JPH0680502U - 心押軸の後退防止装置 - Google Patents

心押軸の後退防止装置

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JPH0680502U
JPH0680502U JP2192393U JP2192393U JPH0680502U JP H0680502 U JPH0680502 U JP H0680502U JP 2192393 U JP2192393 U JP 2192393U JP 2192393 U JP2192393 U JP 2192393U JP H0680502 U JPH0680502 U JP H0680502U
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JP
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shaft
pressing
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JP2192393U
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憲秀 前田
俊雄 上田
賢司 中村
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DMG Mori Co Ltd
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DMG Mori Co Ltd
Mori Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い加工精度及び組立精度を要求されること
なく、油圧の低下による心押軸の後退を確実に防止する
ことができる心押軸の後退防止装置を提供する。 【構成】 心押台1に進退自在に装着されワークWを回
転自在に支持する心押軸13の後退を防止するための後
退防止装置において、上記心押軸13に一体的に連結さ
れた心押軸進退用ロッド(駆動軸)21の一部を押圧す
ることにより該駆動軸21を上記心押台1に軸方向移動
不能に固定し得る押圧ブロック33と、該押圧ブロック
33に鋼球32を介しかつ所定隙間sを隔てて対向配置
されるとともに上記押圧ブロック側と逆側にくさび面3
1cを有する下部クランプブロック31bと、該下部ク
ランプブロック31bのくさび面31cを押圧し得るく
さび面30bを有する進退可能なくさびブロック30a
と、該くさびブロック30aを上記下部クランプブロッ
ク31bを押圧する方向に付勢するばね29とを設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作機械において工作物を回転自在に支持して軸方向に固定する心 押軸に関し、詳細には高い加工精度,組立精度を要求されることなく油圧低下に よる心押軸の後退を確実に防止できるようにした後退防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、NC旋盤において円柱状の工作物を切削加工する場合、該工作物の一 端部をチャックで把持し、他端面を心押軸で回転自在に支持するとともに、該心 押軸を心押台に固定するようにしている。このように工作物を心押軸で支持固定 する場合、一般に油圧による駆動装置が採用されている。
【0003】 ところで上記油圧駆動装置では、クランプ時に何らかの原因で電源が遮断して 圧油の供給が絶たれた場合、チェック弁で油圧を保持するようになっているが、 電磁弁等からのリークは避けられず、その結果工作物の重量により心押台,心押 軸が後退する恐れがある。
【0004】 このような心押台,心押軸の後退を防止するために、実開平4−67904号 公報に示すような後退防止装置が提案されている。この心押軸後退防止装置は、 心押軸進退用ロッドの外周面に軸方向摺動自在に装着され外周側にテーパ部を有 するコレットと、上記ロッドの外周面に装着され内周側にテーパ部を有するフラ ンジと、該フランジのテーパ部に上記コレットのテーパ部を係合させる方向に該 コレットを付勢する皿ばねとを備えている。
【0005】 上記従来装置においては、油圧低下時には、皿ばねの付勢力によりコレットが ロッド上を軸方向に移動して、コレットのテーパ部がフランジのテーパ部に圧接 し、この結果コレットが弾性変形する。この弾性変形したコレットがロッドを把 持し、これにより心押軸が心押台に固定されて心押軸の後退が防止される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の後退防止装置では、コレットを弾性変形させてロッ ドを把持するようにしているため、コレットによる確実な把持力を得るためには 、コレット及びフランジについてそれぞれ高い加工精度(例えば同心度)が要求 されるばかりでなく、該コレット及びブランジをロッドと同心に配置する必要が あるため高い組立精度をも要求される。
【0007】 本考案は上記従来の状況に鑑みてなされたもので、高い加工精度及び組立精度 を要求されることなく、何らかの原因で電源が遮断して圧油の供給が絶たれた場 合でも心押軸の後退を確実に防止することができる心押軸の後退防止装置を提供 することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、心押台に進退自在に装着され工作物を回転自在に支持する 心押軸の後退を防止するための後退防止装置において、上記心押軸に一体的に連 結された心押軸進退用ロッドの一部を押圧することにより該ロッドを上記心押台 に軸方向移動不能に固定し得る押圧ブロックと、該押圧ブロックに球状部材を介 しかつ所定隙間を隔てて対向配置されるとともに上記押圧ブロック側と逆側にく さび面を有するクランプブロックと、該クランプブロックのくさび面を押圧し得 るくさび面を有する進退可能なくさびブロックと、該くさびブロックを上記クラ ンプブロックを押圧する方向に付勢する付勢部材とを備えたことを特徴としてい る。 請求項2の考案は、請求項1において、上記クランプブロックとくさびブロッ クとの間にころがり部材を配設したことを特徴としている。
【0009】
【作用】
請求項1の考案に係る心押軸の後退防止装置によれば、付勢部材による付勢力 が、常時くさびブロックのくさび面がクランプブロックのくさび面を押圧する方 向に作用する。このため、何らかの原因で電源が遮断して圧油の供給が絶たれる と、該付勢部材の付勢力によって各くさび面を介してくさびブロックによりクラ ンプブロックが押圧される。このくさび作用による押圧力は球状部材を介して押 圧ブロックに作用し、この結果、押圧ブロックが心押軸進退用ロッドを押圧して 該ロッドが軸方向移動不能に固定され、これにより心押軸の後退が防止できる。
【0010】 このように、部材の弾性変形を利用することなく、くさび作用による押圧力が そのまま心押軸進退用ロッドに作用するので、各部材に高い加工精度や組立精度 を要求されることなく、ロッドを心押台に確実に固定でき、心押軸の後退を確実 に防止できる。 しかも、クランプブロックと押圧ブロックとの間に球状部材が介在しているの で、クランプブロックからの押圧力を球状部材を介して心押軸進退用ロッドに均 一に作用させることができ、これにより該ロッドをより確実に固定でき、心押軸 の後退を一層確実に防止できる。
【0011】 また請求項2の考案に係る心押軸の後退防止装置によれば、クランプブロック とくさびブロックとの間にころがり部材が配設されているので、クランプブロッ クに対するくさびブロックの移動を円滑に行うことができ、これにより押圧ブロ ックへ押圧力が円滑に伝えられ、心押軸の後退防止をより確実に行える。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。 図1ないし図4は本考案の一実施例による心押軸の後退防止装置を説明するた めの図であり、図1は本実施例装置が採用されたNC旋盤の平面図、図2はその 一部断面正面図、図3は上記実施例装置のクランプ部材を示す断面側面図、図4 はその一部断面正面図である。
【0013】 図1において、41は本実施例装置が適用されたNC旋盤のベッドであり、 このベッド41上の長手方向一端部にはモータにより回転駆動される主軸が内蔵 された主軸台42が搭載されており、該主軸台42にはワークWの一端部を把持 するチャック43が取付けられている。また上記ベッド41上には互いに平行に 延びる往復ガイドレール44,44及び心押ガイドレール3,3が配設されてお り、往復ガイドレール44,44上には該レール44に沿って摺動する往復台4 5が配置されている。この往復台45にはこれと直交方向に摺動する横送り台4 6が取付けられており、該横送り台46には刃物台47が固定されている。この 刃物台47の前部には刃物Tが装着されたタレットヘッド48が取付けられてい る。
【0014】 上記心押ガイドレール3,3上には該レール3,3に沿って摺動する心押ベー ス2が配置されており、該心押ベース2上に心押台本体1aが設けられている。 上記心押ベース2及び心押台本体1aにより心押台1が構成されている。この心 押台1の上部には円筒部1bが形成されており、該円筒部1b内には筒状のクイ ル軸14が進退自在に挿入されている。このクイル軸14内に心押軸13が軸受 13aを介して回転自在に挿着されるとともに軸方向には固定されており、該心 押軸13の先端部内にはセンタ12が挿着されている。このセンタ12の先端は ワークW端面の軸心に当接され、ワークWが回転自在に支持されるようになって いる。また上記クイル軸14の後端部には駆動軸21の先端部が結合されており 、該駆動軸21の他端部は上記円筒部1bの後部に接続固定された駆動軸シリン ダ22内に摺動自在に挿入されている。
【0015】 また上記駆動軸21の前部にはピストン部21aが一体形成され、該ピストン 部21aの外周面は円筒部1bの内周面に摺接している。また円筒部1bの後端 開口はシリンダフランジ15により閉塞されている。これにより駆動軸21と円 筒部1bとの間には油圧室18a,18bが形成されている。また駆動軸21を 進退させるための油圧駆動機構(図示せず)が設けられており、該油圧駆動機構 からの油圧は油圧通路16,17を介して上記油圧室18a,18bに供給され 、これにより上記駆動軸21が前進又は後退し、この結果クイル軸14とともに 心押軸13が軸方向に移動し得る。
【0016】 次に、本考案の一実施例による上記心押軸13の後退防止装置50について説 明する。 図3及び図4に示すように、上記駆動軸シリンダ22の上部には固定ブロック 24が接続固定されており、この固定ブロック24の下部には上記シリンダ22 の軸方向と直交する方向に凹溝24aが下面に開口して形成されている。また上 記駆動軸シリンダ22の上記凹溝24aに対向する部分には凹部22aが切り欠 いて形成されており、この凹部22aにより上記駆動軸21の一部が露出してい る。この凹部22a内にはV字型の溝を有する押圧ブロック33が上記駆動軸2 1上に当接するよう配置されており、さらに押圧ブロック33の上部には半球状 の孔が形成されており、該孔内に鋼球32が配設されている。なお、23はカバ ーである。
【0017】 上記固定ブロック24の凹溝24aの一端部にはばねケース29aが、他端部 にはシリンダ部材25がそれぞれ接続されている。このシリンダ部材25には上 記凹溝24a内に連通するピストン孔25aが形成されており、該ピストン孔2 5a内にはピストン27のロッド部27aが摺動自在に挿入されている。また上 記ピストン27の外周面は上記シリンダ部材25のシリンダ穴25bの内周面に 摺接しており、該シリンダ穴25bの端面開口に接続固定されたシリンダフラン ジ26とでシリンダ室28が形成されている。
【0018】 上記凹溝24a内には上部,及び下部クランプブロック31a,31bが両者 間に所定の間隔を介して配設されており、この下部ブロック31bの上面にはこ れの一端部から他端部に向かって上方に延びる傾斜面31cが形成されている。 また上記下部ブロック31bの下面には半球状の孔が形成されており、この孔内 には上記鋼球32が挿入されている。これにより、上記下部クランプブロック3 1b及び押圧ブロック33間には所定の隙間sが形成されている。
【0019】 上記両クランプブロック31a,31b間にはこれの各内面と平行をなすテー パ状のくさびブロック30aが挿入配置されている。このくさびブロック30a の一端部は上記ばねケース29a内に突出しており、該ブロック30aの他端面 は上記ピストン27のロッド部27aの端面に当接している。また上記くさびブ ロック30aと、下部ブロック31b,上部ブロック31aとの間には複数のコ ロ34が配設されている。このコロ34によりくさびブロック30aが各ブロッ ク31a,31b間をスムーズに進退するようになっている。このように構成さ れたクランプ部材30が駆動軸21上の2個所に設けられている。なお、図4で は一方のクランプ部材のみを示している。
【0020】 さらに、上記ばねケース29a内にはばね29が配設されており、該ばね29 は上記くさびブロック30aをピストン27側に常時付勢している。これにより 何らかの原因で電源が遮断して、圧油の供給が絶たれた場合には、上記下部クラ ンプブロック31b,鋼球32を介して押圧ブロック33を押し下げる力が作用 し、該押圧ブロック33により上記駆動軸21は駆動軸シリンダ22に進退不能 に固定され、ひいては心押軸13が軸方向に固定される。ここで、上記鋼球32 は下部クランプブロック31bからの押圧力を駆動軸21に均一に作用させる機 能を果たしている。
【0021】 また、本NC旋盤は心押台1の後退防止装置51をも備えている。 この後退防止装置51は、図2及び図5に示すように、上記心押台1のベース 2上部に凹設されたシリンダ室5を有しており、このシリンダ室5の上端開口は シリンダフランジ4により閉塞されている。上記ベース2のシリンダ室5の底壁 には貫通孔2aが形成されており、該貫通孔2a内にはピストンロッド7aが軸 方向に移動自在に挿入されている。このピストンロッド7aの下部は上記ベッド 41のガイドレール3,3間に形成された溝部3a内に突出しており、この突出 部にはクランプ板10が結合されている。このクランプ板10の上面縁部は上記 溝部3aの縁部下面3bに当接している。
【0022】 また上記ピストンロッド7aの上部はシリンダ室5内に突出しており、該突出 部にはピストン6が装着されている。該ピストン6はナット9によりピストンロ ッド7aに締結されており、このようにして二組のクランプ部材7,7(図2) が構成されている。さらに上記ピストン6の外周面は上記シリンダ室5の内周面 に油密に摺接しており、該ピストン6とシリンダフランジ4とにより上記シリン ダ室5内に油圧室が形成されている。
【0023】 さらに上記ピストン6下面とシリンダ室5の底壁との間には皿ばね8が配設さ れており、該皿ばね8はピストン6を常時上方に付勢している。これにより上記 ベース2とクランプ板10とでガイドレール3の縁部3bが挟持され、上記心押 台1が移動不能に固定される。
【0024】 また、上記両後退防止装置50,51には、各装置によるロック状態を油圧に より解除するための油圧解除機構52(図2,図3)が配設されている。この油 圧解除機構52は電磁弁19,36を有している。一方、上記ベース2にはシリ ンダ室5に連通する油圧通路11が形成されており、また上記シリンダフランジ 26にはシリンダ室28に連通する油圧通路35が形成されている。電磁弁19 のライン54は油圧通路11に、電磁弁36のライン55は油圧通路35にそれ ぞれ接続されている。
【0025】 次に本実施例の作用効果について説明する。 まずチャック43にワークWを把持する際には、油圧解除機構52の油圧ポン プPを駆動した状態で電磁弁19をONにする。すると、ライン54を介して、 油圧通路11からシリンダ室5内に圧油が供給される。この結果、ピストン6が 皿ばね8のばね力に抗して図2下方に移動し、ピストンロッド7aすなわち心押 ベース2のロックが解除される。また電磁弁36は電源投入時には常時ONにな っているので、ライン55を介して油圧通路35からシリンダ室28内に圧油が 供給され、この結果ピストン27がばね29のばね力に抗して図3左方に移動し てくさびブロック30aを同方向に移動させ、これによりくさびブロック30a による駆動軸21すなわち心押軸13のロックが解除される。なお、くさびブロ ック30aと各クランプブロック31a,31bとの間にはコロ34が介在して いるため、くさびブロック30aの各クランプブロック31a,31bからの抜 けがスムーズに行われる。
【0026】 次に心押台1をワークW側に移動させて心押軸13のセンタ12をワークWの 端面近傍に位置させる。この状態から電磁弁19をOFFにすると、シリンダ室 5の圧油がタンクT内に戻り、この結果皿ばね8の付勢力によりピストン6,ナ ット9及びピストンロッド7aが上昇して、クランプ板10がガイドレール3の 縁部下面3bを圧接し、これにより上記心押ベース2がクランプ状態となり固定 される。
【0027】 続いて、図示しない油圧通路により油圧室18bに圧油を供給し駆動軸21を 介してクイル軸14とともに心押軸13を前進させ、センタ12をワークWに押 し当てて保持させる。この状態から主軸を回転させ刃物TによってワークWの切 削加工が行われる。このとき何らかの原因で電源が遮断して圧油の供給が絶たれ た場合には、電磁弁36がOFFになり、シリンダ室28内の圧油がタンクT内 に戻る。この結果、くさびブロック30aにピストン27からの押付け力が働か なくなるので、ばね29の付勢力によりくさびブロック30aが上部,下部クラ ンプブロック31a,31b間に進入し、コロ34を介して下部クランプブロッ ク31bを押し下げる。この各クランプブロック31a,31b間へのくさびブ ロック30aの進入も同様にコロ34の介在によりスムーズに行われる。下部ク ランプブロック31bからの押下げ力は鋼球32を介して押圧ブロック33に伝 えられ、これにより押圧ブロック33が駆動軸21をシリンダ22との間で挟持 する。この結果、クイル軸14すなわち心押軸13が軸方向に固定される。
【0028】 このような本実施例では、部材の弾性変形を利用することなく、くさびブロッ ク30a及び下部クランプブロック31b間のくさび作用による押圧力がそのま ま駆動軸21に作用するようにしたので、各部材に高い加工精度や組立精度を要 求されることなく、駆動軸21をシリンダ22すなわち心押台1に確実に固定で き、油圧の低下による心押軸13の後退を確実に防止できる。
【0029】 また、下部クランプブロック31bと押圧ブロック33との間に鋼球32が介 在しているので、下部クランプブロック31bからの押圧力を駆動軸21に均一 に作用させることができ、これにより駆動軸21をより確実に押圧保持すること ができる。
【0030】 さらに、くさびブロック30aと各クランプブロック31a,31b間には、 コロ34が配設されているので、くさびブロック30aの移動を円滑に行え、こ れにより心押軸13の後退防止をより確実に行える。
【0031】 また、後退防止装置50が心押台1の外方に設けられていることから、該装置 50のメンテナンスを容易に行える。
【0032】 なお、上記実施例では、各後退防止装置50,51のロック解除を油圧により 行うものを示したが、本考案の適用はこれに限定されず、エア圧によるものであ ってもよい。また、上記後退防止装置51において、ロック部材を皿ばね8で付 勢するとともに、さらに油圧による押圧を併用するように構成しても良い。
【0033】
【考案の効果】
以上のように請求項1の考案に係る心押軸の後退防止装置によれば、何らかの 原因で電源が遮断して圧油の供給が絶たれた場合には、くさびブロック及びクラ ンプブロック間のくさび作用による押圧力を球状部材を介して押圧ブロックに作 用させるようにしたので、高い加工精度及び組立精度を要求されることなく、油 圧の低下による心押軸の後退を確実に防止することができる効果がある。
【0034】 また、請求項2の考案に係る心押軸の後退防止装置によれば、クランプブロッ クとくさびブロックとの間にころがり部材を配設したので、クランプブロックに 対するくさびブロックの移動を円滑に行うことができ、これにより心押軸の後退 をより確実に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による心押軸用後退防止装置
が採用されたNC旋盤の平面図である。
【図2】上記NC旋盤の一部断面正面図である。
【図3】上記実施例装置のクランプ部材を示す断面側面
図(図2,図4のIII-III 線断面図)である。
【図4】上記実施例装置のクランプ部材を示す一部断面
正面図(図3のIV-IV 線断面図)である。
【図5】上記NC旋盤の心押台用クランプ装置を示す図
である。
【符号の説明】
1 心押台 13 心押軸 21 駆動軸(心押軸進退用ロッド) 29 ばね 30 クランプ部材 30a くさびブロック 30b くさび面 31b 下部クランプブロック 31c くさび面 32 鋼球(球状部材) 33 押圧ブロック 50 心押軸用後退防止装置 S 所定隙間 W ワーク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心押台に進退自在に装着され工作物を回
    転自在に支持する心押軸の後退を防止するための後退防
    止装置において、上記心押軸に一体的に連結された心押
    軸進退用ロッドの一部を押圧することにより該ロッドを
    上記心押台に軸方向移動不能に固定し得る押圧ブロック
    と、該押圧ブロックに球状部材を介しかつ所定隙間を隔
    てて対向配置されるとともに上記押圧ブロック側と逆側
    にくさび面を有するクランプブロックと、該クランプブ
    ロックのくさび面を押圧し得るくさび面を有する進退可
    能なくさびブロックと、該くさびブロックを上記クラン
    プブロックを押圧する方向に付勢する付勢部材とを備え
    たことを特徴とする心押軸の後退防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記クランプブロッ
    クとくさびブロックとの間にころがり部材を配設したこ
    とを特徴とする心押軸の後退防止装置。
JP2192393U 1993-04-26 1993-04-26 心押軸の後退防止装置 Pending JPH0680502U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017188115A1 (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 二村機器株式会社 センタ回転式心押台
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