JPH069089B2 - 光ヘツド - Google Patents

光ヘツド

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JPH069089B2
JPH069089B2 JP60072155A JP7215585A JPH069089B2 JP H069089 B2 JPH069089 B2 JP H069089B2 JP 60072155 A JP60072155 A JP 60072155A JP 7215585 A JP7215585 A JP 7215585A JP H069089 B2 JPH069089 B2 JP H069089B2
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JP
Japan
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grating
light
polarization
diffraction
incident
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雄三 小野
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) この発明は、光ヘッドに関し、特にビデオディスク、デ
ィジタル・オーディオ・ディスク(コンパクトディス
ク)、光ディスク用等の光ヘッドに関するものである。
(従来の技術) ビデオディスク、ディジタル・オーディオ・ディスク、
光ディスク等(以下では光ディスクと総称する。)の従
来の光ヘッドは第2図に示すように光源である半導体レ
ーザ16と、半導体レーザの放射光17をコリメート光にす
るコリメーティングレンズ18と、偏光ビームスプリッタ
19と、1/4波長板20からなるアイソレータと、収束レン
ズ21と焦点誤差検出手段と、トラッキング誤差検出手段
とから構成されている。焦点誤差検出手段には種種の方
式があるが、本発明の方式と最も関連の深い方式とし
て、臨界角方式をあげることができる。臨界角方式は臨
界角プリズム22を用いる方式でその技術内容は次の文献
に記載されている。
武者、伊藤、芝田著の応用物理学会光学懇話会発行の
「光学」誌第11巻第6号(1982年12月発行)の634頁〜6
39頁掲載の論文「DAD用光学ヘッド」 (発明が解決しようとしている問題点) 上述の従来技術では、偏光ビームスプリツタ19に多層薄
膜をコートしたプリズムをはり合わせて使用しているの
で、研磨面が5面もあり、多層薄膜で偏光特性を得てお
り又、第2図に示した臨界面プリズム方式でも、3面の
研磨を必要とし、量産性が悪く高価であるという問題点
があつた。さらに、1/4波長板20には、材料が高価であ
る水晶を所定の厚さに研磨してはり合わせて製作するの
で量産性が悪く高価であるという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) この発明は、半導体レーザと、コリメーティングレンズ
と、レーザビームを偏光分割する手段と直線偏光円偏光
変換手段と、収束レンズと、焦点誤差検出手段と、トラ
ッキング誤差検出手段とから構成される光ヘッドにおい
て、前記レーザビームを偏光分割する手段を入射光の偏
光方向によって0次回折光と1次回折光に分離する透過
格子型偏光ビームスプリッタとし、前記直線偏光円偏光
変換手段を前記ビームスプリッタと一体に形成された格
子型1/4波長板とし、前記焦点誤差検出手段と前記トラ
ッキング誤差検出手段を、回折格子裏面から入射した光
ビームを格子面でほぼ臨界回折角で回折した後、前記格
子裏面でほぼ全反射し再び前記格子面でほぼ臨界回折角
で回折した後前記回折格子への入射光ビームの反射方向
に射出する回折格子と、前記回折格子の射出ビームを受
光する受光面を4分割した光検出器としたことに特徴が
ある。
(作用) 本発明では、量産性と価格に問題のある、臨界角プリズ
ム、偏光プリズム、1/4波長板に替えて量産性に富んだ
格子型素子を用いる。臨界角プリズムに相当する格子素
子については、本発明の発明者が既に焦点誤差検出装置
として特願昭59−122262号で出願している。第3図は、
臨界角プリズムに相当する格子素子の原理を説明するた
めに、回折格子に対する光の入射、回折の関係を示す断
面図である。
図において、23が格子面であることを示すために、格子
を実際よりも拡大してある。
第3図では、入射光24が図に示した入射角Θで格子の
基板面25から入射する。基板面では、入射光は屈折し、
基板の屈折率をnとすると屈折角Θは次式の関係とな
る。
sinΘ=nsinΘ (1) 屈折光26は、格子面23で次式に従い回折して、点線で示
した回折光27となつて空気中に出る。
nsinΘ+sinΘ=λ/d (2) ここに、λは光の波長、dは格子のピッチを表わす。
(2)式に(1)式を代入すると、次式となる。
sinΘ+sinΘ=λ/d (3) (3)式で、λ/dが1よりも大きい場合について考察す
る。入射角Θを90゜から0゜の方向へ小さくして行
くと、回折角Θは、大きくなって行き入射角Θが sinΘ=λ/d−1 (4) の時、Θは90゜になり、回折光は空気中に出て来な
くなる。この時、基板内では、次式が成立する。
nsinΘ+nsinΘ=λ/d (5) したがつてnsinΘ=1となり、28で示す反射回折光
が生じる。ところが、sinΘ=1/nであるから、回
折光28は、基板面25で全反射し、反射光29は回折光28と
鏡面対称であるから、格子面23で反射回折光30を生じ
る。
反射回折光30は、基板面25で屈折し屈折光31となり、空
気中に出る。以上説明したように、(4)式のΘを境と
してsinΘ>λ/d−1の時は、回折光31は生じず、
格子面側から回折光27を生じる。sinΘ<λ/d−1
の時は、回折光31を生じ、格子面側の回折光27は生じな
い。したがって、回折光31の強度を検出することで、入
射角Θの変化を知ることができる。
すなわち、臨界角プリズムでの3回全反射と同じ作用が
得られる。
第4図は、比較的深い透過型回折格子の回折効率の偏光
依存性を示すもので、曲線32は電気ベクトルの方向が格
子の溝と平行な時、曲線33は電気ベクトルの方向が格子
の溝と垂直な時の回折効率を表わす。
格子ピッチに対する波長の比(波長/格子ピッチ)が
1.6以上、特に1.8以上では、顕著な偏光特性を示
し、0次回折光と1次回折光を用いることで偏光ビーム
スプリッタとして作用させることができる。
誘電体格子のピッチをd、使用波長をλとすると、λ/
d2の格子では回折光を生じず、格子の溝に平行な方向
と直交する方向で屈折率が異なることを利用すると、表
面レリーフ格子を波長板として用いることができる。こ
の種の波長板の提案と実験は、フランダース(D.C,Flan
ders)著のアプライド・フィジックス・レータズ(Appl
ied Physics Letter)誌第42巻第6号(1983年3月15日
発行)第492〜494頁掲載の論文)に述べられている。
以下、上述の格子素子を用いた光ヘッドの実施例につい
て述べる。
(実施例) 第1図は、本発明の実施例の基本構成を示す図である。
半導体レーザ1の放射光2はコリメーティングレンズ3
で平行化され平行光4になって偏光ビームスプリッタ格
子5に入射する。
入射ビーム4の偏光方向は、電気ベクトルが偏光ビーム
スプリッタ格子5の溝と平行方向になるように半導体レ
ーザ1の方向を設定してあるので、1次回折光6となっ
て、1/4波長板格子7に入射する。1/4波長板格子7は、
上述の非回折の高密度格子で、直交する偏光方向で位相
差を生じる結果入射直線偏光を円偏光の光ビーム8に変
換する。光ビーム8は収束レンズ9によりディスク面10
の点11に収束する。ディスク面10からの反射光は再び収
束レンズ9を経て、1/4波長板格子7で直線偏光に変換
された光ビーム6になる。
この結果偏光ビームスプリッタ格子へは、格子溝に直交
する方向の電子ベクトルを持つ光ビームが入射すること
になり、回折効率がほぼ0となり、0次回折光12になっ
て臨界角回折格子13に入射する。臨界角回折格子13で
は、入射ビームは2回の臨界角回折と全反射を生じ、回
折光14となって4分割光検出器15に入射する。ディスク
面10が光軸方向にずれると、すなわちフォーカス誤差を
生じると臨界角回折格子13への入射ビームが平行光でな
くなる結果光検出器15に左右非対称に到達するので、左
右の差動信号をとることでフォーカス誤差検出ができ
る。
又、トラッキング誤差信号は、光検出器が紙面と垂直方
向にも2分割されており、その差動信号で得られる。本
実施例では、偏光ビームスプリッタ格子と1/4波長板格
子は一体で形成されている。
(発明の効果) 本発明により、従来のように高価な研磨を必要とするプ
リズムが不要になる。本発明の格子素子はレプリカとし
て安価に複製できる上、プリズムに比べ軽量となり、光
ヘッドの軽量化の効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例の構成を示す図、第2図は従
来の光ヘッドの構成を示す図、第3図は臨界角回折格子
の原理を説明するための図、第4図は、透過型回折格子
の1次回折効率の偏光依存性を示す図である。 図において、 1,16……半導体レーザ、 3,18……コリメーティン
グレンズ、 5……偏光ビームスプリッタ格子、 7…
…1/4波長板格子、 9,21……収束レンズ、 10……
ディスク面、 13……臨界角回折格子、 15……4分割
光検出器、 19……偏光ビームスプリッタ(プリズ
ム)、 20……1/4波長板、 22……臨界角プリズム、
23……格子面、 24……入射光、 27,31……回折
光、 32……電気ベクトルの方向が格子の溝と平行な時
の回折効率、 33……電気ベクトルの方向が格子の溝と
垂直な時の回折効率を各々示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザと、コリメーティングレンズ
    と、レーザビームを偏光分割する手段と、直線偏光円偏
    光変換手段と、収束レンズと、焦点誤差検出手段と、ト
    ラッキング誤差検出手段とから構成される光ヘッドにお
    いて、前記レーザビームを偏光分割する手段を入射光の
    偏光方向によって0次回折光と1次回折光に分離する透
    過格子型偏光ビームスプリッタとし、前記直線偏光円偏
    光変換手段を前記ビームスプリッタと一体に形成された
    格子型1/4波長板とし、前記焦点誤差検出手段と前記ト
    ラッキング誤差検出手段を、回折格子裏面から入射した
    光ビームを格子面でほぼ臨界回折角で回折した後、前記
    格子裏面でほぼ全反射し、再び前記格子面でほぼ臨界回
    折角で回折した後前記回折格子への入射光ビームの反射
    方向に射出する回折格子と、前記回折の射出ビームを受
    光する受光面を4分割した光検出器としたことを特徴と
    する光ヘッド。
JP60072155A 1984-06-14 1985-04-05 光ヘツド Expired - Lifetime JPH069089B2 (ja)

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DE3887657T2 (de) * 1987-11-30 1994-05-11 Nippon Electric Co Optischer Kopf.
JPH01302543A (ja) * 1988-02-26 1989-12-06 Fujitsu Ltd トラッキングエラー検知方法とその検知方法に使用する回折格子・光検知器
US5224082A (en) * 1988-02-26 1993-06-29 Fujitsu Limited Method for detecting tracking error in optical disk system and its optical system devices thereof

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