JP3510571B2 - バス車両用空調装置 - Google Patents

バス車両用空調装置

Info

Publication number
JP3510571B2
JP3510571B2 JP2000210758A JP2000210758A JP3510571B2 JP 3510571 B2 JP3510571 B2 JP 3510571B2 JP 2000210758 A JP2000210758 A JP 2000210758A JP 2000210758 A JP2000210758 A JP 2000210758A JP 3510571 B2 JP3510571 B2 JP 3510571B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooler
zone
air
bus vehicle
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000210758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002029241A (ja
Inventor
崇秀 桐原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP2000210758A priority Critical patent/JP3510571B2/ja
Publication of JP2002029241A publication Critical patent/JP2002029241A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3510571B2 publication Critical patent/JP3510571B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、バス車室内の熱負
荷分布状態に応じて適正な空調コントロールを可能にし
たバス車両用空調装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】バス車室内の熱負荷分布状態に応じて空
調コントロールを可能にしたバス車両用空調装置は、例
えば特開平7−108814号で提供されている。一般
にこの種の装置は、1本のクーラダクトを車両の天井の
左右端に車両の前後方向に沿って通してバス車室内の前
部、中央部及び後部の各ゾーン毎に冷風の吹き出し口と
ダンパを設け、クーラユニットからクーラダクトの一端
から供給される冷風の風量、風向を前記ダンパの制御す
ることによって各ゾーンに吹き出すようにした構成であ
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のバス車両用
空調装置においては、バス車室内の前部、中央部及び後
部の各ゾーン毎の熱負荷分布状態に応じて風量、風向を
コントロールすることが可能であるが、冷風は車両の前
後方向に通した1本の長いクーラダクトの一端から供給
されるため、冷風が供給されるクーラダクトの一端側は
風量が確保されるが、前記冷風が供給される一端側より
遠く離間した部位では風量が減量する不具合がある。こ
れを解消するためにブロアの風量を増大すれば冷風が供
給される一端側より遠く離間した部位の風量が確保され
る。しかし、それにはブロアが大型化してコスト高とな
ることと、冷風が供給されるクーラダクトの一端側の風
量が著しく増大するというクーラダクトの全長に渡る風
量のアンバランスが生じる問題点があった。また、クー
ラユニットがクーラダクト内に搭載されたビルトインタ
イプのものがあるが、この場合クーラユニットの保守点
検性が悪いという問題点がある。 【0004】本発明の目的は、バス車室内の前部、中央
部及び後部の各ゾーンの風量を確保し、クーラユニット
の保守点検性を容易にしたバス車両用空調装置を提供す
ることである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、バス車両の室内を前部ゾーン、中央部ゾ
ーン及び後部ゾーンに分割し、この各ゾーン毎に温度制
御するようにした空調装置において、両端を閉塞した扁
平状のクーラダクトを前記各ゾーン毎の三本に分割して
前記バス車両の天井の左右端にバス車両の前後方向に沿
って配置し、前記各クーラダクト上にエバポレータ、リ
ヒートコア及びブロアから構成された独立して空調コン
トロールが可能なクーラユニットをクーラダクトと連
通して設置し、前記クーラダクトの前面に荷物棚を配置
する荷物棚のステーに前記各クーラユニットの設置部位
を隠蔽する蓋を固着したことをことを特徴とするもので
ある。 【0006】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1において、30はバス車両を示
す。本発明は前記バス車両30の室内を前部ゾーン1
0、中央部ゾーン11及び後部ゾーン12とし、これら
の各ゾーンの天井の左右端に前記バス車両30の前後方
向に沿って両端を閉塞した偏平状のクーラダクト5を
記各ゾーン10、11及び12に対応した三本に分割し
て配設し、エバポレータ8、リヒートコア7及びブロア
9から構成された独立して空調コントロールが可能なク
ーラユニット6を前記各クーラダクト5上にクーラダク
ト5と連通して設置する。 【0007】前記エバポレータ8はエンジン1で駆動さ
れる冷房装置のコンデンサ2と液冷媒供給配管14で接
続され、また、図略のコンプレッサに接続されている低
圧低温霧状冷媒戻し配管13が接続されている。前記リ
ヒートコア7はエンジン1の近傍の暖房熱交換機3と温
水供給配管15及び温水戻し配管16を介して接続され
ている。符号4は前記温水供給配管15に接続されてい
る暖房装置である。 【0008】前記クーラユニット6は図3及び図4で示
すように、エバポレータ8とリヒートコア7とが並設さ
れ、ブロア9がダクト25を介して前記エバポレータ8
の背面に送風するよう接続された構成である。このクー
ラユニット6は図2で示すように、偏平状の各クーラダ
クト5の上面に形成した取り付け座部26にリヒートコ
ア7を室内側にして設置してボルト止めされる。 【0009】前記各クーラダクト5の上面に設置したク
ーラユニット6にはルーフに開口した外気吸い込み口1
7と、室内側に開口した内気吸い込み口18とに連通
し、外気と内気との合流気が取り入れられるようになっ
ている。また、各クーラダクト5には冷気の室内側吹き
出し口19と窓側吹き出し口20とが開口している。 【0010】さらに、本発明は前記クーラダクト5の前
面に荷物棚21を配置する荷物棚のステー22に前記各
クーラユニット6の設置部位を隠蔽する蓋23を固着し
たしたものである。 【0011】本発明は上記の通りの構造であるから、ク
ーラユニット6のエバポレータ8はコンデンサ2から液
冷媒が液冷媒配管14によって供給され、エバポレータ
8から低圧低温霧状冷媒が低圧低温霧状冷媒戻し配管1
3により図略のコンプレッサに戻され、コンプレッサに
より高音高圧ガスをコンデンサ2に供給する。リヒート
コア7は暖房熱交換機3から温水が温水供給配管15に
よって供給され、リヒートコア7から温水が温水戻し配
管16により暖房熱交換機3に戻される。 【0012】ブロア9は外気吸い込み口17からの外気
と内気込み口18からの内気との合流気を吸い込んでエ
バポレータ8の背面からエバポレータ8を通して冷風を
リヒートコア7を通し、クーラダクト5に導き室内側吹
き出し口19と窓側吹き出し口20とから吹き出すもの
である。前記リヒートコア7は前記エバポレータ8を通
過して冷却される冷風が設定温度となるよう調整する。 【0013】そこで、本発明では前部ゾーン10、中央
部ゾーン11及び後部ゾーン12の各ゾーンにおいて、
両端を閉塞した偏平状のクーラダクト5を分割して配設
し、この各クーラダクト5に独立して空調コントロール
が可能なクーラユニット6を設置した構成であるから、
各ゾーンにおける風量が確保される上に、各ゾーンの熱
負荷分布状態に応じて適正な空調コントロールが得られ
る。 【0014】また、クーラダクト5の前面に荷物棚21
を配置する荷物棚のステー22に前記各クーラユニット
6の設置部位をを隠蔽する蓋23を固着した構造である
から、クーラユニット6の設置部位を隠蔽する蓋23の
ステー22を取り外すこでクーラユニット6の保守点検
作業が容易に行うことができる。 【0015】さらに加えて、クーラダクト5は偏平状で
あるため、小型化できクーラユニット6を設置していな
い上面の空いたスペースにワンマン用放送装置等を搭載
することも可能である。 【0016】 【発明の効果】以上述べたように本発明によると、バス
車両の室内の前部ゾーン、中央部ゾーン及び後部ゾーン
の各ゾーンにおいて、風量が確保される上に、各ゾーン
の熱負荷分布状態に応じて適正な空調コントロールが得
られ、また、クーラユニットの保守点検作業が容易に行
うことができ、偏平状のクーラダクトによるクーラダク
トの小型化でコストの低減と、クーラダクト上方のスペ
ースを利用することができる利点を有しているものであ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の全体概略図 【図2】本発明の要部断面図 【図3】本発明のクーラユニットの正面図 【図4】本発明のクーラユニットの平面図 【符号の説明】 1 エンジン 2 コンデンサ 3 暖房熱交換機 5 クーラダクト 6 クーラユニット 7 リヒートコア 8 エバポレータ 9 ブロア 10 前部ゾーン 11 中央部ゾーン 12 後部ゾーン 21 荷物棚 22 ステー 23 蓋

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 バス車両の室内を前部ゾーン、中央部ゾ
    ーン及び後部ゾーンに分割し、この各ゾーン毎に温度制
    御するようにした空調装置において、両端を閉塞した扁
    平状のクーラダクトを前記各ゾーン毎の三本に分割して
    前記バス車両の天井の左右端にバス車両の前後方向に沿
    って配置し、前記各クーラダクト上にエバポレータ、リ
    ヒートコア及びブロアから構成された独立して空調コン
    トロールが可能なクーラユニットをクーラダクトと連
    通して設置し、前記クーラダクトの前面に荷物棚を配置
    する荷物棚のステーに前記各クーラユニットの設置部位
    を隠蔽する蓋を固着したことを特徴とするバス車両用空
    調装置。
JP2000210758A 2000-07-12 2000-07-12 バス車両用空調装置 Expired - Fee Related JP3510571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000210758A JP3510571B2 (ja) 2000-07-12 2000-07-12 バス車両用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000210758A JP3510571B2 (ja) 2000-07-12 2000-07-12 バス車両用空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002029241A JP2002029241A (ja) 2002-01-29
JP3510571B2 true JP3510571B2 (ja) 2004-03-29

Family

ID=18706978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000210758A Expired - Fee Related JP3510571B2 (ja) 2000-07-12 2000-07-12 バス車両用空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3510571B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103707740B (zh) * 2013-12-09 2016-01-13 西安工程大学 利用冷量梯级的蒸发冷却车载空调***
RU181017U1 (ru) * 2018-03-07 2018-07-03 Ильдар Шакирович Сафин Кондиционер транспортного средства

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002029241A (ja) 2002-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3156801B2 (ja) 自動車用空調装置
JP2590048Y2 (ja) 自動車、特に、バスに対する空気調和装置
CN104554314B (zh) 城轨车辆空调通风***及城轨车辆
WO2006109959A1 (en) Seat air conditioner for vehicle
KR20090101543A (ko) 철도 차량용 공기조화장치
CN204415406U (zh) 城轨车辆空调通风***及城轨车辆
CN108189851A (zh) 用于低地板轨道交通车辆的司机室空调装置
JP3510571B2 (ja) バス車両用空調装置
JP5248340B2 (ja) 温度調節装置
JP2006248337A (ja) 車両用屋上装着型空調装置
KR102456848B1 (ko) 차량용 공조장치
CN102333661B (zh) 车载用温度调节装置
JPH07329554A (ja) 車両用蓄冷ユニット
JPH09142131A (ja) 車載用空調装置
JPS584622A (ja) 車両冷房装置
JP2000142393A (ja) 鉄道車両用空気調和装置
KR200174990Y1 (ko) 냉·온풍 겸용 에어컨디셔너의 구조
KR102172936B1 (ko) 냉난방 모듈, 차량용 공조장치 및 그 제어 방법
JP3726370B2 (ja) バス車両用換気システム
JPH0722328Y2 (ja) トラクターの空気調和装置
KR102619023B1 (ko) 차량용 공조장치
JP3301178B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP2590261Y2 (ja) 屋上設置型車両用空調装置
JP2007186015A (ja) 車両用屋上装着型空調装置
JPH088895Y2 (ja) 車両用空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees