JPH0697906A - マルチメディア多重化装置 - Google Patents

マルチメディア多重化装置

Info

Publication number
JPH0697906A
JPH0697906A JP4243646A JP24364692A JPH0697906A JP H0697906 A JPH0697906 A JP H0697906A JP 4243646 A JP4243646 A JP 4243646A JP 24364692 A JP24364692 A JP 24364692A JP H0697906 A JPH0697906 A JP H0697906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
voice
facsimile
speed
facsimile signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4243646A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Toki
英幸 時
Morihiko Kurata
盛彦 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4243646A priority Critical patent/JPH0697906A/ja
Publication of JPH0697906A publication Critical patent/JPH0697906A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】音声帯域に変調されたファクシミリ信号の圧縮
効率を、ファクシミリ信号以外の音声信号の圧縮効率と
同レベルとなるよう向上させる。 【構成】音声チャネルにおいては、ファクシミリ信号変
換部3は、音声端末から送信されてきた音声信号が音声
帯域に変調されたファクシミリ信号であるか否かを判断
し、ファクシミリ信号であると判断した場合に、該ファ
クシミリ信号をディジタル信号に変換し、音声圧縮・伸
長部2により圧縮される音声信号の速度と同一速度とな
るように調整してから、圧縮信号セレクタ4を制御し
て、多重・分離装置に出力する。また、ファクシミリ信
号変換部3は、音声端末から送信されてきた音声信号が
音声帯域に変調されたファクシミリ信号でないと判断し
た場合に、音声圧縮・伸長部2により圧縮された音声信
号を、圧縮信号セレクタ4を制御して、多重・分離装置
に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチメディア多重化
装置に係り、特に、構内交換機(PBX)等の音声端末
の収容に好適なマルチメディア多重化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声端末から送信されてくる音声
信号およびデータ端末から送信されてくるデータ信号を
多重化して回線に送信し、回線から多重化されて送信さ
れてきた多重化信号を音声信号およびデータ信号に分離
して音声端末およびデータ端末に分配する装置について
は、様々な技術が考案されている。この種の装置におい
ては、回線収容効率を向上させるために、例えば、64
Kbpsで送信されてきた音声信号を、32Kbpsと
なるように圧縮処理を行っている。さらに、16Kbp
sとなるように圧縮する圧縮処理(APC方式:Adapti
ve Predictive Coding)も実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】音声端末から送信され
てくる音声信号には、音声帯域に変調されたファクシミ
リ信号が含まれる場合があり、従来は、このようなファ
クシミリ信号もそれ以外の音声信号も共に、同一の圧縮
処理を行うようになっている。
【0004】しかし、ファクシミリ信号を圧縮処理を行
って16Kbpsとなるように圧縮した場合、元の64
Kbpsとなるように伸長する際に、正確に復元するこ
とができなくなる。
【0005】そのため、例えば特開昭62−14353
1号に記載されている技術のようにファクシミリ信号以
外の音声信号は、16Kbpsとなるように圧縮処理を
行うことが可能であるのに、音声信号全部の圧縮処理を
32Kbpsとなるように留めておくこととなってしま
う。
【0006】本発明の目的は、音声帯域に変調されたフ
ァクシミリ信号の圧縮効率を、ファクシミリ信号以外の
音声信号の圧縮効率と同レベルとなるよう向上させるこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、音声端末およびデータ端末と回線との間
に設置され、音声端末との間で音声帯域に変調されたフ
ァクシミリ信号を含む場合がある音声信号を送受信する
1つ以上の音声チャネルと、データ端末との間でデータ
信号を送受信する1つ以上のデータチャネルと、音声チ
ャネルにより受信された音声信号およびデータチャネル
により受信されたデータ信号を多重化して回線に送信
し、また、回線から送信されてくる多重化信号を音声信
号およびデータ信号に分離して、該当する音声チャネル
およびデータチャネルに分配する多重・分離装置とを備
えたマルチメディア多重化装置を提供している。
【0008】そして、本発明のマルチメディア多重化装
置において、音声チャネルは、音声圧縮・伸長部,ファ
クシミリ信号変換部,圧縮信号セレクタ,音声信号セレ
クタを備えるようにしている。
【0009】音声圧縮・伸長部は、音声端末から送信さ
れてきた音声信号を圧縮する圧縮手段と、多重・分離装
置により分配された音声信号を伸長する伸長手段とを有
するようにしている。
【0010】ファクシミリ信号変換部は、音声端末から
送信されてきた音声信号が音声帯域に変調されたファク
シミリ信号であるか否かを判断する第1の判断手段と、
音声端末から送信されてきた音声信号をディジタル信号
に変換する第1の変換手段と、上記第1の判断手段がフ
ァクシミリ信号であると判断した場合に、上記第1の変
換手段によりディジタル信号に変換されたファクシミリ
信号の速度を、上記音声圧縮・伸長部の圧縮手段により
圧縮される音声信号の速度と同一速度となるよう調整す
る第1の調整手段と、多重・分離装置により分配された
音声信号がファクシミリ信号であるか否かを判断する第
2の判断手段と、上記第2の判断手段がファクシミリ信
号であると判断した場合に、該ファクシミリ信号の速度
を、元の速度となるよう調整する第2の調整手段と、上
記第2の調整手段により元の速度に調整されたファクシ
ミリ信号をアナログ信号に変換する第2の変換手段とを
有するようにしている。
【0011】また、圧縮信号セレクタは、上記音声圧縮
・伸長部の圧縮手段により圧縮された音声信号および上
記ファクシミリ信号変換部の第1の調整手段により速度
が調整されたファクシミリ信号のうちのいずれかを、多
重・分離装置に出力するようにしており、音声信号セレ
クタは、上記音声圧縮・伸長部の伸長手段により伸長さ
れた音声信号および上記ファクシミリ信号変換部の第2
の変換手段によりアナログ信号に変換されたファクシミ
リ信号のうちのいずれかを、音声端末に出力するように
している。
【0012】そこで、ファクシミリ信号変換部は、さら
に、上記第1の判断手段がファクシミリ信号であると判
断した場合に、圧縮信号セレクタが、上記ファクシミリ
信号変換部の第1の調整手段により速度が調整されたフ
ァクシミリ信号を上記多重・分離装置に出力するよう切
り替える第1の切替手段と、上記第2の判断手段がファ
クシミリ信号であると判断した場合に、音声信号セレク
タが、上記ファクシミリ信号変換部の第2の変換手段に
よりアナログ信号に変換されたファクシミリ信号を音声
端末に出力するよう切り替える第2の切替手段とを有す
るようにしている。
【0013】なお、上記ファクシミリ信号変換部の第1
の判断手段は、上記第1の変換手段によりディジタル信
号に変換された音声信号に、ファクシミリ手順信号のフ
レームの先頭を示す特定パターンのデータであるプリア
ンブル信号が含まれている場合に、該音声信号がファク
シミリ信号であると判断するようにすることができる。
【0014】また、上記ファクシミリ信号変換部の第1
の調整手段は、上記第1の判断手段がファクシミリ信号
であると判断した場合に、上記第1の変換手段によりデ
ィジタル信号に変換されたファクシミリ信号に、ファク
シミリ信号であることを示す情報を付加し、さらに、上
記音声圧縮・伸長部の圧縮手段により圧縮される音声信
号のフォーマット長と同一のフォーマット長となるよ
う、ダミー情報を付加することにより、該ファクシミリ
信号の速度を、上記音声圧縮・伸長部の圧縮手段により
圧縮される音声信号の速度と同一速度となるよう調整す
るようにすることができる。
【0015】この場合、上記ファクシミリ信号変換部の
第2の調整手段は、多重・分離装置により分配されたフ
ァクシミリ信号のうちから、上記ファクシミリ信号であ
ることを示す情報およびダミー情報を除いた部分を取り
出すことにより、該ファクシミリ信号の速度を、元の速
度となるよう調整することとなる。
【0016】そして、上記ファクシミリ信号変換部の第
2の判断手段は、多重・分離装置により分配された音声
信号に、上記ファクシミリ信号であることを示す情報が
付加されている場合に、該音声信号がファクシミリ信号
であると判断するようにすることができる。
【0017】
【作用】音声端末から送信されてきた音声信号が音声帯
域に変調されたファクシミリ信号でない場合は、該音声
信号は、音声チャネルにおいて、音声圧縮・伸長部によ
り圧縮されてから、多重・分離装置に出力される。
【0018】また、音声端末から送信されてきた音声信
号が音声帯域に変調されたファクシミリ信号である場合
は、該音声信号(ファクシミリ信号)は、音声チャネル
において、ファクシミリ信号変換部により、ディジタル
信号に変換されて、音声圧縮・伸長部により圧縮される
音声信号の速度と同一速度となるよう調整されてから、
多重・分離装置に出力される。
【0019】また、データ端末から送信されてきたデー
タ信号は、データチャネルにおいて、そのまま多重・分
離装置に出力される。
【0020】そして、音声チャネルから出力された音声
信号およびデータチャネルから出力されたデータ信号
は、多重・分離装置において、多重化されて回線に送信
される。
【0021】一方、回線から送信されてきた多重化信号
は、多重・分離装置において、音声信号およびデータ信
号に分離されて、該当する音声チャネルおよびデータチ
ャネルに分配される。
【0022】多重・分離装置により分配された音声信号
がファクシミリ信号以外の音声信号である場合は、該音
声信号は、音声チャネルにおいて、音声圧縮・伸長部に
より、伸長されてから、音声端末に出力される。
【0023】また、多重・分離装置により分配された音
声信号がファクシミリ信号である場合は、該音声信号
(ファクシミリ信号)は、音声チャネルにおいて、ファ
クシミリ信号変換部により、元の速度に調整されてアナ
ログ信号に変換されてから、音声端末に出力される。
【0024】従って、本発明によれば、ファクシミリ信
号の圧縮効率を、ファクシミリ信号以外の音声信号の圧
縮効率と同レベルに向上させることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0026】図1は本実施例のマルチメディア多重化装
置を適用した網の構成図である。
【0027】図1において、本実施例のマルチメディア
多重化装置は、互いに、高速ディジタル回線を介して接
続されている。
【0028】また、各マルチメディア多重化装置におい
ては、電話機およびファクシミリ装置を収容しているP
BX等の音声端末との間で音声帯域に変調されたファク
シミリ信号を含む場合がある音声信号を送受信する音声
チャネルと、データ端末との間でデータ信号を送受信す
るデータチャネルと、音声チャネルにより受信された音
声信号およびデータチャネルにより受信されたデータ信
号を多重化して高速ディジタル回線に送信し、また、高
速ディジタル回線から送信されてくる多重化信号を音声
信号およびデータ信号に分離して、該当する音声チャネ
ルおよびデータチャネルに分配する多重・分離装置とを
備えている。
【0029】なお、図1においては、音声チャネルが2
個、データチャネルが2個となっているが、本発明は、
これらの数を規定するものではない。
【0030】図2は本実施例のマルチメディア多重化装
置の構成図である。
【0031】図2において、音声チャネルに相当する部
分は、音声端末インタフェース部1および音声・ファク
シミリ信号処理部8であり、データチャネルに相当する
部分は、データ端末インタフェース部9である。また、
多重・分離装置に同等する部分は、多重・分離部6およ
び高速ディジタル回線インタフェース部7である。
【0032】音声・ファクシミリ信号処理部8は、音声
圧縮・伸長部2,ファクシミリ信号変換部3,圧縮信号
セレクタ4,音声信号セレクタ5から構成されている。
【0033】図2においては、音声チャネルおよびデー
タチャネルが1つずつである場合を示している。
【0034】音声チャネルにおいては、音声端末インタ
フェース部1は、音声端末からアナログ信号またはディ
ジタル信号で送信されてくる音声信号を、64Kbps
のPCM信号に変換して、音声圧縮・伸長部2およびフ
ァクシミリ信号変換部3に出力する。このとき、この音
声信号としては、人の声である場合、PB信号等の音声
端末からの信号音である場合、音声帯域に変調されたフ
ァクシミリ信号である場合がある。
【0035】音声圧縮・伸長部2は、音声端末インタフ
ェース部1から出力された音声信号を、APC方式(Ad
aptive Predictive Coding)等の圧縮処理を行って、1
6Kbpsのディジタル信号に変換し、圧縮信号セレク
タ4に出力する。
【0036】圧縮信号セレクタ4は、通常は、音声圧縮
・伸長部2から出力される音声信号を、多重・分離部6
に送出するよう動作しており、音声端末から送信されて
きた音声信号が音声帯域に変調されたファクシミリ信号
である場合にのみ、ファクシミリ信号変換部3から送出
される切替信号に従って、ファクシミリ信号変換部3か
ら送出される音声信号(ファクシミリ信号)を、多重・
分離部6に出力するよう動作する。なお、ファクシミリ
信号変換部3の動作については後述する。
【0037】また、データチャネルにおいては、データ
端末インタフェース部9は、データ端末からディジタル
信号で送信されてくるデータ信号を、そのまま、多重・
分離部6に出力する。
【0038】従って、多重・分離装置においては、音声
チャネルからは、音声信号が音声帯域に変調されたファ
クシミリ信号でない場合には、音声・ファクシミリ信号
処理部8の音声圧縮・伸長部2から出力された音声信号
(ファクシミリ信号以外)が出力されてくることとな
り、音声信号が音声帯域に変調されたファクシミリ信号
である場合には、音声・ファクシミリ信号処理部8のフ
ァクシミリ信号変換部3から出力された音声信号(ファ
クシミリ信号)が出力されてくることとなる。また、デ
ータチャネルからは、データ端末インタフェース部9か
ら出力されたデータ信号が出力されてくることとなる。
【0039】多重・分離装置においては、多重・分離部
6は、音声チャネルから出力されてきた音声信号および
データチャネルから出力されてきたデータ信号を多重化
し、高速ディジタル回線インタフェース部7を介して、
高速ディジタル回線に送信する。
【0040】一方、多重・分離装置においては、対向す
るマルチメディア多重化装置から高速ディジタル回線を
介して送信されてきた多重化信号を、高速ディジタル回
線インタフェース部7を介して受信すると、多重・分離
部6は、受信した多重化信号を音声信号およびデータ信
号に分離し、該当する音声チャネルおよびデータチャネ
ルに分配する。
【0041】音声チャネルにおいては、分配された音声
信号は、音声・ファクシミリ信号処理部8の音声圧縮・
伸長部2およびファクシミリ信号変換部3に出力され、
音声圧縮・伸長部2は、この音声信号を圧縮された音声
信号とみなし、64KbpsのPCM信号に変換して、
音声信号セレクタ5に出力する。
【0042】音声信号セレクタ5は、通常は、音声圧縮
・伸長部2から出力される音声信号を、音声端末インタ
フェース部1に出力するよう動作しており、音声信号が
ファクシミリ信号である場合にのみ、ファクシミリ信号
変換部3から出力される切替信号に従って、ファクシミ
リ信号変換部3から出力される音声信号(ファクシミリ
信号)を、音声端末インタフェース部1に出力するよう
動作する。なお、ファクシミリ信号変換部3の動作につ
いては後述する。
【0043】音声端末インタフェース部1は、音声信号
セレクタ5から出力された音声信号を音声端末に送信す
る。
【0044】また、データチャネルにおいては、データ
端末インタフェース部9は、分配されたデータ信号を、
そのまま、データ端末に送信する。
【0045】次に、ファクシミリ信号変換部3の構成お
よび動作について説明する。
【0046】図3はファクシミリ信号変換部3の構成図
である。
【0047】図中、10はPCMコーデック、11はフ
ァクシミリモデム、12はマイクロプロセッサである。
【0048】PCMコーデック10は、音声端末インタ
フェース部1から出力された音声信号を、一旦アナログ
信号に変換し、ファクシミリモデム11に出力する。フ
ァクシミリモデム11は、PCMコーデック10から出
力された音声信号をディジタル信号に変換し、マイクロ
プロセッサ12に出力する。
【0049】ファクシミリモデム11から出力された音
声信号は、マイクロプロセッサ12のシリアルポートに
入力され、マイクロプロセッサ12は、ファクシミリ手
順信号のフレームの先頭を示す特定パターンのデータで
あるプリアンブル信号が入力した音声信号に含まれてい
るか否かを判定し、含まれている場合には、入力した音
声信号がファクシミリ信号であると判断する。
【0050】そして、マイクロプロセッサ12は、入力
した音声信号がファクシミリ信号であると判断した場合
に、該ファクシミリ信号に、音声圧縮・伸長部2により
圧縮される音声信号の速度と同一速度(すなわち、同一
フォーマット長)となるように、該ファクシミリ信号に
一定のヘッダおよびダミービットを付加することにより
調整し、シリアルポートから圧縮信号セレクタ4に出力
する。
【0051】図4に16Kbpsの音声圧縮信号のフォ
ーマット、および、該音声圧縮信号の速度と同一速度と
なるように一定のヘッダおよびダミービットが付加され
たファクシミリ信号のフォーマットの一例を示す。
【0052】図4においては、16Kbpsの音声信号
を240ビットずつ20msecごとに区切り、1フレ
ームとしている。フレームの1ビット目〜3ビット目
は、フレーム識別のための固定パターン「110」とな
っている。また、4ビット目は、該フレームが圧縮音声
データを含む場合には「0」が設定され、ファクシミリ
信号を含む場合には「1」が設定される。
【0053】すなわち、音声圧縮・伸長部2から圧縮信
号セレクタ4に出力される音声圧縮信号は、1ビット目
〜4ビット目が「1100」となり、5ビット目〜24
0ビット目に圧縮音声データが設定される。また、ファ
クシミリ信号変換部3から圧縮信号セレクタ4に出力さ
れるファクシミリ信号は、1ビット目〜4ビット目が
「1101」となり、5ビット目〜240ビット目にフ
ァクシミリ信号が設定され、ファクシミリ信号の速度に
より、実際のファクシミリ情報が240ビット目までに
満たない分にダミービットが付加される。
【0054】例えば、音声圧縮信号が16Kbpsで、
ファクシミリ信号が9.6Kbpsの場合には、ファク
シミリ信号は、1フレームの20msec内に192ビ
ットの情報があるので、図4に示すように、5ビット目
〜196ビット目にファクシミリ情報が設定され、19
7ビット目〜240ビット目にダミービットが付加され
る。
【0055】なお、このことからわかるように、音声圧
縮・伸長部2は、音声信号を圧縮する際に、1ビット目
〜3ビット目に、フレーム識別のための固定パターン
「110」を設定し、4ビット目に、圧縮音声データを
含むことを示す「0」を設定し、5ビット目〜240ビ
ット目に圧縮音声データを設定するようにしている。
【0056】さて、図3に戻って、マイクロプロセッサ
12は、音声端末インタフェース部1から出力された音
声信号がファクシミリ信号であると判断すると、音声信
号セレクタ5に対して切替信号を出力し、ファクシミリ
信号変換部3から出力されるファクシミリ信号が多重・
分離部6に出力されるよう、音声信号セレクタ5を切り
替える。
【0057】一方、マイクロプロセッサ12は、多重・
分離部6により分配された音声信号のフレームの4ビッ
ト目が「1」であるか否かを判定し、「1」である場合
には、分配された音声信号がファクシミリ信号であると
判断する。
【0058】そして、マイクロプロセッサ12は、分配
された音声信号がファクシミリ信号であると判断した場
合に、5ビット目以降のファクシミリ信号のうちから、
ダミービットを除いた実際のファクシミリ情報を取り出
し、ファクシミリモデム11に出力する。ファクシミリ
モデム11は、マイクロプロセッサ12から出力された
ファクシミリ信号をアナログ信号に変換し、PCMコー
デック10に出力する。PCMコーデック10は、ファ
クシミリモデム11から出力されたファクシミリ信号を
PCM信号に変換し、音声信号セレクタ5に出力する。
【0059】なお、マイクロプロセッサ12は、このと
き、音声信号セレクタ5に対して切替信号を出力し、P
CMコーデック10から出力されるファクシミリ信号が
音声端末インタフェース部1に出力されるよう、音声信
号セレクタ5を切り替える。
【0060】なお、通話の終了が検出されたり、マイク
ロプロセッサ12がファクシミリ通信の終了を検出した
場合には、圧縮信号セレクタ4は、通常通り、音声圧縮
・伸長部2から出力される音声信号を多重・分離部6に
出力するよう動作し、音声信号セレクタ5は、通常通
り、音声圧縮・伸長部2から出力される音声信号を音声
端末インタフェース部1に出力するよう動作する。
【0061】以上説明したように、本実施例によれは、
音声端末から送信されてきた音声信号が音声帯域に変調
されたファクシミリ信号でない場合には、該音声信号
は、音声圧縮・伸長部2により圧縮されてから、多重化
され、高速ディジタル回線に送信される。また、音声端
末から送信されてきた音声信号が音声帯域に変調された
ファクシミリ信号である場合には、該ファクシミリ信号
は、ファクシミリ信号変換部3によりディジタル信号に
変換されて音声圧縮信号と同一フォーマットに調整され
てから、多重化され、高速ディジタル回線に送信され
る。
【0062】従って、ファクシミリ信号であっても、フ
ァクシミリ信号以外の音声信号と同レベルの圧縮効率を
得ることが可能となる。
【0063】また、本実施例によれば、同一の音声チャ
ネルで、ファクシミリ信号であっても、ファクシミリ信
号以外の音声信号であっても、音声端末と送受信するこ
とが可能となる。
【0064】なお、本実施例では、音声圧縮信号の速度
を16Kbpsとして説明したが、これに限るものでは
なく、音声圧縮信号の速度に応じて、図4のフォーマッ
トを変更することにより、同様の効果を得ることができ
る。
【0065】また、ファクシミリ信号の速度が音声圧縮
信号の速度より大きい場合には、マイクロプロセッサ1
2で、さらにファクシミリ信号を圧縮処理したり、ファ
クシミリ信号の速度をフォールバックさせることによ
り、送信可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマルチメ
ディア多重化装置によれば、音声帯域に変調されたファ
クシミリ信号を、ディジタル信号に変換し、ファクシミ
リ信号以外の音声信号が圧縮された音声圧縮信号と同一
速度となるように調整してから、多重化して送信するこ
とにより、ファクシミリ信号の圧縮効率を、ファクシミ
リ信号以外の音声信号の圧縮効率と同レベルに向上させ
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のマルチメディア多重化装置を適用し
た網の構成図。
【図2】本実施例のマルチメディア多重化装置の構成
図。
【図3】ファクシミリ信号変換部の構成図。
【図4】音声圧縮信号のフォーマットおよびファクシミ
リ信号のフォーマットの一例を示す説明図。
【符号の説明】
1…音声端末インタフェース部、2…音声圧縮・伸長
部、3…ファクシミリ信号変換部、4…圧縮信号セレク
タ、5…音声信号セレクタ、6…多重・分離部、7…高
速ディジタル回線インタフェース部、8…音声・ファク
シミリ信号処理部、9…データ端末インタフェース部、
10…PCMコーデック、11…ファクシミリモデム、
12…マイクロプロセッサ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声端末およびデータ端末と回線との間に
    設置され、音声端末との間で音声帯域に変調されたファ
    クシミリ信号を含む場合がある音声信号を送受信する1
    つ以上の音声チャネルと、データ端末との間でデータ信
    号を送受信する1つ以上のデータチャネルと、音声チャ
    ネルにより受信された音声信号およびデータチャネルに
    より受信されたデータ信号を多重化して回線に送信し、
    また、回線から送信されてくる多重化信号を音声信号お
    よびデータ信号に分離して、該当する音声チャネルおよ
    びデータチャネルに分配する多重・分離装置とを備えた
    マルチメディア多重化装置であって、 上記音声チャネルは、 音声端末から送信されてきた音声信号を圧縮し、多重・
    分離装置により分配された音声信号を伸長する音声圧縮
    ・伸長部と、 音声端末から送信されてきた音声信号が音声帯域に変調
    されたファクシミリ信号である場合に、該ファクシミリ
    信号をディジタル信号に変換し、上記音声圧縮・伸長部
    により圧縮される音声信号の速度と同一速度となるよう
    に調整し、多重・分離装置により分配された音声信号が
    ファクシミリ信号である場合に、該ファクシミリ信号の
    速度を、元の速度となるよう調整し、アナログ信号に変
    換するファクシミリ信号変換部と、 上記音声圧縮・伸長部により圧縮された音声信号、およ
    び、上記ファクシミリ信号変換部によりディジタル信号
    に変換されて速度が調整されたファクシミリ信号のうち
    のいずれかを、多重・分離装置に出力する圧縮信号セレ
    クタと、 上記音声圧縮・伸長部により伸長された音声信号、およ
    び、上記ファクシミリ信号変換部により速度が調整され
    てアナログ信号に変換されたファクシミリ信号のうちの
    いずれかを、音声端末に出力する音声信号セレクタとを
    備えたことを特徴とするマルチメディア多重化装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマルチメディア多重化装置
    において、 上記音声圧縮・伸長部は、音声端末から送信されてきた
    音声信号を圧縮する圧縮手段と、多重・分離装置により
    分配された音声信号を伸長する伸長手段とを有し、 上記ファクシミリ変換部は、音声端末から送信されてき
    た音声信号が音声帯域に変調されたファクシミリ信号で
    あるか否かを判断する第1の判断手段と、音声端末から
    送信されてきた音声信号をディジタル信号に変換する第
    1の変換手段と、上記第1の判断手段がファクシミリ信
    号であると判断した場合に、上記第1の変換手段により
    ディジタル信号に変換されたファクシミリ信号の速度
    を、上記音声圧縮・伸長部の圧縮手段により圧縮される
    音声信号の速度と同一速度となるよう調整する第1の調
    整手段と、多重・分離装置により分配された音声信号が
    ファクシミリ信号であるか否かを判断する第2の判断手
    段と、上記第2の判断手段がファクシミリ信号であると
    判断した場合に、該ファクシミリ信号の速度を、元の速
    度となるよう調整する第2の調整手段と、上記第2の調
    整手段により元の速度に調整されたファクシミリ信号を
    アナログ信号に変換する第2の変換手段とを有すること
    を特徴とするマルチメディア多重化装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のマルチメディア多重化装置
    において、 上記ファクシミリ信号変換部は、さらに、上記第1の判
    断手段がファクシミリ信号であると判断した場合に、上
    記圧縮信号セレクタが、上記ファクシミリ信号変換部の
    第1の調整手段により速度が調整されたファクシミリ信
    号を多重・分離装置に出力するよう切り替える第1の切
    替手段と、上記第2の判断手段がファクシミリ信号であ
    ると判断した場合に、上記音声信号セレクタが、上記フ
    ァクシミリ信号変換部の第2の変換手段によりアナログ
    信号に変換されたファクシミリ信号を音声端末に出力す
    るよう切り替える第2の切替手段とを有することを特徴
    とするマルチメディア多重化装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載のマルチメディア多
    重化装置において、 上記ファクシミリ信号変換部の第1の判断手段は、上記
    第1の変換手段によりディジタル信号に変換された音声
    信号に、ファクシミリ手順信号のフレームの先頭を示す
    特定パターンのデータであるプリアンブル信号が含まれ
    ている場合に、該音声信号がファクシミリ信号であると
    判断することを特徴とするマルチメディア多重化装置。
  5. 【請求項5】請求項2,3または4記載のマルチメディ
    ア多重化装置において、 上記ファクシミリ信号変換部の第1の調整手段は、上記
    第1の判断手段がファクシミリ信号であると判断した場
    合に、上記第1の変換手段によりディジタル信号に変換
    されたファクシミリ信号に、ファクシミリ信号であるこ
    とを示す情報を付加し、さらに、上記音声圧縮・伸長部
    の圧縮手段により圧縮される音声信号のフォーマット長
    と同一のフォーマット長となるよう、ダミー情報を付加
    することにより、該ファクシミリ信号の速度を、上記音
    声圧縮・伸長部の圧縮手段により圧縮される音声信号の
    速度と同一速度となるよう調整することを特徴とするマ
    ルチメディア多重化装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のマルチメディア多重化装置
    において、 上記ファクシミリ信号変換部の第2の調整手段は、多重
    ・分離装置により分配されたファクシミリ信号のうちか
    ら、上記ファクシミリ信号であることを示す情報および
    ダミー情報を除いた部分を取り出すことにより、該ファ
    クシミリ信号の速度を、元の速度となるよう調整するこ
    とを特徴とするマルチメディア多重化装置。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載のマルチメディア多
    重化装置において、 上記ファクシミリ信号変換部の第2の判断手段は、多重
    ・分離装置により分配された音声信号に、上記ファクシ
    ミリ信号であることを示す情報が付加されている場合
    に、該音声信号がファクシミリ信号であると判断するこ
    とを特徴とするマルチメディア多重化装置。
  8. 【請求項8】音声端末から送信されてきた、音声帯域に
    変調されたファクシミリ信号を含む場合がある音声信号
    を多重・分離装置に出力し、また、多重・分離装置によ
    り分配された音声信号を音声端末に送信する音声チャネ
    ルにおいて、 音声端末から送信されてきた音声信号を圧縮する機能
    と、 音声端末から送信されてきた音声信号が音声帯域に変調
    されたファクシミリ信号でない場合に、圧縮された音声
    信号を多重・分離装置に出力する機能と、 音声端末から送信されてきた音声信号が音声帯域に変調
    されたファクシミリ信号である場合に、該ファクシミリ
    信号をディジタル信号に変換し、音声圧縮・伸長部によ
    り圧縮される音声信号の速度と同一速度となるように調
    整してから、多重・分離装置に出力する機能とを有する
    ことを特徴とする音声チャネル。
  9. 【請求項9】請求項8記載の音声チャネルにおいて、 多重・分離装置により分配された音声信号を伸長する機
    能と、 多重・分離装置により分配された音声信号がファクシミ
    リ信号でない場合に、伸長された音声信号を音声端末に
    送信する機能と、 多重・分離装置により分配された音声信号がファクシミ
    リ信号である場合に、該ファクシミリ信号の速度を、元
    の速度となるよう調整し、アナログ信号に変換してか
    ら、音声端末に送信する機能とを有することを特徴とす
    る音声チャネル。
JP4243646A 1992-09-11 1992-09-11 マルチメディア多重化装置 Pending JPH0697906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4243646A JPH0697906A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 マルチメディア多重化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4243646A JPH0697906A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 マルチメディア多重化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0697906A true JPH0697906A (ja) 1994-04-08

Family

ID=17106919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4243646A Pending JPH0697906A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 マルチメディア多重化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0697906A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4809271A (en) Voice and data multiplexer system
JPH0697906A (ja) マルチメディア多重化装置
JP3039779B2 (ja) 音声中継装置及びその中継方法
US7082144B1 (en) Communication system using a multiplex signal carrying an auxiliary signal
JPH05227119A (ja) 音声・データ多重化方式
JP4232924B2 (ja) 呼びをスイッチングする装置
JP4311507B2 (ja) ボイス呼びを確立する方法
JPS62286351A (ja) 電子交換機へのlan収容方式
JP2692111B2 (ja) Dsi−adpcm装置
JP2518159B2 (ja) 多重化回路
JP2949993B2 (ja) 音声圧縮方式
JPH05111017A (ja) テレビ電話機
CA2316866A1 (en) Communication system using a compressed connection
JPH01226261A (ja) 音声交換方式
JPS62262551A (ja) 音声デ−タ多重交換インタ−フエ−ス方式
JP2871904B2 (ja) オクテット多重化装置
JP2671811B2 (ja) 多重化方式
JPH09107419A (ja) デジタルデータ通信装置およびデジタルデータ通信方法
JPH0662398A (ja) 画像通信端末装置
CN1176541A (zh) 通信网内传输压缩语音信息的方法和***
JPH05276138A (ja) ディジタル電子交換機における音声圧縮伸長装置
JP2001251265A (ja) 時分割多重化装置
JPH10276163A (ja) 圧縮多重伝送方式
JPH09116939A (ja) ディジタル構内交換機およびそのライントランクインタフェースユニット
JPH09321731A (ja) マルチメディア多重化装置