JPH0699581A - ノズルプレートの製造方法 - Google Patents

ノズルプレートの製造方法

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JPH0699581A
JPH0699581A JP25142792A JP25142792A JPH0699581A JP H0699581 A JPH0699581 A JP H0699581A JP 25142792 A JP25142792 A JP 25142792A JP 25142792 A JP25142792 A JP 25142792A JP H0699581 A JPH0699581 A JP H0699581A
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Hideaki Suzuki
秀昭 鈴木
Akio Owatari
章夫 大渡
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェットヘッドのノズルをノズルプレ
ート形成時に同時に樹脂材料で形成し、その後、前記ノ
ズル先端に紫外線光を照射する製造方法によって、高剛
性で、低圧力損失の断面形状のノズルを有するノズルプ
レートを提供する。 【構成】 ノズルプレート10を射出成形によって形成
され、ノズル11も同時の成形されている。その際に発
生するバリ12を、紫外線光20(例えば、エキシマレ
ーザー光)で除去する。又、ノズル11には圧力損失低
減、並びに板厚増大の効果を持つ斜面15が形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク滴を飛翔させ被
記録媒体に記録を行うためのインクジェットヘッドのノ
ズルを形成するノズルプレートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットヘッドのノズルプ
レートは、金属板や樹脂フィルム等に後加工でノズルを
形成する方法が用いられており、中でも樹脂フィルムに
プレス加工でノズルを形成する特公平2ー188254
号公報のような方法や、紫外線光(例えば、エキシマレ
ーザー光)によりノズルを形成する方法(特公平2ー1
87345号公報に前記方法に於て形成されたノズルプ
レートを用いたインクジェットヘッドの事例有り)が、
樹脂材料の加工性の良さ、それに伴う低加工コスト、高
寸法精度、及びインクジェットヘッド本体への接合性の
良さ等の理由により、よく用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来例では以下のような課題を有する。
【0004】第1に、樹脂フィルム厚みが大きくなった
場合、前記プレス加工の方法では加工抵抗(ポンチの打
ち抜き抵抗)の増大により、打ち抜き寸法精度の低下、
加えて、加工寿命の低下を招いてしまう。又、前記紫外
線光による方法では紫外線光の照射時間の増大、あるい
は照射回数の増大となり、製造コストが跳ね上がってし
まう。従って、樹脂フィルムの厚み、即ち、ノズルプレ
ート厚は比較的薄い(数十μm)ものでしか対応がつか
ないのである。
【0005】第2に、前記の両加工法とも形成されるノ
ズルの断面形状がストレート、もしくは僅かな傾きを持
った直線的な形状にしか対応できないのである(図19
参照)。
【0006】以上のような課題を有するノズルプレート
をインクジェットヘッドに搭載した場合の概略断面図を
図19に示す。ここで、従来例のノズルプレート10と
インク流路4を有する流路基板3と振動板2を図のごと
く接合してインク流路4を閉空間としている。そして、
前記振動板2上に図中の矢印方向に変位する圧電素子1
が接合されている。
【0007】この構成により、前記圧電素子1に図中の
矢印方向にの変位を生じさせ、インク流路4内に圧力を
発生させた場合の状態図が図20である。
【0008】ノズルプレート10は、樹脂材料であるが
ために弾性率が低く、加えて、その厚みが小さいため
に、非常に剛性が低い。そのため、図に示すごとくノズ
ルプレート10が変形してしまい、インク吐出のために
インク流路4内部に発生した圧力を吸収してしまう。
又、ノズル11の断面形状が概ストレートであるため
に、インク流路4との形状的なつながりが不連続となっ
ており、インクの流れに於て非常に大きな圧力損失が生
じる。結果として、インク吐出のために高電圧(高入力
エネルギー)を印加せねばならず、非常に非効率な駆動
となる。又、ノズルプレート10が振動(ノズルプレー
ト10の変形による)したり、ノズル11近傍で大きな
圧力損失が生じたりするため、インク吐出が非常に不安
定となる。加えて、インク流路内4内部での大きな圧力
損失により、各接合面(ノズルプレート10ー流路基板
3間、振動板3ー流路基板3間)に大きな引き剥し応力
が加わり、インクジェットヘッド自体の信頼性及び寿命
が極端に低下する。
【0009】尚、ここでは、圧電素子1の変位により、
インク流路4内に圧力変化を生じさせているが、インク
流路4内に発熱素子等を配置して、その発熱で気泡を発
生させ圧力変化を生じさせる場合も同様である。
【0010】そこで、本発明はこの様な課題を解決する
ものであって、高剛性で、低圧力損失の断面形状のノズ
ルを有するノズルプレート及びその製造方法を提供する
ことにある。加えて、前記ノズルプレートを装着するこ
とにより高効率、高安定、高信頼性インクジェットヘッ
ドを提供することも本発明の目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1のノズルプレートの製造方法は、
ノズルを前記ノズルプレート形成時に同時に樹脂材料で
形成し、その後、前記ノズル先端に紫外線光を照射する
ことを特徴する。
【0012】又、本発明の請求項2のノズルプレートの
製造方法は、本発明の請求項1の構成であって、前記ノ
ズルプレートを樹脂の射出成形で形成することを特徴と
する。
【0013】
【作用】以上の構成によれば、ノズルプレートを非常に
厚く形成できる。又、断面形状を所望(圧力損失の小さ
い)の形状に形成できる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を用い詳細に
説明する。
【0015】図1に本発明に係るノズルプレート10の
全体像を示す。11は円形開口部のノズルであり、ノズ
ルプレート10自体は樹脂で形成されている。前記樹脂
材としては、インクジェットヘッドに装着した際に要求
される耐インク性の優れるポリイミド、ポリカーボネイ
ト、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリプ
ロピレン等があげられる。図中に於ては、複数のノズル
11の配列を一直線状に配置してあるが、平面上どの様
に配置しても構わない。又、ノズル11の開口形状は円
形だけに限定される物ではなく、矩形、楕円、多角形等
どの様な形状であっても構わない。
【0016】図2、図3、図4を用い、本発明のノズル
プレート10の製造方法の第1の実施例に付いて説明す
る。尚、図に於ては、一つのノズル11の形成部のみを
掲載するが、実際には、複数のノズル11の形成部が、
その配列位置に従って並設されているものである。
【0017】図2に於て、点線の斜線で示している断面
は、樹脂の射出成形型の概要を表わすものであり、第1
の型21と第2の型22を合わせた状態にある。第1の
型21には射出成形後ノズル11の形状を形成するピン
部23が埋め込まれており(一体形成されている)、ピ
ン部23の根元にはノズル11の導入部を形成する斜面
部24が設けられている。又、第2の型22には前記の
ピン部23が嵌合する穴25が設けられている。通常、
第2の型22は不動で、第1の型21を図中の上下方向
に平行移動さし、型の面間距離tが所望の値になるよう
にその移動量を管理する。当然、この状態に於て、図に
示すごとく第1の型21のピン部23と、第2の型22
の穴25は嵌合状態にある。この型の面間距離tは、射
出成形後のノズルプレート10の厚みに相当する。
【0018】この第1の型21と第2の型22の嵌合状
態に於て(型の面間距離tが保持された状態)、図示し
ていないゲート(射出成形型の内部に流動状態の樹脂を
流し込む入口)より、面間距離tの閉空間に、高温で流
動状態の樹脂が注入される。そして、一定時間経過後、
樹脂がある程度固化した状態に於て、第1の型21を図
中における上方に離型さすことにより、図3に示すノズ
ルプレート10(完成状態ではない)が得られる。この
段階でのノズルプレート10は、ノズル11形状や全体
形状等ほとんど出来上がっているが、第1の型21のピ
ン部23と、第2の型22の穴25の僅かな隙間に流れ
込んだ樹脂によりバリ12が形成されている。このバリ
12は、その樹脂の流動性や、その他の物性により差が
あるものの、一般的なノズル11として直径数十μmの
開口径を形成するのに、バリ高さ数μm〜数十μmとな
る。そして、そのバリ高さ、バリ形状、バリの表面状態
などがバラ付き、安定して形成できない。即ち、この状
態のノズルプレート10をインクジェットヘッドに装着
すると、インク吐出特性のバラ付きを生じさせてしま
う。加えて、バリ12によりノズル11の先端が非常に
荒れた状態になっているため、インクの飛行方向が定ま
らず、飛行安定性にも欠ける状態となり、結果として非
常に劣悪な印字品質しか得られない。
【0019】そのため、図3の矢印で示す紫外線光20
(例えば、エキシマレーザー光)を照射、バリ12を除
去して、ノズルプレート10の完成品として図4で示し
た状態を得る。ここで、紫外線光20の照射領域(図中
では細密の斜線部で示す)は図に於て、バリ12部より
かなり大きめに設定してあるが、バリ12部を包含すれ
ば良い。バリ除去深さに関しても、バリ12が完全に除
去されることが望ましく、そのために、図4のような深
さ方向の余剰除去部14が形成されても良い。又、バリ
12を完全に除去しなくても、ノズル11先端表面の均
一な清浄化を達成していれば不完全除去でも構わない
(図示せず)。
【0020】以上の手順で成形されたノズルプレート1
0は、射出成形であるが故に、板厚を厚く設定でき、樹
脂材にも係わらず高剛性を達成できる。加えて、ノズル
11の断面形状は、斜面部14を設ける等、インク流入
時の圧力損失を低減する形状が自由に設定できる。又、
バリ12を紫外線光20で除去するため、ノズル先端表
面は非常に清純化されている。そして、バリ12の高さ
分の紫外線加工で良いため、費やされるエネルギー、工
数は少なくてすみ、加工コストも問題にならない。
【0021】ちなみに、我々は実験試作で、開口径は5
0μmで、ノズル長さhを50μm、斜面部15の傾斜
aは60°のノズル11を有する板厚200μmのノズ
ルプレート10を射出成形で形成した。樹脂材はポリサ
ルフォンを用い、樹脂温360°C、射出圧150kg
/cm2の条件で成形し、バリ高さ20μmのバリ12
が発生した。そして、このバリ12を紫外線光20とし
てKrFレーザーを使用し、発振エネルギー250mJ
/パルス、パルス繰り返し周波数300Hz、エネルギ
ー密度1.2J/cm2の条件に於て、余剰除去部14
深さ5μmを含め、100パルスでバリ12除去が達成
できた。
【0022】図5において、本発明のノズルプレート1
0の製造方法の第2の実施例に付いて説明する。
【0023】第1の実施例との相違点は、射出成形型の
型構成にあり、ノズル11部を形成するピン部23が、
第1の型21と分離されて摺動可能な点である。この構
成に於て、図中の嵌合状態で、樹脂充填固化後、まず、
ピン部23を上方(図中)に離型し、その後第1の型2
1を上方(図中)に離型する。この構成は、ノズル11
の形成部の離型性が格段に向上する。なぜなら、ピン部
23とノズルプレート10(樹脂充填固化後の状態)は
貼着の状態にあり、通常の離型に於ては、この状態でピ
ン部23を引き抜くと、ノズルプレート10はピン部2
3に引きずられて激しく変形してしまう。しかし、この
ノズルプレート10の離型時の変形を、第1の型21で
押さえつけて、ピン部23を引き抜く(離型)ため、ノ
ズル11形成部の離型性が向上するのである。従って、
非常に清純なノズル11内面が形成でき、開口径等の寸
法精度も向上する。
【0024】図6、図7、図8において、本発明のノズ
ルプレート10の製造方法の第3の実施例に付いて説明
する。
【0025】第1、第2の実施例との相違点は、射出成
形型の型構成に於て、ピン部23と第2の型22が嵌合
状態にならない点である。図6に於て、第1の実施例と
同様に、第1の型21にピン部23が埋め込まれてお
り、ピン部23の根元には斜面部24が設けられてい
る。又、図7では、第2の実施例と同様に、ピン部23
が第1の型21と分離されて摺動可能な状態でにある。
しかし、第2の型22には前記ピン部23を嵌合さす穴
25はなく、平面を形成するのみである。この面に対し
ピン部23先端を突き当てるか、もしくは突き当たる寸
前(数μm)で止めた状態で、型の面間距離tが所望の
値になるように設定してある。尚、ピン部23を第2の
型22に突き当てる構造に於ても、複数のピン部23先
端の高さ(図中の上下方向)バラ付きから、ピン部23
先端と第2の型22間に隙間が発生する箇所が必ず生じ
る。(図6、図7はその状態を表わす) そして、射出
成形時に前記隙間に樹脂が侵入し、ピン部23の半径方
向で、ノズル11を塞ぐようにバリ13が発生する。そ
の状態のノズルプレート10(完成状態ではない)を示
したのが図8であり、バリの発生状況を除けば図3で示
した第1の実施例のノズルプレート10と同様である。
又、その後の工程である紫外線光20照射によるバリ1
3除去に関しても、第1の実施例と同様である。
【0026】以上の第3の実施例の構成では、ピン部2
3が穴25と嵌合、摺動しないために、寸法精度を要求
されるピン部23先端部の摩耗が非常に少ない。従っ
て、長期に渡る寸法精度の確保が実現でき、型寿命も格
段に伸ばすことができる。又、紫外線光20の照射時間
(照射パルス数)を決定するバリ13の厚み(図中上下
方向)を、型間の合わせ及び微調整で非常に小さく抑え
ることが可能となる。
【0027】次に、図9、図10、図11、図12にお
いて、本発明のノズルプレート10の製造方法の第4の
実施例に付いて説明する。
【0028】型構成としては、ピン部23と第2の型2
2が嵌合状態にならない点で、第3の実施例と同様であ
る。但し、ピン部23はノズル11の開口径を形成する
部分(図3のh寸法部)はなく、図9、図10に示すよ
うに斜面部26(形状的には曲面であっても構わない)
のみで形成されている。そして、図11に示すように、
斜面部19とバリ13だけが形成されたノズルプレート
10に紫外線光20を照射し、ノズル11の開口径を形
成する。即ち、紫外線光20照射の主目的はバリ13除
去ではなく、ノズル11の開口径を形成することにあ
る。この構成に於て、紫外線加工の一つの特徴である高
加工精度を有効に発揮でき、ノズル11の開口径の寸法
精度は飛躍的に向上する。又、図11に示す様に、紫外
線光20による加工部(図中では細密の斜線部で示す)
の体積は非常に少量のため、費やされるエネルギー、工
数は少なくてすみ、加工コストも問題にならない。尚、
前記構成の実施例で形成されたノズルプレート10は、
図12に示すごとく、第1の実施例等では発生する可能
性のある余剰除去部14(図4参照)が決して発生しな
い。
【0029】以上の本発明の第1〜第4のノズルプレー
ト製造方法において形成されるノズルプレート10のノ
ズル11断面の実施例を図13、図14、図15、図1
6、図17に示す。
【0030】図13のノズルプレート10は、インクジ
ェットヘッドへの装着面(図中で上面)側の開口部が滑
らかなアール形状16で形成されており、ノズル11内
インクの流れに於て、圧力損失は非常に小さくできる。
又、インクジェットヘッド装着時に、インク流路とノズ
ル11との接続部におけるインク流の圧力損失も非常に
小さい。
【0031】図14のノズルプレート10は、インクジ
ェットヘッドへの装着面(図中で上面)側にインク導入
路17を設け、斜面部15に接続した例である。この構
造により、インク導入路17の長さ分だけノズルプレー
ト10の厚みを大きく設定でき、ノズルプレート10自
体の剛性が非常に高まる。
【0032】図15のノズルプレート10は、板厚を非
常に大きく設定し、インクジェットヘッドへの装着面
(図中で上面)側からインク吐出側のノズル11の開口
部まで、すべて斜面部18で形成した例であり、図に示
すように斜面部18は比較的傾きが急となる。
【0033】又、図16のノズルプレート10は、ノズ
ル11の内面を滑らかな曲面で形成した例であり、イン
クの流れの圧力損失低減に効果が大きい。
【0034】図17のノズルプレート10は、インクジ
ェットヘッドへの装着面(図中で上面)側にインク導入
路17を設け、且つ、その開口部に滑らかなアール形状
16を付加した例である。
【0035】以上図13〜図17の実施例の形状的特徴
を組み合わせたものも、当然ながら本発明の適用範囲に
属する。
【0036】以上の本発明のノズルプレート10をイン
クジェットヘッドに装着した実施例を図18に示す。
【0037】ノズルプレート10とインク流路4を有す
る流路基板3と振動板2を図のごとく接合してインク流
路4を閉空間としている。そして、前記振動板2上に図
中の矢印方向に変位する圧電素子1が接合されている。
【0038】この構成により、インク吐出のために前記
圧電素子1に図中の矢印方向にの変位を生じさせ、イン
ク流路4内に圧力を発生させても、ノズルプレート10
は、樹脂材料にも係わらず、その厚みを大きく設定して
いるがために、非常に剛性が高く、変形を生じることは
ない。そのため、インク吐出のためにインク流路4内部
に発生した圧力が、ノズルプレート10の変形により吸
収されてしまうことはない。又、ノズル11とインク流
路4との形状的なつながりは概連続的であり、且つ、ノ
ズル11内部も連続的に縮径する形状であるため、イン
クの流れに於ける圧力損失が非常に低減される。結果と
して、入力エネルギーに対するインク吐出力(インク吐
出量、インク吐出スピード等)は、非常に効率的なもの
となる。又、ノズルプレート10が高剛性のために振動
しないことと、ノズル11近傍でスムーズなインクの流
れが実現できるため、インク吐出が非常に安定する。加
えて、インク流路内4内部での圧力損失が小さいため、
各接合面に加わる負荷が小さく、インクジェットヘッド
自体の信頼性及び寿命が飛躍的に向上する。又、全く別
の効果として、紫外線加工の時に生じる余剰除去部14
が、ノズル11先端をノズルプレート10前面(図中の
下面)より一段引き込ますため、ノズル11先端の保護
の働きをする事ができる。
【0039】尚、ここでは、圧電素子1を用いたインク
ジェットヘッドに付いて説明したが、インク流路4内に
発熱素子を配置して、その発熱で気泡を発生させ圧力変
化を生じさせるインクジェットヘッド構造も、本発明の
適用範囲に属する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の吐出プレ
ート製造方法は、板厚を厚く設定でき、且つ、ノズルの
断面形状を自由に設定できるため、高剛性で、低圧力損
失の断面形状のノズルを有するノズルプレートを提供す
ることができる。加えて、前記ノズルプレートを装着す
ることにより高効率、高安定、高信頼性インクジェット
ヘッドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吐出プレートの斜視図である。
【図2】本発明の吐出プレート製造方法の第1の実施例
に係る射出成形型の概略構成断面図である。
【図3】本発明の吐出プレート製造方法の第1の実施例
に係る吐出プレート断面図である。
【図4】本発明の吐出プレート製造方法の第1の実施例
に係る吐出プレート断面図である。
【図5】本発明の吐出プレート製造方法の第2の実施例
に係る射出成形型の概略構成断面図である。
【図6】本発明の吐出プレート製造方法の第3の実施例
に係る射出成形型の概略構成断面図である。
【図7】本発明の吐出プレート製造方法の第3の実施例
に係る射出成形型の概略構成断面図である。
【図8】本発明の吐出プレート製造方法の第第3の実施
例に係る吐出プレート断面図である。
【図9】本発明の吐出プレート製造方法の第4の実施例
に係る射出成形型の概略構成断面図である。
【図10】本発明の吐出プレート製造方法の第4の実施
例に係る射出成形型の概略構成断面図である。
【図11】本発明の吐出プレート製造方法の第4の実施
例に係る吐出プレート断面図である。
【図12】本発明の吐出プレート製造方法の第4の実施
例に係る吐出プレート断面図である。
【図13】本発明に係る吐出プレート断面図である。
【図14】本発明に係る吐出プレート断面図である。
【図15】本発明に係る吐出プレート断面図である。
【図16】本発明に係る吐出プレート断面図である。
【図17】本発明に係る吐出プレート断面図である。
【図18】本発明に係るインクジェットヘッドの概略断
面図である。
【図19】従来例のインクジェットヘッドの概略断面図
である。
【図20】従来例のインクジェットヘッドの概略断面図
である。
【符号の説明】
1 圧電素子 2 インク流路 3 流路基板 4 インク流路 10 ノズルプレート 11 ノズル 12 バリ 13 バリ 14 余剰除去部 15 斜面部 16 アール形状 17 インク導入路 18 斜面部 19 斜面部 20 紫外線光 21 第1の型 22 第2の型 23 ピン部 24 斜面部(型) 25 穴 26 斜面部(型) t 型の面間距離(吐出プレート厚み) h ノズル長さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドのノズルを形成す
    るノズルプレートの製造方法に於て、前記ノズルは前記
    ノズルプレート形成時に同時に樹脂材料で形成され、そ
    の後、前記ノズル先端に紫外線光を照射することを特徴
    とするノズルプレートの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ノズルプレートは樹脂の射出成形で
    形成することを特徴とする請求項1記載のノズルプレー
    トの製造方法。
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