JPH0681031B2 - レベルシフト回路 - Google Patents
レベルシフト回路Info
- Publication number
- JPH0681031B2 JPH0681031B2 JP61047564A JP4756486A JPH0681031B2 JP H0681031 B2 JPH0681031 B2 JP H0681031B2 JP 61047564 A JP61047564 A JP 61047564A JP 4756486 A JP4756486 A JP 4756486A JP H0681031 B2 JPH0681031 B2 JP H0681031B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- level shift
- circuit
- shift circuit
- current
- Prior art date
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- Amplifiers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2系統以上の異なった外部供給電源を必要と
する半導体集積回路のレベルシフト回路に関する。
する半導体集積回路のレベルシフト回路に関する。
半導体集積回路の中には異なった供給電源を必要とする
ものが有る。これらの集積回路においては、ある電源系
で動作している回路網の信号をそれより低い別の電源系
で動作している回路網へ伝送する場合信号に重畳されて
いる直流成分を不都合無く受け渡しする為に、レベルシ
フト回路を設けるか、あるいは、直流成分そのものをし
ゃ断するため、コンデンサで結合し、交流成分のみ伝送
する手段がしばしば用いられていた。レベルシフト回路
としてはエミッタホロワとダイオードや抵抗を組み合わ
せたものが従来よく用いられている。
ものが有る。これらの集積回路においては、ある電源系
で動作している回路網の信号をそれより低い別の電源系
で動作している回路網へ伝送する場合信号に重畳されて
いる直流成分を不都合無く受け渡しする為に、レベルシ
フト回路を設けるか、あるいは、直流成分そのものをし
ゃ断するため、コンデンサで結合し、交流成分のみ伝送
する手段がしばしば用いられていた。レベルシフト回路
としてはエミッタホロワとダイオードや抵抗を組み合わ
せたものが従来よく用いられている。
しかし、従来のエミッタホロワとダイオードや抵抗を組
み合わせた回路では、エミッタホロワの定電流源のバイ
アスをどちらの電源系から作るかによって動作可能な電
源電圧範囲が著しく狭まくなる場合が有る。今仮りに第
一と第一より低い第二の電源系で各々独立に動作してい
る回路網間で信号の受け渡しをするとしよう。第一と第
二の電源は一方が他の一方に追従して同じ割合で変動す
るとは限らず、又電源に含まれるリップルの位相が全く
等しい場合は極めてまれである。第一の電源系で作られ
たバイアス源でレベルシフト回路を構成すると、第一の
電源回路に含まれるリップルや変動によるレベルシフト
回路の直流電位のドリフトは吸収できても、それに無関
係に生じる第二の電源の変動の影響は防ぐことが不可能
である。
み合わせた回路では、エミッタホロワの定電流源のバイ
アスをどちらの電源系から作るかによって動作可能な電
源電圧範囲が著しく狭まくなる場合が有る。今仮りに第
一と第一より低い第二の電源系で各々独立に動作してい
る回路網間で信号の受け渡しをするとしよう。第一と第
二の電源は一方が他の一方に追従して同じ割合で変動す
るとは限らず、又電源に含まれるリップルの位相が全く
等しい場合は極めてまれである。第一の電源系で作られ
たバイアス源でレベルシフト回路を構成すると、第一の
電源回路に含まれるリップルや変動によるレベルシフト
回路の直流電位のドリフトは吸収できても、それに無関
係に生じる第二の電源の変動の影響は防ぐことが不可能
である。
特にECL回路においては、レベルシフト回路の出力直流
電位が信号の受け手のトランジスタのベース電位と等し
く、受け手の回路の電源電圧とベース電位との間には常
にトランジスタが飽和しない様な電位差を保つ必要が有
りECL回路において、従来のレベルシフト回路を用いる
と、各々独立に生ずる電源の変動によってトランジスタ
のベースコレクタ間電圧が変化し、動作スピードの劣化
や飽和といった不都合を生じる。
電位が信号の受け手のトランジスタのベース電位と等し
く、受け手の回路の電源電圧とベース電位との間には常
にトランジスタが飽和しない様な電位差を保つ必要が有
りECL回路において、従来のレベルシフト回路を用いる
と、各々独立に生ずる電源の変動によってトランジスタ
のベースコレクタ間電圧が変化し、動作スピードの劣化
や飽和といった不都合を生じる。
本発明のレベルシフト回路は、異なった電源間の電位差
を検出し、その差電圧に応じて電流が増減する電流源
と、前述の電流源と抵抗を介して接続されたエミッタホ
ロワとを有している。
を検出し、その差電圧に応じて電流が増減する電流源
と、前述の電流源と抵抗を介して接続されたエミッタホ
ロワとを有している。
第1図に本発明の一実施例を示す。本実施例は、電源電
圧の異なるECL回路同志を直流的に結合するレベルシフ
ト回路である。1は第一の電源端子で電圧値はV1,2は第
二の電源端子で電圧はV2でありV1>V2とする。第1図の
回路では抵抗,トランジスタ,電流源13,14,15,16,17か
ら成るORの出力を12,109,8から成るレベルシフト回路を
用いて19,20,21,22,23,24から成るORへ伝送する。トラ
ンジスタ21のベース電位つまりレベルシフト回路の出力
端子11の直流電位V11は常に一定に保たれる必要は無い
が、V1,V2の独立した変動に対し、V2−V11の値は、トラ
ンジスタ21を飽和させない値を常に確保しなければなら
ない。V11の値は式で与えられる。13の値をR13,17の
電流値2・IE,抵抗5,7,8,10の値をそれぞれ、R5,R7,R8,
R10とし、V1−V2=△Vとおくと、 よって端子11の電位と電源2との電位差は 式より明らかなように本発明から成るレベルシフト回
路においては、伝送されるべき信号の受け手の電源電圧
とレベルシフト回路の出力端の直流電位の差は、抵抗に
よってのみ決定されることがわかる。回路の設計におい
て式の値をゼロにすることは容易であり、異なる電源
系同志での信号の伝送における直流レベルは、ECL回路
の動作に支障をきたすこと無く管理できる。
圧の異なるECL回路同志を直流的に結合するレベルシフ
ト回路である。1は第一の電源端子で電圧値はV1,2は第
二の電源端子で電圧はV2でありV1>V2とする。第1図の
回路では抵抗,トランジスタ,電流源13,14,15,16,17か
ら成るORの出力を12,109,8から成るレベルシフト回路を
用いて19,20,21,22,23,24から成るORへ伝送する。トラ
ンジスタ21のベース電位つまりレベルシフト回路の出力
端子11の直流電位V11は常に一定に保たれる必要は無い
が、V1,V2の独立した変動に対し、V2−V11の値は、トラ
ンジスタ21を飽和させない値を常に確保しなければなら
ない。V11の値は式で与えられる。13の値をR13,17の
電流値2・IE,抵抗5,7,8,10の値をそれぞれ、R5,R7,R8,
R10とし、V1−V2=△Vとおくと、 よって端子11の電位と電源2との電位差は 式より明らかなように本発明から成るレベルシフト回
路においては、伝送されるべき信号の受け手の電源電圧
とレベルシフト回路の出力端の直流電位の差は、抵抗に
よってのみ決定されることがわかる。回路の設計におい
て式の値をゼロにすることは容易であり、異なる電源
系同志での信号の伝送における直流レベルは、ECL回路
の動作に支障をきたすこと無く管理できる。
以上説明した様に、異なる電源系の電圧差に比例して、
レベルシフトに用いるエミッタホロワの電流源の電流を
増減させることで、エミッタホロワのエミッタに電流源
と直列に接続された抵抗の電圧降下を二電源間の電位差
に応じて変化させることで、信号の受け手であるたり低
い電源系で動作している回路の動作点を飽和や速度を劣
化せしむる領域へ追い込むこと無くレベルシフトが行な
える効果が有る。又本発明はトランジスタのPNP,NPNの
別無く実施できる。
レベルシフトに用いるエミッタホロワの電流源の電流を
増減させることで、エミッタホロワのエミッタに電流源
と直列に接続された抵抗の電圧降下を二電源間の電位差
に応じて変化させることで、信号の受け手であるたり低
い電源系で動作している回路の動作点を飽和や速度を劣
化せしむる領域へ追い込むこと無くレベルシフトが行な
える効果が有る。又本発明はトランジスタのPNP,NPNの
別無く実施できる。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図である。 1……第一の電源端子、2……第二の電源端子、3,4…
…カレントミラー対を成すトランジスタ、5……第一の
カレントミラー対の電流値を決定する抵抗、6,9……第
二のカレントミラー対を成すトランジスタ、7,8……第
二のカレントミラー対の電流比を決定する抵抗、10……
レベルシフト用抵抗、11……レベルシフト回路の出力端
子、12……レベルシフト回路のエミッタホロワを構成す
るトランジスタ、13,14……OR回路を構成する抵抗、15,
16……OR回路を成すトランジスタ、17……OR回路の定電
流源、18……OR回路の入力信号、19,20……信号の受け
手となるOR回路の抵抗、21,22……信号の受け手となるO
R回路のトランジスタ、23……定電流源、24……ベース
バイアス電源、25……接地点。
…カレントミラー対を成すトランジスタ、5……第一の
カレントミラー対の電流値を決定する抵抗、6,9……第
二のカレントミラー対を成すトランジスタ、7,8……第
二のカレントミラー対の電流比を決定する抵抗、10……
レベルシフト用抵抗、11……レベルシフト回路の出力端
子、12……レベルシフト回路のエミッタホロワを構成す
るトランジスタ、13,14……OR回路を構成する抵抗、15,
16……OR回路を成すトランジスタ、17……OR回路の定電
流源、18……OR回路の入力信号、19,20……信号の受け
手となるOR回路の抵抗、21,22……信号の受け手となるO
R回路のトランジスタ、23……定電流源、24……ベース
バイアス電源、25……接地点。
Claims (1)
- 【請求項1】第一の電源系で動作している回路から第一
の電源より絶対値が低い第二の電源で動作する回路へ信
号を直流的に伝送するエミッタホロワを用いたレベルシ
フト回路において、第一,第二の電源電圧差を検出し電
圧差の増減に従って電流が同様に増減する電流源を有
し、前述の電流源が抵抗を介しエミッタホロワのエミッ
タ電流路に直列に接続されたことを特徴とするレベルシ
フト回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61047564A JPH0681031B2 (ja) | 1986-03-04 | 1986-03-04 | レベルシフト回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61047564A JPH0681031B2 (ja) | 1986-03-04 | 1986-03-04 | レベルシフト回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62203418A JPS62203418A (ja) | 1987-09-08 |
JPH0681031B2 true JPH0681031B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=12778714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61047564A Expired - Lifetime JPH0681031B2 (ja) | 1986-03-04 | 1986-03-04 | レベルシフト回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0681031B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5309039A (en) * | 1992-09-29 | 1994-05-03 | Motorola, Inc. | Power supply dependent input buffer |
JP4350463B2 (ja) * | 2002-09-02 | 2009-10-21 | キヤノン株式会社 | 入力回路及び表示装置及び情報表示装置 |
JP2009159111A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Sanyo Electric Co Ltd | レベルシフト回路 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60124107A (ja) * | 1983-12-08 | 1985-07-03 | Nec Corp | 増幅回路 |
-
1986
- 1986-03-04 JP JP61047564A patent/JPH0681031B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62203418A (ja) | 1987-09-08 |
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