JPH0683167U - 自動溶接装置の倣い装置 - Google Patents

自動溶接装置の倣い装置

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JPH0683167U
JPH0683167U JP2505193U JP2505193U JPH0683167U JP H0683167 U JPH0683167 U JP H0683167U JP 2505193 U JP2505193 U JP 2505193U JP 2505193 U JP2505193 U JP 2505193U JP H0683167 U JPH0683167 U JP H0683167U
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welding
arm
copying
central axis
pin
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JP2505193U
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Inventor
正 藤倉
Original Assignee
株式会社多摩工作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 倣い作用が正確な自動溶接装置の倣い装置を
提供する。 【構成】 溶接トーチ57を積載した台車11を溶接部
材4上を走行させながら、二つの溶接部材1、4を角度
をもって接合する自動溶接装置において、前記台車11
に第1溶接部材面2に平行に保持された第1ピン24の
中心軸線回りに揺動可能に支持された第1アーム28、
第1アーム28に第2溶接部材面5に平行に保持された
第2ピン43の中心軸線回りに揺動可能に支持された第
2アーム47、第1溶接部材面2を転動し、第1アーム
28に取り付けられた第1倣いローラー41、および第
2溶接部材面5を転動し、第2アーム47に取り付けら
れた第2倣いローラー51を備えている。そして、第1
倣いローラー41の中心軸線および第2倣いローラー5
1の中心軸線が同一平面内にある状態で、前記平面内に
前記溶接トーチ57の中心軸線が位置するようにして溶
接トーチ57が第2アーム47に保持されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動溶接装置の倣い装置、特に溶接トーチを自走式走行台車に積 載した自動溶接装置の倣い装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
溶接トーチを積載した台車を溶接部材上を走行させながら、二つの溶接部材を 角度をもって接合する自動溶接装置が広く用いられている。アーク長を一定に維 持し、溶接トーチを正しく溶接線に沿わせるために、自動溶接装置は倣い装置を 備えている。
【0003】 このような自動溶接装置の一つとして、たとえば水平および垂直に配置した2 枚の板材の隅部を溶接する自動溶接装置がある。隅肉自動溶接装置の一般的な倣 い装置は、台車駆動装置、溶接トーチ、倣い装置、制御箱などを積載した自走式 走行台車が、水平姿勢の板材の上を溶接線に沿って走行しながら隅部を溶接する 。台車の駆動輪は垂直姿勢の板材寄りに若干傾いている。したがって、駆動輪を 駆動すると、台車は垂直姿勢の板に寄るように前進する。倣い装置は、互いに運 動可能に連結された一対のアームを備えている。一方のアームは台車に運動可能 に支持され、他方のアームは溶接トーチを保持している。各アームは、ぞれぞれ 垂直姿勢および水平姿勢の板材面を転動する倣いローラーを回転可能に支持して いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の倣い装置では、台車のアーム支持部分、および一対のアームの連結部分 がそれぞれ2点押付けの直線スライド機構により構成されている。したがって、 粉塵やヒュームなどがスライド部分に侵入しやすかった。このために、アームが 滑らかに動かず、倣い作用が不正確になるという問題があった。倣い作用が不正 確であると、溶接欠陥が生じやすく、またきれいな溶接ビードが得られない。
【0005】 この考案は、倣い作用が正確な自動溶接装置の倣い装置を提供しようとするも のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の自動溶接装置の倣い装置は、溶接トーチを積載した台車を溶接部材 上を走行させながら、二つの溶接部材を角度をもって接合する自動溶接装置にお いて、前記台車に第1溶接部材面に平行に保持された第1ピンの中心軸線回りに 揺動可能に支持された第1アーム、第1アームに第2溶接部材面に平行に保持さ れた第2ピンの中心軸線回りに揺動可能に支持された第2アーム、第1溶接部材 面を転動し、第1アームに取り付けられた第1倣いローラー、および第2溶接部 材面を転動し、第2アームに取り付けられた第2倣いローラーを備えている。そ して、第1倣いローラーの中心軸線および第2倣いローラーの中心軸線が同一平 面内にある状態で、前記平面内に前記溶接トーチの中心軸線が位置するようにし て溶接トーチが第2アームに保持されている。
【0007】
【作用】
第1倣いローラーおよび第2倣いローラーの、溶接部材面(倣い面)に対して 直角方向の変位に応じて、第1アームおよび第2アームは各ピンの中心軸線回り を回転する。この結果、溶接トーチは倣い面に追従して変位し、所要の間隔を維 持しながら溶接線を指向する。
【0008】 第1アームは台車に、また第2アームは第1アームにそれぞれピンを介して揺 動可能に支持されている。したがって、アームの支持部分は直線状にスライドせ ずにピン中心軸線回りを回転するので、粉塵やヒュームは回転部分に侵入しにく い。また、回転部分をシールするには、ピンの両端部分をシールすればよいので 、シールは容易である。
【0009】 さらに、第1倣いローラーの中心軸線および第2倣いローラーの中心軸線が同 一平面内にある状態で、前記平面内に前記溶接トーチの中心軸線が位置するよう にして溶接トーチが第2アームに保持されている。したがって、第1倣いローラ ーおよび第2倣いローラーの、倣い面に対して直角方向の変位にほぼ等しい変位 で、溶接トーチは変位する。
【0010】
【実施例】
図1〜図3は、この考案の倣い装置を備えた自動溶接装置の一実施例を示して いる。図1は上記自動溶接装置の一部断面正面図、図2は同装置の一部断面側面 図、および図3は同装置の平面図である。自動溶接装置は、直角に接合した2枚 の鋼板の隅部を溶接する。
【0011】 台車11のフレーム12にワイヤ送給装置(図示しない)、走行用モーター1 4(サーボモーター)および制御箱15が載置されている。走行用モーター14 の出力は、減速機(図示しない)およびベルト伝動機構17を介して駆動後輪2 0に伝えられる。前輪19はやや、垂直姿勢の鋼板1側に向かっている。したが って、駆動後輪20が走行用モーター14で駆動されると、台車11は垂直姿勢 の鋼板1に押し付けられるようにして前進する。
【0012】 制御箱15は、ワイヤ送給および走行速度を制御する。なお、溶接電源(図示 しない)は、床上あるいは鋼板上に置かれている。
【0013】 台車フレーム12の前端寄りの部分に、ブラケット22が側方に突出している 。垂直姿勢の鋼板1に平行かつ水平姿勢の鋼板4に垂直な左右倣い(第1)アー ムピン24が、上記にブラケット22に固定されている。左右倣いアームピン2 4には、軸受25を介して左右倣い(第1)アーム28の基部が取り付けられて いる。また、左右倣いアームピン24には、軸受33を介して前部台車倣いロー ラー34が取り付けられている。後部台車倣いローラー36は、台車11の後部 に支持板37によって取り付けられている。
【0014】 左右倣いアーム28は、T形部29と、T形部29の足の部分から垂直に下方 に延びI形部30とからなっている。上記左右倣いアームピン24に平行な左右 倣いローラーピン39が、T形部29の先端部に取り付けられている。上記左右 倣いローラーピン39に左右(第1)倣いローラー41が回転可能に取り付けら れている。
【0015】 左右倣いアーム28のI形部30の下端部に上下倣い(第2)アームピン43 が垂直姿勢の鋼板1に直角にかつ水平姿勢の鋼板4に平行に固定されている。上 下倣いアームピン43には、軸受44を介して上下倣い(第2)アーム47の前 端部が取り付けられている。上下倣いアーム47は屈曲しており、中央部に上下 倣いアームピン43に平行な上下倣いローラーピン49が取り付けられている。 上下倣いローラー51が、軸受50を介して上下倣いローラーピン49に取り付 けられている。
【0016】 上下倣いアーム47の先端部には、左右調節ねじ53により左右位置が調整可 能に中間部材52が取り付けられている。中間部材52には、上下調節ねじ56 により上下位置が調整可能にトーチ保持部材55が取り付けられている。トーチ 保持部材55には、溶接トーチ57が固定されている。また、上下倣いアーム4 7を垂直姿勢の鋼板1に押し付けるようにして、台車フレーム12と上下倣いア ーム47の後端部との間にコイルばね59が挿入されている。
【0017】 台車フレーム12の後部寄り側面に左右倣いストッパー61が取り付けられて いる。左右倣いストッパー61は、左右倣いローラー41が垂直な鋼板1側に出 すぎないように左右倣いアーム28の揺動範囲を制限する。
【0018】 台車11の先端部に、台車停止用リミットスイッチ62および台車停止用近接 スイッチ63が設けられている。台車停止用リミットスイッチ62は、前方の障 害物を検出して台車11を自動的に停止し、台車11が障害物に衝突するのを避 ける。また、台車停止用近接スイッチ63は、水平姿勢の鋼板4の前端部分を検 出して台車11を自動的に停止し、台車11が鋼板4から飛び出すのを防止する 。
【0019】 上記のように構成された倣い装置において、走行用モーター14を駆動すると 、台車11は垂直姿勢の鋼板1に沿って走行する。台車11を走行させながら、 ワイヤ供給装置から溶接トーチ57に溶接ワイヤを供給して隅肉溶接を行う。
【0020】 左右倣いローラー41は垂直な鋼板面2を転動し、鋼板面2に追従して左右倣 いアーム28は左右倣いアームピン24の中心軸線を回転中心として水平面内で 揺動する。上下倣いローラー51は水平な鋼板面5を転動し、鋼板面5に追従し て上下倣いアーム47は上下倣いアームピン43の中心軸線を回転中心として垂 直面内で揺動する。この結果、溶接トーチ57は両鋼板面2、5に追従して変位 し、組み合わされた両鋼板1、4の隅部7を指向する。
【0021】 上記実施例では溶接部材は平たい板であったが、凹凸のある溶接部材あるいは 曲率半径が比較大きい湾曲した溶接部材であってもよい。また、二つの溶接部材 の接合角度は、直角でなくてもよい。
【0022】
【考案の効果】
アームの支持部分は直線状にスライドをせずにピンの中心軸線回りを回転する ので、粉塵やヒュームは回転部分に侵入しにくい。また、回転部分をシールする には、ピンの両端部分をシールすればよいので、シールは容易である。
【0023】 また、第1倣いローラーおよび第2倣いローラーの変位にほぼ等しい変位で、 溶接トーチは変位する。したがって、アーク長を所要な長さに維持し、溶接トー チを高い精度で溶接線に倣わせることができる。
【0024】 これらのことより、倣い作用が正確となるので、溶接欠陥がなく、きれいな溶 接ビードで自動溶接を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の倣い装置を備えた自動溶接装置の一
実施例を示す一部断面正面図である。
【図2】図1に示す自動溶接装置の一部断面側面図であ
る。
【図3】上記自動溶接装置の平面図である。
【符号の説明】
1 第1溶接部材 2 第1溶接部材面 4 第2溶接部材 5 第2溶接部材面 11 台車 14 走行用モーター 24 第1倣いアームピン 28 第1倣いアーム 41 第1倣いローラー 43 第2倣いアームピン 47 第2倣いアーム 51 第2倣いローラー 55 トーチ保持部材 57 溶接トーチ 59 コイルばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接トーチを積載した台車を溶接部材上
    を走行させながら、二つの溶接部材を角度をもって接合
    する自動溶接装置で、互いに運動可能に連結された一対
    のアームを備え、各アームがぞれぞれ各溶接部材面を転
    動する倣いローラーを回転可能に保持し、一方のアーム
    が台車に支持され、他方のアームが溶接トーチを保持し
    た倣い装置において、前記台車に第1溶接部材面に平行
    に保持された第1ピンの中心軸線回りに揺動可能に支持
    された第1アーム、第1アームに第2溶接部材面に平行
    に保持された第2ピンの中心軸線回りに揺動可能に支持
    された第2アーム、第1溶接部材面を転動し、第1アー
    ムに取り付けられた第1倣いローラー、および第2溶接
    部材面を転動し、第2アームに取り付けられた第2倣い
    ローラーを備え、第1倣いローラーの中心軸線および第
    2倣いローラーの中心軸線が同一平面内にある状態で前
    記平面内に前記溶接トーチの中心軸線が位置するように
    して溶接トーチが前記第2アームに保持されていること
    を特徴とする自動溶接装置の倣い装置。
JP2505193U 1993-05-14 1993-05-14 自動溶接装置の倣い装置 Pending JPH0683167U (ja)

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