JPH0889505A - 超音波プローブの製造方法 - Google Patents

超音波プローブの製造方法

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JPH0889505A
JPH0889505A JP6231590A JP23159094A JPH0889505A JP H0889505 A JPH0889505 A JP H0889505A JP 6231590 A JP6231590 A JP 6231590A JP 23159094 A JP23159094 A JP 23159094A JP H0889505 A JPH0889505 A JP H0889505A
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ultrasonic
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ultrasonic transducer
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JP6231590A
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Yoshitaka Mine
喜隆 嶺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小曲率の曲面上あるいは円筒面上に複数個の振
動子を配列可能にしたラジアル型及びコンベックス型の
超音波プローブの製造方法を提供する。 【構成】予め信号用の電極層7a及びアース用の電極層
7bが形成された超音波振動子板4を可撓性を有するバ
ッキング材3上に接着する工程と、バッキング材3上に
接着された超音波振動子板4を、バッキング材3とは反
対の面から所定のピッチでカッティングして複数個の振
動子4aに分割する工程と、分割された各振動子4aの
電極層7aに通電用のFPC6を接合する工程とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置に接続
して使用される超音波プローブの製造方法に係り、特
に、体腔内用のマイクロコンベックス型や電子ラジアル
型のプローブ等、小曲率のプローブ面を有する超音波プ
ローブの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は、超音波プローブから
出力される超音波信号を生体内に走査し、得られた生体
内からの反射(エコー)信号を基にして、生体内の断層
像や、生体内の運動流体の速度情報等を得るもので、近
年、様々な医療用分野で応用されている。
【0003】上記超音波プローブは、走査手段や走査形
式によって種々の型に分類される。この内、走査手段に
よる分類からは、超音波プローブ自身を機械的に高速走
査する機械走査と、多数の微細な振動子を並べた配列型
(アレイ型)超音波振動子を、電子的コントロールによ
り走査する電子走査(このような超音波プローブをフェ
ズドアレイ型超音波プローブという)の2種類がある。
また、走査形式からは、セクタ走査、リニア走査、コン
ベックス走査、ラジアル走査等があり、それぞれ目的と
診断部位によって使い分けられている。
【0004】ここで、超音波プローブの内、コンベック
ス走査型の超音波プローブの製造過程を図17(a)〜
(e)を参照して説明する。
【0005】まず、図17(a)に示すように、超音波
放射面(前面)に整合層が形成され、且つ背面に電極層
が形成されたジルコン酸チタン酸鉛磁器等のセラミック
スを素材とした超音波振動子板30が用意され、この振
動子板30の背面(電極層)の端部に、シート状の可撓
性配線材(以下、FPCという)31及び銅板等のシー
ト状のアース板32を半田付け等で接着して信号線の引
き出しを行なう。
【0006】FPC31は、可撓性を有する樹脂基板上
にエッチング処理等によって銅等の導電線(所定ピッチ
に配列された導線パターンを形成している)を予め一体
形成したものである。そして、図17(b)に示すよう
に、略長方形状で可撓性を有したバッキング材33を、
FPC31及びアース板32の背面に接着する。
【0007】次に、図17(c)に示すように、振動子
配列方向(長手方向とする)に直交する短手方向に平行
な切れ目を、FPC31の導線パターンに対応した所定
のピッチで振動子板30に入れて(カッティング)、複
数個の超音波振動子に分割する。そして、この超音波振
動板30全体を、その配列方向に沿って図17(d)に
示すように所望曲率まで湾曲させて、同じ曲率の円弧曲
面を有した容器34に接着する。
【0008】その後、超音波振動子板30を図示しない
音響レンズで被覆して、コンベックス型の超音波プロー
ブを形成する。なお、FPC31の端部は図17(e)
に示すように、コネクタ35及び配線材36を介して、
図示しない信号送受信回路等に接続される。
【0009】一方、ラジアル型の超音波プローブの製造
方法は、例えば特公昭63-14623号公報に記載されたもの
が知られている。この公報記載の製造方法によれば、上
述した容器34が円筒状であり、超音波振動子板30は
容器34の外周面に環状に接着されている。その他は、
コンベックス型の超音波プローブの製造方法と同等であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】体腔内に挿入されるプ
ローブは、特に曲率半径をできる限り小さくて欲しいと
いう小型化の強い要望があった。
【0011】しかしながら上記製造方法では、ある程度
の固さを有しているFPC及びアース板を超音波振動子
板背面に予め接着して信号線の引き出しを行ない、FP
Cの導線パターンに対応した所定のピッチで切れ目を入
れて複数個の超音波振動子に分割し、この後、この振動
子板を湾曲させて微小曲率のプローブに形成することか
ら、下記のような様々な支障が生じている。
【0012】その一つとして、FPC及びアース板が湾
曲前に振動子板の背面に接着されるため、FPC及びア
ース板の固さの分だけ振動子板の柔軟性を低下させるこ
とが挙げられる。この柔軟性の不足により、微小曲率に
しようとすると各超音波振動子の素子並び(ピッチ)が
ずれてしまうことがあった。
【0013】現状では、曲率半径10mm以下でのコンベ
ックス型及び電子ラジアル型の超音波プローブの製造は
難しく、特に、これよりも微小曲率の円筒面上に環状に
超音波振動子を配列した体腔内用電子式ラジアル型超音
波プローブは製品化されていない。
【0014】また、FPC及びアース板を超音波振動子
板背面に半田付け等で接着してから、所定のピッチで切
れ目を入れて複数個の超音波振動子に分割するので、F
PC及びアース板の柔軟性不足の理由から、FPC及び
アース板と超音波振動子板背面との半田付け部でセラミ
ックス割れが頻発し、製造歩留まりを減少させるという
問題があった。
【0015】さらに、FPC及びアース板が超音波振動
子板の背面に接着されていることは、図18に示すよう
に、音響整合層37を有する振動子板30の背面全体が
バッキング材33と接着されていないため、FPC31
及びアース板32を介した接着部分Aは、振動子板30
背面全体とバッキング材33との接着部分Bと比べて接
着が弱くなってしまい、製造歩留まりを低下させる可能
性が生じた。
【0016】そこで、超音波振動子の前面に電極層を形
成し、その電極層とFPC等の配線材を接合して信号線
の引き出しを行なうことも考えられているが、従来のよ
うに電極層とFPC等の配線材を接合した後でカッティ
ングを行ない振動子に分割するため、電極層とFPC等
の配線材との接合部分で電極剥がれ等が生じ、製造歩留
まりを低下させる可能性が生じた。
【0017】一方、最終的にはワイヤ等の配線材で電力
発生源に接続するため、理想的には、FPCの代りに直
接同軸ケーブルやワイヤ等の配線材で超音波振動子の電
極層と導電体とを接合して信号線を引き出すことが望ま
しいが、上記製造方法では、複数の超音波振動子に分割
する前に信号線の引き出しを行なってしまうため、一旦
ワイヤ等の配線材で信号線の引き出しを行なった後で分
割することは非常に困難であった。
【0018】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、超音波振動子板を複数個の振動子に分割した後
で、その超音波振動子から信号線引き出しを行なうこと
によって、小曲率の曲面上あるいは円筒面上に複数個の
振動子を配列可能にした微小形状のラジアル型及びコン
ベックス型の超音波プローブの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0019】また、上記目的に加えて、超音波振動子の
背面以外の面に形成された電極層と導電体とを接合して
信号線を引き出すことによって、製造上の負担を軽減
し、製造歩留まりを増加させることのできる超音波プロ
ーブの製造方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
請求項1記載の超音波プローブの製造方法は、予め信号
用及びアース用の2つの電極層が形成された超音波振動
子板を、可撓性を有するバッキング材上に接着する工程
と、前記バッキング材上に接着された超音波振動子板
を、当該バッキング材とは反対の面から所定のピッチで
カッティングして複数個の振動子に分割する工程と、前
記分割された各振動子の電極層に通電用の導電体を接合
する工程とを有している。
【0021】特に、請求項2記載の超音波プローブの製
造方法では、前記接合工程の後、前記超音波振動子板及
びバッキング材を前記複数の振動子の配列方向に沿って
湾曲させることにより、超音波放射面を曲面状に形成す
る工程を付加している。
【0022】また、請求項3記載の超音波プローブの製
造方法は、予め信号用及びアース用の2つの電極層が形
成された超音波振動子板を、可撓性を有するバッキング
材上に接着する工程と、前記バッキング材上に接着され
た超音波振動子板を、当該バッキング材とは反対の面か
ら所定のピッチでカッティングして複数個の振動子に分
割する工程と、前記超音波振動子板及びバッキング材を
前記複数の振動子の配列方向に沿って湾曲させることに
より、超音波放射面を曲面状に形成する工程と、前記分
割された各振動子の電極層に通電用の導電体を接合する
工程とを有している。
【0023】さらに、請求項4記載の超音波プローブの
製造方法では、前記導電体の前記電極層への接合位置
は、前記複数の振動子各々における超音波放射面として
の前面及びその側面である。
【0024】一方、請求項5記載の超音波プローブの製
造方法は、信号用の電極層が超音波放射側の面とは反対
の背面に少なくとも形成された超音波振動子板及び可撓
性を有し且つ所定ピッチで導電パターンと該導電パター
ンに導電接続された信号線結線部とが形成された面を有
するバッキング材を予め準備する工程と、前記超音波振
動子板の背面と前記バッキング材の導電パターンの形成
面とを導電接着する工程と、前記超音波振動子板の超音
波放射側の面から前記導電パターンに対応してカッティ
ングして複数個の振動子に分割する工程と、前記バッキ
ング材の各信号線結線部に信号通電用の導電体を接合す
る工程とを有している。
【0025】特に、請求項6記載の超音波プローブの製
造方法では、前記接合工程の後、前記超音波振動子板及
びバッキング材を前記複数の振動子の配列方向に沿って
湾曲させることにより、超音波放射面を曲面状に形成す
る工程を付加している。
【0026】また、請求項7記載の超音波プローブの製
造方法は、信号用の電極層が超音波放射側の面とは反対
の背面に少なくとも形成された超音波振動子板及び可撓
性を有し且つ所定ピッチで導電パターンと該導電パター
ンに導電接続された信号線結線部とが形成された面を有
するバッキング材を予め準備する工程と、前記超音波振
動子板の背面と前記バッキング材の導電パターンの形成
面とを導電接着する工程と、前記超音波振動子板の超音
波放射側の面から前記導電パターンに対応してカッティ
ングして複数個の振動子に分割する工程と、前記超音波
振動子板及びバッキング材を前記複数の振動子の配列方
向に沿って湾曲させることにより、超音波放射面を曲面
状に形成する工程と、前記バッキング材の各信号線結線
部に信号通電用の導電体を接合する工程とを有してい
る。
【0027】特に、請求項8記載の超音波プローブの製
造方法では、前記導電体の接合方法として、抵抗半田付
け法を用いている。
【0028】また、特に、抵抗半田付け法として、例え
ばえば請求項9記載のパルスヒート半田付け法や、請求
項10記載のパラレルギャップ半田付け法を用いてい
る。
【0029】さらに、請求項11記載の超音波プローブ
の製造方法では、前記導電体としてFPCを用いてい
る。
【0030】また、請求項12記載の超音波プローブの
製造方法では、前記導電体として同軸ケーブルを用いた
請求項1乃至8記載の超音波プローブの製造方法。
【0031】
【作用】請求項1に記載した超音波プローブの製造方法
では、予め信号線用及びアース用の2つの電極層が形成
された超音波振動子板が、可撓性を有するバッキング材
上に接着される。
【0032】そして、その超音波振動子板は、当該バッ
キング材とは反対の面から所定のピッチでカッティング
され、複数個の超音波振動子に分割される。
【0033】次に、分割された各超音波振動子の電極層
に、通電用の導電体である、例えばFPCや同軸ケーブ
ル等の配線材(以下、総称してFPCという)が、例え
ば、パルスヒート半田付け法やパラレルギャップ半田付
け法等の抵抗半田付け法(以下、単に抵抗はんだ付け法
という)を用いて接合され、信号線やアース線が引き出
される。
【0034】その後、例えばラジアル型やコンベックス
型等の超音波放射面が曲面状である超音波プローブを製
造する場合、超音波振動子板及びバッキング材は、前記
複数の振動子の配列方向に沿って湾曲され、その結果、
超音波放射面は曲面状に形成される。
【0035】また、請求項3に記載した超音波プローブ
の製造方法では、例えばラジアル型やコンベックス型等
の超音波放射面が曲面状である超音波プローブを製造す
る場合、同様にバッキング材が接着された超音波振動子
板が複数個の振動子に分割された後、その超音波振動子
板及びバッキング材は、先に前記複数の振動子の配列方
向に沿って湾曲される。そして、分割された各超音波振
動子の電極層に、通電用の導電体である例えばFPCが
抵抗半田付け法を用いて接合され、信号線やアース線が
引き出される。
【0036】特に、請求項4に記載した超音波プローブ
の製造方法では、導電体は、前記複数の振動子各々にお
ける超音波放射面としての前面及びその側面に形成され
た電極層に接合される。
【0037】一方、請求項5に記載した超音波プローブ
の製造方法では、信号用の電極層が超音波放射側の面と
は反対の背面に少なくとも形成された超音波振動子板
と、可撓性を有し且つ所定ピッチで導電パターンと該導
電パターンに導電接続された信号線結線部が形成された
面を有するバッキング材とが予め準備される。
【0038】次に、その超音波振動子板の背面と前記バ
ッキング材の導電パターンの形成面とが導電接着され、
その後、超音波振動子板の超音波放射側の面から前記導
電パターンに対応してカッティングが行なわれ、超音波
振動子板は、複数個の振動子に分割される。そして、バ
ッキング材の各信号線結線部に信号通電用の導電体であ
る例えばFPCが、抵抗半田付け法を用いて接合され、
信号線が引き出される。
【0039】その後、例えばラジアル型やコンベックス
型等の超音波放射面が曲面状である超音波プローブを製
造する場合、超音波振動子板及びバッキング材は、前記
複数の振動子の配列方向に沿って湾曲され、その結果、
超音波放射面は曲面状に形成される。
【0040】また、請求項7に記載した超音波プローブ
の製造方法では、例えばラジアル型やコンベックス型等
の超音波放射面が曲面状である超音波プローブを製造す
る場合、同様にバッキング材が接着された超音波振動子
板が複数個の振動子に分割された後、先に前記複数の振
動子の配列方向に沿って湾曲され、その後、バッキング
材の各信号線結線部に信号通電用の導電体である例えば
FPCが抵抗半田付け法を用いて接合され、信号線が引
き出される。
【0041】
【実施例】以下、本発明の超音波プローブの製造方法の
内、特に、ラジアル型超音波プローブの製造方法の実施
例について、添付図面を参照して説明する。
【0042】(第1実施例)第1実施例を図1〜図8に
示す。図1及び図2に示されたラジアル型の超音波プロ
ーブ1は、中空円筒形状の容器2を備えている。この容
器2の外周面には、可撓性のバッキング材3が湾曲され
た状態で接着されている。また、このバッキング材3の
外周面には、超音波振動子板4が湾曲された状態で接着
されている。この超音波振動子板4は、所定のピッチで
分割され超音波振動子4aを形成している。この超音波
振動子4aは、容器2の中心軸方向に沿って配列されて
いる。また、各超音波振動子4aのバッキング材3との
接着面(以下、背面という)と対向する面(以下、超音
波放射面あるいは前面という)の一部には、振動子4a
(固体)から生体内(液体)へ信号を伝えやすくする整
合層5が形成されている。
【0043】一方、先端の露出した所定ピッチの導線パ
ターン6aを有するFPC6が、超音波振動子4aの装
置側の一側面に近接した状態で容器2の外周面に巻着さ
れている。このFPC6の導線パターン6aの一端は、
各超音波振動子4aの前面に予め形成された電極層7a
に接合している。なお、FPC6の導線パターン6aの
他端は、図示しないコネクタ、配線ケーブルを介して送
受信回路等に接続される。また、超音波振動子4aの装
置側と反対の側面にアース板8が接着されている。
【0044】そして、各超音波振動子4aは、音響レン
ズ9に被覆されている。
【0045】このような超音波プローブ1は、診断の
際、体腔内に挿入される。そして、送受信回路によって
制御された電気信号によって各超音波振動子4aを駆動
させて、振動子4a前面から放射状に超音波信号を出力
する。体腔内の臓器等から反射された超音波信号(エコ
ー信号)は、超音波プローブ1によって受信される。そ
して、送受信回路を介して図示しないDSC及びフレー
ムメモリに送られ、画像信号として表示に供される。
【0046】ところで、上記構成の超音波プローブ1
は、次のように製造される。
【0047】まずジルコン酸チタン酸鉛磁器等のセラミ
ックスを素材とする略長方形状の超音波振動子板4を用
意する。この超音波振動子板4には、予め前面から短手
方向側の一方の側面に渡って形成された信号線用の電極
層7a,及び背面から短手方向側の一方の側面を介して
前面の一部まで形成されたアース用の電極7bがそれぞ
れ形成されている。
【0048】最初、この超音波振動子板4の前面の電極
層以外の領域に、図3に示すように、フィルム状接着剤
を用いて整合層5を形成する。
【0049】次に、図4に示すように、超音波振動子板
4の背面に、略長方形で所要の厚さを有した可撓性のバ
ッキング材3を接着する。
【0050】そして、図5に示すように、超音波振動子
板4に対し、その電極層7aが形成されている前面から
所定のピッチでカッティングして、複数個(図中7個)
の超音波振動子4aに分割する。
【0051】そして、図6に示すように、振動子4aの
所定のピッチに対応したピッチで形成された先端の露出
した導線パターン6aを有するシート状のFPC6を用
意し、このFPC6の導線パターン6aと振動子4aの
前面の電極層7aとを抵抗半田付け法を用いて接合して
信号線の引き出しを行なう。
【0052】この抵抗半田付け法の一例としてパルスヒ
ート半田付け法を用いた、導線パターン6aと電極層7
aとの接合の様子を図7及び図8を用いて説明する。な
お、図7は、一本の導線パターン6aを接合している場
合であり、図8は、複数の導線パターン6aを接合して
いる場合である。
【0053】パルスヒート半田付け法は、まず、予め半
田メッキを各振動子4a前面の端部に形成された電極層
7aにコーティングしておき、先端の露出した導線パタ
ーン6aを各電極層7aに当接させて配置する。また、
パルス電圧発生装置10が接続された金属体であるチッ
プ11を導線パターン6aに当接させて配置する。
【0054】次いで、図7及び図8に示すように、パル
ス電圧発生装置10からチップ11にパルス電圧を加え
て瞬間的にパルス電流Iを流す。この結果、チップ11
自身の抵抗による発熱作用によって半田メッキがリフロ
ーして導線パターン6aが電極層7aに接合される。
【0055】このように構成された超音波振動子板4を
超音波振動子4aの配列方向に沿って湾曲させ、容器2
の外周面に接着する(図1乃至図2参照)。また、それ
に伴いFPC6本体は、容器2の外周面に巻着される。
そして、図1に示すように、振動子4aの、FPC6の
導線パターン6aが接着された方と反対側の側面に形成
された電極層7bに、シート状でリング形状の、例えば
銅板等のアース板8を導電接着剤等により接着する。こ
のアース板8にはアース線8aが接続され、このアース
線8aは、図2に示すように、容器2内の中空部を経由
して後段に引き回され、アース用の配線がなされる。
【0056】そして、各振動子4a間を図示しない充填
材によって充填した後、音響レンズ9を超音波振動子4
aの外周面に接着する。
【0057】最後に、FPC6の他端部を、図示しない
コネクタ、ケーブルを介して送受信回路に接続し、超音
波プローブ1の大部分の製作が終了する。
【0058】このように本実施例では、超音波振動子板
4を超音波振動子4aに分割した後で、各超音波振動子
4aの前面における短手側の一方の側面に形成された電
極層7aに、先端の露出したFPC6の導線パターン6
aを接合している。また、アース板8は、FPC6の導
線パターン6aが接続され、さらに超音波振動子板4が
湾曲された後に接合されている。
【0059】したがって、超音波振動子板4を分割する
際、あるいは超音波振動子板4を湾曲させていく際に、
シート状のFPC6及びアース板8の固さによる抵抗が
なくなり、微小曲率のラジアル型超音波プローブを容易
に製作することができる。
【0060】また、先端の露出したFPC6を、超音波
振動子4aの前面に形成された電極層7aに接合し、ま
た、アース板8を超音波振動子4aの短手方向側の一方
の側面に形成された電極層7bに接合している、つま
り、振動子4aの背面から信号線あるいはアース線を引
き出していないため、超音波振動子板4の背面とバッキ
ング材3とを直接接着することができ、その結果、振動
子板4とバッキング材との接着が強化され、製造歩留ま
りを増加させることができる。
【0061】以上述べたように、微小曲率の体腔内用電
子式ラジアルスキャン型超音波プローブを歩留まりを高
く維持しながら製品化することが可能なため、従来製品
化されている機械式ラジアルスキャン型超音波プローブ
に対して、次のような性能の向上が期待できる。
【0062】(1)送信時の多段フォーカス及び受信時
のDVAFが可能であるため、方位分解能が向上し、画
質が良くなる。 (2)カラードプラが可能となり、血流診断が可能にな
る。 (3)スキャン法の自由度が大幅に向上し、Bモード・
Mモード・ドプラモードを組み合わせた様々な表示が可
能になる。 (4)超音波プローブが中空の構造になっているため、
前方視型の光学内視鏡と組み合わせて多様な診断を行な
うことができる。
【0063】(第2実施例)第2実施例での超音波プロ
ーブの製造方法は、まず略長方形状で所要の厚さを有し
た可撓性のバッキング材3を用意し、このバッキング材
3の前面に、予め設定された所定のピッチで導電パター
ンが形成され、この導電パターンを含む所要位置に信号
線結線部であるランド12を形成する。
【0064】一方、ジルコン酸チタン酸鉛磁器等のセラ
ミックスを素材とする略長方形状であり、その短辺がバ
ッキング材3の短辺に比べて少し短い超音波振動子板4
を用意する。この超音波振動子板4には、予め背面に信
号線用の電極層7a、前面にアース用の電極7bがそれ
ぞれ形成されている。
【0065】そして、前記フレックスバッキング材3の
背面と振動子板4aの前面とを接着する。この結果、フ
レックスバッキング材3の背面に形成された導電パター
ン14と振動子板4aの前面に形成された電極層7aが
導電接続される。このとき、バッキング材3の短辺側の
端部の前面は、図9に示すように、振動子板4aが接着
されずに残っている。
【0066】次に、第1実施例と同様に、振動子板4a
に対し、バッキング材3の前面に形成された導電パター
ンに沿って、該振動子板4aの前面から所定のピッチで
カッティングして、複数個の超音波振動子4aに分割す
る。
【0067】そして、図9に示すように、振動子4aの
所定のピッチに対応したピッチで形成された先端の露出
した導線パターン6aを有するシート状のFPC6を用
意し、このFPC6の導線パターン6aとバッキング材
3の端部の前面に形成されたランド12とをパルスヒー
ト半田付け法を用いて接合して信号線の引き出しを行な
う(図7及び図8参照)。
【0068】このように構成された超音波振動子板4を
超音波振動子4aの配列方向に沿って湾曲させ、容器2
の外周面に接着する。また、それに伴いFPC6本体
は、容器2の外周面に巻着される。
【0069】次に、シート状で略長方形の例えば銅板等
のアース板13を用意する。続いて図10及び図11に
示すように、このアース板13の長辺側の端部と、超音
波振動子4a前面の電極層7bの装置側の端部とが重合
されるように、該アース板13を容器2に巻着する。そ
して、その重合部分を半田付けあるいは導電接着剤等で
接合する。
【0070】さらに、各振動子4a間を図示しない充填
材によって充填した後、音響レンズ9を振動子4aの外
周面に接着する。
【0071】最後に、FPC6の他端部を、図示しない
コネクタ及びケーブルを介して送受信回路に接続して、
超音波プローブ1の大部分の製作が終了する。
【0072】第2実施例では、バッキング材3前面に、
予め所定のピッチで導電パターン及びこの導電パターン
を含む位置に信号線結線部であるランド12を形成し、
このランド12に導電体であるFPC6を接合して信号
線の引き出しを行なっているため、信号線の引き出しが
より簡単になるといった効果が生じる。その他の作用及
び効果は第1実施例と同一である。
【0073】なお、バッキング材3に形成された導電パ
ターンは、予め素子毎に分離されている必要はなく、例
えば、超音波振動子板4を分割する際に、ダイサーによ
って電気的に分離してもよい。
【0074】また、第1及び第2実施例では、まず超音
波振動子板4を超音波振動子4aに分割してから、各振
動子4aの前面の電極層(第1実施例)、あるいはフレ
ックスバッキング材3上の導電パターン(第2実施例)
に、パルスヒート半田付け法を用いて先端の露出したF
PC6の導線パターン6aを接合し、その後で、振動子
板4を湾曲させて容器2の円筒面に接着させていたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、超音波振動子
板4を超音波振動子4aに分割した後、先に超音波振動
子板4を湾曲させて容器2の円筒面に接着させてから、
各振動子4aの前面の電極層7a(第1実施例)、ある
いはフレックスバッキング材3上の導電パターン(第2
実施例)にパルスヒート半田付け法を用いて先端の露出
したFPC6の導線パターン6aを接合しても良い。
【0075】さらに、第1実施例において、超音波振動
子4aの前面に信号線用の電極層7aを形成し、この電
極層7aとFPC6の導線パターン6aを接合して信号
線の引き出しを行なったが、本発明はこれに限定される
ものではなく、図12に示すように、超音波振動子4a
の短手方向側の一側面から背面に渡って信号線用の電極
層7aを形成し、この内一側面に形成された電極層7a
にFPC6の導線パターン6aを接合して信号線を引き
出してもよい。また、第1実施例において、アース板8
を超音波振動子4aの短手方向側の一方の側面に形成さ
れた電極層7bに接合してアース線の引き出しを行なっ
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、アース用の電極層7bを振動子4aの前面に形成
し、図13に示すように、この電極層7bから直接アー
ス線8aを引き出すこともできる。
【0076】さらにまた、第1及び第2実施例におい
て、導電体として先端の露出したFPC6を用いたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、先端の露出し
たFPC6の代りに、図14乃至図15に示すように、
同軸ケーブル14を用いて信号線を引き出しても良い。
この際、同軸ケーブル14のアース線(外皮)は適当に
まとめられ、超音波振動子4aの電極層7bと接続され
るようになっている。
【0077】この同軸ケーブル14は、一般の配線材と
比べて伝送損失が小さく、漏話特性が良い等の特徴があ
るため、前述した効果に加えて、クロストークや外乱ノ
イズにも強い超音波プローブを製作することができる。
【0078】ところで、FPC6の導線パターン6a
を、抵抗半田付け法としてパルスヒート半田付け法を用
いて超音波振動子4a前面の電極層7a(第1実施
例)、あるいはバッキング材3上の導電パターン(第2
実施例)に接合したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば、抵抗半田付け法としてパラレルギャ
ップ半田付け法を用いることもできる。
【0079】このパラレルギャップ半田付け法を図16
を用いて説明する。予め半田メッキがコーティングされ
た電極層7aに当接して配置された先端の露出した導線
パターン6aに、パルス電圧発生装置10の接続された
ギャップのある電極15を当接させる。そして、パルス
電圧発生装置10からパルス電圧を加えて、電極15を
介して導線パターン6aにパルス電流を流し、導線パタ
ーン6a自身の発熱により半田メッキをリフローし導電
パターン6aと電極層7aとを接合する方法であり、パ
ルスヒート半田付け法と同様の効果が得られる。
【0080】ところで、第1及び第2実施例では、ラジ
アル型超音波プローブの製造方法について示したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば円筒状の
容器の代りに弓形状の容器を用いてコンベックス型超音
波プローブを製造する際にも同様の製造方法が適用でき
る。
【0081】また、上記実施例における超音波振動子板
を複数個の振動子にカッティングしてから、FPC等の
通電用の導電体を接合する方法は、必要に応じてリニ
ア、電子セクタ型の超音波プローブを製造する際にも適
用することができる。
【0082】
【発明の効果】以上述べたように請求項1乃至4の超音
波プローブの製造方法によれば、予め信号線用及びアー
ス用の2つの電極層が形成された超音波振動子板を超音
波振動子に分割した後で、通電用の導電体をその電極層
に接合して信号線やアース線の引き出しを行なってい
る。つまり、超音波振動子を分割する際には、FPC及
びアース板等は接合されていないため、その分割の際、
FPC及びアース板の固さによる障害が軽減され、微小
曲率のコンベックス型・ラジアル型超音波プローブが容
易に製造できる。
【0083】特に、ラジアル型あるいはコンベックス型
の超音波プローブを製造する際、振動子板を振動子に分
割した後で、放射面が曲面状になるように湾曲させてい
る。つまり、その湾曲工程の際には、FPC及びアース
板等は接合されていないため、湾曲工程の際、FPC及
びアース板の固さによる障害が軽減され、微小曲率のコ
ンベックス型・ラジアル型超音波プローブが容易に製造
できる。
【0084】また特に、振動子に分割してから通電用の
導電体を電極層へ接合して信号線やアース線の引き出し
を行なうため、信号線として同軸ケーブル等の配線材を
直接使用して信号線の引き出しを行なうことが可能なた
め、超音波プローブのS/N比の向上が期待できる。
【0085】さらに、通電用の導電体の各振動子に対す
る接合位置を、その振動子に形成された電極層の内の前
面及びその側面とすることによって、振動子板背面とバ
ッキング材とを直接接着することができる。したがって
振動子板とバッキング材との接合が強化され、製造歩留
まりを増加させることができる。
【0086】一方、請求項5乃至7記載の超音波プロー
ブの製造方法は、バッキング材前面に予め所定のピッチ
で導電パターン及びこの導電パターンを含む位置に信号
線結線部を形成し、この信号線結線部に導電体である導
電体を接合して信号線の引き出しを行なっているため、
上述した効果に加えて、信号線の引き出しがより簡単に
なるという効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の超音波プローブの概
略構成及び製造過程を示す斜視図。
【図2】図1におけるB−B′矢視断面図。
【図3】第1実施例における超音波振動子板に整合層を
形成した状態を示す斜視図。
【図4】第1実施例における超音波振動子板にフレック
スバッキング材を接着した状態を示す斜視図。
【図5】第1実施例における超音波振動子板を超音波振
動子に分割した状態を示す斜視図。
【図6】第1実施例における各超音波振動子前面の電極
層にFPCを接合した状態を示す斜視図。
【図7】パルスヒート半田付け法による超音波振動子と
FPCとの接合状態を示す図。
【図8】パルスヒート半田付け法による超音波振動子と
FPCとの接合状態を示す図。
【図9】第2実施例においてバッキング材上に形成され
たランドにFPCを接合した状態を示す斜視図。
【図10】本発明における第2実施例の超音波プローブ
を概略構成及び製造過程を示す斜視図。
【図11】図10におけるB−B´矢視断面図。
【図12】超音波振動子の側面に形成された電極層にF
PCを接合した状態を示す断面図。
【図13】アース線を超音波振動子の前面に形成された
電極層に接合した状態を示す断面図。
【図14】各超音波振動子の前面に形成された電極層に
同軸ケーブルを接合した状態を示す斜視図。
【図15】同軸ケーブルを接合した超音波プローブの概
略構成を示す斜視図。
【図16】パラレルギャップ半田付け法による超音波振
動子とFPCとの接合状態を示す図。
【図17】(a)〜(e)は従来の超音波プローブの製
造工程を示す図。
【図18】従来の超音波振動子とバッキング材との接合
状態を示す図。
【符号の説明】
1 超音波プローブ 2 容器 3 バッキング材 4 超音波振動子板 4a 超音波振動子 5 整合層 6 FPC 7a 正の電極層 7b 負の電極層 8 アース板 8a アース線 9 音響レンズ 10 パルス電圧発生装置 11 チップ 12 ランド 13 アース板 14 同軸ケーブル 15 電極

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め信号用及びアース用の2つの電極層
    が形成された超音波振動子板を、可撓性を有するバッキ
    ング材上に接着する工程と、前記バッキング材上に接着
    された超音波振動子板を、当該バッキング材とは反対の
    面から所定のピッチでカッティングして複数個の振動子
    に分割する工程と、前記分割された各振動子の電極層に
    通電用の導電体を接合する工程とを有することを特徴と
    する超音波プローブの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記接合工程の後、前記超音波振動子板
    及びバッキング材を前記複数の振動子の配列方向に沿っ
    て湾曲させることにより、超音波放射面を曲面状に形成
    する工程を付加した請求項1記載の超音波プローブの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 予め信号用及びアース用の2つの電極層
    が形成された超音波振動子板を、可撓性を有するバッキ
    ング材上に接着する工程と、前記バッキング材上に接着
    された超音波振動子板を、当該バッキング材とは反対の
    面から所定のピッチでカッティングして複数個の振動子
    に分割する工程と、前記超音波振動子板及びバッキング
    材を前記複数の振動子の配列方向に沿って湾曲させるこ
    とにより、超音波放射面を曲面状に形成する工程と、前
    記分割された各振動子の電極層に通電用の導電体を接合
    する工程とを有することを特徴とする超音波プローブの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記導電体の前記電極層への接合位置
    は、前記複数の振動子各々における超音波放射面として
    の前面及びその側面である請求項1乃至3記載の超音波
    プローブの製造方法。
  5. 【請求項5】 信号用の電極層が超音波放射側の面とは
    反対の背面に少なくとも形成された超音波振動子板及び
    可撓性を有し且つ所定ピッチで導電パターンと該導電パ
    ターンに導電接続された信号線結線部とが形成された面
    を有するバッキング材を予め準備する工程と、前記超音
    波振動子板の背面と前記バッキング材の導電パターンの
    形成面とを導電接着する工程と、前記超音波振動子板の
    超音波放射側の面から前記導電パターンに対応してカッ
    ティングして複数個の振動子に分割する工程と、前記バ
    ッキング材の各信号線結線部に信号通電用の導電体を接
    合する工程とを有することを特徴とする超音波プローブ
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記接合工程の後、前記超音波振動子板
    及びバッキング材を前記複数の振動子の配列方向に沿っ
    て湾曲させることにより、超音波放射面を曲面状に形成
    する工程を付加した請求項5記載の超音波プローブの製
    造方法。
  7. 【請求項7】 信号用の電極層が超音波放射側の面とは
    反対の背面に少なくとも形成された超音波振動子板及び
    可撓性を有し且つ所定ピッチで導電パターンと該導電パ
    ターンに導電接続された信号線結線部とが形成された面
    を有するバッキング材を予め準備する工程と、前記超音
    波振動子板の背面と前記バッキング材の導電パターンの
    形成面とを導電接着する工程と、前記超音波振動子板の
    超音波放射側の面から前記導電パターンに対応してカッ
    ティングして複数個の振動子に分割する工程と、前記超
    音波振動子板及びバッキング材を前記複数の振動子の配
    列方向に沿って湾曲させることにより、超音波放射面を
    曲面状に形成する工程と、前記バッキング材の各信号線
    結線部に信号通電用の導電体を接合する工程とを有する
    ことを特徴とする超音波プローブの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記導電体の接合方法として、抵抗半田
    付け法を用いた請求項1乃至7記載の超音波プローブの
    製造方法。
  9. 【請求項9】 前記抵抗半田付け法として、パルスヒー
    ト半田付け法を用いた請求項8記載の超音波プローブの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 前記抵抗半田付け法として、パラレル
    ギャップ半田付け法を用いた請求項8記載の超音波プロ
    ーブの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記導電体としてFPCを用いた請求
    項1乃至8記載の超音波プローブの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記導電体として同軸ケーブルを用い
    た請求項1乃至8記載の超音波プローブの製造方法。
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