JPH0698888A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH0698888A
JPH0698888A JP25234592A JP25234592A JPH0698888A JP H0698888 A JPH0698888 A JP H0698888A JP 25234592 A JP25234592 A JP 25234592A JP 25234592 A JP25234592 A JP 25234592A JP H0698888 A JPH0698888 A JP H0698888A
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JP
Japan
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ultrasonic
electrodes
array
diagnostic apparatus
changeover switch
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Application number
JP25234592A
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English (en)
Inventor
Satoshi Tezuka
智 手塚
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は製造プロセスを簡素化させながら各
アレイ形振動子間のクロストークを軽減させて指向特性
を向上させるとともに、電磁誘導による悪影響を軽減さ
せて診断性能を向上させる。 【構成】 切換スイッチ回路3によって超音波送受信回
路1から出力される超音波トランスジューサ駆動用の駆
動電圧に基づき超音波トランスジューサ4を構成する各
アレイ形電極5、6の各電極7、8の少なくとも1つ以
上の電極に駆動電圧を印加するとともに、前記駆動電圧
を印加しない残りの電極の全てもしくは一部を接地す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波を送受信して生体
等の診断を行なう超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置の超音波トランスジュー
サの1つとして、圧電体の一面にアレイ形電極を設ける
とともに、その対向面に前記アレイ形電極と互いに交差
するアレイ形電極を設け、さらにこれらの各アレイ形電
極の一方を共通接地電極にするとともに、他方のアレイ
形電極を駆動電極として使用し、必要に応じて駆動電極
として使用しているアレイ形電極を接地電極とし、接地
電極として使用しているアレイ形電極を駆動電極として
使用したりすることができる超音波トランスジューサが
提案されている。
【0003】図14はこのような超音波トランスジュー
サの一例を示す構成図である。なお、この図において
は、背面制動材(バッキング材)や音響整合層(マッチ
ング層)、音響レンズ等を省略して超音波トランスとし
て最低限必要なもののみ示している。
【0004】この図に示す超音波トランスジューサ10
0は板状に形成される圧電体101と、この圧電体10
1の上面に、エッチングやカッティング等の手法によっ
て形成されるアレイ形電極102と、前記圧電体101
の下面に、エッチングやカッティング等の手法によって
前記アレイ形電極102と交差するように形成されるア
レイ形電極103とを備えている。
【0005】そして、駆動回路(図示は省略する)に接
続される電気電導経路(図示は省略する)を介して各ア
レイ形電極102、103のいずれか一方を接地電極と
し、他方を駆動電極として使用して超音波を送受信す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の超音波診断装置で使用される超音波トランスジ
ューサ100では、製造過程において、圧電体101の
各面にアレイ形電極102、103を所望の領域(所望
の交差領域)に選択的に形成することが難しいことか
ら、通常、所望の領域を含む広範囲な領域に平板電極
(共通電極)を形成した後、所望の領域の電極に対し、
エッチングやカッティングなどの加工を行なってアレイ
状にし、各アレイ形電極102、103に駆動回路に接
続されている電線などの電気電導経路に接続するように
している。
【0007】このため、圧電体101の上面および下面
に形成された平板電極をエッチングやカッティングして
アレイ形電極102、103を形成したとき、その一部
が残ってこれが不要電極104となり、各アレイ形電極
102、103により分割されているアレイ形振動子を
駆動する際、各不要電極104により形成される静電容
量によって他のアレイ形振動子も同時に駆動されてしま
い、図15に示す如く個々のアレイ形振動子の指向特性
を劣化させてしまうとともに、意図しないアレイ形振動
子とのクロストークを生じさせて、超音波診断装置の性
能劣化の原因になっている。
【0008】また、アレイ形電極から超音波送受信回路
までの接続を非シールド線で接続した場合、電磁誘導を
受けて超音波診断装置の性能が劣化してしまうという問
題があった。
【0009】本発明は上記の事情に鑑み、製造プロセス
を簡素化させながら各アレイ形振動子間のクロストーク
を軽減させて指向特性を向上させることができるととも
に、電磁誘導による悪影響を軽減させて診断性能を向上
させることができる超音波診断装置を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による超音波診断装置は、圧電体の一面にア
レイ形電極を形成し、その対向面に前記アレイ形電極と
互いに交差するアレイ形電極を形成した超音波トランス
ジューサと、この超音波トランスジューサを駆動するの
に必要な駆動電圧を生成する超音波送受信回路と、この
超音波送受信回路から出力される駆動電圧に基づいて超
音波トランスジューサの前記各アレイ形電極の少なくと
も1つ以上の電極に駆動電圧を印加するとともに、前記
駆動電圧を印加しない残りの電極の全てもしくは一部を
接地する切換スイッチ回路とを備えたことを特徴として
いる。
【0011】
【作用】上記の構成において、切換スイッチ回路によっ
て超音波送受信回路から出力される超音波トランスジュ
ーサ駆動用の駆動電圧に基づき超音波トランスジューサ
を構成する各アレイ形電極の少なくとも1つ以上の電極
に駆動電圧が印加されるとともに、前記駆動電圧を印加
しない残りの電極の全てもしくは一部が接地される。
【0012】
【実施例】図1は本発明による超音波診断装置の第1実
施例を示す構成図である。
【0013】この図に示す超音波診断装置は超音波送受
信回路1と、複数のプローブケーブル2と、切換スイッ
チ回路3と、超音波トランスジューサ4とを備えてお
り、超音波送受信回路1から出力される駆動電圧および
接地電圧を各プローブケーブル2によって切換スイッチ
回路3に導きながら、この切換スイッチ回路3によって
超音波トランスジューサ4を構成する各アレイ形電極
5、6の各電極7、8のうち、指定された電極にのみ駆
動電圧を供給するとともに、指定された電極以外の電極
を接地電圧にして超音波を送受信する。
【0014】超音波送受信回路1は制御回路(図示は省
略する)から出力される制御信号に基づいて超音波駆動
信号(駆動電圧)を生成する複数の電圧発生部9を備え
ており、前記制御回路から出力される制御信号に基づい
て各電圧発生部9を動作させてこれを各プローブケーブ
ル2の心線10の一端に供給したり、これらの各心線1
0から出力される受信信号を取り込んだりする。
【0015】各プローブケーブル2は中心部に配置され
る心線10と、この心線10を囲むように配置される絶
縁体13と、この絶縁体13を囲むように配置され、そ
の一端が接地される同軸シールド11と、この同軸シー
ルド11を囲むように配置されるカバー14とを備えて
おり、同軸シールド11によって前記切換スイッチ回路
3に接地電圧を供給しながら、心線10によって前記超
音波送受信回路1から出力される駆動電圧を取り込んで
これを前記切換スイッチ回路3に供給したり、この切換
スイッチ回路3から出力される受信信号を取り込んでこ
れを前記超音波送受信回路1に供給したりする。
【0016】切換スイッチ回路3は前記各プローブケー
ブル2の心線10と前記超音波トランスジューサ4を構
成する各アレイ形電極5、6の各電極7、8との間に1
対1で配置される複数の切換スイッチ15と、前記各プ
ローブケーブル2の同軸シールド11と前記各アレイ形
電極5、6の各電極7、8との間に1対1で配置される
複数の切換スイッチ16とを備えており、前記各プロー
ブケーブル2の同軸シールド11を介して供給される接
地電圧を各アレイ形電極5、6の各電極7、8に選択的
に供給したり、前記各プローブケーブル2の心線10を
介して供給される各アレイ形電極5、6の指定された電
極7、8に選択的に供給したり、各アレイ形電極5、6
の指定された電極7、8を介して供給される受信信号を
選択的に取り込んでこれを前記各プローブケーブル2の
心線10に供給したりする。
【0017】超音波トランスジューサ4は板状に形成さ
れる圧電体17と、この圧電体17の上面に、エッチン
グやカッティング等の手法によって形成されるアレイ形
電極5と、前記圧電体17の下面に、エッチングやカッ
ティング等の手法によって前記アレイ形電極5と交差す
るように形成されるアレイ形電極6とを備えており、前
記切換スイッチ回路3から選択的に出力される接地電圧
を各アレイ形電極5、6を構成する各電極7、8のう
ち、指定された電極に導きながら、前記切換スイッチ回
路3から選択的に出力される駆動電圧を各アレイ形電極
5、6を構成する各電極7、8のうち、指定された電極
に導いたり、これらの各電極7、8から出力される受信
信号を前記切換スイッチ回路3に供給したりする。
【0018】この場合、各アレイ形電極5、6を構成す
る各電極7、8のうち、駆動電圧が供給されていない電
極に接地電圧が供給されるように前記切換スイッチ回路
3の各切換スイッチ16の開閉が制御されるので、超音
波の生成に関与しない電極による悪影響を軽減すること
ができる。
【0019】このようにこの実施例においては、同軸ケ
ーブル形式の各プローブケーブル2によって超音波送受
信回路1と切換スイッチ回路3とを接続するとともに、
切換スイッチ回路3を構成する各切換スイッチ15、1
6の開閉を制御して各アレイ形電極5、6を構成する各
電極7、8のうち、駆動電圧が供給されていない電極に
接地電圧が供給されるようにしたので、製造プロセスを
簡素化させながら、図2に示す如く各アレイ形振動子間
のクロストークを軽減させて指向特性を向上させること
ができるとともに、電磁誘導による悪影響を軽減させて
診断性能を向上させることができる。図3は本発明によ
る超音波診断装置の第2実施例を示す構成図である。な
お、この図において、図1の各部と同じ部分には、同じ
符号が付してある。
【0020】この図に示す超音波診断装置が図1に示す
超音波診断装置と異なる点は、圧電体17の上側に形成
されるアレイ形電極5の電極数を1つ多くするととも
に、これに対応して切換スイッチ回路3を構成する各切
換スイッチ15、16の数およびプローブケーブル2の
数を1組だけ多くしたことである。
【0021】このようにしても、上述した第1実施例と
同様に、同軸ケーブル形式の各プローブケーブル2によ
って超音波送受信回路1と切換スイッチ回路3とを接続
するとともに、切換スイッチ回路3を構成する各切換ス
イッチ15、16の開閉を制御して各アレイ形電極5、
6を構成する各電極7、8のうち、駆動電圧が供給され
ていない電極を接地しているので、上述した第1実施例
と同様に、製造プロセスを簡素化させながら各アレイ形
振動子間のクロストークを軽減させて指向特性を向上さ
せることができるとともに、電磁誘導による悪影響を軽
減させて診断性能を向上させることができる。図4は本
発明による超音波診断装置の第3実施例を示す構成図で
ある。なお、この図において、図1の各部と同じ部分に
は、同じ符号が付してある。
【0022】この図に示す超音波診断装置が図1に示す
超音波診断装置と異なる点は、切換スイッチ回路3の位
置と、各プローブケーブル2の位置とを逆にしたことで
ある。
【0023】このようにしても、上述した第1、第2実
施例と同様に、同軸ケーブル形式の各プローブケーブル
2によって超音波トランスジューサ4と切換スイッチ回
路3とを接続するとともに、切換スイッチ回路3を構成
する各切換スイッチ15、16の開閉を制御して各アレ
イ形電極5、6を構成する各電極7、8のうち、駆動電
圧が供給されていない電極を接地しているので、上述し
た第1、第2実施例と同様に、製造プロセスを簡素化さ
せながら各アレイ形振動子間のクロストークを軽減させ
て指向特性を向上させることができるとともに、電磁誘
導による悪影響を軽減させて診断性能を向上させること
ができる。図5は本発明による超音波診断装置の第4実
施例を示す構成図である。なお、この図において、図1
の各部と同じ部分には、同じ符号が付してある。
【0024】この図に示す超音波診断装置が図1に示す
超音波診断装置と異なる点は、圧電体17の上側に形成
されるアレイ形電極5の電極7の数を1つ多くするとと
もに、これに対応して切換スイッチ回路3を構成する各
切換スイッチ15、16の数およびプローブケーブル2
の数を1組だけ多くし、さらに切換スイッチ回路3の位
置と、各プローブケーブル2の位置とを逆にしたことで
ある。
【0025】このようにしても、上述した第1〜第3実
施例と同様に、同軸ケーブル形式の各プローブケーブル
2によって超音波トランスジューサ4と切換スイッチ回
路3とを接続するとともに、切換スイッチ回路3を構成
する各切換スイッチ15、16の開閉を制御して各アレ
イ形電極5、6を構成する各電極7、8のうち、駆動電
圧が供給されていない電極を接地しているので、上述し
た第1〜第3実施例と同様に、製造プロセスを簡素化さ
せながら各アレイ形振動子間のクロストークを軽減させ
て指向特性を向上させることができるとともに、電磁誘
導による悪影響を軽減させて診断性能を向上させること
ができる。図6は本発明による超音波診断装置の第5実
施例を示す構成図である。なお、この図において、図1
の各部と同じ部分には、同じ符号が付してある。
【0026】この図に示す超音波診断装置が図1に示す
超音波診断装置と異なる点は、圧電体17の上側に形成
されるアレイ形電極5の電極7の数を1つ多くするとと
もに、これに対応して切換スイッチ回路3を構成する各
切換スイッチ15、16の数およびプローブケーブル2
の数を1組だけ多くし、さらに超音波送受信回路1を構
成する各電圧発生部9を2系統にするとともに、これに
対応してプローブケーブル2および切換スイッチ回路3
を構成する各切換スイッチ15、16を2系統にして超
音波トランスジューサ4を構成する各アレイ形電極5、
6に供給される駆動電圧の特性を切り換え得るようにし
たことである。
【0027】これによって、圧電体17の上面側に形成
されているアレイ形電極5に印加される駆動電圧の周波
数や電圧と、前記圧電体17の下面側に形成されている
アレイ形電極に印加される駆動電圧の周波数や電圧とを
互いに異なる値にすることにより、送受信条件を遅滞な
く切り換えることができる。
【0028】このようにしても、上述した第1〜第4実
施例と同様に、同軸ケーブル形式の各プローブケーブル
2によって超音波送受信回路1と切換スイッチ回路3と
を接続するとともに、切換スイッチ回路3を構成する各
切換スイッチ15、16の開閉を制御して各アレイ形電
極5、6を構成する各電極7、8のうち、駆動電圧が供
給されていない電極を接地しているので、上述した第1
〜第4実施例と同様に、製造プロセスを簡素化させなが
ら各アレイ形振動子間のクロストークを軽減させて指向
特性を向上させることができるとともに、電磁誘導によ
る悪影響を軽減させて診断性能を向上させることができ
る。図7は本発明による超音波診断装置の第6実施例を
示す構成図である。なお、この図において、図1の各部
と同じ部分には、同じ符号が付してある。
【0029】この図に示す超音波診断装置が図1に示す
超音波診断装置と異なる点は、超音波送受信回路1を構
成する各電圧発生部9を2系統にするとともに、これに
対応してプローブケーブル2および切換スイッチ回路3
を構成する各切換スイッチ15、16を2系統にして超
音波トランスジューサ4を構成する各アレイ形電極5、
6に供給される駆動電圧の特性を切り換え得るように
し、さらに圧電体17の上側に形成されるアレイ形電極
5の電極7の数を1つ多くするとともに、これに対応し
て切換スイッチ回路3を構成する各切換スイッチ15、
16の数およびプローブケーブル2の数を1組だけ多く
し、さらに切換スイッチ回路3の位置と、各プローブケ
ーブル2の位置とを逆にしたことである。
【0030】このようにしても、上述した第1〜第5実
施例と同様に、同軸ケーブル形式の各プローブケーブル
2によって超音波トランスジューサ4と切換スイッチ回
路3とを接続するとともに、切換スイッチ回路3を構成
する各切換スイッチ15、16の開閉を制御して各アレ
イ形電極5、6を構成する各電極7、8のうち、駆動電
圧が供給されていない電極を接地しているので、上述し
た第1〜第5実施例と同様に、製造プロセスを簡素化さ
せながら各アレイ形振動子間のクロストークを軽減させ
て指向特性を向上させることができるとともに、電磁誘
導による悪影響を軽減させて診断性能を向上させること
ができる。
【0031】さらに、この実施例においては、上述した
第5実施例と同様に、圧電体17の上面側に形成されて
いるアレイ形電極5に印加される駆動電圧の周波数や電
圧と、前記圧電体17の下面側に形成されているアレイ
形電極6に印加される駆動電圧の周波数や電圧とを互い
に異なる値にすることにより、送受信条件を遅滞なく切
り換えることができる。図8は本発明による超音波診断
装置の第7実施例を示す構成図である。なお、この図に
おいて、図1の各部と同じ部分には、同じ符号が付して
ある。
【0032】この図に示す超音波診断装置が図1に示す
超音波診断装置と異なる点は、圧電体17の上側に形成
される各不要電極20、21を同軸シールド11の一端
に接続してこれを常時、接地するようにしたことであ
る。
【0033】このようにしても、上述した第1〜第6実
施例と同様に、同軸ケーブル形式の各プローブケーブル
2によって超音波送受信回路1と切換スイッチ回路3と
を接続するとともに、切換スイッチ回路3を構成する各
切換スイッチ15、16の開閉を制御して各アレイ形電
極5、6を構成する各電極7、8のうち、駆動電圧が供
給されていない電極を接地しているので、上述した第1
〜第6実施例と同様に、製造プロセスを簡素化させなが
ら各アレイ形振動子間のクロストークを軽減させて指向
特性を向上させることができるとともに、電磁誘導によ
る悪影響を軽減させて診断性能を向上させることができ
る。さらに、この第7実施例においては、不要電極2
0、21の静電容量に起因する特性の劣化を軽減させる
ことができる。図9は本発明による超音波診断装置の第
8実施例を示す構成図である。なお、この図において、
図8の各部と同じ部分には、同じ符号が付してある。
【0034】この図に示す超音波診断装置が図8に示す
超音波診断装置と異なる点は、圧電体17の上側に形成
されるアレイ形電極5の電極7の数を1つ多くするとと
もに、これに対応して切換スイッチ回路3を構成する各
切換スイッチ15、16の数およびプローブケーブル2
の数を1組だけ多くしたことである。
【0035】このようにしても、上述した第1〜第7実
施例と同様に、同軸ケーブル形式の各プローブケーブル
2によって超音波送受信回路1と切換スイッチ回路3と
を接続するとともに、切換スイッチ回路3を構成する各
切換スイッチ15、16の開閉を制御して各アレイ形電
極5、6を構成する各電極7、8のうち、駆動電圧が供
給されていない電極を接地しているので、上述した第1
〜第7実施例と同様に、製造プロセスを簡素化させなが
ら各アレイ形振動子間のクロストークを軽減させて指向
特性を向上させることができるとともに、電磁誘導によ
る悪影響を軽減させて診断性能を向上させることができ
る。さらに、この第8実施例においては、上述した第7
実施例と同様に不要電極20、21の静電容量に起因す
る特性の劣化を軽減させることができる。図10は本発
明による超音波診断装置の第9実施例を示す構成図であ
る。なお、この図において、図8の各部と同じ部分に
は、同じ符号が付してある。
【0036】この図に示す超音波診断装置が図8に示す
超音波診断装置と異なる点は、切換スイッチ回路3の位
置と、各プローブケーブル2の位置とを逆にしたことで
ある。
【0037】このようにしても、上述した第1〜第8実
施例と同様に、同軸ケーブル形式の各プローブケーブル
2によって超音波トランスジューサ4と切換スイッチ回
路3とを接続するとともに、切換スイッチ回路3を構成
する各切換スイッチ15、16の開閉を制御して各アレ
イ形電極5、6を構成する各電極7、8のうち、駆動電
圧が供給されていない電極を接地しているので、上述し
た第1〜第8実施例と同様に、製造プロセスを簡素化さ
せながら各アレイ形振動子間のクロストークを軽減させ
て指向特性を向上させることができるとともに、電磁誘
導による悪影響を軽減させて診断性能を向上させること
ができる。さらに、この第9実施例においては、上述し
た第7、第8実施例と同様に不要電極20、21の静電
容量に起因する特性の劣化を軽減させることができる。
図11は本発明による超音波診断装置の第10実施例を
示す構成図である。なお、この図において、図8の各部
と同じ部分には、同じ符号が付してある。
【0038】この図に示す超音波診断装置が図8に示す
超音波診断装置と異なる点は、圧電体17の上側に形成
されるアレイ形電極5の電極7の数を1つ多くするとと
もに、これに対応して切換スイッチ回路3を構成する各
切換スイッチ15、16の数およびプローブケーブル2
の数を1組だけ多くし、さらに切換スイッチ回路3の位
置と、各プローブケーブル2の位置とを逆にしたことで
ある。
【0039】このようにしても、上述した第1〜第9実
施例と同様に、同軸ケーブル形式の各プローブケーブル
2によって超音波トランスジューサ4と切換スイッチ回
路3とを接続するとともに、切換スイッチ回路3を構成
する各切換スイッチ15、16の開閉を制御して各アレ
イ形電極5、6を構成する各電極7、8のうち、駆動電
圧が供給されていない電極を接地しているので、上述し
た第1〜第9実施例と同様に、製造プロセスを簡素化さ
せながら各アレイ形振動子間のクロストークを軽減させ
て指向特性を向上させることができるとともに、電磁誘
導による悪影響を軽減させて診断性能を向上させること
ができる。
【0040】さらに、この第10実施例においては、上
述した第7〜第9実施例と同様に不要電極20、21の
静電容量に起因する特性の劣化を軽減させることができ
る。図12は本発明による超音波診断装置の第11実施
例を示す構成図である。なお、この図において、図8の
各部と同じ部分には、同じ符号が付してある。
【0041】この図に示す超音波診断装置が図8に示す
超音波診断装置と異なる点は、圧電体17の上側に形成
されるアレイ形電極5の電極7の数を1つ多くするとと
もに、これに対応して切換スイッチ回路3を構成する各
切換スイッチ15、16の数およびプローブケーブル3
の数を1組だけ多くし、さらに超音波送受信回路1を構
成する各電圧発生部9を2系統にするとともに、これに
対応してプローブケーブル2および切換スイッチ回路3
を構成する各切換スイッチ15、16を2系統にして超
音波トランスジューサ4を構成する各アレイ形電極5、
6に供給される駆動電圧の特性を切り換え得るようにし
たことである。
【0042】このようにしても、上述した第1〜第10
実施例と同様に、同軸ケーブル形式の各プローブケーブ
ル2によって超音波送受信回路1と切換スイッチ回路3
とを接続するとともに、切換スイッチ回路3を構成する
各切換スイッチ15、16の開閉を制御して各アレイ形
電極5、6を構成する各電極7、8のうち、駆動電圧が
供給されていない電極を接地しているので、上述した第
1〜第10実施例と同様に、製造プロセスを簡素化させ
ながら各アレイ形振動子間のクロストークを軽減させて
指向特性を向上させることができるとともに、電磁誘導
による悪影響を軽減させて診断性能を向上させることが
できる。
【0043】さらに、この第11実施例においては、上
述した第7〜第10実施例と同様に不要電極20、21
の静電容量に起因する特性の劣化を軽減させることがで
きる。図13は本発明による超音波診断装置の第12実
施例を示す構成図である。なお、この図において、図8
の各部と同じ部分には、同じ符号が付してある。
【0044】この図に示す超音波診断装置が図8に示す
超音波診断装置と異なる点は、超音波送受信回路1を構
成する各電圧発生部9を2系統にするとともに、これに
対応してプローブケーブル2および切換スイッチ回路3
を構成する各切換スイッチ15、16を2系統にして超
音波トランスジューサ4を構成する各アレイ形電極5、
6に供給される駆動電圧の特性を切り換え得るように
し、さらに圧電体17の上側に形成されるアレイ形電極
5の電極7の数を1つ多くするとともに、これに対応し
て切換スイッチ回路3を構成する各切換スイッチ15、
16の数およびプローブケーブル2の数を1組だけ多く
し、さらに切換スイッチ回路3の位置と、各プローブケ
ーブル2の位置とを逆にしたことである。
【0045】このようにしても、上述した第1〜第11
実施例と同様に、同軸ケーブル形式の各プローブケーブ
ル2によって超音波トランスジューサ4と切換スイッチ
回路3とを接続するとともに、切換スイッチ回路3を構
成する各切換スイッチ15、16の開閉を制御して各ア
レイ形電極5、6を構成する各電極7、8のうち、駆動
電圧が供給されていない電極を接地しているので、上述
した第1〜第11実施例と同様に、製造プロセスを簡素
化させながら各アレイ形振動子間のクロストークを軽減
させて指向特性を向上させることができるとともに、電
磁誘導による悪影響を軽減させて診断性能を向上させる
ことができる。
【0046】さらに、この第12実施例においては、上
述した第7〜第11実施例と同様に不要電極20、21
の静電容量に起因する特性の劣化を軽減させることがで
きる。
【0047】また、上述した第1〜第12実施例におい
ては、超音波トランスジューサ4として1つの圧電体1
7と、この圧電体17の各面にエッチングやカッティン
グ等によって形成されるアレイ形電極5、6とによって
構成されるものを使用するようにしているが、細かく分
離され、その各面に電極が形成された複数の圧電体の隙
間を樹脂で充填した超音波トランスジューサを使用する
ようにしても良い。
【0048】また、上述した第1〜第12実施例におい
ては、超音波トランスジューサ4として平板状の圧電体
を使用するようにしているが、湾曲した圧電体を使用す
るようにしても良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、製
造プロセスを簡素化させながら各アレイ形振動子間のク
ロストークを軽減させて指向特性を向上させることがで
きるとともに、電磁誘導による悪影響を軽減させて診断
性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波診断装置の第1実施例を示
す構成図である。
【図2】図1に示す超音波診断装置の指向特性例を示す
模式図である。
【図3】本発明による超音波診断装置の第2実施例を示
す構成図である。
【図4】本発明による超音波診断装置の第3実施例を示
す構成図である。
【図5】本発明による超音波診断装置の第4実施例を示
す構成図である。
【図6】本発明による超音波診断装置の第5実施例を示
す構成図である。
【図7】本発明による超音波診断装置の第6実施例を示
す構成図である。
【図8】本発明による超音波診断装置の第7実施例を示
す構成図である。
【図9】本発明による超音波診断装置の第8実施例を示
す構成図である。
【図10】本発明による超音波診断装置の第9実施例を
示す構成図である。
【図11】本発明による超音波診断装置の第10実施例
を示す構成図である。
【図12】本発明による超音波診断装置の第11実施例
を示す構成図である。
【図13】本発明による超音波診断装置の第12実施例
を示す構成図である。
【図14】従来から知られている超音波診断装置で使用
される超音波トランスジューサの一例を示す斜視図であ
る。
【図15】図14に示す超音波トランスジューサを使用
したときにおける超音波診断装置の指向特性例を示す模
式図である。
【符号の説明】
1 超音波送受信回路 2 プローブケーブル(同軸ケーブル) 3 切換スイッチ回路 4 超音波トランスジューサ 5、6 アレイ形電極 7、8 電極 17 圧電体 20 不要電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体の一面にアレイ形電極を形成し、
    その対向面に前記アレイ形電極と互いに交差するアレイ
    形電極を形成した超音波トランスジューサと、 この超音波トランスジューサを駆動するのに必要な駆動
    電圧を生成する超音波送受信回路と、 この超音波送受信回路から出力される駆動電圧に基づい
    て超音波トランスジューサの前記各アレイ形電極の少な
    くとも1つ以上の電極に駆動電圧を印加するとともに、
    前記駆動電圧を印加しない残りの電極の全てもしくは一
    部を接地する切換スイッチ回路と、 を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記超音波トランスジューサは圧電体上
    に形成されている不要電極が接地されている請求項1記
    載の超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 前記超音波送受信回路と前記切換スイッ
    チ回路との間または前記切換スイッチ回路と前記超音波
    トランスジューサとの間の少なくともいずれか一方は同
    軸ケーブルによって接続されている請求項1または2記
    載の超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 前記同軸ケーブルは同軸シールドによっ
    て前記超音波送受信回路側の接地電圧を前記超音波トラ
    ンスジューサの各電極に伝える請求項3記載の超音波診
    断装置。
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