JPH0684185A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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Publication number
JPH0684185A
JPH0684185A JP17328293A JP17328293A JPH0684185A JP H0684185 A JPH0684185 A JP H0684185A JP 17328293 A JP17328293 A JP 17328293A JP 17328293 A JP17328293 A JP 17328293A JP H0684185 A JPH0684185 A JP H0684185A
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JP
Japan
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signal
track
light
light beam
optical disk
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Application number
JP17328293A
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English (en)
Inventor
Takaharu Yoshida
卓玄 吉田
Hisafumi Seo
尚史 瀬尾
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0684185A publication Critical patent/JPH0684185A/ja
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクに書き込まれた情報に影響されるこ
となく、光スポットつまり光ヘッドキャリッジと、光デ
ィスクとの相対速度、及び光スポットの移動方向を正
確、且つ確実に検出することができる光ディスク装置を
提供することである。 【構成】 光ディスクに第1の偏光方向を有する偏光ビ
ームを照射する移動光ヘッドと、光ディスクを反射した
第2の偏光方向を有する偏光反射光をその偏光方向に応
じて分光する偏光ビームスプリッターと、偏光ビームス
プリッターを通過していない反射光を受光し、その反射
光に対応する電気信号を発生する第1フォトダイオード
と、前記偏光ビームスプリッターを通過した光を受光
し、受光した光に対応する偏差信号を発生する第2フォ
トダイオードと、前記第1フォトダイオード及び前記第
2フォトダイオードからの信号を用いて、前記光ヘッド
の移動方向を検出する回路とを具備する光ディスク装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば光磁気ディス
ク上に記録されている情報を読み出す光磁気ディスク装
置などの光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、記録媒体(ディスク)を
用いた記録媒体信号処理装置として、例えば光ディスク
装置や光磁気ディスク装置がある。この種の装置は、同
心円状あるいはスパイラル状のグルーブと称する情報ト
ラックを有するディスクの情報トラック上に物理的なビ
ットと称する穴(凹凸)、又は磁気的な特性を変化させ
た領域、もしくは金属の状態を変化させた領域を配置さ
せることで、情報の書き込み(記録)又は情報の読出し
(再生)を行うように構成されている。
【0003】従来、例えば記録トラックに沿って情報の
記録/再生を行う装置では、トラックの真上に光スポッ
トが照射されるように光学ヘッドが制御される。そし
て、現在の光学ヘッドが位置するトラックから離れた目
標トラックにて情報の読み書きを行う場合は、その目標
トラックをアクセスするために光学ヘッドは移動され
る。このトラックアクセスのための動作はシーク動作と
呼ばれる。
【0004】上記シーク動作においては、特開平2−1
4430号公報に記載されているように、光ヘッドを保
持したヘッドキャリッジアッセンブリを、速度制御しな
がらディスクの半径方向に動かすことにより、光ヘッド
から光ディスク上に照射された光スポットが、記録トラ
ックを横切って目標トラックに速やかに移動される。
【0005】この速度制御を行うためには、光ヘッドの
速度を検出しなければならないが、その際の速度は次の
ようにして検出される。即ち、光ディスクから反射した
光はトラッキング制御信号を発生するための4分割フォ
トダイオードに受光される。このフォトダイオードにて
生成され、前記公報の加算器30a、30bからの2つ
の電気信号の差が検出され、その差を示す差信号は所定
レベルで二値化され、二値化信号の周期を所定クロック
を用いて計数し、その計数結果の逆数を求めることで、
光ヘッドの速度は検出される。
【0006】又、光スポットが記録トラックを横切って
目標トラックに素早く確実に到達できるようにするに
は、上記の速度制御中における、光ヘッドの移動方向
(ディスクの内周から外周あるいはその逆)の検出も必
要である。その理由が以下に説明される。
【0007】例えば、光スポットが低速にてディスクの
内周から外周方向へ移動しているとき、偏心などの理由
によりディスクのグルーブが光スポットと同じ方向に、
光スポットよりも速く移動した場合、一時的にそれらの
相対速度が逆転する。即ち、光スポットの移動方向がデ
ィスクの偏心により逆転する。
【0008】従って、ある程度の偏心が避けられないデ
ィスクを用いる装置は、光スポットがどちらの方向へ移
動しているのかを素早く確実に判断する必要があり、こ
の判断は前記した速度制御を行うために必要不可欠な動
作である。
【0009】光スポットの移動方向は前述の加算器30
a、30bで示されるトラッキング制御用電気信号の差
を示すを示す差信号(以後、トラッキング差信号)と、
和を示す和信号(以後、トラッキング和信号)を各々二
値化した信号の位相差を用いて検出できる。
【0010】即ち、光ヘッド移動中の前記二値化和信号
の立ち上がりエッジのタイミングで前記二値化差信号の
信号レベルはホールドされ、そのホールドされた信号の
レベルによって光スポットの移動方向が判断される。つ
まり、そのホールドされた信号がハイレベルであれば、
光スポットはディスクの外周から内周へ移動しており、
その信号がローレベルであれば、内周から外周へ移動し
ている。
【0011】このように、トラッキング差信号を用いて
速度を検出すると共に、和信号と差信号との位相差から
方向を検出することにより正確な速度制御が可能とな
り、目標トラックまでの残りトラック数に基づく高速シ
ーク動作が実現できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、情報が書き込
まれているトラックを光ヘッドが移動するとき、トラッ
キング信号には情報信号が重畳されているので、正確な
二値化和信号が得られないことがある。従来、シーク動
作に使用されるトラッキング和信号内のこのような情報
信号は無視されている。従ってこのような場合には、デ
ィスクと光スポットとの相対的な移動方向を検出できな
くなり、速度制御が著しく困難になる。
【0013】本発明の目的は、ディスクに書き込まれた
情報に影響されることなく、光スポットつまり光ヘッド
キャリッジと光ディスクとの相対速度、及び光スポット
の移動方向を正確、且つ確実に検出することができる光
ディスク装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】前記目的を達成
するために本発明による光ディスク装置は、光ディスク
に第1の偏光方向を有する偏光ビームを照射し、光ディ
スクの半径方向に移動する手段と、光ディスクを反射し
た第2の偏光方向を有する偏光反射光ビームを前記反射
光ビームの偏光方向に応じて分光する手段と、前記分光
手段に入射する前の前記反射光ビームを受光し、前記反
射光ビームに対応する電気信号を発生する第1受光手段
と、前記分光手段によって分光された分光ビームを受光
し、前記分光ビームに対応する偏差信号を発生する第2
受光手段と、前記照射手段が移動しているとき、前記第
1受光手段からの電気信号と前記第2受光手段からの偏
差信号を用いて、前記照射手段の移動方向を検出する手
段と、前記検出手段の検出結果に応じて前記照射手段を
駆動する手段とを具備する。
【0015】前記第1受光手段から得られる電気信号に
は信号成分が含まれていないので、シーク中の光スポッ
ト移動方向が正確に判断され、従って確実なシーク動作
が行われる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例が図面を参照して説
明される。図1は本発明による光ディスク装置の構成の
要部を概略的に示す。ディスク11は例えば光磁気(M
O)ディスクであって、このディスク11は速度制御さ
れたスピンドルモータ(図示されず)により定角速度あ
るいは定線速度で回転駆動される。ディスク11は、例
えばスパイラル状又は同心円状にグルーブと称する情報
トラックが設けられている。この情報トラックには、所
定間隔で複数のセクターマーク(ヘッダー情報)が予め
記録されている。このセクターマークは物理的な複数の
穴(エンボスビット)の組み合わせにより構成されてお
り、その後に続く情報記録領域のアドレス(トラック番
号やセクター番号など)等を示す。
【0017】光ヘッド13は、ディスク11にレーザビ
ームを照射し、レーザビームはディスク11上において
光スポットとして集光される。このレーザビームはその
光軸に対して所定角方向に偏光された第1の偏光方向を
有する偏光ビームである。この光スポットによって、デ
ィスク11上の所定トラックへの情報の書き込み、又は
そこからの情報の読出しが行われる。
【0018】光ヘッド13の可動部13bは、ヘッドキ
ャリッジアッセンブリのアクチュエータ27により駆動
され、トラックシーク時に図中矢印方向(ディスク11
の半径方向、つまりディスク上のトラックを横切る方
向)に自由に移動される。即ち、上記アクチュエータ2
7の駆動によって光ヘッド13からの光スポットが目標
トラックにアクセスされる。
【0019】光ヘッド13は複数のフォトダイオードを
備えており、これらのフォトダイオードによりディスク
11からのレーザビーム反射光を検知する。図2に示す
ように、光ヘッド13は光源つまり半導体レーザ31、
コリメートレンズ32、ビームスプリッター33、ビー
ムシフト補正板34、ガルバノミラー(galvano mirror)
(回転ミラー)35、検出光学系36、フォトダイオー
ド37、2分割フォトダイオード38、4分割フォトダ
イオード39、及びAPC検出器40などを有する固定
部13aと、立ち上げミラー41を内蔵する可動部13
bなどからなっている。
【0020】上記構成により、半導体レーザ31からの
光ビームはコリメートレンズ32によって平行ビームに
変換され、ビームスプリッター33に入射される。この
ビームスプリッター33の入射側のプリズムにより楕円
形の断面を有する光ビームが円形の光ビームに変換され
る。
【0021】このビームスプリッター33を通過した光
ビームは、ビームシフト補正板34を通過して、軸を中
心とした矢印Iで示す方向に回転されるガルバノミラー
35で反射される。
【0022】このガルバノミラー35で反射された光ビ
ームは可動部13bに向けられ、内部の立ち上げミラー
41で反射され、図示しない対物レンズで平行な光ビー
ムがディスク11のディスク面に光スポットとして集光
される。ディスク11で反射された発散性の光ビーム
は、光ヘッド13から放射された第1の偏光角を有する
レーザビームとは異なる第2の偏光方向を有する偏光で
ある。この反射光ビームは再び対物レンズで平行な光ビ
ームに変換されて立ち上げミラー41で反射され、再度
ガルバノミラー35及びビームシフト補正板34を介し
てビームスプリッター33に戻される。
【0023】このビームスプリッター33に導かれたデ
ィスク11からの反射光ビームは、フォーカス検出光学
系を含む検出光学系36で分離され、フォトダイオード
37、38、39で検出される。検出光学系36は、偏
光ビームスプリッター36a、無偏光ビームスプリッタ
ー36b、及びフォーカス検出光学系をなす光学素子3
6cによって構成されている。
【0024】そして、無偏光ビームスプリッター36b
で反射されたは、光学素子36cを通過して4分割フォ
トダイオード39で検出される。この検出信号Fo1、F
o2は図1のフォーカス/トラック検出回路51で処理さ
れることによってフォーカシング制御用信号(以後、フ
ォーカシング和信号)Fodが発生される。即ち、4分割
フォトダイオード39からの検出信号Fo1、Fo2は、偏
光ビームスプリッター36aを透過していない光により
得られた信号であるから、ディスク11上の情報成分は
含まれていない。
【0025】又、無偏光ビームスプリッター36bを通
過した光は、偏光ビームスプリッター36aを透過して
2分割フォトダイオード38で検出される。この検出信
号Tr1、Tr2は図のフォーカス/トラック検出回路51
で処理することによってトラック差信号Trdが発生され
る。検出信号Tr1、Tr2は偏差信号とも呼ばれ、光ディ
スクとトラックに照射された光ビーム間の偏差を示す。
ここで、2分割フォトダイオード38からの検出信号T
r1、Tr2は、偏光ビームスプリッター36aを通過した
光により得られた信号であるから、ディスク11上の情
報成分が含まれている。
【0026】更に、2分割フォトダイオード38からの
信号と、無偏光ビームスプリッター36bを透過し偏光
ビームスプリッター36aで反射されて検出器37で検
出された信号とを処理することによって、ディスク11
に記録された情報が再生される。
【0027】情報の記録及び再生時においては、フォー
カス/トラック検出回路51からのフォーカス信号Fod
に応答してフォーカシングサーボ機構61が駆動され
る。これにより、対物レンズは光軸方向に沿って移動さ
れ、合焦(focused) 状態に維持される。この結果、対物
レンズからの光ビームは、ディスク11上で最小ビーム
スポットを形成する。
【0028】同様にして、フォーカス/トラック検出回
路51からのトラック信号Trdに応答してトラッキング
サーボ機構71が駆動される。これにより、対物レンズ
が合トラック状態に維持される。この結果、対物レンズ
からの収束性の光ビームが、ディスク11上の所望のト
ラッキングガイドを追従する。
【0029】図3は図1のフォーカス/トラック検出回
路51の構成例を示す。フォーカス/トラック検出回路
51は、光ヘッド13からの各検出信号Tr1、Tr2、F
o1、Fo2から、トラッキングサーボ機構61及びシーク
コントロール回路25で用いられるトラッキング差信号
Trd、フォーカシングサーボ機構61で用いられるフォ
ーカシング差信号Fod、シークコントロール回路25で
用いられるフォーカシング和信号Foaを生成する。
【0030】検出信号Tr1、Tr2は減算器51aにより
互いに減算され、トラッキング差信号trdが得られる。
トラッキング差信号trdはAGC回路51bによって正
規化され、トラッキング差信号Trdが生成される。検出
信号Fo1、Fo2は減算器51cによって互いに減算さ
れ、フォーカシング差信号fodが得られる。このフォー
カシング差信号fodはAGC回路51dによって正規化
され、フォーカシング差信号Fodが生成される。検出信
号Tr1、Tr2は加算器51eによって互いに加算されが
トラッキング和信号tra得られる。このトラッキング和
信号traはフィルタ51fによって濾波され、シーク時
にはピーク・ホールド回路51gによってピークホール
ドされ、次にAGC回路51d〜51iに入力される。
検出信号Fo1、Fo2は加算器51hによって互いに加算
され、フォーカシング和信号foaが得られる。フォーカ
シング和信号はAGC回路51iによって正規化されフ
ォーカシング和信号Foaが生成される。
【0031】ディスク11の反射特性、フォーカシング
用4分割フォトダイオード39、トラッキング用2分割
フォトダイオード38のばらつきによって、トラッキン
グ差信号の振幅及びフォーカシング和信号の振幅が小さ
くなり、正しく二値化信号を生成できなくなるのを防ぐ
ために、情報の読出し、書き込み(もしくは消去)の際
は、スイッチSWが閉じられ、フォーカシング差信号f
od及びトラッキング差信号trdはトラッキング和信号
traで除算されることにより正規化された信号Fod、T
rdとなり、それぞれトラッキング制御及びフォカシング
制御に用いられる。更にシーク時にはSWは閉じられ、
一定の振幅が確保できるようにトラッキング和信号のピ
ーク値で各信号の正規化が行われる。
【0032】図1に示されるように、トラックシーク、
つまり目標トラックへのアクセスは、上記フォーカス/
トラック検出回路51からのトラッキング差信号Trd及
びフォーカシング和信号Foaを用いて、図1の回路要素
15〜24、26及び27を含むシークコントロール回
路25により構成されるフィードバックループ制御系に
より行われる。
【0033】即ち、フォーカス/トラック検出回路51
からのトラッキング差信号Trd及びフォーカシング和信
号Foaは、各々フィルタ15、16で濾波され、それら
信号内の高周波ノイズが除去される。
【0034】濾波後の差信号及び和信号は、それぞれに
二値化回路17、18で二値化される。この二値化は例
えば入力信号レベルの最大値と最小の中間レベルを閾値
として行われる。
【0035】図4(A)はディスク上のグルーブ、図4
(B)はグルーブに対応するフォーカシング和信号fo
a、図4(C)は前記和信号を二値化して得られる二値
化フォーカシング和信号を各々示す。前述したように、
フォーカシング和信号foaは、偏光ビームスプリッター
36aを透過していない反射光がフォトダイオード39
に入射することで得られた検出信号Fo1、Fo2をもとに
生成されるものであるため、図4(B)に示すように、
ディスク11上に書き込まれた情報信号が殆ど重畳され
ていない。従って図4(C)に示すように、その二値化
和信号にも情報信号は含まれていないので、理想的な波
形の二値化和信号が得られる。
【0036】図5(A)、5(B)、5Cは、各々図4
(A)、4(B)、4(C)に対応する図面であるり、
図5(A)はディスク11上のグルーブを示すが、図5
(B)は従来よりシーク動作に用いられているトラッキ
ング和信号tra、図5Cは和信号traを二値化して得ら
れる二値化トラッキング和信号を各々示す。前述したよ
うにトラッキング和信号traは、ディスク11を反射し
たした光が偏光ビームスプリッター36aを通過してか
らフォトダイオード38に入射することで得られる信号
Tr1、Tr2を用いて発生された信号である。これらの信
号Tr1、Tr2には情報成分が含まれる。従って、図5
(B)に示されるように、トラッキング和信号traにも
情報成分が含まれる。その結果、図5Cに示されるよう
に、トラッキング和信号を二値化すると情報成分が重畳
されるので、この二値化トラッキング和信号ではグルー
ブを正確に検知することができない。
【0037】再び図1の説明に戻り、二値化回路17で
二値化された二値化差信号は、方向検出回路20、トラ
ックカウンタ21、及び速度検出回路23に入力され
る。又、二値化回路18で二値化された二値化和信号
は、和信号補正回路19に入力される。
【0038】和信号補正回路19は、二値化フォーカス
シング和信号を所定期間中に平均化してから波形整形し
て、二値化後の和信号に残留するノイズを除去する作用
を持つ。和信号補正回路19で補正された二値化和信号
は、方向検出回路20及び速度検出回路23に入力され
る。
【0039】トラックカウンタ21には、現在の光スポ
ットが位置しているトラックから目標トラックまでに横
切る(交差する)べきクロストラック数を示すデータ
が、シーク動作開始前にCPU10によってプリセット
される。例えば、目標トラックが現在のトラックより外
周トラックの場合はポジティブな値がプリセットされ、
内周の場合はネガティブな値がプリセットされる。又、
トラックカウンタ21には、光ヘッド13が移動して光
スポットがディスク11上の1トラックを横切る毎に、
二値化回路17から1パルスの二値化差信号が供給され
る。
【0040】方向検出回路20は移動している光ヘッド
13bの移動方向を検出する。例えば光ヘッド13bが
ディスクの外側に移動しているときはローレベル、内側
に移動しているときはハイレベルを出力する。方向検出
回路20からの信号がローレベルのときは、トラックカ
ウンタ21はプリセット値を二値化回路17の出力を用
いてダウンカウントする。又、前記信号がハイレベルの
ときは、トラックカウンタ21はプリセット値をアップ
カウントする。すると、光スポットが目標トラックに近
付くに連れてカウンタ21のカウント値の絶対値が減少
し、目標トラックに到達するとカウント値は”0”にな
る。
【0041】方向検出回路20は、光ヘッド13のトラ
ックシーク方向を検出するために、以下の動作を行う。
即ち、光スポットがディスク11の外周から内周へ移動
する場合は、図6(A)、6(B)に示すように、方向
検出回路20は二値化フォーカシング和信号の立ち上が
りエッジで二値化トラッキング差信号の信号レベルをサ
ンプル/ホールドすることで、ハイレベルの信号を発生
する。又、光スポットがディスク11の内周から外周へ
移動する場合は、図7(A)、7(B)に示すように、
方向検出回路20は二値化フォーカシング和信号の立ち
上がりエッジで二値化トラッキング差信号の信号レベル
をサンプル・ホールドし、ローレベルの信号を発生す
る。このように、方向検出回路20からは、光スポット
の移動方向(シーク方向)によって論理レベルが変化す
る信号が出力され、その出力はトラックカウンタ21の
アップカウント/ダウンカウント指定入力端子に与えら
れる。
【0042】例えば、光ヘッド13bをディスク11の
外側のトラックに移動させる場合を仮定する。トラック
カウンタ21にはCPU10よりポジティブな値がプリ
セットされる。参照速度信号発生器22にはカウンタ2
1の前記プリセット値が入力され、このプリセット値に
対応するアナログ値が差動増幅アンプ24に出力され
る。その結果、アクチュエータ27は光ヘッド13bを
ディスク11の外側へ高速に移動させる。方向検出回路
20はその方向を検出しローレベルを出力し、その結果
トラックカウンタ21は前記プリセット値を、二値化回
路17のパルス出力を用いてカウントダウンする。光ヘ
ッド13bがディスク11の外側に移動中、ディスク1
1の偏心により一時的に前述の相対速度の反転が生じる
と、方向検出回路20はその期間だけハイレベルを出力
する。その結果、カウンタ21はその期間だけアップカ
ウントし、カウント値の修正が行なわれる。このカウン
ト修正動作により、ディスク11の偏心の有無にかかわ
らず正確なクロストラック数が検出される。
【0043】トラックカウンタ出力は前述したように参
照速度信号発生回路22に入力される。この参照速度信
号発生回路22は、目的トラックまでの残りのトラック
数に応じた参照速度データを発生する。従って現在の光
スポットが目標トラックから大きく離れていて残りトラ
ック数が多いとき、参照速度信号発生回路22は高速参
照速度を発生し、目標トラックに近付くにつれて徐々に
減少する参照速度を発生する。
【0044】速度検出回路23は二値化回路17からの
二値化差信号と和信号補正回路19からの和信号とに基
づいて、現在移動中の光スポットの速度を示す信号を差
動アンプ回路24に提供する。
【0045】差動アンプ24は、参照速度信号発生回路
22からの参照値と速度検出回路23からの検出値との
差に比例する信号が発生し、この信号はドライブ回路2
6に与えれる。
【0046】ドライブ回路26は、差動アンプ24から
の信号に応じて、アクチュエータ27を駆動し、それに
より、光ヘッド13bが移動される。この結果、上記参
照値と検出値との差が極小となるような速度で光スポッ
トが移動するように、光ヘッド13が速度制御される。
【0047】即ち、上記速度制御によって、残りトラッ
クが多いときは高い参照速度でシークが行われ、残りト
ラックが減るにつれて参照速度が低化し、従ってシーク
速度が低化する。
【0048】
【発明の効果】上記したように、本発明はディスクに書
き込まれた情報信号が重畳されにくいフォーカシング和
信号から二値化フォーカシング和信号を発生し、この和
信号を用いてシーク動作を制御している。これにより、
トラッキング和信号を用いる場合よりも、トラックの検
出を精度良く行うことが可能となる。即ち、書き込みの
情報に影響されること無く、光スポットの移動する速度
及び方向の検出をより正確に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による光磁気ディスク装置の一実
施例の構成を概略的に示すブロック図。
【図2】図2は図1の光ヘッドの構成を概略示す図。
【図3】図3は図1のフォーカス/トラック検出回路の
構成例を示すブロック図。
【図4】図4(A)はディスク上に設けられたグルー
ブ、図4(B)はグルーブに対応するフォーカシング和
信号、図4(C)は二値化フォーカシング和信号を各々
示し、これらの信号はシーク動作に用いられる。
【図5】図5(A)はディスク上に設けられたグルー
ブ、図5(B)はグルーブに対応するトラッキング和信
号、図5(C)は二値化トラッキング和信号を各々示
し、これらの信号は従来のシーク動作に用いられる。
【図6】図6(A)は二値化トラッキング差信号、図6
(B)は二値化フォーカシング和信号を各々示し、これ
らの図は方向検出動作を説明するための図であり、光ス
ポットがディスクの内側へ移動しているときを示す。
【図7】図7(A)は二値化トラッキング差信号、図7
(B)は二値化フォーカシング和信号を各々示し、これ
らの図は方向検出動作を説明するための図であり、光ス
ポットがディスクの外側へ移動しているときを示す。
【符号の説明】
11…光磁気ディスク、13…光ヘッド、15・16…
フィルター、17・18…二値化回路、19…和信号補
正回路、20…方向検出回路、21…トラックカウン
タ、22…参照速度信号発生回路、23…速度検出回
路、24…差動作増幅回路、25…シークコントロール
回路、26…ドライブ回路、27…アクチュエータ、3
6…検出光学系、36a…偏光ビームスプリッター、3
6b…無偏光ビームスプリッター、36c…フォーカス
検出光学素子、37・38・39…検出器、51…フォ
ーカス/トラック検出回路、61…フォーカシングサー
ボ機構、71…トラッキングサーボ機構。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックが形成され情報が前記トラック
    に沿って記録されている光ディスク上の目標トラックを
    アクセスする光ディスク装置において、 前記光ディスクに偏光ビームを照射する手段と、ここで
    前記偏光ビームはその光軸に対して所定角度の第1の偏
    光方向を有する偏光であり、前記照射手段は前記トラッ
    クを横切る方向に前記光ディスクに沿って前記目標トラ
    ックに向かって移動でき、 前記光ディスクを反射した反射光ビームを、前記反射光
    ビームの偏光方向に応じて分光する手段と、ここで前記
    反射光ビームは前記第1の偏光方向とは異なる第2の偏
    光方向を有する偏光であり、 前記分光手段に入射する前の前記反射光ビームを受光
    し、前記反射光ビームに対応する電気信号を発生する第
    1受光手段と、 前記分光手段によって分光された分光ビームを受光し、
    前記分光ビームに対応する偏差信号を発生する第2受光
    手段と、ここで前記偏差信号は前記ディスクと前記トラ
    ックに入射した光ビームの偏差を示し、 前記照射手段が移動しているとき、前記第1受光手段か
    らの電気信号と前記第2受光手段からの偏差信号を用い
    て、前記照射手段の移動方向を検出する手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて前記照射手段を駆動す
    る手段と、を具備することを特徴とする光ディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 トラックが形成され情報が前記トラック
    上に記録されている光ディスクの目標トラックをアクセ
    スする光ディスク装置において、 前記光ディスクに偏光ビームを照射して前記光ディスク
    を反射した反射ビームを入力する光ヘッドと、ここで前
    記偏光ビームはその光軸に対して所定角度の第1の偏光
    方向を有する偏光であって、前記反射ビームは前記第1
    の偏光方向とは異なる第2の偏光方向を有する偏光であ
    り、 前記光ディスクを反射した反射光ビームを第1光ビーム
    と第2光ビームに分光する無偏光ビームスプリッター
    と、 前記第1光ビームを受光して、前記第1光ビームに対応
    する電気信号を発生するフォトダイオードと、 前記電気信号に対応する第1の二値化信号を発生する第
    1二値化回路と、ここで前記第1二値化信号は立ち上が
    りエッジを有し、 前記第2光ビームの偏光方向に応じて前記第2光ビーム
    を分光する偏光ビームスプリッターと、 前記偏光ビームスプリッターによって分光された分光光
    ビームを受光し、前記分光光ビームに各々対応する偏差
    信号を発生する2分割フォトダイオードと、ここで前記
    偏差信号は前記光ディスク及び前記トラックに照射され
    た光ビームの偏差を示し、 前記2分割フォトダイオードからの偏差角信号間の差を
    示す差信号を発生する減算回路と、 前記差信号に対応する第2二値化信号を発生する第2二
    値化回路と、 前記光ヘッドを前記目標トラックに向かって前記光ディ
    スクのトラックを横切る方向に移動させるアクチュエー
    タと、 前記光ヘッドが前記アクチュエータによって移動してい
    るとき、前記第1二値化信号の立ち上がりエッジでサン
    プルされた前記第2二値化信号の信号レベルに基づい
    て、前記光ヘッドの移動方向を検出する方向検出回路
    と、 前記検出回路の検出結果に応じて前記アクチュエータを
    駆動する駆動回路と、を具備することを特徴とする光デ
    ィスク装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007064670A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Tokyo Seimitsu Co Ltd 表面形状測定機
KR100862983B1 (ko) * 2000-12-21 2008-10-13 톰슨 라이센싱 데이터 매체 위의 트랙에 대한 스캐닝 빔의 위치를 조절하는 방법 및 장치
US7690456B2 (en) 2005-06-22 2010-04-06 Continental Automotive Systems Us, Inc. Power generation system suitable for hybrid electric vehicles

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