JPH0682377B2 - 感情情報抽出装置 - Google Patents

感情情報抽出装置

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JPH0682377B2
JPH0682377B2 JP61163020A JP16302086A JPH0682377B2 JP H0682377 B2 JPH0682377 B2 JP H0682377B2 JP 61163020 A JP61163020 A JP 61163020A JP 16302086 A JP16302086 A JP 16302086A JP H0682377 B2 JPH0682377 B2 JP H0682377B2
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emotion
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emotional
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JP61163020A
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正樹 藤本
七郎 鶴田
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、日本語文を解析し、日本語文に含まれる感情
情報を抽出する装置及び方式に関するものである。
(従来の技術) 日本語文を解析する技術に関しては、形態素解析手段、
構文解析手段、意味解析手段により、文の意味構造を生
成する技術が知られている。
例えば、「きれいな花が咲いた。」という文は、形態素
解析により、「きれいな」が形容動詞の連体形、「花」
が名詞、「が」は格助詞、「咲い」が「咲く」という動
詞の連用形、「た」が完了の助動詞の終止形というよう
に品詞情報を持つ単語列に分割され、構文解析により、
「きれいな花」が主格の名詞句、これに「が」が付いて
主部、「咲いた」が述語の動詞句、「きれいな花が咲い
た」で文である、というように構文解析される。そし
て、「きれい」という属性を持つ「花」に「咲く」とい
う動作が起こった、というように意味解析される。
(発明が解決しようとする問題点) 計算機と利用者との対話処理においては、従来から行な
われている論理的情報による処理に加えて、利用者の能
力・心理的状態など、利用者の状態に適応した処理が必
要となる。しかし、意味解析までの解析を行なっても、
利用者の感情情報を抽出する技術は知られていない。
一方、日本語には感情を表わす単語が多いという特徴が
ある。特に副詞、形容詞、形容動詞には、感情を直接的
に表わす単語が多い。例えば、「面白い」という形容詞
には「喜び」の感情が含まれており、「せっかく」とい
う語には「残念」の感情が含まれている。このような単
語の持つ感情要素は、日本語文から感情情報を抽出する
際の手がかりとなる。
本発明の目的は、日本語文を解析し、日本語文に含まれ
る感情情報を抽出する方式と装置を提供するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明の感情情報抽出装置は、入力された日本語文を単
語列に分割する形態素解析手段と、分割された単語列を
構文解析する構文解析手段と、単語単位の感情要素を分
類して登録した単語辞書と、構文解析結果に基づいて前
記感情要素を変換する感情情報変換規則と、前記単語辞
書から取り出した前記単語列の感情要素を前記感情情報
変換規則に従って変換する感情情報抽出手段とを備えた
ことを特徴とする。
(作用) 入力された日本語文は、形態素解析手段により単語列に
分割することで、単語単位の辞書情報を参照することが
可能になる。さらに構文解析を行なうことで、単語間、
語句間の係り受けの関係及び文型を得ることが可能にな
る。単語辞書中の単語には感情要素が登録されている。
構文解析で得られた構文解析木中の個々の単語について
は、前記単語辞書を参照することで、その単語に登録さ
れている感情要素を取り出すことができる。感情情報変
換規則は、単語から取り出された感情要素を、構文解析
で得られた文型の情報に従って変換する規則である。単
語から取り出された感情要素は、感情情報変換規則によ
って変換されることにより、文としての感情情報に変換
される。
(実施例) 以下、本発明の詳細を実施例に従って説明する。
第1図は、本発明の実施例を示す図である。図中、1は
日本語文を入力する入力部、2は形態素解析部、3は構
文解析部、4は感情要素を登録した単語辞書、5は感情
情報抽出部、6は感情要素を構文解析結果に従って変換
するための感情情報変換規則、7は出力表示部を示す。
形態素解析部2は。入力部1より入力された日本語文
を、単語辞書8を参照して単語列に分ける。構文解析部
3では、形態素解析された単語列から既知の構文解析手
法によって構文解析木を生成し、さらに文の種類の判定
を行なう。感情情報抽出部5は、構文解析部3で得られ
た構文解析木中の個々の単語について、単語辞書4を参
照して単語毎の感情要素を取り出し、さらに構文解析3
で得られる文の種類と感情情報変換規則6を用いて、感
情要素を文の種類に応じて変換し、出力部7に出力す
る。
第2図は感情要素を登録した単語辞書の一例を示す図で
ある。この辞書は、副詞、形容詞、形容動詞など、感情
を直接的に表わしている語について、その語が持ってい
る感情を分類して、登録したものである。感情要素の項
には、その単語が持つ感情の種類を示す名前が入る。例
えば、「おもしろい」という形容詞は、喜んでいて、ま
た、興味を持っているときに使われるということから、
「おもしろい」の感情要素には「喜び」と「興味」が登
録される。感情要素は複数個登録することができる。感
情の種類には、「喜び、安らぎ、興味、自信、期待、不
安、不満、不快、困惑、残念、悲しみ、怒り」などがあ
る。また、副詞の文法情報の項には、副詞の呼応に関す
る規則を登録してある。多くの動詞は、呼応する表現と
対になって特定の感情を表わすので、それを確認するた
めの規則である。
第3図は、感情情報変換規則を示す図である。この規則
は、感情を表わしている語が打ち消しの語に係っている
場合など、単語事態が持つ感情が別な感情に変化すると
きの変換規則を与えるものである。打ち消しの欄には、
感情要素が打ち消しの語によって変換されるときの変換
結果が登録されている。疑問文の欄には、文が疑問文で
ある場合の感情要素に対する変換結果が登録されてい
る。空欄の場合には感情情報は抽出されない。
次に、この方式を具体的に実現する装置の実施例を、図
面を用いて説明する。第4図は、本発明の1実施例装置
を示す図である。入力用キーボード41、表示装置42、CP
U43、主記憶装置44、補助記憶装置45が、バス46を介し
て接続されている。補助記憶装置45には、単語辞書が格
納されている。主記憶装置44には、形態素解析プログラ
ム、構文解析プログラム、感情情報抽出プログラムが置
かれ、また、入力文の解析に必要な作業領域と、単語辞
書から必要なデータを持ってくるための辞書バッファの
領域が設けてある。主記憶上の処理プログラムは、CPU4
3によって実行される。キーボード41は、処理プログラ
ムに対する指示および日本語文の入力に用いられる。表
示装置42は、キーボードからの入力の表示と処理結果の
出力の表示に用いられる。
第5図は、処理プログラムの動作を流れ図で示したもの
である。入力501ではひとつの日本語文を入力する。形
態素解析502は入力された日本語文を単語列に分割す
る。構文解析502は単語単位に分割された単語列から構
文解析木を生成し、文の種類を決定する。形態素解析50
2及び構文解析503の詳細は既知のものであるので省略す
る。504以下は、感情情報の抽出を行なっている部分で
ある。504では、構文解析木から引用句などの感情情報
抽出の対象外となる句を除去する。感情情報抽出の対象
外となる句には、「」でくくられた引用句、引用の格助
詞「と」に係る句、副助詞「か」に係る句がある。505
では、504で得られた構文解析木をたどりながら単語を
取り出す。取り出す単語がなくなったとき終了する。50
6では、取り出された単語に感情要素が登録されている
かどうか調べ、あればそれを取り出して507以下の処理
を行ない、なければ505へ戻る。507では、注目している
単語が打ち消しの語にけ係っているかどうか調べ、そう
である場合には、単語から取り出した感情要素を感情情
報変換規則に従って変換する。打ち消しの語に係ってい
ない場合は変換しない。また、打ち消しの語と呼応する
副詞については変換しない。508では、入力文が疑問文
である場合に、507の結果を感情情報変換規則に従って
変換する。507から508の処理で得られた結果は、509で
一時保存され、505に戻る。すべての単語についての抽
出が終わった時点で511の処理に移る。511では、保存さ
れていた結果に矛盾するものがあるかどうか検査規則51
0を用いて調べ、矛盾するものがあれば除去する。検査
規則510は、感情要素AとBが与えられたとき、矛盾す
るかどうかを登録してある表になっている。例えば、喜
びと興味は矛盾しない、喜びと悲しみは矛盾するなどと
なっている。除去の方法は、まず述部から得られた感情
情報があればこれを優先し、これと矛盾するものを除
く。述部から感情情報が得られない場合は、直接述部に
係っている語から得られる感情情報を優先し、矛盾する
ものを除く。なお矛盾がある場合には、後3に現われた
ものを優先する。512では、511で得られた最終結果を表
示装置に出力し、終了する。
次に、具体例を用いて動作の説明をする。入力として、
「きのうの講演は面白かった。」という文が与えられた
とする。形態素解析502と構文解析503によって構文解析
木が生成され、主部が「きのうの講演」、述部が「面白
かった」、文の種類は平叙文という結果が得られる。次
に504で引用句などの除去が行なわれるが、該当する句
がないので505以下の処理に移る。505と506では、構文
解析木をたどりながら感情要素が登録されている単語を
捜す。ここで、「面白い」という単語に感情要素が登録
されており、他の語にも何も登録されていないとする
と、「面白い」という単語から感情要素が取り出され、
第2図から「喜び、興味」という結果が得られる。次に
507で「面白い」が打ち消しの語に係っているかどうか
調べるが、打ち消しの語はないので前の結果がそのまま
次に渡される。さらに508で疑問文である場合の処理を
行なうが、構文解析503の結果から入力文は平叙文であ
り疑問文ではないので、「喜び、興味」という前の結果
が中間結果として保存される。入力文の残りの語につい
て505と506で感情要素の有無を調べた後、511で矛盾す
る結果があるかどうか調べる。「喜び」と「興味」は矛
盾しないので、512で保存されていた結果が入力され、
「きのうの講演は面白かった。」という文の感情情報は
「喜び、興味」であるという結果が得られる。
入力文が「きのうの講演は面白くなかった。」という文
である場合には、「面白い」という語が打ち消しの「な
い」に係っているので、「面白い」から取り出した「喜
び、興味」という感情要素に対して、打ち消しの語があ
る場合の変換が行なわれる。第3図から、「喜び」の打
ち消しは「残念、不満」、「興味」の打ち消しは「不
満」であるという結果が得られる。重複しているものを
1つにすると、「残念、不満」という結果が得られる。
入力文が「きのうの講演は面白かったですか?」のよう
な疑問文である場合には、「喜び、興味」に対して疑問
文であるばあいの変換が行なわれ、第3図より「期待」
という感情情報が得られて、結果として出力される。
本実施例の説明では、入力部キーボードより日本語文を
入力するとして説明したが、例えば、外部記憶装置等に
予め入力されている日本語文、あるいは通信回線、音声
認識装置等の別の入力手段によって入力された日本語文
でも同様な処理が可能である。また、出力は表示装置に
表示するとして説明したが、出力先は表示装置ではな
く、例えば、音声合成、機械翻訳等の処理を行なう別な
処理部に渡すことも可能である。
(発明の効果) 日本語文の感情情報を抽出することにより、自然言語に
よる対話処理においては対話者の感情に適応した応答が
生成することができ、機械翻訳においては翻訳の質の向
上を図ることができ、読書器などの日本語文発生装置に
おいてはイントネーションの付け方など発生させる音声
の質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方式を示す構成図、第2図は本発明に
おける単語辞書の1実施例を示す図、第3図は感情情報
変換規則を示す図、第4図は本発明の1実施例装置の構
成を示す図、第5図は本発明における処理アルゴリズム
を示す流れ図である。 図において、 1……入力部、2……形態素解析部、3……構文解析
部、4……単語辞書、5……感情情報抽出部、6……感
情情報交換規則、7……出力部 をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された日本語文を単語列に分割する形
    態素解析手段と、分割された単語列を構文解析する構文
    解析手段と、単語単位の感情要素を分類して登録した単
    語辞書と、構文解析結果に基づいて前記感情要素を変換
    する感情情報変換規則と、前記単語辞書から取り出した
    前記単語列の感情要素を前記感情情報変換規則に従って
    変換する感情情報抽出手段とを備えたことを特徴とする
    感情情報抽出装置。
JP61163020A 1986-07-10 1986-07-10 感情情報抽出装置 Expired - Lifetime JPH0682377B2 (ja)

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JPS6318458A JPS6318458A (ja) 1988-01-26
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