c,46dを電磁弁78を介して、バキューム源V
と、圧力エア供給源Aとに切換接続可能にしたが、バキ
ューム源Vとの接続をON−OFFして、バキュームが
作用する状態と、大気に開放した状態とに切換えるもの
であってもよい。また、ラベル取出しポジションTに設
けられた大径穴46iを常時大気に開放した状態にした
が、この大径穴46iを圧力エア供給源Aに接続してエ
アを吹き出すようにしてもよい、この場合には、フォー
ク24を省略することもできる。さらに、上記実施例で
は、ラベル取出しポジションTを貼付けポジションPよ
りも下流側に設けたが、貼付けポジションPよりも上流
側に、ラベル吸着パッド16をバキュームと圧力エアと
に切換え接続可能にしたラベル取出しポジションTを設
けることもできる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ラ
ベル供給手段から受取ったラベルをバキュームによって
吸着して搬送し、容器に貼付けを行うラベル吸着パッド
に、ラベル貼付けポジションにおいて、バキュームを作
用させる状態と、バキュームを遮断した状態とに切換え
可能に構成し、通常のラベリング時には、バキュームを
遮断し、サンプリング時のようにラベルを容器に貼付け
ずに取出す際には、ラベル貼付けポジションでもラベル
吸着パッドにバキュームを作用させ、ラベルを下流側ま
で移送して取出すようにしたので、ラベルの取出しを、
自動的にしかも確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るラベル取出し装置を備
えたラベラの平面図である。
【図2】上記ラベラのバキュームドラムの縦断面図であ
る。
【図3】バキュームドラムの一部を断面とした平面図で
ある。
【図4】回転バルブ部材の平面図である。
【図5】固定バルブ部材の平面図である。
【図6】図5のVI方向矢視図である。
【図7】図5のVII−VII線に沿う断面図である。
【符号の説明】
P 貼付けポジション 12 ラベル供給手段(デリバリローラ) 16 ラベル吸着パッド 18 バキュームドラム 20 糊付け手段(ガミングローラ) 22 容器搬送手段(ロータリテーブル)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルを吸着保持するラベル吸着パッド
    を有するバキュームドラムと、このバキュームドラムに
    ラベルを供給するラベル供給手段と、ラベルが貼付けら
    れる容器を搬送する容器搬送手段とを備え、上記ラベル
    吸着パッドにバキュームを作用させてラベルを吸着移送
    するとともに、貼付けポジション付近でバキュームを遮
    断して、裏面に糊付けされているラベルを容器に貼付け
    るラベラにおいて、上記貼付けポジション付近で、ラベ
    ル吸着パッドにバキュームを作用させた状態とバキュー
    ムを遮断した状態とに切換え可能に構成し、バキューム
    を作用させた状態でラベルを貼付けポジションよりも下
    流側まで移送できるようにしたことを特徴とするラベル
    取出し装置を備えたラベラ。
  2. 【請求項2】 貼付けポジションよりも下流側で、上記
    ラベル吸着パッドに作用するバキュームを遮断すること
    により、ラベルをラベル吸着パッドから取出し可能にし
    たことを特徴とする請求項1に記載のラベル取出し装置
    を備えたラベラ。
  3. 【請求項3】 ラベルを吸着保持するラベル吸着パッド
    を有するバキュームドラムと、このバキュームドラムに
    ラベルを供給するラベル供給手段と、ラベルが貼付けら
    れる容器を搬送する容器搬送手段とを備え、上記ラベル
    吸着パッドにバキュームを作用させてラベルを吸着移送
    するとともに、貼付けポジション付近でバキュームを遮
    断して、裏面に糊付けされているラベルを容器に貼付け
    るラベラにおいて、上記貼付けポジションよりも上流側
    で、上記バキュームドラムのラベル吸着パッドに、バキ
    ュームを作用させた状態と遮断した状態とに切換え可能
    に構成し、貼付けポジションに達する前にバキュームを
    遮断してラベルの取出しを可能にしたことを特徴とする
    ラベル取出し装置を備えたラベラ。
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