JPH0687320A

JPH0687320A - 換気装置

Info

Publication number: JPH0687320A
Application number: JP5045497A
Authority: JP
Inventors: Karl-Heinz Bauer; カール−ハインツ・バウエル; Joergen Bauer; ユルゲン・バウエル
Original assignee: Preh GmbH
Current assignee: Preh GmbH
Priority date: 1992-03-06
Filing date: 1993-03-05
Publication date: 1994-03-29
Also published as: EP0558785A1; DE59205250D1; EP0558785B1; ES2082248T3; DE9204214U1; US5322471A

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】自動車搭乗室の換気装置において、ファンモー
タの高出力傾向において、出力抵抗用の段階スイッチ、
接続ケーブルの簡略化を図る。【構成】換気装置の空気通路１内には出力抵抗８を用い
て多段に調節できる送風器３がある。出力抵抗８と、送
風器３の調節の為に必要な段階スイッチ７とを、空気通
路１の所又はその中に、即ち送風器３の作用領域内に設
け、ファンによる気流により冷却されることにより高出
力化に伴う温度上昇や、ケーブル容量、切点容量を小さ
くし得る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電気モーターによって
駆動され多段に調節可能な送風器がその中にある空気通
路と、送風器を多段に調節するための切換え装置とを有
し、その際送風器の作用領域にある出力抵抗が電気モー
ターによって搭乗者室から機械的に操作可能な段階スイ
ッチを用いて段階的に予め切換え可能である様な、特に
搭乗者室を換気するための自動車の換気装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】その様な装置は、自動車において定期的
に目の当たりにし、それ故充分知られている。アール・
ボッシュ社の「自動車工業ポケットブック」の第２０巻
の第 568及び 569頁に自動車の電流計画が示されてお
り、電流計画の第７章には換気装置の送風器と前置抵抗
を用いたその調節の仕方が略図的に示されている。種々
の送風器段を調節することによって、換気装置の空気量
を搭乗者室の必要量に合わせることが出来る。

【０００３】公知の換気装置はそれぞれダッシュボード
の内側にある電気的段階スイッチを有している。段階ス
イッチは実用的な理由から搭乗者室の内側でダッシュボ
ードにあり手の届く把手と直接接続されている。把手の
設定方法及び段階スイッチの切換え経過乃至は接点配置
はその際同じ方向に延びている。例えば長手方向又は円
形に延びている。段階スイッチを用い、換気装置の送風
器の電気モーターは自動車のボーデンワイヤーと接続す
ることが出来る。電気モーターによって駆動される送風
器は換気装置の空気通路内に空気流を作る。空気流は搭
乗者室を換気する。送風器は段階スイッチの逆の切換え
段を経て段階的に調節出来る。その際送風器の電気モー
ターには個々の切換え段において、値のそれぞれ違った
出力抵抗が前置接続される。

【０００４】前置接続された出力抵抗はその値に応じて
電気モーターの駆動出力を下げ、従って送風器段の生み
出される空気流にとっては決定的である。出力抵抗は普
通折り曲げられた抵抗線から作られている。運転に応ず
る強い加熱の為に、出力抵抗は段階スイッチから離れて
送風器の作用領域に設けられており、即ち出力抵抗は空
気通路内に突出し、空気通路内の空気流によって冷却さ
れる。公知の出力抵抗は固有の閉じた構造グループを形
成し、この構造グループは火花が飛ぶのを避けるために
しばしばセラミック物質で作られている。出力抵抗は多
数の芯のあるケーブルによって段階スイッチと電気モー
ターとに電気的に接続されている。

【０００５】250 ワットの電気モーターの出力を受ける
場合約２０Ａの電流が流れる。それに対応して個別導体
の断面積は多芯の接続ケーブルでは2.5 mm²に選択され
ている。段階スイッチの切換え接点の所の温度は経験的
に２０Ａの電流では約３０℃高くなる。太陽照射がある
場合、自動車の内部空間は例えば７０℃に加熱され、そ
の時その換気のために送風器を全出力に切り換えると、
段階スイッチの切換え接点の所で、従ってダッシュボー
ドの範囲で既に 100℃の温度になっている。

【０００６】出力抵抗の高い駆動による固有加熱やこの
状況は、段階的に調節可能な換気装置の公知で定期的に
適用される区切りに対して、切換え装置の第１の構造グ
ループと、切換え装置の第２の構造グループと、同様に
段階スイッチと電気的に接続された第３の構造グループ
という結果をもたらした。この第１の構造グループには
ダッシュボード内でしばしば休止マークの付された段階
スイッチを有しており、第２の構造グループは空気通路
の内側領域において規則的で幾つかの出力抵抗を有し、
即ち第１の構造グループを第２の構造グループと電気的
に接続する高い導体断面のある多芯のケーブルから出来
ている接続部分と成っており、そして第３の構造グルー
プは電気モーターで駆動される送風器を有している。

【０００７】それと並んでまた無段階に調節可能な換気
装置も知られている。その様な概ね電子的に制御可能な
装置は本発明とは関係しない。最近は換気装置の送風器
によってより高い出力が要求される。特に装置の空気通
路内に１つ又は幾つかのフィルターが挿入され、そのフ
ィルターは寿命がどんどん長くなるよう求められ、それ
によりその空気抵抗が著しく搭乗者室の換気を妨害する
時に要求される。その様な妨害はより大きな送風器出力
で少なくとも部分的には補償することが出来る。今まで
例えば 250ワットの出力受け容量を有する送風器モータ
ーを使用した時には、近頃では約 500ワットまでの出力
受け容量を有する送風器モーターを適用する。このこと
は将来的にもっと更に上昇することもある。その際最高
の駆動電流は例えば４０Ａ以上に上がる。

【０００８】より高い電流の結果として、切換え装置の
多芯の接続ケーブルの導体断面が４mm²に増大されるべ
きである。その様なケーブルは著しく高価であり、手で
扱い難い。より高い電流の別の結果は段階スイッチにお
ける著しい接点加熱にあるが、このことは固有の寿命を
害し、隣合って配設された特に電子的な構成部材に障害
をもたらす。この最後のことは例えば僅かな接点抵抗を
有する段階スイッチを用いて克服すべきであるが、しか
しながらその様な出力スイッチにはしばしば所望の容易
な調節性がなく、また寿命も短い。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】上記し出力上昇によっ
て開始される初めに述べた種の換気装置における計量が
不可能となることや高価になることに、別の改良された
創作思想によってこれを克服しようというのが本発明の
課題である。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この課題の解決策とし
て、段階スイッチが同様に出力抵抗と同じく送風器の作
用領域内にあることを提案している。このことは特に、
段階スイッチが少なくとも部分的に空気流によって作用
を受けていることを述べるものである。例えば公称電流
によって作られる接点加熱の如き過熱は、その時良く空
気流を用いて取り出すことが出来る。公称電流は最大の
送風器能力で流れる。出力抵抗に対して段階スイッチを
調整可能に空間的に近づけるために、適当に短くした接
続ケーブルで充分である。段階スイッチ及び出力抵抗が
構造的に統一されている場合には接続ケーブルさえ要ら
ない。このことは公知の装置に比べて提案した換気装置
には別の長所があるということである。

【００１１】段階スイッチと把手との本発明により作ら
れた空間的な分離は調節過程を害すると推測させる。段
階スイッチにおける従属した切換え位置と把手の光学的
又は感覚的な目安の間の一致を危険にさらすこともある
方法公差も恐れるべきものである。本発明によりもっと
早く偏向させるその様な状態は、特に適切な設定手段を
選択する場合の特別な注意によって、また適切な段階ス
イッチの構想における特別な注意によって留意さるべき
である。

【００１２】何ら概略的な従属装置又は整向装置を必要
としない例えば設定手段も良く利用することが出来る。
それにより一方では把手を配置する場合の自由度を要求
し、他方では段階スイッチを配置する場合の自由度を要
求する。ボーデンワイヤーは例えばその様な設定手段で
ある。設定運動を変え、例えば回転運動を長手方向運動
に変えるという設定手段又は設定装置も特に有利であ
る。同様に例えば調節レバー、調節ギアの如き調節手段
を短くしたり又は長くしたりする状態にある設定手段は
特に有利である。

【００１３】この種の設定手段は把手の設計の決まった
調節手段を段階スイッチの要件に合わせることが出来
る。その様な設定手段でもってしかしまた例えば段階ス
イッチの切換え行程を寸法付ける場合に自由度が生じ、
そのことは構造- 又は道程- 公差を支配するために役に
立つ。その際出来るだけ大きな道程- 公差が切換え工程
の長さに渡って克服されるように適当な段階スイッチを
構想する。特に有利には設定手段によって調節可能な絶
縁部材を段階スイッチの切換え部材として選択する。こ
の切換え部材は適当な調節工程で固定的に保持された切
換え接点対に位置決めされ、この接点対をそれぞれ構造
に応じて開いたり閉じたりする。接点公差はその様な装
置の場合にはない。

【００１４】

【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳細に
説明することにする：図１には本発明による換気装置が
略図的に示されている。その際乗用車の輪郭の内側には
空気通路１が見て取れる。空気通路１を通って自動車の
エンジンルーム内で温められ又は外部から流入する空気
が搭乗者室２に供給され、そこで分配される。空気通路
１内の空気流は特に自動車が止まっている場合には送風
器３によって促進される。

【００１５】送風器３は送風器モーター４によって駆動
される。送風器３と送風器モーター４とは調和をとって
１つの構造ユニットを形成している。送風器モーター４
は自動車の車内回路網５から電気的に供給される。送風
器モーター４は切換え装置６を用いて車内回路網５から
分離可能であり、従って遮断することが出来る。切換え
装置６は空気通路１に固定されており、切換え装置６は
部分的に空気通路１内に突出し、そこで空気通路１内の
空気流によって冷却される。空気流は送風器３によって
作られる。従って切換え装置６は送風器３の作用領域内
にある。切換え装置６は、多段の段階スイッチ７と一群
の出力抵抗８とから出来ている。搭乗者室２には段階ス
イッチ７を調節するための把手９がある。把手９の調節
運動は設定手段１０，１１を用いて段階スイッチに伝達
される。把手９の調節運動はその際設定手段１０によっ
て変えられ、変換され、そうして段階スイッチの要件に
合わせられる。調節運動はボーデンワイヤー１１に伝わ
る。段階スイッチ７には種々の送風器出力のための幾つ
かの切換え段がある。

【００１６】設定手段１０の部品、主として調節運動を
合わせるための部品や、把手９は自動車のダッシュボー
ド１２に取り付けられている。そこでは図２によれば側
壁１３，１４との間に調節軸１５が軸受けされている。
側壁１３，１４は中間部材１６を用いてある間隔に保た
れる。側壁１３，１４は軸受１７，１８を備え、それら
の中に調節軸１５が軸受けされている。調節軸１５は一
方の側壁１４を貫通している。その際形成される自由な
軸端部１９は、搭乗者室２内で操作できる把手９を有し
ている。

【００１７】一方の軸受１７の外側面上にピニオン２０
が回転出来るよう軸受けされており、そのピニオンは再
び側壁１３内に案内されたラック２１を駆動する。図３
によればボーデンワイヤー１１が係合しているラックは
休止用歯車２３によって動きが重くなっている。ピニオ
ン２０には駆動アーム２４が付形されている。調節軸１
５にはＶ字形に形成された調節アーム２５が設けられて
いる。

【００１８】駆動アーム２４は調節アーム２５のＶ字形
内に係合し、これによって回転が止められている。調節
アーム２５と駆動アーム２４とは反対側に接合するまで
弾性部材２６によって弾性的に結合されている。弾性部
材２６は休止用歯車２３の作用を補助している。設定手
段１０を用いて把手９の調節運動はラック２１に伝達さ
れ、その際図３によればピニオン（矢印Ａ）の回転が、
ラック２１乃至はボーデンワイヤー１１の往復動（矢印
Ｂ）に変換される。ボーデンワイヤー１１は往復動
（Ｂ）を設定手段１０の一部として段階スイッチ７の調
節部材２７（図４参照）に伝える。

【００１９】ボーデンワイヤー１１は駆動側で受け部２
８に留められている。その調節線２９の自由に成された
端部はフック２２によってラック２１と一緒に運動する
ように結合されている。ラック２１には休止カム３０が
設けられている。バネ部材３１を用いて予緊張される休
止用歯車２３は、把手９において認識できる休止の方向
に休止カム３０と協動する。休止段（Ｃ）は段階スイッ
チ７における切換え段に相当している。

【００２０】図４と図５には換気装置の切換え装置６が
図示されている。切換え装置６は多段の段階スイッチ７
と多数の出力抵抗８とから出来ている。段階スイッチ７
と出力抵抗８とは１つの構造的なユニットを形成し、こ
のユニットは空気通路１の開口３２にフランジ止めされ
ている。その際段階スイッチ７の部品、特にその良い熱
伝導的に形成された切換え接点接続部３３及びそこに接
続された出力抵抗８は空気通路１内に突出し、そこに支
配している空気流によって冷却可能と成っている。

【００２１】出力抵抗８はセラミック物質によって埋め
込まれており、これらセラミック物質は幾つかの個別抵
抗８，８′，８″からなる抵抗ブロック３４を形成す
る。スリーブ３５は抵抗ブロック３４を段階スイッチ７
に留める。個々の出力抵抗８の接続部３６は抵抗ブロッ
ク３４から突出し、これら接続部３６はそれぞれ段階ス
イッチ７の切換え接点接続部３３に通じており、これと
留め具によって電気的に接続されている。

【００２２】ヒューズ３７は切換え装置６を過熱しない
よう保護している。ヒューズは必要な場合には送風器モ
ーター４への電流を遮断する。段階スイッチ７のケーシ
ング３８は耐熱性のプラスチックから出来ている。ケー
シング３８内には切換え接点３９が対的に設けられ、こ
れらは対的に固定して保持されている。この実施例で切
換え接点対３９が空気通路１の外側にあり、これら切換
え接点対は本発明の択一的な形状では勿論また空気通路
１の内側に設けることも良い。

【００２３】ウェブ４０は個々の切換え接点対３９を分
離し、切換え室４１を形成する。ボーデンワイヤー１１
の駆動端部は段階スイッチ７のケーシング３８にある受
け部４２に固定されている。ボーデンワイヤー１１のこ
の側で開放された調節線２９は長くなされ、引っ掛ける
ことによって調節部材２７と一緒に運動するよう結合さ
れている。調節部材２７はケーシング３８内で往復方向
（Ｂ）に運動しうるよう導かれ、この部材は端部位置の
間で把手９の調節運動を行う。

【００２４】調節部材２７は傾斜４３と滑動面４４とを
有する絶縁部材である。ボーデンワイヤー１１の調節線
２９の調節部材２７が切換え接点対３９の側の所を通さ
れると、切換え接点対はそれぞれの往復方向に応じて順
序に従って開かれたり閉じたりする。

【００２５】この実施例では調節部材２７が引っ込む
と、切換え接点対３９の切換え接点４５，４６が閉じら
れる。一方の接点４６はその切換え接点接続部３３の反
対側の端部である。電気的に集合接続部４７と電気的に
接続されている第２の切換え接点４５は案内突起４８に
よってその接点領域４９を越えて延長されている。可動
の調節部材２７はその傾斜４３で線５０に沿って案内突
起４８の下へと滑り、それを滑動面４４へ引き上げる
が、その際に該当する切換え接点４５，４６を分離す
る。

【００２６】本発明の更に別の実施形態においてはまた
普通の状態において開いている切換え接点４５，４６も
考えられるが、これら接点はどちらか一方の調節部材を
用いて接触させられる。段階スイッチ７はフラップ５１
を用いて塵が遮断されるよう閉鎖されている。図５には
電気的な外側接続部が見て取れるが、一方の導線５２は
車内回路網５に通じ、他方の導線５３は送風器モーター
４に通じている。

【００２７】図６に示した付加図面は段階的に切換え可
能の換気装置の作動法を分からせるものである。調節部
材２７の示唆した位置”０”から”４”を用いて段階ス
イッチの５つの切換え位置が示されている。

【００２８】位置”０”においては接続部５２から接続
部５４への電流路は遮断されており、送風器モーター４
は止まっている。位置”１”では１つの切換え接点対は
閉じており、電流路は今や接続部５２から来て、例えば
1.6 オーム（８）、0.8 オーム（８′）と0.4 オーム
（８″）の抵抗値を有する３つの出力抵抗を介して、ま
たヒューズ３７を介して送風器モーター４に通じ、そし
て接続部５４を介して車内回路網５へと戻るように通じ
ている。全体で2.8 オームの中間に接続された抵抗はこ
の切換え段では僅かの送風器出力をもたらす。

【００２９】位置”２”と”３”とにおいて中間に接続
された抵抗値は段階的に減少していき、送風器出力はそ
れに応じて高く成っていく。位置”４”において電流路
は直接接続部５２からヒューズ３７を介して送風器モー
ター４へと延びており、送風器は作用を成さない出力抵
抗８，８′，８″のためにその全出力に広がる。

【図面の簡単な説明】

【図１】自動車の輪郭にして略図で示した本発明による
換気装置を示す。

【図２】図１による装置における把手と、その調節運動
を伝達する設定手段を断面図で示す。

【図３】図２による設定手段で、線 III−III に沿った
図を示す。

【図４】図２による設定手段によって駆動される段階ス
イッチを示す。

【図５】線Ｖ−Ｖに沿った側面図で、図４から見た段階
スイッチを示す。

【図６】段階スイッチの付加図面を示す。

【符号の説明】

１空気通路２搭乗者室３送風器４送風器モーター５車内回路網６切換え装置７段階スイッチ８，８′，８″ 出力抵抗９把手１０設定手段１１ボーデンワイヤー１２ダッシュボード１３，１４側壁１５調節軸１６中間部材１７，１８軸受１９軸端部２０ピニオン２１ラック２２フック２３休止用歯車２４駆動アーム２５調節アーム２６弾性部材２７調節部材（絶縁部材）２８受け部２９調節線３０休止カム３１バネ部材３２開口３３切換え接点接続部３４抵抗ブロック３５スリーブ３６接続部３７ヒューズ３８ケーシング３９切換え接点対４０ウェブ４１切換え室４２受け部４３傾斜４４滑動面４５，４６切換え接点４７集合接続部４８案内突起４９接点領域５０線５１フラップ５２，５３接続導線５４接続部Ａ回転方向Ｂ往復方向Ｃ休止段

フロントページの続き (72)発明者ユルゲン・バウエルドイツ連邦共和国、バート・ノイシユタット／ザーレ、ハウプトストラーセ、５

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電気モーター（４）によって駆動され多
段に調節可能な送風器（３）がその中にある空気通路
（１）と、送風器（３）を多段に調節するための切換え
装置（６）とを有し、その際送風器（３）の作用領域に
ある出力抵抗（８，８′，８″）が電気モーター（４）
によって搭乗者室（２）から機械的に操作可能な段階ス
イッチ（７）を用いて段階的に予め切換え可能である様
な、特に搭乗者室（２）を換気するための自動車の換気
装置において、段階スイッチ（７）も同じく送風器
（３）の作用領域内にあることを特徴とする換気装置。
【請求項２】段階スイッチ（７）が、搭乗者室（２）
内の把手（９）から機械的な設定手段（１０）を介して
操作可能であり、それが段階スイッチ（７）と把手
（９）の相関的な方向付けを前提としていない様に、設
定手段が選択されていることを特徴とする請求項１に記
載の換気装置。
【請求項３】ボーデンワイヤー（１１）が設定手段
（１０）として利用されていることを特徴とする請求項
２に記載の換気装置。
【請求項４】設定手段（１０）が複数の装置（２０，
２１）を含み、それら装置は、把手（９）の設定運動が
変更及び／又は増速乃至は減速されるように影響を及ぼ
すことを特徴とする請求項２又は請求項３に記載の換気
装置。
【請求項５】送風器（３）の作用領域内にある出力抵
抗（８，８′，８″）と、段階スイッチ（７）とが構造
的なユニットを成していることを特徴とする請求項１か
ら請求項４のうちの１項に記載の換気装置。
【請求項６】出力抵抗（８，８′，８″）と段階スイ
ッチ（７）とから成る構造的なユニットが空気通路
（１）の開口（３２）にフランジ止めされ、少なくとも
部分的に空気通路（１）内に突出していることを特徴と
する請求項５に記載の換気装置。
【請求項７】出力抵抗（８，８′，８″）が空気通路
（１）の内側に、そして段階スイッチ（７）が空気通路
の外側に設けられていることを特徴とする請求項５又は
請求項６に記載の換気装置。
【請求項８】空気通路（１）の内側にある出力抵抗
（８，８′，８″）が、固定することによって直接電気
的に切換え接点接続部（３３）と、即ち同じく空気通路
（１）の内側にあり良く熱伝導するよう形成された段階
スイッチ（７）の切換え接点接続部（３３）と接続され
ていることを特徴とする請求項５から請求項７のうちの
１項に記載の換気装置。
【請求項９】段階スイッチ（７）には、固定的に保持
された切換え接点対（３９）が設けられており、設定手
段（１０）によって駆動される絶縁部分（２７）が切換
え接点対（３９）を相前後して開いたり閉じたりするこ
とを特徴とする請求項１から請求項８のうちの１項に記
載の換気装置。