JPH0681900U - 航空機用地上空気調和装置 - Google Patents

航空機用地上空気調和装置

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JPH0681900U
JPH0681900U JP024239U JP2423993U JPH0681900U JP H0681900 U JPH0681900 U JP H0681900U JP 024239 U JP024239 U JP 024239U JP 2423993 U JP2423993 U JP 2423993U JP H0681900 U JPH0681900 U JP H0681900U
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JP
Japan
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blower
water
air
aircraft
air conditioner
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JP024239U
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English (en)
Inventor
谷 信 雄 堤
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成部材を少なくしながら従来のものと同等
の一次冷却効果を達成し、装置全体の軽量小型化を図
る。 【構成】 航空機用地上空気調和装置の送風系統の送風
ブロア1の胴体部にウォータジャケット20を形成し、
このウォータジャケット20を送風系統のエバポレータ
による空気冷却部6からでる凝縮水を溜める水タンク7
に配管22で接続し、この配管22にサーモセンサに応
じた制御系統の信号で開閉制御される電磁弁24および
手動で管路を開閉する手段23を設け、電磁弁24が開
いたとき送風ブロア静圧を送水圧として、水タンク7の
凝縮水13をウォータジャケット20に給水し、送風ブ
ロア内の空気を冷却する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、装置全体の軽量小型化を図る航空機用地上空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
航空機用地上空気調和装置として、トレーラ上に駆動源、駆動伝達系統、冷媒 系統、送風系統および制御系統を搭載し、冷気や暖気を機内に供給して航空機の 各種電子装置や客室の冷房や暖房を行うものは、たとえば、実公昭60−328 35号公報に記載されている。
【0003】 上記航空機用地上空気調和装置の送風系統は、図3に示すように、送風ブロア 1の吸込み側にサイレンサ2を設けるとともに、送風ブロア1の吹出し側にプリ クーラ3およびプリクーラファン4を設け、このプリクーラ3より下流側に設け たエバポレータ室5に複数のエバポレータ6,6を配置し、エバポレータ室5と 水タンク7を配管8,8で接続し、水タンク7とプリクーラ3に設けたノズル9 を配管10で接続し、配管10に設けた電磁弁11および流量制御弁12を開閉 制御することで水タンク7に溜まった凝縮水13を配管10を通してノズル9か らプリクーラ3に散水するように構成されている。
【0004】 上記航空機用地上空気調和装置では、サイレンサ2より吸い込まれた外気は、 送風ブロア1により断熱圧縮された後、プリクーラ3およびエバポレータ6を通 過する際に冷却され、冷却された空気が、ダクト14より航空機側に送り込まれ 、航空機の各種電子装置や客室を冷房する。この場合、プリクーラ3は、送風ブ ロア1により断熱圧縮された空気を一次冷却し、更に能力の向上を図るために、 エバポレータ室5において空気中より分離した冷たい凝縮水を水タンク7に回収 し、回収された凝縮水13を配管10を通してノズル9からプリクーラ3に散水 して、プリクーラ3を冷却する。
【0005】 また、航空機用地上空気調和装置は、一般的に風量が10〜40kg/min 、静圧が2000〜3000mmAqの能力を有し、送風される空気の温度は1 0℃程度に保つように設定されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記航空機用地上空気調和装置では、送風ブロアにより断熱圧縮された空気を 一次冷却する、プリクーラ、プリクーラに外気を送入するファンおよびファン駆 動装置等を必要とするため、装置の全体重量が増加すると共にコスト高になると いう問題点がある。
【0007】 本考案は上記した点に鑑みてなされたもので、構成部材を少なくしながら従来 のものと同等の一次冷却効果を達成し、装置の軽量小型化を図る航空機用地上空 気調和装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の航空機用地上空気調和装置は、トレーラ上に駆動源、駆動伝達系統、 冷媒系統、送風系統および制御系統を搭載し、送風系統の送風ブロアの胴体部に ウォータジャケットを形成し、このウォータジャケットを送風系統のエバポレー タによる空気冷却部からでる凝縮水を溜める水タンクに配管により接続し、この 配管にサーモセンサに応じた制御系統の信号で開閉制御される電磁弁および手動 で管路を開閉する手段を設け、電磁弁が開いたとき送風ブロア静圧を送水圧とし て、水タンクの凝縮水をウォータジャケットに給水し、送風ブロア内の空気を冷 却するように構成される。
【0009】
【作用】
本考案の航空機用地上空気調和装置では、外気より温度の低い凝縮水を、電磁 弁が開いたとき送風ブロア静圧を送水圧として送風ブロアの胴体部に形成された ウォータジャケット給水し、送風ブロアにより断熱圧縮され昇温した空気を、ウ ォータジャケットを通して熱交換することで一次冷却し、更に一次冷却された空 気をエバポレータを通して二次冷却し、航空機側に送り込み各種電子装置や客室 を冷房する。
【0010】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図面につき説明する。 なお図1において図3と同一部材については同一符号を付す。 図1において符号20は、航空機用地上空気調和装置の送風系統の送風ブロア 12の胴体部に設けたウォータジャケットを示し、このウォータジャケット20 の外周面には断熱材層21が設けられ、ウォータジャケット20の温度を低温に 維持するようにしている。このウォータジャケット20と水タンク7の底部は配 管22により接続され、水タンク7の凝縮水13をウォータジャケット20に送 り込むようにしている。この配管22には手動開閉弁23および電磁弁24が配 置され、電磁弁24は制御装置25により開閉制御される。この制御装置25に は、送風ブロア1の吸込み側に位置するサイレンサ2に設けたサーモセンサ26 、送風ブロア1とエバポレータ室5の間に設けたサーモセンサ27、ダクト14 の出口に設けたサーモセンサ28の検出信号が送られる。制御装置25は、これ らサーモセンサ26、27、28の検出信号を設定温度と比較し、サーモセンサ 26、27、28の検出信号が設定温度を越えた場合に、制御装置25から発す る制御信号で電磁弁24を開き、サーモセンサ26、27、28の検出信号が設 定温度以下であれば電磁弁24を閉じるように制御する。上記配管22の周囲に も、ウォータジャケット20と同様に断熱材層29が設けれている。同様に、水 タンク7の周囲には断熱材層30が設けられ、配管8の周囲には断熱材層31が 設けられている。
【0011】 図2は送風ブロア1の胴体部に形成したウォータジャケット20を示す。胴体 部のハウジング40にはインペラ41が軸受42により支持されている。このイ ンペラ41はプーリ手段43を介してモータ44に連結されている。また、ハウ ジング40には、空気吸込み口45、空気吐出口46がそれぞれ形成されていて 、空気吸込み口45から導入された空気と凝縮水をウォータジャケット20を通 して熱交換し、冷却された空気を空気吐出口46から吐出する。
【0012】 なお、図示しないが、ハウジング40内部に伝熱フィンを設けることで、冷却 効率を0.7程度まで冷却効果を向上させることができる。
【0013】 つぎに作用を説明する。 まず、水タンク7に凝縮水を貯えるために、航空機に連結しない状態で航空機 用地上空気調和装置の予冷運転を行なう。この予冷運転は、配管22に設けた手 動開閉弁23を閉じた状態で行ない、送風ブロア1の作動により断熱圧縮された 空気をエバポレータ6を通すことで冷却し凝縮水を生成するもので、生成された 凝縮水は配管8を通って水タンク7に貯えられる。この予冷運転で水タンク7に 貯えられる凝縮水は0〜10℃のものが20〜30リットル/時間確保できる。 なお水タンクの容量は350リットル程度である。
【0014】 この予冷運転により水タンク7に所定量の凝縮水が貯えられた後、航空機に連 結し航空機用地上空気調和装置の本運転を開始する。この時、配管22に設けた 手動開閉弁23は開いた状態とする。 本運転では送風ブロア1の作動により断熱圧縮された空気は、空気吐出口46 を通ってエバポレータ室5に送られ、エバポレータ6で冷媒系統により冷却され 、ダクト14を介して航空機側に送り込まれる。なお、本運転においても予冷運 転同様、凝縮水が生成され水タンク7に追加される。一方、エバポレータ室5と 水タンク7は配管8で連通しているので、電磁弁24が開いた時、水タンク7に 貯えられた凝縮水13は、送風ブロア静圧を送水圧として配管22を通してウォ ータジャケット20に給水される。ウォータジャケット20に給水される凝縮水 13の温度は、送風ブロア1により断熱圧縮された空気の温度よりはるかに低い ので、断熱圧縮された空気は、ウォータジャケット20を通して一次冷却される こととなる。この時送風ブロア1からダクト14に流れる空気の温度は、送風ブ ロア1の吸込み側のサイレンサ2に設けたサーモセンサ26と、送風ブロア1と エバポレータ室5の間に設けたサーモセンサ27と、ダクト14の出口に設けた サーモセンサ28により検出され、各サーモセンサ26、27、28の検出信号 は制御装置25に送られ、この制御装置25において、これらサーモセンサ26 、27、28の検出信号は制御装置25に予め設定された設定温度と比較され、 サーモセンサ26、27、28の検出値が設定温度を越えていたら、制御装置2 5からの制御信号により電磁弁24を開くものとする。この水タンク7の凝縮水 13のウォータジャケット20への給水は、手動開閉弁23の開閉により手動制 御することも可能である。
【0015】 空気を一次冷却した場合の測定結果を下記に示す。 本考案による一次冷却の送風ブロア出口の空気温度 43℃ 一次冷却を行なわなかった場合の送風ブロア出口の空気温度 約70℃ 従来のプリクーラによる一次冷却の送風ブロア出口の空気温度 45℃ 一次冷却に伴う空気温度は下式により計算される。 ここで、外気温度は40℃、送風ブロア出口の空気温度設定値は45℃、1日 当りの本運転時間は1時間とする。
【0016】 (冷却熱量) =(凝縮水と空気の温度差)×(水の比熱)×(流量)×(冷却効率) =(45−5)℃ ×1Kcal/kg℃ ×350kg/時間× 0.7 = 9800Kcal/時間 (圧縮加熱量) =(70−40)×(空気比熱)×(風量)×(時間) = 30℃ ×0.24Kcal/kg℃×25kg/分×60分 = 10800Kcal/時間 (ブロア出口空気温度) =(10800−9800)/0.24×25×60 +40 = 43℃ この送風ブロア出口空気温度43℃は従来の装置のプリクーラを用いた場合送 風ブロア出口空気温度45℃とほぼ同等以下となる。
【0017】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、プリクーラを設けることなく従来のものと 同等の一次冷却効果を得ることができ、また、プリクーラ、プリクーラファンお よび駆動源等の機器を必要としないので、構成部材を少なくし装置全体の軽量小 型化を図ることができる。また、騒音源である送風ブロアを流路で囲むことで消 音効果を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による航空機用地上空気調和装置の全体
図。
【図2】本考案による航空機用地上空気調和装置のウォ
ータジャケット部分を示す図。
【図3】従来の航空機用地上空気調和装置の全体図。
【符号の説明】
1 送風ブロア 5 エバポレータ室 6 エバポレータ 7 水タンク 8 配管 13 凝縮水 20 ウォータジャケット 22 配管 23 手動開閉弁 24 電磁弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレーラ上に駆動源、駆動伝達系統、冷媒
    系統、送風系統および制御系統を搭載し、地上にて航空
    機の各種電子装置および客室等の冷房や暖房を行うため
    に、冷気や暖気を機内に供給する航空機用地上空気調和
    装置において、送風系統の送風ブロアの胴体部にウォー
    タジャケットを形成し、このウォータジャケットを送風
    系統のエバポレータによる空気冷却部からでる凝縮水を
    溜める水タンクに配管で接続し、この配管にサーモセン
    サに応じた制御系統の信号で開閉制御される電磁弁およ
    び手動で管路を開閉する手段を設け、電磁弁が開いたと
    き送風ブロア静圧を送水圧として、水タンクの凝縮水を
    ウォータジャケットに給水し、送風ブロア内の空気を冷
    却することを特徴とする航空機用地上空気調和装置。
JP024239U 1993-05-11 1993-05-11 航空機用地上空気調和装置 Pending JPH0681900U (ja)

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