JPH069174U

JPH069174U - 電気機器収納用箱体

Info

Publication number: JPH069174U
Application number: JP5208692U
Authority: JP
Inventors: 茂成田
Original assignee: 河村電器産業株式会社
Priority date: 1992-06-30
Filing date: 1992-06-30
Publication date: 1994-02-04

Abstract

(57)【要約】【構成】枠体１は周縁部２を折曲形成し、周縁部２に
係合金具３を突設し、上部板体及び下部板体の少なくと
も一方の板体に第一の螺子挿通孔４を設けると共に、本
体５の開口面周縁部６には切欠７を形成し、上部側板及
び下部側板の少なくとも一方の側板に枠体取り付け金具
８を取り付け、この中央部に第二の螺子挿通孔９を設
け、第一の螺子挿通孔４と第二の螺子挿通孔９がそれぞ
れ対向する位置に形成する。【効果】電気機器収納用箱体本体に枠体を取り付ける
際に、作業者の両手が塞がることがなく、そのため作業
が安全に行える。また、電気機器収納用箱体が大型化し
ても１人の作業員で作業することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、各種の電気機器を収納する電気機器収納用箱体の本体に枠体を取り付ける構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、各種の電気機器を収納する電気機器収納用箱体は、基本的に本体、枠体、扉体で構成され、枠体は扉体の一辺を支軸として回動可能とする蝶番を備えており、本体に固定されると共に扉体を蝶着していた。このように構成された電気機器収納用箱体において、枠体を箱体本体に取り付けるには、図４〜図６に示すように枠体２１の上部板体及び下部板体には螺子挿通孔２２が夫々２箇所設けられており、また本体２３には上部側板及び下部側板の開口面周縁部２４に枠体取り付け金具２５が夫々２箇所取り付けられている。この枠体取り付け金具２５の中央部には螺子挿通孔２６がそれぞれ設けられている。螺子挿通孔２２と螺子挿通孔２６はそれぞれ対向する位置に形成されている。枠体２１を本体２３に取り付けるには、本体２３の開口面方向より枠体２１を被覆するように載置し、螺子挿通孔２２と螺子挿通孔２６を一致させて両方の螺子挿通孔に螺子２７を挿通させ、締め付けることにより固定していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記従来の電気機器収納用箱体は、枠体２１を本体２３に取り付ける際に、作業者はまず片方の手で枠体２１を支え、もう片方の手で枠体２１を本体２３に螺子２７で締め付けなければならず、両手が塞がって取り付け作業が困難を極め、作業に危険が伴うという欠点があった。電気機器収納用箱体が大型化すると作業は更に困難を増し、１人の作業員で作業することが難しく２人以上の作業員で作業を行う必要があった。

【０００４】そこで本考案では、作業員が１人で安全かつ確実に枠体の本体への取り付け作業ができるようにすることを解決すべき技術的課題とするものであでる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題解決のための技術的手段は、枠体は周縁部を折曲形成し、周縁部の上部に係合金具を突設し、上部板体及び下部板体の少なくとも一方の板体に第一の螺子挿通孔を設けると共に、本体の開口面周縁部には切欠を形成し、上部側板及び下部側板の少なくとも一方の側板に枠体取り付け金具を取り付け、該枠体取り付け金具の中央部に第二の螺子挿通孔を設け、前記第一の螺子挿通孔と前記第二の螺子挿通孔がそれぞれ対向する位置に形成することである。

【０００６】

【作用】

上記構成の電気機器収納用箱体において、枠体の上部周縁に係合金具を突設し、また本体の開口部周縁部には切欠を設け、係合金具の突起部を切欠に挿入することにより両者が係合し、枠体は本体に仮止めされる。この状態で枠体に設けられている第一の螺子挿通孔と本体のに設けられている第二の螺子挿通孔を一致させ、そこに螺子を挿通し締め付けることにより枠体は本体に固定される。

【０００７】

【実施例】

図１及び図２は本考案に係る電気機器収納用箱体の第一実施例である。以下これらの図面に基づき本考案を説明する。

【０００８】枠体１は周縁部２を折曲形成し、周縁部２の上部には係合金具３が取り付けられている。この係合金具３には突起部３ａが突設されている。また枠体１の上部板体及び下部板体には第一の螺子挿通孔４が各２箇所設けられている。一方、本体５の開口面周縁部６には切欠７が設けられている。また本体５の上部側板及び下部側板には開口面周縁部６に枠体取り付け金具８が各２箇所取り付けられている。この枠体取り付け金具８の中央部には第二の螺子挿通孔９がそれぞれ設けられている。第一の螺子挿通孔４と第二の螺子挿通孔９はそれぞれ対向する位置に形成されている。

【０００９】枠体１を本体５に取り付けるには、枠体１の係合金具３の突起部３ａを本体５の切欠７に挿入することにより、突起部３ａが切欠７に係合する。この状態で枠体に設けられている第一の螺子挿通孔４と本体に設けられている第二の螺子挿通孔９を一致させ、そこに螺子１０を挿通し締め付けることにより枠体は本体に固定される。

【００１０】図３は本考案に係る電気機器収納用箱体の第二実施例である。以下これらの図面に基づき本考案を説明する。

【００１１】枠体１は周縁部２を折曲形成し、周縁部２の上部には係合金具３が取り付けられている。この係合金具３には突起部３ａが突設されている。また枠体１の下部板体には第一の螺子挿通孔４が２箇所設けられている。一方、本体５の開口面周縁部６には切欠７が設けられている。また本体５の下部側板には開口面周縁部６に枠体取り付け金具８が２箇所取り付けられている。この枠体取り付け金具８の中央部には第二の螺子挿通孔９がそれぞれ設けられている。第一の螺子挿通孔４と第二の螺子挿通孔９はそれぞれ対向する位置に形成されている。

【００１２】枠体１を本体５に取り付けるには、枠体１の係合金具３の突起部３ａを本体５の切欠７に挿入することにより、突起部３ａが切欠７に係合する。この状態で枠体に設けられている第一の螺子挿通孔４と本体に設けられている第二の螺子挿通孔９を一致させ、そこに螺子１０を挿通し締め付けることにより枠体は本体に固定される。

【００１３】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、各種の電気機器を収納する電気機器収納用箱体の枠体の周縁部を折曲形成し、周縁部の上部に係合金具を突設し、上部板体及び下部板体の少なくとも一方の板体に第一の螺子挿通孔を設け、また、本体の開口面周縁部に切欠を形成し、上部側板及び下部側板の少なくとも一方の側板に枠体取り付け金具を取り付け、該枠体取り付け金具の中央部に第二の螺子挿通孔を設け、前記第一の螺子挿通孔と前記第二の螺子挿通孔がそれぞれ対向する位置に形成することによって、電気機器収納用箱体本体に枠体を取り付ける際に、作業者の両手が塞がることがなく、そのため作業が安全に行えるという効果がある。また、電気機器収納用箱体が大型化しても１人の作業員で作業することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る電気機器収納用箱体の第一実施例
の要部断面図である。

【図２】本考案に係る電気機器収納用箱体の第一実施例
の要部斜視外観図である。

【図３】本考案に係る電気機器収納用箱体の第二実施例
の要部断面図である。

【図４】従来の電気機器収納用箱体の要部断面図であ
る。

【図５】従来の電気機器収納用箱体の枠体の正面図であ
る。

【図６】従来の電気機器収納用箱体の本体の正面図であ
る。

【符号の説明】

１・・・枠体、３・・・係合金具、３ａ・・・突起部、
４・・・第一の螺子挿通孔、５・・・本体、７・・・切
欠、８・・・枠体取り付け金具、９・・・第二の螺子挿
通孔、１０・・・螺子。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】各種の電気機器を収納する電気機器収納用
箱体の本体に枠体を取り付ける構造であって、枠体は周
縁部を折曲形成し、周縁部の上部に係合金具を突設し、
上部板体及び下部板体の少なくとも一方の板体に第一の
螺子挿通孔を設けると共に、本体は開口面周縁部に切欠
を形成し、上部側板及び下部側板の少なくとも一方の側
板に枠体取り付け金具を取り付け、該枠体取り付け金具
の中央部に第二の螺子挿通孔を設け、前記第一の螺子挿
通孔と前記第二の螺子挿通孔がそれぞれ対向する位置に
形成されたことを特徴とする電気機器収納用箱体の構
造。