JPH05250751A - 光集積回路、光ピックアップ及び光情報処理装置 - Google Patents

光集積回路、光ピックアップ及び光情報処理装置

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JPH05250751A
JPH05250751A JP4050053A JP5005392A JPH05250751A JP H05250751 A JPH05250751 A JP H05250751A JP 4050053 A JP4050053 A JP 4050053A JP 5005392 A JP5005392 A JP 5005392A JP H05250751 A JPH05250751 A JP H05250751A
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light
optical
integrated circuit
polarization
polarized
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JP4050053A
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Masahiro Kawamura
政宏 河村
式雄 ▲吉▼田
Shikio Yoshida
Takenao Ishihara
武尚 石原
Takahiko Nakano
貴彦 中野
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 偏光面検出機能を有する一体型の光集積回路
を構成し、小型軽量化された光ピックアップを提供す
る。 【構成】 光集積回路10は、レーザ素子13から透明
体20の内部に向けて出射され、その表面上の各種光学
素子と光電子集積回路基板11上を伝播する光ビームの
経路上に、復路の光ビームを2種の直線偏光の光に分離
する偏光面分離用の光学素子を設ける。光ピックアップ
は、復路の光ビームのP偏光成分の光を0次光としS偏
光成分の光を±1次光として回折するホログラム偏光ビ
ームスプリッタ15と、P偏光成分及びS偏光成分の光
を検出し光電変換する多分割光検出器16、17とを有
する光集積回路10を装備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光集積回路、光ピックア
ップ及び光情報処理装置の構造に関し、より詳しくはレ
ーザビームを微細なスポットに絞ってディスク等に照射
し、その反射光を検出して情報の読み取りを行う光集積
回路と、その光集積回路を用いた光ピックアップ及び光
情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小型・高出力・低価格という利点
を有する半導体レーザ素子の実用化により、従来レーザ
光源の使用が困難であった一般産業機械や民生機械への
レーザの応用が進んでいる。中でも光ディスク装置や光
通信等の分野に於ける進歩はめざましいものがある。今
後、半導体レーザ素子はさらに多くの分野に応用されて
いくものと考えられる。この半導体レーザ素子を用いて
一体型の光集積回路、小型軽量化された光ピックアッ
プ、光情報処理装置が構成される。
【0003】図5は従来のCD(コンパクトディスク)
用の光ピックアップの光学系の構成を示す。この光ピッ
クアップ110は、一直線に配備された半導体レーザ1
01と、コリメートレンズ102と、偏光ビームスプリ
ッタ103と、1/4波長板104と、対物レンズ10
5と、光ディスク106とを有する。また、偏光ビーム
スプリッタ103の横の直角方向に、集光レンズ10
7、シリンドリカルレンズ108、光検出器109が配
備されている。
【0004】この光ピックアップ110では、半導体レ
ーザ101から出たレーザ光はコリメートレンズ102
により平行光にされる。平行光にされたレーザ光は偏光
ビームスプリッタ103及び1/4波長板104を経た
のち、対物レンズ105によって光ディスク106上に
集光される。光ディスク106に集光された後に反射さ
れた反射光は、再び1/4波長板104を通過して、偏
光ビームスプリッタ103によって直角方向へ反射され
る。直角方向へ反射された反射光は集光レンズ107、
シリンドリカルレンズ108を経て光検出器109の上
に集光され、光ディスク106の情報の読み取りが行わ
れる。
【0005】図6(a)(b)は光ピックアップ用の光
集積回路の構成を示す(当社特許出願済み:受理No.
91−5970)。この光集積回路120は表面上に光
検出器132、レーザ素子131、多分割光検出器13
3、ホログラムビームスプリッタ134、ホログラムコ
リメートレンズ135を集積化した光電子集積回路基板
130を有する。光電子集積回路基板130の端部には
レーザ光出力モニタ用の光検出器132が形成され、す
ぐそばにレーザ素子131がサブマウント131a上に
取り付けられている。
【0006】この光電子集積回路基板130はダイパッ
ト137に取付られ、光電子集積回路基板130及びダ
イパッド137は、透明体138の中にモールディング
され、光集積回路120が構成される。その際、透明体
138の表面138a上に刻印技術を含む成型によって
光学素子121を装備している。
【0007】この光集積回路120は以下のように動作
する。レーザ素子131から出射されたレーザビーム
は、0次及び±1次の回折光を生成する3ビーム生成用
回折格子121、ピッチの異なる2種類のホログラムビ
ームスプリッタ134、ホログラムコリメートレンズ1
35、非球面対物レンズ122を経て、光ディスク(図
示せず)上に集光される。
【0008】光ディスクで反射された光ビームは、前述
の経路を逆にたどってホログラムビームスプリッタ13
4で光路が偏向され、透明体138の表面138aで反
射され、光電子集積回路基板130の上に形成された多
分割光検出器133に入射され光電変換される。光電変
換された電気信号は光電子集積回路130の上に形成さ
れた信号処理回路(図示せず)を経て、光集積回路12
0の外部に取り出される。
【0009】図7は従来から光磁気ディスクの光ピック
アップに用いられた光学系の構成を示す。この光ピック
アップ140は一直線に配備された半導体レーザ141
と、コリメートレンズ142と、ビームスプリッタ14
3と、対物レンズ144と、光ディスク145とを有す
る。ビームスプリッタ143に対して横の直角方向に1
/2波長板146、集光レンズ147、偏光ビームスプ
リッタ149、多分割光検出器150が配備されてい
る。また、偏光ビームスプリッタ149から直角方向に
集光レンズ152、多分割光検出器151が配備されて
いる。
【0010】この光ピックアップ140では、半導体レ
ーザ141から出射されたレーザ光はコリメートレンズ
142によりコリメートされ、ビームスプリッタ143
を経たのち、対物レンズ144によって光磁気ディスク
145上に集光される。光磁気ディスク145に集光さ
れ反射された反射光のうち、ビームスプリッタ143で
反射されたものは、1/2波長板146、集光レンズ1
47などを経たのち、偏光ビームスプリッタ149で直
角な2方向に2分割される。2分割された光は各々2つ
の多分割光検出器150、151によって検出される。
これら2つの多分割光検出器150、151によって検
出される2信号の演算により、フォーカス誤差信号、ト
ラッキング誤差信号、情報信号が各々検出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図5に示した光ピック
アップ110、図6に示した光ピックアップ120はC
D用であるから、読み出しの際に必要とされる光磁気デ
ィスクから反射されたレーザ光の偏光方向を読み取る機
能はついていない。従って、このままでは光磁気ディス
ク用の光ピックアップとして使用することはできない。
【0012】また、図7に示す光ピックアップ140の
ように、ディスクリートな光学系では光磁気ディスク1
45の光ピックアップ140を小形軽量化するには限界
がある。また、多数の光学素子を用いているので、組立
時に位置合わせ等の調整箇所が多いという問題点があ
る。
【0013】本発明は上記の問題を解決するものであ
り、その目的は光磁気ディスクの読み取りが可能で、偏
光面検出機能を有する一体型の光集積回路を実現する。
余分な位置合わせの工程数を減少し、コストの低減を図
り、光磁気ディスク用に小型軽量化された光ピックアッ
プを提供する。また、2つの多分割光検出器で検出され
る光強度の差から情報信号を読み出すことが可能な光情
報処理装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の光集積回路は、
レーザ素子、受光素子、該レーザ素子及び受光素子の各
々を制御する制御回路、信号処理回路並びに各種光学素
子を集積化した光電子集積回路基板と、表面上に各種光
学素子を一体化した透明体と、を一体成型又は貼り合わ
せた光集積回路において、該レーザ素子から該透明体の
内部に向けて出射され、該透明体の表面上の該各種光学
素子と、該光電子集積回路基板上の該各種光学素子との
間を反射しつつ伝播する光ビームの経路上に、復路の光
ビームを2種の直線偏光の光に分離する偏光面分離用の
光学素子を設けたものであり、そのことにより上記目的
が達成される。
【0015】本発明の光ピックアップは、復路の光ビー
ムのP偏光成分の光を0次光としS偏光成分の光を1次
光として回折するホログラムビームスプリッタと、該P
偏光成分及びS偏光成分の光を検出し光電変換する多分
割光検出器と、の光学素子を有する光集積回路を装備し
たものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0016】本発明の光情報処理装置は、前記光学素子
が2種の直線偏光の検出光強度が等しくなるよう回折角
度及び厚みを最適設計したビームスプリッタ及びホログ
ラムと、復路の光ビームの偏光方向が回転した場合に2
種の直線偏光の光強度を差動検出することにより偏光方
向の回転を判別するP偏光検出用及びS偏光検出用の多
分割光検出器と、該多分割光検出器で検出される両偏光
成分の光強度を差動検出し光磁気ディスクの情報信号を
再生する情報再生器と、の光学素子を有する光集積回路
を装備したものであり、そのことにより上記目的が達成
される。
【0017】
【作用】半導体レーザから出射されたレーザ光は透明体
の内部を進行し、透明体の上面に形成された3ビーム生
成用回折格子に入射する。3ビーム生成用回折格子によ
り生成された0次及び±1次の3本の光ビームは、ホロ
グラムビームスプリッタ、ホログラムコリメートレン
ズ、非球面対物レンズを介して光磁気ディスク上に集光
され、3つのスポットを形成する。
【0018】光磁気ディスクで反射された光は前記の経
路を逆に進み、ホログロムビームスプリッタによって偏
向され、透明体の表面で反射され、光電子集積回路基板
の上に形成された多分割光検出器に入射され光電変換さ
れる。光電変換された電気信号は信号処理回路を経て、
光集積回路の外部に取り出される。
【0019】ホログラム偏光ビームスプリッタはP偏光
の偏光成分の光を0次光として、S偏光の偏光成分の光
を1次光として回折する。このため、入射したレーザ光
のP偏光、及びS偏光の偏光成分の光は各々別の多分割
光検出器で検出される。
【0020】以上の構成により、偏光面検出機能を有す
る一体型の光集積回路を実現できる。ディスクリートな
光学部品をいくつも組み合わせて用いる従来の光学系に
比べて、余分な位置合わせの工程数が減りコストが低減
化される。また、この光集積回路を用いることによって
光ピックアップ装置は小型軽量化される。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0022】(実施例1)図1は本発明光集積回路の第
1実施例を示す。この光集積回路10は半導体レーザ素
子13、ホログラム光学素子等各種光学素子を集積化し
た光電子集積回路基板11と、その光電子集積回路基板
11を樹脂でモールドした平板状の透明体20とを有す
る。
【0023】光電子集積回路基板11はSiなどを用い
て形成され、その上に付設されたサブマウント12を介
して半導体レーザ13が装備されている。さらにサブマ
ウント12の左側にはレーザ出力光モニタ用の光検出器
(PD)14、ホログラム偏光ビームスプリッタ15、
S偏光検出用多分割光検出器16、P偏光検出用多分割
光検出器17が設けられている。またサブマウント12
の右側には、ホログラムビームスプリッタ18、ホログ
ラムコリメートレンズ19が各々設けられている。
【0024】S偏光検出用多分割光検出器16及びP偏
光検出用多分割光検出器17は、Siなどの光電子集積
回路基板11上にモノリシックに形成される。またホロ
グラムビームスプリッタ18などのホログラム光学素子
は、従来のIC技術によりSiなどの光電子集積回路基
板11上に溝型状を刻み込むことにより形成される。透
明体20の表面20a上には3ビーム生成用回折格子2
1、非球面対物レンズ22が形成されている。なお、3
ビーム生成用回折格子21については、反射率を高める
ためにその表面に金属薄膜をつけるか、または光ビーム
の入射角を臨界角より大きくして全反射することが望ま
しい。
【0025】以下に、この光集積回路10の動作原理を
説明する。半導体レーザ13から出射されたレーザ光は
透明体20の内部を進行し、透明体20の上面20aに
形成された3ビーム生成用回折格子21に入射する。3
ビーム生成用回折格子21により生成された0次及び±
1次の3本の光ビームは、ホログラムビームスプリッタ
18、ホログラムコリメートレンズ19、非球面対物レ
ンズ22を介して光磁気ディスク(図示せず)上に集光
され、3つのスポットを形成する。
【0026】光磁気ディスクで反射された光は前記の経
路を逆に進み、ホログロムビームスプリッタ18によっ
て偏向され、ホログラム偏光ビームスプリッタ15に入
射する。ホログラム偏光ビームスプリッタ15はP偏光
の偏光成分の光を0次光として、S偏光の偏光成分の光
を1次光として回折する機能を有する。このため、入射
したレーザ光のP偏光の偏光成分の光は多分割光検出器
17で、S偏光の偏光成分の光は多分割光検出器16で
検出される。
【0027】図2は本発明光集積回路の第1実施例に於
て、光ビームの偏光方向を示す斜視図である。本実施例
ではあらかじめ図に示すように、非球面対物レンズ22
からの出射光が直線偏光で、かつP偏光成分EpとS偏
光成分Esの大きさが等しくなるように光学系を設定し
ておく。ここでは電界成分がZ軸方向のものをP偏光成
分Ep、X軸方向のものをS偏光成分Esとする。光は全
反射の際その入射角に応じてP偏光成分EpとS偏光成
分Esの光に位相差が生じたり、反射率の値に差が生じ
たりすることが知られている。
【0028】また、ホログラム光学素子における光ビー
ムの入射角度やホログラムの厚みに応じてP偏光成分E
pとS偏光成分Esに位相差が生じたり、反射率に差が生
じたりすることが知られている。また、半導体レーザ1
3からの出射光は半導体レーザ13の活性層に平行な偏
光成分を主成分としてもつことが知られている。
【0029】図2に示すように半導体レーザ13を角度
θの斜面をもつサブマウント12上にマウントし、レー
ザ光をその出射光の光軸のまわりにある角度θだけ回転
した状態で取り付けることにより、非球面対物レンズ2
2からの出射光のP偏光成分EpとS偏光成分Esの割合
を変化させることができる。そこで、光ビームの入射角
度、ホログラムの厚み、半導体レーザ13の取り付け角
度等を最適設計することにより、非球面対物レンズ22
からの出射光を直線偏光でかつP偏光成分EpとS偏光
成分Esの大きさを等しくできる。
【0030】図3は光磁気ディスクからの反射光の偏光
方向を示す。光磁気ディスクに入射する前の光は図3
(b)に示すように、偏光方向はどちらの方向へも回転
していないので、P偏光成分EpとS偏光成分Esが等し
い。しかし、光磁気ディスクで反射された光は図3
(c)に示すように、光磁気ディスクの記録情報に応じ
てその偏光方向が±0.4°どちらかの方向に回転され
る。光磁気ディスクでの反射により偏光方向が−0.4
°程回転した時は、図3(c)の左図に示すように戻り
光EはP偏光成分EpがS偏光成分Esよりも大きくな
る。反対に+0.4°程回転した時は図3(c)の右図
に示すように、戻り光EはS偏光成分Esの方がP偏光
成分Epよりも大きくなる。実際の読み取り時に於ける
偏光成分は、P偏光成分Ep及びS偏光成分Esどちらか
の成分が大きい。
【0031】各種偏光成分の検出を行うために、光磁気
ディスクから非球面対物レンズ22への戻り光Eが直線
偏光でP偏光成分EpとS偏光成分Esが等しい場合に
は、多分割光検出器16と17で検出される光強度が等
しくなるように、ホログラムビームスプリッタ18、及
びホログラム偏光ビームスプリッタ15の回折角度とホ
ログラムの厚み等を最適設計しておく。それにより、非
球面対物レンズ22への戻り光EのP偏光成分Epの方
がS偏光成分Esよりも大きい場合、多分割光検出器1
7と16上でも同様にP偏光成分Epの方が大きくな
る。
【0032】従って、逆にS偏光成分Esの方が大きい
場合は、光検出器上でS偏光成分Esが大きくなる。P
偏光検出用多分割光検出器17とS偏光検出用多分割光
検出器16で検出される光強度を差動検出することによ
り、偏光方向がどちらに回転したかが判別される。それ
をもとにして光磁気ディスクの情報信号を再生できる。
また、コンパクトディスク(CD)の再生についても、
前記2つの多分割光検出器17と16とで検出される光
強度の和から情報信号を読み出すことが可能である。
【0033】(実施例2)図4は本発明光集積回路の第
2実施例を示す。この実施例では、まず、上面40aに
3ビーム生成用回折格子41及び非球面対物レンズ42
を有する透明体40を一体成型により作製する。光集積
回路30は、この透明体40を光電子集積回路基板31
の上に貼り合わせることにより形成される。貼り合わせ
に用いる接着剤は、屈折率などの光学的特性ができるだ
け透明体40の光学的特性に近いものを用いることが望
ましい。
【0034】この方式による光集積回路30では第1実
施例の光集積回路10と違い、光電子集積回路基板31
の下側に透明体40が形成されていない。従って、この
光集積回路30を用いれば、光ピックアップとしての薄
型化が図れる。なお、光集積回路30の構成や動作原理
などは、第1実施例のものと全く同じである。従って、
この部分については第1実施例のものと同じ番号を付
し、具体的な説明は省略する。
【0035】
【発明の効果】本発明光集積回路では、光電子集積回路
基板と透明体とは一体化され、透明基板内の光ビームの
伝搬光路上に復路の光ビームを2種の直線偏光の光に分
離する光学素子が設けられる。これにより、光磁気ディ
スクの読み取りが可能で、偏光面検出機能を有する一体
型の光集積回路を実現できる。
【0036】請求項2に記載の光ピックアップでは、光
電子集積回路基板と透明体との一体化により、余分な位
置合わせの工程数が減り、コストの低減を図れる。ま
た、光磁気ディスク用に小型軽量化された光ピックアッ
プを提供できる。
【0037】請求項3に記載の光情報処理装置では、各
種偏光成分の検出を行うために、両ビームスプリッタの
回折角度とホログラムの厚み等を最適設計しておく。対
物レンズへの戻り光のP偏光成分の方がS偏光成分より
も大きい場合、多分割光検出器上でも同様にP偏光成分
の方が大きくなる。逆にS偏光成分の方が大きい場合
は、光検出器上でS偏光成分が大きくなる。
【0038】P及びS偏光検出用の多分割光検出器で検
出される光強度を差動検出すれば、偏光方向がどちらに
回転したかが判別される。従って、光磁気ディスクの情
報信号を再生でき、CDの再生についても、前記2つの
多分割光検出器で検出される光強度の和から情報信号を
読み出すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明光集積回路の第1実施例を示す側面図。
【図2】第1実施例の光ビームの偏光方向を示す斜視
図。
【図3】光ディスクからの反射光の偏光方向を示す図。
【図4】本発明光集積回路の第2実施例を示す側面図。
【図5】従来のCD用光ピックアップの光学系を示す
図。
【図6】従来のCD用光集積回路を示す図で、(a)は
側面図、(b)は光電子集積回路基板の斜視図。
【図7】従来の光磁気ディスク用光ピックアップの光学
系を示す図。
【符号の説明】
10 30 光集積回路 11、31 光電子集積回路基板 12、32 サブマウント 13、33 半導体レーザ 14、34 モニター用光検出器 15、35 ホログラム偏光ビームスプリッタ 16、36 S偏光検出用多分割光検出器 17、37 P偏光検出用多分割光検出器 18、38 ホログラムビームスプリッタ 19、39 ホログラムコリメートレンズ 20、40 透明体 21、41 3ビーム生成用回折格子 22、42 非球面対物レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 貴彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ素子、受光素子、該レーザ素子及
    び受光素子の各々を制御する制御回路、信号処理回路並
    びに各種光学素子を集積化した光電子集積回路基板と、 表面上に各種光学素子を一体化した透明体と、を一体成
    型又は貼り合わせた光集積回路において、 該レーザ素子から該透明体の内部に向けて出射され、該
    透明体の表面上の該各種光学素子と該光電子集積回路基
    板上の該各種光学素子との間を反射しつつ伝播する光ビ
    ームの経路上に、復路の光ビームを2種の直線偏光の光
    に分離する光学素子を設けた光集積回路。
  2. 【請求項2】 前記光学素子が、復路の光ビームのP偏
    光成分の光を0次光としS偏光成分の光を1次光として
    回折するホログラム偏光ビームスプリッタと、該P偏光
    成分及びS偏光成分の光を検出し光電変換する多分割光
    検出器と、を有する光集積回路を装備した光ピックアッ
    プ。
  3. 【請求項3】 前記光学素子が、2種の直線偏光の検出
    光強度が等しくなるよう回折角度及び厚みを最適設計し
    たビームスプリッタ及びホログラムと、 復路の光ビームの偏光方向が回転した場合に2種の直線
    偏光の光強度を差動検出することにより偏光方向の回転
    を判別するP偏光検出用及びS偏光検出用の多分割光検
    出器と、 該多分割光検出器で検出される両偏光成分の光強度を差
    動検出し光磁気ディスクの情報信号を再生する情報再生
    器と、を有する光集積回路を装備した光情報処理装置。
JP4050053A 1992-03-06 1992-03-06 光集積回路、光ピックアップ及び光情報処理装置 Withdrawn JPH05250751A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5739952A (en) * 1994-04-14 1998-04-14 Kabushiki Kaisha Sankyo Seiki Seisakusho Polarizing beam splitter and optical head assembly
JP2012042955A (ja) * 2010-08-13 2012-03-01 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America Inc 二つ溝の回折格子を使用する光学装置
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CN114080558A (zh) * 2019-07-04 2022-02-22 鲁姆斯有限公司 具有对称光束倍增的图像波导

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