JPH0694703B2 - 鉄筋間隔保持具 - Google Patents

鉄筋間隔保持具

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JPH0694703B2
JPH0694703B2 JP60283667A JP28366785A JPH0694703B2 JP H0694703 B2 JPH0694703 B2 JP H0694703B2 JP 60283667 A JP60283667 A JP 60283667A JP 28366785 A JP28366785 A JP 28366785A JP H0694703 B2 JPH0694703 B2 JP H0694703B2
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正己 入来院
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明はコンクリート製品に埋設される鉄筋の間隔保
持具に関する。
(従来の技術) 一般に、土止め用ブロック等のコンクリート製品の鉄筋
材は第8図に示すように、鉄製の線材30を縦横に組付け
て網状に形成した補強部材33を上下に配設した後、上下
両補強部材33を鉄製の連結棒32にて一定寸法だけ離間す
るように連結することによって構成されている。そし
て、鉄筋材を型内に配置し、下方補強部材33に合成樹脂
製のスペーサ34を嵌め、このスペーサ34によって型の底
面と下方補強部材33との間の間隔を保持しながら、型内
にセメントを流し込んで固化させ、固化したセメントを
型から離脱させてコンクリート製品を完成させている。
このコンクリート製品においては、前記スペーサ34が製
品から下方補強部材33が露出することを防止し、製品の
使用中に下方補強部材33が錆びつかないようにしてい
る。
しかし、上記した鉄筋材においては、上下の補強部材33
を連結するのに、線材30と連結棒32とを溶接にて固着す
る必要があり、製造が煩雑なうえに製造コストが高騰す
る。
また、上下両補強部材33の各部において、両者33の離間
距離を一定に保持するように線材30と連結棒32とを溶接
固定することは困難であり、又、それぞれの線材30が互
いに直交する格子状に整然と配列することも困難である
ため、寸法誤差によって製品の強度を低下させるという
問題がある。更に、それら鉄筋30の組付作業も煩雑であ
るため、作業性が低下するという問題もある。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は上記したように、製造煩雑にして製造コスト
が高騰し、さらにはコンクリート製品の強度が低下する
とともに、組立作業性が低下するという問題点を解決し
ようとするものである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は上記した問題点を解決するために、上下一対
の鉄筋網を離間保持するための鉄筋間隔保持具であっ
て、これらの鉄筋網を支持する装着部を縦長状の間隔保
持部の上下両端側にそれぞれ形成し、それら各装着部
を、一方向に延びる鉄筋を弾性的に水平方向に係合可能
な第1の挟持片と、該第1の挟持片に対し上下方向へ離
隔して設けられ、前記一方向に延びる鉄筋と直交する方
向へ延びる鉄筋を弾性的に水平方向に係合可能な第2の
挟持片とから構成したものである。
(作用) 装着部のうち、第1の挟持片に向けて一方向へ延びる鉄
筋を水平方向に押せば鉄筋が第1の挟持片に保持され、
第2の挟持片に向けて前記鉄筋に直交する鉄筋を水平方
向に押せばその鉄筋が第2の挟持片に保持される。又、
この組付作業にあたっては、第2の挟持片に先に鉄筋を
組付けた後、第1の挟持片に鉄筋を組付けることも可能
である。そして、鉄筋が複数の鉄筋間隔保持具に全て組
付けられると、上下両鉄筋網が整然とした格子状となる
とともに各部において均一に離間される。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図乃至第7図に従って
詳述する。
第1図において符号1は上下方向に延びる間隔保持部で
あって、その下端が水平方向に延びる載置板2にて支持
されている。同間隔保持部1は第4図に示すように断面
T字形状をなし、長尺薄板状の支柱3と、同支柱3の前
端部において左右方向に突出する強化板4とから構成さ
れている。5は前記載置板2の下面において対向するよ
うに形成した一対の脚部であって、水平方向に延びる棒
状の支持片6と、同支持片6の長さ方向中央部から外方
に突出する移動防止片7とから構成されている。
8は前記保持部1の下端よりやや上方において、支柱3
の端面から一方向に突出する補強片であって、円弧状の
板材にて形成されている。9は同じく保持部1の下端部
に設けた下方装着部であって、支柱3及び補強片8の一
側面からこれと直交する方向に突出する板状の挟持部10
と、同挟持部10よりやや下方の位置において、強化板4
から挟持部10と直交する方向に突出するように板材にて
折曲形成した挿着部11とからなっている。なお、第5図
に示すように、鉄筋間隔保持具の使用時において、この
下方装着部9は下方鉄筋網Uの縦材Pa及び横材Pbを保持
するものである。
前記挟持部10について、特に第1図及び第2図に従って
詳述すると、12は支柱3側の幅広部、13は同幅広部12か
ら段差部14を経て突出する幅狭部である。15は前記幅狭
部13を切り欠いて形成した取着凹部であって、幅狭部13
を上下に二分して一対の保持片16を形成している。前記
取着凹部15は幅狭部13の端面側ほど大きく開口した装着
許容部17と、この許容部17から幅広部12側に延びる嵌着
部18と、この嵌着部18の中央部から幅広部12方向へと窪
む弾性付与部19とから構成されている。
また、挿着部11について、特に第1図及び第3図に従っ
て説明すると、20は前記保持部1の強化板4の両側面の
一部を幅方向に突出させて形成した補強部、21は強化板
4の一部及び補強部20を支柱3内へと半円環状に窪ませ
てなる取付け部である。22は前記強化板4において、補
強部20の上下両端部から支柱3とは反対の方向に突出す
る一対の弾性板、23はこれら弾性板22の中央部を互いに
対向するように折り曲げて形成した押さえ部である。
24は前記保持部1の上部に設けた上方装着部であって、
その取付け部21aの上端と保持部1の上端とは一致する
位置にあり、挟持部10aは取付け部21aよりやや低い位置
にある。なお、この上方装着部24の構成は上記の点を除
けば、下方装着部9と同一のため、具体的な構成につい
ての説明は省略し、図面で下方装着部9と対応する構成
部材には同一符号にaを付して示すにとどめる。なお、
第5図に示すように、鉄筋間隔保持具の使用時におい
て、この上方装着部24は上方鉄筋網Oの縦材Ra及び横材
Rbを保持するものである。
前記脚部5について、特に第2図及び第3図に従って説
明すると、脚部5の接地部5aと移動防止片7の下面とは
平坦面Eと接触しており、これら脚部5の接地部5aと移
動防止片7の下面とにより一平面を構成するようになっ
ている。また、脚部5下面は外形が断面略円弧状に形成
されているため、前記接地部5aはほぼ線状接触となる。
一方向、移動防止片7の下面も平坦部Eに線状接触とな
っている。
なお、本明細書において線状接触とは、線接触、及び、
その線が幅方向に面積を有する細長状にて接触するもの
をいう。また、本明細書において点状接触とは、点接
触、及びその点が面積を有して小円形板状にて接触する
ものをいう。
なお、上記した鉄筋間隔保持具は射出成型法によって合
成樹脂材料にて形成される。
さて、上記のように構成した鉄筋間隔保持具を上下両鉄
筋網O、Uに取付けるには、第5図に示すように、下方
鉄筋網Uの縦材Paに対し、下方装着部9の取付け部21の
両押さえ板23を外方から押圧する。すると、この押圧力
によって下方装着部9が弾性的に変形し、押さえ板23は
互いに離間する方向に湾曲するとともに、両弾性板2は
それぞれ上方及び下方に湾曲する。このまま、鉄筋間隔
保持具を下方鉄筋網Uの縦材Paに押し続けると、両押さ
え板23の先端は縦材Paに達し、これら先端は縦材Paの直
径と同量だけ開放されて、縦材Paを通過する。すると、
下方装着部9の取付け部21が縦材Paに達し、この取付け
部21内に縦材Paが嵌り込む。また、弾性板22及び押さえ
板23は元の状態に復元しているため、押さえ板23の先端
が取付け部21内の縦材Paを取付け部21側へと押圧しす
る。従って、鉄筋網Uの縦材Paは取付け部21から離脱す
ることはない。
下方装着部9取付け部21を鉄筋網Uの縦材Paに取付けた
ら、第5図で二点鎖線で示すように、鉄筋間隔保持具全
体を縦軸Paに対して摺動させて矢印方向に移動させ、挟
持部10を横材Pbに当接させて押圧する。すると、挟持部
10の装着許容部17が横材Pbを挟み、両保持片16間の間隔
が拡げられる。さらに、鉄筋間隔保持具を横材Pbに押圧
すると、挟持部10の弾性付与部19及び嵌着部18が拡げら
れ、両保持片16間の間隔が一層大きなものとなる。従っ
て、挟着部10の嵌着部18は横材Pbに外嵌されたのち、保
持片16は元の状態に復帰して、横材Pbが嵌着部18から離
脱するのが防止される。
上記したように、下方装着部9を鉄筋網Uに取付けた
後、上方装着部24も同様に上方鉄筋網Oの縦材Pa及び横
材Pbに取付けられ、両鉄筋網O、Uに対する1つの鉄筋
間隔保持具の装着が終了する。この後、別の鉄筋間隔保
持具を両鉄筋網O、Uに順次取付けると、両鉄筋網O、
Uは保持部1によって一定距離だけ離間した状態で保持
されるとともに、下方鉄筋網Uは脚部5によって型の底
部から離間される。このあと、両鉄筋網O、Uを型内に
配置してセメントを流し込んで固化させたのち、型を外
すとコンクリート製品が完成する。なお、コンクリート
製品の裏面からは脚部5の裏面が露出した状態となる。
上記した鉄筋間隔保持具を使用すると、脚部5が下方鉄
筋網Uと型の底部とを離間させる。従って、従来例とは
異なり下方鉄筋網Uに装着するスペーサが不必要とな
り、部品点数が少なくなる。従って、製造コストの低減
化が実現される。
また、上方鉄筋網Oと下方鉄筋網Uとにそれぞれ上方装
着部24と下方装着部9とを嵌め込めば両鉄筋網O、Uが
離間保持される。従って、両鉄筋網O、Uに鉄筋間隔保
持具を取付けるのは簡単であり、作業工程が短縮され
る。
さらには、上方鉄筋網Oと下方鉄筋網Uとを複数個の鉄
筋間隔保持具にて連結したため、両鉄筋網O、Uは各部
において均一に離間する。
また、本実施例では、脚部5の接地部5aと移動防止片7
の下面とにより、一平面が構成されるようになっている
ので、上下鉄筋網O,Uを安定して離間保持することがで
き、しかも、脚部5の接地部5aと移動防止片7の下面と
は平坦面Eに線状接触されるので、出来上がったコンク
リート製品の表面に脚部5や移動防止片7が殆ど露出し
ない。そのため、本実施例の鉄筋間隔保持具は擁壁の製
造に適している。
第6図は脚部5の別例を示すものである。すなわち、脚
部5を細長い板材よりなる二本の支持片25にて形成し、
移動防止片7を省略したものである。なお、第6図に示
す支持片25は必ずしも平行に配置する必要はなく、互い
に直交させてもよい。すなわち、二本の支持片25により
全体として一平面を構成するように形成すればよい。
また、上記支持片25のうち一方を円柱状に形成して平坦
面Eに対し点状接触するようにしてもよい。
また、第7図(a)〜(d)は保持部1の別例を示すも
のであり、それぞれ断面十字形状、円形状、コ字形状、
L字形状に形成したものである。これら以外にも、保持
部1の曲げ強度を損なわないものであれば、任意の形状
にすることは可能である。
なお、この発明は上記した実施例に拘束されるものでは
なく、例えば各装着部9、24の取付け部21、21aを挟持
部10、10aと同一の形状に形成する等、本発明の趣旨か
ら逸脱しない限りにおいて任意の変更は無論可能であ
る。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば、直交する各鉄
筋の組付作業にあたっては各鉄筋の組付順序が限定され
ないため、極めて容易に鉄筋の組付けを行なうことがで
きる。又、各装着部に鉄筋を装着した後は上下両鉄筋網
が整然とした格子状となるとともに各部において均一に
離間されるため、コンクリート製品の強度を高めること
ができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の鉄筋間隔保持具を具体化して示す斜
視図、第2図はその正面図、第3図は側面図、第4図は
間隔保持部の断面図、第5図は鉄筋間隔保持具の使用状
態を示す斜視図、第6図は脚部の別例を示す一部破断正
面図、第7図(a)〜(d)はそれぞれ間隔保持部の別
例を示す断面図、第8図は従来例を示す斜視図である。 間隔保持部1、脚部5、接地部5a、下方装着部9、上方
装着部24、平坦上方鉄筋網O、下方鉄筋網U。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下一対の鉄筋網(U,0)を離間保持する
    ための鉄筋間隔保持具であって、これらの鉄筋網(U,
    O)を支持する装着部(9,24)を縦長状の間隔保持部
    (1)の上下両端側にそれぞれ形成し、それら各装着部
    (9,24)を、一方向に延びる鉄筋(Pa,Ra)を弾性的に
    水平方向に係合可能な第1の挟持片(11,11a)と、該第
    1の挟持片(11,11a)に対し上下方向へ離隔して設けら
    れ、前記一方向に延びる鉄筋(Pa,Ra)と直交する方向
    へ延びる鉄筋(Pb,Rb)を弾性的に水平方向に係合可能
    な第2の挟持片(12,12a)とから構成したことを特徴と
    する鉄筋間隔保持具。
JP60283667A 1985-12-17 1985-12-17 鉄筋間隔保持具 Expired - Fee Related JPH0694703B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48107516U (ja) * 1972-03-16 1973-12-13
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