JPH0684353U - 蛍光x線分析装置 - Google Patents

蛍光x線分析装置

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JPH0684353U
JPH0684353U JP2452093U JP2452093U JPH0684353U JP H0684353 U JPH0684353 U JP H0684353U JP 2452093 U JP2452093 U JP 2452093U JP 2452093 U JP2452093 U JP 2452093U JP H0684353 U JPH0684353 U JP H0684353U
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container
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛍光X線分析装置において、試料の任意の局
部を分析する際に、その分析点の位置を特定するための
基準点を容易に設定できるようにする。 【構成】 筒状の試料容器4を備え、この試料容器4の
胴部には環体24が回転可能に外嵌され、この環体24
の周方向の一部に基準位置設定用のマーク34が形成さ
れる一方、試料容器4の外方には、環体24に対向する
位置にマーク34の有無を検出するマーク検出手段40
が配置されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、蛍光X線分析装置に係り、特には、試料の局所分析に適用される試 料容器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、蛍光X線分析装置においては、励起源としてX線を使用するので、励 起源として荷電粒子を使用するような分析装置(たとえばEPMA)のように、励 起源を絞って試料表面に照射するのが困難である。
【0003】 そこで、本発明者らは、図5に示すように、試料容器aに収納された試料bと一 次ソーラスリットcとの間に試料bの表面の局部を見込む視野制限絞りdを配置し 、X線管eからの一次X線を試料bに照射し、これに応じて試料bから発生する蛍 光X線を視野制限用絞りdを通して一次ソーラスリットcに導いて平行ビームとし て取り出し、このX線を分光結晶fでスペクトルに分光した後、分光された特定 波長のX線を二次ソーラスリットgを通じてX線検出器hで検出することで、局所 分析を可能とした蛍光X線分析装置を提供した(特願平3−287702号参照) 。
【0004】 ところで、上記構成の蛍光X線分析装置において、試料b中の成分の偏析状態 の有無を調べるなど、局所分析を行う場合には、試料bと視野制限絞りdとの相対 位置を変化させて試料の分析点を決定することが必要となる。
【0005】 試料の分析点の位置を特定するには、たとえば、試料容器aをXYテーブル上 に配置し、このXYテーブルにパルスモータを接続し、このパルスモータをコン ピュータによって移動制御することで、X軸、Y軸方向の各移動量を認識させる ようにすることが考えられる。
【0006】 しかし、このようなXYテーブルを使用する場合には、試料を移動させるに十 分なスペースを分析室内に確保することが必要となり、分析装置全体が大型化す る。また、分析室内にはX線管球eの一部が突設して配置されていることもあっ て、現実には試料を移動させるに十分なスペースを確保するのが困難である。ま た、分析室内に十分なスペースを確保できたとしても、移動距離が大きいと光学 的な条件が合わなくなって、検出感度が低下してしまうという難点もある。
【0007】 このため、本発明者らは、試料bと視野制限絞りdとの相対位置を極座標的に変 化させるr−θ移動機構を提供した(特願平5−97744号参照)。
【0008】 このr−θ移動機構では、試料を所定の回転軸周りに任意の角度θだけ回転さ せる回転手段と、視野制限絞りを一次ソーラスリットの入射軸に直交しかつ試料 の回転中心を中心とした半径方向に沿って移動させる移動手段とを組み合わて構 成されている。
【0009】 このr−θ移動機構を用いれば、比較的小さいスペースの分析室内においても 、試料bの任意の分析位置に視野制限絞りdの開口部を臨ませることができて局所 分析を行うことができるという利点がある。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなr−θ移動機構を設けた場合においても、試料の基 準位置が不明確では、どの程度、試料を回転し、また、半径方向に移動させれば 、所望の分析点に視野制限絞りの開口部を位置させることができるのかが不明で あり、試料上の分析位置を把握することができない。
【0011】 本考案は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、試料の任意の局所を 分析する際に、その分析点の位置を特定するための基準位置を容易に設定できる ようにすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上述の課題を解決するために、次の構成を採る。
【0013】 すなわち、本考案の蛍光X線分析装置は、筒状の試料容器を備え、この試料容 器の胴部には環体が回転可能に外嵌され、この環体の周方向の一部に基準位置設 定用のマークが形成される一方、前記試料容器の外方には環体に対向する位置に 、マークの有無を検出するマーク検出手段が配置されている
【0014】
【作用】
上記構成において、局所分析開始前に予め環体を回転させてそのマークが試料 上に予め設定した基準位置に一致するように調整する。そして、次に、試料容器 を回転させてマーク検出手段がマークを検出するようにする。すると、この時点 で試料上の基準位置と、試料容器を回転制御する場合の基準位置とが共に一致す ることになるので、マークの検出位置を基準位置とすることは、試料を分析する 上での基準位置ともなり、したがって、この基準位置から試料容器を所定角度だ け回転させることで、試料表面上のどの位置を分析しているのかを知ることがで きる。このため、局所分析が容易に行える。
【0015】
【実施例】
図1は本考案の実施例に係る蛍光X線分析装置の概略構成図である。
【0016】 同図において、1は蛍光X線分析装置の全体を示し、2はX線管、4は試料s を保持するための試料容器、6は視野制限絞り、8は一次ソーラスリット、10 は試料容器4の載置台、12はこの載置台8をその中心軸回りに任意の角度θだ け回転させるパルスモータ、14は視野制限絞り6をスライドさせる移動機構、 16はパルスモータ12と移動機構14とを制御するコントローラである。
【0017】 移動機構14は、たとえば、図示しない駆動モータと歯車機構等を組み合わせ て構成されており、視野制限絞り6を一次ソーラスリット8の入射光軸に垂直な 方向であって、かつ、回転軸Oの半径方向に沿って任意の距離rだけ移動させる ようになっている。また、コントローラ16は、図外のキーボード等から入力さ れた距離rおよび角度θの値と、後述のマーク検出手段40からの検出出力に基 づいて、パルスモータ12および移動機構14をそれぞれ制御し、視野制限絞り 6の開口部を試料sの所望の分析位置に臨ませるものである。
【0018】 一方、上記の試料容器4は、図2および図3に示すように、円筒状をした容器 本体部20と、この容器本体部20の上部に嵌入された蓋体22と、この蓋体2 2の胴部に嵌め込まれた環体24とを備える。
【0019】 容器本体部20は、その底部20aにバネ受座26が固定され、このバネ受座 26の上に圧縮バネ28が配置され、この圧縮バネ28の上端に試料受座30が 取り付けられている。また、容器本体部20の上部は縮径化されており、その縮 径化された外周部分に環状溝20bが形成され、この環状溝20bの周方向に沿う 2〜3箇所は、その一部を切り欠いて蓋体22の係入溝20cが形成されている 。
【0020】 蓋体22は、天部22aと胴部22bとからなり、天部22aの中央に試料sの露 出孔22cが形成され、また、胴部22cの内周には、蓋体22の係入溝20cの 形成箇所に対応する位置に突起22dが、また、胴部22cの外周には、Oリング 32を介して環体24が回転可能に外嵌されている。
【0021】 環体24は、その周方向の一箇所に基準位置設定用のマーク34が設けられて いる。このマーク34は、本例では環体24の周方向の一部を穿ってスリット状 の縦溝を形成し、この縦溝の内部に黒色塗料を塗布することで構成されている。 一方、試料容器4の外方には、環体24の外周面に対向する位置にマーク34 の有無を検出するマーク検出手段40が配置されている。
【0022】 このマーク検出手段40は、本例では、光源42と光ファイバ44とからなり 、光源42からの光を光ファイバ44を介して環体24の外周面に照射し、環体 24からの反射光を光ファイバ44を介してコントローラに導くようになってお り、光ファイバ44の出射端に対向してマーク34が位置したときに、反射光の 強度が小さくなることでマーク34の有無が検出されるようになっている。
【0023】 上記の試料容器4に試料sをセットするには、試料受台30の上に試料aを載置 した後、蓋体22の各突起22dを容器本体部20の上部の係入溝20cに合わせ て差し込んだ後、蓋体22を回すことで各突起22dが環状溝20bの嵌入されて 蓋体22が容器本体部20に固定されるとともに、試料aが試料受台30と蓋体 22の天部22aとの間で挟み着けられる。
【0024】 試料sの局所分析を行う場合には、図4(a)に示すように、試料sの回転中心と なるべき回転中心点m0と回転量の基準となるべき角度基準点m1の2箇所を予め印 をつけるなどして設定する。そして、この回転中心点m0から所望の分析点pまで の半径距離rと、両点m0,m1を結ぶ仮想線lを基準とした分析点pまでの回転角θ の各データをコントローラ16に入力しておく。
【0025】 そして、この試料sを上記の要領でもって試料容器4にセットする。このとき 、両点m0,m1を結ぶ基準線l上からマーク34の位置がずれている場合には、基 準線l上にマーク34が位置するように、環体24を回転させて両者l,34を一 致させる。
【0026】 次に、試料容器4を載置台10の上に載置する。その際、試料aに着けた回転 中心点m0が載置台10の回転中心Oに一致するように調整する。その際、マーク 34は光ファイバ44の出射端に対してθ0だけずれたところに位置していたも のとする。
【0027】 次に、局所分析の開始指令をコントローラ16に与えると、コントローラ16 は、光源42を点灯した後、パルスモータ12を駆動して試料容器4を回転(図 4(a)では反時計方向に回転)させる。この試料容器4の回転によって、図4(b) に示すように、マーク34が光ファイバ44の出射端に対向する位置にきたとき に、反射光の強度が小さくなるので、この光強度の変化がコントローラ16によ って検出される。この時点で、試料s上の回転角の基準を与える仮想線lと、試料 容器4を回転制御する上でのコントローラ16が認識する基準位置とが共に一致 することになる。したがって、このマーク34の検出位置を基準角とすることは 、試料sの分析する上での基準角ともなる。
【0028】 そこで、コントローラ16は、このマーク34の検出時点を局所分析を行う上 での基準角=0°として設定し、先にデータ入力されている分析点pを示す所定 角度θだけ試料容器4をたとえば時計方向に回転させた後、次に、コントローラ 16は、移動機構14を駆動して視野制限絞り6を所定距離rだけ移動する。こ れにより、視野制限絞り6の開口部が予め設定した分析点pに臨むことになり、 局所分析が行われる。
【0029】 上記の例では分析点pを一箇所だけ設定する場合について説明したが、同一の 試料sについて多数の分析点を設定する場合には、コントローラ16に対して各 々の分析点に対応する半径位置rと回転角θを入力すればよく、上記の説明以上 の余分な手間はかからない。
【0030】 なお、試料容器4の胴部にマーク34が固定した状態で形成されている場合に は、試料容器4に試料sをセットする際に、常に回転中心点m0と角度基準点m1を 結ぶ仮想線l上にマーク34が位置するように事前に調整せねばならず、試料sを セットする際の調整に手間がかかるが、本考案の場合には、試料容器4に試料s をセットした後に、環体24を回転させることが極めて簡単にマーク34の位置 が両点m0,m1を結ぶ仮想線l上にくるように調整することができる。
【0031】 上記の実施例では、環体24を蓋体22の胴部に外嵌しているが、これに限定 されるものではなく、たとえば、環体24を容器本体部20側の胴部に嵌め込む ようにしてもよい。また、マーク34は、本例では縦溝として形成しているが、 線状の反射体を試料容器4の胴部に張り付けたものであってもよい。さらに、試 料容器4の蓋体22と環体24との間に介設されたOリング32に代えて板ばね を用いることも可能である。
【0032】
【考案の効果】
本考案によれば、試料の任意箇所を分析する際に、その分析点の位置を特定す るための基準位置を容易に設定できるようになる。したがって、局所分析を行う 際の試料セットの調整時間の短縮化が図れるばかりか、分析点の位置の特定がで きることにより、マッピングデータを得ることが可能となる等の優れた効果を奏 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る蛍光X線分析装置の概略
構成図である。
【図2】本考案の実施例に係る蛍光X線分析装置の試料
容器の斜視図である。
【図3】本考案の実施例に係る蛍光X線分析装置の試料
容器の縦断面図である。
【図4】図3の試料容器を用いて試料の局部を分析する
場合の説明図である。
【図5】従来の蛍光X線分析装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1…蛍光X線分析装置、4…試料容器、20…試料容器
本体部、22…蓋体、24…環体、34…マーク、40
…マーク検出手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の試料容器を備え、この試料容器の
    胴部には環体が回転可能に外嵌され、この環体の周方向
    の一部に基準位置設定用のマークが形成される一方、前
    記試料容器の外方には、環体に対向する位置にマークの
    有無を検出するマーク検出手段が配置されていることを
    特徴とする蛍光X線分析装置。
JP2452093U 1993-04-23 1993-05-12 蛍光x線分析装置 Expired - Lifetime JP2584946Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2452093U JP2584946Y2 (ja) 1993-05-12 1993-05-12 蛍光x線分析装置
DE69323064T DE69323064T2 (de) 1993-04-23 1993-11-02 Ortsaufgelöste Analyse einer Probe mittels eines Röntgenfluoreszenzspektrometers
EP93117722A EP0623817B1 (en) 1993-04-23 1993-11-02 Local analysis of a specimen in an x-ray fluorescence spectrometer
US08/153,335 US5408512A (en) 1993-04-23 1993-11-16 Local analysis of a specimen in an X-ray fluorescence spectrometer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0684353U true JPH0684353U (ja) 1994-12-02
JP2584946Y2 JP2584946Y2 (ja) 1998-11-11

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