JPH0691093A - 1浴2段式洗浄方法及び装置 - Google Patents

1浴2段式洗浄方法及び装置

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JPH0691093A
JPH0691093A JP3170612A JP17061291A JPH0691093A JP H0691093 A JPH0691093 A JP H0691093A JP 3170612 A JP3170612 A JP 3170612A JP 17061291 A JP17061291 A JP 17061291A JP H0691093 A JPH0691093 A JP H0691093A
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三男 春藤
Tsukasa Sasaki
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KAMAKURA CLEANING KK
SASAKI SHOKAI KK
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KAMAKURA CLEANING KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ドライクリーニング方法及び装置に係り、1浴
(処理槽に1回分だけシャワーした溶剤と配合洗剤)だ
けで、2段式洗浄加工(第1フィルターによる第1段、
第1、第2フィルターによる第2段)を行うだけで効率
的に洗浄を行い得る1浴2段式洗浄方法及び装置を提供
する。 【構成】ベースタンク2の溶剤と、親和性の少ない洗剤
に親和性の強い加工剤を配合した配合洗剤を、処理槽1
内に夫々1回の洗浄、加工に最小限必要な量だけ同時シ
ャワーして、この低液位で洗浄、加工を同時に行い、第
1段階は処理槽の両剤を第1フィルター10だけにポン
プ5で循環送給して不溶性の汚れだけを除去し、第2段
階は第1、第2の両フィルター10、11に循環送給し
て不溶性及び水溶性、油溶性の汚れを徐々に除去してす
すぎ効果を高め、洗浄、加工の終了時に全ての汚れを除
去し清浄溶剤だけとしてベースタンク2に戻すようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、業務用の衣類の洗浄
(ドライクリーニング)方法及び装置に係り、溶剤と、
親和性の少ない洗剤に親和性の強い加工剤を配合した配
合洗剤を、処理槽内に夫々1回の洗浄、加工に最小限必
要な量だけ同時シャワーして、この低液位(指定液位)
で洗浄、加工を同時に行い、第1段階は処理槽の両剤を
第1フィルターだけに循環送給して不溶性の汚れだけを
除去し、第2段階は第1、第2の両フィルターに循環送
給して不溶性及び水溶性、油溶性の汚れを徐々に除去し
てすすぎ効果を高め、洗浄、加工の終了時に全ての汚れ
を除去し清浄溶剤だけとしてベースタンクに戻すように
したことを特徴とする、1浴2段式洗浄方法及び装置に
係るものである。
【0002】
【従来技術とその課題】従来一般的に使用されている業
務用ドライクリーニングの洗浄装置は概ね図2に示すよ
うなものであり、処理槽1(処理ドラムを備えた)、ベ
ースタンク2、加工剤タンク3、リンスタンク4、ポン
プ5、吸着フィルター6、蒸留器7、コンデンサー8、
水分離器9などで構成されており、
【0003】その洗浄作業につき説明すると、通常、溶
剤量はベースタンク2に約200リットル、処理槽1に
約100リットル、吸着フィルター6(主に活性炭、脱
酸剤を充填)に約100リットルで合計約400リット
ルであり、まず、イニシアルチャージとして、上記約4
00リットルに対し洗剤約1.2リットル(割合約0.
3%)を循環配合する。
【0004】ついで、処理槽1に1回分の衣類約20K
gを投入し、処理ドラムを回転し乍ら、洗剤を約8リッ
トル(処理槽約200リットルの約4%)を注入し、設
定時間(溶剤、洗剤の種類,性質により時間が異な
る。)両剤を吸着フィルター6に循環送給して水溶性、
油溶性の汚れを吸着除去しつつ洗浄を行う。
【0005】設定時間洗浄後、処理槽の両剤(不溶性の
汚れ(固形物)はそのまま)をベースタンク2に戻し、
処理ドラムを高速回転して脱液し、該脱液分を蒸留器7
へ送ってコンデンサ8、水分離器9で水(排棄)と溶剤
(リンスタンクへ戻す)に分離すると共に、不溶性の汚
れをスラッジとして除去する。
【0006】ベースタンク2の両剤は数回の洗浄毎に蒸
留処理する。
【0007】脱液後リンスタンク4から処理槽1へ清浄
溶剤を注入し、すすぎを行い、再び脱液(ベースタンク
へ)する。
【0008】脱液した衣類に加工剤タンク3から各種加
工剤をスプレーして加工処理し、乾燥、脱臭して仕上げ
る。
【0009】撥水加工は乾燥したものに対して行う。
【0010】概ね上記の如くして洗浄を行うものであ
り、他の装置も大同小異であるが、これら従来の洗浄に
は下記のような課題があり、その解決が希求されてきた
ものである。
【0011】主な工程だけでも、洗浄−脱液−すすぎ−
脱液−加工−乾燥のように、工程数が多く、1回洗浄当
りの所要時間が長く、為に1日当りの洗浄回数が少なく
て効率が悪い。
【0012】常備溶剤量が約400リットルと極めて多
量を要し、また消費洗剤量も溶剤量との関係でイニシャ
ルチャージ約1.2リットル、メインチャージ約8リッ
トルと多量に要し、しかも、洗剤の大部分は活性炭中心
の吸着フィルターに吸着されてしまうため、溶剤だけで
洗浄を行うような状態になりやすく、為に多量の洗剤チ
ャージを要し、極めて不経済である。
【0013】通常、汚れは、水溶性、油溶性、不溶性
(固形)の3種類に分けられるが、従来の活性炭中心の
吸着フィルターでは主に水溶性の汚れしかとれず、よっ
て、油溶性、不溶性の汚れは主に蒸留処理によって、溶
剤を蒸発した残渣として除去する他ない。
【0014】ところが蒸留処理は、蒸留器、コンデンサ
ー等の熱及び電力エネルギーを消費し、また水分離器で
分離された水は溶剤の毒性除去等の公害上の規制をクリ
アーするために多額の処理費がかかる欠点があるため、
できれば蒸留処理を少なくする、若しくは不用とするこ
とが望まれている。
【0015】従来の洗浄では洗浄作業で吸着フィルター
と循環しつつ使用した処理槽の両剤を作業終了時に一旦
ベースタンクへ戻してしまうため、ベースタンク中の両
剤は吸着フィルターで除去されない特に固形の汚れが混
ったままのものとなり、該汚れがタンクの底部や隅部に
沈澱蓄積し、それらは時折タンクを掃除しても仲々とれ
ず、悪臭を生じるようになっていた。
【0016】洗浄時に処理槽内の洗剤の比率は上記の如
く約4%で極めて高濃度であるため脱液後も衣類に対す
る洗剤の付着残量が多く、よって、清浄溶剤ですすぎを
行っても、その脱液作業時に、一旦溶剤中におちた洗剤
が再び衣類に付着してしまう、所謂逆汚染が生じる欠点
があった。
【0017】
【課題を解決する方法及び手段】本発明は上記従来の課
題点を下記の方法及び装置によって有効に解決したもの
である。即ち、本発明は、処理槽に設定重量の衣類を入
れ、処理ドラムを回転しつつ、配合洗剤即ち衣類に対す
る親和性の少ない性質の洗剤と衣類に対する親和性の強
い加工剤を混合した配合洗剤と、ベースタンクの溶剤
を、指定液位に達するまで同時シャワーし、
【0018】指定水位到達で両剤のシャワーを止め、処
理ドラムの回転で衣類の洗浄、加工を行いつつ、第1段
階として、処理槽内の両剤を第1フィルター(ペーパー
フィルター)だけに循環送給して、不溶性の汚れだけを
ろ過除去し、
【0019】続いて第2段階として、同じく処理ドラム
の回転による洗浄、加工を行いつつ、処理槽内の両剤を
第1フィルター及び第2フィルター(セラミックス、そ
の他を充填したフィルター)の両フィルターに循環送給
して、残りの不溶性及び水溶性、油溶性の汚れ等を分解
吸着除去し、徐々に溶剤を清浄化して、衣類のすすぎの
効果を高め、設定時間後には清浄溶剤だけの状態とし
て、脱液操作で該溶剤をベースタンクに戻すようにした
ことを特徴とする、1浴2段式洗浄方法によって、従来
の課題を解決したものである。
【0020】また、本発明方法に使用する1浴2段式洗
浄装置は、少なくとも、処理槽、ベースタンク、第1フ
ィルター、第2フィルター、及びポンプを備えて構成し
たものである。
【0021】
【実施例】次に、本発明方法を本発明装置(図1参照)
をもって実施した実施例につき、その作用、効果の説明
も兼ねて説明すると、処理槽1に設定重量の衣類を入
れ、処理ドラムを回転しつつ、配合洗剤即ち衣類に対す
る親和性の少ない性質の洗剤と衣類に対する親和性の強
い加工剤を混合した配合洗剤と、ベースタンク2の溶剤
を、指定液位に達するまで同時シャワーする。
【0022】上記指定液位とは、処理槽1内に設定重量
の衣類の洗浄、加工に最小限度必要な量の洗剤及び加工
剤を配合した配合洗剤と、同じく最小限度必要な量の溶
剤即ち処理ドラムの回転で衣類を万遍なく漬けもみでき
る程度の溶剤を注入したときの液位を示し、従来からみ
れば低液位であり、本発明に独自のものとして本発明に
おける1回洗浄用の処理槽1内における両剤の液位を
「指定液位」と称するものである。
【0023】なお、必要最小限度量の洗剤とは、例えば
1回20Kgの衣類の汚れを取るに必要なだけの量の洗
剤であり、また必要最小限度量の加工剤とは、、同じく
例えば1回20Kgの衣類の加工(衣類に付着)で0に
なる量の加工剤ということである。而して、1回20K
gの洗浄につき、溶剤約50リットル、配合洗剤約15
0ccを同時シャワーする。即ち、溶剤に対する配合洗
剤の割合を0.3%位にする。
【0024】溶剤は一般的なパークロロエチレン、石油
系溶剤、弗素系溶剤、トリクロロエタン等を使用し、洗
剤は使用溶剤に適合したものであると共に、特に衣類に
対する親和性の少ない性質、即ち汚れはおとすが衣類に
付着残留しない性質の、主としてノニオン系洗剤(非イ
オン系、電気的に+−のない性質の洗剤)を使用し、加
工剤(柔軟剤、螢光剤、樹脂剤、帯電防止剤等の各種加
工剤、但し撥水剤を除く。)は使用溶剤及び洗剤に適合
したものであると共に、特に衣類に対する親和性の強い
性質、即ち衣類によく付着する性質の、主としてアニオ
ン系加工剤(−イオン系加工剤)を使用する。
【0025】次に、指定水位到達で両剤のシャワーを止
め、処理ドラムの回転で衣類の洗浄、加工を行いつつ、
第1段階として、処理槽内の両剤を第1フィルター10
(ペーパーフィルター)だけにポンプ5で循環送給し
て、不溶性の汚れだけをろ過除去する。
【0026】第1フィルター10はペーパーフィルター
であるため、不溶性の汚れ即ち固形物(垢、繊維屑な
ど)を有効にろ過除去するが、溶剤及び配合洗剤を吸着
などせずにそのまま通過する。これによって、従来洗浄
開始と同時に吸着フィルターに循環していたため、まだ
洗浄が済まないうちに洗剤が吸着フィルターに吸着され
てしまって、洗剤の洗浄効果が充分発揮できなかった点
をなくし得た。
【0027】続いて第2段階として、洗剤による洗浄作
用がほぼ達成された時点で、同じく処理ドラムの回転に
よる洗浄、加工を行いつつ、処理槽1内の両剤を第1フ
ィルター10及び第2フィルター11の両フィルターに
循環送給して、残りの不溶性の汚れ、水溶性、油溶性の
汚れ、劣化した洗剤、脂肪酸、色素、水分等を吸着除去
し、徐々に溶剤を清浄化して、衣類のすすぎの効果を高
め、設定時間後には清浄溶剤だけの状態として、脱液操
作で該溶剤をベースタンクに戻す。
【0028】第2フィルター12は、各種多孔性セラミ
ックス、活性炭、脱酸剤等を充填構成したものであり、
洗浄により生じた水溶性の汚れ、油溶性の汚れ、劣化し
た洗剤等を分解吸着除去するものである。従って、第2
段階で両剤を第1、第2フィルターを同時に循環するこ
とによって、両剤中から全ての汚れが徐々に除かれて
(なお、加工剤は加工作用で衣類に付着消耗される。)
次第に清浄な溶剤だけとなるので、即ちそれが有効なす
すぎ作用をなすこととなり、よって、従来独立した1工
程であったすすぎ工程をなくし得る。
【0029】また、上記の如く、洗剤は、親和性の少な
い性質のノニオン系洗剤を使用しているので、衣類の汚
れを効率的におとすが、洗剤は衣類に付着することがな
く、反対に、加工剤は親和性の強い性質のアニオン系加
工剤を使用したため、汚れがおちた衣類に効率的に付着
することとなり、ここにおいて、1浴洗浄を完全に達成
し得るものである。
【0030】脱液後、乾燥処理したのち、必要に応じ
て、撥水剤をスプレーして撥水加工を行う。即ち、従来
と異なり、すすぎ工程なしに行いうる。
【0031】上記の他、本発明は従来に比し下記のよう
な秀れた利点がある。1浴(最初に注入した両剤だけ)
2段(第1、第2段階)洗浄、加工−脱液−乾燥−撥水
加工のように、従来に比し工程が少ないので、1回当り
洗浄時間を従来の約1/2に短縮し得る。
【0032】イニシアルチャージが不要なため、その分
の洗剤を節約できる。また、洗剤濃度が0.3%位と少
なくて済むため、洗浄毎の洗剤のチャージ量が格段に少
なくて済む。また、逆汚染の恐れがない。
【0033】衣類と洗剤との接触時間が少ないために、
衣類の風合いを損うことが少ない。
【0034】親和性の少ない洗剤を使用し、衣類残存洗
剤が極く少なく、親和性の強い加工剤で良好に加工され
ているため、衣類の新調感を持続し得る。
【0035】特殊洗浄の場合を除き、通常の洗浄では蒸
留処理を不用になし得たため、残渣のかき出し、分離し
た水分の排水公害管理が殆んどいらなくなった。
【0036】従来の如く一度洗浄に使用した処理槽の溶
剤(汚れも混じった)をベースタンクに戻すようなこと
をしないため、ベースタンクに汚れが沈澱して悪臭を放
ったり、その清掃をすることなどが全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の実施例の構成概略を示す図。
【図2】従来装置の構成概略を示す図。
【符号の説明】
1 処理槽(処理ドラムを備えた) 2 ベースタンク 3 加工剤タンク 4 リンスタンク 5 ポンプ 6 吸着フィルター 7 蒸留器 8 コンデンサ 9 水分離器 10 第1フィルター(ペーパーフィルター) 12 第2フィルター(セラミックス、活性炭、脱酸剤
等を充填したフィルター)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 1浴2段式洗浄方法及び装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、業務用の衣類の洗浄
(ドライクリーニング)方法及び装置に係り、溶剤と、
親和性の少ない洗剤に親和性の強い加工剤を配合した配
合洗剤を、処理槽内に夫々1回の洗浄、加工に最小限必
要な量だけ同時シャワーして、この低液位(指定液位)
で洗浄、加工を同時に行い、第1段階は処理槽の両剤を
第1フィルターだけに循環送給して不溶性の汚れだけを
除去し、第2段階は第1、第2の両フィルターに循環送
給して不溶性及び水溶性、油溶性の汚れを徐々に除去し
てすすぎ効果を高め、洗浄、加工の終了時に全ての汚れ
を除去し清浄溶剤だけとしてベースタンクに戻すように
したことを特徴とする、1浴2段式洗浄方法及び装置に
係るものである。
【0002】
【従来技術とその課題】従来一般的に使用されている業
務用ドライクリーニングの洗浄装置は概ね図2に示すよ
うなものであり、処理槽1(処理ドラムを備えた)、ベ
ースタンク2、加工剤タンク3、リンスタンク4、ポン
プ5、吸着フィルター6(主に活性炭、脱酸剤を充
填)、蒸留器7、コンデンサー8、水分離器9などで構
成されており、
【0003】その洗浄作業につき説明すると、ベースタ
ンク2の溶剤をポンプ5で循環しつつ洗剤をイニシアル
チャージし、ついで、処理槽1に衣類を投入し、処理ド
ラムを回転し乍ら洗剤をメインチャージし、洗浄液(溶
剤+洗剤)を吸着フィルター6に循環送給して汚れを吸
着除去しつつ洗浄を行う。
【0004】設定時間洗浄後、処理槽の洗浄液をベース
タンク2に戻し、処理ドラムを高速回転して脱液し、該
脱液分を蒸留器7へ送ってコンデンサ8、水分離器9で
水(排棄)と溶剤(リンスタンクへ戻す)に分離する
(蒸留処理)と共に、不溶性の汚れをスラッジとして除
去する。
【0005】脱液後リンスタンク4から処理槽1へ清浄
溶剤を注入してすすぎを行い、再び脱液(ベースタンク
へ)する。
【0006】脱液した衣類に加工剤タンク3から各種加
工剤をスプレーして加工処理し、乾燥、脱臭して仕上げ
る。
【0007】撥水加工は乾燥したものに対して行う。
【0008】概ね上記の如くして洗浄を行うものであ
り、他の装置も大同小異であるが、これら従来の洗浄に
は下記のような課題があり、その解決が希求されてきた
ものである。
【0009】主な工程だけでも、洗浄−脱液−すすぎ−
脱液−加工−乾燥のように、工程数が多く、1回洗浄当
りの所要時間が長く、為に1日当りの洗浄回数が少なく
て効率が悪い。
【0010】洗浄に多量の溶剤を要し、また溶剤量との
関係で洗剤もイニシャルチャージ、メインチャージと多
量に要し、しかも、洗剤の大部分は活性炭中心の吸着フ
ィルターに吸着されてしまうため、溶剤だけで洗浄を行
うような状態になりやすく、更に多量の洗剤チャージを
要し、極めて不経済である。
【0011】不溶性の汚れは主に蒸留処理によって、溶
剤を蒸発した残渣として除去するが、該蒸留処理は、蒸
留器、コンデンサー等の熱及び電力エネルギーを消費
し、また水分離器で分離された水は溶剤の毒性除去等の
公害上の規制をクリアーするために多額の処理費がかか
る欠点があるため、できれば蒸留処理を少なくする、若
しくは不とすることが望まれている。
【0012】
【課題を解決する方法及び手段】本発明は上記従来の課
題点を下記の方法及び装置によって有効に解決したもの
である。即ち、本発明は、処理槽に設定重量の衣類を入
れ、処理ドラムを回転しつつ、配合洗剤即ち衣類に対す
る親和性の少ない性質の洗剤と衣類に対する親和性の強
い加工剤を混合した配合洗剤と、ベースタンクの溶剤
を、指定液位に達するまで同時シャワーし、
【0013】指定水位到達で両剤のシャワーを止め、処
理ドラムの回転で衣類の洗浄、加工を行いつつ、第1段
階として、処理槽内の両剤を第1フィルター(ペーパー
フィルター)だけに循環送給して、不溶性の汚れだけを
ろ過除去し、
【0014】続いて第2段階として、同じく処理ドラム
の回転による洗浄、加工を行いつつ、処理槽内の両剤を
第1フィルター及び第2フィルター(セラミックス、そ
の他を充填したフィルター)の両フィルターに循環送給
して、残りの不溶性及び水溶性、油溶性の汚れ等を分解
吸着除去し、徐々に溶剤を清浄化して、衣類のすすぎの
効果を高め、設定時間後には清浄溶剤だけの状態とし
て、脱液操作で該溶剤をベースタンクに戻すようにした
ことを特徴とする、1浴2段式洗浄方法によって、従来
の課題を解決したものである。
【0015】また、本発明方法に使用する1浴2段式洗
浄装置は、少なくとも、処理槽、ベースタンク、第1フ
ィルター、第2フィルター、及びポンプを備えて構成し
たものである。
【0016】
【実施例】次に、本発明方法を本発明装置(図1参照)
をもって実施した実施例につき、その作用、効果の説明
も兼ねて説明すると、処理槽1に設定重量の衣類を入
れ、処理ドラムを回転しつつ、配合洗剤即ち衣類に対す
る親和性の少ない性質の洗剤と衣類に対する親和性の強
い加工剤を混合した配合洗剤と、ベースタンク2の溶剤
を、指定液位に達するまで同時シャワーする。
【0017】上記指定液位とは、処理槽1内に設定重量
の衣類の洗浄、加工に最小限度必要な量の洗剤及び加工
剤を配合した配合洗剤と、同じく最小限度必要な量の溶
剤即ち処理ドラムの回転で衣類を万遍なく漬けもみでき
る程度の溶剤を注入したときの液位を示し、従来からみ
れば低液位であり、本発明に独自のものとして本発明に
おける1回洗浄用の処理槽1内における両剤の液位を
「指定液位」と称するものである。
【0018】なお、必要最小限度量の洗剤とは、例えば
1回分の衣類(設定重量)の汚れを取るに必要なだけの
量の洗剤であり、また必要最小限度量の加工剤とは、、
同じく例えば1回の衣類の加工(衣類に付着)で0に
なる量の加工剤ということである
【0019】溶剤は一般的なパークロロエチレン、石油
系溶剤、弗素系溶剤、トリクロロエタン等を使用し、洗
剤は使用溶剤に適合したものであると共に、特に衣類に
対する親和性の少ない性質、即ち汚れはおとすが衣類に
付着残留しない性質の洗剤を使用し、加工剤(柔軟剤、
螢光剤、樹脂剤、帯電防止剤等の各種加工剤、但し撥水
剤を除く。)は使用溶剤及び洗剤に適合したものである
と共に、特に衣類に対する親和性の強い性質、即ち衣類
によく付着する性質の加工剤を使用する
【0020】次に、指定水位到達で両剤のシャワーを止
め、処理ドラムの回転で衣類の洗浄、加工を行いつつ、
第1段階として、処理槽内の両剤を第1フィルター10
(ペーパーフィルター)だけにポンプ5で循環送給し
て、不溶性の汚れだけをろ過除去する。
【0021】第1フィルター10はペーパーフィルター
であるため、不溶性の汚れ即ち固形物(垢、繊維屑な
ど)を有効にろ過除去するが、溶剤及び配合洗剤を吸着
などせずにそのまま通過する。これによって、従来、洗
浄開始と同時に吸着フィルターに循環していたため、ま
だ洗浄が済まないうちに洗剤が吸着フィルターに吸着さ
れてしまって、洗剤の洗浄効果が充分発揮できなかった
点をなくし得た。
【0022】続いて第2段階として、洗剤による洗浄作
用がほぼ達成された時点で、同じく処理ドラムの回転に
よる洗浄、加工を行いつつ、処理槽1内の両剤を第1フ
ィルター10及び第2フィルター11の両フィルターに
循環送給して、残りの不溶性の汚れ、水溶性、油溶性の
汚れ、劣化した洗剤、脂肪酸、色素、水分等を吸着除去
し、徐々に溶剤を清浄化して、衣類のすすぎの効果を高
め、設定時間後には清浄溶剤だけの状態として、脱液操
作で該溶剤をベースタンクに戻す。
【0023】第2フィルター12は、各種多孔性セラミ
ックス、活性炭、脱酸剤等を充填構成したものであり、
洗浄により生じた水溶性の汚れ、油溶性の汚れ、劣化し
た洗剤等を分解吸着除去するものである。従って、第2
段階で両剤を第1、第2フィルターを同時に循環するこ
とによって、両剤中から全ての汚れが徐々に除かれて
(なお、加工剤は加工作用で衣類に付着消耗される。)
次第に清浄な溶剤だけとなるので、即ちそれが有効なす
すぎ作用をなすこととなり、よって、従来独立した1工
程であったすすぎ工程をなくし得る。
【0024】また、上記の如く、洗剤は、親和性の少な
い性質の洗剤を使用しているので、衣類の汚れを効率的
におとすが、洗剤は衣類に付着することがなく、反対
に、加工剤は親和性の強い性質の加工剤を使用したた
め、汚れがおちた衣類に効率的に付着することとなり、
ここにおいて、1浴洗浄を完全に達成し得るものであ
る。
【0025】脱液後、乾燥処理したのち、必要に応じ
て、撥水剤をスプレーして撥水加工を行う。即ち、従来
と異なり、すすぎ工程なしに行いうる。
【0026】上記の他、本発明は従来に比し下記のよう
な秀れた利点がある。1浴(最初に注入した両剤だけ)
2段(第1、第2段階)洗浄、加工−脱液−乾燥−撥水
加工のように、従来に比し工程が少ないので、1回当り
洗浄時間を従来の約1/2に短縮し得る。
【0027】イニシアルチャージが不要なため、その分
の洗剤を節約できる。また、洗剤濃度を低くしうるた
め、洗浄毎の洗剤のチャージ量が格段に少なくて済む。
また、逆汚染の恐れがない。
【0028】衣類と洗剤との接触時間が少ないために、
衣類の風合いを損うことが少ない。
【0029】親和性の少ない洗剤を使用し、衣類残存洗
剤が極く少なく、親和性の強い加工剤で良好に加工され
ているため、衣類の新調感を持続し得る。
【0030】特殊洗浄の場合を除き、通常の洗浄では蒸
留処理を不用になし得たため、残渣のかき出し、分離し
た水分の排水公害管理が殆んどいらなくなった他、蒸留
処理に伴う欠点を解消し得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の実施例の構成概略を示す図。
【図2】従来装置の構成概略を示す図。
【符号の説明】 1 処理槽(処理ドラムを備えた) 2 ベースタンク 3 加工剤タンク 4 リンスタンク 5 ポンプ 6 吸着フィルター 7 蒸留器 8 コンデンサ 9 水分離器 10 第1フィルター(ペーパーフィルター) 12 第2フィルター(セラミックス、活性炭、脱酸剤
等を充填したフィルター)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理槽に設定重量の衣類を入れ、処理ドラ
    ムを回転しつつ、配合洗剤即ち衣類に対する親和性の少
    ない性質の洗剤と衣類に対する親和性の強い加工剤を混
    合した配合洗剤と、ベースタンクの溶剤を、指定液位に
    達するまで同時シャワーし、 指定水位到達で両剤のシャワーを止め、処理ドラムの回
    転で衣類の洗浄、加工を行いつつ、第1段階として、処
    理槽内の両剤を第1フィルター(ペーパーフィルター)
    だけに循環送給して、不溶性の汚れだけをろ過除去し、 続いて第2段階として、同じく処理ドラムの回転による
    洗浄、加工を行いつつ、処理槽内の両剤を第1フィルタ
    ー及び第2フィルター(セラミックス、その他を充填し
    たフィルター)の両フィルターに循環送給して、残りの
    不溶性の汚れ及び水溶性、油溶性の汚れ等を分解吸着除
    去し、徐々に溶剤を清浄化して、衣類のすすぎの効果を
    高め、設定時間後には清浄溶剤だけの状態として、脱液
    操作で該溶剤をベースタンクに戻すようにしたことを特
    徴とする、1浴2段式洗浄方法。
  2. 【請求項2】少なくとも、処理槽、ベースタンク、第1
    フィルター、第2フィルター、及びポンプを備えてな
    る、1浴2段式洗浄装置。
  3. 【請求項3】設定重量の衣類の洗浄、加工に最小限度必
    要な量の洗剤及び加工剤を配合した配合洗剤と、同じく
    最小限度必要な量の溶剤即ち処理ドラムの回転で衣類を
    万遍なく漬けもみできる程度の低液位(これを指定液位
    と称す)の溶剤で洗浄、加工するようにした、請求項1
    の1浴2段式洗浄方法。
  4. 【請求項4】溶剤は一般的なパークロロエチレン、石油
    系溶剤、弗素系溶剤、トリクロロエタン等を使用し、 溶剤は使用溶剤に適合したものであると共に、特に衣類
    に対する親和性の少ない性質、即ち汚れはおとすが衣類
    に付着残留しない性質の、主としてノニオン系洗剤(非
    イオン系、電気的に+−のない性質の洗剤)を使用し、 加工剤(柔軟剤、螢光剤、樹脂剤、帯電防止剤等の各種
    加工剤、但し撥水剤を除く。)は使用溶剤及び洗剤に適
    合したものであると共に、特に衣類に対する親和性の強
    い性質、即ち衣類によく付着する性質の、主としてアニ
    オン系加工剤(−イオン系加工剤)を使用するようにし
    た、請求項1の1浴2段式洗浄方法。
  5. 【請求項5】第1フィルターとして、洗浄によって生じ
    る汚れ(水溶性、油溶性、不溶性の3種がある)のうち
    の不溶性の汚れ(固形物)をろ過除去するが、溶剤及び
    配合洗剤を吸着などせずにそのまま通過する、ペーパー
    フィルターを使用し、 第2フィルターとして、洗浄によって生じた水溶性及び
    油溶性の汚れ、劣化した洗剤、脂肪酸、色素、水分等を
    分解し吸着する、各種セラミックス、活性炭、脱酸剤等
    を充填したフィルターを使用するようにした、請求項1
    の1浴2段式洗浄方法。
  6. 【請求項6】溶剤及び配合洗剤は、例えば、1回の洗浄
    の衣類20Kgに対して、溶剤約50リットル、配合洗
    剤約150ccを同時シャワーするようにし、即ち、溶
    剤に対する配合洗剤の割合を0.3%位にするようにし
    た、請求項1の1浴2段式洗浄方法。
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