JPH0694562A - 動釣合試験機 - Google Patents

動釣合試験機

Info

Publication number
JPH0694562A
JPH0694562A JP24231692A JP24231692A JPH0694562A JP H0694562 A JPH0694562 A JP H0694562A JP 24231692 A JP24231692 A JP 24231692A JP 24231692 A JP24231692 A JP 24231692A JP H0694562 A JPH0694562 A JP H0694562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
measuring device
dynamic balance
unbalance
indexed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24231692A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Nakayama
義光 中山
Tsutomu Watanabe
勉 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP24231692A priority Critical patent/JPH0694562A/ja
Publication of JPH0694562A publication Critical patent/JPH0694562A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Balance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの貯蔵個数を増やしても設置スペース
が特定方向へ増加せず、無駄スペースを極力排除した効
率的なレイアウトが可能な動釣合試験機を提供する。 【構成】 ワークWの不釣合を計測する計測装置11の
前方に回転パレット21を有する一対の貯蔵装置20
A,20Bを設ける。回転パレット21の周上には、複
数のワークWを収納するワークホルダ23を周方向へ沿
って連設し、回転パレット21の回転により希望するワ
ークホルダ23をワーク受渡位置Pa,Pbへ割り出し
可能とする。貯蔵装置20A,20Bと計測装置11と
の間には、一方の貯蔵装置20Aのワーク受渡位置Pa
に割り出されたワークホルダ23から計測装置11へワ
ークWを搬入し、計測装置11から他方の貯蔵装置20
Bのワーク受渡位置Pbに割り出されたワークホルダ2
3へワークWを搬出する搬送装置30を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの不釣合の計測
および修正を行なう動釣合試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の動釣合試験機として例えば図1
0に示すように、ワークWの回転軸回りの不釣合量およ
び不釣合位置を計測する計測装置1と、計測装置1の計
測結果に基づいてワークWの一部を切除してワークWの
不釣合を修正する修正装置2と、これら計測装置1と修
正装置2との間でワークWを搬送する第1の搬送装置3
と、計測装置1の手前側に配置されてワークWを図中右
方へ搬送するコンベア4と、このコンベア4と計測装置
1との間でワークWを搬送する第2の搬送装置5とを備
え、コンベア4の左側に貯蔵された未修正のワークWa
を搬送装置5によってワーク搬入位置Paから計測装置
1へ搬入し、所定の計測がされたワークWを第1の搬送
装置3で修正装置2へ移送して不釣合を修正し、修正後
のワークWbを第1の搬送装置3で計測装置1へ戻して
再計測した上で第2の搬送装置5でコンベア4上のワー
ク搬出位置Pbへ搬出し、コンベア4の右側で貯蔵する
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の動釣合
試験機では、修正前のワークWaおよび修正後のワーク
Wbの貯蔵を直線的に延びるコンベア4上で行なってい
るので、ワークWの連続処理個数を増加させるにはコン
ベア4の全長を長くする必要がある。ところが、コンベ
ア4を長くしても計測装置1や修正装置2の大きさは変
らないので、動釣合試験機の平面形状が不規則な形状と
なり、動釣合試験機をレイアウトする際に計測装置1や
修正装置2の側方に多大な無駄スペースが生じ易い。本
発明の目的は、ワークの貯蔵個数を増やしても設置スペ
ースが特定方向へ増加せず、無駄スペースを極力排除し
た効率的なレイアウトが可能な動釣合試験機を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の動釣合試験機で
は、少なくとも一のワークを収納可能なワーク収納部が
周方向へ複数連設された回転パレットを有し、この回転
パレットの回転により希望するワーク収納部を所定のワ
ーク受渡位置へ割り出し可能に設けられた一対のワーク
貯蔵手段と、この一対のワーク貯蔵手段のうち、一方の
ワーク貯蔵手段のワーク受渡位置に割り出されたワーク
収納部から不釣合状態の計測修正手段へワークを搬入
し、この計測修正手段から他方のワーク貯蔵手段のワー
ク受渡位置に割り出されたワーク収納部へワークを搬出
するワーク搬送手段とを備えることにより、上述した目
的の達成を図っている。
【0005】
【作用】本発明の動釣合試験機では、不釣合修正前のワ
ークが一方のワーク貯蔵手段に貯蔵され、不釣合修正後
のワークが他方のワーク貯蔵手段に貯蔵される。各ワー
ク貯蔵手段でのワークの貯蔵個数は回転パレットの径に
依存するので、貯蔵個数を増加させてもワークを一直線
に並べた場合のように貯蔵手段が特定方向へ偏って拡大
することがない。不釣合修正前のワークの貯蔵と修正後
のワークの貯蔵とを別々の回転パレットで行なうので、
単一の回転パレットにより修正前後のワークを同一個数
ずつ貯蔵する場合と比べて回転パレットが小型化され
る。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図8を参照して本発明の一実施
例の動釣合試験機を説明するが、これに先立って図9に
より本実施例の動釣合試験機が扱うワークを説明する。
図9(A)は本実施例の動釣合試験機で扱う第1のワー
クW1を示し、同図(B)は第2のワークW2を示す。
ワークW1,W2(以下、両者をまとめてワークWと称
することもある。)はカンナ盤に装着されるカンナドラ
ムであって、不図示のカンナ刃が固着される刃溝G1,
G2を備えた略直方体状の胴部B1,B2と、胴部B
1,B2の一端面から突出する軸部S1,S2とを有
し、軸部S1,S2がカンナ盤の主軸に装着されて軸部
S1,S2の軸線回りに回転せしめられる。
【0007】H1,H2はワークW1,W2を軸部S
1,S2の軸線上で保持するために設けられたセンタ
穴、D2は第2のワークW2の軸部S1と反対側の端部
に設けた段部、S3は段部D2から突出する軸部S2と
同軸の軸部S3であって、第2のワークW2の胴部B2
の長さL2は第1のワークW1の胴部B1の長さL1よ
りも短く、胴部B2の端面から段部D2の先端までの長
さL3は胴部B1の長さL1よりも長い。両者の厚さt
1,t2は、第1のワークW1の方が厚くなっている
(t1>t2)。また、両者の幅Fは等しい。なお、ワ
ークWには例えば刃溝G1,G2の寸法を変形したもの
など種々の派生型が存在するが、本明細書では省略す
る。
【0008】図1は、本実施例の動釣合試験機の平面図
である。図において符号10は試験機全体のベースであ
って、このベース10上には計測装置11および修正装
置12が中間移送装置13を介して動釣合試験機の前後
方向(図の上下方向)へ連設されている。計測装置11
は、ワークW1,W2をこれらの軸部S1,S2の回り
に回転させて不釣合量および不釣合位置を計測する。修
正装置12は、計測装置11で計測された不釣合量およ
び不釣合位置に基づいてワークWの一部をドリル(不図
示)で穿孔してワークWの不釣合を修正する。
【0009】中間移送装置13は、計測装置11のワー
クセット位置P11と修正装置12のワークセット位置P
12との中間に設けた回転軸130aを中心として旋回可
能かつ回転軸130aの軸線方向へ昇降可能に設けられ
たアーム130と、このアーム130の両端に配置され
てエアーシリンダなどのアクチュエータ(不図示)で開
閉される一対の把持爪(不図示)とを有するもので、把
持爪の開閉動作によってワークWの把持、解放を行なう
とともに、アーム130の旋回および昇降動作によって
把持爪に把持されたワークWをワークセット位置P11,
P12間で移送する。アーム130はその長手方向を動釣
合試験機の前後方向に一致させた状態(図の実線位置)
で停止可能とされる他、長手方向を動釣合試験機の幅方
向に一致させた状態(図の2点鎖線位置)でも停止可能
とされる。これは、修正装置12での不釣合修正後、計
測装置11へ戻されて再度不釣合の計測を受けたワーク
Wの不釣合量が許容範囲外であったとき、このワークW
を中間移送装置13の左方に配置した不良品バケット1
4へ排出するためである。
【0010】計測装置11の前方には一対の貯蔵装置2
0A,20Bと搬送装置30とが設けられている。図1
の左側の貯蔵装置20Aは不釣合の計測修正前のワーク
Wを貯蔵し、右側の貯蔵装置20Bは不釣合修正後のワ
ークWを貯蔵するもので、以下、図2〜図8により左側
の貯蔵装置20Aの構成を詳細に説明する。右側の貯蔵
装置20Bは左側の貯蔵装置20Aとほぼ同一構成であ
るため説明を省略し、特に異なる点のみ言及する。
【0011】図2〜図4に示すように、貯蔵装置20A
は、ワークWを収納する回転パレット21と、この回転
パレット21を一定角度ずつ回転させる回転割出し機構
22とを有する。回転パレット21は、軸受210によ
って回転自在に支持された回転軸211の上部に一対の
円板212,213を同軸に固定し、これら円板21
2,213の周上に、ワークWを保持するワークホルダ
23を周方向に沿って等しいピッチで複数取り付けたも
のである。ワークホルダ23の取り付け個数はワークW
の種類に応じて適宜定められるが、本実施例では周方向
に30゜間隔で合計12個取り付けられている。なお、
ワークホルダ23の詳細は後述する。
【0012】回転割出し機構22は、回転軸211の下
端に取り付けられたワンウェイクラッチ220と、この
ワンウェイクラッチ220を介して回転軸211を回転
させる油圧式の駆動シリンダ221と、この駆動シリン
ダ221の上方に配置された空圧式のブレーキシリンダ
222とを有する。駆動シリンダ221のピストンロッ
ド221aは、ピン223によりワンウェイクラッチ2
20の入力ディスク220aの外周と回転自在に連結さ
れ、その伸縮動作により入力ディスク220aを回転軸
211の軸線回りに一定角度回転させる。ワンウェイク
ラッチ220はピストンロッド221aが伸び側に変位
したときの入力ディスク220aの回転のみを出力ディ
スク220bを介して回転軸211へ伝達するように取
り付けられ、これにより駆動シリンダ220のピストン
221aの伸縮動作の繰り返しにより回転パレット21
が一定角度ずつ一定方向へ回転する。なお、ピストンロ
ッド221aが一回伸縮したときの回転パレット21の
回転角は、ワークホルダ23のピッチに等しく30゜に
設定されている。
【0013】図5により詳細に示すように、ブレーキシ
リンダ222は、そのピストンロッド222aの伸縮動
作によりガイドロッド224に支持されたブレーキシュ
ー225を水平方向へ往復移動させる。ブレーキシュー
225は、ピストンロッド222aの伸び動作に伴って
回転軸211に同軸に取り付けた割出し板226の係合
溝226aと係合し、回転軸211の回転を阻止する。
割出し板226の係合溝226aは、ワークホルダ23
と同様に30゜の間隔で合計12個形成されている。ま
た、ブレーキシリンダ222のピストンロッド222a
は、駆動シリンダ221のピストンロッド221aの伸
び動作に連動して縮み動作し、その他の場合には伸び変
位した状態に保持される。これにより駆動シリンダ22
1のピストンロッド221aが縮み動作するときのワン
ウェイクラッチ220の内部抵抗による回転軸211の
連れ回りが阻止される。
【0014】ブレーキシリンダ222によって回転パレ
ット21の回転が阻止されたとき、後述する搬送装置3
0によるワーク受渡位置Pa(図1,図2参照)にはい
ずれか一のワークホルダ23が割出される。なお、右側
の貯蔵装置20Bではいずれか一のワークホルダ23が
ワーク受渡位置Pbに割出される(図1参照)。227
はガイドロッド224およびブレーキシリンダ222を
ベース10に固定するためのブラケットである。
【0015】図6および図7により詳細に示すように、
ワークホルダ23は、回転パレット21の下側の円板2
13に固定された底板230と、底板230の内周側に
配置されて両端が円板212および底板230に固定さ
れた縦板231と、底板230の内周側の角部に沿って
配置されて縦板231に固定された一対の側板232
と、底板230の外周側に配置された押え板233とを
備えてなるもので、各板230〜233で画成された空
間部234にワークWが厚さ方向へ積層された状態で収
納される。なお、一のワークホルダ23におけるワーク
Wの最大収納個数は10個であり、このため貯蔵装置2
0A,20B単体ではワークWを最大120個まで貯蔵
できる。
【0016】縦板231の内面には、縦板231に沿っ
て上下に延びる一対のレール235がその端面を側板2
32の内面232aよりも後退させて取り付けられてい
る。これらレール235は第2のワークW2(図9
(B))を位置決めするためのもので、レール235の
端面から押え板233の内面233a(図6)までの距
離は第2のワークW2の長さL3に等しくされている。
一方、側板232の側面232aから押え板233の内
面233aまでの距離は第1のワークW1の長さL1
(図9(A))に等しくされている。これにより、図8
(A)に示すように第1のワークW1を収納するときは
押え板233と側板232とによってワークW1が挟持
され、図8(B)に示すように第2のワークW2を収納
するときは押え板233とレール235とによってワー
クW2が挟持される。
【0017】押え板233は、底板230に固定された
ブラケット236にガイドピン237を介して取り付け
られてガイドピン237の軸線回りに回転可能とされて
いる。また、図7において右方に位置する側板232の
上端には、ロックレバー238がガイドピン239の軸
線回りに回転可能に取り付けられている。ロックレバー
238の先端下部にはスリット238aが形成され、こ
のスリット238aはロックレバー238を下方へ向け
て回転させたとき押え板233の上端と係合して押え板
233を図6の実線位置に保持する。ロックレバー23
8を上方へ跳ね上げたときは、押え板233とスリット
238aとの係合が外れ、図6に2点鎖線で示すように
押え板233を回転パレット21の外周側へ回転させて
ワークWをワークホルダ23内へ装着し、あるいはワー
クホルダ23から取り出すことが可能となる。
【0018】図7において230aは、ワーク昇降機構
25によってワークWを繰り出すために底板230に穿
設した貫通孔であり、その両側には一対のガイド板23
0bが固定されている。図2、図3および図6に示すよ
うにワーク昇降機構25は、ベース10に取り付けたモ
ータ250と、ワーク受渡位置Paに割出されたワーク
ホルダ23の貫通孔230aと同軸に設けられたロッド
251とを備え、モータ250の出力軸の回転を不図示
のラックピニオンでロッド251の軸線方向の直線運動
に変換することにより、モータ250の回転角に応じた
量だけロッド251の先端のパッド252を貫通孔23
0aからワークホルダ23内へ突出させてワークホルダ
23内のワークWを所望量押し上げる。
【0019】ロッド251によるワークWの押し上げ量
は、ワークホルダ23の上方に設けられた光学式の近接
スイッチ253のオン・オフに基づいて制御される。ワ
ークホルダ23内に厚さが薄い第2のワークW2が収納
される場合は、最上段のワークW2がロッド251で押
し上げられてワークホルダ23の上方へ完全に突出した
時点で近接スイッチ253がオンしてロッド251が直
ちに停止する。一方、厚さが厚い第1のワークW1がワ
ークホルダ23に収納される場合は、最上段のワークW
1がワークホルダ23から突出して近接スイッチ253
がオンした後、所定秒時が経過するとロッド251が停
止し、第1のワークW1が第2のワークW2のときと同
軸をなす位置で停止する。ワークホルダ23にいずれの
ワークWが収納されているかは、予め不図示の操作盤か
ら動釣合試験機の制御装置(不図示)へ指令される。
【0020】図3および図6において254はロッド2
51が原点位置にあるか否かを検出する原点確認スイッ
チであって、このスイッチ254はロッド251が最も
下方に位置したときにパッド252と対向してオンとな
る。255はワークホルダ23内のワークWがすべて排
出されたか否かを検出する排出完了検出スイッチであっ
て、このスイッチ255はロッド251が最も上方まで
移動してワークホルダ23が空になったとき、ロッド2
51の下端に取り付けたドッグ256と対向してオンと
なる。排出完了検出スイッチ255がオンすると、ロッ
ド251は原点確認スイッチ254がオンするまで降下
する。この動作に連動して駆動シリンダ221が駆動さ
れて回転パレット21が30゜回転し、ワーク受渡位置
PaにワークWを収納した新たなワークホルダ23が割
り出される。
【0021】なお、図1の右側の貯蔵装置20Bでは、
各スイッチと回転パレット21の動作が上記と異なる。
すなわち貯蔵装置20Bでは、ワーク受渡位置Pbに空
のワークホルダ23が割り出され、ロッド251は、最
初、排出完了検出スイッチ255がオンするまで上昇せ
しめられる。パッド252上にワークWが載置されて近
接スイッチ253がオンすると、ロッド251がワーク
Wの厚さ相当分だけ下降する。この動作の繰り返しによ
ってワークホルダ23内にワークWが収納されてゆく。
ワークホルダ23が一杯になると、ロッド251に取り
付けた不図示のドッグと満杯検出スイッチ257とが対
向して満杯検出スイッチ257がオンし、これによりロ
ッド251が原点確認スイッチ254がオンするまで降
下して駆動シリンダ221が駆動され、ワーク受渡位置
Pbに空状態の新たなワークホルダ23が割り出され
る。
【0022】図1に示すように搬送装置30は、互いに
直交する一対のフィンガ300a,300bを備えたア
ーム300と、このアーム300を、各貯蔵装置20
A,20Bのワーク受渡位置Pa,Pbおよび計測装置
11のワークセット位置P11のいずれからも等しい距離
にある回転軸301を中心として旋回させ、かつ回転軸
301の軸線方向へ昇降させる不図示のアーム駆動機構
と、アーム300の各フィンガ300a,300bの先
端に配置されてエアーシリンダなどのアクチュエータ
(不図示)で開閉される把持爪(不図示)とを有する。
左側のフィンガ300aは、その把持爪の開閉動作とア
ーム300の時計方向への旋回動作および昇降動作によ
り貯蔵装置20Aのワーク受渡位置Paにあるワークホ
ルダ23のワークWを計測装置11のワークセット位置
P11へ搬入する。右側のフィンガ300bは、その把持
爪の開閉動作とアーム300の時計方向への旋回動作お
よび昇降動作によって計測装置11のワークセット位置
P11にあるワークWを貯蔵装置20Bのワーク受渡位置
Pbにあるワークホルダ23へ搬出する。
【0023】ワークWの搬入および搬出を行なう時以
外、アーム300は、そのフィンガ30a,300bを
ワークセット位置P11とワーク受渡位置Pa,Pbの中
間に位置させた状態(図の実線位置)で停止する。これ
は、中間移送装置13のアーム130との干渉を避ける
ためである。
【0024】次に、以上の構成の動釣合試験機の動作を
説明する。本実施例の動釣合試験機では、作業開始前、
左側の貯蔵装置20Aのワークホルダ23にワークW
1,W2のいずれかが所望量収納され、右側の貯蔵装置
20Bのワークホルダ23が空状態にされる。以上の準
備が整って不図示の操作盤の起動釦が押されると、まず
貯蔵装置20Aのワーク昇降機構25のロッド251が
上昇し、ワーク受渡位置Paに割り出されたワークホル
ダ23内のワークWがワークWの厚さ分だけ押し上げら
れる。続いて、最上段のワークWが搬送装置30のフィ
ンガ300aの把持爪に把持され、この後、アーム30
0の上昇、時計方向への90゜旋回、下降動作および把
持爪の開放動作が順に行なわれてワークWが計測装置1
1のワークセット位置P11に搬入される。
【0025】ワークWの搬入が完了すると、アーム30
0が図1に実線で示す待機位置へ移動し、計測装置11
によるワークWの不釣合量および不釣合位置の計測が開
始される。一方、貯蔵装置20Aでは、ロッド251が
ワークWの厚さ分だけ上昇して次回に搬入されるべきワ
ークWがワークホルダ23の上方に繰り出される。
【0026】計測装置11の計測が終了するとワークW
が中間移送装置13のアーム130によって修正装置1
2へ移送され、修正装置12で不釣合が修正される。不
釣合修正後のワークWは計測装置11へ戻されて不釣合
量の再計測を受ける。このときの不釣合量が許容範囲内
であれば搬送装置30のアーム300がその待機位置か
ら反時計方向へ回転し、計測装置11上のワークWがフ
ィンガ300bの把持爪に把持される。このとき、アー
ム300のもう一方のフィンガ300aは、貯蔵装置2
0Aのワーク受渡位置Paに移動し、ワークホルダ23
上に繰り出された次のワークWを把持する。
【0027】計測装置11および貯蔵装置20A上のワ
ークWの把持が完了すると、アーム300の上昇、時計
方向への90゜旋回、下降動作および把持爪の開放動作
が順に行なわれ、フィンガ300bに把持された不釣合
修正後のワークWが計測装置11から搬出されて貯蔵装
置20Bのワークホルダ23へ収納されるとともに、フ
ィンガ300aに把持されたワークWが計測装置11の
ワークセット位置P11に搬入される。以下、同様手順の
繰り返しにより、貯蔵装置20AのワークWが順次計測
装置11へ搬入されて不釣合の計測、修正を受け、不釣
合修正後のワークWが貯蔵装置20Bのワークホルダ2
3へ収納される。
【0028】貯蔵装置20Aのワーク受渡位置Paに割
り出されたワークホルダ23が空になったときは、既述
のように排出完了検出スイッチ255がオンして回転パ
レット21が30゜回転し、ワーク受渡位置Paに隣接
するワークホルダ23が繰り出される。一方、貯蔵装置
20Bのワーク受渡位置Pbに割り出されたワークホル
ダ23が満杯になったときは、既述のように満杯検出ス
イッチ257がオンして回転パレット21が30゜回転
し、ワーク受渡位置Pbに隣接する空のワークホルダ2
3が繰り出される。このように回転パレット21の回転
が繰り返されることにより、貯蔵装置20Aに貯蔵され
たワークWが順次計測装置11へ搬入され、不釣合修正
後のワークWが計測装置11から搬出されて貯蔵装置2
0Bのワークホルダ23へ順次収納される。かくして、
すべてのワークWが貯蔵装置20Bへ収納されるまで、
ワークWの不釣合の計測、修正が連続して自動的に行な
われる。
【0029】本実施例では、ワークホルダ23でのワー
クWの収納個数を一定とすると、貯蔵装置20A,20
B単体でのワークWの貯蔵個数は回転パレット21の径
に依存し、回転パレット21を大径にするほどワークホ
ルダ23の設置数を増やしてワークWの貯蔵個数を増加
させることができる。そして、回転パレット21の径を
増加させた場合、貯蔵装置20A,20Bの大きさはそ
れぞれの四方へ均等に拡大し、ワークホルダ23を一直
線に並べた場合のように特定方向へ著しく拡大すること
はない。したがって、ワーク貯蔵個数を大きくしても動
釣合試験機の設置面形状がレイアウトに不利な不規則形
状になり難い。
【0030】また、修正前のワークWの貯蔵装置20A
と修正後のワークWの貯蔵装置20Bとを別々に設けた
ため、単一の回転パレットにより修正前後のワークWを
貯蔵する場合と比べて回転パレット21が小型化され、
動釣合試験機の設置面積が一層減少して省スペースに貢
献できる。
【0031】本実施例では回転パレット21のワークホ
ルダ23に複数のワークWを収納しているが、ワークホ
ルダ23に1個ずつワークを収納するものでも本発明が
適用される。また、回転パレット21を上下方向に多段
に設けても良い。計測装置11および修正装置12を別
々に設けているが、これらを1箇所に集約して中間移送
装置13を省略しても良い。
【0032】本実施例では、計測装置11、修正装置1
2および中間移送装置13が計測修正手段を、貯蔵装置
20A,20Bが一対の貯蔵手段を、ワークホルダ23
がワーク収納部を、搬送装置30がワーク搬送手段を構
成する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ワー
ク貯蔵手段でのワークの貯蔵個数を増加させてもワーク
貯蔵手段が特定方向へ偏って拡大せず、しかも、単一の
回転パレットにより修正前後のワークを同一個数ずつ貯
蔵する場合と比べて回転パレットも小さいので、動釣合
試験機を工場床等に設置する際に無駄スペースを極力排
除した効率的なレイアウトを実現し、スペースを有効に
利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る動釣合試験機の平面
図。
【図2】図1の貯蔵装置20Aの平面図。
【図3】図2の貯蔵装置20Aの同図III方向からの側
面図。
【図4】図3のIV−IV線における断面図。
【図5】図4のV方向からの平面図。
【図6】図4のVI部の拡大図。
【図7】図6のVII方向からの平面図。
【図8】図7のワークホルダにワークを収納した状態を
示す図。
【図9】図1の動釣合試験機が対象とするワークの斜視
図。
【図10】従来の動釣合試験機の一例を示す平面図。
【符号の説明】
11 計測装置 12 修正装置 13 中間移送装置 20A,20B 貯蔵装置 21 回転パレット 30 搬送装置 W1,W2 ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの回転軸回りの不釣合量および不
    釣合位置を計測し、その結果に基づいて前記ワークの一
    部を切除して当該ワークの不釣合を修正する計測修正手
    段を備えた動釣合試験機において、少なくとも一のワー
    クを収納可能なワーク収納部が周方向へ複数連設された
    回転パレットを有し、該回転パレットの回転により希望
    するワーク収納部を所定のワーク受渡位置へ割り出し可
    能に設けられた一対のワーク貯蔵手段と、前記一対のワ
    ーク貯蔵手段のうち、一方のワーク貯蔵手段のワーク受
    渡位置に割り出されたワーク収納部から前記計測修正手
    段へ前記ワークを搬入し、該計測修正手段から他方のワ
    ーク貯蔵手段の前記ワーク受渡位置に割り出されたワー
    ク収納部へ前記ワークを搬出するワーク搬送手段とを設
    けたことを特徴とする動釣合試験機。
JP24231692A 1992-09-10 1992-09-10 動釣合試験機 Pending JPH0694562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24231692A JPH0694562A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 動釣合試験機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24231692A JPH0694562A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 動釣合試験機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0694562A true JPH0694562A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17087405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24231692A Pending JPH0694562A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 動釣合試験機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0694562A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100478001B1 (ko) * 2002-06-21 2005-03-23 박계정 2축 밸런스 머신
WO2006049359A1 (en) * 2004-11-05 2006-05-11 Kye-Jung Park Driving device of armature balance machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100478001B1 (ko) * 2002-06-21 2005-03-23 박계정 2축 밸런스 머신
WO2006049359A1 (en) * 2004-11-05 2006-05-11 Kye-Jung Park Driving device of armature balance machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2358617B2 (en) Stacking apparatus and method of multi-layer stacking of objects on a support
US6547511B1 (en) Process of loading rolls of roofing material onto a pallet
EP0140023B1 (en) Nuclear fuel pellet sintering boat loading system
JPH0694562A (ja) 動釣合試験機
CN110576330A (zh) 回转体工件搬运机构及回转体工件生产线
EP1827986B1 (en) Method and arrangement for placing reel end shields
KR200286751Y1 (ko) 반도체패키지 제조 장비의 트레이 공급장치
CA1139327A (en) Mechanism for loading and unloading workpieces
KR102103526B1 (ko) 포대 적재장치
JPH0329083Y2 (ja)
JPH072521B2 (ja) タイヤ搬入・搬出及び積み込み装置
CN210878886U (zh) 回转体工件搬运机构及回转体工件生产线
JPH02215619A (ja) パレット供給装置
KR100368562B1 (ko) 크릴 이송 로딩장치
FI95228B (fi) Menetelmä ja laite sylinterinmuotoisten kappaleiden pakkaamiseksi
JPH09263330A (ja) 版材の積層装置
JPS6279938A (ja) パレツト交換装置
JP3962608B2 (ja) ワーク供給方法
JPS6321985Y2 (ja)
JPH0618354A (ja) 釣合試験機
JP2022546425A (ja) 棒材を保管する機器および方法
CN115178844A (zh) 一种电阻焊零件的上下件自动化装置及包含其的电阻焊装置
JPH08170797A (ja) 高圧ガス充填装置
JP2819531B2 (ja) 不つりあい修正装置
JPH0441146A (ja) ロータリインデックス式ワーク位置決め装置