JPH0695016B2 - 管内面の腐食診断法 - Google Patents
管内面の腐食診断法Info
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- JPH0695016B2 JPH0695016B2 JP2157768A JP15776890A JPH0695016B2 JP H0695016 B2 JPH0695016 B2 JP H0695016B2 JP 2157768 A JP2157768 A JP 2157768A JP 15776890 A JP15776890 A JP 15776890A JP H0695016 B2 JPH0695016 B2 JP H0695016B2
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
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Description
食診断法、特に腐食検出処理の迅速化に関するものであ
る。
しながら調査する方法としては、超音波を利用して管の
肉厚を測定する超音波探傷法やX線透過により撮影した
X線フイルムから腐食の状態を検出する方法等が使用さ
れている。
ることができる。また、X線透過法によると測定精度が
超音波探傷法より落ちるが、充分に腐食の状況を調査す
ることができ、かつ、X線透過法によると腐食の状態を
X線フイルムによりで簡単に確認することができるとと
もに、測定した資料の保存性等が良いため、地上のみな
らず海中等水中の管の腐食調査にX線透過法が使用され
ている。
垂直な2次元像しか得られないため、X線フイルムに形
成された像の濃度分布を調べ、この像の濃度分布から腐
食の深さ分布を求めて表示し、腐食の状況をより確実に
調査する方法が採用されている。
食の状況を調査するときには、あらかじめ調査する管と
同じ径、厚さの管に標準凹みを作り、調査する現場と同
様な状態でシミュレーション実験を行ない比較用のX線
フイルムに標準凹みの像を形成し、このX線フイルムの
濃度に対する残厚推定データを求めておく。そして調査
する管を撮影したX線フイルムの濃度とシミュレーショ
ン実験で得たX線フイルムの濃度とを比較して腐食の分
布と推定残厚を求め、ディスプレ表示したり、X−Yプ
ロッタ等で印刷している。
布を調査するときには、1回の調査でも必ず水中でシミ
ュレーション実験を行ない、事前にX線フイルムの濃度
と残厚推定データの特性を求める必要があり、調査毎に
1〜2週間程度の実験が必要になる。このため実際の調
査を行う前にかなりの時間と費用がかかるという短所が
あった。
線フイルムを1点ずつ濃度計で測定する必要があり、1
枚のX線フイルム(四切りサイズ)を読み取るのに2〜
3時間程度必要になり、読取時間が長くかかるという短
所もあった。
濃度と残厚推定データの特性や腐食分布を精度よく得る
ためには熟練を要し、専門家でないと解析することが出
来ないという短所もあった。
あり、シミュレーション実験なしで、かつ、専門家でな
くても短時間で腐食分布を得ることができる管内面の腐
食診断法を提供することを目的とするものである。
に、深さが異なる複数の標準凹みを有するテストピース
を重ね合わせてX線を照射し、X線フイルムにX線透過
画像を形成し、 このX線透過画像をイメージセンサで読み取り、読み取
った画像のテストピースの凹み位置の濃度からその近傍
の濃度を差引いて標準凹み濃度を算出し、標準凹み濃度
と標準凹み深さとの回帰式を算出し、 被検部の無減厚位置の濃度分布より被検部の母材推定濃
度分布を回帰式により作成し、母材推定濃度分布から被
検部の測定濃度を差引き凹み濃度を算出し、 算出した凹み濃度を使用して上記標準凹み濃度と標準凹
み深さとの回帰式より被検部の凹み深さを算出し、算出
した凹み深さ分布を表示することを特徴とする。
により、より精度よく凹み深さ分布を求めることができ
る。
するテストピースを管の被検部周囲に重ね合わせてX線
を照射し、X線フイルムにテストピースと被検部のX線
透過画像を形成する。このX線透過画像をイメージセン
サで読み取り画像処理手段に入力する。
置の濃度からその近傍の濃度を差引いて標準凹み濃度を
算出し、X線フイルムのフイルム面の位置により画像濃
度や写真コントラストが異なることにより生じる誤差を
修正する。
被検部の設置状況に応じた画像濃度と凹み深さとの関係
を算出する。
位置の濃度分布より被検部の母材推定濃度分布を回帰式
により作成し、X線透過画像のフイルム面の位置により
異なる画像濃度を補正する。
腐食による凹み濃度を算出し、この凹み濃度と上記標準
凹み濃度と標準凹み深さとの回帰式より被検部の凹み深
さを算出する。
の濃度が異なるため、算出した被検部の凹み深さを凹み
の形状により補正することにより、凹み深さ検知精度を
高めることができる。
調査する管のX線撮影を行なうときの配置図、第2図は
画像処理装置を示すブロック図である。
1の被検部2にテストピース3を重ね合わせ、この被検
部2にX線装置4からX線を照射してX線フイルム5に
被検部2とテストピース3のX線透過画像を形成する。
示すように、試験視野部31の周囲に深さが異なる複数の
標準凹み32を有する。この標準凹み32の内部は管1の内
容物と同質の物質により充填されている。なお、第3図
において、標準凹み32内に記載した数字はそれぞれ凹み
深さを示す。この標準凹み32の深さはX線フイルム5に
X線透過画像を形成したときに、X線フイルム5の位置
により濃度やコントラストが異なるため、それを補正す
るために同じ深さの標準凹み32がそれぞれ中央部と周辺
部に設けられている。
理装置に読込み処理する。画像処理装置は第2図に示す
ように、X線フイルム5に撮影されたX線透過画像を読
取る画像認識手段6と、入力手段7,画像処理手段8,表示
手段9及びプリンタ10を有する。
有し、X線透過画像を読取りデジタル化する。
12,母材濃度算出部13,凹み濃度算出部14,凹み深さ算出
部15,画像メモリ16及びテストピース登録記録部17とを
有する。
テストピース3の画像、あるいはテストピース登録記録
部17に格納されたテストピース3の画像を入力し、標準
凹み32の画像濃度からその近傍の画像濃度を差引いて標
準凹み濃度を算出する。
入力される標準凹み32の深さとの回帰式を算出し、管1
の設置状況に応じた画像濃度と凹み深さとの関係を得る 母材濃度算出部13は画像認識手段6から送られる被検部
2の画像から無減厚位置の濃度を抽出して被検部2の母
材推定濃度分布を回帰式により作成する。
の濃度の差を求めて、腐食による凹み濃度を算出する。
得た標準凹み濃度と標準凹み深さとの回帰式より被検部
2の凹み深さを算出する。
合の動作を説明する。
ストピース3とX線フイルム5を管1の被検部2に重ね
合わせて設置し、X線装置4からX線を照射して、テス
トピース3と被検部2のX線透過画像をX線フイルム5
に形成する。このX線フイルム5のX線透過画像を画像
認識手段6の撮像管等のイメージセンサで読取り、画像
処理手段8でに送り画像処理する。このように、撮像管
等でX線透過画像を読取ることにより、瞬時にX線透過
画像を入力することができる。また、撮像管等では、濃
度計で読取った濃度と同程度の濃度で画像を読取ること
ができる。
ャートに示すように、まずテストピース登録記録部17に
格納されている登録済のテストピース3を使用するか否
かを判断し(ステップS1)、登録済のテストピース3を
使用するときは、ただちにテストピース登録記録部17か
ら登録済のテストピース3と画像認識手段6から被検部
の情報を読み込む(ステップS7)。
画像のテストピース3の標準凹み32部を標準凹み濃度算
出部11に読み込み格納し、同時に表示手段9に表示する
(ステップS2)。次に、入力手段7から各標準凹み32の
位置と外径を標準凹み濃度算出部11に入力し、かつ表示
手段7に標準凹み32の輪郭を描く(ステップS3)。その
後、入力手段7から各標準凹み32の深さを入力し特徴抽
出部12に格納する(ステップS4)。次に、表示手段7に
表示された各標準凹み32の近傍のテストピース母材濃度
測定位置を複数点入力手段7あるいは不図示のマウスに
より標準凹み濃度算出部11に入力する。(ステップS
5)。これらの操作を標準凹み32の全数に繰り返し行な
いその情報を登録する(ステップS6)。
7)、標準凹み32部の画像信号と標準凹み32の位置,大
きさ,テストピース母材濃度測定位置から標準凹み濃度
算出部11で標準凹み濃度を算出する(ステップS8)。す
なわち、X線フイルム5の濃度分布や写真コントラスト
が一様でないので、それによる誤差を小さくするため
に、各標準凹み32の画像濃度からテストピース母材濃度
測定位置の画像濃度を差引いて各標準凹み32の標準凹み
濃度を算出する。
入力されている各標準凹み32の深さとから標準凹み濃度
と標準凹み深さとの回帰式を算出して、調査する管1の
周囲状況に応じた凹み濃度と凹み深さの相関関係を求め
る(ステップS9)。
確認し、入力手段7あるいはマウスにより凹みがない被
検部2の複数の位置を指定し母材濃度算出部13に入力す
る(ステップS10)。母材濃度算出部13は被検部2の画
像から指示された母材の位置の濃度を抽出して被検部2
の母材推定濃度分布を回帰式により作成し、X線透過画
像の中央部と端部の濃度差を補正する(ステップS1
1)。
み濃度算出部14で母材推定濃度分布と被検部2の各部の
濃度の差を求めて、腐食による凹み濃度を算出して凹み
深さ算出部15に送る(ステップS12)。凹み深さ算出部1
5は送られた凹み濃度と、特徴抽出部12で得た標準凹み
濃度と標準凹み深さとの回帰式とにより被検部2の凹み
深さを算出する(ステップS13)。そして、凹みの幾何
学的寸法によっては、同じ深さの凹みでもX線透過画像
の濃度が異なる場合があるので、凹みの幾何学的寸法と
濃度との関係を実験により求めておき、凹み深さを補正
した後、凹みの深さに応じた凹み分布を作成し、画像メ
モリ16に格納するとともに、表示手段9に凹み分布をカ
ラー凹み分布図,3次元のプロフィール図として表示する
(ステップS14,S15)。これらの処理を被検部全体にわ
たって行なったのち、プリンタ10で印刷する(ステップ
S16)。
形状補正部を設け、作成した凹み分布を表示手段9の画
面で確認しながら、凹み形状による補正を行なう範囲と
凹み径を形状補正部に指示し、次式で算出した係数Yを
凹み測定深さに乗算して、凹み深さを補正する。
により、より精度よく凹み深さとその分布を得ることが
できる。
準凹みを有するテストピースを管の被検部周囲に重ね合
わせてX線を照射し、X線フイルムにテストピースと被
検部のX線透過画像を形成し、このX線透過画像をイメ
ージセンサで読み取り画像処理手段に入力するようにし
たから、短時間でX線透過画像を画像処理手段に入力す
ることができる。
標準凹みと標準凹み濃度の調査環境に応じた関係と腐食
等による凹み濃度とから被検部の凹み深さを算出し、凹
み分布を表示するようにしたから、内部にガス等の流体
がある活管の状態で、腐食等による凹みの状態を確実に
検知することができる。
部の凹み深さを算出するようにしたから、凹み深さの検
出精度を高めることができる。
とができるから、地上あるいは水中に設置された管の腐
食調査を短時間で行なうことができるとともに、専門家
でなくても管の調査,診断を行なうことができる。
正することにより、凹み深さ検知精度をより高めること
ができる。
査する管のX線撮影を行なうときの配置図、第2図は画
像処理装置を示すブロック図、第3図は上記実施例のテ
ストピースを示す正面図、第4図は上記実施例の動作を
示すフローチャトである。 1……管、2……被検部、3……テストピース、31……
試験視野部、32……標準凹み、4……X線装置、5……
X線フイルム、6……画像認識手段、7……入力手段、
8……画像処理手段、9……表示手段、10……プリン
タ、11……標準凹み濃度算出部、12……特徴抽出部、13
……母材濃度算出部、14……凹み濃度算出部、15……凹
み深さ算出部、16……画像メモリ、17……テストピース
登録記録部。
Claims (2)
- 【請求項1】管の被検部近傍に、深さが異なる複数の標
準凹みを有するテストピースを重ね合わせてX線を照射
し、X線フイルムにX線透過画像を形成し、 X線透過画像をイメージセンサで読み取り、 読み取った画像のテストピースの凹み位置の濃度からそ
の近傍の濃度を差引いて標準凹み濃度を算出し、標準凹
み濃度と標準凹み深さとの回帰式を算出し、 被検部の無減厚位置の濃度分布より被検部の母材推定濃
度分布を回帰式により作成し、 母材推定濃度分布から被検部の測定濃度を差引き凹み濃
度を算出し、 算出した凹み濃度を使用して上記標準凹み濃度と標準凹
み深さとの回帰式より被検部の凹み深さを算出し、 算出した凹み深さ分布を表示することを特徴とする管内
面の腐食診断法。 - 【請求項2】被検部の凹み深さを凹み形状により補正す
る請求項1記載の管内面の腐食診断法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2157768A JPH0695016B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 管内面の腐食診断法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2157768A JPH0695016B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 管内面の腐食診断法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0448205A JPH0448205A (ja) | 1992-02-18 |
JPH0695016B2 true JPH0695016B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=15656888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2157768A Expired - Lifetime JPH0695016B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 管内面の腐食診断法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0695016B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7153256B2 (en) | 2003-03-07 | 2006-12-26 | Neuronetics, Inc. | Reducing discomfort caused by electrical stimulation |
US8118722B2 (en) | 2003-03-07 | 2012-02-21 | Neuronetics, Inc. | Reducing discomfort caused by electrical stimulation |
US7912273B2 (en) | 2007-02-01 | 2011-03-22 | Florida Power & Light Company | Radiography test system and method |
US8280145B2 (en) | 2007-02-01 | 2012-10-02 | Kovarik James J | System for non-destructively examining degradation of an interior of a device |
JP2011052333A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Rushian:Kk | 母乳パッドおよび授乳用ブラジャー |
-
1990
- 1990-06-18 JP JP2157768A patent/JPH0695016B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0448205A (ja) | 1992-02-18 |
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