JPS6220572Y2 - - Google Patents

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JPS6220572Y2
JPS6220572Y2 JP7875482U JP7875482U JPS6220572Y2 JP S6220572 Y2 JPS6220572 Y2 JP S6220572Y2 JP 7875482 U JP7875482 U JP 7875482U JP 7875482 U JP7875482 U JP 7875482U JP S6220572 Y2 JPS6220572 Y2 JP S6220572Y2
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reinforcing bar
reinforcing
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bars
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JP7875482U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鉄筋コンクリート構築物を構築する際
の鉄筋組立時に縦、横の各鉄筋を等間隔に配設す
るために使用される鉄筋位置決め用線材セツトに
関するものである。
従来の一般的な鉄筋組立方法は、縦筋及び横筋
を格子状に組んでその縦筋と横筋との交点を針金
等で固縛して各鉄筋を固定するようにして行つて
いたが、この従来から行われている鉄筋組立方法
では、縦筋及び横筋の配設作業に際して各鉄筋間
の間隔や平行度を正確に保持させるのに相当な熟
練を必要とするばかりでなく、縦筋と横筋との交
点を針金で固縛しなければならないため、その鉄
筋組立作業の能率が悪くコストアツプの原因にな
るという問題があつた。
本考案者は上記した従来の鉄筋組立方法の問題
点を改善するために第1図及び第2図に示すよう
な鉄筋位置決め用線材を既に提案しているが、こ
の各鉄筋位置決め用線材41,51は、それぞれ
番線を折曲して適宜等間隔(10cm〜30cm間隔)を
もつてU型の鉄筋受溝42,52を形成して構成
されており、この各鉄筋位置決め用線材41,5
1を使用するときには該縁材41,51を鉄筋1
0にスポツト溶接(符号43,53)によつて固
定して線材付鉄筋40,50として使用される。
そしてこの線材付鉄筋40(又は50)を使用し
て鉄筋の組立を行う際には、鉄筋位置決め用線材
41(又は51)の各鉄筋受溝43,43,……
(又は53,53,……)にそれぞれ鉄筋10,
10……を嵌入させることにより各鉄筋間を等間
隔に保持させた状態で鉄筋組立てを行うことがで
きるようになつている。
しかしながら、第1図及び第2図に示す公知の
鉄筋位置決め用線材41,51では、単に番線を
折曲して形成したものであるから該線材41,5
1が撓曲したり変形したりし易く、さらに該線材
41,51を鉄筋10に固着させるのにスポツト
溶接(符号43,53)によつて行つているの
で、その線材固着作業が煩雑となつていた。
本考案は、上記した従来の鉄筋組立方法並びに
第1図及び第2図に示す鉄筋位置決め用線材の問
題点に鑑み、鉄筋の組立てを行う際にその作業を
簡単且つ正確に行うことができるようにした鉄筋
位置決め用線材セツトを提供することを目的とす
るものであつて、長尺の線材を折曲して適宜の等
間隔をもつて略U型の鉄筋受溝を有する鉄筋受溝
付線材を形成し、さらに該鉄筋受溝付線材を断面
U型の凹溝を有する帯状板金製の補強部材の前記
凹溝内に前記鉄筋受溝が前記補強部材より上方に
露出する如くして嵌入固定させて形成した鉄筋位
置決め用線材と、該鉄筋位置決め用線材を鉄筋に
沿わせた状態で固着するための部材であつて鉄筋
の外周面を抱持し得る形状の鉄筋抱持部をもち、
且つ前記補強部材を嵌入支持するためのU型の凹
入部を形成した線材支承部材とによつて構成した
ことを特徴とするものである。
以下、図示の実施例に基づいて本考案の鉄筋位
置決め用線材セツトを説明すると、第3図ないし
第7図には本考案第1実施例の鉄筋位置決め用線
材セツトが、又第8図及び第9図には本考案第2
実施例の鉄筋位置決め用線材セツトがそれぞれ示
されている。
第3図ないし第7図に示す本考案第1実施例の
鉄筋位置決め用線材セツトは、長尺の線材(番
線)3を折曲して適宜の等間隔(10〜30cm)を
もつて連続する横向き略U型の鉄筋受溝12,1
2……を形成した鉄筋受溝付線材11を、断面U
型に折曲した帯状板金製の補強部材17に沿わせ
て固定してなる鉄筋位置決め用線材1と、該鉄筋
位置決め用線材1を鉄筋10に沿わせた状態で固
定するための線材支承部材2との組合せによつて
構成されている。
前記受溝付線材11の鉄筋受溝12,12……
は、長尺番線3を符号13で示すように適宜長さ
だけ折返して、その入口部12aが狭く内方部1
2bが広くなるように横向きの略U型に形成して
いる。該鉄筋受溝12の底部12cは鉄筋10の
外周とほぼ同形の円弧状に形成されている。又該
鉄筋受溝12の内方部12bには受溝底部12c
より鉄筋10の直径分だけ入口側に寄つた位置に
該受溝12の内方に向けて突出する如く番線3の
一部を山形に折曲して形成した鉄筋抜け止め用突
起14が形成されている。なお、該受溝12内に
嵌入される鉄筋10は抜け止め用突起14を乗り
越えてその受溝奥部に圧入される。
補強部材17は薄帯状平鉄板を断面U型に折曲
して該補強部材17自体が撓まないように形成し
たものであり、該補強部材17にはその内部に前
記番線3の太さと同じ溝幅をもつ凹溝18が形成
されている。
そして、前記受溝付線材11とと補強部材17
とは、該線材11の非折曲部(直線部)15,1
5……を補強部材17の凹溝18内に嵌入させた
状態で両者をスポツト溶接19,19……によつ
て固着し、もつて鉄筋位置決め用線材1を構成し
ている。なお前記両者(受溝付線材11と補強部
材17)をスポツト溶接(符号19)する際に
は、前記鉄筋受溝12を補強部材17の上端縁よ
り上方に露出させた状態で行われる。
他方、前記線材支承部材2は薄鉄筋板折曲して
形成したもので、鉄筋10を包持するための略C
形に折曲された鉄筋包持部21と前記補強部材1
7を嵌入支持するためのU型の凹入部22を一体
形成して構成している。該凹入部22は鉄筋包持
部21の上部に連続して形成されている。鉄筋包
持部21の内径は鉄筋10の直径とほぼ同径かそ
れよりやや小径となるように形成されており、該
鉄筋包持部21を鉄筋10に嵌合させたときにそ
の両者間の摩擦力によつて該線材支承部材2が鉄
筋10の周りで回動しないようにしている。
又、線材支承部材2の凹入部22の内幅は補強
部材17の厚さとほぼ同寸法に形成されており、
該凹入部22内に補強部材17を嵌入させた際に
両者間にガタつきが生じないようにしている。
本考案第1実施例の鉄筋位置決め用線材セツト
は、上記構成の鉄筋位置決め用線材1と線材支承
部材2とによつて構成されているが、次にその使
用方法並びに作用を説明する。
この鉄筋位置決め用線材1は、第5図に示すよ
うに線材支承部材2,2……によつて鉄筋10の
全長に亘つて沿わせるようにして取付けて線材付
鉄筋30として使用される。即ち、鉄筋位置決め
用線材1を取付ける際には、先ず鉄筋10に所定
間隔(例えば約1m間隔)をもつて複数個の線材
支承部材2,2……をその各凹入部22,22…
…が上向きに開口し且つ一直線上に並ぶようにし
て嵌着させておき、次に該各線材支承部材2,2
……の凹入部22,22……内に鉄筋位置決め用
線材1の補強部材17の嵌入させることによつて
該鉄筋位置決め用線材1を鉄筋10に取付けてい
る。なお線材支承部材2を鉄筋10に嵌着させる
際には、その鉄筋包持部21を第6図において鎖
線21′で示すようにその弾発力に抗して押し広
げた状態で鉄筋10に嵌合させた後に手を離せ
ば、該鉄筋包持部21が元に復帰して鉄筋10を
包持するようになつている。
第7図には、この線材付鉄筋30を使用したベ
ース又はスラブ用の鉄筋組立方法を示しているが
この鉄筋組立方法では、鉄筋コンクリート面を形
成すべき場所の所定位置に適宜間隔で適数本(こ
の実施例では両側端に2本)の線材付鉄筋30,
30をそれぞれA−B方向に向け、且つ各線材付
鉄筋30,30の各鉄筋受溝12,12……がC
−D方向に対向するようにしてブロツク台9,9
……に配置させる。次に前記の如く配設した各線
材付鉄筋30,30における相互に対向する位置
にある鉄筋受溝12,12に別の線材付鉄筋3
0,30……をそれぞれC−D方向に向けて横方
向から圧入保持させ、且つその線材付鉄筋30,
30……の各鉄筋受溝12,12……がそれぞれ
A−B方向に一直線上に整列するように配設す
る。なお、この実施例ではC−D方向に向けて配
設される線材付鉄筋30,30……は適数本おき
(例えば2本おき)に配設されており、その間に
は線材1を取付けていない普通の鉄筋10,10
……が配設されている。さらに続いて前記のよう
にC−D方向に向けて配設された線材付鉄筋3
0,30……の上部に、A−B方向に向けて普通
の鉄筋10,10……を前記C−D方向に延びる
線材付鉄筋30,30……の鉄筋受溝12,12
……にそれぞれ圧入させることにより格子状の鉄
筋組立ユニツト8を構成させる。
なお、線材付鉄筋30の鉄筋受溝12内に圧入
される他の線材付鉄筋30(又は普通の鉄筋1
0)はそれぞれ鉄筋受溝12の突起14を乗り越
えてその奥部に至るまで圧入されており、該受溝
奥部内に圧入された鉄筋30(又は10)は抜け
止め用突起14によつてその受溝奥部から抜ける
ことはない。
第8図及び第9図に示す本考案第2実施例の鉄
筋位置決め用線材セツトでは、鉄筋位置決め用線
材1の鉄筋受溝12は上方に向けて開口させてお
り、該受溝12に鉄筋10を嵌入させる際には該
鉄筋10を受溝12内にその上方から圧入させて
保持させるようにしている。なおこの第2実施例
の線材セツトのその他の構成は前記第1実施例の
線材セツトと同様に構成されているのでその説明
を省略する。
続いて本考案の効果を説明すると、本考案の鉄
筋位置決め用線材セツトは次のような効果があ
る。
(1) 鉄筋位置決め用線材1には適宜の等間隔を
もつて鉄筋受溝12,12……を形成している
ので、鉄筋組立時にこの線材1を取付けた線材
付鉄筋30を使用すれば、その線材付鉄筋30
の鉄筋受溝12内に別の鉄筋10を嵌入させる
という簡単な作業で縦横の鉄筋位置決めを正確
且つ迅速に行うことができるので作業能率を向
上させるとともにその作業が簡単なので何ら熟
練を要しなくてもきわめて正確に鉄筋位置決め
作業を行うことができる。
(2) 鉄筋位置決め用線材1は、鉄筋受溝付線材2
を帯状板金製で断面U型に折曲してなる補強部
材17に固定して構成しているので、該鉄筋位
置決め用線材1を持ち運ぶ際、或いは鉄10に
取付ける際等に該線材1が撓んだり又は折曲し
たりすることがなく、その取扱いが容易とな
る。
(3) 鉄筋10の外周面を抱持し得る形状の鉄筋抱
持部21及び補強部材17を嵌入支持するため
のU型の凹入部22を形成した線材支承部材2
を使用して鉄筋位置決め用線材1を鉄筋10に
取付け得るように構成しているので、該線材1
の鉄筋10への取付作業時に溶接装置は必要で
なく、その取付作業を鉄筋組立現場ででも簡単
且つ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ公知の鉄筋位置決
め用線材の正面図、第3図は本考案第1実施例に
かかる鉄筋位置決め用線材セツトの斜視図、第4
図は第3図の線材セツトの一部拡大斜視図、第5
図は第4図の線材セツトを鉄筋に取付けた状態を
示す斜視図、第6図は第5図の−断面図、第
7図は第3図の線材セツトを取付けた線材付鉄筋
の使用方法を示す斜視図、第8図は本考案第2実
施例にかかる鉄筋位置決め用線材セツトの部分斜
視図、第9図は第8図の線材セツトの使用状態を
示す部分斜視図である。 1……鉄筋位置決め用線材、2……線材支承部
材、3……線材、10……鉄筋、11……鉄筋受
溝付線材、12……鉄筋受溝、17……補強部
材、18……凹入部、21……鉄筋包持部、22
……凹入部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺の線材3を折曲して適宜の等間隔をもつ
    て略U型の鉄筋受溝12,12……を有する鉄筋
    受溝付線材11を形成し、さらに該鉄筋受溝付線
    材11を断面U型の凹溝18を有する帯状板金製
    の補強部材17の前記凹溝18内に前記鉄筋受溝
    12が前記補強部材17より上方に露出する如く
    して嵌入固定させて形成した鉄筋位置決め用線材
    1と、該鉄筋位置決め用線材1を鉄筋10に沿わ
    せた状態で固着するための部材であつて鉄筋10
    の外周面を抱持し得る形状の鉄筋抱持部21をも
    ち且つ前記補強部材17を嵌入支持するためのU
    型の凹入部22を形成した線材支承部材2とによ
    つて構成したことを特徴とする鉄筋位置決め用線
    材セツト。
JP7875482U 1982-05-26 1982-05-26 鉄筋位置決め用線材セツト Granted JPS58179335U (ja)

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