JPH0685854B2 - 着臭ガスの脱臭方法 - Google Patents
着臭ガスの脱臭方法Info
- Publication number
- JPH0685854B2 JPH0685854B2 JP61187314A JP18731486A JPH0685854B2 JP H0685854 B2 JPH0685854 B2 JP H0685854B2 JP 61187314 A JP61187314 A JP 61187314A JP 18731486 A JP18731486 A JP 18731486A JP H0685854 B2 JPH0685854 B2 JP H0685854B2
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- JP
- Japan
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- gas
- activated carbon
- odorant
- carbon fiber
- odorous
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- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、高級脂肪酸等の高沸点物質及びイオウ化合
物を含む着臭ガスの脱臭方法に関するものである。
物を含む着臭ガスの脱臭方法に関するものである。
酵母処理場において酵母乾燥用ドライヤーから排出され
るガスは、高級脂肪酸等の高沸点物質及びイオウ化合物
を含有する着臭ガスである。
るガスは、高級脂肪酸等の高沸点物質及びイオウ化合物
を含有する着臭ガスである。
従来、このような着臭ガスの脱臭方法として、活性炭素
繊維に着臭ガスを高温のまま接触させて、活性炭素繊維
に臭気成分を吸着させる方法がある。
繊維に着臭ガスを高温のまま接触させて、活性炭素繊維
に臭気成分を吸着させる方法がある。
ところで、活性炭素繊維は、吸着成分を低圧スチームに
よって脱着して再生利用することができる。
よって脱着して再生利用することができる。
しかしながら、上記のように、高級脂肪酸等の高沸点物
質及びイオウ化合物を含有する着臭ガスを活性炭素繊維
によって処理した場合、活性炭素繊維に高沸点物質やイ
オウ化合物が強力に吸着されるため、スチーム再生が行
なえないという問題点があった。
質及びイオウ化合物を含有する着臭ガスを活性炭素繊維
によって処理した場合、活性炭素繊維に高沸点物質やイ
オウ化合物が強力に吸着されるため、スチーム再生が行
なえないという問題点があった。
また、活性炭はガス温度が高いと吸着能力が低下するの
で、着臭ガスを高温のまま活性炭素繊維に接触させる従
来の方法では、吸着効率が悪いという問題点があった。
で、着臭ガスを高温のまま活性炭素繊維に接触させる従
来の方法では、吸着効率が悪いという問題点があった。
そこで、この発明は、活性炭素繊維のスチーム再生が可
能で、しかも吸着効果が良い高沸点物質及びイオウ化合
物を含む着臭ガスの脱臭方法を提供しようとするもので
ある。
能で、しかも吸着効果が良い高沸点物質及びイオウ化合
物を含む着臭ガスの脱臭方法を提供しようとするもので
ある。
この発明は、高級脂肪酸等の高沸点物質及びイオウ化合
物を含む着臭ガスを活性炭素繊維に接触させて、活性炭
素繊維に臭気成分を吸着させる着臭ガスの脱臭方法にお
いて、着臭ガスを活性炭素繊維に接触させる前に、着臭
ガスを50℃以下に冷却し、次いで冷却した着臭ガスを除
湿した後、若干加温し、次いで着臭ガスを粒状活性炭に
接触させるようにしたのである。
物を含む着臭ガスを活性炭素繊維に接触させて、活性炭
素繊維に臭気成分を吸着させる着臭ガスの脱臭方法にお
いて、着臭ガスを活性炭素繊維に接触させる前に、着臭
ガスを50℃以下に冷却し、次いで冷却した着臭ガスを除
湿した後、若干加温し、次いで着臭ガスを粒状活性炭に
接触させるようにしたのである。
高沸点物質及びイオウ化合物を含む高温の着臭ガスを50
℃以下に冷却することにより、着臭ガス中の水分と共に
高沸点物質が凝縮除去される。次いで、この着臭ガスを
除湿することにより、着臭ガスに液滴として残留する高
沸点物質が除去される。この後、着臭ガスを若干加温す
ることにより、飽和水蒸気圧が上がるので、着臭ガスの
湿度が下がり、次工程の活性炭の吸着効率が上がる。次
に、着臭ガスを粒状活性炭に接触させると、着臭ガスの
中に残留する高沸点物質並びにイオウ化合物が選択的に
活性炭に吸着除去される。
℃以下に冷却することにより、着臭ガス中の水分と共に
高沸点物質が凝縮除去される。次いで、この着臭ガスを
除湿することにより、着臭ガスに液滴として残留する高
沸点物質が除去される。この後、着臭ガスを若干加温す
ることにより、飽和水蒸気圧が上がるので、着臭ガスの
湿度が下がり、次工程の活性炭の吸着効率が上がる。次
に、着臭ガスを粒状活性炭に接触させると、着臭ガスの
中に残留する高沸点物質並びにイオウ化合物が選択的に
活性炭に吸着除去される。
以上の処理により、臭気ガス中の高沸点物質及びイオウ
化合物が除去されるため、この後、活性炭素繊維には高
沸点物質及びイオウ化合物以外の臭気成分が吸着される
ことになり、活性炭素繊維のスチーム再生が可能とな
る。
化合物が除去されるため、この後、活性炭素繊維には高
沸点物質及びイオウ化合物以外の臭気成分が吸着される
ことになり、活性炭素繊維のスチーム再生が可能とな
る。
この発明は、例えば酵母乾燥用ドラムドライヤーから排
出される高級脂肪酸等の高沸点物質及びイオウ化合物を
含有する高温の着臭ガス1を、活性炭素繊維を用いた脱
臭装置2に供給する前に、以下の処理を行なうものであ
る。
出される高級脂肪酸等の高沸点物質及びイオウ化合物を
含有する高温の着臭ガス1を、活性炭素繊維を用いた脱
臭装置2に供給する前に、以下の処理を行なうものであ
る。
まず、高温の着臭ガス1をガスクーラー3によって35〜
50℃に冷却する。冷却により、着臭ガス1中の高沸点物
質が水分と共に凝縮する。
50℃に冷却する。冷却により、着臭ガス1中の高沸点物
質が水分と共に凝縮する。
次に、ガスクーラー3によって冷却された着臭ガス1を
エリミネーター4によって除湿し、着臭ガス1中に液滴
として残留する高沸点物質を除去する。
エリミネーター4によって除湿し、着臭ガス1中に液滴
として残留する高沸点物質を除去する。
上記ガスクーラー3から除去された凝縮水6と、エリミ
ネーター4から回収された水溶性成分は活性汚泥等によ
って処理される。
ネーター4から回収された水溶性成分は活性汚泥等によ
って処理される。
次に、エリミネーター4を通過した着臭ガス1は、ガス
クーラー3によって冷却され、水蒸気飽和になっている
ので、ヒーター5によって3〜5℃加温する。これによ
って、着臭ガス1の飽和水蒸気圧が上がるので、着臭ガ
ス1の湿度が下がる。
クーラー3によって冷却され、水蒸気飽和になっている
ので、ヒーター5によって3〜5℃加温する。これによ
って、着臭ガス1の飽和水蒸気圧が上がるので、着臭ガ
ス1の湿度が下がる。
この後、着臭ガス1を、粒状活性炭を用いた補助吸着装
置7に供給し、着臭ガス1中に残留している高沸点物質
並びにイオウ化合物を吸着除去する。この補助吸着装置
7においても着臭ガス1の臭気成分の吸着作用は当然起
るが、イオウ化合物の吸着が強力なために、イオウ化合
物が臭気成分に置き変わって粒状活性炭に選択的に吸着
される。この補助吸着装置7の粒状活性炭は、着臭ガス
1中の高沸点物質及びイオウ化合物がブレークスルーし
た時点で交換する。
置7に供給し、着臭ガス1中に残留している高沸点物質
並びにイオウ化合物を吸着除去する。この補助吸着装置
7においても着臭ガス1の臭気成分の吸着作用は当然起
るが、イオウ化合物の吸着が強力なために、イオウ化合
物が臭気成分に置き変わって粒状活性炭に選択的に吸着
される。この補助吸着装置7の粒状活性炭は、着臭ガス
1中の高沸点物質及びイオウ化合物がブレークスルーし
た時点で交換する。
以上の処理によって、着臭ガス1中の高沸点物質及びイ
オウ化合物が除去され、着臭ガス1中には本来の臭気成
分のみが残存することになる。
オウ化合物が除去され、着臭ガス1中には本来の臭気成
分のみが残存することになる。
この発明によれば、以上のように、活性炭素繊維を用い
た脱臭装置に着臭ガスを供給する前に、着臭ガス中の高
沸点物質並びにイオウ化合物が除去されるので、上記活
性炭素繊維には本来の臭気成分のみが吸着する。このた
め、活性炭素繊維のスチーム再生が可能となる。
た脱臭装置に着臭ガスを供給する前に、着臭ガス中の高
沸点物質並びにイオウ化合物が除去されるので、上記活
性炭素繊維には本来の臭気成分のみが吸着する。このた
め、活性炭素繊維のスチーム再生が可能となる。
また、活性炭素繊維を用いた脱臭装置に着臭ガスを供給
する前に、高温の着臭ガスは冷却され、かつ除湿されて
いるので、吸着効率が高いという効果もある。
する前に、高温の着臭ガスは冷却され、かつ除湿されて
いるので、吸着効率が高いという効果もある。
図面はこの発明の処理工程図である。 1……着臭ガス、2……脱臭装置、3……ガスクーラ
ー、4……エリミネーター、5……ヒーター、7……補
助吸着装置。
ー、4……エリミネーター、5……ヒーター、7……補
助吸着装置。
Claims (1)
- 【請求項1】高級脂肪酸等の高沸点物質及びイオウ化合
物を含む着臭ガスを活性炭素繊維に接触させて、活性炭
素繊維に臭気成分を吸着させる着臭ガスの脱臭方法にお
いて、着臭ガスを活性炭素繊維に接触させる前に、着臭
ガスを50℃以下に冷却し、次いで冷却した着臭ガスを除
湿した後、若干加温し、次いで着臭ガスを粒状活性炭に
接触させることを特長とする着臭ガスの脱臭方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61187314A JPH0685854B2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 着臭ガスの脱臭方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61187314A JPH0685854B2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 着臭ガスの脱臭方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6342719A JPS6342719A (ja) | 1988-02-23 |
JPH0685854B2 true JPH0685854B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=16203832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61187314A Expired - Lifetime JPH0685854B2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 着臭ガスの脱臭方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685854B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02112320U (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-07 | ||
JPH0326400U (ja) * | 1989-07-20 | 1991-03-18 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6168122A (ja) * | 1984-09-11 | 1986-04-08 | Toho Kako Kensetsu Kk | ジメチルホルムアミドの回収方法 |
-
1986
- 1986-08-08 JP JP61187314A patent/JPH0685854B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6342719A (ja) | 1988-02-23 |
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