JPH069718B2 - 伝熱フインの成形装置 - Google Patents
伝熱フインの成形装置Info
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- JPH069718B2 JPH069718B2 JP22862185A JP22862185A JPH069718B2 JP H069718 B2 JPH069718 B2 JP H069718B2 JP 22862185 A JP22862185 A JP 22862185A JP 22862185 A JP22862185 A JP 22862185A JP H069718 B2 JPH069718 B2 JP H069718B2
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- forming
- rollers
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/12—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
- F28F1/126—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element consisting of zig-zag shaped fins
- F28F1/128—Fins with openings, e.g. louvered fins
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- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、伝熱フィンの成形装置に係り、特に空調機、
冷凍機などに用いられる扁平伝熱管とコルゲートフィン
とからなる熱交換器の、コルゲートフィンの成形に好適
な伝熱フィンの成形装置に関するものである。
冷凍機などに用いられる扁平伝熱管とコルゲートフィン
とからなる熱交換器の、コルゲートフィンの成形に好適
な伝熱フィンの成形装置に関するものである。
従来のコルゲートフィンとしては、例えば実開昭５５−
１４５２８５号公報記載のものがあり、第１０図ないし
第１２図を参照して、フィン形状および製作方法を説明
する。
１４５２８５号公報記載のものがあり、第１０図ないし
第１２図を参照して、フィン形状および製作方法を説明
する。
第１０図は、従来のコルゲートフィンを成形する歯車状
カッターの取付位置関係を示す略示構成図、第１１図
は、歯車状カッターの要部斜視図、第１２図は、従来の
コルゲートフィンの形状を示す断面図であり、これら各
図は、前記実開昭５５−１４５２８５号公報に記載され
ているものである。
カッターの取付位置関係を示す略示構成図、第１１図
は、歯車状カッターの要部斜視図、第１２図は、従来の
コルゲートフィンの形状を示す断面図であり、これら各
図は、前記実開昭５５−１４５２８５号公報に記載され
ているものである。
第１０図に示すように、一対の歯車状カッター１を所定
の間隔をもって対接させ、そのカッター間の薄板のフィ
ン板を挿入し、各カッター片２の各歯部２ａにより加圧
することにより、第１２図に示すルーバ３が切り起され
るとともに、フィン板全体として各歯形に沿うコルゲー
ト状を提供できる。
の間隔をもって対接させ、そのカッター間の薄板のフィ
ン板を挿入し、各カッター片２の各歯部２ａにより加圧
することにより、第１２図に示すルーバ３が切り起され
るとともに、フィン板全体として各歯形に沿うコルゲー
ト状を提供できる。
この歯車状カッター１は、第１１図に示すように、各々
が歯車状をなし、かつ、ルーバの巾よりわずかに大きい
肉厚ｍを有するカッター片２を、その軸線方向に多数枚
重ね合わせ、このカッター片２を少しずつ円周方向に所
定の進み角をもってずらせた状態で相互に締着したもの
である。
が歯車状をなし、かつ、ルーバの巾よりわずかに大きい
肉厚ｍを有するカッター片２を、その軸線方向に多数枚
重ね合わせ、このカッター片２を少しずつ円周方向に所
定の進み角をもってずらせた状態で相互に締着したもの
である。
このような歯車状カッターで成形されたフィン形状は、
第１２図に示すように、中央折曲形であり、フィン板４
は風向き方向に対し傾斜しており、折れ曲り部４ａ，４
ｂおよび各ルーバ３は風向き方向に対し平行となってい
る。
第１２図に示すように、中央折曲形であり、フィン板４
は風向き方向に対し傾斜しており、折れ曲り部４ａ，４
ｂおよび各ルーバ３は風向き方向に対し平行となってい
る。
空気とフィンとの熱交換効率を向上させるためには、平
面状のルーバとルーバの間隔を小さくして空気が層流と
ならないようにしなければならない。
面状のルーバとルーバの間隔を小さくして空気が層流と
ならないようにしなければならない。
ルーバ３の間隔を小さくした場合、歯車状カッター１を
用いた製作方法では、歯形の製作が複雑となり、かつ、
成形時の対の歯形合わせ精度がきびしく、作業効率が低
下する問題について十分配慮されていなかった。
用いた製作方法では、歯形の製作が複雑となり、かつ、
成形時の対の歯形合わせ精度がきびしく、作業効率が低
下する問題について十分配慮されていなかった。
また、プレスによるコルゲートフィンの成形方法も考え
られるが、生産性が著しく低いため、実用化されていな
かった。
られるが、生産性が著しく低いため、実用化されていな
かった。
本発明は、前述の従来技術の実状に鑑みてなされたもの
で、歯車状カッターにおる成形の困難な伝熱フィンを、
高い寸法精度で、熱交換率の高いフィン形状に成形する
ことの可能な伝熱フィンの成形装置の提供を、その目的
としている。
で、歯車状カッターにおる成形の困難な伝熱フィンを、
高い寸法精度で、熱交換率の高いフィン形状に成形する
ことの可能な伝熱フィンの成形装置の提供を、その目的
としている。
本発明に係る伝熱フィンの成形装置の構成は、フィン板
を、複数対のローラ間を通過させてヘアピン状に折り曲
げるコルゲート形の伝熱フィンの成形装置であって、 アンコイラから供給される平板状のフィン板の長手方向
に、成形後フィン間隔を形成すべき間隔を残して、成形
後伝熱フィン高さとなるべき長さの多数の切り込みを、
ルーバ幅の間隔で、かつ、隣り合う切り込みの端部の位
置が互いにずれるように切り込むための一対のスリット
ローラと、 このスリットローラによる切り込み後の部分的変形を修
正するための一対の整形ローラと、 前記切り込みを、成形後伝熱フィン高さとなるべき各切
り込みのブロックごとの交互に、上に凸、下に凸の山形
にルーバを形成するための、それぞれ一対の第１，第２
の山形成形ローラと、 その山形のルーパを成形したフィン板を、等寸法のフィ
ンピッチで連続して折り曲げるための一対の折み曲げロ
ーラと、 これらの各ローラを通過して形成された伝熱フィンを所
定寸法の部品に切断し調整する手段とからなるものであ
る。
を、複数対のローラ間を通過させてヘアピン状に折り曲
げるコルゲート形の伝熱フィンの成形装置であって、 アンコイラから供給される平板状のフィン板の長手方向
に、成形後フィン間隔を形成すべき間隔を残して、成形
後伝熱フィン高さとなるべき長さの多数の切り込みを、
ルーバ幅の間隔で、かつ、隣り合う切り込みの端部の位
置が互いにずれるように切り込むための一対のスリット
ローラと、 このスリットローラによる切り込み後の部分的変形を修
正するための一対の整形ローラと、 前記切り込みを、成形後伝熱フィン高さとなるべき各切
り込みのブロックごとの交互に、上に凸、下に凸の山形
にルーバを形成するための、それぞれ一対の第１，第２
の山形成形ローラと、 その山形のルーパを成形したフィン板を、等寸法のフィ
ンピッチで連続して折り曲げるための一対の折み曲げロ
ーラと、 これらの各ローラを通過して形成された伝熱フィンを所
定寸法の部品に切断し調整する手段とからなるものであ
る。
なお、本発明を開発した考え方を付記すると、次の通り
である。
である。
従来のコルゲートフィンにおける平面状のルーバより熱
交換率を向上させるため、平面状ルーバを中央から屈曲
させたものは、通過する空気を撹拌し、伝熱フィンと接
触して熱伝達した空気の熱を、さらに撹拌によって空気
間で均一化した効率を向上できることが、実験結果に基
づいて見出だされた。
交換率を向上させるため、平面状ルーバを中央から屈曲
させたものは、通過する空気を撹拌し、伝熱フィンと接
触して熱伝達した空気の熱を、さらに撹拌によって空気
間で均一化した効率を向上できることが、実験結果に基
づいて見出だされた。
そして、そのような形状のフィンの成形を、従来技術の
歯車状カッターで行えば、一つのカッターで全ての成形
形状を完成させなければならないため、歯車状カッター
の形状が複雑となり、ルーバの立北がり部分の成形が精
度よく加工できない。
歯車状カッターで行えば、一つのカッターで全ての成形
形状を完成させなければならないため、歯車状カッター
の形状が複雑となり、ルーバの立北がり部分の成形が精
度よく加工できない。
そこで、従来の歯車状カッター１セットで全ての成形を
行っていたものに替えて、一工程ごとに一対のローラで
成形を行い、順次各工程を通過させることで、精度の良
いフィン成形が具視できることを見出だしたものであ
る。
行っていたものに替えて、一工程ごとに一対のローラで
成形を行い、順次各工程を通過させることで、精度の良
いフィン成形が具視できることを見出だしたものであ
る。
以下、本発明の一実施例を第１図ないし第９図を参照し
て説明する。
て説明する。
まず、本発明の一実施例に係る伝熱フィンの成形装置で
成形する新しい形状の伝熱フィンについて第３図ないし
第９図を参照して説明する。
成形する新しい形状の伝熱フィンについて第３図ないし
第９図を参照して説明する。
第３図は、後述する伝熱フィン成形装置で成形される伝
熱フィンの展開図、第４図は、第３図のＩ−Ｉ矢視断面
図、第５図は、第３図のII−II矢視断面図、第６図は、
第３図のIII−III矢視断面図、第７図は、成形したコル
ゲート形の伝熱フィンの外形斜視図、第８図は、第７図
のIV−IV断面図、第９図は、第７図の伝熱フィンを用い
て熱交換器を製作することを示す斜視図である。
熱フィンの展開図、第４図は、第３図のＩ−Ｉ矢視断面
図、第５図は、第３図のII−II矢視断面図、第６図は、
第３図のIII−III矢視断面図、第７図は、成形したコル
ゲート形の伝熱フィンの外形斜視図、第８図は、第７図
のIV−IV断面図、第９図は、第７図の伝熱フィンを用い
て熱交換器を製作することを示す斜視図である。
なお、この新しい伝熱フィンは、特開昭５９−２１２６
９３０号公報に記載されているものである。
９３０号公報に記載されているものである。
第３図の展開図に示すように、本伝熱フィンは、白い矢
印に示す流通空気の方向にほぼ直行する方向（フィンの
長手方向）に長さＬの多数の切り込みすなわちスリット
１が入っており、これらのスリット１０は、その端部の
位置が一定寸法ｌだけ階段状にずれるように設けてい
る。さらに、切り込みによって作られる多数のルーパ５
は、その長手方向に添う中央部を稜線６とする鈍角に形
成されている。ルーバ５と、成形後フィン間隔を形成す
べき部分（以下ヘアピン部という）７，７′は、ルーバ
５の両端に形成される傾斜部８でつながっている。
印に示す流通空気の方向にほぼ直行する方向（フィンの
長手方向）に長さＬの多数の切り込みすなわちスリット
１が入っており、これらのスリット１０は、その端部の
位置が一定寸法ｌだけ階段状にずれるように設けてい
る。さらに、切り込みによって作られる多数のルーパ５
は、その長手方向に添う中央部を稜線６とする鈍角に形
成されている。ルーバ５と、成形後フィン間隔を形成す
べき部分（以下ヘアピン部という）７，７′は、ルーバ
５の両端に形成される傾斜部８でつながっている。
第４図に示すように、ルーバの稜線６は、フィンを折り
曲げてコルゲート状にしたとき同一方向になるよう、ス
リットのブロック毎に突出方向が入れかわっている。
曲げてコルゲート状にしたとき同一方向になるよう、ス
リットのブロック毎に突出方向が入れかわっている。
第５図は、第３図のII−II矢視断面図であり、このブロ
ックでは、個々のルーバの断面はへ形に、上に凸の山形
をなしている。
ックでは、個々のルーバの断面はへ形に、上に凸の山形
をなしている。
一方、第６図は、第３図のIII−III矢視断面図であり、
このブロックでは個々のルーバの断面はＶ形に、下に凹
の山形をなしている。
このブロックでは個々のルーバの断面はＶ形に、下に凹
の山形をなしている。
次に第７図に、第３図の曲折部９を折り曲げてコルゲー
ト状の伝熱フィンを形成した場合の外観を示す。第３図
において、曲折部９の折り曲げ方向をルーバ５の両端で
逆にすれば第７図に示すようなコルゲート状のフィンが
連続して形成される。各ルーバ５を形成するためのスリ
ット１０が階段状にずれているため、第７図のより折り
曲げただけで、ルーバ間のギャップ１１がおのずから形
成される。曲折部９の折り曲げ線の方向とルーバを形成
するためのスリット１０とほぼ直角になっているが、こ
のためにフィン材を伸ばしたり縮めたりすることなく、
第７図に示すコルゲー状のフィンが自然に形成される。
ト状の伝熱フィンを形成した場合の外観を示す。第３図
において、曲折部９の折り曲げ方向をルーバ５の両端で
逆にすれば第７図に示すようなコルゲート状のフィンが
連続して形成される。各ルーバ５を形成するためのスリ
ット１０が階段状にずれているため、第７図のより折り
曲げただけで、ルーバ間のギャップ１１がおのずから形
成される。曲折部９の折り曲げ線の方向とルーバを形成
するためのスリット１０とほぼ直角になっているが、こ
のためにフィン材を伸ばしたり縮めたりすることなく、
第７図に示すコルゲー状のフィンが自然に形成される。
第８図、第７図のIV−IV断面図（１山分）を示したもの
であり、このように各ルーバ５の稜線６はすべて同一の
突出方向になっている。図中、矢印は流通空気の流れを
示している。
であり、このように各ルーバ５の稜線６はすべて同一の
突出方向になっている。図中、矢印は流通空気の流れを
示している。
以下説明する伝熱フィンの成形装置は、前述の伝熱フィ
ンの形状、構成を全うするように成形作業を行うもので
あるが、これに供されるフィン板はアルミニウム合金を
母材とし、その表面を第９図に示すように伝熱管２２と
そう接するための、ろう材成分が母材と固着している、
いわゆるブレージングシート材で形成されるものであ
る。
ンの形状、構成を全うするように成形作業を行うもので
あるが、これに供されるフィン板はアルミニウム合金を
母材とし、その表面を第９図に示すように伝熱管２２と
そう接するための、ろう材成分が母材と固着している、
いわゆるブレージングシート材で形成されるものであ
る。
また、第９図に２点鎖線で示す伝熱管２２は、アルミニ
ウム合金を母材とした扁平状多穴管（図では４個の穴）
で、ヘアピン状に折り曲げたコルゲート形伝熱フィン２
１の間に組み込まれ、ろう付けされるものである。第９
図で白い矢印は流通空気の方向を示している。
ウム合金を母材とした扁平状多穴管（図では４個の穴）
で、ヘアピン状に折り曲げたコルゲート形伝熱フィン２
１の間に組み込まれ、ろう付けされるものである。第９
図で白い矢印は流通空気の方向を示している。
次に、第１図および第２図を参照して伝熱フィンの成形
装置と成形手順を説明する。
装置と成形手順を説明する。
第１図は、本発明の一実施例に係る伝熱フィン成形装置
の構成図、第２図は、その成形手順を示す説明図であ
り、図中の符号は、第３図ないし第８図と同一部分を同
一符号で示している。
の構成図、第２図は、その成形手順を示す説明図であ
り、図中の符号は、第３図ないし第８図と同一部分を同
一符号で示している。
第１図において、１２は、コイル状に巻き付けたフィン
板を連続的に供給するためのアンコイラ、２０は、この
アンコイラ１２から供給される平板状のフィン板で、こ
のフィン板２０は、前述のようにアルミニウム合金を母
材としたブレージングシート材である。
板を連続的に供給するためのアンコイラ、２０は、この
アンコイラ１２から供給される平板状のフィン板で、こ
のフィン板２０は、前述のようにアルミニウム合金を母
材としたブレージングシート材である。
１３は、フィン板２０に多数の切り込みすなわちスリッ
トを入れるための一対のスリットローラ、１４は、スリ
ットローラ１３による切り込み後の部分的変形を修正す
るための一対の整形ローラ、１５ａは、スリット部の上
に凸の山形のルーバを成形するための一対の第１の山形
成形ローラ、１５ｂは、スリット部に下に凸の山形のル
ーバを成形するための一対の第２の山形成形ローラ、１
６は、山形のルーバを成形したフィン板をコルゲート形
の伝熱フィンに連続して折り曲げるための一対の折り曲
げローラ、１７は、連続して折り曲げられた伝熱フィン
を所定寸法に切断するシャリングユニット、１８は、切
断された伝熱フィンを所定寸法に調整するパーキングユ
ニットで、１８ａは、そのパッキングシリンダ、２１
は、完成されたコルゲート形の伝熱フィン部品である。
トを入れるための一対のスリットローラ、１４は、スリ
ットローラ１３による切り込み後の部分的変形を修正す
るための一対の整形ローラ、１５ａは、スリット部の上
に凸の山形のルーバを成形するための一対の第１の山形
成形ローラ、１５ｂは、スリット部に下に凸の山形のル
ーバを成形するための一対の第２の山形成形ローラ、１
６は、山形のルーバを成形したフィン板をコルゲート形
の伝熱フィンに連続して折り曲げるための一対の折り曲
げローラ、１７は、連続して折り曲げられた伝熱フィン
を所定寸法に切断するシャリングユニット、１８は、切
断された伝熱フィンを所定寸法に調整するパーキングユ
ニットで、１８ａは、そのパッキングシリンダ、２１
は、完成されたコルゲート形の伝熱フィン部品である。
このように、本実施例の伝熱フィン成形装置は、伝熱フ
ィン成形の各工程ごとに一対のローラを順次配設した構
成となっているが、これら各ローラごとの成形手順は次
のとおりである。
ィン成形の各工程ごとに一対のローラを順次配設した構
成となっているが、これら各ローラごとの成形手順は次
のとおりである。
一対のスリットローラ１３における加工は、第２図(a)
に示す。
に示す。
第２図(a)に示すフィン板２０ａは、フィン板２０が一
対のスリットローラ１３の間を通過することにより、平
板状のフィン板の長手方向に、成形後フィン間隔を形成
すべき間隔Ｐｆを残して、成形後伝熱フィン高さとなる
べき長さＬの多数のスリット１０をルーバ幅ｒの間隔で
切り込まれたものである。ルーバ幅ｒの間隔で隣り合う
各スリット１０の端部の位置は互いに寸法ｌずれるよう
に切り込まれる。
対のスリットローラ１３の間を通過することにより、平
板状のフィン板の長手方向に、成形後フィン間隔を形成
すべき間隔Ｐｆを残して、成形後伝熱フィン高さとなる
べき長さＬの多数のスリット１０をルーバ幅ｒの間隔で
切り込まれたものである。ルーバ幅ｒの間隔で隣り合う
各スリット１０の端部の位置は互いに寸法ｌずれるよう
に切り込まれる。
一対の整形ローラ１４における加工は、第２図(b)に示
す。
す。
第２図(b)に示すフィン板２０ｂは、フィン板２０ａが
一対の整形ローラ１４の間を通過することにより、スリ
ット１０切り込み後の部分的変形が修正され、不要な突
起１０ａが矯正されたものである。
一対の整形ローラ１４の間を通過することにより、スリ
ット１０切り込み後の部分的変形が修正され、不要な突
起１０ａが矯正されたものである。
一対の第１の山形成形ローラ１５ａにおける成形は、第
２図(c)に示す。
２図(c)に示す。
第２図(c)に示すフィン板２０ｃは、フィン板２０ｂが
一対の第１の山形成形ローラを通過することにより第２
図(c)の断面拡大図に示すように∧形すなわち上の凸の
山形にルーバ５が形成されたものである。
一対の第１の山形成形ローラを通過することにより第２
図(c)の断面拡大図に示すように∧形すなわち上の凸の
山形にルーバ５が形成されたものである。
一対の第２の山形成形ローラ１５ｂにおける成形は、第
２図(d)に示す。
２図(d)に示す。
第２図(d)に示すフィン板２０ｄは、第１の山形成形ロ
ーラ１５ａで成形されたフィン板２０ｃが、一対の第２
の山形成形ローラ１５ｂを通過することにより、第２図
(c)でスリット１０のまま残された部分が、第２図(d)の
断面拡大図に示すようにＶ形すなわち下に凸の山形にル
ーバ５′が形成されたものである。このように上に凸、
下に凸の山形のルーバ５，５′はスリットのブロックご
とに交互に成形される。
ーラ１５ａで成形されたフィン板２０ｃが、一対の第２
の山形成形ローラ１５ｂを通過することにより、第２図
(c)でスリット１０のまま残された部分が、第２図(d)の
断面拡大図に示すようにＶ形すなわち下に凸の山形にル
ーバ５′が形成されたものである。このように上に凸、
下に凸の山形のルーバ５，５′はスリットのブロックご
とに交互に成形される。
一対の折り曲げローラ１６における成形は、第２図(e)
に示す。
に示す。
第２図(e)に示す伝熱フィン２０ｅは、上に凸、下に凸
の山形のルーバ５，５′の形成されたフィン板２０ｄ
が、曲げローラ１６を通過することにより、等寸法のフ
ィンピッチで連続してヘアピン状に折り曲げられて、コ
ルゲート形の伝熱フィンが形成されたものである。
の山形のルーバ５，５′の形成されたフィン板２０ｄ
が、曲げローラ１６を通過することにより、等寸法のフ
ィンピッチで連続してヘアピン状に折り曲げられて、コ
ルゲート形の伝熱フィンが形成されたものである。
このように各ローラを通過して形成されたコルゲート形
の伝熱フィン２０ｅを、シャリングユニット１７で所定
寸法に切断し、パッキングユニットで所定寸法の伝熱フ
ィン部品２１に調整したものを、第２図(f)に示してお
り、以上で伝熱フィンの成形作業を終了する。
の伝熱フィン２０ｅを、シャリングユニット１７で所定
寸法に切断し、パッキングユニットで所定寸法の伝熱フ
ィン部品２１に調整したものを、第２図(f)に示してお
り、以上で伝熱フィンの成形作業を終了する。
このように、本実施例の伝熱フィン成形装置は、平板状
のフィン板２０からコルゲート形の伝熱フィン部品２１
の成形までの各工程毎に、一対のローラからなるスリッ
トローラー１３、整形ローラ１４、第１，第２の山形成
形ローラ１５ａ，１５ｂ、折り曲げローラ１６が順次配
列されているので、連続的に一貫した作業手順で、高効
率、高精度にコルゲート形の伝熱フィンを成形すること
ができる。
のフィン板２０からコルゲート形の伝熱フィン部品２１
の成形までの各工程毎に、一対のローラからなるスリッ
トローラー１３、整形ローラ１４、第１，第２の山形成
形ローラ１５ａ，１５ｂ、折り曲げローラ１６が順次配
列されているので、連続的に一貫した作業手順で、高効
率、高精度にコルゲート形の伝熱フィンを成形すること
ができる。
なお、各工程毎の間隔は、フィン成形時の材料の伸び、
変形に対応する間隔に調整される。
変形に対応する間隔に調整される。
本装置により成形された新しい伝熱フィン形状は、特開
昭５９−２１２６９３号公報記載のように、ルーバの切
り込みが最大限にとれ、ルーバとルーバのギャップ１１
（寸法ｌ）の精度が確保できるため、フィンの伝熱性能
が大幅に向上しており、このコルゲート形伝熱フィンと
扁平伝熱管とからなる、空調機，冷凍機などの熱交換器
の熱伝達性能を大幅に向上することができる。
昭５９−２１２６９３号公報記載のように、ルーバの切
り込みが最大限にとれ、ルーバとルーバのギャップ１１
（寸法ｌ）の精度が確保できるため、フィンの伝熱性能
が大幅に向上しており、このコルゲート形伝熱フィンと
扁平伝熱管とからなる、空調機，冷凍機などの熱交換器
の熱伝達性能を大幅に向上することができる。
以上述べたように、本発明によれば、歯車状カッターに
よる成形の困難な伝熱フィンを、高い寸法精度で、熱交
換率の高いフィン形状に成形することの可能な伝熱フィ
ンの成形装置を提供することができる。
よる成形の困難な伝熱フィンを、高い寸法精度で、熱交
換率の高いフィン形状に成形することの可能な伝熱フィ
ンの成形装置を提供することができる。
第１図は、本発明の一実施例に係る伝熱フィン成形装置
の構成図、第２図は、その成形手順を示す説明図、第３
図は、第１図の装置で成形される伝熱フィンの展開図、
第４図は、第３図のＩ−Ｉ矢視断面図、第５図は、第３
図のII−II矢視断面図、第６図は、第３図のIII−III矢
視断面図、第７図は、成形したコルゲート形の伝熱フィ
ンの外形斜視図、第８図は、第７図のIV−IV断面図、第
９図は、第７図の伝熱フィンを用いて熱交換器を製作す
ることを示す斜視図、第１０図は、従来のコルゲートフ
ィンを成形する歯車状カッターの取付位置関係を示す略
示構成図、第１１図は、歯車状カッターの要部斜視図、
第１２図は、従来のコルゲートフィンの形状を示す断面
図である。 ５，５′…ルーバ ７，７′…ヘアピン部 ９…曲
折部 １０…スリット １２…アンコイラ １３
…スリットローラ １４…整形ローラ １５ａ…第
１の山形成形ローラ １５ｂ…第２の山形成形ローラ
１６…折り曲げローラ １７…シャリングユニッ
ト １８…パッキグユニット １８ａ…パッキング
シリンダ ２０，２０ａ，２０ｂ，２０ｃ，２０ｄ…
フィン板 ２０ｅ…伝熱フィン ２１…伝熱フィン
部品。
の構成図、第２図は、その成形手順を示す説明図、第３
図は、第１図の装置で成形される伝熱フィンの展開図、
第４図は、第３図のＩ−Ｉ矢視断面図、第５図は、第３
図のII−II矢視断面図、第６図は、第３図のIII−III矢
視断面図、第７図は、成形したコルゲート形の伝熱フィ
ンの外形斜視図、第８図は、第７図のIV−IV断面図、第
９図は、第７図の伝熱フィンを用いて熱交換器を製作す
ることを示す斜視図、第１０図は、従来のコルゲートフ
ィンを成形する歯車状カッターの取付位置関係を示す略
示構成図、第１１図は、歯車状カッターの要部斜視図、
第１２図は、従来のコルゲートフィンの形状を示す断面
図である。 ５，５′…ルーバ ７，７′…ヘアピン部 ９…曲
折部 １０…スリット １２…アンコイラ １３
…スリットローラ １４…整形ローラ １５ａ…第
１の山形成形ローラ １５ｂ…第２の山形成形ローラ
１６…折り曲げローラ １７…シャリングユニッ
ト １８…パッキグユニット １８ａ…パッキング
シリンダ ２０，２０ａ，２０ｂ，２０ｃ，２０ｄ…
フィン板 ２０ｅ…伝熱フィン ２１…伝熱フィン
部品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 英二 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所清水工場内 (72)発明者 畑田 敏夫 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社日 立製作所機械研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】フィン板を、複数対のローラ間を通過させ
てヘアピン状に折り曲げるコルゲート形の伝熱フィンの
成形装置であって、 アンコイラから供給される平板状のフィン板の長手方向
に、成形後フィン間隔を形成すべき間隔を残して、成形
後伝熱フィン高さとなるべき長さの多数の切り込みを、
ルーバ幅の間隔で、かつ、隣り合う切り込みの端部の位
置が互いにずれるように切り込むための一対のスリット
ローラと、 このスリットローラによる切り込み部の部分的変形を修
正するための一対の整形ローラと、 前記切り込みを、成形後伝熱フィン高さとなるべき各切
り込みのブロックごとの交互に、上に凸、下に凸の山形
にルーバを形成するための、それぞれ一対の第１，第２
の山形成形ローラと、 その山形のルーバを成形したフィン板を、等寸法のフィ
ンピッチで連続して折り曲げるための一対の折り曲げロ
ーラと、 これらの各ローラを通過して形成された伝熱フィンを所
定寸法の部品に切断し調整する手段とから構成されたこ
とを特徴とする伝熱フィンの成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22862185A JPH069718B2 (ja) | 1985-10-16 | 1985-10-16 | 伝熱フインの成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22862185A JPH069718B2 (ja) | 1985-10-16 | 1985-10-16 | 伝熱フインの成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6289539A JPS6289539A (ja) | 1987-04-24 |
| JPH069718B2 true JPH069718B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=16879207
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22862185A Expired - Lifetime JPH069718B2 (ja) | 1985-10-16 | 1985-10-16 | 伝熱フインの成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069718B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100354106B1 (ko) * | 2000-02-16 | 2002-09-28 | 윤완중 | 히트싱크와 그 제조방법 |
| EP2738428B1 (en) * | 2011-07-28 | 2018-03-28 | Nissan Motor Co., Ltd | Shift control device for continuously-variable transmission and shift control method for continuously-variable transmission |
| CN103537519B (zh) * | 2013-11-06 | 2015-12-09 | 株洲南方航鑫机械装备有限责任公司 | 一种双向波浪带翅片的轧制成型模具 |
| CN104492891A (zh) * | 2014-12-21 | 2015-04-08 | 张玮 | 一种新型波浪式翅片成型刀以及刀组结构 |
-
1985
- 1985-10-16 JP JP22862185A patent/JPH069718B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6289539A (ja) | 1987-04-24 |
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