JPH0691006A - 拡張用バルーンカテーテル - Google Patents

拡張用バルーンカテーテル

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JPH0691006A
JPH0691006A JP4246882A JP24688292A JPH0691006A JP H0691006 A JPH0691006 A JP H0691006A JP 4246882 A JP4246882 A JP 4246882A JP 24688292 A JP24688292 A JP 24688292A JP H0691006 A JPH0691006 A JP H0691006A
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JP
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tube
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Withdrawn
Application number
JP4246882A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Okada
勉 岡田
Toshiyuki Nihei
敏幸 仁平
Ichiro Kagawa
一郎 香川
Yasushi Machida
靖 町田
Jun Matsumoto
潤 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】二軸配向されて形成されたバルーン接続端部と
接続チューブとの接続部の外径を太径にすることなく形
成する拡張用バルーンカテーテルを提供する。 【構成】二軸配向ブロー成形によって形成されたバルー
ン2のバルーン部に可撓管3、或いは、芯部材を位置決
めし加熱装置で接続箇所を加熱すると共に、バルーン端
部を把持した指をバルーン側から手元側に引っ張っぱっ
てバルーン端部と例えば可撓管3とを密着させて密着部
8を形成する。次いで、他部材の材質より融点の高いF
EP熱収縮チューブ9を密着部8に被せ、加熱装置で再
び加熱して十分に溶融させてこの密着部8を溶着する。
このとき、加熱した熱収縮チューブ8の外径を外径規制
治具で規制する。さらに、溶着部冷却後に熱収縮チュー
ブ9を取り除くと共に、可撓管3の内腔に挿入しておい
た芯金6を引き抜いてバルーン端部と可撓管3との接続
部10が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、経内視鏡的に体腔内の
狭窄部へ挿入して送気、或いは、送液して先端部に設け
たバルーンを膨張させて狭窄部を拡張する拡張用バルー
ンカテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内の狭窄部に拡張用バルーン
カテーテルを挿入し、このバルーンカテーテルのバルー
ン部を膨張させて狭窄部を拡張する治療が行われてい
る。前記拡張用バルーンカテーテルの製造方法は、US
P4411055号明細書や特公平4−670号公報に
示されており、前記USP4411055号明細書の拡
張用バルーンカテーテルの製造方法では、バルーンの接
続部端の熱収縮性を利用し、アルミホイルのカバーを被
せ加熱して熱溶着するようにしている。
【0003】また、前記特公平4−670号公報に示さ
れている拡張用バルーンカテーテルの製造方法では、二
軸配向ブロー成形により作成したバルーンにガラス型を
被せて熱溶着するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公平4−670号公報の第7図、第8図に示すようなバ
ルーンの接続端部と接続チューブとを加熱溶着して二軸
を配向するように形成したバルーンでは、このバルーン
接続端部を加熱溶着するとき、バルーン端部の外径を元
のチューブ外径よりも太く成形する必要があるので、細
い接続チューブへ固定する際にはガタが生じることがあ
るので確実に密閉して固定することが困難であった。
【0005】また、二軸を配向して形成されたバルーン
のバルーン接続端部を加熱収縮させて接続チューブなど
と溶着するために加熱したとき、軸方向外側に延伸され
ているバルーンがバルーン接続端部を加熱されたことに
よって軸方向内側に収縮してバルーンの肉厚を増加させ
てしまうことや、溶着部の外径を太くすること、バルー
ン接続端部と接続チューブとの溶着部の長さが短くなっ
て溶着の確実性を低下させてしまうなどの問題が発生す
る。
【0006】さらに、前記バルーンの接続端部と接続チ
ューブなどとを固定するとき、バルーン接続端部をガラ
ス管で被って加熱しているのでこのガラス管の外側から
接続部の外径を規制をすることができないばかりでな
く、加熱によって膨張する部分がガラス管との隙間を埋
めるようにガラス管に密着して、冷却後にガラス管を接
続部から取り外すことが困難になるという問題が発生す
る。
【0007】一方、USP4411055号明細書に示
されるように形成されたバルーンでは加熱による収縮に
よって発生する問題はないが、二軸配向されて形成され
ていないため、バルーンとしての強度が弱く、狭窄拡張
を行なう際の強度に不安がある。
【0008】さらに、アルミホイルなどのカバーを被せ
て加熱溶着するためにバルーン接続端部と接続チューブ
との溶着状態などを確認することができないという欠点
がある。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、二軸配向されて形成されたバルーン接続端部と接続
チューブとの接続部の外径を元の接続端部の外径より太
径にすることなく溶着して形成される拡張用バルーンカ
テーテルを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による拡張用バル
ーンカテーテルは、熱可塑性樹脂からなる二軸配向され
たバルーン端部に可撓管、或いは、シャフトを接続して
形成する拡張用バルーンカテーテルにおいて、前記可撓
管、或いは、シャフトをバルーン端部の所定位置に配設
し、可撓管を配設したバルーン端部、または、シャフト
を配設したバルーン端部を加熱して密着部を形成する一
方、この密着部を熱収縮チューブで被うと共に加熱する
ことによって溶融させて、前記密着部冷却後に熱収縮チ
ューブを取り除いて接続部を形成することを特徴とす
る。
【0011】
【作用】この構成によれば、まず、二軸配向されたバル
ーン端部の所定位置に可撓管、或いは、シャフトを配置
する。
【0012】次に、可撓管を配設したバルーン端部、ま
たは、シャフトを配設したバルーン端部を加熱して密着
部を形成する。
【0013】そして、この密着部に熱収縮チューブを被
せて再び加熱し、前記密着部を溶融させて溶着すると共
に、熱収縮チューブを加熱収縮させる。
【0014】最後密着部冷却後に、熱収縮チューブを取
り除いて可撓管とバルーン端部或いはシャフトとバルー
ン端部との接続部を形成する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図12は本発明の第1実施例に係り、
図1は拡張用バルーンカテーテルの概略構成を示す説明
図、図2は芯金を先端部に挿入した可撓管にバルーンを
被せた状態を示す斜視図、図3は可撓管をバルーン基端
部に加熱密着するときの状態を示す斜視図、図4は加熱
密着部に熱収縮チューブを被せた状態を示す斜視図、図
5は熱収縮チューブを加熱収縮させている状態を示す斜
視図、図6は加熱部冷却後熱収縮チューブ及び芯金を取
り外した状態を示す説明図、図7は先端にチップを固定
した芯部材を熱収縮チューブで被ったワイヤ組立体を示
す斜視図、図8はバルーンの先端部側からワイヤ組立体
を挿入して位置決めした状態を示す説明図、図9はバル
ーン先端部にワイヤ組立体を加熱密着するときの状態を
示す説明図、図10はバルーン先端部に熱収縮チューブ
を被せ加熱収縮させてバルーン先端部を形成する状態を
示す斜視図、図11は形成されたバルーン先端部を示す
説明図、図12は本発明の拡張用バルーンカテーテルを
用いたバルーンダイレータの概略構成を示す説明図であ
る。
【0016】図1に示すように拡張用バルーンカテーテ
ル1は、熱可塑性樹脂チューブを二軸配向ブロー成形に
よって形成したバルーン2と、このバルーン2の後端部
2aに接続されるポリエチレンなどを押し出し成形によ
って形成した内腔3aを有する可撓管3と、この可撓管
3の内腔3aを挿通して前記バルーン2の先端部2bに
接続される芯部材4と、前記可撓管3の基端部に設けた
口金部5などから構成されている。
【0017】ここで、前記拡張用バルーンカテーテル1
のバルーン後端部2aと可撓管3の先端部との接続につ
いて説明する。図2に示すように二軸配向ブロー成形に
よって形成されたバルーン2のバルーン後端部2aに可
撓管3を位置決めして配設している。なお、前記可撓管
3に設けた内腔3aが接続工程のときに塞がらないよう
にすると共に、接続工程終了の際に取り除き易いような
細長な芯金6を可撓管3の先端部に挿通している。
【0018】そして、図3に示すように加熱装置7で接
続部を加熱すると共に、バルーン後端部2aを把持した
指をバルーン側から手元側に引っ張っぱってバルーン後
端部2aと可撓管3とを密着させて密着部8を形成す
る。このとき、バルーン後端部2aと可撓管3との間に
空気が残らないようにバルーン側から順次後端側に密着
させていく。また、バルーン後端部2aを手元側に引っ
張っぱりながら密着させているので密着部8の外径は太
くならない。
【0019】次いで、図4に示すように可撓管3及びバ
ルーン2の材質より融点の高い材料である四ふっ化エチ
レン六ふっ化プロピレン(以下FEPと略記)などから
成る熱収縮チューブ9を前記密着部8及び可撓管3の先
端部分に被せる。
【0020】そして、図5に示すよう前記熱収縮チュー
ブ9によって被った密着部8及び可撓管3を加熱装置7
で加熱して十分に溶融させて溶着する共に、加熱した熱
収縮チューブ8の外径を図示しない外径規制治具などで
規制して外径を太らすことなく溶着する。
【0021】さらに、図6に示すように溶着部冷却後に
熱収縮チューブ9を取り除くと共に、可撓管3の内腔に
挿入しておいた芯金6を引き抜いてバルーン後端部2a
と可撓管3の先端部との接続部10を形成する。
【0022】次に、前記拡張用バルーンカテーテル1の
バルーン先端部2bと芯部材4との接続について説明す
る。まず、芯部材4をバルーン先端部2bに接続するた
めの接続部分となるワイヤ組部11を形成する。
【0023】図7に示すようにワイヤ組部11は、芯部
材4の先端部にチップ部材12を被せスポット溶接など
で固定する一方、このチップ部材12を被せた先端部に
細長な熱収縮チューブ13を被せると共に、この熱収縮
チューブ13を加熱収縮させて所定形状を形成する。
【0024】そして、図8に示すように前記ワイヤ組部
11から延出する芯部材4の後端部をバルーン先端部側
から挿通させてワイヤ組部11をバルーン先端部2bの
所定位置に配設する。
【0025】さらに、図9に示すように前記図3のバル
ーン後端部2aに可撓管3を密着させるときと同様に、
バルーン先端部2bと熱収縮チューブ13とを加熱装置
7で加熱してバルーン先端部2bを把持する指を手元側
に引っ張っぱりながら太径にならないように密着部14
を形成する。
【0026】続いて、図10に示すように前記図4及び
図5のバルーン後端部2aと可撓管3との密着部8を加
熱して溶着させるときと同様に、FEPからなる熱収縮
チューブ9をバルーン先端部2bと熱収縮チューブ13
との密着部14に被せ、加熱して前記熱収縮チューブ9
に被われている密着部14を十分に溶融させると共に、
チップ12から先端側にかけての中空部分を押し潰すよ
うに細くくびらせて先端部を成形する。
【0027】そして、冷却後に前記熱収縮チューブ9を
取り除いて図11に示すような拡張用バルーンカテーテ
ル1のバルーン先端部2bと芯部材4との接続部15を
形成する。
【0028】上述のように構成されている拡張用バルー
ンカテーテル1の作用を説明する。まず、図12に示す
ようにバルーンダイレータ21に配設されている拡張用
バルーンカテーテル1を図示しない内視鏡の処置具挿通
用チャンネル内に挿通させて体腔内の、例えば、食道な
どの狭窄部に配置する。そして、バルーンダイレータ2
1の手元側に設けた送液手段21から可撓管3の内腔3
aを通じてバルーン内に液体を送液してバルーン2を膨
張させて狭窄部を拡張する。
【0029】このように、拡張用バルーンカテーテル1
のバルーン2は、このバルーン先端部2bと芯部材4と
の接続部15及び前記バルーン後端部2aと可撓管先端
部との接続部10を一端加熱密着させると共に、この密
着部に融点の高い熱収縮チューブ9を被せて再び密着部
を溶融させて溶着することにより、二軸配向されて形成
されているバルーン2を収縮させることなく、接続箇所
の溶着状態を確認しながら密封した接続部を形成するこ
とができる。
【0030】また、密着部を形成するときバルーン先端
部2b、或いは、バルーン後端部2aを引っ張りながら
密着させると共に、前記密着部を再び加熱して溶着する
際に外径規制治具で外径を規制することができるので接
続部10,15を太径にすることなく形成することがで
きるので内視鏡の処置具挿通用チャンネル内への挿通性
は確実に向上する。
【0031】なお、送液口金5と送液手段21との間に
圧力計22が配設されているのでバルーン内の圧力を確
認することができる。
【0032】図13ないし図17は本発明の第2実施例
に係り、図13は第1のルーメン及び第2のルーメンを
備えた拡張用バルーンカテーテルの概略を示す構成図、
図14はバルーン後端部と外套管先端部との接続部を示
す説明図、図15はバルーン先端部と内管との接続を示
す説明図、図16は熱収縮チューブをバルーン先端部と
内管との密着部に被せて溶着する状態を示す説明図、図
17はバルーン先端部と内管と接続部を示す説明図であ
る。
【0033】本実施例の拡張用バルーンカテーテルの構
成を説明する。図13に示すように本実施例の拡張用バ
ルーンカテーテル31は、可撓管3の代わりに内管32
を内設する外套管33をバルーン後端部2aに接続する
一方、前記内管32をバルーン先端部2bに接続してい
る。また、前記外套管33と内管32との間には前記バ
ルーン2に通じる第1のルーメン34が形成されてい
る。さらに、前記内管32には第2のルーメン35が形
成されている。そして、前記第1のルーメン34は第1
の口金36に挿通し、第2のルーメン35は第2の口金
37に挿通している。その他の構成は前記第1の実施例
と同様である。
【0034】上述のように構成される拡張用バルーンカ
テーテル31の外套管33の先端部とバルーン後端部2
aとは前記第1の実施例と同様に加熱装置で加熱して一
端密着部を形成する一方、この密着部を再び加熱溶融し
て接続部を形成する。
【0035】次いで、図14に示すように先端部に芯金
6を挿入した内管32を外套管内を挿通させて内管32
の先端をバルーン先端部2bの所定位置に配置させる。
そして、図15に示すように前記第1の実施例と同様に
手元側に引っ張りながらバルーン先端部2bを加熱して
このバルーン先端部2bと内管32との密着部38を形
成する。さらに、前記密着部38にFEP熱収縮チュー
ブ9を被せて再び加熱して密着部38を溶融して溶着す
ると共に、外径を規制する。最後に、冷却後この密着部
38を被っている熱収縮チューブ9を取り外すと共に、
芯金6を抜き取ってバルーン先端部2bと内管32との
接続部を形成する。
【0036】なお、前記内管32に設けた第2のルーメ
ン35にガイドワイヤを挿通することができるようにな
っている。その他の作用及び効果は前記第1の実施例と
同様である。
【0037】図18ないし図23は前記第2の実施例の
第1の変形例に係り、図18は外套管をバルーン先端部
に接続すると共にバルーン内に位置する外套管の外周に
開口部を設けた拡張用バルーンカテーテルの構成を示す
概略構成図、図19は外套管中途部とバルーン後端部と
の接続工程を示す説明図、図20は外套管中途部とバル
ーン後端部とによって形成された密着部に熱収縮チュー
ブを被せた状態を示す説明図、図21は外套管先端部と
バルーン先端部とを密着する状態を示す説明図、図22
は外套管先端部とバルーン先端部とによって形成された
密着部に熱収縮チューブを被せた状態を示す説明図、図
23は外套管先端部とバルーン先端部とを溶着して形成
した接続部を示す説明図である。
【0038】図18に示すように本実施例のバルーンカ
テーテル31′は、図示しない内管を配設した外套管3
3をバルーン先端部2bに接続すると共に、バルーン内
に位置する外套管33の外周部に開口部38を設けてい
る。その他の構成は前記第2実施例と同様である。
【0039】図19のA−A断面図に示すように略同心
で軸方向に挿通する第1のルーメン34及び第2のルー
メン35を配設した拡張用バルーンカテーテル31′の
外套管33の第1のルーメン34に第1の芯金41を挿
通し、この外套管33の先端部とバルーン先端部2bと
を位置決めして、前記第1実施例と同様に加熱して外套
管33の中途部とバルーン後端部2aとを密着させて密
着部を形成する。そして、図20に示すようにこの密着
部にFEP熱収縮チューブ9を被せ再び加熱溶融して外
套管中途部とバルーン後端部2aとの接続部を形成して
いる。
【0040】次いで、図21に示すように先端部に芯金
62を挿入した内管32を外套管内に挿通させる。この
とき、前記内管32の先端が前記外套管33の先端より
少し突出するか、或いは、面一となるように配設する。
そして、前記第1実施例と同様に加熱して手元側に引っ
張りながらバルーン先端部2bと内管32とを密着させ
て密着部38を形成する。さらに、図22に示すように
前記密着部38にFEP熱収縮チューブ9を被せて再び
加熱して密着部38を溶融して溶着すると共に、外径を
規制する。最後に、冷却後この密着部38を被っている
熱収縮チューブ9を取り外すと共に、芯金6を抜き取っ
て図23に示すようにバルーン先端部2bと内管32と
の接続部を形成する。その他の作用及び効果は前記実施
例と同様である。
【0041】図24ないし図26は本発明の第4実施例
の第2の変形例に係り、図24は外套管に多孔管を用い
た拡張用バルーンカテーテルの概略を示す概略構成図、
図25は多孔管とバルーン後端部との接続を示す説明
図、図26は多孔管とバルーン先端部との接続を示す説
明図である。
【0042】図24の断面図に示すように本実施例では
外套管33の代わりに軸方向に設けられた第1のルーメ
ン34及び第2のルーメン35を有する多孔管33′を
用いている。そして、前記第1のルーメン34に接続す
る開口部38′をバルーン内に位置する多孔管33′の
外周部に設けている。その他の構成は前記第2の実施例
と同様である。
【0043】図25に示すように上述の多孔管33′と
バルーン後端部2aとを接続する際には、多孔管33′
の第1のルーメン34に第3の芯金63を挿通し、第2
のルーメン35に第4の芯金64を挿通し、前記実施例
と同様に加熱して密着部を形成する一方、FEP熱収縮
チューブ9を被せて再び密着部を溶融させて溶着すると
ともに、冷却後熱収縮チューブ9と前記第3の芯金63
を抜き取って接続部を形成している。
【0044】そして、図26に示すように前記多孔管3
3′とバルーン先端部2bとを接続する際には、前記実
施例と同様に多孔管33′の先端部とバルーン先端部2
bとを一端密着させて密着部を形成し、FEP熱収縮チ
ューブ9を前記密着部に被せてこの密着部を溶融させて
溶着すると共に、冷却後熱収縮チューブ9と第4の芯金
64を抜き取って接続部を形成する。その他の作用及び
効果は前記実施例と同様である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、二
軸配向されて形成されたバルーン接続端部と接続チュー
ブとの接続部の外径を元の接続端部の外径より太径にす
ることなく溶着して形成される拡張用バルーンカテーテ
ルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図12は本発明の第1実施例に係
り、図1は拡張用バルーンカテーテルの概略構成を示す
説明図
【図2】芯金を先端部に挿入した可撓管にバルーンを被
せた状態を示す斜視図
【図3】可撓管をバルーン基端部に加熱密着するときの
状態を示す斜視図
【図4】加熱密着部に熱収縮チューブを被せた状態を示
す斜視図
【図5】熱収縮チューブを加熱収縮させている状態を示
す斜視図
【図6】加熱部冷却後熱収縮チューブ及び芯金を取り外
した状態を示す説明図
【図7】先端にチップを固定した芯部材を熱収縮チュー
ブで被ったワイヤ組立部を示す斜視図
【図8】バルーンの先端部側からワイヤ組部を挿入して
位置決めした状態を示す説明図
【図9】バルーン先端部にワイヤ組部を加熱密着すると
きの状態を示す説明図
【図10】バルーン先端部に熱収縮チューブを被せ加熱
収縮させてバルーン先端部を形成する状態を示す斜視図
【図11】形成されたバルーン先端部を示す説明図
【図12】本発明の拡張用バルーンカテーテルを用いた
バルーンダイレータの概略構成を示す説明図
【図13】図13ないし図17は本発明の第2実施例に
係り、図13は第1のルーメン及び第2のルーメンを備
えた拡張用バルーンカテーテルの概略を示す構成図
【図14】バルーン後端部と外套管先端部との接続部を
示す説明図
【図15】バルーン先端部と内管との接続を示す説明図
【図16】熱収縮チューブをバルーン先端部と内管との
密着部に被せて溶着する状態を示す説明図
【図17】バルーン先端部と内管と接続部を示す説明図
【図18】図18ないし図23は前記第2の実施例の第
1の変形例に係り、図18は外套管をバルーン先端部に
接続すると共にバルーン内に位置する外套管の外周に開
口部を設けた拡張用バルーンカテーテルの構成を示す概
略構成図
【図19】外套管中途部とバルーン後端部との接続工程
を示す説明図
【図20】外套管中途部とバルーン後端部とによって形
成された密着部に熱収縮チューブを被せた状態を示す説
明図
【図21】外套管先端部とバルーン先端部とを密着する
状態を示す説明図
【図22】外套管先端部とバルーン先端部とによって形
成された密着部に熱収縮チューブを被せた状態を示す説
明図
【図23】外套管先端部とバルーン先端部とを溶着して
形成した接続部を示す説明図
【図24】図24ないし図26は本発明の第4実施例の
第2の変形例に係り、図24は外套管に多孔管を用いた
拡張用バルーンカテーテルの概略を示す概略構成図
【図25】多孔管とバルーン後端部との接続を示す説明
【図26】多孔管とバルーン先端部との接続を示す説明
【符号の説明】
1…拡張用バルーンカテーテル 2…バルーン 3…可撓管 4…芯部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町田 靖 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 松本 潤 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなる二軸配向されたバ
    ルーン端部に可撓管、或いは、シャフトを接続して形成
    する拡張用バルーンカテーテルにおいて、 前記可撓管、或いは、シャフトをバルーン端部の所定位
    置に配設し、可撓管を配設したバルーン端部、または、
    シャフトを配設したバルーン端部を加熱して密着部を形
    成する一方、この密着部を熱収縮チューブで被うと共に
    加熱することによって溶融させて、前記密着部冷却後に
    熱収縮チューブを取り除いて接続部を形成することを特
    徴とする拡張用バルーンカテーテル。
JP4246882A 1992-09-16 1992-09-16 拡張用バルーンカテーテル Withdrawn JPH0691006A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10238A (ja) * 1996-03-12 1998-01-06 Cordis Corp カテーテルバルーンの作製方法およびカテーテル
JP2002119599A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Asahi Intecc Co Ltd マーカー付きカテーテルおよびその製造方法
JP2016033675A (ja) * 2009-10-15 2016-03-10 アドレンズ ビーコン インコーポレイテッド 流体充填レンズリザーバシステム及びリザーバシステムの製造方法

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