JPH1119216A - カテーテルおよびカテーテルの製造方法 - Google Patents

カテーテルおよびカテーテルの製造方法

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JPH1119216A
JPH1119216A JP9174726A JP17472697A JPH1119216A JP H1119216 A JPH1119216 A JP H1119216A JP 9174726 A JP9174726 A JP 9174726A JP 17472697 A JP17472697 A JP 17472697A JP H1119216 A JPH1119216 A JP H1119216A
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JP
Japan
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tube
catheter
fusion
lumen
bonded
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JP9174726A
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English (en)
Inventor
Masakiyo Nobeyoshi
正清 延吉
Hiroshi Yagi
宏 八木
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多重管構造のカテーテルであって、局所的な硬
化を伴うことなしに管と管とを出来るだけ狭い領域で固
定でき、血管等の損傷や折れ曲がりが生じ難い、操作性
や機能性に優れたカテーテルおよびその製造方法を提供
する。 【解決手段】本発明のカテーテルは、管2および管3を
有する多重管構造のカテーテルである。管2および管3
は、それぞれ、加熱溶融時に互いに可溶である材料で形
成されている。管2の先端部と管3の先端部とは、互い
に融着接合されており、この融着接合部のカテーテル軸
方向における融着接合幅が3mm以下である。このよう
なカテーテルは、管2の内側に芯金71を挿通し、管2
と管3の間に切欠部を有する芯金72を挿通し、さらに
熱収縮性チューブ8を被せたあと、光ビーム9を照射し
管2と管3とを融着接合することにより製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重管構造を持っ
たカテーテルおよびその製造方法に関し、特に、経皮経
管冠動脈形成術(PTCA)において使用されるカテー
テルおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カテーテルは例えばガイドワイヤー等に
導かれて、血管等の体腔内に挿入され、その先端の方向
を制御されながら進められて目的の部位に到達できるも
のであり、このカテーテルを介して各種の治療や検査を
行うことが可能である。
【0003】このカテーテルにあっては、高度な治療や
検査に対応する一つの方法として、シャフトを構成する
管を多重化することによりルーメンを複数化し、これら
のルーメンのそれぞれを様々な役割に用いることが考え
られる。これには、多重化されたこれらの管が一体とな
って挙動することが望ましい。
【0004】そこで、管と管とを任意の場所でピンポイ
ント的に固定すること、すなわち、両方の管の固定領域
を出来るだけ狭くすることで、カテーテルとしての機能
低下をもたらさない、操作性や機能性に優れたカテーテ
ルを得ることができると考えられる。
【0005】一方、このような多重管構造のカテーテル
を製造するための従来の方法に於いては、接着剤を用い
て管同士を固定する方法、若しくは、多ルーメン押し出
し成形法などが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】多ルーメン押し出し成
形法を採用する場合、たとえば以下の問題がある。
【0007】高度な設備と精密な条件設定を要する
為、作業に熟練を要し、製造コストが高くなる。
【0008】1つのチューブに複数のルーメンを形成
するため、細径化に限界がある。
【0009】また、接着剤を用いる方法についても、以
下のような問題がある。
【0010】高度な技術と処理を要する為、作業に熟
練を要し、製造コストが高くなる。
【0011】接着部分が硬くなる為、局所的にカテー
テルの硬度が変化してしまい、カテーテルの操作性、機
能性が低下し、またこの硬い部分で血管等を損傷する虞
れがある。
【0012】硬度変化の激しい接着部際で折れ易くな
る。
【0013】接着剤を充填するクリアランスが必要に
なる為、チューブ寸法が規制される。
【0014】接着剤が経時的変化に弱く、外力が加わ
る等によって接着剤がとれて互いに接合していた管が外
れ易い。
【0015】ゆえに、本発明は、複数のルーメンを備え
たカテーテルであって、製造が容易で、細径化が図れ、
経時的劣化の虞れもなく、ルーメンのそれぞれを色々な
役割に用いて高度な各種治療、検査を行うことができ
る、操作性や機能性に優れたカテーテルおよびその製造
方法を提供することを目的とする。
【0016】また、本発明は、多重管構造のカテーテル
であって、局所的な硬化を伴うことなしに管と管とを出
来るだけ狭い領域で固定でき、血管等の損傷および折れ
曲がりが発生する虞れがなく、管と管とが一体となって
挙動でき、操作性や機能性に優れたカテーテルおよびそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するも
のは、少なくとも第1の管および第2の管を有する多重
管構造のカテーテルであって、前記第1の管および前記
第2の管は、それぞれ、加熱溶融時に互いに可溶である
材料で形成されており、前記第1の管の先端部と前記第
2の管の先端部とは、互いに融着接合されており、かつ
この融着接合部のカテーテル軸方向における融着接合幅
が3mm以下であることを特徴とするカテーテルであ
る。
【0018】前記第1の管は、前記第2の管の内側に挿
通されており、前記第1の管の外面と前記第2の管の内
面との間に前記融着接合部が形成されていることが好ま
しい。また、前記融着接合幅が0.5〜1mmであるこ
とが好ましい。
【0019】また、上記の目的を達成するものは、少な
くとも第1の管および第2の管を有する多重管構造のカ
テーテルを製造する方法であって、前記第1の管および
前記第2の管を、それぞれ、加熱溶融時に互いに可溶で
ある材料で形成し、前記第1の管と前記第2の管とを重
ね合わせて配置したあと、光ビームを照射することによ
り前記第1の管および前記第2の管を融着接合すること
を特徴とするカテーテルの製造方法である。
【0020】上記方法は、前記第1の管と前記第2の管
とを重ね合わせて配置したあと、これらを接合したい箇
所に熱収縮性チューブを被せて光ビームを照射すること
により、前記第1の管と前記第2の管とを強固に密着さ
せながら融着接合することが好ましい。
【0021】また、上記の目的を達成するものは、第1
のルーメンを有する第1の管と、該第1の管を挿通し、
前記第1の管の外面との間に第2のルーメンを形成する
第2の管とを少なくとも有する同軸管構造のカテーテル
を製造する方法であって、前記第1の管および前記第2
の管を、それぞれ、加熱溶融時に互いに可溶である材料
で形成し、前記第1の管を前記第2の管の内側に挿通
し、周方向の一部に切欠部を有するパイプ状の芯金を前
記第1の管および前記第2の管の間の空隙に挿通したあ
と、前記切欠部が配置された位置に光ビームを照射する
ことにより、カテーテル周方向において前記第1の管の
外面の一部と前記第2の管の内面の一部とを融着接合
し、かつ前記第1の管の外面の他の部分と前記第2の管
の内面の他の部分との間にカテーテル軸方向に延びる第
2のルーメンを形成することを特徴とするカテーテルの
製造方法である。
【0022】加熱溶融時において互いに可溶性のある2
つの管を光ビームを用いて融着固定することにより、カ
テーテル軸方向における接合幅をφ3mm以下、好まし
くはφ0.5〜1.0mm程度とたいへん極小に、すな
わちピンポイント的に固定することができ、カテーテル
先端部の柔軟性を損なわずに、押し込み性やトルク伝達
性にも優れたカテーテルを得ることができる。
【0023】本発明において用いることのできる光ビー
ムとしては、たとえば可視光から紫外光までわたるよう
な多波長の光を含むもの(白色光)や、遠赤外光、近赤
外光等の単色光のエネルギーを利用することができる。
このうち、複雑な機器を必要とせず、取り扱いが簡便な
点から、キセノンランプ、ハロゲンランプ等から発せら
れる白色光のビームを用いることが好ましい。
【0024】光ビームが照射されて融着接合される領域
の寸法(接合径)は、光ビームの焦点径を変化させるこ
とで適宜調整できる。焦点径が小さいほど、光ビームの
エネルギーが集中するため短時間で強固に融着接合を行
うことができる。
【0025】また、カテーテル軸方向に幅を持たせて固
定する場合は、接合する管もしくは光ビームをカテーテ
ル軸方向に対して必要な距離移動させる。また、カテー
テルの周方向に幅を持たせて固定したい場合は、管の加
熱変形によってルーメンが閉塞しないように、ルーメン
内に芯金を挿通した上で接合する管もしくは光ビームを
カテーテルの周方向に回転させれば良い。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。
【0027】図1は、本発明のカテーテルを経皮経管冠
動脈形成術(PTCA)において使用されるカテーテル
に適用した場合の実施例を示す全体側面図、図2は、図
1に示すカテーテルの要部を示す一部拡大斜視図、図3
は、図2に示すカテーテルの要部の断面構造を示す説明
図、図4は、本発明のカテーテルの他の実施例を示す要
部拡大斜視図、図5は、本発明のカテーテルのさらに他
の実施例を示す要部拡大斜視図、図6は、図5に示すカ
テーテルの要部の断面構造を示す説明図である。
【0028】本発明のカテーテル1は、少なくとも第1
の管2と第2の管3を有する多重管構造のカテーテルで
あって、第1の管2および第2の管3は、それぞれ、加
熱溶融時に互いに可溶である材料で形成されており、第
1の管2の先端部と第2の管3の先端部とは、互いに融
着接合されており、かつこの融着接合部のカテーテル軸
方向における融着接合幅が3mm以下であることを特徴
とするものである。
【0029】以下、図面を用いて説明する。
【0030】本発明のカテーテル1は、図1に示すよう
に、第1の管である内管2と第2の管である外管3と拡
張体4とを有するカテーテル本体10と、分岐ハブ12
とにより形成されている。また、カテーテル本体10
は、細径となった先端部10aと本体部10bとを備え
る。
【0031】内管2は、内部にガイドワイヤーを挿通す
るための第1のルーメン5を備えるチューブ体である。
【0032】内管2としては、長さは、300〜200
0mm、より好ましくは、300〜1500mm、外径
が、0.1〜1.0mm、より好ましくは、0.3〜
0.7mm、肉厚10〜150μm、より好ましくは、
20〜100μmのものである。
【0033】そして、内管2は、外管3の内部に挿通さ
れ、その先端部が外管3より突出している。図2および
図3に示すように、この内管2の外面と外管3の内面に
より第2のルーメン6が形成されており、十分な容積を
有している。
【0034】外管3は、内部に内管2を挿通し、先端が
内管2の先端よりやや後退した部分に位置するチューブ
体である。
【0035】外管3としては、長さは、300〜200
0mm、より好ましくは、300〜1500mm、外径
が、0.5〜1.5mm、より好ましくは、0.7〜
1.1mm、肉厚25〜200μm、より好ましくは、
50〜100μmのものである。
【0036】この実施例のカテーテル1では、外管2
は、図1に示すように、先端部側(カテーテル本体の先
端部10aに相当)が細径で、本体部側(カテーテル本
体の本体部10bに相当)が先端部側より径が大きくな
っている。具体的には、外管2の途中部分において、外
管2の先端に向かって縮径するテーパー部を備えてい
る。
【0037】このような外管先端側(先端部10a)の
外径は、0.50〜1.5mm、好ましくは0.60〜
1.1mmである。また、外管本体側(本体部10b)
の外径は、0.75〜1.5mm、好ましくは0.9〜
1.1mmである。このような異径外管としては、内管
先端側と外管基端側とを個々に作成し接合したもの、引
き落とし加工等の二次加工を行ったもの、押し出し成形
により、先端側の径を本体側径より小さくすることによ
り形成したもののいずれでもよい。
【0038】また、図示しないが、内管2においても同
様に、先端側を本体側よりも細径とした異径構造として
もよい。
【0039】そして、図2および図3に拡大して示すよ
うに、外管3の先端部は、内管2の先端部に融着接合さ
れており、これにより内管2と外管3とは固定されてい
る。具体的には、内管2および外管3の先端部に、外管
2および内管3を互いに固定する融着接合部32が形成
されている。内管2と外管3は、それぞれ、加熱溶融時
に互いに可溶性のある材料で形成されている。これによ
り、内管2と外管3の融着が可能となる。そして、この
ようにすることにより、内管2および外管3とが互いに
溶融して一体化するため、接着剤による固定とは異な
り、接合部においても内管2、外管3の本来の物性が保
たれ、カテーテルの物性に影響を及ぼすことなく強固に
固定することができる。
【0040】内管2の構成材料および外管3の構成材料
としては、ある程度可撓性を有するものが用いられ、例
えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、あ
るいはこれら二種以上の混合物など)、あるいはこの架
橋したもの、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミド
エラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマ
ー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、フッ素
樹脂、ポリイミドなどの熱可塑性を有する高分子材料あ
るいはこれらの混合物などが使用でき、さらにこれらの
うち、加熱溶融時において互いに可溶性をもつ材料同士
を適宜選択して使用することができる。
【0041】内管2の材料と外管3の材料との好ましい
組合せとしては、例えば、ポリエチレンとポリエチレ
ン、ポリアミドとポリアミド、ポリアミドエラストマー
とポリアミドエラストマー、ポリウレタンとポリウレタ
ンというような同材質の組合せのほか、ポリアミドとポ
リアミドエラストマー、ポリエチレンとエチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリエステルとポリエステルエラスト
マー、ポリウレタンとポリウレタンエラストマー等の組
合せが挙げられる。
【0042】融着接合部32のカテーテル軸方向(長手
方向)における融着接合幅は、3mm以内、好ましくは
0.5〜1mmである。このような範囲に設定すること
により、内管2と外管3との固定を確実に行えるととも
に、カテーテルの柔軟性を損なうことなしに内管2と外
管3とを一体となって挙動させることができ、カテーテ
ルのトルク伝達性、押し込み性、追従性を向上でき、ひ
いてはカテーテルの操作性の向上が図れる。
【0043】本実施例では、内管2の外面と外管3の内
面との間に融着接合部32が形成されている。内管2と
外管3とを同軸的に重ね合わせ、内管2の外面および外
管3の内面を所定長にわたり融着接合する構造とするこ
とにより、2つの管が重なり合った部分で確実に融着接
合され、高い固定強度を有する複数のルーメンを備えた
カテーテルを得ることができる。
【0044】そして、本実施例では、外管3は内管2の
周方向の一部分でのみ内管2と接合されており、周方向
の他の部分では両者は接合されていない。そして、この
接合されてない部分における内管2の外面と外管3の内
面との間に第2のルーメン6が形成されている。このよ
うな構造とすることにより、極めて簡単な構成で、第2
のルーメン6の横断面積を広く確保できる。なお、この
ような固定を達成する場合は、内管外面と外管内面にお
いて、それらの周方向の15〜55%程度、好ましくは
25〜45%が互いに融着接合されていることが好まし
い。
【0045】なお、接合部32の位置は、外管2の先端
を含むように固定してもよく、あるいは図示している構
成のように、外管2の先端から所定距離基端側に離間し
た位置に形成してもよい。
【0046】また、内管2と外管3との融着接合は、図
2に示すように外管3のカテーテル軸方向において点状
に(スポット的に)固定するものに限られるものではな
く、図4に示すように、ある程度カテーテル軸方向に幅
を持たせて融着固定してもよい。また、図5および図6
に示すように、カテーテル周方向に離間して複数の箇所
で接合固定してもよい。図示の例では、カテーテル周方
向にほぼ等間隔で離間する3つの箇所で内管2と外管3
とが融着接合されており、3つの融着接合部32が形成
されている。この場合においても、図2に示す実施例と
同様に、融着接合されていない内管2の外面と外管3の
内面との間に第2のルーメン6が形成されている。図示
の例では、3つの融着接合部32で隔てられた3つの部
分において内管2と外管3との間に第2のルーメン6が
形成されている。
【0047】拡張体(バルーン)4は、折り畳み可能な
ものであり、拡張させない状態では、内管2の外周に折
り畳まれた状態となることができるものである。そし
て、拡張体4は、血管の狭窄部を容易に拡張できるよう
に少なくとも一部が円筒状となっているほぼ同径の略円
筒部を有する折り畳み可能なものである。上記の略円筒
部は、完全な円筒状でなくともよく、多角柱状でもよ
い。そして、拡張体4は、その基端部が外管3の先端部
に接着もしくは融着などにより液密に固着されており、
また先端部も内管2の先端部に同様に液密に固着されて
いる。
【0048】拡張体4の内部、すなわち拡張体4の内面
と内管2の外面との間に形成された内部空間は、その基
端部において第2のルーメン6と連通している。このよ
うに、拡張体4の基端に比較的大きい容積を有する第2
のルーメン6を連通させたので、第2のルーメンより拡
張体4内への膨張用流体を注入するのが容易である。
【0049】拡張体4の大きさとしては、拡張されたと
きの略円筒部の外径が、1.0〜10mm、好ましく
は、1.0〜5.0mmであり、長さが5〜50mm、
好ましくは10〜40mmであり、拡張体4全体の長さ
が10〜70mm、好ましくは15〜60mmである。
【0050】拡張体4の材質としては、血管の狭窄部を
拡張でき、かつある程度の可撓性を有するものが好まし
く、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、アイオノマーなどのポリオレフィン、さ
らにはこれらの架橋もしくは部分架橋物、ポリエチレン
テレフタレートなどのポリエステル、ポリエステルエラ
ストマー、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリウレタ
ンエラストマー、ポリフェニレンサルファイド、ポリア
ミド、ポリアミドエラストマー、フッ素樹脂などの高分
子材料、シリコーンゴム、ラテックスゴムなどが使用で
きる。また、これら高分子材料を適宜積層した積層フィ
ルムも使用できる。
【0051】また、拡張体の略円筒部の中央部に位置す
る部分の内管外面には、マーカー(図示せず)を設ける
ことが好ましい。さらに、略円筒部の基端に位置する部
分の内管2の外面に第2のマーカー(図示せず)を設け
てもよい。さらに、中央部に設けずに、拡張体4の略円
筒部の両端に位置する部分の内管2の外面に2つ設けて
もよい。マーカーは、コイルスプリングあるいはリング
により形成することが好ましい。マーカーの形成材料と
しては、X線造影性の高い材料、例えば、Pt、Pt合
金、W、W合金、Au,Au合金、Ir、Ir合金、A
g、Ag合金などを用いることができる。
【0052】分岐ハブ12は、分岐した2つの開口部を
有しており、一方の開口部は第1のルーメン5に連通
し、この開口部を介してガイドワイヤーを挿入したり、
造影用流体のフラッシュ用に用いられる。また他方の開
口部は第2のルーメンに連通しており、この開口部に拡
張体拡張用の流体を注入するためのシリンジ等を接続し
て用いられる。この分岐ハブ12の形成材料としては、
ポリカーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリア
リレート、メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合
体等の熱可塑性樹脂が好適に使用できる。
【0053】また、本発明のカテーテルは、上述したP
TCA用の拡張体付カテーテルに限定されるものではな
く、例えばIABP用カテーテル、内視鏡カテーテル、
アブレーションカテーテル、心拍出量測定用カテーテル
等の、複数のルーメンを備える各種カテーテルに適用す
ることができる。
【0054】次に、本発明のカテーテルの製造方法を図
面に示す実施例を用いて説明する。
【0055】本発明のカテーテルの製造方法は、少なく
とも第1の管および第2の管を有する多重管構造のカテ
ーテルを製造する方法であって、前記第1の管および前
記第2の管を、それぞれ、加熱溶融時に互いに可溶であ
る材料で形成し、前記第1の管と前記第2の管とを重ね
合わせて配置したあと、光ビームを照射することにより
前記第1の管および前記第2の管を融着接合するもので
ある。
【0056】また、本発明のカテーテルの製造方法は、
第1のルーメンを有する第1の管と、該第1の管を挿通
し、前記第1の管の外面との間に第2のルーメンを形成
する第2の管とを少なくとも有する同軸管構造のカテー
テルを製造する方法であって、前記第1の管および前記
第2の管を、それぞれ、加熱溶融時に互いに可溶である
材料で形成し、前記第1の管を前記第2の管に挿通し、
周方向の一部に切欠部を有するパイプ状の芯金を前記第
1の管および前記第2の管の間の空隙に挿通したあと、
前記切欠部が配置された位置に光ビームを照射すること
により、カテーテル周方向において前記第1の管の外面
の一部と前記第2の管の内面の一部とを融着接合し、か
つ前記第1の管の外面の他の部分と前記第2の管の内面
の他の部分との間にカテーテル軸方向に延びる第2のル
ーメンを形成するものである。
【0057】そこで、図1ないし図3に示したカテーテ
ルを参照して、各工程を説明する。
【0058】図7ないし図10は、本発明のカテーテル
の製造方法を図1ないし図3に示すカテーテルを製造す
る場合を例として説明するための各工程を示す説明図、
図11は、図5および図6に示すカテーテルを製造する
ための芯金の形状を示す説明図である。
【0059】まず、内管2および外管3を、それぞれ、
加熱溶融時に互いに可溶である材料で形成する。この形
成は、上述した内管2および外管3の構成材料のそれぞ
れを押し出し成形したものを所定の長さに切断する方
法、または射出成形などにより行うことができる。
【0060】次に、図7に示す様に、内管2と外管3と
を重ね合わせて配置する。具体的には、内管2を外管3
の内側に挿通し、内管2を外管3の先端から突出させて
両者を同軸的に配置する。かつ、図7および図8に示す
ように、断面円形の芯金71を内管2に挿通し、さら
に、内管2と外管3との間の空隙にパイプ状の芯金72
を挿通する。この芯金72は、周方向の一部に切欠部7
2aを有している。切欠部72aは、芯金72の先端か
ら基端方向に所定長にわたって、横断面が半分のリング
状となるように切り欠いたものである。なお、この切欠
部の形状は、図示のように軸方向に平行に切り欠けられ
たものに限定されなく、例えば、芯金72の先端に向か
って断面積が減少するように斜めに切り欠けて形成され
たものであってもよい。
【0061】そして、このように2つの管を配置したあ
と、光ビームを照射することにより2つの管を融着接合
する工程は、次のようにして行う。
【0062】まず、上述したように内管2、外管3、芯
金71および芯金72の位置を合わせたあと、図9に示
す様に、芯金72の切欠部72aの上に位置するよう
に、熱収縮性チューブ8を被せる。
【0063】熱収縮性チューブ8は、延伸可能な材料に
より内径が外管3の外径より若干小さいものを作成し、
これを径方向に拡げることにより作成できる。形成材料
としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオ
レフィン、EAA(エチレン−アクリル酸共重合体)、
EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)などが使用で
きる。
【0064】そして、図10に示す様に、芯金71の先
端部および外管3の熱収縮性チューブ8の位置よりも基
端側の部分を治具91,92にセットし、内管2と外管
3とを接合したい箇所、言い換えれば熱収縮性チューブ
8の切欠部72aが配置された位置に、あらかじめ焦点
径を希望する大きさに調整した光ビーム9を合わせ、照
射する。この時、光ビーム9の光源としてキセノンラン
プが望ましい。この光は光源931で発せられて、装置
93内で集光され、光ファイバ94とレンズ95を介し
て光ビーム9として照射される。照射時間が約5秒程度
になる様に光量を0.9W程度に調整すると、作業が安
定する。
【0065】このような光ビーム9の照射により、熱収
縮性チューブ8が加熱されて収縮するとともに、切欠部
72aに位置する内管2の外面と外管3の内面とが溶
融、融合する。このとき、熱収縮性チューブ8の収縮力
が、切欠部72aの上に位置する外管3の内面を内管2
の外面に押しつける力として作用する。これにより、2
つの管を強固に密着させながら融着接合することがで
き、両者の接合を強固に行うことができる。
【0066】そして、これらの熱収縮性チューブ8、内
管2および外管3を室温に戻るまで放置冷却した後、熱
収縮性チューブ8を取り外し、芯金71、72を抜去す
る。このようにして、図2および図3に示すように、融
着接合部23を介して互いに固着された内管2と外管3
からなる複合チューブ体が形成される。
【0067】以上のようにすれば、従来の接着剤を用い
た固定と異なり、カテーテルが局所的に硬くなることが
なく、操作性、機能性に優れた複数のルーメンを有する
カテーテルを提供することができる。また、内管2と外
管3とを少ない固着面積でピンポイント的に(略点状
に)固定でき、内管2と外管3との非接合部分、すなわ
ち第2のルーメン6の大きさを広く確保することができ
る。
【0068】以上述べたように、光ビームを用いて管と
管とを融着接合することにより、管と管とを極めて狭小
な領域で容易に固定することができる。具体的には、カ
テーテル軸方向における接合幅がφ3mm以下、好まし
くはφ0.5〜1.0mm程度というように、極めてピ
ンポイント的に固定することができる。また、従来の接
着剤による固定と異なり、局所的な硬化を伴わないた
め、カテーテル先端部の柔軟性を損なわずに、押し込み
性やトルク伝達性にも優れたカテーテルを得ることがで
きる。
【0069】そして、別に形成した拡張体4の基端部を
外管3の先端部に融着、接着等により取り付け、拡張体
4の先端部を内管2の先端部に融着、接着等により取り
付けることにより、図1に示すカテーテル本体10が形
成される。そして、このカテーテル本体10の基端に別
に形成した分岐ハブ12を取り付けて、図1に示す拡張
体付きカテーテル1を得ることができる。
【0070】なお、内管2と外管3とをより強固に固定
したい場合は、光ビーム9の照射に際して、レンズ93
を内管2および外管3に対してカテーテル軸方向に移動
させるか、治具91、92をカテーテル軸方向に移動さ
せることで、図4に示すように、カテーテル軸方向に幅
をもたせて融着接合することもできる。
【0071】また、内管2と外管3の固定位置は、カテ
ーテル周方向の一箇所に限定されるものではなく、周方
向に離間した複数の箇所で固定することもできる。例え
ば、上記したパイプ状芯金72に変えて、図11に示す
ように、周方向に離間して複数の切欠部72a’を有す
るパイプ状芯金72’を用い、光ビーム6の照射におい
てレンズ11を内管2および外管3に対して回転させる
か、治具91、92を回転させることで内管2および外
管3を回転させながら光ビーム9を照射すると、切欠部
72a’に対応する位置で内管2と外管3とが融着接合
され、図5および図6に示すような固定をすることがで
きる。
【0072】以上、本発明を内管と外管とを有する同軸
管構造のカテーテルおよびその製造について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、管と管と
を平行に配置したタイプのカテーテルにも適用できる。
すなわち、管と管とを平行に配置し、互いに隣接する外
面と外面とを融着接合してそれらの管を固定することも
可能である。また、本発明を2つの管の固定について説
明したが、本発明はこれに限定されず、3つ以上の管を
固定するタイプのカテーテルにも適用することができ
る。
【0073】
【発明の効果】本発明のカテーテルは、少なくとも第1
の管および第2の管を有する多重管構造のカテーテルで
あって、前記第1の管および前記第2の管は、それぞ
れ、加熱溶融時に互いに可溶である材料で形成されてお
り、前記第1の管の先端部と前記第2の管の先端部と
は、互いに融着接合されており、かつこの融着接合部の
カテーテル軸方向における融着接合幅が3mm以下であ
ることを特徴とするため、固定による硬度変化を最小に
抑えられ、血管等を損傷する虞れがなく、トラッカビリ
ティ、耐キンク性、プッシャビリティなどの操作性、機
能性に優れたカテーテルを提供できる。
【0074】また、本発明のカテーテルの製造方法は、
少なくとも第1の管および第2の管を有する多重管構造
のカテーテルを製造する方法であって、前記第1の管お
よび前記第2の管を、それぞれ、加熱溶融時に互いに可
溶である材料で形成し、前記第1の管と前記第2の管と
を重ね合わせて配置したあと、光ビームを照射すること
により前記第1の管および前記第2の管を融着接合する
ことを特徴とする。このため、煩雑な装置、操作を必要
とせず、きわめて簡単な工程で、血管等を損傷する虞れ
がなく、トラッカビリティ、耐キンク性、プッシャビリ
ティなどの操作性、機能性に優れたカテーテルを製造で
きる。
【0075】また、本発明のカテーテルの製造方法は、
第1のルーメンを有する第1の管と、該第1の管を挿通
し、前記第1の管の外面との間に第2のルーメンを形成
する第2の管とを少なくとも有する同軸管構造のカテー
テルを製造する方法であって、前記第1の管および前記
第2の管を、それぞれ、加熱溶融時に互いに可溶である
材料で形成し、前記第1の管を前記第2の管に挿通し、
周方向の一部に切欠部を有するパイプ状の芯金を前記第
1の管および前記第2の管の間の空隙に挿通したあと、
前記切欠部が配置された位置に光ビームを照射すること
により、カテーテル周方向において前記第1の管の外面
の一部と前記第2の管の内面の一部とを融着接合し、か
つ前記第1の管の外面の他の部分と前記第2の管の内面
の他の部分との間にカテーテル軸方向に延びる第2のル
ーメンを形成することを特徴とする。このため、煩雑な
装置、操作を必要とせず、きわめて簡単な工程で、血管
等を損傷する虞れがなく、トラッカビリティ、耐キンク
性、プッシャビリティなどの操作性、機能性に優れた複
数のルーメンを備えるカテーテルを製造でき、かつ、ル
ーメンの横断面積を広く確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカテーテルを経皮経管冠動脈形成術
(PTCA)において使用されるカテーテルに適用した
場合の実施例を示す全体側面図である。
【図2】図1に示すカテーテルの要部を示す一部拡大斜
視図である。
【図3】図2に示すカテーテルの要部の断面構造を示す
説明図である。
【図4】本発明のカテーテルの他の実施例を示す要部拡
大斜視図である。
【図5】本発明のカテーテルのさらに他の実施例を示す
要部拡大斜視図である。
【図6】図5に示すカテーテルの要部の断面構造を示す
説明図である。
【図7】本発明のカテーテルの製造方法を図1ないし図
3に示すカテーテルを製造する場合を例として説明する
ための各工程を示す説明図である。
【図8】本発明のカテーテルの製造方法を図1ないし図
3に示すカテーテルを製造する場合を例として説明する
ための各工程を示す説明図である。
【図9】本発明のカテーテルの製造方法を図1ないし図
3に示すカテーテルを製造する場合を例として説明する
ための各工程を示す説明図である。
【図10】本発明のカテーテルの製造方法を図1ないし
図3に示すカテーテルを製造する場合を例として説明す
るための各工程を示す説明図である。
【図11】図5に示すカテーテルを製造するための芯金
の形状を示す説明図である。
【符号の説明】 1 カテーテル 2 内管 3 外管 32 融着接合部 4 拡張体 5 第1のルーメン 6 第2のルーメン 71、72、72’ 芯金 72a、72a’ 切欠部 8 熱収縮性チューブ 9 光ビーム 91、92 治具 93 装置 931 光源 94 光ファイバ 95 レンズ 10 カテーテル本体 12 分岐ハブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1の管および第2の管を有
    する多重管構造のカテーテルであって、 前記第1の管および前記第2の管は、それぞれ、加熱溶
    融時に互いに可溶である材料で形成されており、 前記第1の管の先端部と前記第2の管の先端部とは、互
    いに融着接合されており、かつこの融着接合部のカテー
    テル軸方向における融着接合幅が3mm以下であること
    を特徴とするカテーテル。
  2. 【請求項2】 前記第1の管は、前記第2の管の内側に
    挿通されており、前記第1の管の外面と前記第2の管の
    内面との間に前記融着接合部が形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のカテーテル。
  3. 【請求項3】 前記融着接合幅が0.5〜1mmである
    請求項1又は2に記載のカテーテル。
  4. 【請求項4】 少なくとも第1の管および第2の管を有
    する多重管構造のカテーテルを製造する方法であって、 前記第1の管および前記第2の管を、それぞれ、加熱溶
    融時に互いに可溶である材料で形成し、 前記第1の管と前記第2の管とを重ね合わせて配置した
    あと、光ビームを照射することにより前記第1の管およ
    び前記第2の管を融着接合することを特徴とするカテー
    テルの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の管と前記第2の管とを重ね合
    わせて配置したあと、これらを接合したい箇所に熱収縮
    性チューブを被せて光ビームを照射することにより、前
    記第1の管と前記第2の管とを強固に密着させながら融
    着接合することを特徴とする請求項4に記載のカテーテ
    ルの製造方法。
  6. 【請求項6】 第1のルーメンを有する第1の管と、該
    第1の管を挿通し、前記第1の管の外面との間に第2の
    ルーメンを形成する第2の管とを少なくとも有する同軸
    管構造のカテーテルを製造する方法であって、 前記第1の管および前記第2の管を、それぞれ、加熱溶
    融時に互いに可溶である材料で形成し、 前記第1の管を前記第2の管の内側に挿通し、周方向の
    一部に切欠部を有するパイプ状の芯金を前記第1の管と
    前記第2の管との間に挿通したあと、前記切欠部が配置
    された位置に光ビームを照射することにより、カテーテ
    ル周方向において前記第1の管の外面の一部と前記第2
    の管の内面の一部とを融着接合し、かつ前記第1の管の
    外面の他の部分と前記第2の管の内面の他の部分との間
    にカテーテル軸方向に延びる第2のルーメンを形成する
    ことを特徴とするカテーテルの製造方法。
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