JP4889404B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents
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Description
これは、図9に示すように、外周が軸線を中心にした横断面円形の胴部を有する物品Wとしてのビンにおいて、この物品Wの胴部Dの外周面にラベルLを貼付するもので、物品Wを、その軸線が垂直になるようにして円盤200の外周部において保持ローラ201に接触させ、且つ、所定間隔で順次整列させて搬送し、その搬送過程で、ドラム202の回転によりマガジン203からラベルLを吸着し、このラベルLに糊付け装置204により糊付けを行なって、この糊付けしたラベルLを物品Wの外周面に接触させるととともに、接触時に、図9(b)に示すように、物品Wを上下方向から挾持して図示外の回転機構で軸線を中心に回転させることにより、物品Wの胴部Dの外周面にラベルLを貼付するようにしている。そして、ラベルLが貼着された物品Wは、円盤200の搬送後流側でブラシ列205に接触し、これにより、ラベルLの貼付を確実に行なうようにしている。
ラベル吸着押圧部は、ラベルを吸着して転動保持部の支承ローラ上を転動する物品の胴部に吸着したラベルを弾性的に押圧する。これにより、ラベルが押圧ローラによって物品に押圧されるので、物品の回転によりラベルが吸着体から引っ張られ、物品に巻きついて貼付されていく。
このため、物品の外径の誤差が大きい場合、あるいは、多少外径の種類の異なるロットの場合でも、無理なく物品を転動させてラベルを貼付することができ、多品種少量生産の場合に極めて良く適応させることができ、汎用性を向上させることができる。
図1乃至図7には、本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置を示している。この実施の形態に係るラベル貼付装置が、ラベルLを貼付できる物品は、図4,図7及び図8に示すように、電子部品からなるある種のセンサーであり、2種類の形態がある。
ラベルLは、長方形状に形成され、長手方向Raが物品WAの胴部DAの円周方向に沿って、且つ、物品WAの予め定められた貼付部位E(図中2点鎖線)に貼付される。そして、この貼付部位Eと、上記端子Tの内、特定端子T(a)は、一義的に定められた所定の位置関係にある。この特定端子T(a)は、後述の検知センサ41が検知する検知部位になる。
ラベルLは、図8(b)に示すように、長方形状に形成され、長手方向Raが物品WBの小径の胴部DBの円周方向に沿って、且つ、物品WBの予め定められた貼付部位E(図中2点鎖線)に貼付される。そして、この貼付部位Eと、上記端子Tの内、特定端子T(a)は、一義的に定められた所定の位置関係にある。この特定端子T(a)は、後述の検知センサ41が検知する検知部位になる。
転動保持部10の基本的構成は、図1及び図2,図4及び図7に示すように、基体11と、基体11に設けられ物品WA,WBを支承する支承ローラ12と、基体11に設けられ支承ローラ12に支承された物品WA,WBの胴部DA,DB,DCの両側をガイドするガイドローラ17とを備えてなる。
ガイドローラ17の各組において、一対のガイドローラ17(A),17(A)同士の径は同じに設定され、組みの異なるガイドローラ17(B),17(B)同士の外径は、互いに異ならせて設定されている。実施の形態では、一方のガイドローラ17の組みのガイドローラ17(A),17(A)は、上記物品WAの胴部DAの両側、及び、上記物品WBの小径の胴部DBの両側をガイドする外径に形成され、他方のガイドローラ17の組みのガイドローラ17(B),17(B)は、上記物品WBの大径の胴部DCの両側をガイドする外径に形成されている。
開駆動部21は、基体11に設けられたエアシリンダ装置22で構成され、そのピストン23の進出時にアーム19の下端内側に突設した突起24を押圧してアーム19を開方向に揺動させ、ピストン23の後退時に付勢手段20(コイルスプリング)の付勢力によって閉方向への揺動を許容する。
この軸方向位置決め機構30は、基体11に設けられ転動保持部10の支承ローラ12に支承される物品WA,WBの一端部が当接する固定ストッパ31を備えている。固定ストッパ31は、支承ローラ12に支承される物品WA,WBの軸線Pに直交する方向に回転軸を有し、互いに所定間隔離間して上記物品WA,WBの一端部に当接するように設けられる一対の当接ローラ32を備えて構成されている。
尚、転動位置決め手段40の回転駆動部16による支承ローラ12の回転の際には、後述のラベル吸着押圧部50の保持体が進出して、押圧ローラ53を物品WA,WBに押圧する。これにより物品WA,WBの転動が確実に行なわれる。
また、押圧位置Yにおいては、ラベルLの長手方向Raが吸着体51に吸着され状態で、支承ローラ12の回転軸15に直交する方向に位置させられる。
尚また、ラベル供給部1の作動,ラベル吸着押圧部50のエアシリンダ装置55,60の作動,転動保持部10における回転駆動部16の電動モータ16a及びエアシリンダ装置22,軸方向位置決め機構30のエアシリンダ装置35等の作動の制御は、図示外の制御部で行なわれる。
先ず、図8(a)に示す物品WAにラベルLを貼付する場合について説明する。
図1及び図4(a)に示すように、基体11の受け入れ取り出し位置Jaにおいては、ガイドローラ17の各組は、開駆動部21により、開に設定されている。即ち、開駆動部21のエアシリンダ装置22のピストン23が進出してアーム19の突起24を押圧しており、付勢手段20としてのコイルスプリングの付勢力に抗してアーム19を開方向に揺動させ、ガイドローラ17を開にしている。また、軸方向位置決め機構30の可動ストッパ33は後退させられている。
詳しくは、先ず、図5(a)(b)に示すように、ラベル吸着押圧部50の保持体54が押圧位置Yに進出し、押圧ローラ53を物品WAに押圧する。この場合、先ず、エアシリンダ装置55が進出して保持体54を降下させ、次に、図5(c)に示すように、エアシリンダ装置60が進出してベース57に対して取付部材58を傾動させ、押圧ローラ53を物品WAに押圧する。
その後、図5(d)に示すように、ラベル吸着押圧部50の保持体54が吸着位置Xに後退する。この場合、エアシリンダ装置60が後退してベース57に対して取付部材58を元位置に復帰させるとともに、エアシリンダ装置55が後退して保持体54を上昇させ、保持体54を吸着位置Xに位置させる。
次に本装置は、ラベルLの貼付動作を行う。先ず、図2及び図6(a)に示すように、用紙検知センサ6によりラベル供給部1からラベルLが供給され、吸着体51にラベルLが吸着される。この際、吸着体51から突出させられたラベルLの前端は上側の押圧ローラ53に当接する。また、ラベル供給部1の剥離板3で剥離されるラベルLは、図3に示すように、その短手方向Rbの長さ分だけ帯状台紙Dに対して突出することになるので、剛性が維持されて平面状体を維持して吸着体51に吸着されることになり、そのため、自重のモーメント荷重により垂れてしまう事態が防止され、吸着体51での捕捉ミスが防止され、確実に吸着体51に吸着させることができる。
このとき、支承ローラ12に支承された物品WAの貼付部位Eが支承ローラ12に対して所定転動位置に位置させられているので、物品WAのラベルLが貼付される予め定められた貼付部位EにラベルLの前端が正規に貼付される。
この場合、物品WAは支承ローラ12に支承され、エアシリンダ装置60のエアの弾性力により押圧ローラ53が転動保持部10の支承ローラ12上を転動する物品WAの胴部DAにラベルLを確実に弾性的に押圧することができる。そのため、物品WAの外径の誤差が大きいような場合でも、押圧ローラ53がこの誤差に追従して上下動するので、物品WAが支承ローラ12上を無理なく転動することができ、そのため、ラベルLが確実に貼付されていく。
そして、図1に示すように、基体11は、貼付位置Jbから受け入れ取り出し位置Jaに移動させられる。そして、ガイドローラ17の各組は、開駆動部21により、開に設定される。即ち、開駆動部21のエアシリンダ装置22のピストン23が進出してアーム19の突起24を押圧し、付勢手段20としてのコイルスプリングの付勢力に抗してアーム19を開方向に揺動させ、ガイドローラ17を開にする。この状態で、物品WAを、手作業あるいは図示外の取り出し装置により自動で取り出す。
尚また、物品WBのように、外径の異なる複数の胴部DB,DCを連設したタイプのものにおいて、支承ローラ12及びガイドローラ17は、一種類の外径のもので構成しても良いが、各胴部DB,DCの外径に応じた複数種の外径の支承ローラ12及びガイドローラ17を設けたほうが、保持が確実になり好ましい。
また、上記実施の形態において、取り扱う物品の形状は、上記の2種に限定されず、外周が円形の胴部を有するものであれば、どのようなものでも良いことは勿論である。
P 軸線
DA,DB,DC 胴部
E 貼付部位
T 端子
T(a) 特定端子(検知部位)
L ラベル
D 帯状台紙
1 ラベル供給部
2 供給リール
3 剥離板
4 巻取リール
5 印字ヘッド
6 用紙検知センサ
10 転動保持部
11 基体
12,12(A),12(B) 支承ローラ
13 レール
14 スライダ
Ja 受け入れ取り出し位置
Jb 貼付位置
15 回転軸
16 回転駆動部
17,17(A),17(B) ガイドローラ
18 回転軸
19 アーム
20 付勢手段(コイルスプリング)
21 開駆動部
22 エアシリンダ装置
30 軸方向位置決め機構
31 固定ストッパ
33 可動ストッパ
35 エアシリンダ装置
40 転動位置決め手段
41 検知センサ
50 ラベル吸着押圧部
51 吸着体
52 回転軸
53 押圧ローラ
X 吸着位置
Y 押圧位置
54 保持体
55 エアシリンダ装置
56 進退駆動部
57 ベース
58 取付部材
59 傾動駆動部
60 エアシリンダ装置
Claims (10)
- 外周が軸線を中心にした横断面円形の胴部を有する物品の当該胴部の外周面にラベルを貼付するラベル貼付装置において、
上記物品の胴部を転動させながら保持する転動保持部を備え、該転動保持部を、回転軸を中心に回転させられ上記物品の胴部を該物品の軸線が上記回転軸と平行になるように支承し且つ回転させられて該物品を転動させる支承ローラと、該支承ローラと平行な回転軸を有し上記支承ローラで支承された物品の胴部の両側をガイドする一対のガイドローラと、上記支承ローラを回転駆動する回転駆動部とを備えて構成し、
ラベルを吸着するとともに該吸着したラベルを上記転動保持部で転動する物品の胴部に弾性的に押圧し上記胴部の転動により該胴部の周方向に沿ってラベルを貼付するラベル吸着押圧部を備えたことを特徴とするラベル貼付装置。 - 上記転動保持部の一対のガイドローラを、開閉可能にし、該ガイドローラを閉方向に付勢して上記支承ローラに支承した物品の胴部に該一対のガイドローラを弾接させる付勢手段と、該ガイドローラを前記付勢手段の付勢力に抗して開にし該ガイドローラ間の幅を上記物品の胴部の幅より広くする開駆動部とを設けたことを特徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
- 外径の異なる複数の支承ローラを連設し、該外径の異なる複数の支承ローラに対応させて、上記転動保持部の一対のガイドローラの組みであって異なる組み同士でガイドローラ同士の外径を異ならせた一対のガイドローラの組みを複数組み並設したことを特徴とする請求項1または2記載のラベル貼付装置。
- 上記ラベル吸着押圧部によって物品にラベルが貼付される前に、上記転動保持部の支承ローラに支承される物品の軸線方向の両端部位置を位置決めする軸方向位置決め機構を備えたことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載のラベル貼付装置。
- 上記軸方向位置決め機構を、上記転動保持部の支承ローラに支承される物品の一端部が当接する固定ストッパと、該支承ローラに支承される物品の他端部に対して進退動可能に設けられ進出時に該物品の他端部に当接して該物品を上記固定ストッパ側に押圧する可動ストッパとを備えて構成したことを特徴とする請求項4記載のラベル貼付装置。
- 上記固定ストッパを、上記支承ローラに支承される物品の軸線に直交する方向に回転軸を有し、互いに所定間隔離間して上記物品の一端部に当接するように設けられる一対の当接ローラを備えて構成し、上記可動ストッパを、上記支承ローラに支承される物品の軸線に直交する方向に回転軸を有し、互いに所定間隔離間して上記物品の他端部に当接するように設けられる一対の当接ローラを備えて構成したことを特徴とする請求項5記載のラベル貼付装置。
- 上記ラベル吸着押圧部によって物品にラベルが貼付される前に、上記物品のラベルが貼付される予め定められた貼付部位に該ラベルが正規に貼付されるように、該物品の貼付部位を上記支承ローラに対して所定転動位置に位置決めする転動位置決め手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載のラベル貼付装置。
- 上記転動位置決め手段を、上記回転駆動部によって回転させられた上記支承ローラの回転中に該支承ローラに支承された物品の上記貼付部位と所定の関係にある検知部位が該支承ローラに対して所定転動位置に位置したか否かを検知する検知センサと、上記回転駆動部の始動を行なうとともに上記検知センサが所定転動位置に位置したことを検知したとき上記回転駆動部の停止を行なう制御部とを備えて構成したことを特徴とする請求項7記載のラベル貼付装置。
- 上記ラベル吸着押圧部を、ラベルの前端を突出させて吸着する吸着体と、該吸着体から突出させられたラベルの前端上側に当接する位置に設けられるとともに上記転動保持部の上記支承ローラの回転軸に平行な回転軸を有し該ラベルを上記支承ローラの上側から該支承ローラに支承した物品の胴部に押圧する押圧ローラと、上記吸着体及び押圧ローラを上記支承ローラの回転軸に直交する方向に並設して保持するとともに上記吸着体がラベルを吸着する吸着位置及び上記押圧ローラが上記物品の胴部に上記ラベルを押圧する押圧位置の2位置に進退動可能な保持体と、該保持体を上記吸着位置及び押圧位置に進退移動させる進退駆動部とを備えて構成したことを特徴とする請求項1乃至8何れかに記載のラベル貼付装置。
- 上記保持体を、ベースと該ベースに傾動可能に設けられ上記吸着体及び押圧ローラが取付けられる取付部材とを備えて構成し、上記押圧位置において上記取付部材をベースに対して傾動させて上記押圧ローラのみを上記物品の胴部に当接させる傾動駆動部を備えたことを特徴とする請求項9記載のラベル貼付装置。
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