JPH0699265B2 - 歯科用光不透過性コーテイング剤および歯科用材料のコーテイング法 - Google Patents

歯科用光不透過性コーテイング剤および歯科用材料のコーテイング法

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JPH0699265B2
JPH0699265B2 JP63190916A JP19091688A JPH0699265B2 JP H0699265 B2 JPH0699265 B2 JP H0699265B2 JP 63190916 A JP63190916 A JP 63190916A JP 19091688 A JP19091688 A JP 19091688A JP H0699265 B2 JPH0699265 B2 JP H0699265B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、歯科領域に於いて金属鋳造体および変色歯の
色を遮蔽する目的で使用される光不透過性コーテイング
剤、および金属鋳造体の金属色を遮蔽するためのコーテ
イング法に関する。
[従来の技術] 歯科用硬質レジン前装冠の製作に於いては、金属フレー
ムの表面にオペークレジンと称する光不透過性の樹脂組
成物のコーテイング層を設け、該層の上へ、天然歯の色
調を有する樹脂組成物(以下ボデイーレジンと称する)
を積層することにより、下地(または基体と称する)の
金属色を遮蔽し、天然色の色調と形態を再現する手法が
採られている。
ところで、硬質レジンの重合方式は近年、従来の加熱重
合から光重合への転換が進んでおり、これに伴つて、ボ
デイーレジンは粉−液2分割包装形態から1ペースト包
装形態へと進歩し、操作性が著しく向上した。ところが
オペークレジンは本質的には光不透過性であるため、基
体の金属色を遮蔽するに充分な厚さのオペークレジン層
を光重合で確実に硬化させることは極めて困難である。
そこで光重合と化合重合を併用する歯科修復用組成物
が、特開昭62−246514として提案されている。該組成物
においては、重合性単量体、光重合開始剤及び還元剤か
らなる配合Xと、フイラーと有機過酸化物からなる配合
Yを調製し、酸化剤と還元剤を別々に分割包装し、これ
らを混合しペーストとして使用している。該組成物では
配合Xは液、配合Yは粉であり、従来の粉−液混合タイ
プのものとなつている。
[発明が解決しようとする課題] かかる2剤(例えば粉−液)混合タイプの組成物は、混
合の手間がかかる上に均一な混合となるように注意も必
要となるので、1ペースト型のボデイーレジンに比して
操作性が悪い。従つて光重合と化学重合併用の光不透過
性コーテイング剤においても1ペースト型で操作性のす
ぐれた組成物への転換が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意検討を重ね
た結果、レドツクス系重合開始剤の1成分である酸化剤
を含む溶剤を金属フレームに塗布した後、光重合開始剤
とレドツクス系重合開始剤の1成分である還元剤を含む
オペークレジンペーストを、該塗布面上に積層塗布して
から光硬化させることにより、上記問題が解決されるこ
とを見い出し本発明を成すに到つた。
即ち、本発明は a)有機過酸化物と b)有機溶剤 を主構成成分とする配合[A]及び c)重合性単量体 d)光重合開始剤 e)還元剤と f)屈折率が1.9以上の無機フイラー2〜95重量%を主
構成成分とする配合[B]とが別々に分割包装されてお
り、使用時配合[A]を被着体に塗布した後に、配合
[B]を配合[A]上に積層塗布することを特徴とする
歯科用光不透過性コーテイング剤である。
さらに本発明は、配合[A]を基体表面に塗布した後に
配合[B]を配合[A]上に積層塗布し、該コーテイン
グ層を光照射により重合硬化させることを特徴とする歯
科用材料のコーテイング法を提供するものである。
本発明においては、配合[A]は液で、配合[B]はペ
ーストとして調製される。
本発明の最大の特徴は配合[A]をプライマーとして基
体表面に塗布した後、その上に配合[B]を光遮蔽材と
して基体の色を充分に遮蔽できる程度の厚さに塗布し、
その表面に光照射を行うと、実質的に光が透過し得る深
度までは配合[B]層は光重合により硬化し、一方光重
合を起こすに充分な光量が到達し得ない深部は、基体表
面に塗布された配合[A]から拡散してくる有機過酸化
物と配合[B]中の還元剤によるレドツクス重合によ
り、硬化される点にある。
本発明では有機過酸化物一還元剤から成るレドツクス系
重合開始剤が好適に用いられる。配合[A]に用いられ
る有機過酸化物(a)としてはベンゾイルパーオキサイ
ド(略称、BPO)、m−トルイルパーオキサイド、p−
クロロベンゾイルパーオキサイド、2,4−クロロベンゾ
イルパーオキサイドなどの芳香族アシルパーオキサイド
類、ジアセチルパーオキサイド、ジイソブチルパーオキ
サイド、ジラウロイルパーオキサイドなどの脂肪族アシ
ルパーオキサイド類、t−ブチルパーオキサイド、クメ
ンヒドロパーオキサイドなどのヒドロパーオキサイド
類、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキ
サイドなどのジアルキル(またはジアリル)パーオキサ
イド類を挙げることができる。
配合[B]に用いられる還元剤(e)としてはN,N−ジ
メチルアニリン、N,N−ジメチル−p−トルイジン、N,N
−ジエタノール−p−トルイジン等の芳香族第三級アミ
ン類、ベンゼンスルフイン酸ナトリウム、p−トルエン
スルフイン酸ナトリウムなどの芳香族スルフイン酸塩
類、チオ尿素、テトラメチルチオ尿素などのチオ尿素
類、Fe2+、Cu+、Cu2+などの金属イオン類を挙げること
ができる。
次に配合[A]に用いられる有機溶剤(b)とは、有機
過酸化物を実質的に安定に溶解しうる液状有機化合物を
意味し、従つてベンゼン、ヘキサン、アセトン等の非重
合性の化合物の他、メチルメタクリレート、トリメチレ
ングリコール ジメタクリレート、スチレン等の重合性
の有機化合物、即ち重合性単量体も包含する。ただし、
ベンゾイルパーオキサイドに対する第3級アミン類の如
く、溶解された有機過酸化物の分解を著しく促進する作
用を有する有機溶剤は、実用上は使用不可である。
本発明で好ましく用いられる非重合性の有機溶剤として
は、n−ヘキサン、ドデカン、ベンゼン、キシレン、1,
2−ジクロルエタンなどの炭化水素類、tert−ブタノー
ル、tert−ペンタノール、4−メチル−4−ヘプタノー
ルなどの第3級アルコール類、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、アセトフエノンなど
のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル、酪酸イソペンチ
ル エチル ジ ハイドロジエン ホスフエート、トリ
エチル ホスフエートなどのエステル類、酢酸、オレイ
ン酸などのカルボン酸類、などが挙げられる。
また、好ましく用いられる重合性の有機溶剤(重合性単
量体)としては、メチル(メタ)アクリレート、2−エ
チルヘキシル(メタ)アクリレート、エチレングリコー
ル ジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオール ジ
(メタ)アクリレート、2,2−ビス[4−(3−メタク
リロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フエニ
ル]プロパン(Bis−GMAと称することがある)、2,2−
ビス[(メタ)アクリロイルオキシポリエトキシフエニ
ル]プロパン、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、2−メタクリロイルオキシエチル ジハイ
ドロジエン ホスフエート、ビス(2−メタクリロイル
オキシエチル)ハイドロジエン ホスフエート、2−メ
タクリロイルオキシエチル フエニルハイドロジエン
ホスフエート、(メタ)アクリル酸γ−メタクリロイル
オキシプロピルトリメトキシシランなどの(メタ)アク
リレート系重合性単量体、スチレン、p−メチルスチレ
ン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼンなどのスチ
レン系重合性単量体、酢酸ビニル、1,1−ジクロルエチ
レンなどのその他の重合性単量体を挙げることができ
る。これらの有機溶剤は単独のみならず複数が混合され
て用いられる。
なお、上記の「(メタ)アクリレート」の表記は「メタ
クリレートまたはアクリレート」を意味する。
更に本発明では、混合系が液状である限りにおいては、
固体の有機化合物が上記有機溶剤に加えて用いられる。
該化合物としては、10−メタクリロイルオキシデシル
ジハイドロジエンホスフエート、4−(2−メタクリロ
イルオキシエトキシカルボニル)フタル酸、4−(2−
メタクリロイルオキシエトキシカルボニル)フタル酸無
水物などの対金属接着性を有する公知の重合性単量体
や、ビスフエノールAジメタクリレート、トリス(2−
ヒドロキシエチル)イソシアヌル酸トリメタクリレート
の如き重合性単量体などを挙げることができる。
有機過酸化物(a)の有機溶剤(b)に対する添加比率
は0.1〜10重量%の範囲が適当である。
次に配合[B]の重合性単量体としては、公知の歯科用
組成物において用いられている(メタ)アクリレート系
の各種重合性単量体が好適に用いられる。例えばメチル
(メタ)アクリレート、エチレングリコール ジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコール ジ(メ
タ)アクリレート、ネオペンチルグリコール ジ(メ
タ)アクリレート、1,10−デカンジオール ジ(メタ)
アクリレート、Bis−GMA、2,2−ビス[(メタ)アクリ
ロイルオキシポリエトキシフエニル]プロピン、トリメ
チロールプロパン トリ(メタ)アクリレート、2,2,4
−トリメチルヘキサメチレン ジイソシアネート1モル
とグリセリン ジ(メタ)アクリレート2モルとの付加
化合物、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキ
シシラン、2−(ジメチルアミノ)エチル メタクリレ
ート、10−メタクリロイルオキシデシル ジハイドロジ
エンホスフエート、4−(2−メタクリロイルオキシエ
トキシカルボニル)フタル酸、4−(2−メタクリロイ
ルオキシエトキシカルボニル)フタル酸無水物などであ
る。これらの重合性単量体は配合[B]に要求される諸
性能、例えば粘度、架橋密度、極性などを満足させる目
的から、通常は二種類以上を混合して用いられる。
光重合開始剤としてはα−ジケトン−還元剤、ケタール
−還元剤、チオキサントン−還元剤などの公知の開始剤
系が好ましく用いられる。α−ジケトンとしてはカンフ
アーキノン、ベンジル、2、3−ペンタジオン、3,4−
ヘプタジオン、などを挙げることができる。ケタールと
してはベンジルジメチルケタール、ベンジルジエチルケ
タール、ベンジルジ(2−メトキシエチルケタール)な
どを挙げることができる。チオキサントンとしてはチオ
キサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエ
チルチオキサントン、2−クロロチオキサントンなどを
挙げることができる。光重合開始剤の一成分としての還
元剤は、2−(ジメチルアミノ)エチルメタクリレー
ト、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、N−メチルジ
エタノールアミンなどの第3級アミン類、ラウリルアル
デヒド、ジメチルアミノベンズアルデヒド、テレフタル
アルデヒドなどのアルデヒド類、2−メルカプトベンゾ
オキサゾール、1−デカンチオール、チオサリチル酸、
チオ安息香酸などのチオール基を有する化合物などを挙
げることができる。
これら光重合開始剤の一成分としての還元剤は、前述の
有機過酸化物と対を成す還元剤(e)と同一であつて
も、あるいは異なつていても良い。
光重合開始剤は通常、重合性単量体100重量部当り0.1〜
10重量部の範囲内で使用される。還元剤(e)も0.1〜1
0重量部の範囲内での使用が好ましい。
本発明では光遮蔽剤として屈折率が1.9以上の無機フイ
ラー(f)が配合[B]に加えられる。該フイラーとし
ては、酸化チタン(n=2.49〜2.90)、酸化ジルコニウ
ム(n=2.13〜2.19)、酸化亜鉛(n=2.00〜2.02)、
などを挙げることができる。配合[B]に占める該無機
フイラーの割合は2〜95重量%、より好ましくは4〜60
重量%である。
本発明では無機フイラー(f)の他に更に、各種フイラ
ーが配合[B]に添加されてもよい。これらのフイラー
としては、石英、ガラス、硫酸バリウム、酸化アルミニ
ウム、ヒドロキシアパタイト等の屈折率が1.9未満の無
機フイラー、PMMA、ポリ塩化ビニル、フエノール樹脂等
の有機ポリマーフイラー、シリカ微粉末をメタクリレー
ト樹脂と複合化して構成された有機・無機複合フイラー
などを挙げることができる。これらのフイラーの添加量
には配合[B]が適度の粘度をもつペーストとなる限り
特に制限はないが、通常は配合[B]の総量に対して0
〜80重量%の添加量である。
配合[B]には着色を目的として、ベンガラ、フタロシ
アニンブルー、各種アゾ系色素などの有色顔料が更に配
合されていてもよい。
次ぎにコーテイング法について述べる。本発明のコーテ
イング剤では基体(金属または歯)の表面に配合[A]
を塗布し、更にその上に配合[B]を0.01〜0.5mm厚に
積層塗布し、然る後に紫外または/および可視光を配合
[B]層に照射し重合硬化させる方法が採られる。光源
としてはキセノンランプ、ハロゲンランプ、水銀ランプ
などが好ましく用いられる。照射時間は光量に依存する
が、歯科専用の照射器を使用すれば10秒〜10分間で硬化
させることが可能である。本発明のコーテイング剤は比
較的薄層に塗布して用いることにより、光重合と化学重
合を併用して組成物を十分に硬化させることができる。
[発明の効果] 本発明によれば、歯科用硬質レジン前装冠の製作におい
て、金属フレームの表面に光不透過性の被膜を形成する
作業が、従来法に比べ簡略化され、技工作業の能率向上
が達成される。更に本発明は変色歯の好ましからざる色
を遮蔽するための被膜としても極めて有効である。
[実施例] 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はかかる実施例に限定されるものではない。
実施例1〜5および比較例1〜3 第1表に組成を示した配合[A]と第2表に組成を示し
た配合[B]を調合した。表3に示した配合[A]と配
合[B]の夫々の組み合せについて、金属を基体として
1.基体色の遮蔽性、2.硬化性、3.基体への接着性の3項
目を評価しその結果を第3表にまとめた。なお実験条件
は下記の通りである。
試料の作製 歯科鋳造用金銀パラジウム合金「キヤストウエル M.
C」(而至歯科工業社製)を用いて10×10×1mmの角板を
鋳造した。この角板の片面を1000番のシリコーン・カー
バイド研磨紙で磨いてから、50μアルミナ砥粒でサンド
ブラスト処理(4気圧)した。更に、この面に対して歯
科用電析装置「クラエース」(日本アビオニクス社製)
でスズメツキを行つた。以上の処理がなされた面を基体
表面とし、該表面に以下の方法でコーテイング層を形成
した。直径7mmφの穴を開けた厚さ0.10mmの粘着テープ
を基体表面に貼り付けた。テープ開口部に配合[A]を
筆で薄く塗布し、そのまま1分間放置し、配合[A]中
の揮発成分(第3級ブタノール、酢酸n−ブチル)を風
乾させた。次に配合[B]をテープと同じ厚さになるよ
うに、開口部に塗布した後、試料を光重合器「J.M.α−
ライト」(150Wタングステンハロゲンランプ5個使用、
モリタ東京製作所製)にて3分間照射してコーテイング
層を形成した。この試料を用いて以下の評価を行つた。
遮蔽性 上記試料に更に20分間α−ライトで光照射を行ない、d,
l−カンフアーキノンの色を完全に退色させてから、基
準試料との色の比較を目視で行ない、明らかに基体の金
属色が認められるものを×、わずかに認められるものを
△、全く認められないものを○と評価した。
なお、基準試料はA−1とB−5の組み合せでのコーテ
イングを3回繰り返した試料、即ちコーテイング層の厚
さが0.3mmあり、かつ3回目の積層後にα−ライトで20
分間照射した試料である。
硬化性 α−ライトによる3分間の光照射後、直ちにコーテイン
グ層をカミソリで剥がして、未硬化部分の有無を確認し
た。未硬化部分が存在した試料を×、しなかつた試料を
○と評価した。
接着性 上記試料のコーテイング層の上に9mmφ×25mmのステン
レス棒を歯科用接着剤「パナビアEX」(クラレ社製)で
接着し、該接着試料を37℃水中に1日間浸漬し、その後
万能試験機(インストロン社製)で、引張接着強度(kg
/cm2)を測定(クロスヘツドスピード=2mm/分)した。
なおこの実験に用いたキヤストウエル M.C.の角板は、
力学的に補強する目的で、ステンレス板(12×12×4m
m)にあらかじめ鑞着してからコーテイング層を形成し
た。各実施例、比較例とも8個の試料を用いて引張接着
強度(kg/cm2)を測定し、その平均値を第3表に示し
た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)有機過酸化物と b)有機溶剤 を主構成成分とする配合[A]及び、 c)重合性単量体 d)光重合開始剤 e)還元剤と f)屈折率が1.9以上の無機フイラー2〜95重量%を主
    構成成分とする配合[B]とが別々に分割包装されてお
    り、使用時に配合[A]を被着体に塗布した後に、配合
    [B]を配合[A]上に積層塗布することを特徴とする
    歯科用光不透過性コーテイング剤。
  2. 【請求項2】a)有機過酸化物と b)有機溶剤 を主構成成分とする配合[A]を金属表面に塗布した後
    に、 c)重合性単量体 d)光重合開始剤 e)還元剤と f)屈折率が1.9以上の無機フイラー2〜95重量%を主
    構成成分とする配合[B]を配合[A]上に積層塗布
    し、該コーテイング層を光照射により重合硬化させるこ
    とを特徴とする歯科用材料のコーテイング法。
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