JPH0687943A - 硬質発泡合成樹脂の製造方法 - Google Patents

硬質発泡合成樹脂の製造方法

Info

Publication number
JPH0687943A
JPH0687943A JP5192781A JP19278193A JPH0687943A JP H0687943 A JPH0687943 A JP H0687943A JP 5192781 A JP5192781 A JP 5192781A JP 19278193 A JP19278193 A JP 19278193A JP H0687943 A JPH0687943 A JP H0687943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyol
piperazine
foam
synthetic resin
active hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5192781A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Suzuki
雅博 鈴木
Minako Aoyanagi
美奈子 青柳
Ichiro Kamemura
一郎 亀村
Hiromitsu Odaka
弘光 小高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP5192781A priority Critical patent/JPH0687943A/ja
Publication of JPH0687943A publication Critical patent/JPH0687943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】特定のポリオールを使用し硬質発泡合成樹脂を
製造する。 【構成】1−(2−アミノエチル)ピペラジン−3モル
PO付加物にKOH触媒を用いてPO及び/又はEOを
反応させて水酸基価300〜500のポリエーテルポリ
オールを製造した。このポリオールとクルードMDIを
水及びR11などの発泡剤の存在下反応させて硬質ポリ
ウレタンフォームを製造した。 【効果】基材または面材への接着性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬質ポリウレタンフォ
ームなどの硬質発泡合成樹脂を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】イソシアネート基と反応しうる活性水素
含有官能基を2以上有する活性水素化合物とポリイソシ
アネート化合物とを発泡剤の存在下に反応させて硬質発
泡合成樹脂を製造することは、広く行われている。
【0003】活性水素化合物としては、例えばポリヒド
ロキシ化合物やポリアミン化合物がある。得られる硬質
発泡合成樹脂としては、例えば硬質ポリウレタンフォー
ム、硬質ポリイソシアヌレートフォームなどがある。
【0004】発泡剤としては、特定フロンであるR11
(トリクロロモノフルオロメタン)、必要に応じてさら
にR12(ジクロロジフルオロメタン)が水と共に一般
に用いられている。しかし、これら特定フロンは成層圏
のオゾン層を破壊し生体系に影響を与える懸念があり、
近時その生産と使用が制限されつつある。
【0005】ウレタン発泡分野においてもR11、R1
2の使用量の大幅削減、あるいは全廃が要請されてい
る。この際、ポリイソシアネート化合物との反応で炭酸
ガスを生成する水を発泡剤成分として増量使用すること
によりR11、R12を削減する方法がとられている。
【0006】しかし、水が増加すると相対的に尿素結合
が増加するため、フォームが脆くなる、基材あるいは面
材等と接着させた場合接着性が著しく低下しフォームが
剥離・脱落しやすい、実用温度領域においてフォームの
収縮が激しくなる、スプレーフォームとして使用した場
合吹き付け直後に所謂横拡がりと呼ばれる現象によるフ
ォームの浮き上がりが発生する、等の問題が生起し実用
不能に陥る。
【0007】接着性を改良する方法としては、軟質ポリ
ウレタンフォームの製造に一般に使用される高分子量の
ポリオールや官能基数の少ない低水酸基価のポリオール
を配合することが考えられるが、この場合には硬化した
フォームが収縮しやすいという問題が生じてくる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、硬質ポリウ
レタンフォームなどの硬質発泡合成樹脂の製造におい
て、発泡剤として用いるR11などの特定フロンを大幅
に減じて水を増量させる場合やR11の代替発泡剤とし
て、HCFC、HFCなどを水と併用して用いる場合に
生じる問題点、即ち基材、面材への接着性が極めて不良
となる、横拡がりが著しくなり施工、生産不可能とな
る、実用温度領域においてフォームの収縮が激しくな
る、得られるフォームが極めて脆くなる、等の問題点を
解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものである。即ち、イソシアネート
基と反応しうる活性水素含有官能基を2以上有する活性
水素化合物とポリイソシアネート化合物を発泡剤の存在
下で反応させて硬質発泡合成樹脂を製造する方法におい
て、活性水素化合物の少なくとも一部が、ピペラジン及
び/又は1−(2−アミノエチル)ピペラジンにアルキ
レンオキシドを付加反応させて得られるピペラジン系ポ
リエーテルポリオールであることを特徴とする硬質発泡
合成樹脂の製造方法である。
【0010】本発明におけるピペラジン、1−(2−ア
ミノエチル)ピペラジンは、それぞれ化1、化2で示さ
れる構造を有する。
【0011】
【化1】
【0012】
【化2】
【0013】本発明においてピペラジン及び/又は1−
(2−アミノエチル)ピペラジンに付加させるアルキレ
ンオキシドとしては、炭素数2〜4のアルキレンオキシ
ドが好ましい。具体的にはエチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、1,2−ブチレンオキシド及び2,3−ブ
チレンオキシドから選ばれる少なくとも1種が好まし
い。特に、プロピレンオキシド単独あるいはプロピレン
オキシドとエチレンオキシドの併用が好ましい。
【0014】本発明におけるピペラジン系ポリエーテル
ポリオールの水酸基価は特に限定はされないが、好まし
くは100〜800mgKOH/gであり、特に好まし
くは250〜650mgKOH/gであり、さらに30
0〜600mgKOH/gであれば最も好適である。
【0015】本発明は上記ピペラジン系ポリエーテルポ
リオール、あるいはそれと他の活性水素化合物を使用し
て硬質発泡合成樹脂を製造する方法である。他の活性水
素化合物としては、多価アルコール、ポリエーテル系ポ
リオール、ポリエステル系ポリオール、1級及び2級ア
ミノ基を含有する化合物などがある。
【0016】多価アルコールとしては、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
グリセリン、ジグリセリン、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール等がある。
【0017】ポリエーテル系ポリオールの例としては、
多価アルコール、糖類、アルカノールアミン等のイニシ
エーターに前記アルキレンオキシドやカプロラクトンを
付加して得られるポリエーテルポルオールが挙げられ
る。特にプロピレンオキシドやエチレンオキシドを付加
して得られるポリエーテル系ポリオールが好ましい。ま
た、ポリマーポリオールあるいはグラフトポリオールと
呼ばれる、ポリエーテル系ポリオール中にビニルポリマ
ーの微粒子が分散したポリオール組成物を使用すること
もできる。
【0018】ポリエステル系ポリオールとしては、多価
アルコール−多価カルボン酸縮合系のポリオールや環状
エステル開環重合体系のポリオールなどがある。1級又
は2級アミノ基含有化合物としてはエチレンジアミン、
プロピレンジアミン、ジオクチルアミン、前記多価アル
コール、ポリエーテルポリオールの末端をアミノ化した
化合物などがある。
【0019】これらピペラジン系ポリエーテルポリオー
ルと組み合わせるポリオールの水酸基価は特に限定され
るものではないが、通常は水酸基価100〜800mg
KOH/gのポリオールが使用される。
【0020】ピペラジン系ポリエーテルポリオールの使
用量は全活性水素化合物の20〜100重量%が好まし
い。特に40〜100重量%が好ましい。
【0021】本発明の硬質発泡合成樹脂は上述の活性水
素化合物とポリイソシアネート化合物とを基本原料と
し、両者を反応させて得られる。通常、この基本原料以
外に種々の添加剤を使用する必要がある。通常必須の添
加剤は発泡剤、整泡剤、及び、触媒である。さらに任意
に使用される添加剤としては、例えば難燃剤、充填剤、
安定剤、粘度低減剤、着色剤等がある。これら添加剤は
通常ポリオールに添加されるが、必要に応じてポリイソ
シアネート化合物に添加されることもある。
【0022】本発明は発泡剤として水を使用することが
好ましい。その使用量は全活性水素化合物に対して0.
2〜10重量%が好ましい。特に1.0〜8.0重量%
使用することが好ましい。また、本発明における技術は
水を単独の発泡剤として使用する処方にも使用できる
が、発泡剤として低沸点ハロゲン化炭化水素を併用する
ことが好ましい。
【0023】低沸点ハロゲン化炭化水素としては、R1
1、R12、モノクロロジフルオロメタン(R22)、
1,1,2-トリクロロ-1,2,2- トリフルオロエタン(R11
3)、1,2-ジクロロ-1,1,2,2- テトラフルオロエタン
(R114)、モノクロロペンタフルオロエタン(R1
15)、2,2-ジクロロ-1,1,1- トリフルオロエタン(R
123)、1,2-ジクロロ-1,1,2- トリフルオロエタン
(R123a)、1,1-ジクロロ-1- フルオロエタン(R
141b)、1-クロロ-1,1- ジフルオロエタン(R14
2b)、3,3-ジクロロ-1,1,1,2,2- ペンタフルオロプロ
パン(R225ca)、1,3-ジクロロ-1,1,2,2,3- ペン
タフルオロプロパン(R225cb)、3-クロロ-1,1,
2,2- テトラフルオロプロパン(R244ca)、1-ク
ロロ-1,2,2,3-テトラフルオロプロパン(R244c
b)、3-クロロ-1,1,2,2,3- ペンタフルオロプロパン
(R235ca)、1,1-ジクロロ-1,2,2- トリフルオロ
プロパン(R243cc)、1,1,1,2-テトラフルオロエ
タン(R134a)、1,1,1,2,3,3-ヘキサフルオロプロ
パン(R236ea)、ジフルオロメタン(R32)、
ヘキサフルオロブタン(R356)、 ドデカフルオロペ
ンタンなどの含フッ素ハロゲン化炭化水素がある。
【0024】その他にも塩化メチレンなどのフッ素原子
を含まないハロゲン化炭化水素や、前記以外の含フッ素
ハロゲン化炭化水素、ブタン、ヘキサン、イソペンタン
などの低沸点炭化水素、空気や窒素などの不活性ガスが
ある。これらの発泡剤は単独で使用されることは勿論、
組み合わせて使用することも可能である。
【0025】整泡剤としてはオルガノポリシロキサン−
ポリオキシアルキレン共重合体、シリコーン−グリコー
ル共重合体等の非イオン界面活性剤が例示される。触媒
としては通常用いられるアミン触媒や金属触媒を用いる
ことができる。具体的には、トリエタノールアミン、テ
トラメチルヘキサメチレンジアミン、トリエチレンジア
ミン、ビス−(2−ジメチルアミノエチル)エーテル等
のアミノ基含有化合物、ジブチル錫ジラウレート、オク
チル酸鉛、ナフテン酸鉛等の有機金属化合物が単独、も
しくは併用して使用される。
【0026】難燃剤は特に限定されないが、トリス(2
−クロロエチル)フォスフェート、トリス(2−クロロ
プロピル)フォスフェート、トリス(ジクロロプロピ
ル)フォスフェート等の含ハロゲンリン酸エステル化合
物が用いられることが多い。
【0027】ウレタン発泡においては活性水素化合物を
1成分とし、ポリイソシアネート化合物を他の1成分と
する2成分を混合する方法が通常採用される。しかし、
いずれか少なくとも1成分を2以上の成分に分割して、
合計3成分以上として混合することもできる。また、活
性水素化合物とポリイソシアネート化合物はプレポリマ
ー法や擬プレポリマー法で反応させることができるが、
通常はワンショット法で反応させる。
【0028】本発明におけるポリイソシアネート化合物
は、従来一般に使用されているものから適宜使用するこ
とができる。代表的な例としては、イソシアネート基を
2以上有する芳香族系、脂環族系、あるいは脂肪族系の
ポリイソシアネート、それらを変性して得られる変性ポ
リイソシアネート、及びそれら2種以上の混合物があ
る。
【0029】具体的には、例えばトリレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレ
ンポリフェニルイソシアネート(通称クルードMD
I)、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどのポ
リイソシアネートやそれらのプレポリマー型変性体、ヌ
レート変性体、ウレア変性体などがある。特にクルード
MDIが好ましい。使用量は全活性水素化合物の水酸基
当量に対して0.6〜3.0当量、特に0.8〜2.0
当量が好ましい。
【0030】また、本発明は、接着強度を必要とする硬
質ポリウレタンフォーム、ウレタン変性ポリイソシアヌ
レートフォーム、その他の硬質フォームの製造において
有用である。特に、本発明の硬質発泡合成樹脂はその接
着強度によりスプレーフォーム用、連続生産ラミネート
ボードフォーム用、連続生産サイジングフォーム用又は
注入成形により生産する断熱パネルフォーム用に最適で
ある。
【0031】
【実施例】以下に、 実施例により本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0032】[ポリオールの製造] ポリオールA:1−(2−アミノエチル)ピペラジン−
3モルプロピレンオキシド付加物にKOH触媒を用いて
さらにプロピレンオキシドを反応させて得られた水酸基
価500mgKOH/gのポリエーテルポリオール。 ポリオールB:Aと同様にして得られた水酸基価450
mgKOH/gのポリエーテルポリオール。 ポリオールC:1−(2−アミノエチル)ピペラジン−
3モルプロピレンオキシド付加物にKOH触媒を用いて
さらにプロピレンオキシド、エチレンオキシドを反応さ
せて得られた水酸基価450mgKOH/gのポリエー
テルポリオール。 ポリオールD:Aと同様にして得られた水酸基価300
mgKOH/gのポリエーテルポリオール。 ポリオールK:ピペラジン−2モルプロピレンオキシド
付加物にKOH触媒を用いてさらにプロピレンオキシド
を反応させて得られた水酸基価450mgKOH/gの
ポリエーテルポリオール。
【0033】ポリオールE:トリエタノールアミンにプ
ロピレンオキシドを反応させて得られた水酸基価480
mgKOH/gのポリエーテルポリオール。 ポリオールF:エチレンジアミンにプロピレンオキシ
ド、エチレンオキシドを反応させて得られた水酸基価4
50mgKOH/gのポリエーテルポリオール。 ポリオールG:シュークローズにプロピレンオキシドを
反応させて得られた水酸基価350mgKOH/gのポ
リエーテルポリオール。 ポリオールH:Gと同様にして得られた水酸基価300
mgKOH/gのポリエーテルポリオール。 ポリオールI:エチレンジアミンにプロピレンオキシド
を反応させて得られた水酸基価250mgKOH/gの
ポリエーテルポリオール。 ポリオールJ:Iと同様にして得られた水酸基価750
mgKOH/gのポリエーテルポリオール。
【0034】まず500cm3 のプラスチック製カップ
に表に示す種類と割合のポリオール計100重量部を秤
量し、シリコーン整泡剤(L−5421、日本ユニカー
社製)1.5重量部、触媒として、トリエチレンジアミ
ン溶液(DABCO33LV、エアプロダクトアンドケ
ミカルズ社製)を、ゲルタイムが約25秒となるための
必要量、難燃剤として、トリス(2−クロロプロピル)
フォスフェート(TMCPP、大八化学社製)10重量
部及び表に示す重量部の水、表に示す種類と重量部の発
泡剤を加えて円盤型撹拌機により充分混合撹拌し、この
ポリオール側原液の液温が20℃となるよう調製した。
【0035】次いでこのポリオール側原液に、予め液温
20℃とした粗製ジフェニルメタンジイソシアネート
(ミリオネートMR−100、日本ポリウレタン工業社
製、NCO:31.0%)を表に示すNCO−INDE
X(INDEX)となるように表に示す重量部添加し、
室温20℃にて5秒間、高速撹拌し、上方が開放された
20cm立方の木箱の中で発泡させた。この際、予め木
箱の中に取り付けておいた鉄片(巾2.5cm、長さ
7.5cm、厚さ0.05cm)をフォームの硬化後に
引剥がし、その際の最大強度を接着強度とした。
【0036】原料の種類と組成(使用量は全て重量
部)、及び得られたフォームのコア密度(単位:kg/
3 )、鉄片に対するフォームの接着性の評価を表に示
す。なお、実施例18ではトリエチレンジアミン溶液
(DABCO33LV)の代わりに3量化触媒として知
られる4級アンモニウム塩(DABCO−TMR、エア
プロダクトアンドケミカルズ社製)を用いた。
【0037】表中、鉄片への接着性については下記に基
づき判定した。 ◎…比較例1と比べ、接着強度が50%以上向上したも
の。 ○…比較例1と比べ、接着強度が同等乃至50%未満の
向上が認められたもの。 △…比較例1と比べ、接着強度の低下が30%未満のも
の。 ×…比較例1と比べ、接着強度の低下が30%以上のも
の。
【0038】使用した発泡剤は、下記の通りである。 発泡剤a:R11 発泡剤b:R11、塩化メチレン、イソペンタン混合物
(旭硝子社製XR−8410F) 発泡剤c:R141b 発泡剤d:R12 発泡剤e:R22
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】次に、実施例1〜12のポリオール側原液
にさらにオクチル酸鉛(ニッカオクチックス鉛20%、
日本化学産業社製)を配合し、液温10℃での発泡反応
時のライズタイムが約15秒となるよう調製したうえ
で、該ポリオール側原液と前記粗製ジフェニルメタンジ
イソシアネート(クルードMDI)とをガスマー社製発
泡機を用いて液温45℃、気温5℃の下、コンクリー
ト、石膏ボード、合板の各基材にスプレー発泡したとこ
ろ、良好なスプレー状態を示し、得られた硬質ポリウレ
タンフォームはいずれの基材に対しても実用上問題のな
い接着強度を示した。
【0043】
【発明の効果】本発明においてピペラジン系ポリエーテ
ルポリオールを使用することにより、発泡剤である水の
使用量を増やして特定フロンであるR11、R12等を
大幅に削減あるいは全廃する処方で硬質ポリウレタンフ
ォームを製造することができる。本発明のポリウレタン
フォームは基材又は面材への接着性に優れ、ボード用に
適する。本発明のポリウレタンフォームはスプレーフォ
ーム用としても適する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 101:00) C08L 75:04 (72)発明者 小高 弘光 東京都三鷹市下連雀2−15−10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イソシアネート基と反応しうる活性水素含
    有官能基を2以上有する活性水素化合物とポリイソシア
    ネート化合物を発泡剤の存在下で反応させて硬質発泡合
    成樹脂を製造する方法において、活性水素化合物の少な
    くとも一部が、ピペラジン及び/又は1−(2−アミノ
    エチル)ピペラジンにアルキレンオキシドを付加反応さ
    せて得られるピペラジン系ポリエーテルポリオールであ
    ることを特徴とする硬質発泡合成樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】ピペラジン系ポリエーテルポリオールの水
    酸基価が100〜800mgKOH/gである、請求項
    1の製造方法。
  3. 【請求項3】発泡剤として水を全活性水素化合物に対し
    0.2重量%以上使用する、請求項1の製造方法。
JP5192781A 1992-07-08 1993-07-07 硬質発泡合成樹脂の製造方法 Pending JPH0687943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5192781A JPH0687943A (ja) 1992-07-08 1993-07-07 硬質発泡合成樹脂の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20448092 1992-07-08
JP4-204480 1992-07-08
JP5192781A JPH0687943A (ja) 1992-07-08 1993-07-07 硬質発泡合成樹脂の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0687943A true JPH0687943A (ja) 1994-03-29

Family

ID=26507516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5192781A Pending JPH0687943A (ja) 1992-07-08 1993-07-07 硬質発泡合成樹脂の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0687943A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008303350A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Bridgestone Corp 断熱材組成物、ポリウレタン発泡断熱材及び断熱施工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008303350A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Bridgestone Corp 断熱材組成物、ポリウレタン発泡断熱材及び断熱施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2817556C (en) Method for filling wall cavities with expanding foam insulation
JP2018150554A (ja) シス−1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン発泡成形用組成物、およびポリイソシアネートベースの発泡体の製造における組成物の使用
EP1497361B1 (en) Polyurethane or polyisocyanurate foams blown with hydrofluorocarbons and carbon dioxide
JP6470610B2 (ja) ポリウレタンフォームの製造法及びそれによって得られたポリウレタンフォーム
JP4166571B2 (ja) ポリウレタンインテグラルスキンフォーム類の製造方法
AU2002234544A1 (en) Process for making polyurethane integral skin foams
JP2000281826A (ja) 難燃性硬質ポリウレタンフォーム用樹脂組成物
JPH0687943A (ja) 硬質発泡合成樹脂の製造方法
US5189074A (en) Tertiary ethers as blowing agents for polyurethane foams
JPH07149867A (ja) 硬質発泡合成樹脂の製造方法
JP3311388B2 (ja) インテグラルスキン付ポリウレタンフォームの製造法
JP4083522B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP4340497B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JPH08100044A (ja) 硬質発泡合成樹脂の製造方法
JP2008545036A (ja) ポリウレタン成形品の製造方法
JPH0710955A (ja) 硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP3145755B2 (ja) 硬質ポリウレタンフォーム
JPH11130830A (ja) 硬質ウレタンスプレーフォームの製造法
JP2002201246A (ja) 硬質プラスチックフォームの製造方法
JP2002241456A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム用ポリイソシアネート組成物、及びこれを用いた硬質ポリウレタンフォームの製造方法
JP2000063474A (ja) 硬質発泡合成樹脂の製造方法
JPH06306138A (ja) 発泡合成樹脂の製法
JPH0848741A (ja) 硬質発泡合成樹脂の製造方法
JPH11292949A (ja) 硬質イソシアヌレートスプレーフォームの製造法
JP2000063477A (ja) 硬質ポリウレタンフォーム