JPH0683179A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH0683179A
JPH0683179A JP4239323A JP23932392A JPH0683179A JP H0683179 A JPH0683179 A JP H0683179A JP 4239323 A JP4239323 A JP 4239323A JP 23932392 A JP23932392 A JP 23932392A JP H0683179 A JPH0683179 A JP H0683179A
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JP
Japan
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image density
image
toner
density
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Application number
JP4239323A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Asanuma
雅人 浅沼
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 磁気ブラシを形成するための磁石42bの外
周に回転するスリーブ42aを設け、該スリーブ42a
の回転により現像剤を感光体ドラム1表面と対向する現
像位置へと搬送し、現像後にはスリーブ42aの回転に
より攪拌ローラ41へと戻す。現像剤は、感光体ドラム
1と対向する現像位置において、磁石42bの磁極N1
にて磁気ブラシが形成され、感光体ドラム1表面に形成
された静電潜像を現像する。現像位置の手前には現像剤
と電気的に接触する導電板44が設けられ、この導電板
44に流れる電流を電流検出回路9にて検出し、該検出
された電流量に応じて、CPU5は感光体ドラム1表面
の電位を主帯電器2を介して制御する主帯電制御回路3
を制御する。 【効果】 現像剤の劣化を効果的な検出し、これに応じ
て画像濃度低下を阻止し常に一定の画像濃度を補償でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像剤の状態を判別し
て電子写真プロセスにおける帯電電位の制御を行う電子
写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザープリンタ等の電子写真
装置においては、複写や印刷を繰り返すにつれてクリー
ニングブレードによる研磨等の機械的なストレスが蓄積
し、膜べりが生じて感光層の膜厚が減少し、表面電位が
徐々に低下する傾向がある。このような表面電位の変化
が生じると、形成画像の画質に濃度低下等の大きな影響
を及ぼすことになる。
【0003】一方、現像剤も、トナーが現像によって消
費されると、つぎからつぎにと追加混合されて長期間に
わたって使用されるため、新しい初期現像剤と、長期間
使用した劣化現像剤とでは、例え現像剤のトナー濃度が
同じであったとしても、現像して得られる複写画像の画
像濃度は異なったものとなる。
【0004】これらに対処するため、従来の電子写真装
置では、光学センサにて感光体上のトナー像の光学濃度
を検知して画質変化を把握し、この検出結果に応じて現
像剤のトナー濃度を制御するか、もしくは感光体の表面
電位を制御して画質補正を行うようになっている。
【0005】トナー濃度の制御による画質補正とは、光
学センサにて基準トナー像の濃度が基準以下と検知され
た場合に、現像剤にトナーを補給して現像剤のトナー濃
度を上げることにより、画像濃度をアップさせて画質を
補正するものである。
【0006】感光体の表面電位の制御による画質補正と
は、上記と同様に、基準トナー像の濃度が基準以下と検
知された場合に、感光体の表面電位を高めることによ
り、画像濃度をアップさせて画質を補正するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、画質補正の必要が認められた際、現像剤
のトナー濃度の制御、もしくは感光体の表面電位の制御
による画質補正が何れか一方のみ行われるが、そのため
の画像濃度の低下を検出するために、感光体に基準濃度
の画像を形成する必要があり、そのための基準画像の形
成工程及び制御等が非常に面倒になりコスト高になる傾
向にある。
【0008】また、基準画像の濃度を検出するためのセ
ンサとしては光学センサが用いられることから、トナー
等による汚れにより誤検出することが考えられ、これら
を補償するための非常の複雑な構成及び回路が必要とな
る。
【0009】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであって、画質濃度を補正するために感光体に基準画
像を形成することなく、現像剤による劣化状態を直接検
出し、これにより画像補正を行うことで、コスト低減を
こない、かつ安定した画質を得ることを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真装置
は、磁気ブラシ現像装置を備え、該磁気ブラシによる現
像剤に接触する導電部材に流れる電流を検出し、該検出
される電流に応じて感光体に形成される画像濃度を制御
する手段を設けたことを特徴とする。
【0011】特に画像濃度を制御するための手段として
は、感光体の表面電位を制御する手段である。
【0012】また画像濃度を制御するための手段は、磁
気ブラシ現像装置の現像剤のトナー濃度を制御する手段
である。
【0013】さらに、画像濃度を制御するための手段
は、上記導電部位に流れる電流を一定に保つための手段
である。
【0014】
【作用】本発明の上述の電子写真装置によれば、磁気ブ
ラシ現像装置により感光体上に形成えた静電潜像が現像
される。この現像動作が継続するに従って現像剤の劣化
が生じ、現像装置内の現像剤のトナー濃度が一定に保た
れていても感光体に形成された画像濃度が低下してく
る。
【0015】この時、現像剤は導電部材に接触し電流検
出手段により電流検出されることになり、これは現像剤
の劣化に応じて徐々に減少する。この電流の減少に応じ
て感光体の画像濃度を制御される。つまり、現像剤の劣
化により画像濃度が低下するため、画像濃度制御手段に
て所定の画像濃度が得られるように制御される。
【0016】例えば画像濃度制御手段である感光体の表
面電位制御手段は、感光体の表面電位を上げるべく制御
を行うことになる。そのため、感光体の表面電位が現像
剤の劣化により画像濃度低下に応じて高められることに
なる。この場合、感光体の帯電電位を現像剤劣化に応答
して高くするように帯電器が制御される。または、感光
体を露光する光量が少なくなるにすることで、感光体表
面の電位が初期に比べて高くなる。そのため、トナー付
着量が多くなるようにして画像濃度を低下を補正し、正
常な決められた画像濃度に制御できる。
【0017】また、画像濃度制御手段として、現像剤の
トナー濃度が制御される。この場合、トナー濃度が初期
の現像剤によるトナー濃度より高く設定され、現像剤中
のトナー量が多くなることで、トナー付着量を補うこと
ができ、正常な決められた画像濃度を補償できる。
【0018】また、トナー付着量を制御するために、現
像剤の劣化による電流が変化することから、その電流一
定に保つように制御すればトナー付着量を一定に保つこ
とができる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図5に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0020】本実施例に係る電子写真装置である複写機
は、図1に示すように、感光体である円筒状の感光体ド
ラム1を備えている。この感光体ドラム1は、装置内で
A方向に回転可能に設けられており、B方向から照射さ
れる光にて原稿像が露光されることにより静電潜像が形
成されるようになっている。
【0021】上記感光体ドラム1の周囲には、主帯電器
2、現像装置4、転写・剥離器6等が対向して配置され
ている。その他に、図示していないが、転写後に感光体
ドラム1表面に残留するトナーをクリーニングするクリ
ーニング装置が設けられている。
【0022】上記主帯電器2は、感光体ドラム1の最上
端部近傍に配設されている。主帯電器2は、例えばスコ
ロトロン型のコロナ放電器で、図示されない高圧電源と
共に、感光体ドラム1への主体電出力を調整するグリッ
ド電極を有しており、この主帯電出力にて感光体ドラム
1の表面を帯電させ、その表面電位を制御できるように
なっている。上記主帯電器2には、CPU5に接続した
主帯電制御回路3が接続されており、この主帯電制御回
路3は、CPU5の指令で、上記高圧電源の出力や、グ
リッド電極に印加する電圧を制御して主帯電器2の主帯
電出力(感光体ドラム1を帯電させる電圧)を段階的に
変化させ、感光体ドラム1表面の帯電電位を制御するよ
うになっている。つまり、この主帯電制御回路3が、一
つの画像濃度制御手段であって、感光体ドラム1の表面
電位を制御する表面電位制御手段を構成している。
【0023】上記主帯電制御回路3にて、主帯電器2の
主帯電出力を変化させることにより、CPU5は、現像
剤の劣化に対応して、画質補正を行うようになってい
る。図2に示すように、感光体ドラム1の表面電位と本
複写機にて複写された複写画像の画像濃度との間には、
初期現像剤、劣化現像剤とも、表面電位が高くなるに伴
って、ある濃度までは画像濃度が上昇するという特性を
有している。ここで、画像濃度の上昇は、現像剤の劣化
状態で変わり、特に実線で示す初期の現像剤に対し、劣
化しつつある破線で示す現像剤の場合には画像濃度が低
くなる。この特性を利用して、上記CPU5が、主帯電
制御回路3を制御して、現像剤の劣化に応じて、主帯電
器2の主帯電出力を、段階的に上昇させて感光体ドラム
1の表面電位を上げ、画像濃度を高めて、画質を補正す
るようになっている。
【0024】感光体ドラム1の表面電位を制御するため
の手段としては、上記主帯電制御回路3に限らずに、画
像露光を行う際の光量を制御することでも行える。つま
り、感光体ドラム1表面に画像露光を行う光量を少なく
することで、全体としても感光体ドラム1表面の電位が
低くなる。また、光量を多くすることで放電電荷が少な
くなることから、表面電位が高くなり、トナー付着が多
くなるため、画像濃度が高められる。従って、表面電位
制御手段としては、光量制御を行う手段にて構成でき
る。
【0025】例えば、図示していない原稿の画像を光学
系を介して感光体ドラム1表面にBの位置で露光する際
に、この露光量をCPU5からの指令に基づいて制御す
る。つまり、原稿に光照射する露光ランプの光量を、現
像剤の劣化に応じて制御することになる。これにより、
画像濃度の低下により、露光量を少なくすることで、感
光体ドラム1表面の電位を実質的に増加させトナー付着
量を多くすることで、画像濃度の低下を補正する。
【0026】また現像装置4は、現像剤を貯蔵する現像
槽の内部に攪拌ローラ41およびマグネットローラ42
を備えている。撹拌ローラ41は、回転可能に形成され
ており、2成分現像剤を攪拌してトナーとキャリアとを
摩擦帯電させるようになっている。マグネットローラ4
2は、外周部を形成する筒状の非磁性のスリーブ42a
を有するとともに、その内部に多数の磁極N1,S1,
S2,N2,S3をこの順序で帯磁してなる磁石42b
を有しており、上記攪拌ローラ41と同様に上記スリー
ブ42aが回転可能に形成されている。このマグネット
ローラ42は、磁石42bの磁力によりスリーブ42a
上に現像剤を付着させて磁気ブラシを形成し、スリーブ
が回転することで感光体ドラム1に現像剤を供給するよ
うになっている。なお、図示されてはいないが、上記現
像装置4はトナーを収容するトナーホッパを有してい
る。
【0027】この現像装置4には、上記CPU5に接続
したトナー濃度制御手段であるトナー濃度制御回路7が
設けられており、このトナー濃度制御回路7は、現像装
置に収容されている現像剤のトナー濃度を検出するトナ
ー濃度センサー8からの検出信号に応じてトナー濃度を
決めれた濃度に制御する。トナー濃度センサー8は、そ
の出力をCPU5に入力することで、図示していないト
ナーホッパーからトナーを現像装置内の現像剤中に補給
するための補給ローラを、上記トナー濃度制御回路7を
介して駆動制御するために利用される。これにより現像
装置内に貯蔵れた現像剤のトナー濃度が一定に保たれ
る。このトナー濃度を制御することで感光体ドラム1に
形成された静電潜像のトナー付着量を制御できる。つま
り、トナー濃度を高めると画像濃度が濃くなる。そのた
め、現像剤の劣化による画像濃度が低下するのに対し、
トナー濃度を高めるように上記トナー濃度制御回路7を
介して制御する。このトナー濃度制御回路7は他の画像
濃度制御手段を構成する。
【0028】上記現像装置4は、マグネットローラ42
の特にスリーブ42aに付着する現像剤の量を規制する
ためドクター43がスリーブ42aと所定の間隔dを隔
てて配置されている。このドクター43は、マグネット
ローラ42のスリーブ42a上に付着する現像剤を所定
量に規制し、感光体ドラム1と対向する現像位置での現
像剤量を一定にする。
【0029】上記ドクター43の更に下流で、感光体ド
ラム1の対向する現像位置の手前には、本発明にかかる
現像剤の劣化状態を電流量として検出するための導電部
材である導電板44が配置されている。この導電板44
は、スリーブ42a上に吸着される現像剤と接触する状
態で配置されている。
【0030】上記マグネットローラ42は、感光体ドラ
ム1に対してバイアス電圧として作用する電源45によ
る所定の電圧が供給されている。この電源45は、通常
感光体ドラム1表面に形成された静電潜像を現像する際
に、非画像部の領域にトナーが付着するのを阻止するた
めに、該非画像部の表面電位とほぼ同程度の電圧値に設
定されてる。電源45は、通常はスリーブ42aに供給
される。従って、導電板44を接地させることで、この
導電板44とスリーブ42aとの間には現像剤を介して
電気的な回路が構成され、特に現像剤の劣化状態に応じ
てその流れる電流が変化する。
【0031】上記導電板44に流れる電流を検出するた
めに、この導電板44に接続された電流検出回路9が設
けられている。電流検出回路9は、導電板44を介して
流れる電流を検出するために、その電流に応じた電圧に
変換する変換回路等を有している。電流検出回路9は、
検出された電流を、その電流量に応じた情報(デジタル
情報)として上述したCPU5に供給する。電流検出回
路9より供給された電流量に応じた情報により、CPU
5は特に感光体ドラム1の表面電位を制御するための情
報を主帯電制御回路3及びトナー濃度制御回路7に送
り、感光体ドラム1の表面電位及びトナー濃度を決定す
る。この場合、CPU5はさらに露光ランプの光量を制
御してなる光量制御回路(図示せず)にも同様の制御信
号を出力する。
【0032】図3及び図4においては、本発明による現
像剤の劣化による特性を示す。電子写真装置により画像
形成回数が増すに従って現像剤の劣化も徐々に増す。こ
の時図4に示すように画像形成枚数に応じて導電板44
を流れる電流が徐々に減少する。これは、図3に示す特
性が要因となっている。即ち、マグネットローラ42の
スリーブ42aに吸着される現像剤の量を規制するドク
ター43とスリーブ42aとの間隔(ギャップ)dを変
化させることで、スリーブ42a上に吸着される現像剤
の量が変化し、ギャップdが大きくなるに従って現像剤
の量が多くなり、これにより導電板44に流れる電流が
多くなる。
【0033】そこで、ドクター43のスリーブ42aに
対するギャップdは、常に一定に保たれているものの、
現像剤が劣化することにより、ドクター43を通過する
現像剤の量が初期の現像剤の量に比べて減少する。これ
は、現像剤が劣化すれば、現像剤の流動性が低下するこ
とにより、ドクター43を通過する現像剤の量が減少す
る。そのため、現像剤の通過量が減少することは、図3
の特性図から理解でいるように、見掛け上ドクターギャ
ップdが狭くなったことであって、導電板44に流れる
電流も減少する。この時の電流を検出することで現像剤
の劣化状態が判別できる。
【0034】図4には、上述したように電子写真装置に
より画像を形成するに従って、現像剤の劣化により電流
が徐々に減少することが示されている。この図4におい
て、画像形成枚数が少ない初期状態の現像剤による点P
1と画像形成枚数が増加した現像剤による点P2での画
像特性について先に説明した図2に示している。
【0035】現像剤が劣化したP2時の画像特性は、現
像剤の初期P1時点における画像濃度より低下している
ことが判る。従って初期の感光体ドラム1表面の電位V
1のままで主帯電制御回路3にて設定制御してれば、初
期現像剤で得られる画像濃度に比べ、劣化した現像剤P
2での画像濃度が低くなる。そこで、現像剤の劣化によ
るP2時点において、初期の現像剤による画像濃度と同
等の濃度を得るために、感光体ドラム1の表面電位をΔ
Vだけ上昇させ、感光体ドラム1の表面電位V2に上昇
させるようにする。
【0036】そのため、本発明の画像濃度制御を行うた
めの手段は、導電板44に流れる電流を電流検出回路9
を介して検出することで、図2に示すように初期の現像
剤による画像濃度が得られるように、感光体ドラム1の
表面電位V2を演算し、ΔV表面電位を上昇させるべ
く、主帯電制御回路3による主帯電器2への供給する電
圧が制御される構成である。つまり、現像剤が徐々に劣
化するに従い、検出される電流が減少することから、徐
々に主帯電制御回路3による主帯電器2に供給する電圧
を上昇させるように制御することになる。これにより、
現像剤劣化による画像濃度低下を招くことなく、常に安
定した画像濃度を得ることができる。画像濃度制御手段
は、要するに感光体ドラム1表面の電位を制御するもの
である。
【0037】この場合、感光体ドラム1の表面電位を制
御するために、露光ランプの光量を制御することでも画
像濃度を補正できる。つまり、導電板44を流れる電流
量に応じて、露光ランプによる光量を制御すとで、表面
電位を主帯電器2にて制御する場合と同様の効果を得る
ことができる。これは、現像剤の劣化に基づいて、電流
量が減少することで、露光ランプの光量を下げる方向に
制御する。これにより、感光体ドラム1表面の静電潜像
の電位が高くなり、実施的に主帯電器2による感光体ド
ラム1の表面電位を上昇させた場合と同等の効果を得る
ことができる。また、画像濃度制御手段としては、上述
にように感光体ドラム1表面電位を制御するものに限ら
ず、電流検出に応じて画像濃度を制御する構成であって
も、同様の画像濃度制御を行える。例えばトナー濃度を
初期のトナー濃度より高めるようにトナー濃度制御回路
7にて制御してもよい。つまり、トナー濃度制御回路7
は、初期の現像剤による決めれたトナー濃度に保つべ
く、トナー補給を制御しているが、現像剤の劣化に応じ
て、初期のトナー濃度より高いトナー濃度を設定し、こ
の設定されトナー濃度になるようにトナー補給制御を行
う。これにより、現像剤中のトナー量が初期の状態より
多くなることから、感光体ドラム1の静電潜像に付着す
るトナーが多くなる。従って、現像剤の劣化によりトナ
ーの付着が減少することで画像濃度が低下する傾向にあ
るが、トナーが多くなることでその画像濃度が補償され
る。
【0038】さらに、画像濃度を制御する手段として
は、上述したようにトナー濃度を制御するだけでなく、
磁気ブラシ現像装置4の現像ローラ42に供給するバイ
アス電圧を制御することでも実現できる。即ちバイアス
電圧である電源45を現像ローラ、特にスリーブ42a
に供給する電圧を制御するために、現像剤を介して流れ
る電流値を制御することでも感光体ドラム1表面に付着
するトナー量を制御し、画像濃度を制御できる。
【0039】そのため、図5に示す実施例は、画像濃度
制御手段としては、バイアス電源45と接地部との間に
可変抵抗器46を接続し、電流検出回路9からの電流値
に基づいてCPU5が、可変抵抗器45の抵抗値を変え
る構成とする。これにより、現像剤を介して流れる電流
値を自由に制御できる。特に、現像剤の抵抗値と、上記
可変抵抗器46による抵抗が一定になるように制御する
ことで、導電板44を流れる電流を一定にし、現像剤に
よる劣化による抵抗変化を見かけ上、可変抵抗器46で
補正し、画像濃度を一定にすることができる。
【0040】上記可変抵抗器46は、導電板44へと流
れ込む電流を電流検出回路9で検出した電流量に応じ
て、CPU5にて可変制御される。この時、現像剤を介
して流れる電流が小さくなることは、現像剤の劣化によ
り抵抗が大きくなったことで、可変抵抗器46の抵抗値
を小さくなるように制御される。これにより、現像剤及
び可変抵抗器46の加算抵抗値に応じて、導電板44へ
と流れ込む電流値が一定に保たれる。従って、現像剤の
劣化により画像濃度、特に感光体ドラム1に付着するト
ナー量を一定にでき、よって現像剤の劣化による画像濃
度の低下を補正できる。
【0041】可変抵抗器46は、図示したボリウム形式
によるものでなく、複数の抵抗を並列又は直列に接続し
ておき、これをCPU5の制御に基づいて、所定の抵抗
値になるように各抵抗の接続又は切り離し(短絡を含
む)を行うようにスイッチ手段を制御するようにしても
よい。
【0042】また、CPU5においては、予め新しい現
像剤が交換された時に、その時の電流地を読み込み、こ
れを基準値として電流検出回路9からの電流値と比較す
ることで可変抵抗器46の抵抗値を制御する。例えば、
新たな現像剤が現像装置に充填された時点で、可変抵抗
器46の抵抗値を最大値に設定しておき、バイアス電源
45の所定の電圧値にて正常濃度の画像が得られる状態
において、その時に流れる電流値が記憶される。そし
て、現像剤の劣化と共に、徐々にその抵抗値を低下させ
ることで、画像濃度を一定に保つことができ、現像剤の
長期使用を可能にする。
【0043】ここで、可変抵抗器46でなく、電源46
の電圧そのものを制御することでも画像濃度を制御でき
る。つまり、バイアス電圧である電源46を可変にし、
電流検出回路9の電流検出値に基づいて、CPU5がそ
の電圧を制御するように構成してもよい。
【0044】なお、図1における導電板44の設ける位
置としては、磁石42bの現像極N1と別に磁気ブラシ
を形成する磁極S3に対向させて設けれている。これ
は、磁極S3にて現像剤の磁極ブラシが形成される。そ
のため、この部分では現像剤がほぼ磁力線に沿うように
垂直になり、導電板44と現像剤が電気的に確実に接触
するため、電流検出が安定する。
【0045】
【発明の効果】本発明の電子写真装置は、現像剤の劣化
を磁気ブラシによる現像剤と接触させる導電板に流れる
電流を検出することで行うため、光学センサ等による汚
れによる誤検出等がなくなり、基準画像を感光体表面に
形成するといった特別の手段を必要とせず、簡単な手段
にて画像濃度を常に一定の状態に制御できる。
【0046】特に電流検出に応じて、感光体表面電位を
制御するか、トナー濃度を制御するか、あるいはトナー
の付着量を制御することから、従来より設けらる手段を
用いて画像濃度制御を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電子写真装置の電子写真プ
ロセス部の要部及び該プロセス部による画像濃度制御に
かかるブロック回路とを含めてを示す模式図
【図2】感光体ドラムの表面電位と、画像濃度との関係
を示す本発明にかかる画像濃度制御における特性図
【図3】現像剤と接触する導電板を流れる電流と現像剤
量との関係を示す特性図
【図4】画像形成枚数による現像剤の劣化状態とその時
の電流量との関係を示す特性図
【図5】本発明による他の実施例を示す画像濃度制御に
かかる模式図
【符号の説明】
1 感光体ドラム(感光体) 2 主帯電器 3 主帯電制御器(表面電位制御手段) 4 磁気ブラシ現像装置 5 CPU 7 トナー濃度制御回路 8 トナー濃度センサー 9 電流検出回路 44 導電板 45 電源(バイアス電圧) 46 可変抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/09 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体を帯電する帯電手段と、 該帯電された感光体表面を画像露光する露光手段と、 感光体に形成された静電潜像をトナー像として現像する
    ために現像剤による磁気ブラシを形成してなる磁気ブラ
    シ現像装置と、 該磁気ブラシ現像装置による感光体に形成された静電潜
    像を現像する前に現像剤と接触するべく位置に配置され
    た導電部材と、 該導電部材に流れる電流を検出する電流検出手段と、 上記感光体に形成する画像濃度を上記電流検出手段によ
    る検出電流に応じて制御する画像濃度制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】上記画像濃度制御手段は、感光体の表面電
    位を制御してなる帯電制御手段または露光量制御手段で
    あることを特徴とする請求項1記載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】上記画像濃度制御手段は、磁気ブラシ現像
    装置のトナー濃度を制御する制御手段であることを特徴
    とする請求項1記載の電子写真装置。
  4. 【請求項4】上記画像濃度制御手段は、上記導電部材に
    流れる電流を一定に保つ手段であることを特徴とする請
    求項1記載の電子写真装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6144393A (en) * 1997-07-18 2000-11-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus having scan position correction
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CN107229202A (zh) * 2016-03-23 2017-10-03 兄弟工业株式会社 图像形成设备

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