JPH0679373A - 金型自動交換装置 - Google Patents

金型自動交換装置

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JPH0679373A
JPH0679373A JP23935392A JP23935392A JPH0679373A JP H0679373 A JPH0679373 A JP H0679373A JP 23935392 A JP23935392 A JP 23935392A JP 23935392 A JP23935392 A JP 23935392A JP H0679373 A JPH0679373 A JP H0679373A
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Minoru Hayakawa
稔 早川
Kenji Kato
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Amada Metrecs Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パンチ、ダイのみを交換し、金型交換時間の
短縮化を図り、パンチ、ダイ用交換ハンドの干渉をなく
しコストダウンを図る。 【構成】 タレットパンチプレス1におけるパンチP,
ダイDを交換する金型自動交換装置33において、前記
タレットパンチプレス1に隣接してストッカ25を設
け、このストッカ25とタレットパンチプレス1の金型
支持位置9との間に、パンチPとダイDの交換を行なう
移動装置35を設ける。この移動装置35の支柱39に
はパンチ交換ハンド41とダイ交換ハンド43が一体的
に構成され、上下移動自在にして且つ回転自在に設けら
れ、更に、ダイ交換ハンド43に対してパンチ交換ハン
ド41を上下移動自在となす駆動部材107を設けてな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タレットパンチプレ
スの上,下部タレットに装着されているパンチ,ダイを
交換するためのタレットパンチプレスにおける金型自動
交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タレットパンチプレスにおける上,下部
タレットの円周上にはパンチ,ダイがそれぞれ相対応し
た位置に装着されている。この上,下部タレットに装着
されたパンチ,ダイを交換するために、これらのパン
チ,ダイを装着したパンチホルダ,ダイホルダを上,下
部タレットに着脱可能に装着して、金型自動交換装置で
ある例えばツール把持部を有した金型アームでもって、
パンチホルダとダイホルダを一緒に交換するものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の金型自動交換装置では、上,下部タレットにパン
チ,ダイを交換するためのパンチホルダ,ダイホルダを
新しく製作して上,下部タレットに着脱可能に取付けな
ければならない。すなわち、上,下部タレットにパン
チ,ダイを交換可能なパンチホルダ,ダイホルダを装着
できるように設計する。したがって、従来から使用され
ている既存のタレットパンチプレスにおいて、上,下部
タレットに装着されたパンチ,ダイを交換することがで
きないという問題があった。
【0004】また、金型把持部を有した金型アームを別
々に設けた金型自動交換装置にては、操作誤りによりパ
ンチ用金型アームとダイ用金型アームが干渉するという
問題もあり、別個に設けられているためコストがアップ
するという問題もあった。
【0005】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、上,下部タレットに装着されたパンチ,ダイの
みを交換できるようにし、金型交換時間の短縮化を図る
と共に、パンチ,ダイ用交換ハンドの干渉をなくしコス
トダウンを図った金型自動交換装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、タレットパンチプレスにおける上,下
部タレットに着脱自在に装着されたパンチ,ダイを交換
する金型自動交換装置にして、上記タレットパンチプレ
スの金型交換位置と複数のパンチ,ダイを収納したスト
ッカとの間を往復動自在の支柱を備えた移動装置を設
け、前記上部タレットに対するパンチの着脱及び前記ス
トッカに収納された金型ホルダに対するパンチの着脱を
上下方向に行なうパンチ交換ハンドと、前記下部タレッ
トに対するダイの交換及び前記ストッカに収納された金
型ホルダに対するダイの交換を上下方向に行なうダイ交
換ハンドとを一体的に設けて前記移動装置の支柱に装着
し、一体化したパンチ交換ハンドとダイ交換ハンドとを
上下動且つ旋回自在に設けてなると共に、前記ダイ交換
ハンドに対してパンチ交換ハンドを上下移動自在に設け
て金型自動交換装置を構成した。
【0007】
【作用】この発明の金型自動交換装置を採用することに
より、タレットパンチプレスには所望のパンチとダイが
セットされていると共に、ストッカには交換用パンチと
ダイを支承した複数の金型ホルダが収納されている。タ
レットパンチプレスにセットされているパンチ,ダイを
交換する場合には、タレットパンチプレスにセットされ
た交換すべきパンチ,ダイが交換位置に割り出される。
【0008】次いで、金型自動交換装置の移動装置の支
柱に装着されたパンチ交換ハンドとダイ交換ハンドとを
旋回と上下移動させて、支柱をタレットパンチプレスの
金型交換位置まで移動し、パンチはパンチ交換ハンドに
より把持し、上方向へパンチ交換ハンドを移行させて上
部タレットよりパンチを引抜く。ダイはダイ交換ハンド
により取り出される。
【0009】そして、移動装置の支柱をストッカ側へ移
行させ、旋回して所定の収納位置へ位置決めする。スト
ッカ側では空の金型ホルダを収納位置へセットされてい
て、この空の金型ホルダへパンチを支承したパンチ交換
ハンドを下降させてパンチを収納する。また、ダイとダ
イ交換ハンドにより空の金型ホルダ内へ収納される。
【0010】ストッカに収納されたパンチとダイをタレ
ットパンチプレスの上,下部タレットへ装着するには、
上述した作用を逆に行なうことにより交換が行なわれ
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、タレットパンチプレスについて
は、既に公知の構成のものであるため詳細な図示と説明
を省略する。
【0012】図1を参照するに、タレットパンチプレス
1は、門型形状のフレーム3を備えており、このフレー
ム3には回転自在な上,下部タレット5,7が支承され
ている。この上,下部タレット5,7の円周上にはそれ
ぞれ相対応した位置にパンチP,ダイDが装着されてい
る。
【0013】前記上,下部タレット5,7には、加工位
置9と、パンチP,ダイDを交換する金型交換位置11
が設けられ、前記加工位置9の上方におけるフレーム3
には、パンチPを打撃するため図示省略のすでに公知の
駆動装置によりストライカが上下動自在に設けられてい
る。
【0014】前記上,下部タレット5,7を囲繞してセ
ンタテーブル13が固定して配置されていると共に、セ
ンタテーブル13の両側にはフロントサイドテーブル、
リヤサイドテーブル15がY軸方向(図1において斜め
左右方向)へ移動自在に配置されている。センタテーブ
ル13に跨がってフロント、リヤサイドテーブル15の
左端にはX軸方向へ延伸したY軸方向へ移動自在なキャ
レッジベース17が設けられている。
【0015】このキャレッジベース17にはX軸方向へ
移動自在なキャレッジ19が設けられており、このキャ
レッジ19にはワークWをクランプする複数のワークク
ランプ21が備えられている。なお、キャレッジベース
17およびキャレッジ19は、図示省略のすでに公知で
あるボールねじ、サーボモータなどによってY軸方向な
らびにX軸方向へ移動されるが詳細な構成の説明は省略
する。
【0016】上記構成により、キャレッジベース17を
フロント,リヤサイドテーブル15と一緒にY軸方向
へ、キャレッジ19をX軸方向へ移動せしめることによ
り、ワーククランプ21にクランプされたワークWはX
軸,Y軸方向へ移動し、ワークWの所望位置が加工位置
9に位置決めされる。ワークWの所望位置が加工位置9
に位置決めされると、上,下部タレット5,7が回動し
て所望のパンチP,ダイDが加工位置9に割出されて、
ストライカの上下動によってパンチPとダイDとの協働
でワークWの所望位置にパンチング加工が行なわれるこ
とになる。
【0017】前記タレットパンチプレス1におけるフレ
ーム3の近傍、例えば図1において右方には交換用パン
チ,ダイを支承した複数の金型ホルダ23を収納したス
トッカ25が配置されている。このストッカ25は、コ
字形状をしたフレーム27内に立設された支柱29にス
トッカベース31が回転自在に装着され、ストッカベー
ス31上に前記金型ホルダ23が複数収納されている。
【0018】ストッカ25と前記タレットパンチプレス
1の金型交換位置11との間には、Y軸方向へ往復動自
在な金型自動交換装置33の一部である移動装置35が
設けられている。この移動装置35は、前記ストッカ2
5が設けられたコ字形状のフレーム27の先端上下にY
軸方向へ延伸したガイド部材37が設けられていて、こ
のガイド部材37に支柱39の上下端が、LMガイド
(図示省略)等を介して装着され、駆動部材によりY軸
方向へ移動自在となっている。支柱39には一体的に設
けられたパンチ交換ハンド41とダイ交換ハンド43と
が、旋回自在且つ、上下動自在に装着されている。
【0019】前記ストッカ25は、図6に示されている
ように、前記フレーム27内に設けられた架台45上に
前記支柱29が回転自在に立設されていて、この支柱2
9に円盤状のストッカベース31が上下2段に装着され
ている。そして、ストッカベース31の上、下段にはパ
ンチPとダイDを備えた金型ホルダ23が放射状に配設
されている。
【0020】前記支柱29の駆動系としては、支柱29
の下端に回転伝達部材47として例えば歯車部が設けら
れ、電動機49の出力軸より回転伝達部材47を介して
支柱29は回転自在となっている。
【0021】上記構成により、電動機49を駆動すると
回転伝達部材47を介して、支柱29が回転してストッ
カベース31を回転させ交換すべきパンチPとダイDを
備えた金型ホルダ23を所定の位置に位置決めすること
ができる。
【0022】前記金型自動交換装置33を構成している
移動装置35は、図2に示されているように、前記スト
ッカ25を備えたフレーム27の先端に設けられてお
り、フレーム27の上下部にY軸方向(図2において図
面に直交する方向)へ延伸したガイド部材37が設けら
れている。
【0023】このガイド部材37に例えばLMガイド等
のレール51が設けられ、レール51に係合摺動自在な
LMガイド53が装着され、このLMガイド53はブラ
ケット55に固着されている。ブラケット55には、前
記支柱39を構成する中心軸39Aに外装された円筒軸
39Bの両軸を支承する軸受57,59が設けられ、軸
受59にはベアリング61が装着されていて、このベア
リング61を介して前記中心軸39Aは回転自在となっ
ている。また、軸受57は前記円筒軸39Bを支承し、
この円周軸39Bの外周には図示を省略したがスプライ
ン溝と螺旋溝とが形成されている。
【0024】更に、ガイド部材37にはラック63を支
承する支持板65が延伸して設けられ、ラック63に噛
合するピニオン67が前記中心軸39Aの両端に設けら
れ、いずれか一方のピニオン67に図示を省略したが回
転伝達部材を介して駆動モータが設けられている。
【0025】上記構成により、駆動モータを駆動せしめ
ると、回転伝達部材を介してピニオン67が回転し、ピ
ニオン67はラック63上をY軸方向へ移動される。
【0026】すなわち、支柱39はLMガイド53を介
して円滑にY軸方向へ移動自在となり、ピニオン67は
上下に設けたラック67に噛合しているので、支柱39
は常時真直状態で移行が可能となっている。
【0027】前記スプライン溝と螺旋溝が形成された支
柱39の円筒軸39Bには、パンチ交換ハンド41とダ
イ交換ハンド43を支承したブロック69が係合されて
いる。このブロック69は昇降用のネジ(図示省略)を
形成した昇降用ブロック71とスプライン(図示省略)
を形成した旋回用ブロック73とを連結筒75とで一体
的に構成されている。
【0028】図3を併せて参照するに、昇降用ブロック
71には大プーリ77が固着され、連結筒75より突設
された支持アーム79に昇降用電動機81が垂設され、
昇降用電動機81の出力軸に小プーリ83が固着されて
いて、この小プーリ83と前記大プーリ77とには例え
ばタイミングベルト85が掛回されている。
【0029】旋回用ブロック73には大プーリ87が固
着され、連結筒75より突設された支持アーム89に旋
回用電動機91が立設され、旋回用電動機91の出力軸
に小プーリ93が固着されていて、この小プーリ93と
前記大プーリ87とには例えばタイミングベルト95が
掛回されている。
【0030】上記構成により、昇降用電動機81を駆動
せしめると、小プーリ83,タイミングベルト85,大
プーリ77を介して昇降用ブロック71は回転し、昇降
用ブロック71に形成したネジによって支柱39に対し
てブロック69は上下に移動されることになる。また、
旋回用電動機91を駆動せしめると、小プーリ93,タ
イミングベルト95,大プーリ87を介して旋回用ブロ
ック73は回転し、旋回用ブロック73と支柱39の円
筒軸39Bとはスプライン溝で係合しているので、ブロ
ック69は旋回されることとなる。
【0031】前記ブロック69の連結筒75にパンチ交
換ハンド41とダイ交換ハンド43が設けられている。
より詳細には、図3に示されている拡大図を参照しつつ
説明する。
【0032】パンチ交換ハンド41の取付構成は、前記
連結筒75に一体的に設けられたベース97に、上下に
軸受99,101が設けられ、この軸受99,101に
装着されたベアリング103,105を介して駆動部材
107を構成する一部材であるネジ棒109が装着され
ている。一方、パンチ交換ハンド41を支承したパンチ
移動用アーム111にはナット部材113が設けられて
いて、このナット部材113が前記ネジ棒109に螺合
されている。そして、パンチ移動用アーム111は、前
記ベース97に形成された案内溝115に案内されて上
下に移動自在となっている。
【0033】パンチ移動用アーム111を上下に移行さ
せるために、前記ネジ棒109の下端にはプーリ117
が固着され、このプーリ117に掛回されたベルト等を
介して駆動モータ(図示省略)が設けられている。
【0034】上記構成により、図示を省略した駆動モー
タを駆動せしめ、プーリ117を回転させるとネジ棒1
09は回転し、このネジ棒109に螺合したナット部材
113を介してパンチ移動用アーム111は上下に移動
されることとなる。なお、この際、パンチ移動用アーム
111が横振れしないように案内溝115により案内さ
れているので円滑な上下動が可能となっている。
【0035】前記パンチ移動用アーム111には可動プ
レート119が例えばアリ溝等により係合し、前後進自
在に装着されていて、可動プレート119上に立設した
ブラケット121に、前記パンチ移動用アーム111に
設けた流体圧作動のシリンダ123のピストンロッド1
25が連結されている。
【0036】前記可動プレート119に支持部材127
を介して把持爪支持用プレート129が設けられ、把持
爪支持用プレート129は微細量移動自在となってい
る。また、可動プレート119と把持爪支持用プレート
129を固定するロック装置131が設けられている。
【0037】上述した支持部材127とロック装置13
1の詳細は、図4に示されているごとく、複数本(本実
施例では4本)の頭付ピン133が可動プレート119
と把持爪支持用プレート129を貫通して設けられてい
る。この頭付ピン133の下端にはカラー135がセッ
トボルト137により位置調節自在に設けられている。
更に、可動プレート119と把持爪支持用プレート12
9との間に、把持爪支持用プレート129と前記カラー
135との間に、前記頭付ピン133に嵌装された転動
部材139が装着されていて、この転動部材139は例
えば鋼球141を挟んだ上下のリング143より構成さ
れている。
【0038】上記構成により、把持爪支持用プレート1
29に対して可動プレート119は、頭付ピン133を
介して装着されているので、頭付ピン133と把持爪支
持用プレート129、可動プレート119とのガタ、あ
るいは頭付ピン133と転動部材139のリング143
とのガタを有しているため、このガタによりパンチPを
上部タレット5及びストッカ25に収納された金型ホル
ダ23より引抜く時に、真直度の狂いが吸収でき円滑に
交換することができる。
【0039】ロック装置131は、把持爪支持用プレー
ト129の下面に垂設して流体圧作動のシリンダ145
が設けられ,このシリンダ145のピストンロッド14
7が把持爪支持用プレート129に装着されたブッシュ
149にガイドされ、可動プレート119に装着された
ブッシュ151の内径に嵌合するよう構成されている。
なお、ピストンロッド147の先端はテーパ部153が
形成され、ピストンロッド147をブッシュ151へ挿
入しやすくしている。
【0040】上記構成によりロック装置131のシリン
ダ145を作動するとピストンロッド147は、可動プ
レート119に設けたブッシュ151へ嵌挿されて、把
持爪支持用プレート129に対して可動プレート119
がロックされる。なお、このロック装置131を作動さ
せる時は、パンチPを上部タレット5へ、あるいは、パ
ンチPをストッカ25の金型ホルダ23へ挿入する時で
あり、ガタなくロックされているので正確な挿入が行な
われる。
【0041】再び図3を参照するに、前記把持爪支持用
プレート129の先端にはパンチPを把持する把持爪1
55が備えられていて、把持爪155は図示を省略した
が内方向にV溝を形成し相対して設けられている。そし
て、この把持爪155を把持状態としたり、あるいは開
放状態とする駆動部材157が設けられている。この駆
動部材157は公知の構成のものであり図示を省略して
あるが、例えばラック、ピニオン等により構成されてい
る。そして駆動部材157を駆動する流体圧作動のシリ
ンダ159が前記把持爪支持用プレート129の下面に
固定されている。
【0042】更に、前記可動プレート119の先端に支
持板161が固着され、この支持板161に例えば超音
波振動機等のごとき振動発生装置163が、前記把持爪
155にて把持されたパンチPの中心線上に垂設されて
いる。
【0043】上記構成により、パンチ交換ハンド41に
て、タレットパンチプレス1の上部タレット5に装着さ
れたパンチP、あるいはストッカ25に収納されている
パンチPを交換する場合は、ブロック69に設けた昇降
用電動機81と旋回用電動機91を適宜に駆動すると共
に、駆動部材107を駆動せしめて把持爪155を所望
するパンチPが把持できる位置に位置決めする。そし
て、シリンダ123を作動させピストンロッド125を
突出させ、可動プレート119を前進させる。すなわ
ち、把持爪155が前進することになり、把持爪155
がパンチPを把持できる位置にきたらシリンダ159を
作動せしめて駆動部材157を介して把持爪155を把
持状態としてパンチPを把持する。
【0044】パンチPを把持爪155にて把持したら駆
動部材107を駆動しパンチ交換ハンド41を上昇せし
め、パンチPを上部タレット5あるいはストッカ25よ
り引抜く。その際振動発生装置163を作動させパンチ
Pに振動を与えることにより、容易に引抜くことが可能
となる。
【0045】パンチPより把持爪155の把持を解除す
るには、上述した動作を逆に行なうことにより把持を解
除することができる。すなわち、シリンダ159を作動
せしめて駆動部材157を介して把持爪155を開放状
態とし、シリンダ123を作動せしめてピストンロッド
125を引込めると、把持爪155を支承した把持爪支
持用プレート129は可動プレート119と共に引込む
ので、パンチPより把持爪155は離隔する。
【0046】一方、ダイ交換ハンド43の取付構成は、
前記連絡筒75に一体的に設けられたベース97に、ダ
イ交換ハンド43を支承した固定アーム165が突設さ
れて、この固定アーム165には可動プレート167が
例えばアリ溝等を介して前後進自在に装着され、可動プ
レート167上に立設したブラケット169に、前記固
定アーム165に設けた流体圧作動のシリンダ171の
ピストンロッド173が連結されている。
【0047】前記可動プレート167に支持部材127
を介してダイ着脱部材支持用ブラケット175が設けら
れ、このダイ着脱部材支持用ブラケット175は微細量
移動自在となっている。また、可動プレート167とダ
イ着脱部材支持用ブラケット175を固定するロック装
置131が設けられている。なお、支持部材127とロ
ック装置131は、パンチ交換ハンド41に採用された
ものと、全く同一構造のものであるため詳細な説明を省
略する。
【0048】前記ダイ着脱部材支持用ブラケット175
には、前記下部タレット7に装着されたダイホルダ(図
示省略)と、ストッカ25に装着された金型ホルダ23
を引出すための出入装置177が設けられていて、この
出入装置177は流体圧作動のシリンダ179により出
入軸181を前後進させる構成となっている。
【0049】また、前記出入装置177にて引出された
ダイホルダあるいは金型ホルダ23に装着されたダイD
を、ダイ着脱部材支持用ブラケット175に設けた一時
保持部183に収納するため、ダイ着脱部材支持用ブラ
ケット175の上,下部に、上部シリンダ185と下部
シリンダ187とより構成されるダイ着脱装置189が
設けられている。
【0050】より詳細には、図5を参照するに、下部シ
リンダ187にはシリンダケース兼用のダイハウジング
191にダイDを一時保持する一時保持部183が形成
されている。そして、ダイハウジング191にはピスト
ン193と、このピストン193に一体的に設けたピス
トンロッド195が内蔵され、ピストンロッド195の
先端にはエンドプレート197が係止されていて、この
エンドプレート197の外周が前記一時保持部183の
穴199の内径に上下摺動自在に装着されている。
【0051】また、前記上部シリンダ185は、内蔵さ
れたピストンロッド201の先端にエンドプレート20
3が一体的に設けられている。なお、エンドプレート2
03の外径はダイDの外径より若干小さく形成されてい
る。なお、符号205はダイホルダである。
【0052】上記構成により、タレットパンチプレス1
の下部タレット7よりダイDを取り出すには、交換すべ
きダイDを備えたダイホルダ205を、出入装置177
のシリンダ179を作動せしめて、出入軸181により
引出す。そして、ダイ着脱装置189である上部シリン
ダ185を作動させ、エンドプレート203にてダイD
を押圧して下部シリンダ187に設けた一時保持部18
3内へダイDを装着し、上部シリンダ185のピストン
ロッド201を引込める。この状態で、ダイ交換ハンド
43が装着されたブロック69に設けた昇降用電動機8
1あるいは旋回用電動機91を適宜に駆動せしめると共
に、移動装置35を駆動してダイ交換ハンド43をスト
ッカ25側へ移動位置決めして所望の金型ホルダ23へ
ダイDを収納する。
【0053】なお、ストッカ25の金型ホルダ23へダ
イDを装着するには、下部シリンダ187を作動しエン
ドプレート197にて一時保持部183に収納されてい
るダイDを押上げ、金型ホルダ23のダイ装着部へ収納
する。
【0054】また、下部タレット7のダイホルダ205
へダイDを装着する場合、あるいは、ストッカ25の金
型ホルダ23に収納されているダイDを取出す場合は、
前述した動作を逆に行なうことによりダイDの交換が可
能となる。
【0055】上述したごとき構成により、上,下部タレ
ット5,7に装着されているパンチP,ダイDと、スト
ッカ25のストッカベース31に収納されている金型ホ
ルダ23に装着されたパンチP,ダイDとの交換が金型
自動交換装置33により短時間で交換を行なうことがで
きる。しかも、本実施例の金型自動交換装置33を用い
ることにより、パンチP,ダイDのみを取出して交換す
るので、従来のごとき重量物の持ち運びがなくなる。更
に、パンチ交換ハンド41とダイ交換ハンド43をブロ
ック69に一体的に設けたことにより、従来のごとき別
体物と異なり互いに干渉することなく、構造も簡単化し
たことによりコストの低減を図ることができる。
【0056】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0057】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、従来のごとくパンチ,ダ
イを備えたダイホルダを取出し交換するのでなく、パン
チ,ダイそのものを取出し交換するので、金型交換時間
の短縮化を図ることができる。また、パンチ,ダイ交換
ハンドを一体化したことにより、従来の別体構造のもの
に比べ、干渉をなくすと共に軽量化によるコストの低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タレットパンチプレスとストッカとの間に金型
自動交換装置を往復動自在に設けた斜視図である。
【図2】この発明の主要部を示し、本実施例における一
例の金型自動交換装置を表した側断面図である。
【図3】図2における III矢視部の拡大図である。
【図4】図3におけるIV矢視部の拡大断面図である。
【図5】図3における V矢視部の拡大断面図である。
【図6】本実施例における一例のストッカを表した側面
図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 5 上部タレット 7 下部タレット 11 金型交換位置 23 金型ホルダ 25 ストッカ 33 金型自動交換装置 35 移動装置 39 支柱 41 パンチ交換ハンド 43 ダイ交換ハンド 107 駆動部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タレットパンチプレスにおける上,下部
    タレットに着脱自在に装着されたパンチ,ダイを交換す
    る金型自動交換装置にして、上記タレットパンチプレス
    の金型交換位置と複数のパンチ,ダイを収納したストッ
    カとの間を往復動自在の支柱を備えた移動装置を設け、
    前記上部タレットに対するパンチの着脱及び前記ストッ
    カに収納された金型ホルダに対するパンチの着脱を上下
    方向に行なうパンチ交換ハンドと、前記下部タレットに
    対するダイの交換及び前記ストッカに収納された金型ホ
    ルダに対するダイの交換を上下方向に行なうダイ交換ハ
    ンドとを一体的に設けて前記移動装置の支柱に装着し、
    一体化したパンチ交換ハンドとダイ交換ハンドとを上下
    動且つ旋回自在に設けてなると共に、前記ダイ交換ハン
    ドに対してパンチ交換ハンドを上下移動自在に設けてな
    ることを特徴とする金型自動交換装置。
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