JPH0685967B2 - 型鍛造による機械部品の製造方法 - Google Patents

型鍛造による機械部品の製造方法

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JPH0685967B2
JPH0685967B2 JP1275026A JP27502689A JPH0685967B2 JP H0685967 B2 JPH0685967 B2 JP H0685967B2 JP 1275026 A JP1275026 A JP 1275026A JP 27502689 A JP27502689 A JP 27502689A JP H0685967 B2 JPH0685967 B2 JP H0685967B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は自在接手等の部品を、鍛造によって製造され
るものと、機械加工されて製造されるものとを結合し
て、一つの部品を製造する場合に、熱間型鍛造と冷間型
鍛造とを組合せて行う型鍛造による機械部品の製造方法
に関する。
〔従来の技術〕
従来、鍛造によって製造されるものと、機械加工されて
製造されるものを結合して、一つの部品を製造する場合
には、次のようなものがある。
例えば一体鍛造の場合は、第5図に示すように熱間型鍛
造によって(a)図の素材1から(b)図に示すように
部品2をバリ3がついた状態に荒打ち鍛造し、次に
(c)図に示すようにバリ3がついたまゝで仕上げ型鍛
造を行い、(d)図に示すようにバリ抜きを行う。次に
(e)図に示すようにスプライン4を加工するための機
械加工を行うが、その場合にブローチ加工を行うのが能
率が良いため、下穴5を貫通してスプライン加工が行わ
れる。そして下穴5がヨーク6の所まで貫通しているた
め、スプラインの仕上げ後に、異物の浸入を防止するた
め、キャップ7を取付けるようにしている。
また冷間型鍛造の場合は第6図に示すように、(1)
(2)(3)…………の工程で順次冷間で加工が行わ
れ、ヨーク部8やスプライン部9が形成されて行き、工
程(3)と(4)との間や、工程(6),(7),
(8)および(9)の夫々の間のような符号の所で、
焼鈍や潤滑等の中間処理が行われながら成型が進められ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところでこのような、従来の型鍛造による機械部品の製
造方法にあっては、第5図の方法では、スプライン部等
の機械加工が必要であり、材料の歩留が悪いという問題
があり、第6図の方法は、多数の工程や中間処理を要す
る上、連続作業ができず、また多くの大能力のプレス設
備が必要になるという問題があり、第5図に示すように
機械加工の工程や、キヤップを取付ける等の余分な工程
が必要になるという問題があった。
この発明は、このような従来の課題に着目してなされた
もので、簡単な工程によって機械部品を製造することが
できる、型鍛造による機械部品の製造方法を提供するこ
とをその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の課題を解決するための手段として、そ
の構成を、精密な寸法精度が要求される第1の部品11を
冷間型鍛造によって製作し、寸法精度が多少許容される
第2の部品12を、まず熱間の荒打ち型鍛造により製作
し、該第2の部品12が冷却しない内に、前記第1の部品
11に設けられた凹凸部13を有する接合部を、第2の部品
12により外側から包むように接合して、仕上げの型鍛造
を行った後、精密冷間型鍛造を行うこととした。
〔作用〕
次に本発明の作用を説明する。第1の部品は、精密な寸
法精度が要求されるので、冷間型鍛造によって精密な精
度に製作される。一方第2の部品は、寸法精度が少許容
されるので、熱間の荒打ち型鍛造により製作される。前
記第1の部品は第2の部品と接合するために、その接合
部に凹凸部が設けられており、第2の部品と第1の部品
の接合部とを接合した後、仕上げの型鍛造を行う。その
ため歩留もよく単純で少ない工程によって仕上げること
ができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の構成図で、自在接手用ヨークにスプラ
インを形成した、機械部品10を製造する場合の工程を示
したものである。こゝで第1の部品であるスプライン部
11は精密な寸法精度が要求されるので、第1図(a)に
示すように冷間型鍛造によって製作する。このときスプ
ライン穴17を精密に加工するため、時々焼鈍を行ったり
潤滑皮膜形成剤を注入することにより、機械加工による
仕上げを必要としない程度にまで仕上げることができ
る。そして第2の部品であるヨーク部12は寸法精度が多
少許容されるので、第1図(b)に示すように、熱間の
荒打ち型鍛造によりやゝ大き目の容積を持つように製作
する。一方スプライン部11には、ヨーク部12と接合する
部分に凹凸部13が設けられており、ヨーク部12の接合部
には凹部14が設けられている。そして荒打型鍛造された
ヨーク部12が冷却しない内に、第1図(c)に示すよう
に、スプライン部11の凹凸部13が設けられた接合部を、
ヨーク部12の凹部14により外側から包むように接合する
ようにして、次の工程として仕上げの型鍛造が行なわれ
る。荒打型鍛造されたヨーク部12は、やゝ大き目の容積
となっているから、スプライン部11の凹凸部13の間へヨ
ーク部12の金属が充満して行き、スプライン部11とヨー
ク部12とは密着し、ヨーク部12の金属が冷却したとき完
全に接合される。また第1図(c)の仕上げ型鍛造にお
いては、彫刻部15によりヨーク部12の形状が拘束されて
いるから、ヨーク部12の金属の余肉は、彫刻部15の外へ
バリ16として排出される。次に第1図(d)に示すよう
に、バリ16を除去するバリ取り加工として、ホーニング
等を行った後に、第1図(e)に示すように精密冷間型
鍛造を行って、部品としての寸法精度が十分となるよう
に矯正する。
スプライン部11とヨーク部12との接合部には、凹凸部13
に相当するものとして、第2図に示すようにスプライン
部11に横溝21と直径方向の溝22とが設けられている。横
溝21は抜けを防止するためのもので、直径方向の溝22は
接合部で回転するのを防止するためのものである。なお
第3図に示すように、凹凸部13として横溝21を設ける代
りに、スプライン部11の接合部に、、逆勾配を持つ円錐
部23を有するようにしてもよい。また第4図に示すよう
に横溝21は同様に設けるが、直径方向の溝22の代りに、
多数の縦溝24をスプライン部11の外周部に設けてもよ
い。
冷間鍛造されたスプライン部11のスプライン穴17は、焼
鈍や潤滑皮膜剤の注入が行われて仕上げられ、精密に仕
上げられているから、機械加工をする必要がなくそのま
ゝ使用できる。そしてヨーク部12も第1図(c)の仕上
げ鍛造および第1図(e)の精密型鍛造が行われるか
ら、最後にジョイント取付部の孔18の加工を行うのみで
よい。それ以前の加工は冷間および熱間の型鍛造のみに
よって行われ、しかも極めて少ない工程数で全ての加工
が終了する。よって簡単で精度の高い加工方法であると
いえる。
なお上記の実施例で、第2図の部品12を熱間の荒打ち型
鍛造により製作する場合において、一般には熱間とは10
00℃以上に材料を熱して鍛造を行うことを言うが、1000
℃以上に加熱すると材料の表面にスケールが付着して、
製品の仕上り精度が悪化するという問題がある。そこで
加熱するる温度を700〜1000℃として、熱間ではなく所
謂温間で鍛造を行って、スケールが付着しないようにし
ても、上記の発明を実施することができる。よって本発
明における第2の部品を熱間の荒打ち型鍛造により製作
するという場合の熱間には、温度が700〜1000℃の、所
謂温間の場合をも含むものとする。
なお上記の実施例はバリ出し鍛造について述べたが、閉
塞鍛造により、バリを出さないで成型する鍛造方法もあ
る。また上記の実施例においては自在接手のヨーク部を
製造するのに、スプライン部とヨーク部とを接合し、型
鍛造によって製造する例について述べたが、精密な寸法
精度が要求される第1の部品と、寸法精度が多少許容さ
れる第2の部品とを、型鍛造によって接合して製造する
ものであれば、他の種々な部品に応用することができ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、精密な寸法精
度が要求される第1の部品を冷間型鍛造によって製作
し、寸法精度が多少許容される第2の部品を、まず冷間
の荒打ち型鍛造により製作し、該第2の部品が冷却しな
いうちに、前記第1の部品に設けられた凹凸部を有する
接合部を、第2の部品により外側から包むように接合し
て仕上げの型鍛造を行った後に、精密冷間型鍛造を行う
こととしたので、型鍛造による機械部品製造の加工工程
が単純化され、歩留が向上して材料の無駄が少なくな
り、しかも精密な部品を得ることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る型鍛造による自在接手ヨ
ーク部の製造工程を表す部品の平面図、第2図は第1と
第2の部品の接合部を表す部品の平面図、第3図および
第4図は第2図の接合部の他の実施例を示す部品の平面
図、第5図は熱間鍛造により自在接手のヨークの加工を
行う場合の従来の製造方法を表す部品の平面図、第6図
は冷間鍛造による従来のヨークの加工工程を表す部品の
平面図である。 11……スプライン部(第1の部品) 12……ヨーク部(第2の部品) 13……凹凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】精密な寸法精度が要求される第1の部品
    (11)を冷間型鍛造によって製作し、寸法精度が多少許
    容される第2の部品(12)を、まず熱間の荒打ち型鍛造
    により製作し、該第2の部品(12)が冷却しないうち
    に、前記第1の部品(11)に設けられた凹凸部(13)を
    有する接合部を、前記第2の部品(12)により外側から
    包むように接合して、仕上げの型鍛造を行った後、精密
    冷間型鍛造を行うことを特徴とする型鍛造による機械部
    品の製造方法。
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