JPH0682487U - 車体への配管取付構造 - Google Patents

車体への配管取付構造

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JPH0682487U
JPH0682487U JP2780593U JP2780593U JPH0682487U JP H0682487 U JPH0682487 U JP H0682487U JP 2780593 U JP2780593 U JP 2780593U JP 2780593 U JP2780593 U JP 2780593U JP H0682487 U JPH0682487 U JP H0682487U
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JP
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elastic member
vehicle body
pipe
stay
molded
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JP2780593U
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English (en)
Inventor
薫 赤羽根
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体に沿わせて配設される配管と車体との間
に防振用の弾性部材を確実に介装できるとともに、該弾
性部材の耐久性を向上させ得る配管取付構造を提供す
る。 【構成】 配管が貫通する弾性部材1をステー部材2で
支持し、該ステー部材を車体に取付ける。弾性部材1の
外周面の一部を断面円弧状に外側へ膨出した凸面4に形
成し、ステー部材2を金属製板材により形成するととも
に、該ステー部材に弾性部材1の凸面4以外の外周面を
受容するように成形した成形部分10と、該成形部分の一
端10aから折曲可能に延出した延出部分11とを設け、か
つ延出部分11を折曲げて凸面4に沿わせた時に互いに重
なり合う延出部分11および成形部分10の各端部11a,13
に車体への取付部材を挿通する挿通孔14、14aを設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の配管を車体に取付けるための配管取付構造に関する。
【0002】
【従来技術】
自動車には各種の配管が車体に沿わせて配設されているが、例えばブレーキ配 管においてはブレーキ作動により内部の流体の圧力が変動するので、この圧力変 動により配管が振動し、該振動が配管取付部を介して車体に伝えられて室内騒音 を生ずる。また燃料配管も燃料ポンプの作動により振動するので、同様に室内騒 音の原因となる。
【0003】 そこで、配管が貫通する弾性部材をステー部材で支持し該ステー部材を車体に 取付けるようにした配管取付構造が知られており、例えば実開昭62ー1106 80号公報に、燃料チューブ等を貫通させた弾性体からなるチューブ支持体を二 股状のステー部材により上下から挟み付け、このステー部材を車体に取付けるよ うにしたものが提案されている。
【0004】
【解決しようとする課題】
しかしこの配管取付構造においては、チューブ支持体の上下面がいずれも平面 に形成されているので、チューブ支持体をステー部材により全体にわたって均等 な締め代で締付けて、両者を確実に固定することが難しい。また、ステー部材が チューブ支持体の角部のみを圧縮することとなり易いので、チューブ支持体の耐 久性が低下する。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、本考案においては、配 管が貫通する弾性部材をステー部材で支持し該ステー部材を車体に取付けるよう にした車体への配管取付構造において、前記ステー部材を金属製板材により形成 するとともに、該ステー部材に前記弾性部材の外周面の一部を受容するように成 形した成形部分と、該成形部分の一端部から折曲可能に延出し折曲時に前記弾性 部材の残余の外周面部分を受容する延出部分とを設け、かつ前記延出部分を折曲 げた時に互いに重なり合う前記成形部分の他端部および延出部分の先端部に車体 への取付部材を挿通する挿通孔を設け、前記弾性部材を、前記成形部分の前記両 端部に対応する部分において比較的薄く、該両端部間の中央部に対応する部分に おいて比較的厚く形成する。
【0006】 本考案によれば、ステー部材の成形部分に弾性部材を受容して、延出部分を弾 性部材上に折曲げ、両部分の重なり合った端部に設けられた挿入孔に例えばボル トを挿通して、該ボルトを車体に締着することにより、弾性部材がステー部材に より狭着され、配管が弾性部材およびステー部材を介して車体に取付けられる。
【0007】 ステー部材の延出部分を折曲げ、その先端部を成形部分の他端部にボルトによ り強制的に締め付けると、延出部分はスプリングバックにより円弧状に弯曲する が、本考案によれば、弾性部材の厚さが両端において比較的薄く、中央部におい て比較的厚くなっているので、弾性部材には上記のように弯曲した延出部分によ り全体にわたってほぼ均等な締め代が与えられ、従って弾性部材はステー部材に より確実に保持され使用中に脱落するようなことはない。また、弾性部材が局部 的に強い力で圧縮されることもないので、耐久性が向上する。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の一実施例に係る配管取付構造の分解斜視図である。同図に示す ように、本考案の配管取付構造は弾性部材1とステー部材2から成っている。
【0009】 先ず弾性部材1について説明する。図2は弾性部材1の正面図、図3はその裏 面図、図4は側面図である。
【0010】 弾性部材1はゴム等の弾性材料から成り、ほぼ矩形の横断面形状をなし、表面 4、裏面5および両側面6、6を有している。そしてこれを貫通して多数の配管 挿通孔3、3…が縦通している。弾性部材1の表面4から各配管挿通孔3に達す るスリット7がそれぞれ設けられており、これらのスリット7を開いて開き口か ら配管を配管挿通孔3に嵌め込むことにより、配管を配管挿通孔3に挿入するこ とができる。スリット7を開くために弾性部材1全体をそらせ易くするように、 弾性部材1の裏面5には浅い凹溝8が設けられている。
【0011】 表面4は、横断面形状が図1に示すように中高の円弧状をなす上方へ膨出した 凸面に形成されている。すなわち弾性部材1の厚さは中央部において厚く、両側 へ行くにつれて次第に薄くなっている。
【0012】 裏面5から両側面6、6へかけては、両縁部にそれぞれ突条9がフランジ状に 突設されている。
【0013】 ステー部材2は、帯状の金属板をプレス加工等により図1に示すような形状に 成形して作られており、その一部は弾性部材1の前記裏面5および両側面6に沿 うような形状に成形されている。以下この部分を成形部分10と称する。金属板の 巾は弾性部材1の前記突条9、9間の巾より狭いので、成形部分10を突条9、9 間に嵌め込んで該部分に弾性部材1を受容することができる。
【0014】 成形部分10の一方の端部すなわち弾性部材1を受容したときに一方の側面6の 上縁に対応する端部10aから、延出部分11が平らな帯板状をなして延出している 。前記端部10aには成形部分10と延出部分11とにまたがって小孔12が穿設されて おり、延出部分11を該端部10aにおいて成形部分10側へ折曲げ易くしてある。
【0015】 成形部分10の他方の端部すなわち弾性部材1を受容した時に他方の側面6の上 縁に対応する端部10bには、取付部分13が屈曲形成されている。延出部分11を端 部10aで折曲げて成形部分10上にかぶせた時、延出部分11の先端部分11aは上記 取付部分13に重なるが、この時重なり合う該先端部分11aおよび取付部分13には ボルト等の締着部片を挿通する挿通孔14、14aが開設されている。
【0016】 図5は弾性部材1とステー部材2を互いに組付けた状態を示す正面図である。 ステー部材2の成形部分10の取付部分13と延出部分11の先端部分11aとは車体へ の取付けボルトにより互いに締付けられているので、弾性部材1はステー部材2 の成形部分10と延出部分11により挟み付けられている。しかして弾性部材1の表 面4は凸面をなしているので、スプリングバックにより弯曲した延出部分11がこ の凸面に沿って密着している。従って表面4は延出部分11により全面にわたって ほぼ均等に押えられ、これにより弾性部材1は成形部分10および延出部分11によ り全周面にわたってほぼ均等な締め代で締め付けられるので、ステー部材2に強 固に固着される。また弾性部材1が局部的に強い力で圧縮されることもない。
【0017】 その上、弾性部材1の両端に突設された突条9、9がステー部材2の成形部分 10を前後から挟んでいるので、弾性部材1が配管挿通孔3の軸線方向にずれてス テー部材2から脱落することもない。
【0018】 配管挿通孔3に挿通された配管の振動は弾性部材1により吸収され、さらにこ の弾性部材1を支持しているステー部材2は取付部分13位置においてのみ車体に 取付けられるので、配管振動が車体に伝達され室内騒音の原因となることはほと んどない。
【0019】 図6および図7はステー部材の他の実施例を示す。このステー部材2Aは前記 実施例における成形部分10、延出部分11、取付部分13と全く同様な成形部分10A 、延出部分11A、取付部分13Aを備えているが、さらに成形部分10Aの背面に取 付部片15がスポット溶接により溶着されている。この取付部片15は成形部分10A の取付部分13Aと反対側の端部から、延出部分11Aと反対側に斜めに立上がり、 その先端に第2の取付部分16が形成されており、ステー部材2Aはこの取付部分 16においても車体に取付けられる。
【0020】 ステー部材2Aとともに使用される弾性部材は前記実施例の弾性部材1と全く 同じものである。延出部分11Aは、折曲げられて取付部分13Aに締着された時ス プリングバックにより図6に2点鎖線で示すように円弧状を呈する。
【0021】 図8は自動車の車体に沿わせて配設した7本の配管17を示すものであるが、こ れらの配管17は、B部分においては前記弾性部材1およびステー部材2により、 A部分においては前記弾性部材1およびステー部材2Aによって車体に取付けら れている。図9はB部分の断面図、図10はA部分の断面図である。
【0022】 配管17を弾性部材1とステー部材2により車体18に取付けるには(図9)、先 ず前述のように弾性部材1のスリット7を開いて配管挿通孔3に配管17を嵌め込 むことにより弾性部材1を配管17に装着し、この弾性部材1の裏面5および側面 6にステー部材2の成形部分10を沿わせた後、延出部分11を折曲げて弾性部材1 の表面4に沿わせ、この時重なり合う延出部分11の先端部分11aと取付部分13の 挿通孔14、14a(図1)にボルト19を挿通し、該ボルト19を車体部分18aの裏面 に溶着されたナット20に螺合させることにより、弾性部材1を成形部分10、延出 部分11間に挟着するとともに、全体を車体部分18a に取付ける。
【0023】 配管17を弾性部材1とステー部材2Aにより車体18に取付ける場合(図10) も 、同様にして取付部分13Aをボルト19により車体部分18aに取付けるが、この場 合にはさらに取付部片15の取付部分16をボルト21により車体部分18bに取付ける 。
【0024】 以上本考案の好適な実施例について説明したが本考案はこれらの実施例に限定 されるものではなく、幾多の変形が可能なことは言うまでもない。例えば上記実 施例においてはステー部材2、2Aを取付けるのにボルト19、21を使用している が、リベット等の他の固着手段を使用してもよい。また延出部分11を折曲げ易く するために設けられる小孔12の代りに例えば線状の溝等を設けてもよい。さらに 、弾性部材1は充分な弾性を有しているので、凸面をなす表面4をステー部材の 成形部分10側にして裏面5を延出部分11により押さえるようにしても、均等な締 め代を与えることができる。
【0025】
【考案の効果】
本考案によれば、車体に沿って配設される配管の振動が車体に伝達されるのを 防ぐために、該配管とステー部材との間に介装される弾性部材を、均等な締め代 をもって確実にステー部材に保持することができるとともに、弾性部材が局部的 に強い力で圧縮されることがないので、弾性部材の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る配管取付構造の分解斜
視図である。
【図2】弾性部材の正面図である。
【図3】弾性部材の裏面図である。
【図4】弾性部材の側面図である。
【図5】弾性部材とステー部材の組立て状態を示す正面
図である。
【図6】ステー部材の他の実施例を示す正面図である。
【図7】同ステー部材の平面図である。
【図8】配管とこれに組付けられた配管取付構造を示す
平面図である。
【図9】図8のIXーIX線に沿う断面図である。
【図10】図8のXーX線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…弾性部材、2…ステー部材、3…配管挿通孔、4…
表面、5…裏面、6…側面、7…スリット、8…凹溝、
9…突条、10…成形部分、11…延出部分、12…小孔、13
…取付部分、14…挿通孔、15…取付部片、16…取付部
分、17…配管、18…車体、19…ボルト、20…ナット、21
…ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管が貫通する弾性部材をステー部材で
    支持し該ステー部材を車体に取付けるようにした車体へ
    の配管取付構造において、前記ステー部材を金属製板材
    により形成するとともに、該ステー部材に前記弾性部材
    の外周面の一部を受容するように成形した成形部分と、
    該成形部分の一端部から折曲可能に延出し折曲時に前記
    弾性部材の残余の外周面部分を受容する延出部分とを設
    け、かつ前記延出部分を折曲げた時に互いに重なり合う
    前記成形部分の他端部および延出部分の先端部に車体へ
    の取付部材を挿通する挿通孔を設け、前記弾性部材を、
    前記成形部分の前記両端部に対応する部分において比較
    的薄く、該両端部間の中央部に対応する部分において比
    較的厚く形成したことを特徴とする車体への配管取付構
    造。
JP2780593U 1993-04-30 1993-04-30 車体への配管取付構造 Pending JPH0682487U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008143169A1 (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Honda Motor Co., Ltd. 車両用配管取付構造
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JP2021076146A (ja) * 2019-11-06 2021-05-20 株式会社タダノ ケーブルタイサポータおよび作業車両

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